JPS61290258A - 伝動用無端ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用公費 本発明は、伝動用無端ベルト、特に一対のシーブからな
るプライマリ及びセカンダリプーリに巻掛けて用いる無
段変速機用ベルトに係り、詳しくは多数のリンクを無端
状に連結してなるチェーン式のベルトに関する。

（ロ）従来の技術 従来、この種チェーン式ベルトは、多数のリンク、ピン
及びＶブロックよりなり、リンクの両端部分に穿設した
ビン孔にピンを嵌合して無端状に連結し、更に該リンク
のビン部分に、両側面が一対のシーブと接触するように
Ｖ字状に形成されたＶブロックが結合されている。第４
（ａ）図〜第４　（ｃ）図はその代表的な一例を示して
おり、■ブロック１はその正面形状がプーリの円錐面を
なす接触面Ａに当接し接触するよう台形となっており、
かつその中央には多数のリンク２，２を受は入れる矩形
の孔５が設けられている。また、これらリンク２，２は
長円形状をしており、その両端に穿設されたビン孔３に
ピン７が嵌挿することにより互い違いに前後方向に連結
されてリンク列８を構成している。更に、■ブロック１
にはピン７を受序入れる孔６が穿たれており、矩形の孔
５にリンク列を収納した後、ピン７がリンク２の孔３及
びブロック１の孔６に貫通され、かつその両端がかしめ
られて、各ピン部即ちリンク列の屈曲部にてＶブロック
１が装着されている。

第５（ａ）図〜第５　（Ｃ）図は他の代表的な−例を示
しており、第５　（ａ）図に分解して示すように、■ブ
ロック１１はその正面形状がブーりの円錐面に接触する
よう台形となっており、その中央には多数のリンク１５
及びビン１４を受は入れろ孔１２が設けられている。該
孔１ｚは略矩形をしており、かつ左右に膨出した溝１３
が設けられていて、この溝１３にビン１４が嵌合する。

また、リンク１５．１５は長円形状をしており、その両
端に穿設された孔１７にビン１４が嵌挿することにより
、互い違いに前後方向に連結されて無端状のリンク列１
６を構成している。また、■ブロック１１はその厚みが
ビン１４の直径と略等しくなっていると共に該リンク列
１６のビン部分に装着されており、更に、これらＶブロ
ック１１間には補助ブロック１８が配設される。この補
助ブロック１Ｂは矩形をしており、その中央にリンク列
１６を受は入れろ矩形の孔１９が設けられている。

第５　（ｂ）図はこれらのＶブロック１１、リンク列１
６及び補助ブロック１８が組み立てられ無端ベルトとな
った状態の側断面図を示している。また、第５（Ｃ）図
は第５（ｂ）図のＡ−Ａ断面図を示している。

し→　発明が解決しようとする問題点 ところで、上述の従来例の無端ベルトにおいては、■ブ
ロックがプーリのシーブと接触する時に発生する音が、
比較的規則正しい周波数で発生するので、ある周波数に
おいてピークとなる騒音となり、これが問題となってい
る。

更に詳しく述べると、第３図に示すように、矢印方向に
回転するプーリのシーブＳに無端ベルトが係合開始する
際、該ベルトの右端に示されるＶブロック１′は左方へ
移動し、シーブＳ上の半径凡の位置Ｘにおいて、その肩
部の両隅がシーブと衝接し、次で、次のＶブロックの肩
部が１ピッチ遅れ二シーブＳと間接する。そして、これ
が繰り返されるが、■ブロック間のピッチが等しく、シ
ーブの回転数が安定状態であれば、同じ周期で衝接が繰
り返されることになって、規則正しい周波数で音が発生
することとなる。そして、一般に、この様に単一周波数
でピークを持つ音は、人間にとって大変不快に聞え、騒
音の原因となっている。

なお、これは第５図に示した従来例においても全く同様
である。

そこで、本発明は、■ブロックのプーリシーブとの当接
面の形状を不規則に変化させるよう構成することにより
、規則正しい周波数の音が発生しないようにし、もって
上述の問題点を解消した伝動用無端ベルトを提供するこ
とを目的とするものである。

に）問題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、■ブ
ロックを、その肩部の形状が相違する複数の種類から構
成し、かつこれら複数の種類のＶブロックを不規則に配
列したことを特徴とするものである。

