JPH02163543A - 伝動用無端ベルト - Google Patents

伝動用無端ベルト

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JPH02163543A
JPH02163543A JP31813788A JP31813788A JPH02163543A JP H02163543 A JPH02163543 A JP H02163543A JP 31813788 A JP31813788 A JP 31813788A JP 31813788 A JP31813788 A JP 31813788A JP H02163543 A JPH02163543 A JP H02163543A
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Shiro Sakakibara
史郎 榊原
Yoshinori Miyaishi
善則 宮石
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野] 本発明は自動車等の車両に使用さ札 入力プーリと出力
プーリとの間に無端ベルトを張架せしめ、この無端ベル
トと人、出力プーリとの摩擦係合位置の半径を変化させ
ることにより無段変速を行うようになっている無段変速
機の伝動用無端ベルトに関するものである。
[従来の技術] 自動車においては、運転を容易にするとともに快適なド
ライブフィーリングを得るために無段変速機が開発され
ている。
このような無段変速機の一つとして無端ベルトによるベ
ルト式無段変速機が考えられている。このベルト式無段
変速機は発進装置の出力軸側に配設された入力プーリと
変速機の出力軸側に配設された出力プーリとを無端ベル
トによって連結することにより構成されている。そして
、各プーリと無端ベルトとの摩擦係合位置を適宜制御し
て連続的に変速比を変えることにより無段変速を行うよ
うにしている。
このようなベルト式無段変速機に用いられる無端ベルト
の一つとして、例えば特開昭63−115939号公報
に示されているように、人、出力プーリと摩擦係合する
多数枚の平板状ブロックと、このブロックの孔を貫通す
るとともにピンによって無端状に連結される多数のリン
ク片と、これらリンク片からピンが抜は出るのを阻止す
る抜は止め部材とから構成されているものがある。
このような多数のブロックからなる無端ベルトは、動力
伝達時に入力プーリと摩擦係合するブロック片に入力プ
ーリから動力が伝達され、ブロック片に伝達された動力
はピン、 リンク片、および出力プーリと摩擦係合する
ブロックとを介して出力プーリに伝達されるようになっ
ている。その場合、入力プーリとブロックとの保合位置
の回転半径及び出力プーリとブロックとの保合位置の回
転半径とを連続的に変化するように適宜制御することに
より、無段変速が行われるようになっている。
ところで、前述の公報に示されている無端ベルトにおい
ては、正面形状がほぼ同形状に形成さ江かつ側面形状が
若干具なる第1ブロックと第2ブロックとが交互に規則
的に配列される構造となっている。このため、各プーリ
と摩擦係合する周期がほぼ一定となっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このようにブロックとプーリとの摩擦係
合が一定の周期で行われると、ある一定周波数において
ピークとなる騒音が発生するようになる。このようなピ
ークのある一定周波数の騒音は大変耳障りであり、乗員
にとっては不快なものとなっている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって
、その目的は、ピークのある一定周波数の騒音が発生す
ることを確実に防止することのできる伝動用無端ベルト
を提供することである。
5課題を解決するための手段] この課題を解決するために、請求項1の発明は、例えば
第1図を参照して示すと、無端ベル1−(1)は、人、
出力プーリと摩擦係合する多数のブロック(2,3)を
備えているとともに、これらのブロック(2,3)は、
同一速度レンジで前記入、出力プーリとの保合時期が不
規則にまたは所定のパターンにしたがって変化するよう
