JP3276912B2 - 切替ノード間における無線送受器の特徴の透明性 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、通信切替に関する
ものであり、特に無線送受器が切替ノードから切替ノー
ドへ受け渡される場合における個々の送受器の特徴に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】米国特許第５，１８２，７５１号および
米国特許第５，３７７，２６２号に記載されるような高
度分散型切替システムは、無線遠距離通信システムにお
いて、低コストで拡張可能なようにできているという利
点がある。この点は、無線遠距離通信システムが、オフ
ィス、産業あるいは倉庫というようにシステムが少数の
ユーザから多くのユーザに対して発生するような環境に
おいて重要である。このような分散型システムは、多数
の切替ノードからなっており、個々のノードは独立した
切替システムである。このような切替システムを図１に
示す。各切替ノードは、１００程度の比較的少数の無線
送受器を扱う。切替ノードがそれらのネットワーク内で
信号による情報を通信し、通信経路を決定する方法は、
上記米国特許に記載される通りである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記米国特許のソフト
ウェア構造は、有線電話機を想定して設計されたもので
ある。分散切替ノードによる構造が、大規模な無線遠距
離通信システムにうまく適用されるにつれ、ある問題が
生じるようになった。これら問題は、個人ユーザが分散
遠距離通信システムによってカバーされるエリアを通過
するごとに、切替ノードから切替ノードへ移動するとい
う事実から生じる。すなわち、個人ユーザを各切替ノー
ドごとに登録する必要がでてくる。この問題は、セルラ
型切替ノードの場合は生じない。すなわち、セルラシス
テムの中のセルが大きいため、ユーザがたとえ車で高速
移動中であっても、会話中に２または３以上のセル間を
移動することが困難であるからである。

【０００４】しかし、図１に示される分散型切替ノード
による構造に基づいたＰＣＳシステムの場合、ユーザが
早足で歩き、複数の呼を一度に受信している場合におい
て、通話を終了する前にＰＣＳシステム内のすべての切
替ノードに登録されることは十分にありうる。したがっ
て、ユーザ、ユーザの呼、さらにその呼に関係するあら
ゆる特徴についての情報が、継続的に、異なる切替ノー
ドに受け渡されなくてはならない。このように切替ノー
ドが分散しているという性質のために、その各々につい
て、切り替えノードから成り立つ構造内に存在している
すべてのノードとの間に個別の通信リンクが確立されな
い。したがって、通話中には大量のデータが複数の切替
ノード間を移動することになり、通話の混線や切断の可
能性が高まる。

【０００５】これは明らかに、ある種のＰＣＳシステム
環境における分散型切替ノードのための既存のソフトウ
ェア構造に問題がある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前述の問題は、分散型無
線遠距離通信システムにおける装置および方法によって
解決され、技術の進歩が達せられる。本発明の無線遠距
離通信システムのソフトウェア構造は、無線送受器制御
の機能を遠距離通信通話制御機能から切り離している。
無線送受器制御機能は、登録および切替ノードから切替
ノードへの受け渡し毎に無線送受器をフォローする。本
発明の利点は、遠距離通信制御機能が無線送受器がはじ
めに呼を開始した切替ノードにとどまり、無線送受器が
呼を終了するまでその切替ノードにとどまる点である。
無線送受器が呼を終了するにあたり、無線遠距離通信通
話制御機能は、現在無線送受器が登録されている切替ノ
ードに転送される。本発明のその他の特徴を、添付図面
を参照しながら以下に記載する。

【０００７】

【発明の実施の形態】図1は、複数の分散型切替ノード
からなる無線遠距離通信システムを示す図である。各切
替ノードは複数の基地局に相互接続されており、各基地
局は、無線送受器１４１、１４２、１４３のような無線
送受器にサービスを提供している。さらに、有線電話機
が有線接続によって切替ノードに接続されている。切替
ノードは、一次群インタフェース（ＰＲＩ：Ｐｒｉｍａ
ｒｙ Ｒａｔｅ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）や基本群インタ
フェース（ＢＲＩ：Ｂａｓｉｃ Ｒａｔｅ Ｉｎｔｅｒ
ｆａｃｅ）といった通信リンクによって相互接続されて
いる。リンク１１１のようなリンクの各々のセットは、
複数のＰＲＩあるいはＢＲＩリンクからなる。

【０００８】前述の米国特許の分散型切替ノードシステ
ムと異なり、図４に示す無線遠距離通信システムは、切
替ノードのダイヤリング・プラン階層あるいは切替ノー
ド階層を有しない。各切替ノードは、初期化する際、ネ
ットワーク管理サービス（ＮＭＳ：Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｍ
ａｎａｇｅｒ Ｓｅｒｖｉｃｅ）１０９に呼を着信させ
ることによって、それに割り当てられた無線送受器の電
話番号を得る。さらに、切替ノードに割り当てられた無
線送受器の実際の電話番号を得るには、各切替ノード
は、図１の無線遠距離通信システムに存在する他の各々
の切替ノードに割り当てられた電話番号のブロックに対
するＩＤを受信する。切替ノードが、それと他の切替ノ
ードを相互接続しているリンクを初期化し、切替ノード
からなる構造において通話経路を確立する方法は、前述
の米国特許に類する。

【０００９】各切替ノードは、ＮＭＳ１０９より送受器
サービス記録（ＨＳＲ：Ｈａｎｄｓｅｔ Ｓｅｒｖｉｃ
ｅ Ｒｅｃｏｒｄ）と割り当てられた各々の送受器に連
結する特徴サービス記録（ＦＳＲ：Ｆｅａｔｕｒｅ Ｓ
ｅｒｖｉｃｅ Ｒｅｃｏｒｄ）を受信する。マスター・
サービス記録（ＭＳＲ：Ｍａｓｔｅｒ Ｓｅｒｖｉｃｅ
Ｒｅｃｏｒｄ）は、ＦＳＲとＨＳＲの組み合わせであ
る。ＨＳＲは、送受器の型とその構造を定義する。ＦＳ
Ｒは、送受器が利用する特徴、送受器上のある特徴の呼
び出しに連結するボタン、および機能中の特徴などを定
義する。図５は、テーブル５０２において、ＮＭＳ１０
９から得られた電話番号および関係するノード情報を示
す。簡略化のために、各ノードは、ノード番号の最後の
数字が電話番号の１００の位の数字となる１００の電話
番号を制御すると仮定する。たとえば、ノード１０８
は、８××という電話番号を有する８００番台の電話番
号をすべて制御する。さらに簡略化のために、各ノード
に割り当てられた実際の電話番号は５つであるとする。
たとえば、ノード１０１は、テーブル５０２に図示され
るように、電話番号１０１〜１０５が割り当てられてい
る。後に記述するように、ＬＤＣは切替ノード１０１を
除くリンクである。

【００１０】後段で詳細に記述するように、各切替ノー
ドは、ネットワーク・モビリティ・マネジャー（ＮＭ
Ｍ：Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｍｏｂｉｌｉｔｙ Ｍａｎａｇｅ
ｒ）アプリケーション、フィーチャ・サーバ（ＦＳ：Ｆ
ｅａｔｕｒｅ Ｓｅｒｖｅｒ）アプリケーションおよび
送受器マネジャー（ＨＳＭ：Ｈａｎｄｓｅｔ Ｍａｎａ
ｇｅｒ）アプリケーションを有する。切替ノード上のＮ
ＭＭアプリケーションは、情報を切替ノード間で転送
し、ダイヤリング・プランを調節するのに使用される。
ＦＳアプリケーションは、呼の立ち上げおよび遠距離通
信の特徴を実行するのに必要な通話制御機能を確立し、
実行させるためのものである。

【００１１】たとえば、無線送受器１４１、１４２およ
び１４３が、３方向会議に参加しているとする。無線送
受器は、図１に示す基地局に登録され、アクティブであ
るとする。

【００１２】本例は、会議呼の開始時において、無線送
受器が図の基地局に登録されていると仮定する。会議呼
の呼のレッグは、切替ノード１０３に収束する。この場
合、ＨＳＭおよびＦＳアプリケーションは、切替ノード
１０３、１０６および１０７で一緒になる。たとえば、
切替ノード１０６において、切替ノード１０６のＦＳア
プリケーションは、無線送受器１４３に関するすべての
通話制御機能を実行する。切替ノード１０３のＦＳアプ
リケーションは、会議呼に関するすべての通話制御機能
を実行する。本発明によると、無線送受器１４１が、切
替ノード１０１につながっている基地局１２２に受け渡
されると、切替ノード１０１のＨＳＭアプリケーション
が、無線送受器１４１の送受器制御機能を制御する。し
かし、切替ノード１０３のＦＳアプリケーションは、会
議呼の制御とともに無線送受器１４１の通話制御機能を
制御しつづける。

【００１３】さらに、会議呼のオーディオ切替機能は、
切替ノード１０３の切替ネットワークによって実行し続
ける。ここで、無線送受器１４１が、他のノードに接続
されているさらに他の基地局へ受け渡されれば、当該ノ
ードのＨＳＭアプリケーションは、送受器制御機能を実
行する。しかし、切替ノード１０３のＦＳアプリケーシ
ョンが、無線送受器１４１のために通話制御機能を実行
しつづける。すなわち本発明は、無線送受器１４１がア
クティブでありつづける限り、通話制御機能が一つの切
替ノード内においてステーショナリでありつづける点に
おいて利点がある。ここで、無線送受器１４１は、２つ
の呼のうち一つがホールド状態であれば、２つの呼にお
いてアクティブであることを特に記しておく。

【００１４】図２は、図１の切替ノードのソフトウェア
構造を図示するものである。本構造は、従来のＯＳＩモ
デルをＩＳＤＮプロトコル確立のために変更したものに
基づくものである。ここに記載する発明に従い、ＩＳＤ
Ｎ機能を有するように基本モデルには、さらにいくつか
の変更が加えられている。

【００１５】物理的層２０１の主な機能は、物理的リン
クを終端させることである。特に、物理的層２０１は、
物理的チャネルを維持し、その層の物理的サブチャネル
を制御する役割を有する。物理的層２０１は、ソフトウ
ェア部分と物理的インタフェースより構成される。さら
に、物理的層２０１のソフトウェア部分は、ＰＲＩおよ
びＢＲＩ情報が終端する物理的リンク物理的インタフェ
ースを直接制御する役割を有する。物理的層２０１は、
リンク層２１２に対して、物理的サブチャネルと物理的
チャネルを、リンク層２１２が制御できるものとして表
示する。

【００１６】リンク層２１２の主な機能は、物理的チャ
ネルを通じて転送された情報が尾のままの状態かつ正し
い順序で復元されかどうかを確かめることである。これ
は、所与の物理的チャネル、あるいは、パケット化され
たデータを通信する物理的サブチャネルに、一般に論理
リンクと呼ばれる多重通信経路を形成するプロトコルの
他層を用いて達成される。これら論理リンクは、リンク
層２１２と物理的層２０１の間で通信されるデータを識
別し処理する時に使用される。（この型のプロトコル
は、ＩＳＤＮ Ｑ．９２１に使用されるＬＡＰＤパケッ
トプロトコルである。ＩＳＤＮ標準では、リンク層２１
２においてＬＡＰＤプロトコルが終端する。）リンク層
２１２は、多重プロトコルをサポートできるので、上部
層は、使用される他のプロトコルによる影響を受けな
い。さらに、リンク層２１２の働きによって、上位のソ
フトウェア層は、物理的層２０１を簡単方法により制御
する。

【００１７】図２に示されるように、リンク層２１２は
リンクインタフェース２０２とリンク管理２０３に分割
される。このように分割する理由を以下に述べる。この
時点で、たとえばＤチャネルを介したＩＳＤＮ信号の通
信について初歩的な知識しか持っていないヘルプ・リー
ダーに対して、Ｄチャネルを介してＩＳＤＮ信号を通信
することを論じることが有用であると思われる。リンク
層２１２では、複数の論理リンクがＤチャネル上に確立
される。これら論理リンクの一つだけがＩＳＤＮ制御信
号を通信し、この論理リンクを、ここではロジカルＤチ
ャネル（ＬＤＣ）と呼ぶ。ＬＤＣは、ロジカルＤチャネ
ル数（ＬＤＣＮ）によって識別される。

【００１８】リンクインタフェース２０２は、論理リン
クの確立を含む、リンク層２１２によって実行される機
能の大多数を実行する。リンク管理２０３は、上位のソ
フトウェア層のさまざまなリンクインタフェースを識別
する。さらに、リンク管理は、論理リンクと上位ソフト
ウェア層間で情報を通信する。

【００１９】ネットワーク層２０４は、ＬＤＣ上で通信
される情報を処理し、それによってＩＳＤＮ Ｑ．９３
１プロトコルを終端させる。したがって本層は、システ
ムリソースを切替ノード外部での呼の着呼および発呼に
利用することを交渉する役割を有する。ネットワーク層
は、呼が着信し、立ち上がるインタフェース上におい
て、チャネルの配置を制御する。たとえば、切替ノード
１０１が、切替ノード１０２からリンク１１１を通じて
呼を受信すると、切替ノード１０１０のネットワーク層
２０４は、そのピア層（切替ノード１０２において対応
するネットワーク層２０４）と交渉を行い、リンク１１
１におけるＢチャネルの配置を得る。この手順は、後に
第２のＢチャネルが望まれる場合に繰り返される。この
交渉は、呼立ち上げおよび接続メッセージのような標準
ＩＳＤＮ Ｑ．９３１メッセージを、リンク１１１のＤ
チャネル上に立ち上げられたＬＤＣを介して使用するこ
とにより、実行される。

【００２０】ネットワーク層２０４は、所与のインタフ
ェースのすべてのＢチャネルを、そのインタフェースに
対するＬＳＣとして識別する。ネットワーク層２０４
は、一地点から他の地点(たとえば、切替ノードから切
替ノード)への呼確立にのみ関係するものであり、内部
でどのように呼が特定の切替ノードに着信するかについ
て関係せず、むしろ切替ノードにおいてどのように呼の
経路決定が行われるかについての情報を上位層に情報を
転送するものである。しかし、ネットワーク層は、これ
より以下で接続管理アプリケーションと呼ばれる一つの
アプリケーションによって、切替ノード内部の切替接続
に対する物理的インタフェース上の機能が、追加あるい
は削除されるように、要求する。

【００２１】特に、ネットワーク層は、まず呼確立に対
する要求が有効かどうか、さらに２つの切替システム間
のリソースがこの呼のために使用可能かどうかを決定
し、呼立ち上げを実行する。このような決定の後、呼に
関する情報が上位ソフトウェア層に転送される。ネット
ワーク層が、上位ソフトウェア層から他の切替ノードと
の接続を確立せよとの要求を受信したときは、その逆と
なる。

【００２２】ネットワーク層２０４は、呼に関する情報
を他のノードからＬＤＣを介して受信する。ＬＤＣに情
報が受信されると、呼参照番号を使用して、本メッセー
ジに連結する呼を識別する。呼参照番号は、呼立ち上げ
の間に、ＩＳＤＮ標準に従って発信したネットワーク層
によって選択される。この識別のについて、詳細を図１
４との関連で述べる。

