JP2822444B2 - 構内用移動通信方式および広域移動通信方式 - Google Patents

構内用移動通信方式および広域移動通信方式

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JP2822444B2 JP1115368A JP11536889A JP2822444B2 JP 2822444 B2 JP2822444 B2 JP 2822444B2 JP 1115368 A JP1115368 A JP 1115368A JP 11536889 A JP11536889 A JP 11536889A JP 2822444 B2 JP2822444 B2 JP 2822444B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、構内用の移動通信システムの通信方式およ
び構内用移動通信システムが複数接続された広域移動通
信システムにおける通信方式に関する。
(従来技術とその課題) 通常の家庭用コードレス電話機では携帯用の子局と固
定設置の親局は固定的に1対1に対応づけられており、
特定の子局は特定の親局との間でしか通信できない。そ
こで子局が発呼あるいは着呼できるためには対応する特
定の親局の近くにいなければならない。それに対して最
近開発された構内用のコードレス電話システムでは、無
線電話機と、固定基地局である無線接続装置には固定的
な対応関係がなく、各無線電話機は複数の無線接続装置
のうちどれとの間でも通信が可能である。このような構
内コードレス電話システムにおいては、例えば1つの構
内のいたるところに無線接続装置を配置しておけば、構
内のどこにいても最寄りの無線接続装置を介して発呼が
行え、いわゆる構内の移動通信が実現できる。
第5図は現在の構内コードレス電話システムの構内例
を示す図である図において5−1は構内交換機、5−2
は無線回線制御装置、5−3l〜3−3nは無線接続装置、
5−4l〜5−4mは無線電話機、5−5l〜5−5mは通話回
線、5−6l〜5−6nは接続線である。構内交換機5−1
と無線回線制御装置5−2の間には、収容する無線電話
機の数分の通話回線が張られており(図の例では無線電
話機がm台なのでmの本)、各無線電話機には各通話回
線に対応する内線番号の内の1つが割り当てられてい
る。すなわち無線電話機の番号は構内交換機と無線回線
制御装置間の通話回線の番号と1対1に対応している。
従って構内交換機においては無線電話機に対する着呼要
求があった場合に、それが無線電話機であることを意識
する必要はなく指定された宛先の番号の回線に接続すれ
ばよい。一方、無線回線制御装置においてもどの回線が
呼び出されたかによりどの無線電話機への着呼要求であ
るかが一意にわかる。例えば図において、通話回線5−
5lに内線番号2001が割り当てられておりそれに対応する
無線電話機が5−4lであったとする。無線電話機5−4l
への着呼要求は内線番号2001を用いて行われる。2001が
ダイヤルされると構内交換機5−1ではそれが無線電話
機の番号であることを意識する必要なく、通常の方法で
通話回線5−5lに呼び出しをかける。一方無線回線制御
装置5−2においては、通話回線5−5lが無線電話機5
−4lに対応することを知っているので、無線電話機5−
4lを呼び出せばよいことがわかる。
このような方式では、解決すべき2つの課題がある。
1つは収容する無線電話機の数分だけの通話路を構内交
換機と無線回線制御装置間に用意しておかなければなら
ない点である。一般には収容している無線電話機の全て
が同時に通話することはないので無線電話機の数分の通
話回線を用意しておく必要はなく、これは無駄である。
これが解決すべき第1の課題であり、この第1の課題
は、更に構内コードレスシステムの広域化を考えた時に
特に解決を迫られる構内コードレスシステムは現在は特
定の移動通信を可能とするものであるが、これを複数接
続して地域間にまたがった移動通信サービスを行う要求
が生まれることが想像される。そのような要求に対して