に配列されていることを特徴としている。
また請求項2の発明は、例えば第3図を参照して示すと
、前記多数のブロック(2,3)を所定正面形状に形成
された第1ブロック(2)とこの第1ブロック(2)の
正面形状とほぼ同形でかつ第1ブロック(2)とは左右
寸法が異なる正面形状に形成された第2ブロック(3)
とにより構成し、これら第1及び第2ブロック(2,3
)を不規則に配列していることを特徴としている。
更に、請求項3の発明は、同様に第3図を参照して示す
と、前記多数のブロック(2,3)を所定正面形状に形
成された第1ブロック(2)とこの第1ブロック(2)
の正面形状とほぼ同形でかつ第1ブロック(2)とは左
右寸法が異なる正面形状に形成された第2ブロック(3
)とによって構成し、これら第1及び第2ブロック(2
,3)を所定のパターンにしたがって配列していること
を特徴としている。
更に、請求項4の発明は、例えば第8図を参照して示す
と、前記多数のブロック(2,3)を正面形状が同一に
形成するとともに、これらのブロック(2,3)に無端
ベルト(1)の多数のリンク片(4)を連結するピン(
5)が嵌合する嵌合溝(2a、3a)を形成し、更にこ
れらのブロック(2,3)を前記嵌合溝(2a、3a)
の位置が異なるように形成された第1ブロック(2)と
第2ブロック(3)とによって構成し、これら第1及び
第2ブロック(2,3)を不規則に配列していることを
特徴としている。
更に、請求項5の発明は、同様に第8図を参照して示す
と、前記多数のブロック(2,3)ヲ正面形状が同一に
形成するとともに、これらのブロック(2,3)に無端
ベルト(1)の多数のリンク片(4)を連結するピン(
5)が嵌合する嵌合溝(2a、、3a)を形成し、更に
これらのブロック(2,3)を前記嵌合溝(2a、3a
)の位置が異なるように形成された第1ブロック(2)
と第2ブロック(3)とによって構成し、これら第1及
び第2ブロック(2,3)を所定のパターンにしたがっ
て配列していることを特徴としている。
[作用および発明の効果] このような構成をした請求項1の発明の無端ベルト(1
)によれば、同一速度レンジにおいて、多数のブロック
(2,3)と人、出力プーリと不規則にまたは所定のパ
ターンにしたがって摩擦係合時期が各ブロック(2,3
)毎に異なる。したがって、保合周期が変化する。この
ため、ブロック(2、3)と人、出力プーリとの保合に
よって発生する騒音は、同一の変速レンジにおいてもそ
の周波数が変化するようになるので、複数のピークを持
つようになる。しかも、音圧レベルも低減するようにな
る。これにより、一定周波数の騒音が消滅し、快適なド
ライブフィーリングが得られるようになる。
請求項2及び3の発明では、正面形状が相似形の2種類
のブロック(2,3)を不規則に配列するようにしてい
るので、ブロック(2,3)によってプーリとの係合す
る時期が異なる。したがって、発生する騒音の周波数は
それぞれ不規則にまたは所定のパターンにしたがって変
化するようになる。
また請求項4及び5の発明では、ピン(5)の嵌合溝(
2a、3a)の位置が異なる2種類のブロック(2,3
)を用いているので、ブロック(2,3)のピン(5)
に対する位置が異なる。したがって、ブロック(2,3
)とプーリとの保合時期も異なり、発生する騒音の周波
数も、それぞれ不規則にまたは所定のパターンにしたが
って変化するようになる。
なお、カッコ内の符号は図面と対照するものであり、何
等構成を限定するものではない。
[実施例] 以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明による伝動用無端ベルトの一実施例を部
分的に示す部分図、第2図は第1図のA部拡大図、第3
図及び第4図はそれぞれ第1図における■−■線及びI
V−IV線に沿う断面図である。
第1図に示すように、無端ベルト1は、 2枚の平板状
の第1、第2ブロック2,3を一組にした第1及び第2
ブロック組(イ)、(ロ)を備えており、 これら第1
、第2ブロック組(イ)、(ロ)は第1ブロック2と第
2ブロック3とが互いに逆に組み合わされた関係となっ
ている。
第1図に示されているように、第1ブロック2は一側面
のほぼ中央に嵌合溝2aが形成されていると共に、他側
