JPH0215877Y2 - - Google Patents

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JPH0215877Y2
JPH0215877Y2 JP1984164470U JP16447084U JPH0215877Y2 JP H0215877 Y2 JPH0215877 Y2 JP H0215877Y2 JP 1984164470 U JP1984164470 U JP 1984164470U JP 16447084 U JP16447084 U JP 16447084U JP H0215877 Y2 JPH0215877 Y2 JP H0215877Y2
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JP
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paper
paper feed
feed roller
roller
friction member
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JP1984164470U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は給紙装置に関する。
(従来の技術) 積み重ねてある多数の紙をその最上層の紙から
順番に一枚ずつ送りだす給紙装置は既によく知ら
れている。この種の給紙装置は、最上層の紙と給
紙ローラを一定の圧力で接触させた状態で前記給
紙ローラを回転させ、これによつて所要の給紙を
行なうようにする。
ところで従来のこの種給紙装置は、紙を積み重
ねて載置する給紙台をバネで吊り上げるようし、
その押し上げ弾力によつて紙を給紙ローラに加圧
するようにしている。しかしこのような構成によ
ると、紙の重量とバネの押し上げ弾力とが所定の
関係でバランスしていることが必要である。
もし紙を規定の重量を超えて給紙台の上に載置
した場合は、バネによる押し上げ弾力が不足し
て、給紙ローラに対して必要な加圧力が発生せ
ず、所定の給紙動作を期待することができない。
又紙を規定のサイズより小さなものを載置した場
合は、所定圧以上に紙が給紙ローラに対して加圧
してしまつて、2枚差しを発生する原因となる。
したがつて従来のこの種給紙装置では、紙のサ
イズ、量を制限して給紙台上に載置するように構
成する場合は、所定の給紙動作を期待することが
できるとしても、これらサイズ、量の大幅な変更
には到底対処することができず、このような変更
に対処しようとするときは、変更後のサイズ、量
にしたがう最適なバネ圧を備えたバネをその都度
選択して取り付ける必要があり、きわめて不便で
ある。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は給紙台上の紙の重量に特に制限され
ることなく、及び紙厚が相違する場合でも、所定
の給紙動作を可能とすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案は給紙ローラと2枚差し防止用の摩擦
部材との相対的位置関係を保持した状態で、給紙
台上の紙に対して上下方向に揺動自在とし、給紙
の進行に応じて給紙台を上昇させて常に所定の圧
力をもつて給紙ローラと最上層の紙とが接するよ
うにするとともに、前記した揺動関係を維持した
状態にあつても、給紙ローラと摩擦部材との相対
的位置関係を調整自在としたことを特徴とする。
(作用) 給紙が進行して最上層の紙の高さが所定の位置
より低くなつたとき、給紙台は所定の駆動源によ
つて押し上げられる。この押し上げによつてその
紙を介して給紙ローラが揺動中心軸を中心として
押し上げられるように揺動する。これによつて所
定の位置まで上昇すると、その押し上げは停止さ
れる。以下これを繰り返す。
このような動作の繰り返しによつて、最上層の
紙は常に給紙ローラとの給紙に最適な相対的位置
関係の範囲を維持するようになり、したがつて常
に安定した給紙動作が可能となるとともに、給紙
台は給紙の進行に応じて所要の駆動源によつて上
昇していくので、給紙台上には紙の重量に制限を
受けることなく紙を載置することができるように
なる。
(実施例) この考案の実施例を図により説明すると、1は
給紙台で、これに紙2を積み重ねるようにして載
置しておく。3は給紙ローラ、4はこの給紙ロー
ラ3と所定の相対的位置関係を維持して設置され
てある、2枚差し防止用の摩擦部材で、たとえば
摩擦係数の大きいゴムなどによつて製作されてあ
る。5は搬送ベルトで、搬送プーリ6の回転によ
つて駆動されるようになつている。7は搬送ベル
ト5上の紙を上から押える押えローラである。
