JPH02159433A - エンジン作業機用防振ゴム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、エンジン発電機等のエンジン作業機に使用さ
れる防振ゴムに関し、特に、ゴムブロックをハ字型に配
置する防振ゴムに関する。

（従来技術） エンジン作業機では、エンジンや作業機を基台に防振ゴ
ムを介して支持し、エンジン等からの振動が基台側に伝
わらないようにしている。そして、この場合、上下左右
に運動するエンジン等の振動を効果的に吸収できるよう
に従来、機器側に固定する上側支持板と基台側に固定す
る下側支持板とをそれぞれ水平板部の一端部から一体に
傾斜板部を連出した形状に形成し、上下に位置する傾斜
板部の対向面間にゴムブロック（防振ゴム本体）を配置
させて構成した防振ゴムを、防振ゴム本体がノ・字型に
位置する状態に配置して使用している。

（解決しようとする課題） 上下傾斜板部の対向面間に防振ゴム本体を配置している
従来の防振ゴムでは、水平板部分に機器及び基台への連
結固定具が固着しであることから、防振ゴム本体は振動
力伝達部とはオフセットされていた。このため、上下方
向の振動に対して十分な防振性能を発揮することができ
ないという問題があるうえ、エンジン運転中に発生する
スラスト力でクランク軸に沿う方向（前後方向）に変位
する際の変位ノＪで防振ゴム本体に捩れ力が作用して、
防振コム本体を損傷させるという問題もあった。

本発明はこのような点に着目してなされたもので、上下
、左右、前後の各方向での振幅を小さくすることのでき
る防振コムを提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明では、上下支持板に
おける上下傾斜板部分の対同面間に第１ゴムブロックを
配置するとともに、水平板部分に第２コムプロ、りを配
置したことを特徴としている。

（作　　用） 本発明では、上下支持板における上下傾斜板部分の対向
面間に第１ゴムブロックを配置するとともに、水平板部
分に第２コムブロツクを配置しているので、第１ゴムブ
ロックで従来通りの振動吸収を行い、第２ゴムブロック
がクランク軸に沿う方向及び上下方向の振動を抑制する
ことになる。

従って上下左右前後の各方向での振幅が小さくなり、高
い防振性能を得ることができる。

（実施例） 図面は本発明の実施例を示し、第１図工面図、第２図は
本発明にかかる防振ゴムを装備したエンジン発電機の正
面図である。

図中（１）はエンジン発電機であり、このエンジン発電
機（１）は、パイプフレーム（２）で形成した基枠内に
、空冷エンジン（３）と発電機（４）とが直列に配置し
である。エンジン（３）と発電機（４）とはエンジン（
３）の出力軸が発電機の入力軸に直接接続しである。そ
してエンジン（３）と発電１（４）は、パイプフレーム
（２）の前後下枠部分（２ａ）同士を連結する基台（５
）に防振ゴム（６）を介して支持させである。

この防振ゴム（６）は、略く字型に折り曲げ形成した上
下一対の支持板（７）（８）と、両支持板（７）（８）
間に配設したゴムブロック（９）（１０）と、両支持！
１ｆｆ（７）（８）から相反する方向に突出する連結固
定具（１１）（１２）とで構成されており、二つのゴム
ブロック（９）（１０）のうち、一方のゴムプロ、り（
第１ゴムブロック）（９）は上側支持板（７）の傾斜板
部分（７ａ）と下側支持板（８）の傾斜板部分（８ａ）
との間に配置してあり、他方のゴムブロック（第２ゴム
ブロック）（１０）は上側支持板（７）の水平板部分（
７ｂ）と下側支持板（８）の水平板部分（８ｂ）との間
に配置しである。また、上側水平板部分（７ｂ）の上面
から連結固定具（１１）が上向きに突出するとともに、
下側水平板部分（８ｂ）の下面から連結固定具（１２）
が下向きに突出しており、上下の連結固定具（１１）（
１２）は同軸上に位置している。そして、上下の水平板
部分（７ｂ）（８ｂ）間に配置した第２ゴムブロック（
１０）は連結固定具（１１）（１２）の配設個所に対応
して設けである。

この場合、水平板部分（７ｂ）（８ｂ）間に配置したゴ
ムブロック（１０）は各水平板部分（７ｂ）　（８ｂ）
に焼き付けておいてもよいが、第３図あるいは第４図に
示すように着脱可能に組み付けるようにしてもよい。

第３図に示すものは、第２ゴムプロ、り（１０）を筒体
で構成し、ボルトで構成した連結固定具（１１）（１２
）のヘッド部分（ｔｔａ）（ｔ２ａ）に嵌着して組み付
けたものであり、第４図に示すものは、中実に形成した
第２コムブロツク（１０）の上下端面に凹陥穴（１３）
を形成し、この凹陥穴（１３）を連結固定具（１１）（
１２）のヘッド部分（Ｉｌａ）（１２ａ）に嵌着して組
み付けたものである。このように水平板部分（７ｂ）　
（８ｂ）間に配置したゴムブロック（１０）を着脱可能
に構成してお（と、組み合わせ防振ゴムとしてのバネ定
数を簡単に調整することができるから、発電機（４）か
ら取り出す周波数にともないエンジンの運転回転数が相
違して、振動条件が変化しても、迅速に対応することが
できることになる。

