JPH0215722A - 通信中チャネル切替方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、移動通信システムに利用されるもので、移動
機が通信中に異なる移動通信網に移動する場合に、異な
る移動通信交換機間で、移動機の加入者情報を転送して
呼制御を行う通話中のチャネル切替方式に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

移動通信システムは、周知のように、互いに独立の無線
ゾーンを持つ複数の無線基地局を通信回線を介して収容
し、互いに通信網を介して接続されている複数の移動通
信交換機と、上述の複数の無線基地局のいずれの局とも
無線回線で接続可能な移動機とから構成されている。そ
して、移動機が通信中に上述の無線ゾーン間を移動して
通信できるように構成されている。この無線ゾーン間を
移動機が移動する場合の移動先を検出して、移動先の無
線ゾーンを確定する技術は周知である。

したがって、移動機が自由に異なる無線ゾーン間を移動
するため、移動機の位置情報や加入者データ等の加入者
情報を収容するホームメモリ局が設置されており、さら
に、移動機の発着信等による呼制御が必要となった場合
に、その都度、ホームメモリ局の加入者情報を参照せず
に呼制御ができるように、移動機の存在する無線ゾーン
を構成する無線基地局を収容している移動通信交換機に
対応して設けられたビジタメモリ局に、その移動機の加
入者情報をホームメモリ局から複写し転送して一時的に
記憶させておき、このビジタメモリ局の複写加入者情報
を参照することにより、移動機の呼制御を行っている。

第３図にこのような従来の移動通信システムで、移動機
が通信中に異なる移動通信交換機に収容された無線基地
局が構成する無線ゾーン間を移動した場合のチャネル切
替方式を説明するためのシステムの構成を示し、第４図
にこの第３図におけるチャネル切替のための信号送受信
過程を例示するシーケンス図を示して説明する。

すなわち、第３図に示すように、移動機１が固定端末９
と、無線回線１２、回線１３．１４．１５．１６、およ
び移動通信交換機３、中継線交換機４、加入者線交換機
５とを介して通信中に無線ゾーン２０から無線ゾーン２
１へ移動すると、移動通信交換機３は、中継線交換機４
に対して回線３２の設定信号を送出する。同様に、中継
線交換機４は、移動先の無線ゾーン２１につながる中継
線交換機６に対して回線３１の設定要求を送出し、中継
線交換機６は無線ゾーン２１側の移動通信交換機７へ回
線１７の設定信号を送出してこれらの回線を設定する。

移動先の移動無線通信交換機７は回線Ｉ８を設定し、無
線基地局８により無線回線１９を設定すると、中継線交
換機６、中継線交換機４を介して、移動通信交換機３に
対して回線設定が完了した旨を通知する。

すると無線ノーン２０側の移動通信交換機３は、これら
の回線３２．３１、Ｉ７が設定されると、新しい無線回
線１９を移動機１に通知する。無線ゾーン２１側の移動
通信交換機７は、移動機ｌの無線回線の切替を確認する
と、移動通信交換機３へ通知し、回線１３を開放する。

すなわち、移動機Ｉが無線ゾーン２０から無線ゾーン２
１に移動すると、回線１６．１５．１４．３２．３１．
１７．１８、無線回線１９を介し、固定端末９と移動機
１との間で、加入者線交換機５、中継線交換機４、移動
通信交換機３、中継線交換機４、中継線交換機６、移動
通信交換機７、無線基地局８を経由する新しい通信路が
形成されて、通信を継続させる。

この際、移動機１の加入者情報は、旧移動通信交換機３
に対応するビジタメモリ局１０にそ、のまま記憶させて
おき、チャネル切替後においても、旧移動通信交換機３
が、ビジタメモリ局１０を参照することにより、移動機
１の呼制御を行っていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、このような従来のチャネル切替方式では、移動
機１からの回線切断等の呼制御信号を新移動通信交換機
７から、旧移動通信交換機３に中継する機能が必要であ
って、固定の回線網と旧移動通信交換機３とを接続する
回線１４．３２を別途に設けなければならない欠点があ
った。

本発明の目的は、通信チャネル切替後に、新しい移動通
信交換機において、移動機からの呼制御信号を中継する
機能と、固定網を介して旧移動通信交換機との接続を不
必要とする通信中におけるチャネル切替方式を提供する
ことにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、通信中の移動機の移動による通信中のチャネ
ル切替において、移動機の加入者情報を旧移動通信交換
機に対応するビジタメモリ局から、新しい移動通信交換
機に対応するビジタメモリ局に転送して、新移動通信交
換機で呼制御を行うとともに、移動機と通信中の相手側
端末と、移動機間の接続方路を最適となる新たな接続ル
ートを再選択して通信路設定するところに特徴がある。