現在の方式では対応が難しい。
以下、広域化に関して解決すべき課題を図を用いて説
明する。第6図は、構内コードレスシステムの拡張の例
として第5図の構成コードレスシステムを3つの接続し
た広域システムに構成例を示したものである。図におい
て6−11〜6−13は構内交換機、6−21〜6−23は無線
回線制御装置、6−31〜6−39は無線接続装置、6−41
〜6−46は無線電話機である。図中6−11,6−21,6−31
〜6−33,6−41〜6−42が第1の構内コードレスシステ
ム、6−21,6−22,6−34〜6−36,6−93〜6−44が第2
構内コードレスシステム、6−13,6−23,6−37〜6−3
9,6−45〜6−46が第3の構内コードレスシステムであ
るとし、記号A,B,Cはそれぞれのサービスエリアを表し
ているものとする。図の例では各システムとも無線電話
機がそれぞれ2台ずつしかないので構内交換機と無線回
線制御装置間の通話回線は2本づつ用意しておけばよい
が、もし他のシステムの無線電話機が持ち込まれること
を許すならば、他のシステムの無線電話機の分も通話回
線を用意しておかなければならず(この例では6本ず
つ)、構内交換機の収容回線の制限から考えても非常に
無駄であり大きなシステムには対応できない。これが広
域システムを考えた場合に解決すべき第1の課題であ
る。
解決すべき第2の課題は、他サービスエリアへの転送
機能が用意されていない点である。
上述の方法では、無線電話機への発呼には通常の固定
電話への発呼と同様に、発呼者が現在その無線電話機が
いると思われる地域の番号を指定して、その後その無線
電話機に番号である内線番号を指定することになる。す
なわち現在の構内コードレスシステムをそのまま複数接
続して広域システムを構成する場合には、発呼者が相手
の現在いるサービスエリアを知らなければならないとい
う制約がある。本来相手がどのサービスエリアにいるか
を知らなくても通信できることが望ましい。そのために
は、システム中の全ての無線電話機が現在存在している
サービスエリアをシステムが知らなければならない。ま
たそのためには各構内コードレスシステム間で自システ
ム内に現在どの無線電話機がいるという情報を交換する
方式が必要である。
現在の構内コードレスシステムでは無線電話機は位置
登録機能を有しており、これにより無線回線制御装置は
自分のシステム内の無線電話機が現在どの無線接続装置
と対応関係に設定されているかを保持・更新することが
できる。この情報は無線電話機への発呼要求があったと
きにどの無線接続装置を介して呼び出すか、および無線
電話機からの発呼時にどの無線接続装置を介して発呼を
受け付けるかを決めるために用いられている。しかしシ
ステム間にまたがった位置登録機能は備わっていない。
(課題を解決するための手段) 本発明は、複数の可搬型の無線電話機と、分散設置し
た複数の無線接続装置と、構内交換機と、前記複数の無
線接続装置を前記構内交換機に接続する無線回線制御装
置とを有し、前記各無線電話機には固定電話機と区別で
きる特別な番号を割り当て、前記構内交換機は前記無線
電話機への着呼要求に対して、前記無線回線制御装置と
の間に用意された通信回線を用いて呼び出しをかけると
ともに、着信要求先の無線電話機の番号を前記無線回線
制御装置に転送することにより通信を行う構内用の移動
通信システムが複数、構内交換機間の通話回線で接続さ
れ、 各無線回線制御装置はシステム内の無線電話機が存在
するサービスエリアを記録する録テーブルを保持し、自
装置のサービスエリア内に新たな無線電話機が登録され
た場合またはサービスエリア内の無線電話機の登録が削
除された場合には、データ通信路を介して他の無線回線
制御装置に変更通知を送ることにより無線回線制御装置
内の前記テーブルを更新し、各無線回線制御装置には自
装置が収容されている構内交換機から無線電話機への着
呼呼び出しがあった場合には、着呼要求先の無線電話機
の番号を前記テーブルで調べ、該着呼要求先の無線電話
機がもし自装置のサービスエリア内に存在した場合には