【００２３】トランスポート層２０５は、図１に示され
る多重ノードを有する複雑なシステムにおいて、呼の経
路決定を可能にする基本要素である。その主な機能は、
外部に対して（すなわち、切替ノード間）呼の経路決定
を管理することである。トランスポート層２０５は、図
１のシステムをノードの観点から眺め、自信のノードか
ら他のノードあるいは終点へ発する呼の経路決定に関す
るものである。（セション層２０６の詳細記述にて説明
されるように、当該層(トランスポート層ではない)は、
電話番号のような論理的着信地情報を解釈し、呼の着信
ノードを決定し、接続管理アプリケーションを用いてノ
ード間経路を確立する。）切替ノード１０１のような多
重切替ノードを含む全体的なシステムにおいて、さまざ
まなトランスポート層が互いに通信し、さまざまな切替
ノードを通じて呼が確立される。このようなトランスポ
ート層間の通信が必要であるのは、呼を目的ノードに到
達させるには、障害となるノードを通過しなくてはなら
ないためである。トランスポート層は、切替ノード間に
確立された信号経路（ＬＤＣ）を使用して相互通信を行
う。ノード間の経路決定については、トランスポート層
２０５は、図１に示す全体的システムを包括的に眺める
第一番目の層である。トランスポート層２０５は、セシ
ョン層２０６が提供する情報を使用して、ノード間経路
を選択する。トランスポート層は、さまざまなノード間
におけるその経路決定タスクを、利用可能な経路とそれ
ら経路のオプションを定義するテーブルを使用して行
う。これらテーブルは、すべての経路について定義せず
に、ノードがすでに使用された経路について定義する。

【００２４】トランスポート間の通信は、ネットワーク
層２０４によって、確立されたＬＤＣを用いて行われ
る。トランスポート層２０５は、ネットワーク層２０４
のピアに着信する情報を通信し、標準ＩＳＤＮ Ｑ．９
３１メッセージの情報エレメント（ＩＥ：Ｉｎｆｏｒｍ
ａｔｉｏｎ Ｅｌｅｍｅｎｔ）内部にこの情報ネットワ
ーク層２０４を閉じ込める。ネットワーク層２０４は、
この情報をそのピアであるネットワークに通信するため
に特定ノードに立ち上げられたＬＤＣを使用する。同様
に、他のネットワーク層がこの型の他情報を受信したと
き、他のネットワーク層は、この情報を開放し、トラン
スポート層に直接送る。

【００２５】セション層２０６の主な機能は、アプリケ
ーションとみなされるすべての終点（たとえば、ＢＲＩ
基地の集まりはアプリケーションとみなされる）につい
て、終点間の通信を確立することである。これら終点
は、呼処機能を実行するアプリケーションまたはダイヤ
リング・プランアプリケーションのようなアプリケーシ
ョンでもよいことが重要である。いづれにしても、これ
ら終点間の接続は、呼であるとみなされる。セション
（呼)は、２つのアプリケーションが相互に通信を必要
としているときに、セション層２０６によって立ち上げ
られる。前述のように、セション層２０６は、切替ノー
ドおよびこれら切替ノード上のアプリケーションの観点
によってのみ処理を行い、トランスポート層２０５の働
きによってたの切替ノードへの経路を確立する。

【００２６】セション層２０６は、呼び出されたアプリ
ケーションをアドレスによって識別する。このアドレス
とは、従来の遠距離通信技術では、電話番号のみのもの
と考えられていたものであったが、Ｑ．９３１プロトコ
ルにおいては、より広範囲の概念を有するものである。
このアドレスから、セション２０６は、目的の切替ノー
ドを決定する。セション層２０６は、目的の切替ノード
のセション層２０６と通信することによって、目的の切
替ノードへの呼を立ち上げる。他のセション層との通信
は、セション層が、そのトランスポート層に対し、他の
切替ノードに呼着信させ、特定アドレスに対する接続を
確立するように要求することにより達成される。トラン
スポート層は、セション層が決定するノード番号にした
がって呼を着信させる。これら要求は、ネットワーク層
を用いて標準ＩＳＤＮ Ｑ．９３１の呼立ち上げメッセ
ージを生成するために行われる。他の切替ノードがアド
レスを解釈できない場合、その切替ノードのセション層
は、呼を開放せよとの情報をそのトランスポート層に送
り返す。セション層がアドレスを解釈できた場合は、そ
のトランスポート層に対し、そのネットワーク層によっ
て呼処理メッセージを要求する切替ノードへ送り返すこ
とを要求するメッセージを送る。

【００２７】図２のプレゼンテーション層２０７は、複
雑なプロトコルを呼び出し、アプリケーション間で通信
される情報を処理し、アプリケーションが完全に情報の
通信に使用されたプロトコルより分離される。プレゼン
テーションレベルのプロトコルによって、アプリケーシ
ョンは、トランスポート経路を経由してピアであるアプ
リケーションと通信することができる。

【００２８】最後に、アプリケーション層２０８は、ソ
フトウェア層２０９を実行するアプリケーションが必要
とするリソースを管理する。ソフトウェア層２０９のア
プリケーションが他のピアアプリケーションと通信して
いるとき、アプリケーションは、他にいくつのアプリケ
ーションが存在するか、あるいは、これら他のアプリケ
ーションはどこに位置するかについては認知していな
い。アプリケーション層２０８の機能は、これら詳細情
報を決定し用いることであり、アプリケーションを継続
的にごく簡単な方法で書き込むことを可能にしている。

【００２９】管理情報基地２１１は、異なるソフトウェ
ア層が使用するデータを記憶する。層管理２１０は、各
ソフトウェア層で必要となるリンク管理の実態を提供す
る。

【００３０】図３は、前例に関連する切替ノードを図示
するものである。切替ノード１０１，１０３，１０４，
および１０６がさらに詳細に図示されている。要素３０
４〜３１０，３１４〜３２０，３２４〜３３０および３
３４〜３４０がそれぞれに関して機能する方法は、米国
特許第５，３３７，２６２号および米国特許第５，１８
２，７５１号に、より詳細に記載されており、ここでそ
の文献を援用する。無線送受器１４１には、番号４０２
が割り当てられている。前述のように、電話番号４０２
は、図７に示すように、切替ノード１０４に割り当てら
れている。無線送受器１４１が、まず、基地局１２６に
登録されると、ＨＳＭ３１１がこの登録要求に応答す
る。無線送受器１４１を登録するために、ＨＳＭ３１１
は、ＨＳＲ記録が必要となる。この記録を得るために、
ＨＳＭ３１１は、ＮＭＭ３１３から直接ＨＳＲに要求す
る。アプリケーションが、同じ切替ノード内の他のアプ
リケーションに対して、データまたはメッセージを要求
あるいは送信しているときは、データあるいはメッセー
ジは、単にソフトウェア層８のアプリケーション間で送
信される。アプリケーションが、他の切替ノードのアプ
リケーションに、データあるいはメッセージを要求また
は送信しているときは、アプリケーション間で、呼が立
ち上がる。

【００３１】無線送受器１４１には、電話番号４０２が
割り当てられているので、ＮＭＭ３１３は、送受器サー
ビス記録（ＨＳＲ）を有しない。送受器サービス記録を
得るには、ＮＭＭ３１３は、切替ノード１０４のＮＭＭ
３０３に呼を着信させる。この呼は、電話番号ｍｓｒ４
０３を使用して着信する。この電話番号に応答して、セ
ション層３１６は、切替ノード１０３のレベル５の経路
決定テーブルを検索する。セション層は、図６のレベル
５の経路決定テーブル６０２から、番号ブロックＭＳＲ
４００が切替ノード１０４に割り当てられている事実を
認識し、トランスポート層３１７に、切替ノード１０４
に呼を送信するよう要求する。トランスポート層３１７
は、図６に示されるように、経路決定テーブル６０３に
アクセスせよとの経路決定要求に応答し、呼が切り替え
ノード１０４にリンク１１３介して送信されたとの情報
を得る。本発明の援用出願に記載されるように、下位の
ソフトウェア層がこの呼を切り替えノード１０４に送信
する。切替ノード１０４は、電話番号ｍｓｒ４０２に応
答し、子の呼をＮＭＭ３０３へ送信する。呼によって信
号経路がＮＭＭ３１３とＮＭＭ３０３の間に確立され
る。ＮＭＭ３１３は、ＨＳＲをＮＭＭ３０３から要求す
る。ＮＭＭ３１３は、ＭＩＢ３１４にこのレコードを送
信し、ＨＳＭ３１１にこの事実を知らせよとのＨＳＲに
応答する。ＨＳＭ３１１は、無線送受器１４１を確認
し、確認が完了すると、ＨＳＭ３１１はＮＭＭ３１３に
この事実を知らせる。ＮＭＭ３１３は、完了のメッセー
ジをＮＭＭ３０３に送信する。ＮＭＭ３０３は、ＨＳＭ
３０１とＦＳ３０２を、切替ノード１０４上の無線送受
器４０２に関して、アイドル状態にする。この時点で、
ＮＭＭ３０３は特徴サービス記録ＦＳＲを、ＮＭＭ３１
３に送信し、ＦＳＲがＭＩＢ３１４に着信される。ＮＭ
Ｍ３０３は、図７のテーブル７０２を更新し、切替ノー
ド１０３上で送受器４０２がアクティブであることを認
識する。

【００３２】ＮＭＭ３１３は、登録完了に応答し、図６
のテーブル６０２に線６０４を挿入し、ＨＳＭ３１１が
送受器制御機能を行使していることを明らかにする。さ
らに、ＮＭＭ３１３は、テーブル６０２の線６０６に、
無線送受器１４１が切替ノード１０３に登録されている
事実を挿入する。ここで、図３の経路３４３は、無線送
受器１４１が呼においてアクティブであるときに、ＦＳ
３１２とＨＳＭ３１１をリンクするためにのみ立ちあげ
られることを注記する。線６０８は、図６のレベル７の
経路決定テーブル６０１に挿入され、電話番号ｈｓ４０
２をＨＳＭ３１１に着信させなくてはならないとの事実
を明らかにする。同様に、線６１３がテーブル６０１に
挿入され、電話番号４０２がＦＳ３１２に着信されなく
てはならないとの事実を明らかにする。経路３４１、３
４２、および３４３は、この時点では立ちあげられてい
ない。

【００３３】ここで、無線送受器１４１が、呼を無線１
４３に着信させる場合について説明する。無線送受器１
４３の電話番号は、６０１であるとする。すなわち、無
線送受器１４３は、切替ノード１０６に登録されている
だけではなく、切替ノード１０６は、無線送受器１４３
のホーム切替ノードであることを意味する。ＨＳＭ３１
１は、電話番号６０１の数字を受信し、呼を電話番号４
０２に着信させる。電話番号４０２に着信させるのは、
ＨＳＭ３１１には、無線送受器１４１にサービスするＦ
Ｓアプリケーションが、この時点で切替ノード１０３に
存在することを知る機構がないためである。

【００３４】ＨＳＭ３１１によって着信された呼は、ア
プリケーション層３２０によって受信されると、切替ノ
ード１０３に対して、図６に示すレベル７の経路決定テ
ーブル６０１を検索し、線６１３より、現時点で無線送
受器１４１にサービスするＦＳアプリケーションはＦＳ
３１２であることを決定する。この情報に応答して、ア
プリケーション３２０は、呼要求をＦＳ３１２に対して
確立する。これによって経路３４３が立ち上がり、レベ
ル７のセション記録テーブル６０４では、コラム６０９
が挿入され、ＦＳ３１２と基地局１２６の間にＨＳＭ３
１１を介して信号が確立されたことを示す。この呼要求
に含まれるのは、ＨＳＭ３１１からの呼立ち上げを要求
するメッセージである。ＨＳＭ３１１からのメッセージ
には、下位側アドレスとして、電話番号６０１である着
信先の電話の電話番号が含まれている。

【００３５】下位側アドレスに応答して、ＦＳ３１２
は、呼を電話番号６０１に立ちあげることを要求する。
アプリケーション層３２０は、呼を電話番号６０１に立
ちあげよとの要求に応答し、レベル７の経路決定テーブ
ル６０１を検索する。アプリケーション層３２０は、レ
ベル７の経路決定テーブル６０１において電話番号６０
１のエントリがないことを発見し、呼要求をセション層
３１６へ送信する。セション層３１６は、この要求に応
答し、図６のテーブル６０２を検索し、線６０７より電
話番号ブロック６００は切替ノード１０６に割り当てら
れていることを明確にする。セッション層３１６は、ト
ランスポート３１７に、ノード１０６を介して電話番号
６０１に呼を確立するように要求する。トランスポート
層３１７は、この要求に応答し、経路決定テーブル６０
３を検索し、ノード１０６がリンク１１７を介して到達
したことを明確にする。トランスポート層３１７は、下
位層に対して、呼を設定メッセージとして送信するよう
に要求する。呼が信号経路３４１を介し、切替ノード１
０８を介して切替ノード１０６に送信される。

【００３６】ＦＳ３１２からの切替ノード１０３の設定
メッセージが、切替ノード１０６のセション層３３６に
受信されると、セション層３３６は図８のテーブル８０
２を検索し、線８０７より無線送受器１４３が、現在、
切替ノード１０６に登録されていることを明確にする。
設定メッセージは、ＦＳ３３２に直接送信される。ＦＳ
３３２は、番号「ｈｓ６０１」を使用して呼を確立し、
無線送受器１４３にサービスする送受器管理（ＨＳＭ）
アプリケーションと通信を確立する。この呼要求は、ア
プリケーション層３４０に通信される。アプリケーショ
ン層３４０は、この呼要求に応答し、レベル７の経路決
定テーブル８０１を検索し、線８０８より、アプリケー
ション層３４０は、電話番号ｈｓ６０１はＨＳＭ３３１
によって取り扱われていることを明確にする。

【００３７】ＦＳ３３２とＨＳＭ３３１の間に、経路３
４５を介して、通信が確立される。ＨＳＭ３３１は、設
定メッセージを無線送受器１４３に送信し、経路３４６
が確立する。無線送受器１４３は、変更メッセージで応
答する。送受器１４３より変更メッセージを受け取る
と、ＨＳＭ３３１は、ＦＳ３３２に変更メッセージを送
り返し、それを受けて、ＦＳ３３２は、経路３４１を介
してＦＳ３１２に変更メッセージを送り返す。無線送受
器１４３が呼に応答すると、ＨＳＭ３３１は接続メッセ
ージをＦＳ３３２に送信し、これを受けて、ＦＳ３３２
は、接続メッセージをＦＳ３１２に送信する。切替ノー
ド１０３の下位のソフトウェア層はこの接続メッセージ
に応答し、ネットワーク３１８を立ち上げ、無線送受器
１４１と１４３が、ネットワーク３１８を介して音声接
続により接続される。

【００３８】無線送受器１４１が、無線送受器１４２に
おいて無線送受器１４３で現在の電話呼に追加すること
によって、無線送受器１４１が会議呼を確立する場合を
考える。無線送受器１４２の電話番号を７０１とする。
無線送受器１４１のユーザは適当なボタンを押して、会
議を始める。メッセージは無線送受器１４１からＨＳＭ
３１１に送られる。ＨＳＭ３１１はこのメッセージに応
答し、ＦＳ３１２が会議を確立するように要求する。無
線送受器１４１が会議作成ができると特徴サービス記録
に示されている場合、ＦＳ３１２は、ＨＳＭ３１１を介
して、無線送受器１４１が所望の第３者の電話番号を入
力するように要求する。無線送受器１４２の電話番号７
０１がＦＳ３１２によって受信された場合、ＦＳ３１２
は、伝送路３４２を介する切り替えノード１０７におい
てＦＳアプリケーションを用いて、切り替えノード１０
８を介して呼を確立する。切り替えノード１０７のＦＳ
アプリケーションが切り替えノード１０７のＨＳＭアプ
リケーションを介して無線送受器１４２との接続を確立
した後、ＦＳ３１２は、切り替えノード１０３の下位の
ソフトウェア層が無線送受器１４１、１４２および１４
３の間のネットワーク３１８を介して会議を確立するよ
うに要求する。ＦＳ３１２は無線送受器１４１のＦＳＲ
を更新し、アクティブ状態の会議呼が存在することを反
映する。