（ホ）　作用 上述構成に基づき、■ブロックがプーリのシーブに接触
を開始する位置が、■ブロックの８１Ｎによって異なり
、不規則の周波数からなる音を発生する。

（へ）実施例 す下、図面に沿って、本発明に係る伝動用無端ベルトを
実施例について説明する。

第１（ａ）図〜第１（ｉ）図に示した実施例は第４図に
示した第１の従来例のＶブロック１に対応した実施例で
ある。

第１（ａ）図に示したＶブロック１ａは第４図に示した
Ｖブロック１と略同形状をしている。しかしながら、破
線で示した従来例のものと比べ、■ブロックの両肩部の
丸み半径を大きくしている。

そして、該丸みを有するＶブロック１ａを従来のＶブロ
ック１と例えば不規則に混在するか、又は丸み半径を各
ブロックごとに異ならせろことにより、ブロックの肩部
がプーリのシーブと接触開始する位置が不規則に異なる
ことになる。

第１（ｂ）図に示しなＶブロック１ｂは、破線で示した
従来例のものと比べ、■ブロックの上部高さが低くなっ
ている。■ブロック１ｂの上部高さを低くすることによ
り、■ブロックのＲ部がプーリのシーブと接触開始する
位置が異なることになる。

第１　（ｃ）図に示したＶブロック１ｃは、破線で示し
た従来例のものと比べ、■ブロックの肩部の四隅に面と
りを設けている。こうすることにより、■ブロックの肩
部がプーリのシーブと接触開始する位置が異なることに
なる。

第１　（ｄ）図に示したＶブロック１ｄは、破線で示し
た従来例のものと比べ、上部に長手方向に面とりを設け
ている。こうすることにより、■ブロックの肩部がプー
リのシーブと接触開始する位置が異なることになる。

第１（ｅ）図に示した■ブロック１ｅは、破線で示した
従来例のものと比べ、上部肩部に膨出部を設けている。

こうすることにより、■ブロックの肩部がプーリのシー
ブと接触開始する位置が異なることになる。

第１（ｆ）図に示したＶブロック１ｆは、破線で示した
従来例のものと比べ、全体の形状はそのままで厚みのみ
を薄くしである。こうすることにより、■ブロックの肩
部がプーリのシーブと接触開始する位置が異なることに
なる。

第１（ｇ）図に示したＶブロック１は゛、破線で示した
従来例のものと比べ、上部の一方に膨出部を設けると共
に他方に凹部を設けている。こうすることにより、■ブ
ロックの肩部がプーリのシーブと接触開始する位置が異
なることになる。

第１（ｈ）図に示したＶブロック１ｈは、破線で示した
従来例のものと比べ、肩部四隅に縦方向の面とりを設け
ている。こうすることにより、■ブロックの肩部がプー
リのシーブと接触開始する位置が異なることになる。

第１（１）図に示したＶブロック１は、破線で示した従
来例のものと比べ、ピンを受は入れろ穴６の位置が対称
位置からずらして穿たれている。

こうτることにより、■ブロックの肩部がプーリのシー
ブと接触開始する位置が異なることになる。

また、第２　（ａ）図〜第２（ｈ）図に示した実＃１例
は、第５図に示した第２の従来例のＶブロック１１に対
応した実施例である。

第２（ａ）図に示した■ブロック１１は第５図に示した
Ｖブロック１１と略同形状をしている。

しかしながら破線で示した従来例のものと比べ、■ブロ
ックｌ１ｍの両肩部に実線で示すような面とりを設けて
いる。そして、該Ｖブロックｌ１ｍを従来のブロック１
１と混在するか、又は１点鎖線で示すように面とりの大
きさを異ならせることにより、■ブロックの肩部がプー
リのシーブと接触開始する位置が異なることになる。

第２（ｂ）図に示したＶブロックｌｌｂは、破線で示し
た従来のものに比べ、実線で示すように上部の高ざが低
くなっている。そして、該Ｖブロックｌｌｂを従来のブ
ロック１１と混在するか、又は１点鎖線で示すように高
さを異ならせることにより、■ブロックの肩部がプーリ
のシーブと接触開始する位置が異なる乙とになる。