面の中央に突出部2bが形成されている。第2図から明
らかなように、突出部2bの端縁2cはわずかに折れ曲
がった折曲面とされている。その場合、折曲面2Cは滑
らかに連続した形状となるようにされている。第3図(
A)から明らかなように、この第1ブロック2の正面形
状は無端ベルト1の幅方向に延びる外側部2dと内側部
2eとこれらを連結する一対の連結部2f。
2fとから構成されている。内、外側部2e、2dの第
3図(A)において左右端縁2el、2e2;2d、、
2d2はそれぞれ一直線となるように設定されている。
しかも、これら左右端縁は7字を描くように、すなわち
内側[第3図(A)において下側]に向かって幅が狭ま
くなるように形成されている。
一方、第3図(B)から明らかなように、第2ブロック
3の正面形状は第1ブロック2のそれとほぼ同形に形成
されている。すなわち、嵌合溝3a、外側部3d、内側
部3e、一対の連結部3f。
3f及び内、外側部3e、3dの左右端縁3e、。
3e2;3d、、3d2が第1ブロック2のそれらと同
様に形成されている。しかし、第3図(A)。
(B)から明らかなように、第2ブロック3の左右の寸
法が第1ブロック2のそれよりも小さくされている。す
なわち、第2ブロック3の一ト下方向中心位置での左右
方向の長さbは、第1ブロック2の長さaとは異なって
いる。また、第1及び第2図から明らかなように、第2
ブロック3の側面形状は、第1ブロック2の突出部2b
の端縁2Cが折曲面となっているのに対して第2ブロッ
ク3の突出部3bの端縁3Cが単なる平面とされている
形状とされている。
そして第1、第2ブロック2,3はそれぞれの突出部2
b、3bが互いに当接するようにして絹み合わさ江 前
述のように第1及び第2ブロック組(イ)、(ロ)が形
成されている。その場合、第1ブロック2と第2ブロッ
ク3とは第1ブロック2の折曲面2cによって互いに相
対回動することができるようになっている。
第4図に示すように、第1ブロック2のそれぞれの内、
外側部2e、2dおよび連結部2f、2fによって形成
される空間内には多数のリンク片4.4.・・・が無端
ベルト1の長さ方向に沿って配設されている。その場合
、 リンク片4aの前端部とその隣のリンク片4bの後
端部とが交互に重なるようにして配列されている。この
リンク片4は第5図に示すようにほぼ長円形のリング状
平板に形成されている。そして最外端にあるリンク片4
a、、4a、は他のリンク片4a、4bよりも厚さが薄
くなっている。すなわち、リンク片4b側のリンク片の
枚数がリンク片4a側のリンク片の枚数よりも一枚少な
くなっているが、 リンク片4b側のトータルの強度を
リンク片に加えられる力に対抗することができる大きさ
となるように、各リンク片4a、4bの寸法を設定して
いるので、 リンク片4a側の強度がリンク片の一枚多
い分だけ大きくなる。そのため、 リンク片4a側のト
ータルの強度がリンク片4b側のトータルの強度とほぼ
同じ大きさになるようにするため、2枚のリンク片4a
、、4a、の厚さをこのように薄くするようにしている
。この薄いリンク片4a1.4a+は必ずしも直外端に
配設する必要はなく、内側のどの位置に設けてもよい。
また薄いリンク片は2枚に限定されるのではなく、 1
枚あるいは複数枚使用してもよい。第2ブロック3に対
しても、同様にリンク片4が配設されている。
第1図から明らかなように、リンク片4aの組の前端部
とリンク片4bの組の後端部との重合部には孔が形成さ
れるようになるが、この孔を貫通するようにして一対の
ピン5,5が設けられている。これら一対のピン5,5
の両端部は第1および第2ブロック2,3の嵌合溝2a
、3aによって形成される空間内を貫通している。また
ピン5は一側面側が平面とさね 他側面側が円柱面とさ
ね この二つの面を別の複数の円柱面に滑らかに連結さ
れており、これらピン5,5の円柱面側が互いに当接す
るようにして設けられている。一方、ピン5の平面側が
ブロック2,3の嵌合溝2a。
3aの底面に当接されている。したがって、第1及び第
2ブロック2.3はピッ50円柱面に沿って互いに所定
範囲内で相対回動することができるようになっている。
第1及び4図から明らかなように、第1及び第2ブロッ