これらの構成は従来のこの種給紙装置と特に相
違する所はない。この考案にしたがい給紙ローラ
3、摩擦部材4はその相対的位置関係を維持した
状態で揺動自在とされてある。そのためには給紙
ローラ3、摩擦部材4を揺動板8に設置すること
によつて給紙ユニツト9を構成し、この揺動板8
の揺動中心となる軸11を、給紙機構本体の基枠
10に支持させる。これによつて給紙ユニツト9
は揺動自在に支持されることになる。なおこの支
持状態では常に自重によつて、給紙ローラ3が最
上層の紙の表面にのるような方向に揺動回転力が
作用するように、その揺動中心が設定されてある
ものとする。
揺動板8は一対とされており、この両板は連結
板12によつて連結されてある。13は必要によ
り、給紙ユニツト9の自重による揺動回転方向と
は逆方向に揺動させるバネ力を与えるバネで、こ
れによつて給紙ユニツト9を見掛け上軽くするた
めのものであり、14も必要により、給紙ローラ
3の紙に対する加圧力を発生するためのバネであ
り、何れも例えば連結板12と基枠10との間に
懸張してある。
15は給紙ユニツト9の、紙に対して給紙ロー
ラ3が加圧する方向に揺動してきて、それが所定
の揺動角を超えたとき、揺動板8によつて動作さ
せるスイツチで、これが動作したとき、給紙台1
が上昇される。すなわちこの昇降機構16の一例
として一対のスプロケツト17と、両スプロケツ
ト17間をまたぎ給紙台1に箇所Aで連結されて
あるチエーン18と、一方のスプロケツト17を
駆動するモータ19とによつて構成されてある場
合、前記スイツチ15がオンされると、モータ1
9が動作してスプロケツト17、チエーン18を
して給紙台1を上昇させる。20は給紙ユニツト
9の過度の揺動を規制するストツパである。
以上の構成において、給紙ローラ3の回転によ
つて給紙台1に載置されてある紙2は、給紙ロー
ラ3と摩擦部材4との間を通過するようにして送
り出され、ついで押えローラ7と搬送ベルト5と
に挟まれて所定の箇所に送られる。このような給
紙動作は通常のこの種給紙装置と特に相違するも
のでない。
しかしながら、図の給紙機構では上記したよう
な給紙動作が進行するにともない、給紙ユニツト
8は次第に軸11を中心として時計方向に次第に
回動していく。そしてこの回動によつて揺動板8
がスイツチ15を動作させると、昇降機構16を
して給紙台1が上昇するようになる。
この給紙台1の上昇によつて紙2をして給紙ロ
ーラ3が押し上げられ、これにともなつて給紙ユ
ニツト9の揺動板8が押し上げられる。すなわち
給紙ユニツト8は反時計方向に揺動する。これに
よつてスイツチ15は復帰し、モータ19は停止
する。これによつて給紙台1の上昇は停止され
る。このときの上昇距離は例えば5mm程度であ
る。以下給紙の進行につれて給紙ユニツト9は再
び時計方向に揺動する。以下これを繰り返す。
上記の説明から理解されるように、給紙ローラ
3と摩擦部材4とは、ともに揺動板8に支持され
てあつて、両者の相対的位置関係は一定である
が、この位置関係に対して最上層の紙2もほぼ一
定の位置関係を維持するように動作する。したが
つて給紙の進行によつても、給紙ローラ3と摩擦
部材4とによる給紙動作はほとんど変化すること
はなく、安定した給紙動作を続行するようにな
る。しかも常時給紙ローラ3と摩擦部材4との相
対的位置関係が一定であるため、給紙が進行して
いつても、給紙ローラ3と摩擦部材4とによる、
2枚差しの防止作用は確実に果される。
そして給紙台1上の紙の重量に何等制限される
ことなく給紙動作を続行することができるので、
給紙台1上にどれだけの紙を積み上げてもよいよ
うになる。
なお前記したように給紙ローラ3は紙2によつ
て押し上げられているが、このことは次のような
理由により薄い紙を給紙する場合きわめて都合が
よい。すなわち薄い紙を多く積み上げると、紙層
間の空気によつてその積み上げは見掛上高くな
る。一方給紙ローラによる給紙動作は、給紙ロー
ラと紙との間に作用する摩擦力に依存されるもの
であるから、図示する構成のように給紙台したが
つて紙が上昇すれば、紙が押えられた形となり、
一定の加圧力が発生するようになる。したがつて
給紙ユニツト9が上方に逃げることがよく、これ
によつて薄い紙でも正しく給紙することができる
ようになる。
又給紙ローラ3が同軸のプーリ25と第2図に
示すように搬送プーリ6と同軸のプーリ26との
間に掛かるベルト21によつて連動するように構
成した場合、そのベルト21が矢印方向に駆動さ
れたときに、その張力によつて給紙ローラ3に上
または下方向の力が作用しないように考慮するこ
とが必要である。そのためには図のようにベルト
21の張り側部分の近くに軸11を設置しておく
とよい。
給紙ユニツト9の給紙ローラ3と摩擦部材4と