〔作用〕

移動機が通信中に他の無線ゾーンへ移動するとき、固定
網の加入者交換機に対して再ルーチングの指示を出して
当該移動機が移動する先の移動通信交換機との間に新た
な接続ルートを設定させる。

そして、移動先の移動通信交換機で移動機との回線を設
定すると、元の移動通信交換機を介して新しい無線回線
を通知し、移動機の回線切替を確認した後、移動機の加
入者情報の一部または全部を移動元の移動通信交換機に
対応するビジタメモリ局から移動先のビジタメモリ局へ
転送し、新たなごシタメモリ局に記憶された加入者情報
に基づいて、移動先の移動通信交換機で呼制御を行う。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明実施例を説明する。

第１図は本発明一実施例の通信システムの構成を示す図
である。

移動機１は無線基地局２が形成する無線ゾーン２０内に
存在しており、無線基地局２と無線回線１２で通信して
いる。無線基地局２は回線１３によって移動通信交換機
３に収容されている。移動無線通信交換機３は回線１４
を介して固定網２２内の中継線交換機４に接続され、こ
の中継線交換機４は回線１５を介して加入者線交換機５
に接続されている。

また無線ゾ・−ン２１を形成する無線基地局８は回線１
８によって移動通信交換機７に収容されており、回線１
７を介して固定網２２内の中継線交換機６に接続され、
この中継線交換機６は回線３３を介して加入者線交換機
５に接続されている。この加入者線交換機５には、回線
１６を介して固定端末９が収容されている。

また、移動通信交換機３．７には、移動機の加入者情報
の一部あるいは全部を記憶するビジタメモリ局１０．１
１がそれぞれ対応して設けられている。

さらに、このビジタメモリ局１０．１１は、共通線２４
．２５を介して共通線網３０に接続された移動機の加入
者情報や位置情報を定常的に記憶しているホームメモリ
局２３に接続されており、また、共通線網３０内にはビ
ジタメモリ局１０．１１間での加入者情報の転送制御を
行うビジタメモリ情報転送手段３４が設けられている。

さらに、固定網２２内の中継線交換機４．６、加入者線
交換機５はそれぞれ共通線２６．２７．２８により共通
線網３０に接続されている。

次に第２図の接続シーケンス図を参照して本実施例の通
話中のチャネル切替動作を説明する。

移動機１と固定端末９とが、無線ゾーン２０内で無線回
線１２、無線基地局２、回線１３、移動通信交換機３、
回線１４、中継線交換機４、回８１５、加入者線交換機
５、回線１６を経由する通信路によって通信を行ってい
る場合に、移動機ｌが無線ゾーン２０から無線ゾーン２
１に移動する場合で説明する。

移動機１が無線ゾーン２０から無線ゾーン２１へ移動を
始めると、移動通信交換機３は、固定網２２内の中継線
交換機４に、再ルーチング指示信号を送出する。この再
ルーチング指示信号を受けた中継線交換機４は、加入者
線交換機５に対して再ルーチング指示信号を送出する。

この再ルーチング指示信号を受けた加入者線交換機５は
、無線ゾーン２１側の移動通信交換機７への方路が最適
となるよな回線３３を選択し、中継線交換機６に回線３
３の設定信号を送出する。中継線交換機６は、回線１７
を選択し、移動通信交換機７に回線１７の設定信号を送
出する。移動通信交換機７は、この中継線交換機６から
の設定信号により、無線基地局８への回線１８と無線回
線１９を設定する。

移動通信交換機７は、この回線１８と無線回線１９の設
定の完了を中継線交換機６を経由して、加入者線交換機
５に通知する。加入者線交換機５は、回線１６と回線１
５とを回線３３にマルチ接続する。そして加入者線交換
機５は、このマルチ接続の完了を中継線交換機４を経由
して移動通信交換機３へ回線設定完了を通知する。移動
通信交換機３は、移動機１に、新無線回線１９を通知す
る。これにより、移動機１は無線ゾーン２１の無線回線
１９に無線回線を切り替える。なお、回線１５と回線３
３とを加入者線交換機５でマルチ接続することにより、
無線回線の切替時における通話の切断を防止することが
可能である。

移動通信交換機７は、移動機１の無線回線の切替を確認
すると、中継線交換機６を経由して、加入者線交換機５
に対して移動機１の切替完了を通知する。加入者線交換
機５は、回線１５と回線１６の接続パスを開放し、中継
線交換機４に回線１５の開放信号を送出する。中継線交
換機４は、この開放信号を受けると移動通信交換機３に
回線１４の開放信号を送出する。移動通信交換機３は、
回線１３および無線回線１２を開放し、対応するビジタ
メモリ局１０に対して、移動通信交換機７に対応するビ
ジタメモリ局１１に対して移動機１の加入者情報の転送
指示信号を送出する。

