JPH02163440A - 車両の加速スリップ制御装置 - Google Patents

車両の加速スリップ制御装置

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JPH02163440A
JPH02163440A JP31736288A JP31736288A JPH02163440A JP H02163440 A JPH02163440 A JP H02163440A JP 31736288 A JP31736288 A JP 31736288A JP 31736288 A JP31736288 A JP 31736288A JP H02163440 A JPH02163440 A JP H02163440A
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acceleration slip
acceleration
internal combustion
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両加速時に駆動輪に発生する加速スリ・ン
プを抑制する車両の加速スリップ制御装置に関する。
[従来の技術] 従来より、車両の加速スリップ制御装置の一つとして、
駆動輪に加速スリップが発生した時、スロットルバルブ
を開閉して内燃機関の出力トルクを制御することにより
、加速スリップを抑制する装置が知られている。
またこうしたスロットルバルブの開閉制御では、スロッ
トルバルブを閉方向に駆動して目標開度に制御するまで
の駆動系の応答遅れや吸気量がスロ・ントル開度に応じ
た値となるまでの吸気系の応答遅れによって、制御開始
後内燃機関の出力トルクが抑制される迄に時間がかかり
、加速スリップ発生直後に駆動輪の回転を速やかに抑制
することができないといったことがあり、こうした遅れ
を解消するために、加速スリップ発生直後には燃料カッ
ト制御によって内燃機関の出力トルクを速やかに抑制す
ることも考えられている。
ところで上記のようにスロットルバルブの開閉制御によ
って加速スリップ制御を実行する場合、従来では例えは
特開昭62−237047号公報に記載の如く、制御開
始時のスロットル開度を内燃機関の回転速度に基づき設
定するようにしていた。従って加速スリップ発生直後に
は燃料カット制御によって内燃機関の出力トルクを速や
かに抑制し、その後スロットルバルブの開閉制御によっ
て加速スリップ制御を実行する場合には、燃料カット制
)Ln終了直後のスロットル開度初期値を内燃機関の回
転速度に応じて設定することとなる。
[発明が解決しようとする課題] ところがこのように制御開始時のスロットル開度を内燃
機関の回転速度のみによって設定していると、摩擦係数
の大きい路面(以下、高μ路という)で内燃機関の出力
トルクを抑制し過ぎ、車両の加速性が悪くなるとか、逆
に摩擦係数の小さい路面(以下、低μ路という)で内燃
機関の出力トルクを良好に抑制できず、加速スリップを
抑制するのに時間がかかるといった問題があった。
つまり高B路では、加速スリップ発生時に駆動輪が路面
から受ける抗力が大きいため、内燃機関の出力トルクを
少し抑制するだけで駆動輪の回転を抑制することができ
るのに対し、低μ路では、加速スリップ発生時に駆動輪
が路面から受ける抗力が小さいため、内燃機関の出力ト
ルクを充分抑制しなければ駆動輪の回転を抑制すること
ができないといったことがあり、上記のようにスロット
ルバルブの制御初期値を内燃機関の回転速度のみによっ
て設定していると、スロットル制御開始後の出力トルク
を路面の摩擦係数(以下、路面μという)に応じて制御
することができなくなってしまうのである。
そこで本発明は、上記のように加速スリップ発生直後に
燃料カット制)卸によって内燃機関の出力トルクを速や
かに抑制し、その後の加速スリップ制御をスロットル制
御によって行なう装置において、燃料カット制御終了後
のスロットルバルブの制御初期値を路面Hに応じて設定
して、加速スリップ制御を路面μに応じて最適に実行で
きるようにすることを目的としてなされた。
[課題を解決するための手段] 即ち上記目的を達するためになされた本発明は、第1図
に例示する如く、 駆動軸速度を検出する駆動輪速度検出手段M1と、 該駆動輪速度を一つのパラメータとして、車両加速時に
発生する駆動輪M2の加速スリップを検出する加速スリ
ップ検出手段M3と、 該加速スリップ検出手段M3で加速スリップが検出され
ると、その後駆動輪M2に加速スリップが発生しなくな