適当な無線接続装置を介して呼び出しを行い、もし自装
置のサービスエリア以外にいた場合には、自装置が収容
されている構内交換機に対して、該無線電話機が存在す
るサービスエリアの構内交換機へ転送処理を行うことを
特徴とする。
また、本発明は、複数の可搬型の無線電話機と、分散
設置した複数の無線接続装置と、構内交換機と、前記複
数の無線接続装置を前記構内交換機に接続する無線回線
制御装置とを有し、前記各無線電話機には固定電話機と
区別できる特別な番号を割り当て、前記構内交換機は前
記無線電話機への着呼要求に対して、前記無線回線制御
装置との間に用意された通信回線を用いて呼び出しをか
けるとともに、着信要求先の無線電話機の番号を前記無
線回線制御装置に転送することにより通信を行う構内用
の移動通信システムが複数、構内交換機間の通話回線で
接続され、 各構内交換機はシステム内の無線電話機が存在するサ
ービスエリアを記録するテーブルを保持し、各無線回線
制御装置は自装置のサービスエリア内に新たな無線電話
機が登録された場合またはサービスエリア内の無線電話
機の登録が削除された場合には、構内交換機に変更を知
られることにより構内交換機は前記テーブルを変更し、
各構内交換機は無線電話機への着呼要求があった場合に
は着呼要求先の無線電話機の番号を前記テーブルで調
べ、該着呼要求先の無線電話機がもし自装置のサービス
エリア内に存在した場合には無線回線制御装置へ接続
し、もし他のサービスエリアに存在する場合には該当す
る構内交換機に転送することを特徴とする。
(発明の作用) 本発明によれば、構内交換機と無線回線制御装置間に
必ずしも収容する移動機の数分の通信回線を用意してお
く必要がなく、また端末番号は構内交換機の内線番号と
独立につけることができる。さらに複数の構内移動通信
システムを接続した広域の移動通信システムにおいて
は、システム全体にわたっての無線電話機の位置登録が
可能となり、それに従って各構内移動通信システム間で
の転送が自動的に行える。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面を用いて説明する。
本発明では各無線電話機に内線番号と独立にユニーク
な番号を割り当てるが、該無線電話機の番号と通常の固
定電話機の内線番号とを区別するために無線電話機番号
判定別用の特番を用意する必要がある。本実施例では特
番として2を割り当てることとする。すなわち無線電話
機への発呼の際には2をダイヤルした後相手の無線電話
機番号をダイヤルすることとする。通常の構内電話シス
テムでは他にも特番として外線用特番、構内交換機間の
局間転送用特番が用意されている。ここでは外線用特番
を0、局間転送用特番を1とする。従って通常の固定電
話の番号には0,1,2で始まる番号は割り当てられないも
のとする。また局間転送用特番の後には局を指定するた
めの番号がダイヤルされる。
第1図は本発明の特許請求の範囲第1項、第2項及び
第3項記載の通信方式を行うための構内交換機と無線回
線制御装置の構成および接続の例を示す構成図である。
図において1−1は構内交換機、1−2はスイッチ回
路、1−3は制御部、1−4は外線用トランクグルー
プ、1−5および1−6は局間用転送とトランクグルー
プ、1−7は自局内固定電話接続用のトランクグルー
プ、1−8,1−21は固定電話機収容用トランク、1−9,1
−22は固定電話機、1−10は無線回線制御装置収容用ト
ランクグループ、1−11および1−12は信号送受回路、
1−13は無線回線制御装置、1−14は通信トランク、1
−15は信号送受回路、1−16は制御部、1−17〜1−19
は無線接続装置、1−20は無線電話機である。図におい
て1−11および1−15の信号送受回路はそれぞれ1つ以
上の対地へ向けたポートを持つものとする。
第1図を用いて、まず通常の固定電話機相互間の接続
方式を、固定電話機1−9が発呼した場合について説明
する。ダイヤル番号は固定局収容トランク1−8から制
御部1−3に送られて番号解析が行われる。もしダイヤ