第２（Ｃ）図に示したＶブロックｌｌｃは、破線で示し
た従来例のものに比べ、実線又は１点鎖線で示すように
肩部の四隅に面とりを設けている。

こうすることにより、■ブロックの肩部がプーリのシー
ブと接触開始する位置が異なることになる。

第２（ｄ）図に示したＶブロックｌｉｄば、破線で示し
た従来例のものに比べ、上部に長手方向の面とりを設け
ている。こうすることにより、■ブロックの肩部がプー
リのシーブと接触開始する位置が異なることになる。

第２（ｅ）図に示したＶブロックｌｉｅは、破線で示し
た従来例のものと比べ、上部両側に両肩に亘る膨出部を
設けている。こうすることにより、■ブロックの肩部が
ブーりのシーブと接触開始する位置が異なることになる
。

第２（ｆ）図に示したＶブロックｌｌｆは、破線で示し
た従来例のものに比べ、肩部の四隅に膨出部を設けてい
る。こうすることにより、■ブロックの肩部がブーりの
シーブと接触開始する位置が異なる乙とになる。

第２（ｇ）図に示したＶブロックｌ１ｇは、破線で示し
た従来例のものに比べ、上部の一方に膨出部を設けると
共に他方に凹部を設けている。こうすることにより、■
ブロックの胸部がプーリのシーブと接触開始する位置が
異なることになる。

第２（ｈ）図に示したＶブロックｌｌｂは、破線で示し
た従来例のものと比べ、肩部の一側隅部に膨出部を設け
ろと共に他方に凹部を設けている。

こうすることにより、■ブロックの肩部がプーリのシー
ブと接触する位置が異なることになる。

なお、上述実施例は、それぞれ同系統のＶブロック、例
えば第１（ａ）図のＶブロック１ａを従来の■ブロック
１と混在又はその丸みを異ならせたＶブロックを用いて
１本の無端ベルトを構成しているが、各実施例のＶブロ
ックを混在、例えば、第１　（ａ）〜第１（ｈ）図に示
した各Ｖブロック１ａ〜１ｈ１又は第２（ａ）図〜第２
（ｈ）図に示した各Ｖブロック２ａ〜２ｈを適宜混在し
て１本のベルトを構成してもよい。

（ト）発明の詳細 な説明したように、本発明によると、■ブロックは不規
則な周期にてプーリのシーブと接触を開始するので、そ
の発生音は不規則な混合された音となり、該音は人間に
とってそれほど不快な音ではないので、感覚上騒音を大
幅に減少するととができろ。

【図面の簡単な説明】

第１（ａ）図〜第１（ｉ）図は本発明のそれぞれ異なる
実施例にょるＶブロックを示す斜視図、第２（ａ）図〜
第２（ｈ）図は他のＭＭのＶブロックに適用したそれぞ
れ異なる実施例を示す斜視図である。第３図はＶブロッ
クがプーリと接触開始する状態を示す図である。そして
、第４（＆）図〜第４　（ｃ）図は本発明を適用し得る
無端ベルトを示す図で、第４　（ａ）図は横断面図、第
４（ｂ）図は縦断面図、第４　（ｃ）図はそのＶブロッ
クを示す斜視図である。また、第５（ａ）〜第５　（ｃ
）図は本発明を適用し得る他の無端ベルトを示す図で、
第５（ａ）図は分解斜視図、第５（ｂ）図は縦断面図、
第５（ｃ）図は平面断面図である。 １・・・Ｖブロック　、　　　ｌａ〜Ｉｔ・・・Ｖブロ
ック　、　　２・・・リンク　、　　７・・・ピン　、
　　８・°°リンク列　、　　１１＝−ｖブロック　、
　　１１ａ〜ｌｌｂ・・・Ｖブロック　、　　１４・・
・ピン、１５・・・リンク　、　　１６・・・リンク列
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）多数のリンクをピンにて連結した無端状のリンク
   列及び該リンク列のピン部分に装着したＶブロックを備
   えた伝動用無端ベルトにおいて、前記Ｖブロックが、そ
   の肩部の形状が相違する複数の種類からなり、かつこれ
   ら複数の種類のＶブロックを不規則に配列したことを特
   徴とする伝動用無端ベルト。