JPH0215886A - インレイクラッド材の製造方法 - Google Patents

インレイクラッド材の製造方法

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Publication number
JPH0215886A
JPH0215886A JP16298988A JP16298988A JPH0215886A JP H0215886 A JPH0215886 A JP H0215886A JP 16298988 A JP16298988 A JP 16298988A JP 16298988 A JP16298988 A JP 16298988A JP H0215886 A JPH0215886 A JP H0215886A
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JP
Japan
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groove
adherend
base material
rolling
upper edge
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Pending
Application number
JP16298988A
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English (en)
Inventor
Takekazu Fukaya
剛千 深谷
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ・〔産業上の利用分野〕 この発明はICリードフレーム等に使用されるインレイ
クラッド材の製造方法に係り、特に冷間圧延圧着におけ
る被着材の圧着性を改善することに関するものである。
【従来の技術〕
従来の冷間圧延圧着によるインレイクラツド材の製造方
法として、一般には母材となる帯板の長手方向に切削加
工もしくはロール溝成形により溝を加工し、パフ研磨し
た後、該溝内に被着材を入れて圧延圧着し、必要に応じ
て拡散焼鈍を施したり、さらに冷間圧延を施す方法が知
られている。
この際、溝(MW、、深さto)と被着材(幅W、゛深
さt)との関係が、1<W、/W<1.5,0.2<t
、/lく1となるように溝を成形し、圧着後の幅反りを
防止する方法(特開昭57−1095J16号)や溝の
側壁の傾きθ(第2図参照)が15〜90″′であり、
被着材の底面と側面が溝形状に沿うもので溝の断面積の
1/2〜9/10なる断′面積の被着材を用いてクラッ
ドし、母材が被着材を包み込む形で固定した圧着性の不
足をカバーする方法(特公昭59−21276号)等が
知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
インレイクラッド材の圧延圧着、特に42%Ni−Fe
合全余材Agろうを圧延圧着しようとするような場合、
圧着性が悪いために、高圧下刃で圧延しなければならず
、また圧延油の噛み込みによるブリスタの発生を防止す
るため、無潤滑圧延を行なわなければならず、ロールの
肌荒れ等の問題が生じていた。
前記特開昭57−109586号は、圧延圧力の低減に
は言及しておらず、また被着材断面積A〈溝断面I&A
oの場合には圧延圧力は低減できないことが本発明者の
追跡テストの結果判明した。一方、圧着後の幅圧りに関
しては焼鈍や冷間圧延を施すことで修正可能であること
も判明した。
また前記特公昭59−21276号に開示された圧着性
の不足を、被着性を母材で両側から押し込む方法では、
被着材の断面積が溝断面積より小さい場合には、まず母
材が変形するため空気の巻き込みが起き易くブリスタの
原因となることもわかった。
この問題に対して該公報では被着材の底面と側面が母材
の溝形状に沿う形状としているものの、実際にはこのよ
うな台形等特殊形状の被着材は入手しにくいという問題
もあった。
本発明の目的は、以上の問題点を鑑み、より低い圧延圧
力で良好な圧延圧着が可能なインレイクラツド材の製造
方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、帯状母材の長手方向に溝を成形し。
該溝に被着材を圧延圧着するインレイクラッド材の製造
