JPH02157084A - 廃液処理の作業性等が改善される非銀塩感光材料の処理方法及び処理装置 - Google Patents

廃液処理の作業性等が改善される非銀塩感光材料の処理方法及び処理装置

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JPH02157084A
JPH02157084A JP538189A JP538189A JPH02157084A JP H02157084 A JPH02157084 A JP H02157084A JP 538189 A JP538189 A JP 538189A JP 538189 A JP538189 A JP 538189A JP H02157084 A JPH02157084 A JP H02157084A
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JP
Japan
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waste liquid
liquid
heating
processing
silver salt
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Pending
Application number
JP538189A
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English (en)
Inventor
Masabumi Uehara
正文 上原
Akira Nogami
野上 彰
Kazuhiro Shimura
志村 和弘
Keiichi Yugi
弓木 慶一
Akio Iwaki
岩城 昭男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光照射によって現像液に対する溶解性が変化
する感光材料(非銀塩感光材料)の自動現像機による処
理に伴って生ずる廃液(以下、「廃液」という)を処理
する方法に関し、更に詳しくは、光照射によって現像液
に対する溶解性が変化する非銀塩画像形成層を支持体上
に有する感光材料、例えば平版、凹版または凸版用感光
性印刷版、カラープルーフ用材料等を自動現像機により
現像処理する工程で生しる廃液を処理する方法及び装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来から知られている感光材料の現像処理方法において
は、廃液を回収業者に引き取ってもらうか、多額の費用
をかけて廃液処理施設を作り処理する方法しかなく、廃
液処理の作業性、コストおよび廃液処理のためのスペー
スが必要等の問題がある。
銀塩写真感光利料の廃液の処理を簡易に行えるようにす
ることを目的として、廃液を加熱して水分を蒸発乾固す
る装置が実開昭60−70841号に開示されているが
、廃液をそのまま蒸発濃縮ないし乾固処理するため、非
銀塩感光材料の廃液の処理に適用した場合、特に非銀塩
感光紙材料の処理廃液中には高分子成分を多量に含むも
のが多いため、蒸発釜の内部や熱源に固形物(スラッジ
を含む)が固着し、蒸発処理効率が低下し、また該固形
物やスラッジの除去のための保守作業が煩わしい、スラ
ッジの抜き取りがうまくできない等の難点がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、第1に非銀塩感光材料の廃液の処理に
要するスペースが節減できる廃液の処理方法及び処理装
置を提供することである。第2に、非銀塩感光材料の廃
液の処理の作業性が改善される廃液の処理方法及び処理
装置を提供することである。第3に、非銀塩感光材料の
廃液を長時間にわたって安定に加熱濃縮処理し得る廃液
の処理方法及び処理装置を提供することである。第4に
、非銀塩感光材料の廃液を加熱濃縮釜中で処理する工程
において、ヒータや加熱濃縮釜の内部に粘着性のスラッ
ジが付着し、I・ラブルが発生しないように改善された
廃液処理の方法およびそのための装置を提供することで
ある。第5に、非銀塩感光材料の廃液の処理のためのコ
ストが低減できる廃液の処理方法を提供することである
〔発明の構成〕
本発明の目的は、非銀塩感光材料の自動現像機により処