【００３９】無線送受器１４１が切り替えノード１０１
に装着された基地局１２２に対してハンドオフである場
合を考える。無線送受器１４１が最初に基地局１２２と
の接触を確立するとき、アクティブハンドオフを行うこ
とを指示する信号を切り替えノード１０１のＨＳＭ３２
１に送る。ＨＳＭ３２１はアクティブハンドオフ要求と
ともにメッセージをＮＭＭ３２３に送る。電話番号４０
２を有する無線送受器１４１が切り替えノード１０１に
割り当てられていない場合、ＮＭＭ３２３は電話番号ｍ
ｓｒ４０２に対して呼を送る。アプリケーション層３３
０は、 ｍｓｒ４０２を入力するため、図７のレベル７
の経路決定テーブル５０１を調べる。アプリケーション
層３３０は入力を見つけず、呼要求をセション層３２６
に転送する。セション層３２６はこの呼要求に応答し、
図５のテーブル５０２を調べ、番号のｍｓｒ４００ブロ
ックを切り替えノード１０４に割り当てることを決定す
る。次に、セション層３２６は、トランスポート層３２
７が呼を切り替えノード１０４に送るように要求する。
トランスポート層３２７はテーブル５０３を調べ、リン
ク１１１を用いて呼を切り替えノード１０４に送ること
を決定する。次に、トランスポート層３２７は、切り替
えノード１０１の下位のソフトウェア層が呼を切り替え
ノード１０４に送るように要求する。

【００４０】切り替えノード１０４が呼を受信すると、
セション層３０６はダイヤルされたｍｓｒ４０２の電話
番号に応答し、テーブル７０２の線７０４を調べ、ＮＭ
Ｍ３０３が呼を受信することを決定する。ＮＭＭ３０３
は呼に応答し、テーブル７０２の線７０７から、無線送
受器１４１が現在切り替えノード１０３のＦＳ３１２に
よって制御されていると判定する。ＮＭＭ３０３は切り
替えノード１０３のＮＭＭ３１３に呼を送り、ＮＭＭ３
１３が無線送受器１４１に対してＨＳＭ３１１を停止す
るとともに無線送受器１４１で用いる現在の送受器サー
ビス記録をＮＭＭ３０３に送信するように要求する。Ｎ
ＭＭ３０３が送受器サービス記録を受信すると、この記
録を切り替えノード１０１のＮＭＭ３２３に送信する。
ＮＭＭ３２３はデータに応答し、線９０１を図９のテー
ブル５０２に挿入し、切り替えノード１０３のＦＳアプ
リケーションが無線送受器１４１を制御していることを
指定する。さらに、ＮＭＭ３２３は無線送受器１４１で
用いる送受器サービス記録を切り替えノード１０１のＭ
ＩＢ３２４に追加する。次に、ＮＭＭ３２３は線９０２
をテーブル５０２に追加し、線９０３を図９のテーブル
５０１に追加し、ＨＳＭ３２１が現在無線送受器１４１
を扱っていることを識別する。

【００４１】現在、ＨＳＭ３２１は電話番号４０２をか
ける。この呼は、セション層３２６によって、図４の伝
送路４０１を設定する切り替えノード１０３に送られ
る。切り替えノード１０３のセション層３１６は呼に応
答し、呼をアプリケーション層３２０に送り、アプリケ
ーション層３２０は呼をＦＳ３１２に送る。ＦＳ３１２
は、図３に示されるようなＨＳＭ３１１に至る非併合伝
送路３４３に対する呼のハンドオフ要求に応答し、ＨＳ
Ｍ３２１から受信されたばかりの呼を無線送受器１４２
および１４３で現在設定された呼に併合する。この併合
動作は共通の会議呼の一部として信号路４０１、伝送路
３４１および伝送路３４２を確立するだけでなく、無線
送受器１４１と１４２との間のネットワーク３１８を介
する音声接続を確立する。このとき、ハンドオフは無線
送受器１４１のユーザの感知に対して完了する。切り替
えノード１０１のＮＭＭ３２３はハンドオフ完了メッセ
ージを切り替えノード１０４のＮＭＭ３０３に送る。

【００４２】切り替えノード１０４のＮＭＭ３０３が切
り替えノード１０１のＮＭＭ３２３からハンドオフ完了
メッセージを受信すると、ＮＭＭ３０３はハンドオフ完
了メッセージを切り替えノード１０３のＮＭＭ３１３に
送信する。次に、ＮＭＭ３０３は、送受器サービス記録
情報を切り替えノード１０１に転送するために確立され
たＮＭＭ３２３に対して呼を切断する。切り替えノード
１０３のＮＭＭ３１３はＮＭＭ３０３からの完了メッセ
ージに応答し、エントリ６０４をテーブル６０２から除
去し、図１０のように、テーブル６０２が現れる。ＮＭ
Ｍ３１３は線１００１を図１０のテーブル６０２に追加
し、切り替えノード１０１のＨＳＭ３２１が現在送受器
制御関数を行っていることを示す。次に、ＮＭＭ３１３
はＦＳ３１２のために用いるフラグを設定する。このフ
ラグは、空き状態の無線送受器１４１でＦＳ３１２がＮ
ＭＭ３１３に通知することをＦＳ３１２に知らせる。こ
れは、無線送受器１４１が空き状態になったとき、無線
送受器１４１がまだ切り替えノード１０１に登録されて
いる場合、呼制御関数を切り替えノード１０１のＦＳ３
２２に転送するように行われる。

【００４３】会議呼が空き状態になったときに行われる
動作について考える。無線送受器１４３および１４２の
両方がほぼ同時に空き状態になるとする。切り替えノー
ド１０６において、ＨＳＭ３３１はＦＳ３３２に無線送
受器６０１が現在空き状態であることを通知する。ＦＳ
３３２は切断メッセージを伝送路３４１を介してＦＳ３
１２に送る。切断メッセージに応答して、ＦＳ３２２は
呼記録を変更し、無線送受器１４１と無線送受器１４２
との間の２方向呼を反映する。ＦＳ３１２は、非併合メ
ッセージを下位のソフトウェア層に送信することによっ
て、無線送受器１４３のための切り替えノード１０６に
対するネットワーク３１８のネットワーク接続を除去す
る。また、伝送路３０１も除去される。同様に、無線送
受器１４２がオンフックの場合もまた、切り替えノード
１０７のＦＳアプリケーションは切断メッセージを送信
する。第２の切断メッセージに応答して、切り替えノー
ド１０３のＦＳ３１２は、伝送路３４２を除去するとと
もにネットワーク３１８内の接続を除去する。無線送受
器１４１が切り替えノード１０１に対してハンドオフさ
れた状態の場合、上記のフラグのため、ＦＳ３１２は、
無線送受器１４１が現在空き状態であるという信号をＮ
ＭＭ３１３に送る。

【００４４】ＮＭＭ３１３は呼をＮＭＭ３０３に送り、
ＮＭＭ３０３に無線送受器１４１が現在空き状態である
ことを通知し、ＦＳＲをＮＭＭ３０３に転送する。ま
た、ＮＭＭ３１３は無線送受器１４１に対するＦＳ３１
２の動作を停止する。ＦＳＲに応答して、ＮＭＭ３０３
は、ＮＭＭ３２３に対する呼を最初に確立することによ
って、この記録をＮＭＭ３２３に送る。ＮＭＭ３２３は
ＦＳ３２２にデータの受信を通知し、データをＭＩＢ３
２４に記憶する。さらに、ＮＭＭ３２３は図９から線９
０１を除去し、線１１０３をテーブル５０１に、線１１
０４を図１１のテーブル５０２に挿入し、ＦＳ３２２
が、現在、無線送受器１４１のために呼制御関数を行っ
ていることを示す。次に、ＮＭＭ３２３は完了メッセー
ジを切り替えノード１０４のＮＭＭ３０３に送る。完了
メッセージに応答して、ＮＭＭ３０３はメッセージを切
り替えノード１０３のＮＭＭ３１３に送信し、呼制御関
数の切り替えノード１０１への移行が完了したことを示
す。ＮＭＭ３１３は特徴サービスデータをＭＩＢ３１４
から除去する。さらに、ＮＭＭ３１３は、線６０６およ
び１００１をテーブル６０２から、線６１３を図１０の
テーブル６０１から除去する。最後に、無線送受器１０
４のＮＭＭ３０３は、ＮＭＭ３１３およびＮＭＭ３２３
に設定する呼を切断する。図１１は、これらの動作が完
了した後、切り替えノード１０１および１０４のために
用いる経路決定テーブルを示す。

【００４５】ここでは、図２のセションソフトウェア層
２０６、トランスポートソフトウェア層２０５およびネ
ットワークソフトウェア層２０４から考えられる呼経路
決定について説明する。図１２は、ネットワークソフト
ウェア層２０４、トランスポートソフトウェア層２０５
およびセションソフトウェア層２０６の間で呼を識別お
よび処理する方法を示す。呼記録論理Ｄチャネル番号
（ＬＤＣＮ）および呼基準番号（ＣＲＮ）については、
上記援用文献の米国特許５，３７７，２６２号により詳
細に示されている。ネットワークソフトウェア層２０４
で、ハーフ呼はＣＲＮ番号、例えば、ＣＲＮ１２０２に
よって識別される。図１２から分かるように、呼記録は
ずべてのソフトウェア層で共通であり、各層は呼記録と
ともに追加情報を用いる。呼記録は各切り替えノード内
の共通テーブルから取り出され、呼記録は特定の切り替
えノード内で独自のものである。

【００４６】トランスポートソフトウェア層２０５は、
ＬＤＣＮおよび呼記録番号によって各ハーフ呼を識別す
る。レベル４の経路決定テーブルに示される情報は別の
切り替えノードに対する切り替えノードからのリンク
（または、１組のリンク）を示すＬＤＣＮ番号によって
識別されるので、ＬＤＣＮを用いる。なお、呼記録は、
特定の呼の場合に図１２に示されているような３つのす
べてのソフトウェア層で同一に識別される。セションソ
フトウェア層２０６はソフトウェア構造内の点であり、
ここで、セション１２０６のようなセションのための特
定セション設定を有する呼の各々によって信号情報を交
換する目的で呼を結合する。呼が切り替えノードを介し
て送られるだけの場合、半分の呼（半分の呼は「ハーフ
呼」とも呼ばれる）の一部である呼記録とともに呼記録
１２０１および呼記録１２０３のような２つの呼記録に
セション記録を関連づける。

【００４７】呼がアプリケーションに対して送受信され
る場合、他のハーフ呼はアプリケーションソフトウェア
層で終端するので、呼記録を１つだけ用いる。簡単なア
プリケーション同士の対応の例は、ＮＭＭ３１３が図３
のＮＭＭ３０３に対する呼を確立した場合である。この
呼の場合、１つの伝送路、例えば、１２０８だけがセシ
ョン記録１２０７から発し、ＮＭＭアプリケーションに
対して接続を行うため、アプリケーション層に向かう。
図１２に示されるブロック構成の第３の例は、図１３を
参照して考えなければならない。この種の呼の一例は、
無線送受器１４１が図３に示されるような無線送受器１
４３に対する呼を確立した場合である。ＣＲＮ１２０２
が無線送受器１４１から到来する呼のレッグを識別し、
ＣＲＮ１２０５が無線送受器１４３から伝送路３４１を
介して到来する呼のレッグを識別する場合を考える。符
号１２０８で示され、図１３のアクセスポイントマップ
（ＳＡＰＭ）１３０１に役立つ呼のレッグはＨＳＭ３１
１で終端する。符号１２０９で示される呼のレッグは、
ＳＡＰＭ１３０４を介してＦＳ３１２で終端する。伝送
路３４３は、ＳＡＰＭ１３０２およびＳＡＰＭ１３０３
に交差するように図示されている。

【００４８】要素１３０１〜１３０８は切り替えノード
１０３用アプリケーションレベルである。レベル７のセ
ション記録１３０８を用いて、レッグ１２０８および１
２０９を含む呼の異なる部分同士の対応を確立する。レ
ベル７のセション記録１３０８は、図６および１０にお
いてテーブル６０４として示されている。他の切り替え
ノード用のレベル７のセション記録は、図５〜図１１に
適宜示されている。メッセージはＦＳ３１２とＮＭＭ３
１３との間で通信される。接続管理（その動作について
は上記援用文献の米国特許に詳細に記載されている）は
インタフェース管理からの要求に応答し、インタフェー
ス管理はソフトウェア層３、または、ＦＳアプリケーシ
ョンによって発生した併合要求を実行し、レベル７のセ
ション記録を調べ、レベル５のセション記録１２０７を
適正に設定する。インタフェース管理は、警報メッセー
ジ、接続メッセージまたは進行メッセージの下方呼のレ
ッグの受信に応答し、接続管理によってこのような設定
を要求する。接続管理はネットワーク３１８を介して音
声およびデータ接続も確立する。セションソフトウェア
層２０６の観点から、メッセージをレッグ１２０８およ
び１２０９を介して送受信するだけである。これらのメ
ッセージに応答してソフトウェア層２０６が行う動作に
ついて下段で説明する。

【００４９】図１２に示されるソフトウェア層が呼をど
のように処理するかを理解するため、下段に示した例を
考える。これらの例の場合、呼記録１２０１および１２
０３に関連するインタフェースを示す図３を参照しなけ
ればならない。呼が切り替えノード１０８を介して設定
される場合、以下の例では、呼記録１２０１をリンク１
１７に関連づけ、呼記録１２０３をリンク１１８に関連
付ける。なお、レッグ１２０８および１２０９は存在し
ない。

【００５０】呼がリンク１１８を介して切り替えノード
１０６に向かうリンク１１７で受信されていると仮定す
る。リンク１１７がアクティブ状態になったとき、ＬＤ
ＣＮ１２０８は確立される。呼に関連する設定メッセー
ジがＬＤＣＮ１２０８を介して受信された場合、呼記録
１２０１は確立され、第１のハーフ呼が初期化されるに
つれてＬＤＣＮ１２０８に関連付けられる。目的のノー
ド番号はネットワークソフトウェア層２０４からトラン
スポートソフトウェア層２０５に転送される。トランス
ポートソフトウェア層２０５は目的のノード番号に応答
し、リンク１１８が適切なリンクであると判定し、切り
替えノード１０８を介して切り替えノード１０６に至る
呼を設定するために用いられる。ＬＤＣＮ１２０４は、
リンク１１８が最初にアクティブ状態になったとき、Ｌ
ＤＣＮ確立される。なお、簡略化のため、図５〜図１１
で用いられるＬＤＣＮ番号はリンク番号であるにすぎな
い。上記援用特許出願に記載されているように、実際、
番号は異なる番号である。伝送路は、呼記録１２０１、
次に、セション記録１２０７を介するアップレッグで上
方に設定され、呼記録１２０２およびＣＲＮ１２０５を
介して下方に設定される。