方法において、前記帯状母材はその前記溝の溝底からの
立上がり部と溝上縁を結ぶ線分が溝底部の延長線に対し
てなす側面角θが70°以上かつA/Ao(AoAo 
;前記被着材、前記溝のそれぞれ断面積)が0.9を越
え2.5以下であり、圧延圧着により前記帯状母材が前
記被着材を包み込むごとく保持することを特徴とするイ
ンレイクラッド材の製造方法である。
〔作用〕
まず図面により本発明を説明する。第1図は本発明の圧
延圧着前の状態を示すもので、帯状母材1にはその長手
方向に1幅Wい深さtい断面積Aoなる溝2が形成され
ており、この溝に幅W、深さt、断面積Aなる被着材3
が嵌入されている。
第2図は溝2の縁部の詳細例を示すもので、溝壁2bは
溝底2aから立上がり、溝上縁5で終っている。そして
、立上がり部と溝上縁5を結ぶ線分は溝底2aの延長線
と側面角θをなしている。
本発明は、この角θを70二以上とするとともに、断面
積比A/Aoは0.9を越え2.5以下とするものであ
る。なお本図において溝上縁部5aは溝2側へ塑性流動
しつつ圧下変形し、第3図(a)、(b)に示すように
クラッド後の被着材4を母材凸部6で包み込むごとく変
形し、剥離防止の作用をなす。
この場合、溝上縁部5aがその反溝側部4に比し板厚方
向に膨出している場合この作用は強化され、望ましい。
しかし、 A/Aoが2.5を越え、またはθが70°
未満では溝上縁部5aの上記流動は不十分となり、また
A/Aoが0.9未満となると空気が閉じ込められ、ブ
リスタの原因となり易い。
本発明において、圧着のための圧延は2バスで行なうこ
とが望ましい、2バスで行なうことによって1バスの場
合に比し、圧延ロールに対する負担が軽減され、潤滑油
を使用しないこと、またはその使用を厳しく制限された
状態による早期に生ずる肌荒れを防止することができる
。ただし1パスで前記包み込みは完了させておくべきで
ある。
しかし、3バス以上とすることは設備、ハンドリング上
不利となりやすい。
次に本発明において、溝幅は被素材幅より大きくして(
W/Wo<1)作業の容易化を図る。しかし、溝幅が被
着材に比し過度に広いと被着材の幅方向位置の変動を生
じ易く、クラッド部位置精度の低下、11品の刃状曲り
を生じ易いので、W/Woは0.8以上とすることが望
ましい。
上記の幅比(W/Wo)および断面積比(0,9<A/
A0≦2.5)とすることによって厚み比1/1.はほ
ぼ0.9〜3.0の範囲内となるが、本発明において、
望ましくは1/1.は1以上、さらに望ましくは1.2
〜2程度とする。すなわち、被着村上面が溝上縁部より
高い位置にある状態とする。斯くすることにより圧延作
用がまず被着材に作用し被着材下面と溝底面とが強圧さ
れ、空気または夾雑物が絞り出されるととも、に被着材
の幅拡がり変形により該被着材と溝壁間が同様に接触を
開始するごとく変形が進行する。
〔実施例〕
実施例1 板幅28mmの42%Ni−Fe合金の帯状母材に、バ
イト切削により共通断面寸法の被着材に対し、A/Ao
=0.94. W/Wo=0.89、t/l、=1.0
およびA/Ao=1.4、W/Wo =0.89、t 
/ t 、 = 1.5を満たす溝を形成した。また比
較材としてA/Ao=2.8、W/Wo = 0.89
、t/10=3.0の溝を同様にして形成した。いずれ
も側面角θは約80’であり、また溝上紙部5aは、そ
の反溝側部4に比し0.01mm膨出していたにの溝を
パフ研磨により清浄化および活性化した後、溝中に被着
材である銀ろう(85wt%Ag−15wt%Cu)を
供給しながら、無潤滑状態で冷間圧着を行なった。ただ
し、この時の圧下量は溝中への被着材の充填状況を観察
して調整した。
圧延後第4図に示す90@曲げおよびその曲げ戻しによ
る剥離テストおよび断面検鏡を行なった。この結果を第
1表に示す。なお1本表において圧下率はそれぞれ圧着
圧延前後の厚み比から算出した。
本発明(1)、 (2)とも剥離テストで異状はなかっ
たが、比較例では剥離が生じ、その原因はオーバーフロ
ー(第3図C参照)によるものであった。
第1表 実施例2 板幅28wnの42%Ni−Fe合金の帯状母材に、本
発明(3)として側面角約80°で溝上縁部がその反溝
側部より0.01nm膨出し、W/Wo = 0.88
、A/Ao=1.3なる溝を加工した。また、本発明(
4)として、幅と深さおよび側面角は同じで1縁部がそ
の反溝側部とほぼ平坦であるもの、比較例(2)として