理方法において、該自動現像機から排出される非銀塩感
光材料の処理廃液の少なくとも種を、加熱濃縮釜に導く
工程、該廃液を加熱する工程、加熱中に該廃液中に析出
するスラッジを加熱濃縮釜の外に排出しながら該加熱濃
縮釜内の廃液を加熱濃縮する工程、該廃液中から排出し
たスラッジを固形分と液体とに分離する工程および該加
熱濃縮釜内の廃液から蒸発した気体を冷却し凝縮する工
程とを含む処理によって、該非銀塩感光材料の廃液を固
形分と水分とに分離することを特徴とする非銀塩感光材
料の処理廃液の処理方法及び処理装置によって達成され
る。
上記本発明の目的は、加熱濃縮釜中の濃縮された廃液か
ら生ずるスラッジを、加熱濃縮釜中の液面」二部及び加
熱濃縮釜の下部から排出するようにして非銀塩感光材料
の廃液を固形分と水分に分離することを特徴とする非銀
塩感光材料の廃液の処理方法、及び廃液を加熱濃縮する
加熱濃縮釜を有し、該加熱濃縮釜の液面位置および該加
熱濃縮釜の下部に濃縮された廃液から生ずるスラッジを
排出する手段を有し、非銀塩感光材料の廃液を固形分と
水分に分離することを特徴とする非銀塩感光材料の廃液
の処理装置によっても達成される。
上記本発明の目的は、加熱濃縮工程と化学的処理工程を
含み、非銀塩感光材料の処理廃液を固形分と水分に分離
することを特徴とする非銀塩感光材料の廃液の処理方法
、及び廃液を固形分と水分とに分離する装置において、
廃液に化学的処理を施す手段、及び廃液を加熱濃縮する
手段を有し、非銀塩感光材料の処理廃液を固形分と水分
に分離することを特徴とする非銀塩感光材料の廃液の処
理装置によっても達成される。
上記本発明の目的は、加熱濃縮釜中の液面上部から液中
に析出するスラッジを除去する手段により該スラッジを
排出するようにして非銀塩感光材料の処理廃液を固形分
と水分に分離することを特徴とする非銀塩感光材料の廃
液の処理方法、及び廃液を加熱濃縮する加熱濃縮釜を有
し、該加熱濃縮釜の液面位置に排出手段を有する処理に
よって非銀塩感光材料の処理廃液を固形分と水分に分離
することを特徴とする非銀塩感光材料の廃液の処理装置
によっても達成される。
以下、本発明について詳述する。
本発明に係る非銀塩感光材料には、光照射によって溶解
性の変化する感光性層が支持体上に塗布されているもの
、および特開昭57−210347号公報に記載されて
いるような電子写真方式等によって画像様レジスト層を
設は得る溶解性層が支持体上に設けられているものが含
まれる。
非銀塩感光材料の1例である感光性平版印刷版に使用さ
れる支持体としては、プラスチックス(例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレンなと)ラミ不−l
・紙、アルミニウム(アルミニウム合金も含む)、亜鉛
、銅などのような金属の板、二酢酸セルロース、三酢酸
セルロース、プロピオン酸セルロース、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカ
ーポ不−1−、ポリビニルアセタールなどのようなプラ
スチックスのフィルム、上記のごとき金属がラミネート
もしくは蒸着された紙もしくはプラスチックフィルム、
アルミニウムもしくはクロームメツキが施された鋼板な
どがあげられ、これらのうち特に、アルミニウムおよび
アルミニウム被覆された複合支持体が好ましい。
また、アルミニウム材の表面は、保水性を高め、感光層
との密着性を向上させる目的で粗面化処理されているこ
とが望ましい。
粗面化方法としては、一般に公知のブラシ研磨法、ポー
ル研磨法、電解エツチング、化学的エッチング、液体ホ
ーニング、サンドブラスト等の方法およびこれらの組合
せがあげられ、好ましくはブラシ研磨法、電解エツチン
グ、化学的エツチングおよび液体ホーニングがあげられ
、これらのうちで、特に電解エツチングの使用を含む粗
面化方法が好ましい。
また、電解エツチングの際に用いられる電解浴としては
、酸、アルカリまたはそれらの塩を含む水溶液あるいは
有機溶剤を含む水性溶液が用いられ、これらのうちで特
に塩酸、硝酸またはそれらの塩を含む電解液が好ましい
さらに、粗面化処理の施されたアルミニウム板は、必要
に応じて酸またはアルカリの水溶液にてデスマット処理
される。