【００５１】リンク１１７または１１８のいずれかで転
送されたすべてのメッセージは、セション記録１２０７
を介してこれらの呼レッグを上方および下方に転送され
る。後者のソフトウェア層は設定要求を下位のソフトウ
ェア層およびリンク１１８を介して切り替えノード１０
６に転送する。切り替えノード１０６が警報メッセージ
で応答し、このメッセージは呼記録１２０３によって識
別された第２のハーフ呼を介して上方に転送されると仮
定する。後者のソフトウェア層はセション記録１２０６
に含まれる情報を用い、呼記録１２０１に関連する第１
のハーフ呼を識別する。次に、警報メッセージは、トラ
ンスポートソフトウェア層２０５、ネットワークソフト
ウェア層２０４、下位ソフトウェア層およびリンク１１
７によって伝送元の切り替えノードに通信される。ソフ
トウェア層３のインタフェース管理は警報メッセージに
応答し、この呼で用いる切り替えノード１０８のネット
ワークを介して接続管理確立と接続する。

【００５２】第２の例として、切り替えノード１０２の
アプリケーションが設定メッセージを送信し、アプリケ
ーションで論理呼を切り替えノード１０３で確立する。
設定メッセージは、第１の例と同じ方法で第１のハーフ
呼を設定することによって処理される。しかしながら、
セションソフトウェア層２０６がセション記録１２０６
を確立した後、第２のハーフ呼を確立するのではなく、
情報をアプリケーションソフトウェア層のアプリケーシ
ョンに転送する。アプリケーションは、切り替えノード
１０３とリンク１１２を介して通信が行われた後のソフ
トウェア層２０６、２０５および２０４を介して果報に
転送された接続要求で応答する。伝送路１２０８はレベ
ル７およびＳＡＰＭを介してアプリケーションに設定さ
れる。

【００５３】第３の例として、無線送受器１４１が無線
送受器１４３に呼を送った状況を考える。図１２におい
て、ＬＤＣＮ１２０８は、リンク３５１がアクティブに
なったとき確立されるとする。同様に、 リンク１１７
が確立されたとき、ＬＤＣＮ１２０４が確立される。設
定メッセージがＬＤＣＮ３５１を介して受信された場
合、呼記録１２０１は確立され、第１のハーフ呼が初期
化されるにつれてＬＤＣＮ１２０８に関連付けられる。
図１３のトランスポート層２０５またはトランスポート
層３１７がこの呼を転送する方法およびセション層２０
６が応答する方法は以上に説明されている。セションソ
フトウェア層２０６はこの呼をアプリケーション層３２
０に送る。アプリケーション層３２０でなされる動作は
すでに図１３を参照して説明されている。

【００５４】図１４は、ネットワークソフトウェア層２
０４からのハーフ呼のため、トランスポートソフトウェ
ア層２０５によって受信される情報のフローを示す。図
１４は、ＬＤＣＮとハーフ呼（呼のレッグとも呼ばれ
る）を定義するＬＤＣＮ１２０８および呼記録１２０１
との特定の組み合わせを処理する際、トランスポートソ
フトウェア層２０５でルーチンが行う動作を示す。各ハ
ーフ呼は、トランスポートソフトウェア層２０５の３つ
の状態、すなわち、空き状態、設定状態およびアクティ
ブ状態を有することができると考える。空き状態は、呼
記録がＬＤＣＮに関連付けられる前の初期状態である。
設定状態は、指示がネットワークソフトウェア層２０４
から受信された後、発生する。第１のエンド・ツー・エ
ンドメッセージが、例えば、セションソフトウェア層２
０６から受信された他のハーフ呼から受信された後に、
設定状態からアクティブ状態に入る。エンド・ツー・エ
ンドメッセージは、警報メッセージ、接続メッセージ、
あたは進行メッセージである。図１４に示されるソフト
ウェアルーチンはネットワークソフトウェア層２０４か
ら受信された指示に応答し、要求をネットワークソフト
ウェア層２０４に返送するか、または、指示をセション
ソフトウェア層２０６に送る。図１４のフローチャート
は主に２つの区分を有する。第１の区分はブロック１４
０２〜１４０７からなり、ネットワークソフトウェア層
からの設定指示に応じた新しいハーフ呼の確立に関連す
る。第２の区分はブロック１４０８〜１４２３からな
り、確立ハーフ呼に関連する。

【００５５】判定ブロック１４０１は、ネットワークソ
フトウェア層２０４から受信されている指示が設定指示
か否かを判定する。設定指示の場合、判定ブロック１４
０２は、呼が空き状態であるかどうかをチェックする。
呼が空き状態でない場合、このハーフ呼が空き状態のと
きにしか設定指示は受信されないので、エラー回復ブロ
ック１４０３は実行される。ハーフ呼が空き状態の場
合、ブロック１４０４を実行して、このハーフ呼を設定
状態にする。判定ブロック１４０５は、切り替えノード
１０３のノード番号が設定指示の目的のノード番号と等
しいかどうかを判定する。判定がＹＥＳの場合、ノード
フラグが設定される。フラグは両方のハーフ呼で用いる
ことができる。このノードフラグを用いて、この判定を
セションソフトウェア層２０６に送る。ブロック１４０
６および１４０７を用いて、ノードフラグを適正に設定
し、切り替えノード１０３が指定ノードであるか否かを
判定する。また、設定指示は、ＬＤＣＮおよびどのＬＤ
ＣＮおよび記録が用いられているかを特定するネットワ
ークソフトウェア層２０４からの呼記録番号を含む。
（このハーフ呼において、ＬＤＣＮはＬＤＣＮ１２０８
であり、呼記録は呼記録１２０１である）。呼記録は、
接続メッセージが物理的層から受信されたとき、ネット
ワークソフトウェア層２０４によって選択される。ＬＤ
ＣＮは、切り替えノード１０３が接続メッセージを受信
した切り替えノードのリンクにしたがって、決定され
る。

【００５６】ブロック１４０７については、図４を参照
した上記の説明から、トランスポートソフトウェア層
が、受信切り替えノードの場合に指定されない設定メッ
セージに必要なすべての経路決定を行うことを再考す
る。しかしながら、呼は受信切り替えノードを介して送
られるので、このような設定メッセージをセションソフ
トウェア層２０６に送り、セションをこの呼のために確
立する必要がある。ブロック１４０７はこの目的を達成
する。ブロック１４０６については、設定指示をセショ
ンソフトウェア層２０６に送り、後者のソフトウェア層
が呼の目的を決定するためダイヤル番号（終点または次
の切り替えノード）を用いて必要な動作を行うことが必
要である。

【００５７】判定ブロック１４０１に戻って、ネットワ
ークソフトウェア層から受信した指示が設定指示でない
場合、判定ブロック１４１８を実行して、このハーフ呼
が呼設定状態かどうかを判定する。このハーフ呼が呼設
定状態でない場合、次に、判定ブロック１４１９を用
い、この呼は空き状態でないことを仮定する。このと
き、空き状態はエラーを指示し、エラー回復ブロック１
４２３を実行する。このハーフ呼が空き状態でない場
合、指示が解除指示かどうかをチェックする。解除指示
の場合、ブロック１４２２を実行し、ハーフ呼の状態を
空き状態に戻し、呼記録を解除する。両方の場合、解除
指示を実行するか否かが実行され、指示はセションソフ
トウェア層２０６に送られる。

【００５８】判定ブロック１４１８に戻って、ハーフ呼
が呼設定状態の場合、判定ブロック１４１３は呼が呼設
定状態からアクティブ状態に進むことを指示する警報指
示、接続指示または進行指示かどうかをチェックする。
ＩＳＤＮプロトコルによって、これら３つのメッセージ
のいずれも種々の状態で設定メッセージに応じて与えら
れる。判定ブロック１４１３の判定の答えがＹＥＳの場
合、ブロック１４１６を実行し、ハーフ呼をアクティブ
状態に変更する。次に、ブロック１４１５を実行し、
（ネットワークソフトウェア層から転送された）指示の
経路決定ベクトルに含まれる情報を用いて、レベル４の
経路決定テーブルを更新する。最後に、ブロック１４１
４は指示をセションソフトウェア層２０６に転送する。

【００５９】判定ブロック１４１３に戻って、後者の判
定ブロックの判定の答えがＮＯの場合、判定ブロック１
４１２を実行し、受信メッセージが解除指示であるか否
かを判定する。解除指示でない場合、指示は、この層に
影響を及ぼさないので、ブロック１４０８および１４０
９によってセションソフトウェア層に転送される。解除
指示の場合、この指示は、従来の電気通信システムに比
べて改良された方法で処理される。まず、解除指示は判
定ブロック１４１１でチェックされ、呼のブロックを指
示しているかどうかを調べる。呼がブロックされた場
合、判定ブロック１４１０を実行し、目的に至る別の伝
送路があるか否かを調べる。この論理は判定ブロック１
４１１および１４１０によって判定される。

【００６０】ブロック１４１０を実行する場合、遠隔の
切り替えノードに送られた設定メッセージが解除メッセ
ージを送る遠隔ノードに至ると考えられる。解除メッセ
ージに応答して、切り替えノード１０３は、上記のレベ
ル４の経路決定テーブルを用いて目的の切り替えノード
に至る別の伝送路を見つけようとする。判定ブロック１
４１０が新しい伝送路を見つけると、制御は判定ブロッ
ク１４３１に移る。後者のブロックは接続要求をネット
ワークソフトウェア層２０４に送り、後者のセションソ
フトウェア層が伝送元のセション記録および呼記録を用
いて新しい伝送路を定義する（トランスポートソフトウ
ェア層２０５によって供給される）新しいＬＤＣＮ番号
を用いて呼を確立することを要求する。伝送元のセショ
ン記録が用いられているので、いずれの追加的作業もセ
ションソフトウェア層２０６で行われる必要はない。し
たがって、セションソフトウェア層２０６には指示が転
送されない。判定ブロック１４１１または１４１０のど
ちらかの判定がＮＯの場合、ブロック１４０９を上記の
ように実行する。

【００６１】図１５は、セションソフトウェア層２０６
から受信されている要求に応答してトランスポートソフ
トウェア層２０５が行う動作を示す。図１５は２つの主
な区分からなる。第１の区分はブロック１５０２〜１５
１２からなり、新しいハーフ呼を設定する初期の工程に
関する。第２の区分はブロック１５１５〜１５２６から
なり、確立ハーフ呼に関連する。確立ハーフ呼は設定状
態またはアクティブ状態である。

【００６２】判定ブロック１５０１はハーフ呼の状態が
空き状態であるか否かをチェックする。ハーフ呼が空き
状態の場合、判定ブロック１５０２は設定要求がセショ
ンソフトウェア層２０６から受信されているかどうかを
チェックする。設定要求でない場合、ブロック１５０３
を実行し、エラー回復を行う。設定要求の場合、判定ブ
ロック１５０４を実行し、図１４の判定ブロック１４０
６または１４０７が他のハーフ呼を処理するとき、トラ
ンスポートソフトウェア層２０５が予め設定したノード
フラグをチェックする。ノードフラグが設定されていな
い場合、これは、セションソフトウェア層がこの切り替
えノードで発信する呼を設定していること、または、こ
の切り替えノードが予め経路決定された呼のために用い
られる中継点であることを意味する。

【００６３】この状況において、経路を用いることがで
きないので、トランスポートソフトウェア層は呼をフォ
ワード非環状方向に送るか、または、呼を切断する。こ
れを行うため、判定ブロック１５０５は、遠隔ノードか
ら受信されたようなメッセージに含まれる経路ベクトル
およびレベル４の経路決定テーブルから、非環状経路を
用いることができるか否かを判定する。用いることがで
きる非環状経路がない場合、ブロック１５０６を実行
し、設定要求をＬＤＣＮ番号とともにネットワークソフ
トウェア層２０４に送る。ＬＤＣＮは新しい経路を指示
する。さらに、ブロック１５０６は設定状態にに等しい
状態を設定する。非環状経路を用いることができない場
合、ブロック１５０７を実行し、解除要求をネットワー
クソフトウェア層２０４に送り、空き状態と等しい状態
を設定し、レベル５にセション記録を除去することを通
知する。

【００６４】判定ブロック１５０４に戻って、ノードフ
ラグが、呼を受信切り替えノードに送ったか、または、
この切り替えノードで発信したことを示す場合、ブロッ
ク１５０８を実行し、新しい目的のノードに至る最良の
経路を見つける。（最良の経路は、介在する切り替えノ
ードが最も少ない経路によって判定される）。図１６を
参照して説明するように、セションソフトウェア層２０
６は、切り替えノード１０３が到来の目的ノードである
ことを示すノードフラグに応答して、呼を別の切り替え
ノードに送らなければならない場合、ノード番号を新し
いノード番号に変更する。このような場合、切り替えノ
ード１０３は他の切り替えノードに至る経路中の中間ノ
ードである。判定ブロック１５０９は経路が見つかるか
否かをチェックする。経路が見つかった場合、判定ブロ
ック１５１０は、見つかった経路が環状経路であるかど
うかを判定する。（新しい目的の切り替えノードが以前
に通過した切り替えノードのリストに含まれる場合、ま
たは、経路選択が前の切り替えノードに戻される場合、
環状経路と判定される）。環状経路の場合、再送要求を
ネットワークソフトウェア層２０４に送り、切り替えノ
ードが変更されたこと、および、バックアップが呼用経
路であることを示す。その結果、呼を切り替えノード１
０３を介して送る必要がないので、伝送元の設定要求を
切り替えノード１０３に送信した切り替えノードに再送
メッセージを送る。再送要求の関数については以上に説
明した。判定ブロック１５１０が経路が環状でないと判
定した場合、ブロック１５１１を実行し、ブロック１５
０８で判定されたＬＤＣＮが定義した新しい経路で設定
要求をネットワークソフトウェア層２０４に送り、この
ハーフ呼のための状態を設定状態に設定する。

【００６５】判定ブロック１５０１に戻って、判定がＮ
Ｏの場合、判定ブロック１５１５を実行し、この呼が設
定状態であるかどうかを判定する。ハーフ呼が設定状態
の場合、判定ブロック１５１６は解除要求であるか否か
を判定する。解除要求の場合、このハーフ呼の状態を空
き状態に設定する。解除要求でない場合、判定ブロック
１５１８を実行し、要求がエンド・ツー・エンドメッセ
ージであるかどうかを判定する。答えがＹＥＳの場合、
ブロック１５１９はこのハーフ呼の状態をアクティブ状
態に設定し、ブロック１５２０は、接続メッセージの場
合、Ｂチャネル接続を行い、ブロック１５２１が要求を
ネットワークソフトウェア層２０４に送る。判定ブロッ
ク１５１８の判定がＮＯの場合、ブロック１５２１を直
ちに実行する。

【００６６】判定ブロック１５１５に戻って、判定がＮ
Ｏの場合、判定ブロック１５２２および１５２４は、要
求が設定要求であるか、ハーフ呼がアクティブ状態であ
るかについて判定する。判定ブロック１５２２の判定が
ＹＥＳの場合、または、判定ブロック１５２４の判定が
ＮＯの場合、エラー回復ブロック１５２３を実行する。
そうでない場合、判定ブロック１５２５を実行し、要求
は解除要求であるか否かを判定する。解除要求の場合、
ブロック１５２６はこのハーフ呼を空き状態に設定し、
ブロック１５２１を実行する。

【００６７】図１６は、トランスポートソフトウェア層
２０５から受信されている指示に対するセションソフト
ウェア層２０６の応答を示す。図１２についての検討か
ら、セションソフトウェア層が２つのハーフ呼を結合
し、セション記録を用いる完全な呼を形成することが再
び考えられる。さらに、セションソフトウェア層は、ア
プリケーションソフトウェア層のアプリケーションで終
端する呼の通信を目的のアプリケーションに対して行
う。