るまでの間、駆動輪M2を駆動する内燃機関M4の吸気
通路M5に設けられたスロットルバルブM6を開閉して
、内燃機関M4の出力トルクを抑制するスロットル開度
制御手段M7と、 該スロットル開度制御手段M7の動作開始後、所定期間
、内燃機関M4への燃料供給を停止して内燃機関M4の
出力トルクを抑制する燃料カット制御手段M8と、 を備えた車両の加速スリップ制御装置において、上記燃
料カット制御手段M8の作動時に駆動輪M2に生じたス
リップ量の平均値を算出するスリップ量平均値算出手段
M9と、 該スリップ量平均値算出手段M9の算出結果に基づき、
上記燃料カット制御手段M8の動作停止後の、上記スロ
ットル開度制御手段M7によるスロットル開度の制御初
期値を設定するスロットル開度初期値設定手段MIOと
、 を備えたことを特1敦とする車両の加速スリップ制御装
置を要旨としている。
[作用コ 以上のように構成された本発明の加速スリップ制御装置
においては、加速スリップ検出手段M3が駆動輪M2の
加速スリップを検出すると、スロットル開度制御手段M
7が作動して、内燃機関M4のスロットルバルブM6を
開閉し、内燃機関M4の出力トルクを抑制する。またこ
のスロットル開度制御手段M7の動作開始と共に、燃料
カット制御手段M8が作動し、その後所定期間の間、燃
料カット制御を実行して内燃機関M4の出力トルクを抑
制する。このため本発明では、駆動輪M2の加速スリッ
プ発生直後には、燃料カット制御によって内燃機関の出
力トルクが速やかに抑制され、その後スロットルバルブ
M6の開閉制御によって加速スリップ制御が実行される
こととなる。
また次に本発明では、スリップ量平均値算出手段M9が
、燃料カット制御手段M8作動時に駆動輪M2に生じた
スリップ量の平均値を算出し、スロ・ントル開度初朋値
設定手段MIOが、その算出されたスリップ量の平均値
に基づき燃料力・ント制御停止後のスロットル開度の制
御初期値を設定する。
つまりまず高μ路では、加速スリップが発生し難く、ま
た加速スリップが発生しても燃料カット制御によって駆
動輪速度を速やかに抑制できることから、高μ路におけ
る燃料力・シト制御時の平均スリ・ンプ量は小さくなる
。一方低μ路では加速スリップが発生し易く、燃料カッ
ト制御によっても駆動輪の回転速度を抑制するには時間
がかかることから、低ハ路に於ける燃料カット制御時の
平均スリップ量は大きくなる。そこで本発明では、こう
した燃料カット制御時の平均スリップ量に基づきスロッ
トル開度初期値を設定することで、スロットルバルブの
開閉制御を路面μに応じて実行できるようにしているの
である。
[実施例コ 以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
まず第2図は内燃機関2を動力源とするフロントエンジ
ン・リヤドライブ(FR)方式の車両に本発明を適用し
た実施例の加速スリップ制御装置全体の構成を表わす概
略構成図である。
図に示す如く内燃機関2の吸気通路4には、吸入空気の
脈動を抑えるサージタンク4aが形成され、その上流に
は、アクセルペダル6と連動して開閉される主スロツト
ルバルブ8と、駆動モータ10により開閉されるサブス
ロットルバルブ12とが並列に設けられている。主スロ
ツトルバルブ8及びサブスロットルバルブ12には、夫
々、その開度を検出する主スロツトル開度センサ14及
びサブスロットル開度センサ16が設けられており、こ
れら各センサからの検出信号は加速スリップ制御回路2
0に人力される。
加速スリップ制御回路20は、左右駆動輪(後輪)22
RL、22RRに発生した加速スリップを検出し、駆動
モータ10を介してサブスロットルバルブ12を開閉す
ることにより内燃機関2の出力トルクを抑制すると共に
、加速スリップ検出直後のサブスロットルバルブ12の
開司制御による出力トルクの制御遅れを補償するため、
加速スリップ検出直後に、内燃機関2の運転状態に応じ
て燃料噴射弁24からの燃料噴射量を制御する周知の内
燃機関制御回路26に対して一時的に燃料カット(以下
、F/Cとも記載する)指令信号を出力して、燃料噴射
弁24からの燃料噴射を停止させるF/C制御を実行す
る。尚内燃機関制御回路26は、加速スリップ制御回路
20からのF/C指令信号が人力されている間燃料噴剥
弁24からの燃料噴射を停止するようにされており、こ
のF/C制御によって内燃機関2の出力トルクが速やか
に低下する。
また加速スリップ制御回路20には、こうした加速スリ
ップ制御を行うために車両の走行状態を検出する各種セ