こうして得られたアルミニウム板は、陽極酸化処理され
ることが望ましく、特に好ましくは、硫酸またはリン酸
を含む浴で処理する方法があげられる。
またさらに必要に応じて、封孔処理、その他部化ジルコ
ニウム酸カリウム水溶液への浸漬なとによる表面処理を
行うことができる。
本発明に使用される非銀塩感光材料の感光性組成物は感
光性物質を含んでおり、好ましくは更に高分子化合物が
含まれている。
感光性質として、露光又はその後の現像処理により、そ
の物理的、化学的性質が変化するもので、例えば露光に
より現像液に対する溶解性に差が生じるもの、露光の前
後で分子間の接着力に差が生しるもの、露光又はその後
の現像処理により水及び油に対する親和性に差が生じる
もの、更に電子写真方式により画像部を形成できるもの
等が使用できる。
感光性物質の代表的なものとしては、例えば感光性ジア
ゾ化合物、感光性アジド化合物、エチレン性不飽和二重
結合を有する化合物、酸触媒で重合を起こすエポキシ化
合物、酸で分解するシリルエーテルポリマーやC−0−
C−基を有する化合物と光酸発生剤との組合せ等が挙げ
られる。
感光性ジアゾ化合物としては、露光によりアルカリ可溶
性に変化するポジ型のものとして。−キノンジアジド化
合物、露光により溶解性が減少するネガ型のものとして
芳香族ジアゾニウム塩等が挙げられる。
0−キノンジアジド化合物の具体例としては、例えば特
開昭47−5303号、同48−63802号、同48
−63803号、同49−38701号、同56−10
44号、同56−1045号、特公昭41−11222
号、同43−28403号、同45−9610号、同4
9−17481号の各公報、米国特許第2,797,2
13号、同第3,046.120号、同第3,188,
210号、同第3.454,400号、同第3,544
,323号、同第3,573,917号、同第3,67
4,495号、同第3,785,825号、英国特許第
1,227,602号、同第1,251,345号、同
第1,267゜005号、同第1,329,81118
号、同第1,330.932号、ドイツ特許第854 
、890号などの各明細書中に記載されているものを挙
げることができる。
これらの感光成分には芳香族ヒドロキシ化合物の0−キ
ノンジアジドスルホン酸エステル又は0−キノンジアジ
ドカルボン酸エステル、及び芳香族アミノ化合物の0−
キノンジアジドスルホン酸又は〇キノンジアジドカルボ
ン酸アミドが包含され、又、これら0−キノンジアジド
化合物を単独で使用したもの、及びアルカリ可溶性樹脂
と混合し、この混合物を感光層として設けたものが包含
される。
アルカリ可溶性樹脂には、ノボラック型フェノル樹脂が
含まれ、具体的にはフェノールホルムアルデヒド樹脂、
クレゾールホルムアルデヒド樹脂、フェノールクレゾー
ル混合ホルムアルデヒド樹脂、クレゾールキシレノール
混合ホルムアルデヒド樹脂などが含まれる。
更に特開昭50−125806号公報に記載されている
様に、上記のようなフェノール樹脂と共に、L−ブチル
フェノールホルムアルデヒド樹脂のような炭素数3〜8
のアルキル基で置換されたフェノールまたはクレゾール
とホルムアルデヒドとの縮合物とを併用したものも適用
できる。
0−キノンジアジド化合物を感光成分とする感光層には
、必要に応して更に染料、可塑剤、プリンi・アウト性
能を与える成分などの添加剤を加えることができる。
これらの0−キノンジアジド化合物を感光成分として含
有する感光性層を有するポジ型感光性平版印刷版に対し
て本発明は適用できる。上記の感光性層は、0−キノン
ジアジド化合物のほかに通常高分子化合物が併用される
が、本発明はこのような感光性層に対して特に好ましく
適用される。
ネガ型感光層の感光成分の代表的なものはジアゾ化合物
であり、たとえばジアゾニウム塩及び/又(まp−ジア
ゾフェニルアミンとホルムアルデヒドとの縮合物である
ジアゾ樹脂、特公昭52−7364号公報に記載されて
いるp−ジアゾフェニルアミンのフェノール塩又はフル
オロカプリン酸塩等、特公昭49−48001号公報に
記載されている3−メトキシジフェニルアミン−4−ジ
アゾニウムクロライドと4ニトロジフエニルアミンとホ
ルムアルデヒドとの共重縮合物の有機溶媒可溶性塩から
なるジアゾ樹脂、p−ジアゾジフェニルアミンとホルム