ルされた初めの1桁が0であった場合には制御部1−3
はスイッチ1−2を制御してスイッチ径路aを介して外
線用トランクグループ1−4に接続する。それとともに
2桁目以降のダイヤル番号が信号送受回路1−11を介し
て公衆網交換機に送られる。もしダイヤル番号の1桁目
が1であった場合には、2桁目以降の特定の桁数の番号
を解析し、その番号で指定された局への局間転送用トラ
ンクグループをさがし(この例では局間転送用トランク
グループ1−5または1−6)、径路bまたはcを介し
て接続すると共に、該宛先局へ信号送受回路1−11を介
して2桁目以降の番号を転送する。もし1桁目が0,1,2
以外であった場合には自局面の内線接続であるので、ダ
イヤル番号の示す固定電話機を収容する固定局収容用ト
ランクに自局内固定電話機接続用トランクグループ1−
7を介して例えば径路dで接続する。
次に本発明の特許請求の範囲第1項記載の通信方式に
ついて説明する。固定電話機1−9から無線電話機1−
20宛に発呼したとする。ここでは無線電話機1−20の番
号を0001とすると、固定電話機1−9からは無線電話用
特番2を付加して2−0001がダイヤルされる。制御部1
−3は1桁目が2なので無線電話機への通話であること
を知り、無線回線制御装置収容トランクグループ1−10
へ径路eで接続すると共に信号送受回路1−12を介して
2桁目以降の番号0001を転送する。無線回線制御装置収
容用トランクグループ1−10には一般に複数のトランク
があるが、その内空いているものを適当に選んで接続す
るものとする。無線回線制御装置1−13は信号送受回路
1−15を介して着呼要求先の無線電話機番号0001を受信
し、制御部1−16において番号0001の無線電話機を登録
している無線接続装置1−17〜1−19から選んで、通話
用トランクと接続する。この後該当する無線接続装置は
無線チャネルを用いて無線電話機1−20をその番号0001
を用いて呼び出すことになる。
次に本発明の特許請求の範囲第2項記載の通信方式を
図を用いて説明する。第2図は該通信方式を行う広域移
動システムの構成例を示すシステム構成図である。図に
おいて2−1〜2−3は構内交換機、2−4〜2−6は
無線回線制御装置、2−7は集中制御装置である。各無
線制御装置は集中制御装置とデータ回線を介して接続さ
れている。またここでは構内交換機2−1の局指定番号
を01、2−2の局指定番号を02、2−3の局指定番号を
03とする。したがって例えば構内交換機2−1に収容さ
れている固定電話機から構内交換機2−3に収容されて
いる固定電話機への発呼では、ダイヤリング番号は1−
03−××××となる。××××は構内交換機2−3内の
内線番号である。図では省略されているが各無線回線制
御装置にはそれぞれ複数の無線接続装置が接続されてい
るものとする。
第1図と第2図を用いて本発明の特許請求の範囲第2
項記載の通信方式の位置テーブルの更新方法を説明す
る。無線回線制御装置1−13の制御部1−16は広域移動
通信システム内の全ての無線電話機の位置情報を記録し
た位置テーブルを保持している。さらに無線接続装置1
−17〜1−19を介して無線電話機から登録通知を受け取
ることにより該位置テーブルを絶えず更新している。今
まで自サービスエリア外にいることになっていた無線電
話機からの登録通知が無線接続装置から送られた場合に
は、制御部1−16は該無線電話機の番号を含む更新通知
を信号送受回路1−15を介して集中制御装置に送る。集
中制御装置は、自装置内にやはり全ての無線電話機の位
置テーブルを保持しており、該変更通知を受信する毎に
その内容を変更するとともに、データ回線を介して全て
の無線回線制御装置に変更通知を知らせる。各無線回線
制御装置は集中制御装置からの変更通知に従って自装置
内の位置テーブルを更新する。第2図の無線回線制御装
置2−4がある時点で保持している位置テーブルの例を
第7図(a)に示す。このテーブルにおいて、その時点
で他サービスエリア内にいる無線電話機についてはその
サービスエリアの構内交換機の局指定番号だけが書かれ