【００６８】さらに、セションソフトウェア層はアプリ
ケーションから送られる要求に応答し、呼をアプリケー
ションに対して確立する。さらに、セションソフトウェ
ア層は、レベル５の経路決定テーブルを用いて、上記の
ダイヤル番号で経路決定を行う。図１６は、トランスポ
ートソフトウェア層２０５から受信されている指示に応
答したセションソフトウェア層２０６の動作を示す。セ
ションソフトウェア層２０６はこれらの要求に応答し、
情報をアプリケーションに送信するか、または、追加要
求をトランスポートソフトウェア層２０５に送信するこ
とによって応答する。トランスポートソフトウェア層２
０５に送信された要求は図１２に示された２つのハーフ
呼のいずれかである。トランスポートソフトウェア層２
０５から受信したある要求については、セションソフト
ウェア層２０６はこれらの要求を他のハーフ呼に通信す
るにすぎない。

【００６９】判定ブロック１６０１はトランスポートソ
フトウェア層から受信された指示に応答し、指示が設定
情報であるか否かを判定する。指示が設定情報の場合、
判定ブロック１６０２が実行され、ノードフラグが受信
ノード（切り替えノード１０３）が指示の目的のノード
であることを示しているかどうかを判定する。ノードフ
ラグが図１４のブロック１４０６および１４０７によっ
て設定されたことを再考する。判定ブロック１６０２が
ＮＯの場合、経路決定関数が目的のノードを指定するノ
ード番号で行われるので、セションソフトウェア層２０
６はいかなる経路決定関数も行う必要がない。しかしな
がら、呼記録は、設定されなければならない新しいハー
フ呼のためブロック１６０３によって得られる。例え
ば、設定指示が図１２の呼記録を扱う第１のハーフ呼の
ために受信された場合、第２のハーフ呼のために得られ
る呼記録は、呼がリンク１１８で送られることを仮定す
る呼記録１２０３に相当する。呼記録が得られた後、ブ
ロック１６０４はセション記録を設定し、２つのハーフ
呼を関連付ける。最後に、ブロック１６０５は設定要求
をトランスポートソフトウェア層２０５に送り、後者の
ソフトウェア層は第２のハーフ呼用ノード番号に基づい
て設定メッセージの経路決定を行うことができる。

【００７０】判定ブロック１６０２に戻ると、判定に対
する答えがＹＥＳの場合、判定ブロック１６０８が実行
され、ハーフ呼が切り替えノード１０３のアプリケーシ
ョンに向かっているかどうかを判定する。答えがＹＥＳ
の場合、ブロック１６０９が実行され、接続要求をハー
フ呼に関連する他の切り替えノードに返信する。なお、
第２のハーフ呼は設定されていない。しかしながら、セ
ション記録を設定する必要があり、この関数はブロック
１６１０によって行われる。

【００７１】判定ブロック１６０８に戻ると、判定に対
する答えがＮＯの場合、判定ブロック１６１３を実行す
る。答えがＹＥＳであり、設定メッセージが切り替えノ
ードに接続された端末用であることを意味する場合、ブ
ロック１６１４および１６１５を実行して新しいハーフ
呼を確立し、設定要求はブロック１６１６の実行によっ
て端末に送られる。

【００７２】判定ブロック１６１３に戻って、端末また
はアプリケーションがこのノードに存在しない場合、ま
ず、ダイヤル番号を用いて端末が接続される切り替えノ
ードを判定することによって、端末に至る経路の確立を
試みる必要がある。この動作は、図６〜図１２を参照し
て以上に説明したように、ブロック１６１９によって行
われる。判定ブロック１６２０は、目的のノードの探索
が成功したか否かを判定する。探索が成功しなかった場
合、すなわち、切り替えノード１０３が端末のホストと
なる切り替えノードを識別できない場合、ブロック１６
２１を実行した結果、トランスポートソフトウェア層２
０５に送信される解除要求が生じる。目的のノードが見
つかった場合、ブロック１６２２および１６２３を実行
し、新しいハーフ呼を確立する。設定要求をトランスポ
ートソフトウェア層２０５に送り、ブロック１６１９の
実行によって判定された切り替えノードとともに第２の
ハーフ呼を確立する。

【００７３】判定ブロック１６０１に戻って、指示が設
定指示でない場合、判定ブロック１６１７を実行し、指
示が解除指示であるかどうかを判定する。解除指示であ
る場合、ブロック１６２８は、セション記録を除去し、
呼を除去する。さらに、解除指示を第２のハーフ呼でト
ランスポートソフトウェア層２０５に送る。例えば、解
除指示が呼記録１２０１に関連するハーフ呼から受信さ
れた場合、ブロック１６２９は解除指示を呼記録１２０
３に関連するハーフ呼に伝送する。分かるように、この
動作によって、呼を一連の切り替えノードを介して除去
できる。

【００７４】判定ブロック１６２７に戻って、指示が解
除指示でない場合、判定ブロック１６３０は、指示がア
プリケーションに関連するかどうかをチェックする。こ
のチェックは、単に、セション記録を調べるとともに情
報をその記録に与えられた目的に対して通信するだけで
行われる。したがって、アプリケーションの場合、ブロ
ック２２０４を実行する。しかしながら、アプリケーシ
ョンでない場合、情報はブロック２２０５の実行によっ
て第２のハーフ呼に送られる。

【００７５】図１７は、プレゼンテーション層から送ら
れる要求に応じてセションソフトウェア層が行う関数を
示す。判定ブロック１７０１は、要求が設定要求かどう
かを判定する。設定要求の場合、ハーフ呼はブロック１
７０２および１７０３の実行によってセションソフトウ
ェア層で確立される。ブロック１７０４はアプリケーシ
ョンが供給するダイヤル番号を解釈し、目的のノードを
決定する。次に、ブロック１７０９は設定要求をトラン
スポートソフトウェア層に送る。

【００７６】判定ブロック１７０１に戻って、要求が設
定要求でない場合、判定ブロック１７０５は要求が解除
要求かどうかを判定する。解除要求の場合、ブロック１
７０６はセション記録を除去し、トランスポートソフト
ウェア層に対して通信を行うため、解除要求をブロック
１７０７に転送する。判定ブロック１７０５に戻って、
答えがＮＯの場合、ブロック１７０８は、アプリケーシ
ョンで話中の端末または切り替えノードに対して通信を
行うため、要求をトランスポートソフトウェア層に送る
だけである。

【００７７】詳細に説明する前に、再送メッセージを実
行する際、図１２のソフトウェア層２０４、２０５およ
び２０６によって行われる動作は、再送メッセージをど
のようにコード化するかを考える。ＩＳＤＮ信号方法は
ＩＳＤＮ標準Ｑ．９３１によって決定され、呼の発信
と、呼の進行と、呼の終端と、国内で用いられる情報、
ローカルネットワーク情報および電気通信システムおよ
び端末用ユーザ特定情報の通信とを制御する国際標準を
提供する。再送メッセージ情報は、従来の技術を用いて
ベンダタイプのメッセージとしてコード化される。ベン
ダタイプのメッセージまたは国際タイプのメッセージの
場合、（メッセージタイプを定義する）第１のオクテル
は拡張コードであり、このコードによって、切り替えノ
ードは第２のオクテルを調べ、メッセージが国際タイプ
のメッセージかベンダタイプのメッセージかを判定す
る。

【００７８】図１２を参照して切り替えノード１０２が
行う動作を考える。設定メッセージが受信されると、メ
ッセージはソフトウェア層２０４、２０５および２０６
を介して呼の左側の呼のレッグ（呼記録１２０１および
ＬＤＣＮ１２０８）に沿って進行する。設定メッセージ
がセションソフトウェア層２０６によって受信される場
合、レベル５の経路決定テーブルに応答指令し、目的の
切り替えノードが切り替えノード１０３であると判定す
る。次に、セションソフトウェア層２０６は、図１２の
右側の呼のレッグ（呼記録１２０３およびＬＤＣＮ１２
０４）に沿って設定要求をトランスポートソフトウェア
層２０５に送信する。しかしながら、トランスポートソ
フトウェア層２０５がセションソフトウェア層２０６か
ら設定要求を受信すると、トランスポートソフトウェア
層２０５は、環状下位路が切り替えノード１０２と１０
１との間で設定されることを決定する。その結果、トラ
ンスポートソフトウェア層２０５は再送指示をセション
ソフトウェア層２０６に返送する。セションソフトウェ
ア層２０６は再送指示に応答し、セション記録１２０６
を除去し、再送要求を図１２の左側の呼のレッグでトラ
ンスポートソフトウェア層２０５に送る。次に、トラン
スポートソフトウェア層２０５は再送要求をネットワー
クソフトウェア層２０４に送る。再送要求によって、ネ
ットワークソフトウェア層２０４は呼記録１２０１、Ｌ
ＤＣＮ１２０８およびＣＲＮ１２０２を除去し、この特
定の呼に関連するすべての低いプロトコルを完全に除去
する。また、ネットワークソフトウェア層２０４は再送
要求を切り替えノード１０３に送る。

【００７９】切り替えノード１０２のセションソフトウ
ェア層２０６は、図１６に示されるように、判定ブロッ
ク１６０１および１６０２を実行させることによって、
設定指示を処理する。ノードフラグを設定して現在のノ
ード番号が目的のノード番号に等しいことを示したの
で、判定ブロック１６０８および１６１３は両方の場合
で「ＮＯ」になる判定で実行され、その結果、ブロック
１６１９が実行される。ブロック１６１９が実行されて
いる場合、切り替えノード１０２のセションソフトウェ
ア層２０６は、ＢＲＩ局装置１２３の電話番号を含む数
のブロックを切り替えノード１０３に与えたことを判定
する。判定ブロック１６２０は、指定ノードがブロック
１６１９で見つかったことによって、ブロック１６２
２、１６２３および１６２４が実行されたことを判定
し、その結果、呼記録および設定セション記録が得ら
れ、設定要求が図１２の右手側の呼のレッグで送信さ
れ、切り替えノード１０２のトランスポートソフトウェ
ア層２０５を送る。

【００８０】この設定要求は図１５にしたがってトラン
スポートソフトウェア層２０５によって処理される。
「ＹＥＳ」の判定によって、判定ブロック１５０１、１
５０２および１５０４が実行される。判定ブロック１５
０４が行った判定に対する答えが「ＹＥＳ」の場合、ブ
ロック１５０８を実行し、それによって、リンク１１７
を介して切り替えノード１０３に至る伝送路を決定す
る。その結果、判定ブロック１５０９に対する答えがが
「ＹＥＳ」の場合、経路が環状なので判定ブロック１５
１０に対する答えは「ＹＥＳ」であり、その結果、ブロ
ック１５１２が実行される。ブロック１５１２の実行に
よって、再送指示は図１２の右側の呼のレッグに沿って
セションソフトウェア層２０６に通信され、ノードフラ
グは現在のノード番号と等しくない目的の番号と等しく
なるように設定される。再送指示が右側の呼のレッグに
沿ってセションソフトウェア層２０６に対して通信され
る状況において、ノードフラグを用いて、トランスポー
トソフトウェア層２０５が環状下位路を決定したことを
セションソフトウェア層２０６に示す。

【００８１】セションソフトウェア層２０６では、再送
指示は図１６に示されるように処理される。判定ブロッ
ク１６０１、１６２７および１６３０は「ＮＯ」の決定
を下し、その結果、判定ブロック２２０６は実行され
る。判定ブロック２２０６は、トランスポートソフトウ
ェア層からの指示が再送指示かどうかを判定する。した
がって、判定ブロック２２０６によってなされた判定は
「ＹＥＳ」である。この「ＹＥＳ」の判定に応じて、判
定ブロック１６４１が実行され、その結果、ノードフラ
グは目的のノード番号が現在のノード番号と等しくない
ことを示すので、判定ブロック１６４２が実行される。
ブロック１６４２の実行によって、再送要求に対して通
信が行われ、図１２の左側の呼のレッグのためにトラン
スポートソフトウェア層２０５を送る。セションソフト
ウェア層２０６はセション記録１２０６を除去し、再送
要求は、目的の番号が切り替えノード１０３のノード番
号になるように特定する。簡単に説明されるように、こ
れによって、再送メッセージは切り替えノード１０３に
返送される。

【００８２】トランスポートソフトウェア層２０５は再
送要求に応じて、図１５に示されるようにこの要求を処
理する。判定ブロック１５０１によってなされた判定が
「ＮＯ」であることによって、判定ブロック１５２３が
実行される。要求が再送要求なので、判定ブロック１５
２８は制御をブロック１５２９に転送し、ブロック１５
２９は再送要求を図１２の左側の呼のレッグに沿ってネ
ットワークソフトウェア層２０４に送る。次に、ネット
ワークソフトウェア層は再送メッセージを切り替えノー
ド１０３に送信する。再送要求がネットワークソフトウ
ェア層２０４および下位のソフトウェア層によって処理
されると、これらのソフトウェア層は再送要求に応答
し、あたかも再送要求が解除要求であるかのように、呼
を切り替えノード１０３でクリアにする。

【００８３】図１８〜図２０は、ＦＳアプリケーション
が行う工程をフローチャートの形で示す。判定ブロック
１８０１はメッセージまたは要求に応答し、設定要求が
アプリケーションのレベル７から受信されているかどう
かを判定する。答えがＹＥＳの場合、判定ブロック１８
０２はＨＳＭからの設定呼であるかどうかを判定し、呼
を確立するか、または、ハンドオフを行う。判定ブロッ
ク１８０２の答えがＹＥＳの場合、判定ブロック１８０
５は、ハンドオフ要求であるかどうかを判定する。答え
がＮＯの場合、制御はブロック１８０３に移る。ブロッ
ク１８０３は無線送受器の目的の電話番号を獲得し、無
線送受器では、ＨＳＭアプリケーションは呼を確立しよ
うとする。この目的の電話番号は設定要求の下位側のフ
ィールドにある。いったん目的の電話番号が得られる
と、新しい設定要求は、ブロック１８０４を処理するた
め、下位のソフトウェア層に送られる。ブロック１８０
４の動作によって、呼は目的の無線送受器またはリンク
に送られる。

【００８４】判定ブロック１８０２に戻って、答えがＮ
Ｏの場合、これは、呼がＨＳＭアプリケーション以外か
ら受信されたことを意味する。設定メッセージは、無線
送受器または別の電気通信端末から送られたものと考え
られる。判定ブロック１８０２の答えがＮＯの場合、制
御は判定ブロック１８０６に移る。判定ブロック１８０
６は、呼が別の無線送受器または他の電気通信端末から
送られたものなので、すべての送信呼の特徴がアクティ
ブかどうかを判定する。判定ブロック１８０６の答えが
ＮＯの場合、「ｈｓ」という文字が受信先電話番号に付
けられ、それによって、呼は無線電話に用いるＨＳＭア
プリケーションに送られる。判定ブロック１８０９の実
行の後、制御はブロック１８０８に転送され、ブロック
１８０８はブロック１８０９または１８０７で作成され
た新しい番号を用い、新しい設定要求を発生させ、次
に、新しい設定要求は処理のために下位のソフトウェア
層に送られる。判定ブロック１８０６に戻って、答えが
ＹＥＳの場合、ブロック１８０７は目的の番号を呼通信
範囲システムの番号に変更し、制御をブロック１８０８
に転送し、ブロック１８０８の動作についてはすでに説
明されている。