このように構成した防振ゴム（６）は、エンジン（３）
及び発電機（４）の各支持部に配置してもよいが、第５
図（ａ）に示すように、エンジン（３）側だけに上記構
成の防振ゴムを配置し、発電機（４）側の支持部は従来
通りの防振ゴムを使用するようにしてもよく、第５図（
ｂ）に示すように発電機（４）側だけに上記構成の防振
ゴムを配置し、エンジン（３）側の支持部は従来通りの
防振ゴムを使用するようにしてもよい。また、エンジン
（３）の回転方向に応じて、第５図（Ｃ）や第５図（ｄ
）に示すようにエンジン（３）及び発電機（４）の−側
のみを上記構造の防振コム（６）で、他側を従来通りの
防振ゴムで支持するようにしてもよい。

第６図〜第８図は本発明の別実施例を示し、第６図に示
すものは、上側支持板（７）の両端部をそれぞれ上向き
に折り曲げ形成して水平板部分（７ｂ）の両側に傾斜板
部分（７ａ）を形成し、この傾斜板部分（７ａ）にそれ
ぞれ対向する状態で、略く字型の下側支持板（８）を配
置し、上下支持板（７）（８）の各傾斜板部分（７ａ）
　（８ａ）間に第１ゴムブロック（９）を配置し、上側
支持板（７）の共通水平板部分（７ｂ）と各下側支持板
（８）の各水平板部分（８ｂ）との間に第２ゴムブロッ
ク（ｌＯ）をそれぞれ配置するようにしたもので、この
ように構成すると左右一対の支持部を有する防振ゴムが
得られる。

第７図に示すものは、上側支持板（７）の両端部をそれ
ぞれ上向きに折り曲げ形成して水平板部分（７ｂ）の両
側に傾斜板部分（７ａ）を形成するととに、下側支持板
（８）の両端部もそれぞれ上向きに折り曲げ形成して水
平板部分（８ｂ）の両側に傾斜板部分（８ａ）を形成し
、上下支持板（７）（８）の各傾斜板部分（７ａＸ８ａ
）間に第１ゴムブロック（９）を配置するとともに、水
平板部分（７ｂ）（８ｂ）間に１つの第２ゴムブロック
（１０）を配置したものである。

また、第８図に示すものは、上側支持板（７）の両端部
をそれぞれ上向きに折り曲げ形成して水平板部分（７ｂ
）の両側に傾斜板部分（７ａ）を形成するとともに、こ
の傾斜板部分（７ａ）にそれぞれ対向する状態て略（字
型の下側支持板（８）を配置し、上下支持板（７）（８
）の各傾斜板部分（７ａ）　（８ａ）間に第１ゴムブロ
ック（９）を配置し、上側支持板（７）の共通水平板部
分＜７ｂ）の下面から間に第２ゴムブロック（１０）を
下向きに突出させたもので、基台（５）に組み付けた際
に、第２ゴムブロック（１０）の下側を基台（５）の上
面に受は止めさせるように形成したものである。

第９図は、前記傾斜板部分（７ａ）　（８ａ）を左右に
有する防振ゴム（６）の配設状態を示すもので、第９図
（ａ）に示すものは、上側支持板（７）だけが連続した
水平板部分（７ｂ）を有している構成の防振コムをエン
ジン（３）側に配置し、上下支持板（７）（８）ともに
連続した水平板部分（７ｂ）（８ｂ）を有している構成
の防振ゴムを発電機（４）側に配置したものであり、第
９図（ｂ）に示すものは、上下支持板（７）（８）とも
に連続した水平板部分（７ｂ）　（８ｂ）を有している
構成の防振ゴムをエンジン（３）側に配置し、上側支持
板（７）のみが連続した水平板部分（７ｂ）を有してい
る構成の防振ゴムを発電機（４）側に配置したものであ
る。

（効　　果） 本発明では、上下支持板における上下傾斜板部分の対向
面間に第１ゴムブロックを配置するとともに、水平板部
分に第２ゴムブロックを配置しているので、第１ゴムブ
ロックで従来通りの振動吸収を行い、第２ゴムブロック
かクランク軸に沿う方向及び上下方向の振動を抑制する
ことになる。

従って上下左右前後の各方向での振幅が小さくなり、高
い防振性能を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図工面図、第２図は
本発明にかかる防振コムを装備したエンジン発電機の正
面図、第３図及び第４図はそれぞれ変形例の要部取り出
し図、第５図は防振ゴムの配置関係を示す概略平面図、
第６図〜第８図はそれぞれ別実施例の第１図相当図、第
９図は別実施例にかかる防振ゴムの配置関係を示す概略
平面図である。 ３・・・エンジン、４・・作業機、５・・・基台、７・
・・上側支持板、７ａ・・（７）の傾斜板部分、７ｂ・
・・（７）の水平板部分、８・・・下側支持板、８ａ・
・（８）の傾斜板部分、８ｂ・・・（８）の水平板部分
、９・・第１コムプロ。 り、１０・・・第２コムブロツク、１１・１２・・連結
固定具。 第１ 閃

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、基台（５）上にエンジン（３）とこれで駆動される
   作業機（４）とを支持するにあたり、エンジン（３）及
   び作業機（４）と基台（５）との間に介装する防振ゴム
   であって、 機器側に固定される上側支持板（７）と、基台（５）側
   に固定される下側支持板（８）、及び上下支持板（７）
   （８）間に配置されるゴムブロック（９）（１０）とか
   らなり、上下各支持板（７）（８）の水平板部分（７ｂ
   ）（８ｂ）に連結固定具（１１）（１２）を固定すると
   ともに、各水平板部分（７ｂ）（８ｂ）の少なくとも一
   端部から傾斜板部分（７ａ）（８ａ）をそれぞれ一体に
   連出し、上下傾斜板部分（７ａ）（８ａ）での対向面間
   に第１ゴムブロック（９）を配置するとともに、水平板
   部分（７ｂ）（８ｂ）に第２ゴムブロック（１０）を配
   置したことを特徴とするエンジン作業機用防振ゴム