幅と深さおよび溝上縁部の膨出量は上記本発明と同じで
0.01ma+で側面角約60°の溝を有する比較例(
2)を加工したにれらの溝をパフ研磨した後、実施例1
と同じ銀ろうを用い、被着材の圧下率がそれぞれ約25
%、35%および46%となるごとく同条件で冷間圧延
テストを行なった。その結果を第2表に示す。
第  2  表 本発明(3)では圧下率25%で、(4)では35%で
それぞれ銀ろうが固定されたが、これは母材の包み込み
によって銀ろうが固定されたものであった。すなわち、
それぞれ固定された銀ろうを引き剥がし溝底をEPMA
により調査したところ、銀ろうは全く付着していなかっ
た。一方、比較例(2)は圧下率46%ではじめて固定
されたが、同様な分析および断面形状の調査により母材
の包み込みによる固定ではなく銀ろうが母材に圧着した
ことが確かめられた。
これらの試料を拡散焼鈍したところ、本発明の(3)お
よび(4)とも35%では一部にブリスターの発生が見
られたが、圧下率46%では良好な拡散焼鈍状態であっ
た。一方、比較例(2)では圧下率46%でも一部にエ
ツジの剥離が生じていた。
次に本発明(3)の圧下率35%固定材を、さらに圧下
率35%で2回目の無潤滑圧延を行なった後、この材料
のAgろうを引き剥がし、EPMA調査したところ、母
材へのAgろうの付着が観察された。
第3表にこのときの圧下刃を示すが、2段階クララドで
の第1回目および第2回目の圧下力は比較例(2)の圧
下率46%と比較しても1段階クラッドに比べ低くする
ことができる。第3表の2段階クラッド後拡散焼鈍およ
び仕上圧延を行なったが、インレイ部分の異常は見られ
なかった。
第3表 ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は溝形状(寸法)と被着材形状(寸法)との関係
を示す図、第2図は本発明の溝の断面形状の例を示す図
、第3図はクラッド圧延後の各種タララドエツジ部の図
および第4図は剥離テストの機構を示す図である。 1:帯状母材、2:溝、3:クラッド前被着材、4:ク
ラッド後被着材、5:溝上縁、6:母材凸部(圧着後)
、7:オーバーフロー、θ:側面角〔発明の効果〕 以上述べたように本発明によれば、母材の包み込みを併
用して強固な接合を達成し、またクラッド圧延に必要な
圧延圧力を従来より低く設定でき。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1帯状母材の長手方向に溝を成形し、該溝に被着材を圧
    延圧着するインレイクラッド材の製造方法において、前
    記帯状母材はその前記溝の溝底からの立上がり部と溝上
    縁を結ぶ線分が溝底部の延長線に対してなす側面角θが
    70゜以上かつA/A_o(A、A_o;前記被着材、
    前記溝のそれぞれ断面積)が0.9を越え2.5以下で
    あり、圧延圧着により前記帯状母材が前記被着材を包み
    込むごとく保持することを特徴とするインレイクラッド
    材の製造方法。 2圧延圧着は、第1段目で溝内面と被着材とを密着させ
    るとともに、成形された母材の溝上縁部の変形により被
    着材を側面より固定し、第2段目で被着材を母材にさら
    に密着させる2段圧延であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のインレイクラッド材の製造方法。 3溝幅に対する被着材幅の比W/W_oを0.8以上1
    未満とすることを特徴とする特許請求の範囲第1項また
    は2項記載のインレイクラッド材の製造方法。
JP16298988A 1988-06-30 1988-06-30 インレイクラッド材の製造方法 Pending JPH0215886A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5490595A (en) * 1993-06-11 1996-02-13 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Bundle-of-electric wire container

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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