【００８５】判定ブロック１８０１に戻って、要求が設
定要求でない場合、制御は判定ブロック１８１１に移
る、判定ブロック１８１１は、要求が警報要求、接続要
求または進行要求であるかどうかを判定する。これらの
要求のいずれも、帯域幅が呼を必要とするか、このとき
に帯域幅を追加すべきかを示す。ＦＳアプリケーション
は帯域幅を追加しない。上記のとおり、下位レベルで呼
の他のレッグを下方に中継されたメッセージ、すなわ
ち、レベル３のインタフェース管理は、接続管理アプリ
ケーションが切り替えノードのネットワークを介して適
正な帯域幅を確立するように要求する。

【００８６】判定ブロック１８１１の答えがＮＯの場
合、判定ブロック１８１３は、要求が解除要求かどうか
を判定する。判定ブロック１８１３の答えがＮＯの場
合、制御は判定ブロック１８１６に移る。判定ブロック
１８１６は、要求が特定の特徴の作動を要求するＨＳＭ
からの要求かどうかを判定する。判定ブロック１８１６
の答えがＮＯの場合、ブロック１８１７はメッセージを
呼の他のレッグで中継する。

【００８７】判定ブロック１８１３に戻って、答えがＹ
ＥＳの場合、制御は図１９の判定ブロック１９０１に移
る。判定ブロック１９０１は、解除要求に関連する呼が
図１２に示されるようにセション記録１２０７から発す
る３つ以上の呼のレッグを有するかどうかを判定する。
例えば、３方向会議呼は３つの呼のレッグを有する。判
定ブロック１９０１の答えがＮＯの場合、ブロック１９
０６は解除要求を下位のソフトウェア層に中継する。下
位のソフトウェア層は呼全体を解除し、呼はもはや切り
替えノードを介して確立されない。判定ブロック１９０
７および１９０８は、無線送受器を扱う送受器管理が別
の切り替えノードにあるか、送受器が空き状態かどうか
を判定する。判定ブロック１９０７および１９０８の答
えがＹＥＳの場合、ブロック１９０９は空きメッセージ
をＮＭＭアプリケーションに送信する。この空きメッセ
ージに応答して、ＮＭＭアプリケーションは、 ＨＳＭ
アプリケーションを実行している切り替えノードで、Ｆ
Ｓアプリケーションが行う呼制御関数をＦＳアプリケー
ションに転送する。ただし、判定ブロック１９０７およ
び１９０８の判定がＮＯの場合、制御は図１８の判定ブ
ロック１８０１に戻る。

【００８８】判定ブロック１９０１に戻って、答えがＹ
ＥＳの場合、ブロック１９０２は非併合要求を下位のソ
フトウェア層に送り、多重レッグ呼の呼レッグのみを切
断する。次に、判定ブロック１９０３は、３つ以上の呼
レッグがアクティブであるかどうかを判定する。答えが
ＮＯの場合、ブロック１９０４は多重レッグ呼フラグを
再設定する。判定ブロック１９０３の答えがＹＥＳの場
合、制御は図１８の判定ブロック１８０１に戻る。

【００８９】図１８の判定ブロック１８０５に戻って、
答えがＹＥＳの場合、ハンドオフ要求の場合、制御は図
１９のブロック１９１１に移る。ブロック１９１１は非
併合要求を送り、現在の切り替えノードでＨＳＭアプリ
ケーションに接続された呼レッグを切断する。次に、ブ
ロック１９１２は併合要求を下位のソフトウェア層に送
り、ハンドオフ要求を送信したばかりの新しいＨＳＭか
らの新しい呼レッグを追加する。ブロック１９１２の実
行の後、制御は図１８の判定ブロック１８０１に戻る。

【００９０】図１８の判定ブロック１８１６に戻って、
要求がＨＳＭアプリケーションからの特徴作動要求の場
合、制御は図２０の判定ブロック２００１に移る。本実
施例では、２つの特徴のみが可能であることを示す。こ
れらの２つの特徴は全呼送信および３方向会議である。
当業者なら、他の特徴をどのように提供するかについて
容易に判定できる。判定ブロック２００１は、特徴作動
が全呼送信特徴のためのものであるかどうかを判定す
る。答えがＹＥＳの場合、判定ブロック２００２は、全
呼送信が現在アクティブであるかどうかを判定する。無
線送受器には、全呼送信特徴用のボタンが１つしか設け
られていないと仮定する。このボタンを用いて、全呼送
信特徴の作動および停止の両方を行う。判定ブロック２
００２の答えがＮＯであり、全呼送信が現在アクティブ
でない場合、ブロック２００４は、図１８の判定ブロッ
ク１８０１の制御に戻る前に、全呼送信をアクティブと
してマークする。判定ブロック２００２の答えがＹＥＳ
の場合、ブロック２００３は、図１８の判定ブロック１
８０１の制御に戻る前に、全呼送信特徴を非アクティブ
としてマークする。

【００９１】判定ブロック２００１の答えがＮＯの場
合、制御は判定ブロック２００６に移り、判定ブロック
２００６は、会議呼が作動しているかどうかを判定す
る。判定ブロック２００６の答えがＮＯの場合、ブロッ
ク２００７は、判定ブロック１８０１の制御に戻る前
に、通常の方法で他の特徴作動を処理する。判定ブロッ
ク２００６のＹＥＳの判定に応じて、判定ブロック２０
０８は、会議呼フラグが設定されているかどうかを判定
する。会議呼フラグが設定されている場合、これは、無
線送受器が呼を第３の電気通信端末で終了させ、現在、
３方向会議を作成したいことを意味する。判定ブロック
２００８の答えがＹＥＳの場合、ブロック２００９が併
合要求を下位のソフトウェア層に送ることによって、３
つの呼レッグはともに帯域幅に接続される。ブロック２
０１１は、制御が図１８の判定ブロック１８０１に戻る
前に、多重レッグ呼フラグを設定する。

【００９２】判定ブロック２００８に戻って、会議呼フ
ラグが設定されていない場合、ブロック２０１２は会議
呼および多重レッグ呼フラグを設定し、ブロック２０１
３は、ＨＳＭアプリケーションから現在の呼に追加され
る第３の電気通信端末の電話番号を要求する。この目的
の電話番号が受信された後、ブロック２０１４は、制御
を図１８の判定ブロック１８０１に戻す前に、設定要求
を電話番号とともに下位のソフトウェア層に送る。

【００９３】図２１〜図２９は、ＮＭＭアプリケーショ
ンが行う工程を示す。判定ブロック２１０１は、登録要
求がＨＳＭアプリケーションから受信されたかどうかを
判定する。答えがＹＥＳの場合、判定ブロック２１０２
は、電話番号が現在のＮＭＭアプリケーションを実行す
る切り替えノードによって所有されているかどうかを判
定する。答えがＹＥＳの場合、ブロック２１０３は、他
の切り替えノードからのどのデータも転送する必要がな
いので、通常の処理を行う。判定ブロック２１０２の答
えがＮＯの場合、ブロック２１０４は要求をＮＭＭに送
り、ＮＭＭは電話番号を所有し、電話番号はＨＳＲデー
タを要求する。ＨＳＲデータはブロック２１０６によっ
て受信され、ブロック２１０７はＨＳＲデータを記憶す
るとともに、ＨＳＭアプリケーションにこのことを通知
する。判定ブロック２１０８はＨＳＭアプリケーション
からの登録完了メッセージを待つ。このような登録完了
メッセージが受信されない場合、ブロック２１０９がエ
ラー回復を行う。登録完了メッセージがＨＳＭから受信
される場合、制御はブロック２１１１に移り、ブロック
２１１１は、ＨＳＭアプリケーションに用いる現在の切
り替えノードで「ｈｓ」番号および（制御ＦＳを示す）
電話番号を管理する。最後に、制御を判定ブロック２１
０１に戻す前に、ブロック２１１２は登録完了メッセー
ジを所有ＮＭＭアプリケーションに送る。

【００９４】判定ブロック２１０１に戻って、登録要求
がＨＳＭアプリケーションから受信されなかった場合、
制御は図２２の判定ブロック２２０１に移る。判定ブロ
ック２２０１は、登録要求が別のＮＭＭアプリケーショ
ンから受信されたかどうかを判定する。これは、現在の
ＮＭＭアプリケーションが送受器用電話番号を所有する
場合に起こり、送受器は他のＮＭＭアプリケーションを
実行する切り替えノードに登録しようとする。図２１の
ブロック２１０４はこのような要求を発する。判定ブロ
ック２２０１の答えがＹＥＳの場合、ブロック２２０２
はＨＳＭアプリケーションを停止し、ＨＳＲデータのコ
ピーを他のＮＭＭアプリケーションに送る。ＨＳＭが第
３の切り替えノードにある場合、メッセージはＨＳＲデ
ータを要求する第３の切り替えノードのＮＭＭアプリケ
ーションに送られる。第３のＮＭＭアプリケーションは
ＨＳＭを停止し、ＨＳＲデータを返送する。次に、判定
ブロック２２０３は他のＮＭＭアプリケーションからの
登録完了メッセージを待つ。このようなメッセージが受
信されない場合、ブロック２２０４はエラー回復を行
う。登録完了メッセージが受信される場合、制御はブロ
ック２２０６に移り、ブロック２２０６は呼を他のＮＭ
Ｍアプリケーションに対して切断し、制御をブロック２
２０７に移す。後者のブロックは「ｈｓ」番号を除去す
る。最後に、制御は図２１の判定ブロック２１０１に移
る。

【００９５】図２２の判定ブロック２２０１に戻って、
答えがＮＯの場合、制御は図２３の判定ブロック２３０
１に移る。判定ブロック２３０１は、アクティブハンド
オフが受信されているかどうかを判定する。答えがＹＥ
Ｓの場合、判定ブロック２３０２は、ハンドオフを要求
する無線送受器の電話番号が現在のＮＭＭアプリケーシ
ョンによって所有されているかどうかを判定する。答え
がＮＯの場合、ブロック２３０４はハンドオフ要求を所
有ＮＭＭアプリケーションに送り、ＮＭＭアプリケーシ
ョンはＨＳＲデータを要求する。判定ブロック２３０７
は、ＨＳＲデータが電話番号を所有するＮＭＭアプリケ
ーションから受信されているかどうかを調べようとす
る。答えがＮＯの場合、エラー回復がブロック２３０８
によってなされる。

【００９６】判定ブロック２３０７の答えがＹＥＳの場
合、ブロック２３０９はＨＳＲデータを記憶する。次
に、ブロック２３１０はテーブルを管理し、電話番号は
ＦＳアプリケーションを実行する切り替えノードに向か
う。ブロック２３１１はメッセージをＮＭＭアプリケー
ションと同じ切り替えノードでＨＳＭアプリケーション
に送る。判定ブロック２３１２は肯定応答がＨＳＭから
受信されるかどうかを判定する。答えがＮＯの場合、ブ
ロック２３１３はエラー回復を行う。判定ブロック２３
１２の答えがＹＥＳの場合、ブロック２３１４はテーブ
ルを管理し、ｈｓ番号は、ブロック２３０１〜２３１６
を行うＮＭＭアプリケーションを実行している現在の切
り替えノードでＨＳＭアプリケーションに向かう。最後
に、ハンドオフ完了メッセージは、制御が図２１の判定
ブロック２１０１に移る前に、電話番号を所有するＮＭ
Ｍアプリケーションに送られる。

【００９７】判定ブロック２３０２に戻って、ＮＭＭア
プリケーションが電話番号を所有する場合、ブロック２
３０３は通常の処理を行う。この通常の処理はブロック
２３１０〜２３１４と同様の動作を行う。

【００９８】判定ブロック２３０１に戻って、アクティ
ブハンドオフ要求が検出されない場合、制御は図２４の
判定ブロック２４０１に移る。後者の判定ブロックは、
ＨＳＲデータを要求するハンドオフ要求が受信されてい
るかどうかを判定する。このような要求は、図２３のブ
ロック２３０４を実行するＮＭＭアプリケーションによ
って発せられる。したがって、ブロック２４０１〜２４
１１は、アクティブハンドオフを要求する送受器の電話
番号を所有するＮＭＭアプリケーションによって実行さ
れる。判定ブロック２４０１の答えがＹＥＳの場合、判
定ブロック２４０２は、送受器がＮＭＭアプリケーショ
ンを実行する切り替えノードに登録されているかどうか
を判定する。答えがＹＥＳの場合、制御は図２９の判定
ブロック２９０１に移る。

【００９９】判定ブロック２４０２に戻って、送受器が
この切り替えノードに登録されていない場合、ブロック
２４０３はＨＳＲデータを求める要求を切り替えノード
でＮＭＭアプリケーションに送り、切り替えノードに送
受器が登録される。判定ブロック２４０４はＨＳＲデー
タが受信されているかどうかを判定する。答えがＮＯの
場合、ブロック２４０６はエラー回復を行う。ＨＳＲデ
ータが受信されている場合、ブロック２４０７はＨＳＲ
データを要求ＮＭＭアプリケーションに送る。最後に、
完了メッセージは、送受器が登録されている切り替えノ
ードで実行するＮＭＭアプリケーションに送信され、ブ
ロック２４０９は、制御を図２１の判定ブロック２１０
１に戻す前に、呼をＮＭＭアプリケーションに対して切
断する。

【０１００】判定ブロック２４０２に戻って、送受器が
この切り替えノードに登録されている場合、制御は図２
５の判定ブロック２９０２に移る。ブロック２９０２〜
２９１６は所有ＮＭＭアプリケーションによって行わ
れ、ＮＭＭアプリケーションは切り替えノードで動作
し、切り替えノードはＨＳＭアプリケーションで動作
し、ＨＳＭアプリケーションはハンドオフを要求する送
受器を制御していた。判定ブロック２９０２は、送受器
を制御するＦＳアプリケーションがこの切り替えノード
で動作するかどうかを判定する。答えがＹＥＳの場合、
ブロック２９０８はＦＳアプリケーションを停止し、ブ
ロック２９０９はＨＳＭアプリケーションを停止する。
ブロック２９１１はＨＳＲデータを要求ＮＭＭアプリケ
ーションに送信する。ブロック２９１２はテーブルを管
理し、ＨＳ番号はハンドオフの後に送受器を制御する新
しいＨＳアプリケーションに向かう。ブロック２９１３
はＨＳＭフラグを設定する。ブロック２９１６は、制御
が図２１の判定ブロック２１０１に戻る前に、ＦＳアプ
リケーションの停止を解除する。

【０１０１】判定ブロック２４０１に戻って、ＨＳＲデ
ータを求めるハンドオフ要求が受信されていない場合、
制御は図２５の判定ブロック２５０１に移る。ブロック
２５０１〜２５１６はＮＭＭアプリケーションによって
行われ、ＮＭＭアプリケーションは切り替えノードで動
作し、切り替えノードはＨＳＭアプリケーションを実行
し、ＨＳＭアプリケーションはハンドオフを要求する送
受器を制御していた。これは、この切り替えノードが所
有ＮＭＭアプリケーションを実行していない場合にのみ
あてはまる。判定ブロック２５０１の答えがＹＥＳの場
合、判定ブロック２５０２は、送受器を制御するＦＳア
プリケーションがこの切り替えノードで動作しているか
どうかを判定する。答えがＹＥＳの場合、ブロック２５
０８はＦＳアプリケーションを停止し、ブロック２５０
９はＨＳＭアプリケーションを停止する。ブロック２５
１１はＨＳＲデータを所有ＮＭＭアプリケーションに送
信する。ブロック２５１２はテーブルを管理し、ＨＳ番
号はハンドオフの後に送受器を制御する新しいＨＳアプ
リケーションに向かう。ブロック２５１３はＨＳＭフラ
グを設定する。ブロック２５１４は所有ＮＭＭからの呼
を切断し、ブロック２５１６は、制御が図２１の判定ブ
ロック２１０１に戻る前に、ＦＳアプリケーションの停
止を解除する。