ンサからの検出信号が人力される。
即ち、当該加速スリップ制御装置には、車両の走行状態
を検出するセンサとして、内燃機関2のクランク軸2a
の回転速度を検出するための回転速度センサ30、左右
遊動輪(前輪)22FL、22FRの回転速度を検出す
るための左右の遊動輪速度センサ32F’L、  32
FR,及び、左右駆動輪22 RL。
22RRの平均回転速度(駆動輪速度)を検出するため
に、クランク軸2aの回転をプロペラシャフト34.デ
ィファレンシャルギヤ36を介して左右駆動輪228L
、22RRに伝達する変速機3日の出力軸に設けられた
駆動輪速度センサ40が備えられ、これら各センサから
の検出信号が加速スリップ制御回路20に人力される。
次に加速スリップ制御回路20は、第3図に示す如く、
CPU20a、ROM20b、RAM20c、バックア
ップRAM20d、人出力ボート20e、及びこれら各
部を結ぶコモンバス2Ofを中心に論理演算回路として
構成されており、上記各センサの内、主スロットル間度
センサ14及びザブスロ・ントル開度センサ16からの
検出信号は直接、また回転速度センサ30、左右従動輪
速度センサ32FL、32FR及び駆動輪速度センサ4
0からの検出信号は波形成形回路20gを介して間接的
に、人出カポ−)20eに人力される。また人出カポ−
)20eには、サブスロットルバルブ12の駆動モータ
10を駆動してサブスロットルバルブ12を目標開度θ
SOに制御するための駆動回路20h、及び内燃機関制
御回路26にF/C指令信号を出力してF/C制御を実
行させるためのF/C指令信号出力回路20iが接続さ
れており、これら各部を介してサブスロットルバルブ1
2の開閉制御及び内燃機関2のF/C制御を実行できる
ようにされている。
以下、上記のように構成された加速スリップ制御回路2
0で実行される加速スリップ制御について、第4図に示
すフローチャートに沿って詳しく説明する。
この処理は内燃機関2の始動後、所定時間(数m5ec
、) 毎に繰り返し実行されるもので、処理が開始され
るとまずステップ100を実行して、現在主スロットル
バルブ8が全閉状態でなく、加速スリップ制御の実行条
件が成立しているか否かを判断する。そして加速スリッ
プ制御の実行条件が成立していなければステップ110
に移行して、加速スリップ制御実行のためのカウンタC
ENDやフラグFS、FCUTをリセット状態にすると
共に、F/C制御実行時のスリップ量加算値ΣSLP及
び平均スリップ量SLPに1直0を、駆動回路2011
が駆動制御するサブスロットルバルブ12の目標開度(
以下、目標サブスロットル開度という)θSOとしてサ
ブスロットルバルブ12の最大開度θSmaxを、夫々
セットし、更にサブスロットルバルブ12の制御量を算
出するための比例定数β1及びβ2に高μ路用の設定値
をセットする、といった手順で初期イヒの処理を実行し
て処理を一旦終了する。
一方ステップ100で加速スリップ制御の実行条件が成
立していると判断されると、続くステップ120に移行
して、左右の従動輪速度センサ32FL及び32FRか
らの検出信号に基づき、左右従動輪22F1.22FR
の平均回転速度VFを車体速度として算出し、ステップ
130に移行する。ステップ130では、この算出した
車体速度VFに予め設定された目標スリップ率α(例え
ば1.2)を乗することで、駆動@22RL、  22
RRの目標回転速度(以下、目標駆動輪速度という)V
Sを算出する。そして続くステ・ンプ140では、駆動
輪速度センサ40からの検出信号に基づき得られる左右
駆動輪22RL、22RHの平均回転速度(以下、駆動
輪速度という)VRとステップ130で求めた目標駆動
輪速度VSとの偏差ΔV (=VR−VS)を駆動軸の
スリップ量として算出する。
次にステップ150では、後述の処理で加速スリップ制
御の実行開始時にセットされる制御実行フラグFSがセ
ット状態であるか否か、即ち現在加速スリップ制御を実
行中であるか否かを判断し、制御実行フラグFSがリセ
ット状態で加速スリップ制御が実行されていなければ、
ステップ160に移行する。ステップ160では、ステ
ップ140で求めたスリップ量△■が正の(直となって
いるか否かによって、駆動輪22RL、  22RRに
加速スリップが発生したか否かを判断する。そして△■
≦0であれば、駆動輪には加速スリップが発生していな
いと判断してステップ110に移行し、上述の初期化の
処理を実行した後、処理を一旦終了する。
一方Δv〉0であれば、駆動輪22RL、  22RR