この転送指示信号によりビジタメモリ局１０は、ビジク
メモリ情報転送手段３４の制御のもとに、共通線２４、
共通線網３０、共通線２５を介してビジタメモリ局１１
に加入者情報の転送を行う。ビジタメモリ局１１は、加
入者情報を受信し終えると移動通信交換機７に対して、
情報転送完了信号を送信する。

その後、移動通信交換機７に対して、情報転送完了信号
を送出する。その後、移動通信交換機７は、移動機ｌの
ホームメモリ局２３に対して、移動機１の位置情報通知
信号を送出し、位置情報の更新を行う。

以上の動作により、通信中のチャネル切替後は、移動機
１と固定端末９との通信は、回線１６、加入者線交換機
５、回線３３、中継線交換機６、回線１７、移動機通信
交換機７、回線１８、無線基地局８、無線回線１９を経
由する通信路によって行われる。移動機１の呼制御を行
う必要が生じた場合は、移動通信交換機７がビジタメモ
リ局１１に移された移動機１の加入者情報を参照するこ
とにより行なう。

なお、上述の実施例の説明では、移動機１と固定端末９
との通信路が、移動機ｌの存在する無線ゾーンを収容す
る移動通信交換機と固定網側交換機とを経由して形成さ
れる場合について述べたが、この通信路が前述の移動通
信交換機から、固定網との接続機能をもつ移動通信交換
機と固定網を経由して形成され、チャネル切替後の移動
機への最適方路の設定が、この固定網との接続機能をも
つ移動通信交換機で行われる場合でも、その効果に変り
はない。

また、移動機と移動機間の呼を対象とした場合において
も同様に本発明の効果は変わらない。

さらに、上記実施例では、再ルーチングを実施する加入
者線交換機において、回線１５と回線３３とをマルチ接
続して通信路を形成する場合について述べたが、マルチ
接続を解除する時期や、マルチ接続を行わない場合、そ
の他、ビジタメモリ局間での加入者情報の転送時期、四
回線の開放時期等の関係についても、その変形が許され
、上記実施例のとおりに動作しなければならないもので
はない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、移動機の通信チャネル
切替中に、その移動機の加入者情報を移動元の移動通信
交換機に対応するビジタメモリ局から移動先の移動通信
交換機（こ対応するビジタメモリ局に転送して、この移
動先の移動通信交換機で転送された情報を記憶するビジ
タメモリ局を参照して移動機に対する呼制御を行い、か
つ、移動機と通信相手方端末との接続方路を固定網内で
最適となるように再設定を行うため、通信中のチャネル
切替後、移動先の移動通信交換機において、移動機から
の呼制御信号を移動元の移動通信交換機に中継する必要
がなくなり、移動元の移動通信交換機と固定網との接続
が不必要となる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の通信システムの構成を示す図
。 第２図は実施例の通信中のチャネル切替の信号送受信過
程を示すシーケンス図。 第３図は従来例の通信システムの構成を示す図。 第４図は従来例の通信中のチャネル切替の信号送受信過
程を示すシーケンス図。 ■・・・移動機、２．８・・・無線基地局、３．７・・
・移動通信交換機、４．６・・・中継線交換機、５・・
・加入者線交換機、９・・・固定端末、１０．１１・・
・ビジタメモリ局、１２．１９・・・無線回線、１３〜
１８．３１．３２．３３・・・回線、２０．２１・・・
無線ゾーン、２２・・・固定網、２３・・・ホームメモ
リ局、２４〜２９・・・共通線、３０・・・共通線網、
３４・・・ビジタメモリ情報転送手段。 特許出願人　日本電信電話株式会社 代理人　弁理士　井　出　直　孝

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、無線ゾーン内に散在する移動機と、 無線ゾーンを構成する無線基地局と、 この無線基地局と回線で接続され移動機の呼制御を行う
   移動通信交換機と、 上記移動通信交換機ごとに設けられ移動機の加入者情報
   の一部または全部を一時的に記憶しておくビジタメモリ
   局と を備えた移動通信網が複数構成され、 上記移動機の位置情報を含む加入者情報を定常的に記憶
   するホームメモリ局が上記各移動通信網のビジタメモリ
   局とは別に設けられ、 上記各移動通信網間または相手端末間との中継交換を行
   う固定通信網が設けられた 移動通信網における通信中チャネル切替方式において、 上記固定通信網内の加入者交換機は、上記移動通信交換
   機からの指示により移動機の移動先の移動通信網と通信
   中の相手端末との間に新たな接続ルート（３３）を設定
   する手段を備え、 上記移動元の移動通信網内のビジタメモリ局に記憶され
   た移動する当該移動機の加入者情報を移動先のビジタメ
   モリ局へ転送させる手段（２４、３４、２５）を備えた ことを特徴とする通信中チャネル切替方式。