【０１０２】判定ブロック２５０２に戻って、ＦＳアプ
リケーションがこの切り替えノードで動作していない場
合、ブロック２５０３はＨＳＭアプリケーションを停止
し、ブロック２５０４はＨＳＲデータを所有ＮＭＭアプ
リケーションに送信する。最後に、ブロック２５０６は
テーブルを管理してｈｓ番号を除去し、ブロック２５０
７は、制御が図２１の判定ブロック２１０１に戻る前
に、所有ＮＭＭアプリケーションからの呼を切断する。

【０１０３】判定ブロック２５０１に戻って、所有ＮＭ
ＭアプリケーションからのＨＳＲデータを求める要求で
ない場合、制御は図２６の判定ブロック２６０１に移
る。ブロック２６０１〜２６０９はＮＭＭアプリケーシ
ョンによって行われ、ＮＭＭアプリケーションはＦＳア
プリケーションからの空きメッセージを受信し、ＦＳア
プリケーションは同一の切り替えノードで動作する。Ｆ
Ｓアプリケーションが無線送受器がいずれの呼において
もアクティブでないと判定したとき、空きメッセージを
発する。ブロック２６０１〜２６０９の目的は、無線送
受器に対してＦＳアプリケーションをこの切り替えノー
ドから除去するとともに、所有ＮＭＭアプリケーション
を通知することである。判定ブロック２６０１の答えが
ＹＥＳの場合、判定ブロック２６０２は、現在のＮＭＭ
アプリケーションが電話番号を所有するか、所有ＮＭＭ
アプリケーションであるかどうかを判定する。答えがＹ
ＥＳの場合、ブロック２６０３はメッセージを切り替え
ノードでＮＭＭアプリケーションに送信し、現在、切り
替えノードには送受器が登録され、このＮＭＭアプリケ
ーションに送受器が空き状態であることを通知する。ま
た、メッセージはＦＳＲデータを含む。次に、ブロック
２６０４は、制御が図２１の判定ブロック２１０１に戻
る前に、送受器が登録されている切り替えノードのＮＭ
Ｍアプリケーションで呼を切断する。

【０１０４】判定ブロック２６０２に戻って、ＮＭＭア
プリケーションが電話番号を所有していない場合、制御
はブロック２６０６に移り、ブロック２６０６は、送受
器が空き状態であるというメッセージを所有ＮＭＭアプ
リケーションに送信する。また、このメッセージはＦＳ
Ｒデータを含む。判定ブロック２６０７は、ＦＳアプリ
ケーション完了メッセージの移動が所有ＮＭＭアプリケ
ーションによって変身されるまで待機する。メッセージ
が受信されると、ブロック２６０８はＦＳＲデータを切
り替えノードから除去し、ブロック２６０９はテーブル
を管理し、制御が図２１のブロック２１０１に戻る前
に、電話番号を除去する。

【０１０５】判定ブロック２６０１に戻って、答えがＮ
Ｏの場合、制御は判定ブロック２７０１に移る。判定ブ
ロック２７０１は別のＮＭＭアプリケーションからの空
きメッセージがあるかどうかを判定する。このような空
きメッセージは図２６のブロック２６０３またはブロッ
ク２６０６によって送信される。判定ブロック２７０１
の答えがＹＥＳの場合、ブロック２７０２は、ＮＭＭア
プリケーションが空き状態になったばかりの送受器の電
話番号を所有しているかどうかを判定する。所有ＮＭＭ
アプリケーションの場合、ブロック２７０３〜２７１３
は、空きメッセージで受信されたＦＳＲデータを移動さ
せるとともに、送受器が現在登録されている切り替えノ
ードのＦＳアプリケーションを作動させる動作を行う。
ＮＭＭアプリケーションがこの電話番号を所有していな
い場合、ブロック２１０１〜２８０４は、送受器がアク
ティブ状態であるが電話番号を所有していないＮＭＭア
プリケーションによって行われる。

【０１０６】ブロック２７０２の答えがＹＥＳの場合、
判定ブロックは、送受器が切り替えノードに登録されて
いるかどうかを判定する。答えがＹＥＳの場合、ブロッ
ク２７０４はＦＳデータを記憶するとともに、ＦＳアプ
リケーションを作動させる。最後に、ブロック２６０６
は、制御が図２１のブロック２１０１に戻る前に、移動
完了メッセージを送信ＮＭＭアプリケーションに送る。

【０１０７】判定ブロック２７０３に戻って、送受器が
この切り替えノードに登録されていない場合、制御はブ
ロック２７０７に移る。後者のブロックは、送受器のた
めにＦＳアプリケーションを動作させる切り替えノード
で、メッセージをＮＭＭアプリケーションに送信する。
メッセージは、送受器は空き状態で、動作が発生するこ
とを定義する。ブロック２７０７の実行の後、ブロック
２７０８は、送受器が登録されている切り替えノードで
ＦＳＲデータをＮＭＭアプリケーションに送信する。判
定ブロック２７０９は、送受器が登録されているデータ
でＮＭＭアプリケーションから受信される移動完了メッ
セージを待つ。このメッセージが受信されない場合、エ
ラー回復がブロック２７１１によって行われる。完了メ
ッセージが受信されると、ブロック２７１２は、ＦＳア
プリケーションを実行する切り替えノードで移動完了メ
ッセージをＮＭＭアプリケーションに送信する。最後
に、ブロック２７１３は、制御が図２１のブロック２１
０１に戻る前に、他の２つのＮＭＭアプリケーションに
対して呼を切断する。

【０１０８】判定ブロック２７０２に戻って、ＮＭＭア
プリケーションが現在空き状態の送受器の電話番号を所
有しない場合、制御は図２８のブロック２８０１に移
る。ブロック２８０１はＨＳＭアプリケーションを停止
し、ブロック２８０２はＦＳＲデータを記憶する。ブロ
ック２８０３がテーブルを管理し、この切り替えノード
のＦＳアプリケーションはアクティブ状態であり、送受
器に用いられる。ブロック２８０３の実行の後、ブロッ
ク２８０４は移動完了メッセージを他のＮＭＭアプリケ
ーションに送信する。最後に、ブロック２８０６はＨＳ
Ｍアプリケーションを作動させる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の概念を具体化する無線遠距離通信切替
システムを示す図である。

【図２】各切替ノードにおいて実行されるソフトウェア
構造のソフトウェア層を示す図である。

【図３】無線遠距離通信切替システムをさらに詳細に示
す図である。

【図４】無線遠距離通信切替システムをさらに詳細に示
す図である。

【図５】無線遠距離通信システムに用いられるルーティ
ングテーブルを示す図である。

【図６】無線遠距離通信システムに用いられるルーティ
ングテーブルを示す図である。

【図７】無線遠距離通信システムに用いられるルーティ
ングテーブルを示す図である。

【図８】無線遠距離通信システムに用いられるルーティ
ングテーブルを示す図である。

【図９】無線遠距離通信システムに用いられるルーティ
ングテーブルを示す図である。

【図１０】無線遠距離通信システムに用いられるルーテ
ィングテーブルを示す図である。

【図１１】無線遠距離通信システムに用いられるルーテ
ィングテーブルを示す図である。

【図１２】ネットワークソフトウェア層、トランスポー
トソフトウェア層、セションソフトウェア層、アプリケ
ーションソフトウェア層を通じて成立する呼の論理構造
を示す図である。

【図１３】ネットワークソフトウェア層、トランスポー
トソフトウェア層、セションソフトウェア層、アプリケ
ーションソフトウェア層を通じて成立する呼の論理構造
を示す図である。

【図１４】トランスポートソフトウェア層の動作を示す
図である。

【図１５】トランスポートソフトウェア層の動作を示す
図である。

【図１６】セションソフトウェア層の動作を示す図であ
る。

【図１７】セションソフトウェア層の動作を示す図であ
る。

【図１８】ＦＳアプリケーションの動作を示す図であ
る。

【図１９】ＦＳアプリケーションの動作を示す図であ
る。

【図２０】ＦＳアプリケーションの動作を示す図であ
る。

【図２１】ＮＭＭアプリケーションの動作を示す図であ
る。

【図２２】ＮＭＭアプリケーションの動作を示す図であ
る。

【図２３】ＮＭＭアプリケーションの動作を示す図であ
る。

【図２４】ＮＭＭアプリケーションの動作を示す図であ
る。

【図２５】ＮＭＭアプリケーションの動作を示す図であ
る。

【図２６】ＮＭＭアプリケーションの動作を示す図であ
る。

【図２７】ＮＭＭアプリケーションの動作を示す図であ
る。

【図２８】ＮＭＭアプリケーションの動作を示す図であ
る。

【図２９】ＮＭＭアプリケーションの動作を示す図であ
る。

【符号の説明】

１０１〜１０４ 切り替えノード １０６〜１０８ 切り替えノード １０９ ＮＭＭ １１１〜１１４ リンク １１６〜１２０ リンク １２１〜１２４ 基地局 １２６〜１２９ 基地局 １３１〜１３４ 基地局 １３６〜１３７ 基地局 １４１〜１４３ 無線送受器 ２０１ 物理的層 ２０２ リンクインタフェース ２０３ リンク管理 ２０４ ネットワーク層 ２０５ トランスポート層 ２０６ セション層 ２０７ プレゼンテーション層 ２０８ アプリケーション層 ２０９ アプリケーション ２１０ 層管理 ２１１ 管理情報ベース ２１２ リンク層 ３０１ ＨＳＭ ３０２ ＦＳ ３０３ ＮＭＭ ３０４ ＭＩＢ ３０６ セション層 ３０７ トランスポート層 ３０８ ネットワーク ３０９ インタフェース ３１０ アプリケーション層 ３１１ ＨＳＭ ３１２ ＦＳ ３１３ ＮＭＭ ３１４ ＭＩＢ ３１６ セション層 ３１７ トランスポート層 ３１８ ネットワーク ３１９ インタフェース ３２０ アプリケーション層 ３２１ ＨＳＭ ３２２ ＦＳ ３２３ ＮＭＭ ３２４ ＭＩＢ ３２６ セション層３２７ トランスポート層 ３２８ ネットワーク ３２９ インタフェース ３３０ アプリケーション層 ３３１ ＨＳＭ ３３２ ＦＳ ３３３ ＮＭＭ ３３４ ＭＩＢ ３３６ セション層 ３３７ トランスポート層 ３３８ ネットワーク ３３９ インタフェース ３４０ アプリケーション層 ３４１〜３４６ 伝送路 ３５１ リンク １２０１、１２０２ 呼記録 １２０３、１２０４ ＬＤＣＮ １２０７ セション記録