ク2.3には第1リテーナ6が設けられている。第6図
(A)に示すように、この第1リテーナ6は−に部6a
と左右の両側部6b、6cとからなる正面からみてほぼ
逆U字形に形成されており、同図(C)から明らかなよ
うに上部6aは上方にほぼ平行に突出する一対の第1−
L部部分6a1と第2上部部分6a2とに」;って構成
されている。これら第1及び第2−に1部部分6a、、
6a、、は、同図(B)から明らかなように、一方向(
図で上方)に若干湾曲するように形成されている。この
ような第1ブロック6は合成樹脂の射出成形によって形
成されている。また樹脂の代わりに弾性がありしかも振
動を吸収し易い他の部材から形成してもよい。
そして、第1リテーナ6は、第1及び第2上部部分6a
l、6a2の間に第1ブロック2の外側部2dが位置す
るようにして第1ブロック2に圧入される。その場合、
第6図(B)に示すように、第1、第2上部部分6al
、6a2は湾曲しているので少なくとも3点で第1ブロ
ック2の外側部2dに確実に当接してこの外側部2dを
弾性的に挟持するようになる。したがって、第1ブロッ
ク2の寸法精度をそれほど高くする必要はない。
また、第4図に示すように、第1リテーナ6の左右の側
部6b、6cは一対のピン5,5の左右側端を覆うよう
に配設されている。したがって、これら左右の側部6b
、6cはピン5が各ブロック及びリンク片から抜は出る
のを阻止し得るようになっている。すなわち、左右側部
6b、6cはピン5の抜は止め部となっている。
更に第1図から明らかなように、第1及び第2ブロック
2,3には第2リテーナ7が配設されている。第7図(
A)及び(C)に示すように、この第2リテーナ7は上
部7aと左右の側部7b。
7Cからなり正面からみてほぼ逆U字形にまた側面から
みて逆り字に形成されている。同図(B)から明らかな
ように、」二部7aには左右に凹嵌部7d、7dが形成
されているとともに、側部71〕。
7cが凹嵌部7d、7dの方(図で下方)に若干湾曲し
ている。この第2リテーナ7も第1リテーナと同様の材
料から同様の製造方法で形成されている。
同図(B)に示すように左右の凹嵌部7d、7dに第2
ブロック3が嵌合するようにして、第2リテーナ7が第
2ブロック3に圧入される。そして側部7b、7cと上
部7aの左右突出部7 e。
7fとはそれぞれ第2ブロック3を弾性的に挟持するよ
うになる。その場合、側部7b、7cが凹嵌部7dの方
へ若干湾曲しているので、側部7b。
7cと突出部7e、 7fとは確実に第2ブロック3に
当接するようになる。したがって、第2ブロック2の寸
法精度もそれほど高くする必要はない。
リンク片4b、4b、  ・・・の前端部には次のリン
ク片4a、4a、  ・・・の後端部が交互に重合して
配列さね これら重合部に形成される孔にも前述と同様
に一対のピン5,5が貫通している。そしてこのピン5
.5も次の第1、第2ブロック2,3の嵌合溝2a、3
aによって形成される空間内を貫通している。このよう
に二組のリンク片4 a。
4 a、  −;  4 b、  4 b、−−が一対
のピン5,5によって交互に連結されかつピン5,5は
第1及び第2ブロック2,3によって支持されることに
より、これら第1及び第2ブロック2,3、 リンク片
4a、4b、ピン5,5、第1及び第2リテーナ6.7
が組み付けられてベルト状に形成される。
その場合、第1図に示すように、第1、第2ブロック組
(イ)、(ロ)は不規則に配列されて設けられている。
この第1、第2ブロック組の配列は所定のパターンにし
たがって配列するようにしてもよい。要は、第1、第2
ブロック2.3が規則正しく配列されていさえしなけれ
ばよい。
そして第1図に示すように、ベルト状となった組み立て
体の両端にあるピン5. 5;5. 5にリンク片4c
、4c、  ・・・を取り付けるとともに、これらのピ
ンの左右の両端にピンリテーナ8.8(反対側に位置す
るビンリテーナは図示されていない)が当てがわれると
ともに、コ字形のクリップ9によって左右のビンリテー
ナ8,8を挟持することにより、無端ベルト1が形成さ
れる。
このように形成された無端ベルト1においては、第1ブ
ロック2と第2ブロック3との間の中央部分から外側部