ている。自分のサービスエリア内にいる無線電話機につ
いてはさらにどの無線接続装置に登録しているかが記録
されている。第7図(a)の例では、無線電話機0001は
構内交換機02のサービスエリアに、無線電話機0002と00
03は構内交換機03のサービスエリアにいる。無線電話機
0004と0005は自サービスエリアにいるが、その内0004は
3番の無線接続装置に、0005は1番の無線接続装置に登
録されている。第7図(b)はその時点で集中制御装置
2−7が保持している位置テーブルの内容を示してい
る。集中制御装置の位置テーブルには各無線電話機がど
のサービスエリアにいるかだけが書かれている。以上述
べた方法により各無線回線制御装置は全ての無線電話機
の位置をテーブルに持つことが出来る。
次に接続の方法について説明する。第1図の構内交換
機1−1を第2図の全体システムの構内交換機2−1に
対応させて説明する。また第1図の2つの局間転送用ト
ランクグループの内、1−5を第2図に構内交換機2−
2へのトランクグループ、1−6を第2図の構内交換機
2−3へのトランクグループとする。無線電話機の配置
が第7図(b)のテーブルで表された状態であった時
に、固定電話機1−9が無線電話機0001に対して発呼し
たとする。ダイヤルする番号は2−0001である。構内交
換機1−1の制御部1−3は1桁目の2を見て径路eで
無線回線制御装置収容用トランクグループ1−10に接続
するとともに信号送受回路1−12を介して無線電話機番
号0001を無線回線制御装置1−13に転送する。無線回線
制御装置1−13の制御部1−16は転送された番号0001を
位置テーブルで調べ該無線電話機が構内交換機02のサー
ビスエリアにいることを知り、信号送受回路1−15を介
して構内交換機1−1の制御部1−3に転送要求を行
う。このときの転送先は1−02−0001で指定する。転送
要求を信号送受回路1−12を介して受信した制御部1−
3は接続した径路eの接続を解除し、新たに接続を行
う。この場合転送先が1−02−0001で指定されているの
で、構内交換機02へ転送すればよいことがわかり局間転
送用トランクグループ1−5へ径路bで接続する。構内
交換機02では同様に自装置収容の無線回線制御装置に接
続し、無線電話番号0001を転送する。無線回線制御部は
位置テーブルを引いて無線電話機0001が自分のサービス
エリアにいることがわかるので、位置テーブルで指定さ
れた無線接続装置に接続することができる。
なお上述の例では、発呼固定電話機は2−0001をダイ
ヤルしたが、発呼者がサービスエリアを指定してダイヤ
ルすることも可能である。例えばもし発呼者が、相手が
現在構内交換機02のサービスエリアにいることを知って
いたなら初めから1−02−2−0001とダイヤルすること
になる。この場合もし指定したサービスエリアが正しけ
れば先の例のような余計な接続と転送処理が省略できる
ことになる。もし指定したサービスエリアが正しくなけ
れば先の例と同様に、一旦指定されたサービスエリアの
無線回線制御装置に接続された後、転送されることにな
る。
最後に本発明の特許請求の範囲第3項に記載した通信
方式を説明する。本方式では構内交換機の制御部がシス
テム中の全無線電話機の位置テーブルを保持更新する点
が第2項記載の方式と異なる。第3図に本方式を行うた
めの広域移動システムの構成図を示す。図において、3
−1〜3−3は構内交換機、3−4〜3−6は無線回線
制御装置、3−7は集中制御装置である。本方式では、
各構内交換機がデータ回線を介して集中制御装置と接続
されている。まず第1図を用いて本通信方式の位置テー
ブルの更新方式について説明する。無線回線制御装置内
の制御部は無線接続装置を介してサービスエリア内の無
線電話機からの登録通知を受信する。該制御部は現在自
サービエリアにいる無線電話機だけについてその登録さ
れている無線接続装置を記録している。該制御部は自分
のサービスエリアに新たな無線電話機が登録された場合
または記録されていた無線電話機が自サービスエリアか