に加速スリップが発生したと判断して、続くステップ1
70に移行し、制御実行フラグFSをセ・ントして、続
くステ・ンブ180に移行する。ステップ180では、
回転速度センサ30からの検出信号に基づき内燃機関2
の回転速度NEを求め、この回転速度NEに基づき予め
設定された高μ路用のマツプを用いて目標サブスロット
ル開度θSOを算出する。そして続くステップ190で
は、F/C指令信号出力回路20iに対してF/C指令
信号の出力指令を行ない、その旨を衷すF/C制御実行
フラグFCUTをセットして、−旦終了する。
次にステップ150で、制御実行フラグFSがセット状
態であり、現在加速スリ・ンプ制御を実行中であると判
断された場合には、ステ・ンブ200に移行して、F/
C制御実行フラグFCUTがリセット状態であるか否か
、即ち現在F/C指令信号出力回路20iからF/C指
令信号が出力されておらず、内燃機関2には通常の燃料
供給が行われているか否かを判断する。そしてステップ
200で、F/C実行フラグFCUTがセット状態であ
り、現在F/C制御が実行されていると判断されると、
ステップ210に移行して、回転速度センサ30からの
検出信号に基づき内燃機関2の回転速度NEを求め、こ
の値NEと前回当該処理を実行した際に求めた回転速度
NEn−4との偏差△NE (=NE−NEn−1 )
を内燃機関2の回転加速度として算出する。
次にステップ220では、上記算出された内燃機関2の
回転加速度へNEが所定値に1以下か否かを判断する。
そして△NE>Klであれば、ステップ230に移行し
て、ステップ140で求めた駆動輪のスリップ量へVを
ΣSLPに加算し、F/C制御実行時に駆動輪に発生し
たスリップ量の加算値ΣSLPを更新する。また続くス
テップ240では、カウンタCFCをインクリメントし
、ステップ250に移行する。
ステ・ンブ250は、ステップ200でF/C制御実行
フラグFCUTがリセ・ント状態であると判断されたと
きにも実行される処理で、ステップ140で求めたスリ
ップ量△Vとその微分値へVとをパラメータとする次式
(1) %式%(1) を用いてサブスロットルバルブ12の開閉制御量ΔθS
を算出する。そして続くステ・ンブ260では、前回当
該処理を実行した際に設定した目標サブスロットル開度
θSOからステップ250で求めた制御量△θSを減す
ることで、目標サブスロットルバルブθSOを更新し、
ステ・ンブ270に移tデする。
ステップ270では、この更新した目標サブスロットル
開度θSOが主スロットル開度θ門を越えたか否かを判
断する。そしてθSO〉θ門であれば、次ステ・ンプ2
80に移行し、θSO〉θ8の状態を計時するためのカ
ウンタCENDをインクリメントして、ステップ290
に移行し、逆にθSO≦θ門であれは、ステップ300
に移行してカウンタCENDをリセットした後、そのま
ま処理を一旦終了する。またステップ290でヱよ、上
記カウンタCENDの値が所定値に2を越えたか否か、
!I]ちθSO)θHの状態が所定時間以上経過したか
否かを判断し、CEND≦に2であればそのまま処理を
一旦終了し、そうでなければ、もはや駆動輪22R1,
22RRに加速スリップが発生することはないと判断し
て、ステ・ンプ110で初期化の処理を実行した後、処
理を一旦終了する。
次にステ・ンブ220で内燃機関2の回転加速度へNE
が所定値K 1以下となったと判断されると、ステップ
310に移行し、F/C指令信号出力回路20iからの
F/C指令信号の出力を停止してF/C制御実行フラグ
FCUTをリセ・ントし、ステップ320に移行する。
ステップ320では、F/C制御実行中にステ・ンブ2
30で求めたスリップ量加算値ΣSLPをステップ24
0でカウントアツプしたカウンタCFCの傾で除算する
ことにより、F/C制御実行中の駆動輪の平均スリップ
量SLPを算出するスリップ量平均値算出手段M9とし
ての処理を実行し、続くステップ330に移行して、そ
の平均スリップ量SLPが所定値に3以上か否かを判断
する。そして平均スリップ量SLPが所定fi I< 
3以上であれは、車両走行路が低μ路であると判断して
、ステップ340に移行し、F/C制御終了後のサブス
ロットルバルブ12の開閉制御の制御初期値として内燃
機関2の回転速度NEに基づき低μ路用のマツプを用い
て目標サブスロットル開度θSOを算出する、スロ・ン
トル開度初朋値設定手段MIOとしての処理を実行する
。また続くステ・シブ350では、ステップ250でF
/C制御終了後のサブスロットルバルブの制御量ΔθS