分にかけて、第1リテーナ6の第1及び第2上部部分6
at、6a2のいずれかが必ず介在するようになる。ま
た第1図に示すように最後に無端状に形成する部分に位
置する第2ブロック2には、第3リテーナ6′が取り付
けられている。第3リテーナ6′にも第1上部部分6=
  ai及び第2上部部分6′a2が形成されていて、
これらの第1及び第2上部部分6′a3.6′a2は第
1及び第2ブロック2.3の間に介在している。
この第3リテーナ6′には第1リテーナ6のようなピン
5の抜は止めは形成されていない。
また、無端ベルト1の内側の各ブロック2,3の間には
、無端ベルト1が所定の半径で屈曲することができるよ
うにするため、 リテーナは介設されていない。しかし
ながら、無端ベルト1の最小回転半径のどき、隣合うブ
ロック2,3どうしが接触しないように若干の隙間が確
保されるように設定されている。
無端ベルト1は、ベルト式無段変速機における入力プー
リと出力プーリとの間に掛けわたされる。
そして入力プーリが回転することにより、無端ベルト1
が回転し、その回転が出力プーリに伝えらね 出力プー
リが回転する。そのとき、第1及び第2ブロック組(イ
)、(ロ)が不規則にあるいは所定のパターンにしたが
って配列されているので、同一変速レンジでも第1及び
第2ブロック2゜3が各プーリに摩擦係合する時期は異
なる。すなわち、ブロックとプーリとの係合周期が異な
るようになる。このため、ブロック2、3がプーリに係
合することにより発生する騒音の周波数も一定ではなく
変化するようになる。したがって、騒音のピーク音も複
数となり、またその音圧レベルも小さくなる。これによ
り、 ドライブフィーリングが快適なものとなる。
また、無端ベルト1が各プーリに摩擦係合するときある
いは各プーリから係合解除するときには、第1または第
2ブロック23は隣のブロック3゜2と接触しようとす
るが、 これらのブロック2゜3の間には、第1及び第
3リテーナ6.6′の第1上部部材6a1.  6−a
lまたは第2上部部材2O− 6a、、、6−a2が介 在しているので第1ブロック
2と第2ブロック3とは直接接触することはない。した
がって、ブロック2,3どうしがぶつかり合って振動が
発生したり騒音が発生したりするようなこともほとんど
なくなる。しかもこれら第1及び第2上部部材6al、
6a2.  が湾曲しているので、ブロック2,3によ
って押圧されたとき第1及び第2上部部月6al、6a
2は弾性変形するようになり、その衝撃が吸収緩和され
る。
また第1リテーナ6は第1ブロック2に当接し、第2リ
テーナ7は第2ブロック3に当接しているので、これら
リテーナ6.7によってブロック23自体に生じる振動
を効果的に吸収することができるようになる。
第8図(A)、  (B)は、本発明の他の実施例に用
いられるブロックを示す図である。なお、前述の実施例
と対応する構成要素には同じ符号を付してその詳細な説
明は省略する。
これらの図から明らかなように、第1ブロック2及び第
2ブロック2,3は、それぞれその正面形状がほぼ同じ
ように形成されているが、両者2゜3はピン5が嵌合す
る嵌合溝2a、3aを設けた位置が互いに異なっている
。したがって、このようなブロック2,3を組み立てて
無端ベルト1にしたときには、ピン5に対して第1ブロ
ック2と第2ブロック3の無端ベルト1内外方向の位置
がそれぞれ異なる。
この場合には、ブロック2,3とプーリとの係合位置が
第1ブロック2と第2ブロック3とで異なるようになる
ので、その係合周期も異なる。これにより、騒音の周波
数も一定ではなくなる。
なお、本発明は前述の実施例に限定されるものではなく
種々の設計変更が可能である。
例えば、前述の実施例においては、第1及び第2ブロッ
ク2,3を組み合わせることにより第1及び第2ブロッ
ク組(イ)、(ロ)を形成し、これらを不規則にまたは
所定のパターンに配列するようにしているが、一対の第
1ブロック2,2及び一対の第2ブロック3,3を組み
合わせてブロック組を形成し、これらを不規則に配列す
るようにしでもよい。またこのようなブロック絹と前述
の第1、第2ブロック組(イ)、(ロ)とを適宜組み合
わせて配列するようにすることもできる。
以上の説明から明らかなように、本発明の無端ベルトに