らいなくなった場合には、信号送受回路を介して構内交
換機に変更を通知する。記録されていた無線電話機がい
なくなったことが分かるためには各無線電話機は定期的
に位置登録通知を行っている必要がある。その場合には
ある一定時間のあいだ新たな登録通知がなければ移動し
たと見なす。無線電話機が定期的に位置登録を行わず、
登録していた無線接続装置が変わった時にだけ登録通知
を行う場合にはいなくなったことは分からないので、新
たな無線電話機の登録時のみ構内交換機に通知すること
になる。各構内交換機はシステム中の全ての無線電話機
の位置を登録した位置テーブルを保持しており、無線回
線制御装置からの変更通知を受け取るとデータ回線を介
して集中制御装置に変更通知を転送する。集中制御装置
でも全ての無線電話機の位置テーブルを保持しており、
構内交換機からの変更通知を受信して自分の位置テーブ
ルを変更するとともに、各構内交換機に変更通知を送信
する。各構内交換機は変更通知を受信して自分の位置テ
ーブルを更新する。各構内交換機および集中制御装置が
ある時点で保持している位置テーブルは表2に示した形
式とまったく同じであり、また表の内容も各構内交換機
と集中制御装置で等しくなる。前述のように、もし各無
線電話機が定期的に位置登録をしておらず従って各無線
回線制御装置は無線電話機が自分のサービスエリアから
移動したことを知る手段がない場合には、構内交換機は
更に自分に収容されている無線回線制御装置にサービス
エリア内の無線電話機の変更を通知する必要がある。
本方式の位置テーブルの更新方法としては上記方式と
異なる方式も可能である。第4図は異なる方式を行うた
めの広域システムの構成図の例である。図において4−
1〜4−3は構内交換機、4−4〜4−6は無線回線制
御装置、4−7は集中制御装置である。第3図と異なる
のは集中処理装置が各構内交換機および各無線回線制御
装置とデータ回線を介して接続されている点である。こ
の場合、各無線回線制御装置は自分のサービスエリア内
の登録無線電話機の変更を直接集中制御装置に知らせる
ことが出来る。
次に本発明の特許請求の範囲第3項の記載の接続の方
式について説明する。第1図の構内交換機1−1を第4
図の全体システムの構内交換機4−1に対応させて説明
する。また第1図の2つの局間転送用トランクグループ
の内、1−5を第4図の構内交換機4−2へのトランク
グループ、1−6を第4図の構内交換機4−3へのトラ
ンクグループとする。無線電話機の配置が第7図(b)
のテーブルで表された状態であった場合には固定電話機
1−9が無線電話機0001に対して発呼したとする。ダイ
ヤルする番号は2−0001である。構内交換機1−1の制
御部1−3は1桁目の2を見て無線電話機への発呼であ
ることを知り位置テーブルで番号0001の無線電話機の位
置を調べる。第7図(b)のテーブルより0001の無線電
話機は構内交換機02にいることが分かるので、局間転送
用トランクグループ1−5へ径路bで接続する。構内交
換機02では同様に位置テーブルで無線電話機0001の位置
を調べ、自分のサービスエリア内にいることが分かるの
で自装置収容の無線回線制御装置に接続し、無線電話機
番号0001を転送する。無線回線制御部は特定の無線接続
装置に接続することができる。
(発明の効果) 以上に詳細し記したように、本発明によれば構内用移
動通信システムにおいて、構内交換機と無線回線制御装
置間の各無線電話機に割り当てる番号を非対応としたの
で、構内交換機と無線回線制御装置間に必ずしも収容す
る移動機の数に対応した通話回線を用意しておく必要が
なく、また末端番号は構内交換機の内線番号とは独立に
付与することが出来るから、複数の構内交換機にまたが
ったシステムへの拡張が容易となる。
さらに、拡張されたシステムでは、無線回線制御装置
または構内交換機がサービスエリア内の全ての無線電話
機の位置情報を保持・更新し、それに従って転送等の交
換動作を行うことにより、発呼者は通話相手の位置を知
らなくても通信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の通信方式を行うための構内交換機と無