アルデヒドとの縮合物の2−メトキシ−4−ヒドロキン
−5−ベンゾイルベンゼンスルホン酸塩、p−ジアゾフ
ェニルアミンとホルムアルデヒドとの縮合物のテトラフ
ルオロホウ酸塩、ヘキサフルオロリン酸塩等か挙げられ
る。
これらを感光成分とするネガ型感光性平版印刷版に対し
ても本発明を適用できる。
これらのジアゾ化合物を単独で使用したもののほかに感
光層の物性を向上させるため、種々の樹脂と混合して用
いたものに対して、本発明は好ましく適用できる。
かかる樹脂としては、シエランク、ポリビニルアルコー
ルの誘導体のほかに特開昭50−118802号中に記
載されている側鎖にアルコール性水酸基を有する共重合
体、特開昭55− 155355号公報中に記載されて
いるフェノール性水酸基を側鎖に持つ共重合体が挙げら
れる。
これらの樹脂には下記一般式で示される構造単位を少な
くとも50重量%含む共重合体、一般式 (式中、R.は水素原子又はメチル基を示し、R2は水
素原子、メチル基、エチル基またlまクロロメチル基を
示し、nは1〜10の整数である。)及び、芳香族水酸
基を有する単量体単位を1〜80モル%、ならびにアク
リル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステル単量体
単位を5〜90モル%有し、10〜200の酸価を持つ
高分子化合物75号包含される。
本発明が適用されるネガ型感光性平版印刷版の感光層に
は、更に染料、可塑剤、プリントアウト性能を与える成
分等の添加剤を加えることカーできる。
本発明に係る自動現像機による処理に用し1られる現像
液は、水系アルカリ現像液が好ましく、現像液に用いら
れるアルカリ剤としては、ケイ酸ブートリウム、ケイ酸
カリウム、水酸化ナト1ノウム、水酸化リチウム、第三
リン酸ナトリウム、第二IJン酸ナトリウム、第三リン
酸カリウム、第二1)ン酸カリウム、第三リン酸アンモ
ニウム、第二1ノン酸アンモニウム、メタケイ酸ナトリ
ウム、重炭酸アンモニウムなどのような無機アルカリ剤
、モノ、ジ、又はトリエタノールアミン及び水酸化テト
ラアルキルアンモニウムのような有機アルカリ剤および
珪酸アンモニウム等が有用である。 アルシブJり剤の
現像液組成物中における含有量は0.05〜30重量%
の範囲で用いるのが好適であり、より好ましくは0.1
〜20重量%である。
本発明に用いられる現像液には、更に有機溶剤を含有さ
せることができる。有機溶剤としてはエチレングリコー
ルモノフェニルエーテル、ベンジルアルコール、n−プ
ロピルアルコール等が有用である。有機溶剤の現像液組
成物中における含有量としては0.5〜15重量%が好
適であり、より好ましい範囲としては1〜5重量%であ
る。
現像液には更に界面活性剤、特にアニオン型界面活性剤
を含有させることが好ましl,A0アニオン型界面活性
剤としては、高級アルコール(C3〜C2□)硫酸エス
テル塩類〔例えば、ラウリルアルコールサルフェート コールザルフェートのナトリウム塩、ラリウルアルコー
ルサルフェ−1・のアンモニウム塩rTeepolB 
−81J(商品名・シェル化学製)、第二ナトリウムア
ルキルサルフェートなと〕、脂肪族アルコルリン酸エス
テル塩類(例えは、セチルアルコルリン酸エステルのナ
トリウム塩なと)、アルキルアリールスルホン酸塩類(
例えは、ドデシルベンセンスルホン酸のナトリウム塩、
イソプロピルナフタレンスルホン酸のナトリウム塩、シ
ナフタレンジスルポン酸のナトリウム塩、メタニトロベ
ンゼンスルホン酸のナトリウム塩など)、アルキルアミ
ドのスルホン酸塩類(例えは、 C17H33CONCH2CH2SO3NaH3 など)、二塩基性脂肪酸エステルのスルホン酸塩類(例
えば、ナトリウムスルホコハク酸ジオクチルエステル、
ナトリウムスルホコハク酸ジヘキシルエステルなど)が
ある。これらの中で特にスルホン酸塩類が好適に用いら
れる。
このような現像液には更に現像性能を高めるために以下
の様な添加剤を加えることができる。例えば、特開昭5
8−75152号公報記載のNaCQSKCo、KBr
等の中性塩、特開昭58−190952合公報記載のE
DTA。
NTA等のキレート剤、特開昭59−121336号公
報記載の(Co(NH3)) 6CQ3.C0CQ2 
・6LO等の路体、特開昭50−51324号公報記載
のアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、N−テト
ラデンルーN、N−ジヒドロキンエチルベタイン等のア
ニオン又は両性界面活性剤、米国特許第4 、374 
、920号明細書記載のテトラメチルデシンジオール等
の非イオン性界面活性剤、特開昭55−95946号公
報記載のp−メチルアミノメチルポリスチレンのメチル
クロライド4級化物等のカチオニソクボリマー、特開昭
56−142528号公報記載のヒニルベンジルトリメ
ヂルアンモーウムクロライドとアクリル酸ナトリウムと
の共重合体等の両性高分子電解質、特開昭57−192
952号公報記載の亜硫酸す) IJウム等の還元性無
機塩、特開昭58−59444号公報記載の塩化リチウ
ム等の無機リチウム化合物、特開昭50−34442号
公報記載の安息香酸リチウム等の有機リチウム化合物、
時開昭59−75255号公報記載のSi、Ti等を含
む有機金属界面活性剤、特開昭59−84241号公報
記載の有機+よう素化合物、ヨーロッパ特許第101.
010号明細書記載のテトラアルキルアンモニウムオキ
サイド等の4級アンモニウム塩、ベンジルアルコールチ
レングリコールモノフェニルエーテル等の有機溶剤等か
あげられる。
本発明において処理の対象とする廃液として(ま、上記
非銀塩感光材料の現像(溶出)液:水洗水;ネガ及びポ
ジタイプの感光性平版印刷版に用し\られる不感脂化処
理液,リンス液及び整面液等が挙(fられる。
本発明において、2種以上の廃液を処理する必要かある
ときは、それらを1つにまとめて処理することが作業性
その他の点から好ましし\。
次に本発明において廃液を処理して固形分と水分とに分
離する手段について述べる。
本発明において、スラッジとは、加熱濃縮工程又は加熱
濃縮工程より前に行なわれる化学的処理工程を経て生成
した固形分と液体の混合物をし1う。
マタ、固形分とは、スラッジから分離操作により、液体
を除去した残査をいう。
本発明方法を実施するだめの装置は、例えば第1図の概
要図に示すように構成される。
非銀塩感光材料の処理装置から排出される廃液を容れた
廃液タンク11はエバポレータ110の筒状部111の
注入口119にポンプP,及びフィルタF1を直列に連
結して配管されている。又、エバポレータ110(7)
i−−バーフロー液は該エバポレータの錐状壁部112
に設けられたオーバーフロー口+18からシリコンチュ
ーブによって廃液タンクllに回収される。該タンクに
は液面計15が設けられ、液量か検知できるようにしで
ある。
筒状部111と上方の雌状壁部112及び下方のくびれ
部125を有する液溜り部126によって容器を構成す
るエバポレータ110は下方のスラッジ排出口114か
らスラッジセパレータ130のスラッジ受は口131に
配管され、該スラッジセパレータ130の下部にある連
結部135によって下部のスラッジタンク140に結合
されている。
そして、エバポレータllO、スラッジセパレータ13
0、スラッジタンク140の間はポンプP2によって液
を戻して循環が行なわれるように液循環装置145か配
管されている。142は圧力調整用バルブである。
又、エバポレータ110には通電により熱及び超音波を
発生する焼成物半導体を充填した発熱部材115及び網
状部材116.117が設けられている。この網状部材
はどちらか一方であっても構わない。
又液面計122が設けられている。
廃液の蒸発気体は排出口113から熱交換器172を通
り、冷却器152を通り吸収タンク162の下部に連結
され、凝縮液(水)は排出口+65からフィルタF2を
経て回収容器168に配管されている。
吸収タンク162の上部から下部へは非凝縮ガスの循環
と一部熱交換器172をへてエバポレータ1.10への
環流と凝縮液の回収容器168への送り込みを促進する
環流装置170の配管がなされている。
エバポレータ110の内部には、蒸発気体の排出口の近
くの該排出口への蒸発気体の通路に網状部材1.16,
117の片方又は両方を設けることが好ましい。
この網状部材により、廃液中に発生した気泡と共に廃液
の表面から飛び散る廃液飛沫が蒸発気体に混しって排出
口から排出される不都合を防止することができる。
この網状部材116,117は目の開きが0.5−1.