を算出するのに使用する演算式(1)の比例定数β1及
びβ2に高μ路より小さい低μ路用の値を設定し、処理
を一旦終了する。
一方ステップ330で平均スリ・シブ量SLPが所定(
[K3以上でないと判断されると、車両走行路が高μ路
であり、現在加速スリップ制御がステ・ンプ180で設
定された高μ路用の制御初期値に基づき実行されている
ので、ステップ250に移行し− そのまま加速スリッ
プ制御を続ける。
尚ステップ330において、F/C制御制御実行部均ス
リップ量SLPから路面Uを判断できるのは、高μ路で
は駆動輪にスリ・ンプが発生し難く、加速スリップが発
生してもF/C制御によって速やかに抑制でき、逆に低
μ路では駆動輪にスリ・ンプが発生し易く、F/C制御
によって加速スリ・シブを抑制するのに時間がかかるた
めである。即ち、第5図に示す如く、F/C制fai’
実行中の平均スリップ量SLPは路面μに応じて変化し
、低μ路程平均スリップ量SLPが大きくなるため、こ
の平均スリップ量SLPが所定(i K 2以上か否か
によって路面μを判定しているのである。
またステップ340で目標サブスロットル開度θSOを
設定するのに使用される低μ路用のマツプは、低μ路で
は高μ路より内燃機関2の出力トルクを充分抑制する必
要があるため、高μ路用のマ・シブより目標サブスロ・
ントル開度θSOが小さい値に設定されている。
以上説明したように、本実施例の加速スリップ制御装置
では、第6図に示す如く、まず時点t1で駆動輪速度V
Rが目標駆動輪速度VSを越え、加速スリ・シブが検出
されると、高μ路用の制御初期値に基づくサブスロット
ルバルブ12の開閉制御及びF/C制御により加速スリ
ップ制御を開始し、内燃機関2の回転加速度△NEが所
定値に2以下となった時点t2で、F/C制御を停止す
る。
またF/C制御制御実行部ち時点t1から時点t2まで
の区間では、駆動輪のスリップ量ΔVを逐次加算し、F
/C制御終了時点t2で、この加算結果ΣSLPからそ
の間の平均スリップ量SLPを′算出する。そしてこの
算出結果SLPに基づき路面μを判定して、走行路が低
μ路であればその後のサブスロットルバルブ12の制御
初期値θSOとして低μ路用のマツプを用いて得られる
値を設定する。
このため本実施例の加速スリップ制御装置によれは、F
/C制御終了後のサブスロットルバルブ12の開閉制御
を路面μに応じて実行することが可能となり、従来のよ
うに高μ路において内燃機関2の出力トルクを抑制し過
ぎるとか、逆に低μ路において内燃機関2の出力トルク
を充分抑制することができないといったことはない。つ
まり例えばサブスロットルバルブ120制御量初IJI
 fiを高μ路に応じたマ・シブによって設定するよう
にした場合、走行路が低μ路であると、第6図に点線で
示す如く、F/C制御終了後にサブスロットルバルブ1
2の開閉制御によって内燃機関2の出力トルクを充分抑
制できず、駆動輪速度VRが再び上昇するが、本実施例
では、F/C制御終了時のサブスロットルバルブ12の
制御初期値を低μ路用の値に設定できるので、その後の
サブスロットルバルブ12の開閉制御によって内燃機関
2の出力トルクを良好に抑制することができ、駆動輪速
度VRを目標駆動輪速度VSに速やかに収束させること
ができるようになるのである。
また本実施例では、F/C制御実行後の制御量算出用演
算式(1)の比例定数β1及びβ2をも路面μに応じて
設定するようにされているので、サブスロットルバルブ
12の開閉制御によって内燃機関2の出力トルクを路面
Hに応じてより最適に制御することができ、制御精度を
より向上することが可能となる。
尚上記実施例においては、F/C制御実行時の目標サブ
スロットル開度θSOについては、ステップ180、ス
テ・ンブ250及びステップ260において、高μ路用
のマツプ及び演算式(1)を用いて設定するようにして
いるが、これは低μ路用のマツプ及び演算式を用いて制
御することによって、路面が高μ路である場合にサブス
ロットルバルブ12を閉じ過ぎないようにするためであ
る。
ここで上記実施例では、加速スリ・ンプ発生直後の内燃
機関2の出力トルクを抑制するためのF/C制御を、内
燃機関2の回転加速度△NEが所定(直置下となるまで
の間実行するように構成したが、制御開始後、駆動輪の
回転加速度が所定値以下となるまで実行するようにして
もよく、また内燃機関の回転速度NEが所定値以下とな
るまで実行するようにしてもよい。
また上記実施例では、目標駆動軸速度VSを左右従動輪
の回転速度から求めた車体速度VFに基づき設定し、こ