線回線制御装置の構成および接続の例を示す構成図、第
2図は本発明の特許請求の範囲第2項記載の通信方式を
行うための広域移動システムの構成図、第3図および第
4図は本発明の特許請求の範囲第3項記載の通信方式を
行うための広域移動通信システムの構成図、第5図は従
来の構内用コードレスシステムを示す構成図、第6図は
構内用コードレスシステムを複数接続して広域移動通信
システムを構成した例を示す構成図、第7図(a),
(b)は位置テーブルの内容の例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の可搬型の無線電話機と、分散設置し
    た複数の無線接続装置と、構内交換機と、前記複数の無
    線接続装置を前記構内交換機に接続する無線回線制御装
    置とを有し、前記各無線電話機には固定電話機と区別で
    きる特別な番号を割り当て、前記構内交換機は前記無線
    電話機への着呼要求に対して、前記無線回線制御装置と
    の間に用意された通信回線を用いて呼び出しをかけると
    ともに、着信要求先の無線電話機の番号を前記無線回線
    制御装置に転送することにより通信を行う構内用の移動
    通信システムが複数、構内交換機間の通話回線で接続さ
    れ、 各無線回線制御装置はシステム内の無線電話機が存在す
    るサービスエリアを記録するテーブルを保持し、自装置
    のサービスエリア内に新たな無線電話機が登録された場
    合またはサービスエリア内の無線電話機の登録が削除さ
    れた場合には、データ通信路を介して他の無線回線制御
    装置に変更通知を送ることにより無線回線制御装置内の
    前記テーブルを更新し、各無線回線制御装置は自装置が
    収容されている構内交換機から無線電話機への着呼呼び
    出しがあった場合には、着呼要求先の無線電話機の番号
    を前記テーブルで調べ、該着呼要求先の無線電話機がも
    し自装置のサービスエリア内に存在した場合には適当な
    無線接続装置を介して呼び出しを行い、もし自装置のサ
    ービスエリア以外にいた場合には、自装置が収容されて
    いる構内交換機に対して、該無線電話機が存在するサー
    ビスエリアの構内交換機へ転送処理を行うことを特徴と
    する広域移動通信方式。
  2. 【請求項2】複数の可搬型の無線電話機と、分散設置し
    た複数の無線接続装置と、構内交換機と、前記複数の無
    線接続装置を前記構内交換機に接続する無線回線制御装
    置とを有し、前記各無線電話機には固定電話機と区別で
    きる特別な番号を割り当て、前記構内交換機は前記無線
    電話機への着呼要求に対して、前記無線回線制御装置と
    の間に用意された通信回線を用いて呼び出しをかけると
    ともに、着信要求先の無線電話機の番号を前記無線回線
    制御装置に転送することにより通信を行う構内用の移動
    通信システムが複数、構内交換機間の通話回線で接続さ
    れ、 各構内交換機はシステム内の無線電話機が存在するサー
    ビスエリアを記録するテーブルを保持し、各無線回線制
    御装置は自装置のサービスエリア内に新たな無線電話機
    が登録された場合またはサービスエリア内の無線電話機
    の登録が削除され場合には、構内交換機に変更を知らせ
    ることにより構内交換機は前記テーブルを変更し、各構
    内交換機は無線電話機への着呼要求があった場合には着
    呼要求先の無線電話機の番号を前記テーブルで調べ、該
    着呼要求先の無線電話機がもし自装置のサービスエリア
    内に存在した場合には無線回線制御装置へ接続し、もし
    他のサービスエリアに存在する場合には該当する構内交
    換機に転送することを特徴とする広域移動通信方式。
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