3mm程度のものが適当である。具体的には、例えば0
゜2mmメ、ピッチ]、Omm程度のステンレススチー
ルの金網等を用いることができる。又この網状部材は図
示のように2重に設けることが上記の効果を完全にする
点から好ましい。
エバポレータ110において、蒸発気体の排出口l13
は錐状壁部112の上端中央部に設け、下端部にスラッ
ジの排出口114を設ける態様が好ましい。
このような態様において、エバポレータ110の本体の
筒状部111と蒸発気体の排出口113との間の内壁面
は垂直方向に対して20°〜40°の角度をもった錐状
壁部112を有することが、廃液の蒸発に伴って廃液表
面から飛び散る廃液飛沫の内壁面に付着したものが下方
へ流下し易くなる点から好ましい。
エバポレータ110の内部には液面計122を設けるこ
とが望ましい。そして、液面計で検出した結果によって
、エバポレータ内部の廃液の液面高さを所定の高さに維
持するように廃液を供給するポンプP1の作動を制御す
る装置を設けることにより、廃液のエバポレータ110
への供給作業が簡易なものとなる。
エバポレータ110において廃液が収容される部分の容
積は発熱部材によっても異なるが、発熱部材への供給電
力IKW当たり1〜lOQが適当であり、好ましくは1
.5〜5aである。又泡の流出、突沸を防ぐだめの上部
の空隙部分の容積は、廃液収容部分の容積の帆5〜4倍
、より好ましくは0.7〜2.5倍が適当である。
第1図に示す装置において、スラッジセバレタ130は
エバポレータ110内で廃液の処理によって生したスラ
ッジをエバポレータ110内から分離し収容する装置で
、その下端部にはスラッジタンク140を保合自在に連
結するとともに、該スラッジタンク140とエバポレー
タ110及び/又はスラッジセパレータ130とを配管
で接続し、スラッジセパレータ130の内部の液がスラ
ッジセパレータ130がら上記連結部135を通ってス
ラッジタンク140へ流れるように液を循環さゼる液循
環装置145を付加することが好ましい。このような液
循環装置145を伺加するこにより、スラッジの排出作
業の作業性が改善される。
又、第13図に示されるように、スラッジを含む処理廃
液をフィルタ180で固形分と液体とに分離し、固形分
を蓋181を開けて外部へ掻き出すようにしてもよい。
尚、図13中、第1図と重なる番号は同じものを示す。
エバポレータで処理する廃液か高分子化合物の分散物を
含有している場合には、あらがしめフィルタF1でこれ
らを除いてからエバポレータへ入れることが好ましい。
このような廃液処理工程を付加することにより、エバポ
レータ内部で発熱部材による加熱により廃液から発生す
る固形分の粘性化か避けられ、さらさらした扱い易い固
形分を生成さぜることができる。
エバポレータ110には次のような蒸発気体の処理装置
150を付加することにより、蒸発気体中に含まれる有
害な気体(例えば、アンモニアガス、亜硫酸ガス、種々
の有機溶媒等)を極めて効果的に除去することができる
この蒸発気体の処理装置150は、冷却器152、吸収
タンク162ならびにエバポレータ110の蒸発気体の
排出口113と冷却器152、冷却器152と吸収タン
ク162を接続する配管を有し、吸収タンク162は内
部に吸収剤収容部164、下端部に凝縮排出口165及
び吸収タンク162の上部から下部へ非凝縮カスを循環
させる配管装置171を有する。
冷却器152における冷却手段としては、例えば冷却用
水を冷却器内部の多数の細管内を通した装置が用いられ
る。
吸収タンク162は通常、垂直な円筒形シェルとすれは
よく、吸収剤は、活性炭その他目的に応し適宜選定すれ
ばよい。吸収剤収容部164の大きさは廃液の処理量、
廃液の種類等により適宜選べばよいが、目安として、通