の目標駆動輪速度VSと駆動輪速度VRとの1扁差ΔV
から駆動輪の加速スリップを検出するように構成したが
、従来より周知のように、車体速度VFと駆動輪速度V
Rとから駆動輪のスリップ率を求め、この値と目標スリ
ップ率との偏差から加速スリップを検出するようにして
もよく、また駆動輪速度に所定の加速度を乗じて目標駆
動輪速度を求め、この目標駆動輪速度と駆動輪速度との
偏差から加速スリップを検出するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明は、駆動輪の加速スリップを
、スロットルバルブの開閉制御と、加速スリップ発生直
後に実行される燃料カット制御とにより抑制する装置に
おいて、燃料カット制御終了後のスロットルバルブの制
御初期値を、燃料カット制御実行時に駆動輪に発生した
スリ・ンプ量の平均値に基づき設定するようにされてい
る。このため本発明によれば、燃料力・ント制ff1j
終了後のスロットルバルブの開閉制御を路面μに応じて
実行することが可能となり、加速スリップを速やかに抑
制することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を表わすブロック図、第2図は実
施例の加速スリップ制御llI装置全体の構成を表わす
概略構成図、第3図は加速スリップ制御回路の構成を表
わすブロック図、第4図は加速ス!ルンプ制御回路で実
行される加速スリップ制御処理を表わすフローチャート
、第5図は燃料カット制ia実行時の平均スリップ量S
LPと路面μとの関係を表す線図、第6図はその動作を
説明する線図、である。 Ml・・・駆動輪速度検出手段 (40・・・駆動輪速度センサ) M2. 22RL、  22RR・・・駆動輪M3・・
・加速スリップ検出手段 M4,2・・・内燃機関  M5.4・・・吸気通路M
6・・・スロットルバルブ (12・・・サブスロットルバルブ) Ml・・・スロットル開度制御手段 M8・・・燃料カット制御手段 M9・・・スリップ量平均値算出手段 MIO・・・スロットル間度初朋値設定手段20・・・
加速スリップ制御回路 26・・・内燃機関制御回路 代理人  弁理士  定立 勉(ほか2名)第1図 第5図 人 路面μ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  駆動輪速度を検出する駆動輪速度検出手段と、該駆動
    輪速度を一つのパラメータとして、車両加速時に発生す
    る駆動輪の加速スリップを検出する加速スリップ検出手
    段と、 該加速スリップ検出手段で加速スリップが検出されると
    、その後駆動輪に加速スリップが発生しなくなるまでの
    間、駆動輪を駆動する内燃機関の吸気通路に設けられた
    スロットルバルブを開閉して、内燃機関の出力トルクを
    抑制するスロットル開度制御手段と、 該スロットル開度制御手段の動作開始後、所定期間、内
    燃機関への燃料供給を停止して内燃機関の出力トルクを
    抑制する燃料カット制御手段と、を備えた車両の加速ス
    リップ制御装置において、上記燃料カット制御手段の作
    動時に駆動輪に生じたスリップ量の平均値を算出するス
    リップ量平均値算出手段と、 該スリップ量平均値算出手段の算出結果に基づき、上記
    燃料カット制御手段の動作停止後の、上記スロットル開
    度制御手段によるスロットル開度の制御初期値を設定す
    るスロットル開度初期値設定手段と、 を設けたことを特徴とする車両の加速スリップ制御装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5418726A (en) * 1992-09-09 1995-05-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Traction control apparatus for automotive vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5418726A (en) * 1992-09-09 1995-05-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Traction control apparatus for automotive vehicle

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