よれば、各ブロックを、同一速度レンジで人、出力プー
リとの係合時期が不規則にまたは所定のパターンにした
がって変化するような形状としたので、ブロックがプー
リに係合する周期が不規則なものまたは所定のパターン
にしたがったものとなる。したがって、ブロックがプー
リに係合する際に発生する騒音の周波数が一定にならな
くなるので、騒音は不快なものではなくなる。これによ
り、快適にドライブすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による伝動用無端ベルトを部分的に示す
部分図、第2図は第1図におけるA部拡大図、第3図は
本発明の第1実施例に用いられるブロックを示し、 (
A)は第1ブロックの正面図、(B)は第2ブロックの
正面図、第4図はTV−TV線に沿う断面図、第5図は
リンク片の正面図、第6図は第1リテーナを示し、 (
A)はその正面図、(B)は平面図、 (C)は側面図
、第7図は第2リテーナを示し、 (A)はその正面図
、 (B)は平面図、 (C)は同図(A)における■
C−■C線に沿う断面図、第8図はブロックの他の実施
例を示し、 (A)は第1ブロックの正面図、 (B)
は第2ブロックの正面図である。 1・・・伝動用無端ベルト、2・・・第1ブロツ久 2
a・・嵌合源 3・・第2ブロツ久 3a・・・嵌合源
4・・・リンク片、 5・・・ピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発進装置の出力軸側に配設された入力プーリと無
    段変速機の出力軸側に配設された出力プーリとの間にト
    ルクを伝達するための伝動用無端ベルトにおいて、 前記無端ベルトは、単数あるいは複数のリンク列に連綴
    せしめられ前記入、出力プーリと摩擦係合する多数のブ
    ロックを備えているとともに、これらのブロックは、同
    一速度レンジで前記入、出力プーリとの係合時期が不規
    則にまたは所定のパターンにしたがって変化するように
    配列されていることを特徴とする伝動用無端ベルト。
  2. (2)前記多数のブロックは、所定正面形状に形成され
    た第1ブロックとこの第1ブロックの正面形状とほぼ同
    形でかつ第1ブロックとは左右寸法が異なる正面形状に
    形成された第2ブロックとからなり、これら第1及び第
    2ブロックが不規則に配列されていることを特徴とする
    請求項1記載の伝動用無端ベルト。
  3. (3)前記多数のブロックは、所定正面形状に形成され
    た第1ブロックとこの第1ブロックの正面形状とほぼ同
    形でかつ第1ブロックとは左右寸法が異なる正面形状に
    形成された第2ブロックとからなり、これら第1及び第
    2ブロックが所定のパターンにしたがって配列されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の伝動用無端ベルト。
  4. (4)前記多数のブロックは正面形状が同一に形成され
    ているとともに、前記無端ベルトの多数のリンク片を連
    結するピンが嵌合する嵌合溝が形成されており、更にこ
    れらのブロックは前記嵌合溝の位置が異なるように形成
    された第1ブロックと第2ブロックとからなり、これら
    第1及び第2ブロックは不規則に配列されていることを
    特徴とする請求項1記載の伝動用無端ベルト。
  5. (5)前記多数のブロックは正面形状が同一に形成され
    ているとともに、前記無端ベルトの多数のリンク片を連
    結するピンが嵌合する嵌合溝が形成されており、更にこ
    れらのブロックは前記嵌合溝の位置が異なるように形成
    された第1ブロックと第2ブロックとからなり、これら
    第1及び第2ブロックは所定のパターンにしたがって配
    列されていることを特徴とする請求項1記載の伝動用無
    端ベルト。
JP63318137A 1988-12-16 1988-12-16 伝動用無端ベルト Expired - Fee Related JP2644563B2 (ja)

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