常のポジ型又はネガ型28版の現像液の処理廃液をIO
Q/ 24時間の割合で処理する場合、内径20mm 
 100mm、高さ200mm−1000mm程度か適
当である。
上記蒸発気体の処理装置+50には、次のような非凝縮
ガスの還流配管173を付加することが好ましい。
この態様によれば非凝縮ガス中の有害ガスの吸収か更に
良好になされる。
前記配管装置171と前記還流配管173を含めた還流
装置170は、吸収タンク162の上部のガスをその底
部へ送る前記配管装置171の配管の途中からエバポレ
ータ110内へ非凝縮ガスを圧送する還流配管73と、
エバポレータ110内へ入れる前の該非凝縮カスとエバ
ポレータ110から排出された蒸発気体との間で熱を交
換する熱交換器172とを有する。
又、吸収タンク162はその凝縮液の排出口をフィルタ
装置F2に接続されていることが好ましい。このフィル
タ装置F2を通過することにより、凝縮液の不純物含有
量を更に減少させることができる。
本発明に用いる発熱部材115の好ましい態様として、
前記にように内径5mm〜30mm、肉厚1mm〜5m
m程度の耐食性、耐熱性かつ熱伝導性の材料(例えば、
ステンレススチール)で作られたパイプで内側かケイ素
樹脂等で絶縁被覆されたものの廃液中に入る部分の少な
くとも1部の内部に半導体組成物粉末の焼結体か充填さ
れた部材で、半導体充填部分の必要長が廃液中に浸漬で
きるような形状(例えば液中部分をコイル状にする等)
にしたものが挙げられる。半導体部材115の両端部は
廃液面から上部のエバポレータ壁面112又は124に
設けたコネクター123に接続し、外部電源に接続させ
る。
このような態様において、半導体部材115の廃液中の
半導体充填部の長さは廃液処理能力1g/分当たり4m
m〜20m程度が適当である。
本発明に用いる通電により熱及び超音波を発生する焼成
物半導体としては、Cub、 Cu2O、ZnO,Ni
OXN + 201、Cd0XBad、 WO2、WO
3、MoO2、Yb2O3、Y2O3、Fe2O3、F
e50.、 Fe01C,Si、Ga1Ge1Se、、
TiO2、Ti01 T1□03、 Coo、 Co2
O3、Co30い ALO3、Cro、 P、 As、
 Cr2O3、CrO2、Mn01Mn02、lJr、
203等の金属酸化物又は元素、及び、SiC等の成分
より選はれる混合物の焼成物が挙げられる。導電性の付
与或いは結着剤として上記金属酸化物の金属元素或いは
他の元素(Ag、 Au、 Pt、等)あるいはSiO
2、Na2O% K2O、Cab、 MgO等が添加さ
れていてもよい。
好ましい実施態様として次のような組成を有するものが
挙げられる。
Fe20350〜90%;Mn01Coo、 Nip、
 Fed、 CuO1CdO1ZnO1から選ばれる少
なくとも1つの合計が2〜30%;Na2O,K2O,
5i02、Cab、 AQ203から選ばれる少なくと
も1つが合計5〜30%を含む組成が好ましい半導体組
成物として挙げられる。
本発明における焼成物半導体で廃液処理する好ましい態
様として、粉状の半導体混合物を内側をケイ素樹脂等で
絶縁被覆した耐食性、耐熱性かつ熱伝導性の中空パイプ
の内部に充填し、通電によりこの粒状物を焼結し作られ
た焼成物半導体ヒターを、処理する廃液中に浸漬し通電
することにより熱及び超音波を発生させる態様が挙げら
れる。
このような態様において、上記粒状半導体混合物の粒子
径はO,OImm−L2mm程度とし、内径5mm〜3
0mm、肉厚1mm〜5mm程度の例えば内側を絶縁処
理したステンレススチール製中空パイプに粒状焼成物半
導体を廃液処理能力1g/分当たり4mm〜20mm程
度の充填部長さになるように充填したものを用いること
ができる。