の相対的位置関係は、比較的差の少ない紙質の紙
を給紙する場合は一定としておくか、または図示
しないバネで摩擦部材4を給紙ローラ3に圧接し
ておくとよいが、厚さを大きく異にする紙の給紙
については、両者の間隔を調整することが要求さ
れる。そのために摩擦部材4を軸22を中心とし
て揺動自在の支持板23に設置しておき、この支
持板23をたとえば調整テーパ軸からなる調整機
構24によつて回動させて、前記した間隔を調整
するようにしておくとよい。
(考案の効果) 以上詳述したようにこの考案によれば、給紙し
ようとする紙のサイズ、給紙台上の紙の量に何等
制限されることなく、及び紙厚を異にする紙につ
いても常に所定の給紙が可能となるといつた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す正面図、第2
図は一部の正面図である。 1……給紙台、2……紙、3……給紙ローラ、
4……摩擦部材、8………揺動板、9……給紙ユ
ニツト、10……基枠、11……揺動中心の軸、
15……スイツチ、16……昇降機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 昇降自在の給紙台1と、 前記給紙台1に積み重ねられてある紙2のうち
    の最上層の紙の表面に当接して、その紙を給紙す
    る給紙ローラ3と、 前記給紙ローラ3に相対する2枚差し防止用の
    摩擦部材4と、 前記給紙ローラ3と摩擦部材4とを所定の相対
    的位置関係を維持した状態で支持する揺動可能の
    揺動板8と、 前記給紙ローラ3による給紙の進行につれて、
    前記揺動板8が一定角度をこえて回動したとき、
    前記給紙台1上の紙による前記給紙ローラ3の押
    し上げによつて、前記揺動板8が前記一定角度以
    上に逆回動するように前記給紙台1を上昇させる
    昇降機構16と、 前記揺動板8に揺動自在に設置されてあつて、
    前記摩擦部材4を支持する支持板23と、 給紙しようとする紙の厚さに応じて前記摩擦部
    材4と給紙ローラ3との間隔を調整するように、
    前記支持板23の回動角度を調整する調整機構2
    4と からなる給紙装置。
JP1984164470U 1984-10-29 1984-10-29 Expired JPH0215877Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984164470U JPH0215877Y2 (ja) 1984-10-29 1984-10-29

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JP1984164470U JPH0215877Y2 (ja) 1984-10-29 1984-10-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6178141U JPS6178141U (ja) 1986-05-26
JPH0215877Y2 true JPH0215877Y2 (ja) 1990-04-27

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ID=30722332

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JP1984164470U Expired JPH0215877Y2 (ja) 1984-10-29 1984-10-29

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57151541A (en) * 1981-03-12 1982-09-18 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Feed-paper device for copying machine, etc.

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57151541A (en) * 1981-03-12 1982-09-18 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Feed-paper device for copying machine, etc.

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6178141U (ja) 1986-05-26

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