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート ジェー．サーコウスキー アメリカ合衆国 80020 コロラド，ブ ルームフィールド，イースト フィフテ ィーンス アヴェニュー 1087 (72)発明者 ジャミー シー．スー アメリカ合衆国 80234 コロラド，ウ エストミンスター，ウエスト ワンハン ドレッド シックスティーンス アヴェ ニュー ナンバー16 1430 (56)参考文献 特開 平７−284142（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−237727（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (22)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 各々が複数の基地局（１２２、１２６、
   １３１）の個々の組に接続されている複数の切り替えノ
   ード（１０１〜１０６）を有する無線切り替えシステム
   によって、無線サービスを複数の無線送受器（１４１〜
   １４３）に提供する方法であって、 前記複数の切り替えノードの第１の切り替えノード（１
   ０３）で呼機能を制御することによって、前記複数の切
   り替えノードの前記第１の切り替えノードで発信された
   無線呼を連続的に制御するための第１のアプリケーショ
   ン（３１２）を実行するステップと、 前記複数の切り替えノードの前記第１の切り替えノード
   で送受器機能を制御し、前記複数の基地局の第１の個々
   の組の１つを介して前記複数の切り替えノードの前記第
   １の切り替えノードに接続されるとともに前記複数の切
   り替えノードの前記第１の切り替えノードで発信された
   無線呼で話中状態の前記複数の無線送受器の１つを直接
   制御するための第１のアプリケーション（３１１）を実
   行するステップとからなる無産サービスの提供方法にお
   いて、 前記複数の切り替えノードの第２の切り替えノードに接
   続された前記複数の基地局の第２の個々の組の１つに対
   して前記複数の無線送受器の１つがハンドオフであると
   き、前記複数の切り替えノードの第２の切り替えノード
   で実行する送受器機能を制御する第２のアプリケーショ
   ン（３２１）に前記複数の無線送受器の１つの制御を転
   送するステップ（２１０１〜２１１２）と、 送受器機能を制御する前記第２のアプリケーションと呼
   機能を制御する前記第１のアプリケーションとの間の電
   気通信呼を確立することによって、呼機能を制御する第
   １のアプリケーションが前記無線呼を制御し続けるステ
   ップ（１８０１、１８０５、１９１１、１９１２）と、
   からなることを特徴とする無線サービス提供方法。
2. 【請求項２】 呼機能を制御する前記第１のアプリケー
   ションによって、前記複数の切り替えノードの前記第１
   の切り替えノードで発信する前記無線呼にすべての呼の
   特徴の制御を供給するステップを備える請求項１記載の
   無線サービス提供方法。
3. 【請求項３】 前記複数の無線送受器の１つがすべての
   無線呼において非アクティブ状態になりながら、送受器
   機能を制御する前記第２のアプリケーションが前記複数
   の無線送受器の１つの送受器機能を制御しているとき、
   前記複数の切り替えノードの前記第２の切り替えノード
   で実行する呼機能を制御する第２のアプリケーションに
   対して、前記複数の無線送受器の１つによって話中状態
   である無線呼のための呼制御を転送するステップを備え
   る請求項２記載の無線サービス提供方法。
4. 【請求項４】 前記複数の無線送受器は、それぞれ、前
   記複数の無線送受器の各々の属性を定義する情報を有す
   る送受器サービス記録を有し、前記送受器サービス記録
   は、それぞれ、送受器機能を制御する前記アプリケーシ
   ョンによって維持され、送受器機能は前記複数の切り替
   えノードの１つで実行し、切り替えノードでは、前記送
   受器サービス記録の各々に関連する前記複数の無線送受
   器がそれぞれ接続され、 前記複数の無線送受器の１つの制御を転送するステップ
   は、前記複数の無線送受器の１つの送受器サービス記録
   を前記複数の切り替えノードの前記第１の切り替えノー
   ドから前記複数の切り替えノードの前記第２の切り替え
   ノードに転送するステップを備える請求項３記載の無線
   サービス提供方法。
5. 【請求項５】 前記複数の無線送受器のそれぞれは、管
   理機能のために前記複数の切り替えノードの個々に割り
   当てられ、前記複数の切り替えノードのそれぞれは、ネ
   ットワーク管理機能を制御するアプリケーションを実行
   し、よって、ネットワーク管理機能を制御する前記アプ
   リケーションのそれぞれは、前記複数の切り替えノード
   の１つでネットワーク管理機能を制御し、当該切り替え
   ノードでは、ネットワーク管理機能を制御する前記アプ
   リケーションがそれぞれ実行し、前記複数の無線送受器
   の１つの前記送受器サービス記録を転送するステップ
   は、第１のメッセージを送信する送受器機能を制御する
   第２のアプリケーションによって、前記複数の切り替え
   ノードの前記第２の切り替えノードで実行するネットワ
   ーク管理機能を制御する第２のアプリケーションから前
   記送受器サービス記録を要求するステップを含み、 前記第１のメッセージに応じて、第２のメッセージを送
   信するネットワーク管理機能を制御する第２のアプリケ
   ーションによって前記複数の無線送受器の１つが割り当
   てられている前記複数の切り替えノードの第３の切り替
   えノードにおいて実行するネットワーク管理機能を制御
   する第３のアプリケーションから前記送受器サービス記
   録を要求するステップとからなる無線サービスの提供方
   法において、 前記第２のメッセージに応じて、第３のメッセージを送
   信するネットワーク管理機能を制御する第３のアプリケ
   ーションによって前記複数の切り替えノードの前記第１
   の切り替えノードにおいて実行するネットワーク管理機
   能を制御する第１のアプリケーションから前記送受器サ
   ービス記録を要求するステップと、 前記第３のメッセージに応じて、ネットワーク管理機能
   を制御する前記第１のアプリケーションによって、ネッ
   トワーク管理機能を制御する前記第３のアプリケーショ
   ンを介してネットワーク管理機能を制御する前記第２の
   アプリケーションに前記送受器サービス記録を通信する
   ステップとを有する請求項４記載の無線サービス提供方
   法。
6. 【請求項６】 前記複数の無線送受器には、それぞれ、
   個々の経路決定番号が割り当てられ、前記複数の無線送
   受器の各々の送受器機能を制御するアプリケーション
   は、第１の経路決定番号タイプを形成することによっ
   て、呼経路決定のために識別され、第１の経路決定番号
   タイプは第１の所定の組の文字で連鎖した前記複数の無
   線送受器の各々の経路決定番号であり、よって、前記第
   １の経路決定番号タイプは呼機能を制御するアプリケー
   ションによって用いられ、送受器機能を制御するアプリ
   ケーションに対して呼を確立する請求項５記載の無線サ
   ービス提供方法。
7. 【請求項７】 前記複数の切り替えノードの各々のため
   にネットワーク管理機能を制御するアプリケーション
   は、第２の経路決定番号タイプの番号グループを形成す
   ることによって、呼経路決定のために識別され、第２の
   経路決定番号タイプは、第２の所定の組の文字で連鎖し
   た前記複数の切り替えノードの各々に割り当てられた前
   記複数の無線送受器の各々の経路決定番号である請求項
   ６記載の無線サービス提供方法。
8. 【請求項８】 前記複数の無線送受器のそれぞれは、前
   記複数の無線送受器の各々のための呼状態および呼特徴
   状態を定義する情報を有する特徴サービス記録を有し、
   前記特徴サービス記録のそれぞれは、前記複数の切り替
   えノードの１つで実行する呼機能を制御するアプリケー
   ションによって維持され、切り替えノードで、前記特徴
   サービス記録の各々に関連する無線送受器は現在の無線
   呼を発信し、 前記呼制御を転送するステップは、前記複数の無線送受
   器の１つの特徴サービス記録を前記複数の切り替えノー
   ドの前記第１の切り替えノードから前記複数の切り替え
   ノードの前記第２の切り替えノードに転送するステップ
   を有する請求項４記載の無線サービス提供方法。
9. 【請求項９】 前記複数の無線送受器のそれぞれは、管
   理機能のため前記複数の切り替えノードの個々に割り当
   てられ、前記複数の切り替えノードのそれぞれは、ネッ
   トワーク管理機能を制御するアプリケーションを実行
   し、よって、前記ネットワーク管理機能を制御するアプ
   リケーションのそれぞれは、前記複数の切り替えノード
   の１つで管理機能を制御し、切り替えノードで、ネット
   ワーク管理機能を制御する前記アプリケーションがそれ
   ぞれ実行し、前記複数の無線送受器の１つの特徴サービ
   ス記録を転送するステップは、前記第１の無線呼の終了
   に応じて、呼機能を制御する前記第１のアプリケーショ
   ンによって、前記複数の切り替えノードの前記第１の切
   り替えノードで実行するネットワーク管理機能を制御す
   る第１のアプリケーションに第１のメッセージを送信す
   るステップを含み、 ネットワーク管理機能を制御する前記第１のアプリケー
   ションによって、前記複数の無線送受器の１つが割り当
   てられた前記複数の切り替えノードの第３の切り替えノ
   ードで実行するネットワーク管理機能を制御する第３の
   アプリケーションに前記特徴サービス記録を送信するス
   テップと、 ネットワーク管理機能を制御する前記第３のアプリケー
   ションによって、前記複数の切り替えノードの前記第２
   の切り替えノードで実行するネットワーク管理機能を制
   御する第２のアプリケーションに前記特徴サービス記録
   を送信するステップとを有する請求項８記載の無線サー
   ビス提供方法。
10. 【請求項１０】 前記複数の無線送受器のそれぞれに
    は、個々の経路決定番号が割り当てられ、前記複数の無
    線送受器の各々の送受器機能を制御するアプリケーショ
    ンは、第１の経路決定番号タイプを形成することによっ
    て呼経路決定のために識別され、第１の経路決定番号タ
    イプは、第１の所定の組の文字で連鎖した前記複数の無
    線送受器の各々の経路決定番号であり、よって、前記第
    １の経路決定番号タイプは呼機能を制御するアプリケー
    ションによって用いられ、送受器機能を制御するアプリ
    ケーションに対して呼を確立する請求項９記載の無線サ
    ービス提供方法。
11. 【請求項１１】 前記複数の切り替えノードの各々のた
    めにネットワーク管理機能を制御するアプリケーション
    は、第２の経路決定番号タイプの番号グループを形成す
    ることによって呼経路決定のために識別され、第２の経
    路決定番号タイプは、第２の所定の組の文字で連鎖した
    前記複数の切り替えノードの各々に割り当てられた前記
    複数の無線送受器の各々の経路決定番号である請求項１
    ０記載の無線サービス提供方法。
12. 【請求項１２】 無線サービスを複数の無線送受器（１
    ４１〜１４３）に提供し、各々が複数の基地局（１２
    ２、１２６、１３１）の個々の組に接続されている複数
    の切り替えノード（１０１〜１０６）を有する無線切り
    替えシステムであって、 前記複数の切り替えノードの第１の切り替えノードで呼
    機能を制御することによって、前記複数の切り替えノー
    ドの前記第１の切り替えノードで発信された無線呼を連
    続的に制御するための第１のアプリケーション（３１
    ２）を実行する手段と、 前記複数の切り替えノードの前記第１の切り替えノード
    で送受器機能を制御し、前記複数の基地局の第１の個々
    の組の１つを介して前記複数の切り替えノードの前記第
    １の切り替えノードに接続されるとともに前記複数の切
    り替えノードの前記第１の切り替えノードで発信された
    無線呼で話中状態の前記複数の無線送受器の１つを直接
    制御するための第１のアプリケーション（３１１）を実
    行する手段と、からなる無線切り替えシステムにおい
    て、 前記複数の切り替えノードの第２の切り替えノードに接
    続された前記複数の基地局の第２の個々の組の１つに対
    して前記複数の無線送受器の１つがハンドオフであると
    き、前記複数の切り替えノードの第２の切り替えノード
    で実行する送受器機能を制御する第２のアプリケーショ
    ン（３２１）に前記複数の無線送受器の１つの制御を転
    送する手段（２１０１〜２１１２）と、 送受器機能を制御する前記第２のアプリケーションと呼
    機能を制御する前記第１のアプリケーションとの間の電
    気通信呼を確立することによって、呼機能を制御する第
    １のアプリケーションが前記無線呼を制御し続ける手段
    （１８０１、１８０５、１９１１、１９１２）とを備え
    る無線切り替えシステム。
13. 【請求項１３】 呼機能を制御する前記第１のアプリケ
    ーションによって、前記複数の切り替えノードの前記第
    １の切り替えノードで発信する前記無線呼にすべての呼
    の特徴の制御を供給する手段を備えることを特徴とする
    請求項１２記載の無線切り替えシステム。
14. 【請求項１４】 前記複数の無線送受器の１つがすべて
    の無線呼において非アクティブ状態になりながら、送受
    器機能を制御する前記第２のアプリケーションが前記複
    数の無線送受器の１つの送受器機能を制御していると
    き、前記複数の切り替えノードの前記第２の切り替えノ
    ードで実行する呼機能を制御する第２のアプリケーショ
    ンに対して、前記複数の無線送受器の１つによって話中
    状態である無線呼のための呼制御を転送する手段を備え
    る請求項１３記載の無線切り替えシステム。
15. 【請求項１５】 前記複数の無線送受器のそれぞれは、
    前記複数の無線送受器の各々の属性を定義する情報を有
    する送受器サービス記録を有し、前記送受器サービス記
    録のそれぞれは、送受器機能を制御する前記アプリケー
    ションによって維持され、送受器機能は前記複数の切り
    替えノードの１つで実行し、当該切り替えノードにおい
    て前記送受器サービス記録の各々に関連する前記複数の
    無線送受器がそれぞれ接続され、 前記複数の無線送受器の１つの制御を転送する手段は、
    前記複数の無線送受器の１つの送受器サービス記録を前
    記複数の切り替えノードの前記第１の切り替えノードか
    ら前記複数の切り替えノードの前記第２の切り替えノー
    ドに転送する手段を備える請求項１４記載の無線切り替
    えシステム。
16. 【請求項１６】 前記複数の無線送受器のそれぞれは、
    管理機能のために前記複数の切り替えノードの個々に割
    り当てられ、前記複数の切り替えノードのそれぞれは、
    ネットワーク管理機能を制御するアプリケーションを実
    行し、よって、ネットワーク管理機能を制御する前記ア
    プリケーションのそれぞれは、前記複数の切り替えノー
    ドの１つで管理機能を制御し、切り替えノードでは、ネ
    ットワーク管理機能を制御する前記アプリケーションが
    それぞれ実行し、前記複数の無線送受器の１つの前記送
    受器サービス記録を転送する手段は、第１のメッセージ
    を送信する送受器機能を制御する第２のアプリケーショ
    ンによって、前記複数の切り替えノードの前記第２の切
    り替えノードで実行するネットワーク管理機能を制御す
    る第２のアプリケーションから前記送受器サービス記録
    を要求する手段と、 前記第１のメッセージに応じて、第２のメッセージを送
    信するネットワーク管理機能を制御する第２のアプリケ
    ーションによって、前記複数の無線送受器の１つが割り
    当てられている前記複数の切り替えノードの第３の切り
    替えノードで実行するネットワーク管理機能を制御する
    第３のアプリケーションから前記送受器サービス記録を
    要求する手段と、 前記第２のメッセージに応じて、第３のメッセージを送
    信するネットワーク管理機能を制御する第３のアプリケ
    ーションによって、前記複数の切り替えノードの前記第
    １の切り替えノードで実行するネットワーク管理機能を
    制御する第１のアプリケーションから前記送受器サービ
    ス記録を要求する手段と、 前記第３のメッセージに応じてネットワーク管理機能を
    制御する前記第１のアプリケーションによって、ネット
    ワーク管理機能を制御する前記第３のアプリケーション
    を介してネットワーク管理機能を制御する前記第２のア
    プリケーションに前記送受器サービス記録を通信する手
    段とを有する請求項１５記載の無線切り替えシステム。
17. 【請求項１７】 前記複数の無線送受器のそれぞれに
    は、個々の経路決定番号が割り当てられ、前記複数の無
    線送受器の各々の送受器機能を制御するアプリケーショ
    ンは、第１の経路決定番号タイプを形成することによっ
    て、呼経路決定のために識別され、第１の経路決定番号
    タイプは第１の所定の組の文字で連鎖した前記複数の無
    線送受器の各々の経路決定番号であり、よって、前記第
    １の経路決定番号タイプは呼機能を制御するアプリケー
    ションによって用いられ、送受器機能を制御するアプリ
    ケーションに対して呼を確立する請求項１６記載の無線
    切り替えシステム。
18. 【請求項１８】前記複数の切り替えノードの各々のため
    にネットワーク管理機能を制御するアプリケーション
    は、第２の経路決定番号タイプの番号グループを形成す
    ることによって、呼経路決定のために識別され、第２の
    経路決定番号タイプは、第２の所定の組の文字で連鎖し
    た前記複数の切り替えノードの各々に割り当てられた前
    記複数の無線送受器の各々の経路決定番号である請求項
    １７記載の無線切り替えシステム。
19. 【請求項１９】 前記複数の無線送受器のそれぞれは、
    前記複数の無線送受器の各々のための呼状態および呼特
    徴状態を定義する情報を有する特徴サービス記録を有
    し、前記特徴サービス記録のそれぞれは、前記複数の切
    り替えノードの１つで実行する呼機能を制御するアプリ
    ケーションによって維持され、切り替えノードで、前記
    特徴サービス記録の各々に関連する無線送受器は現在の
    無線呼を発信し、 前記呼制御を転送する手段は、前記複数の無線送受器の
    １つの特徴サービス記録を前記複数の切り替えノードの
    前記第１の切り替えノードから前記複数の切り替えノー
    ドの前記第２の切り替えノードに転送する手段を備える
    請求項１５記載の無線切り替えシステム。
20. 【請求項２０】 前記複数の無線送受器のそれぞれは、
    管理機能のため前記複数の切り替えノードの個々に割り
    当てられ、前記複数の切り替えノードのそれぞれは、ネ
    ットワーク管理機能を制御するアプリケーションを実行
    し、よって、前記ネットワーク管理機能を制御するアプ
    リケーションのそれぞれは、前記複数の切り替えノード
    の１つで管理機能を制御し、当該切り替えノードにおい
    てネットワーク管理機能を制御する前記アプリケーショ
    ンがそれぞれ実行し、前記複数の無線送受器の１つの特
    徴サービス記録を転送するステップは、前記第１の無線
    呼の終了に応じて、呼機能を制御する前記第１のアプリ
    ケーションによって、前記複数の切り替えノードの前記
    第１の切り替えノードで実行するネットワーク管理機能
    を制御する第１のアプリケーションに第１のメッセージ
    を送信する手段を含み、 ネットワーク管理機能を制御する前記第１のアプリケー
    ションによって、前記複数の無線送受器の１つが割り当
    てられた前記複数の切り替えノードの第３の切り替えノ
    ードで実行するネットワーク管理機能を制御する第３の
    アプリケーションに前記特徴サービス記録を送信する手
    段と、 ネットワーク管理機能を制御する前記第３のアプリケー
    ションによって、前記複数の切り替えノードの前記第２
    の切り替えノードで実行するネットワーク管理機能を制
    御する第２のアプリケーションに前記特徴サービス記録
    を送信する手段とを備える請求項１９記載の無線切り替
    えシステム。
21. 【請求項２１】 前記複数の無線送受器のそれぞれに
    は、個々の経路決定番号が割り当てられ、前記複数の無
    線送受器の各々の送受器機能を制御するアプリケーショ
    ンは、第１の経路決定番号タイプを形成することによっ
    て呼経路決定のために識別され、第１の経路決定番号タ
    イプは、第１の所定の組の文字で連鎖した前記複数の無
    線送受器の各々の経路決定番号であり、よって、前記第
    １の経路決定番号タイプは呼機能を制御するアプリケー
    ションによって用いられ、送受器機能を制御するアプリ
    ケーションに対して呼を確立する請求項２０記載の無線
    切り替えシステム。
22. 【請求項２２】 前記複数の切り替えノードの各々のた
    めにネットワーク管理機能を制御するアプリケーション
    は、第２の経路決定番号タイプの番号グループを形成す
    ることによって呼経路決定のために識別され、第２の経
    路決定番号タイプは、第２の所定の組の文字で連鎖した
    前記複数の切り替えノードの各々に割り当てられた前記
    複数の無線送受器の各々の経路決定番号である請求項２
    １記載の無線切り替えシステム。