このようにして処理され、分離された水は90%以上の
純粋な水を含む。
本発明の方法においては、廃液を処理して固形物と水分
とに分離し、分離された水を自動現像機の処理工程に用
いる水洗水ならびに濃縮現像液、リンス液、ガム液及び
整面液のそれぞれの希釈液から選ばれる少なくとも1つ
の少なくとも一部として利用できる。このように、廃液
中に含まれる有効成分(溶媒)を循環し再利用すること
により、水資源の節減が可能であり、又廃棄分を極度に
減少させることができる。更に自動現像機の設置に伴う
水道や排水の配管設備の省略も可能である。
分離された水を利用する態様に制限はないが、例えば、
水洗水として用いる場合は、自動現像機内の水洗水槽と
廃液から分離された水を入れる回収容器とを配管てせ結
合しておくと作業性の点で有利である。希釈水として用
いる場合の好ましい態様として、自動現像機内に設けた
前記処理液用の希釈水を入れる希釈水槽と、廃液から分
離された水を入れる回収容器とを配管で連結し、希釈水
槽内の液量を制御して自動的に該回収容器内の水を希釈
水槽へ送る態様が挙げられる。
以下、本発明の第2の態様について図面により詳述する
第2図は本発明に係る処理装置の例を示す断面図である
。本図において、21は加熱濃縮釜22はその側面に設
けられた固形分の排出手段で、開口部220、配管22
11 フィルタ装置222、ポンプ223から構成され
ている。フィルタ装置222にはその側面に蓋224を
設け、フィルタ225上の固形分を掻き出せるようにす
る。
又、第14図のように、廃液上面から排出したスラッグ
を貯める形態でもよい。
第14図中、第2図と重なる番号は同しものを示す。
23は加熱装置、25は加熱濃縮釜21中の液面高さを
制御するための液面センサ、26は加熱濃縮21へ処理
廃液タンク27から処理廃液を送るための配管、28は
ポンプ、29は加熱濃縮釜21内の処理廃液から蒸発し
た気体を冷却し凝縮させるための凝縮器、210は凝縮
した液体を入れる受液器である。
加熱濃縮釜21は、好ましくはステンレススチル、フッ
素樹脂(例えば、テフロン)等の保護幕を有する金属等
で作られた円筒状の釜で、その側面の液面の高さの位置
に開孔部220を設け、配管221に接続させる。開口
部220の形状は円形、短形等でよく、開口面積は1.
8〜10cm2程度が適当である。
開口部は複数箇所設けてもよい。フィルタ装置222に
用いるフィルタ225としてはステンレススチル製メツ
シュフィルタ、布、紙、合成紙製等のフィルタなどが用
いられ、形状は平板状、円筒状、ひだ折状等任意に得べ
るが、特にステンレス製メツシュフィルタが適当である
加熱装置23は、熱源として電気、可熱ガス(都市ガス
等)等適当なものを用いることができる。
次に、この装置例に基づき本発明方法について説明する
まず、感光材料の処理装置から排出された廃液(オーバ
ーフロー液等)は廃液タンク27に入れられる。廃液は
ここからポンプ28によって加熱濃縮釜21に送る。こ
のとき、加熱濃縮釜21内の液面の高さが開口部220
から液面に浮遊するスラッジが流出し得る高さになるよ
うにポンプ28の作動制御をする。本図に示す例では、
液面センサ25及び図示してない制御装置により液面の
高さが上記のような一定範囲内に保たれるように制御し
ている。加熱濃縮釜21中では、加熱装置23で廃液を
加熱する。
加熱されて廃液表面から蒸発した気体は凝縮器29で凝
縮されて液体となり受液器210に収容される。
方、熱濃縮された廃液はその液面上部に樹脂分等からな
るスラッジを生じる。このスラッジを含む廃液を開口部
220からフィルタ装置222に送り、フィルタ225
で固形分と液体とを分離し、液体は加熱濃縮釜21へ戻
し、フィルタ225上の固形分は蓋224を開けて外部
へ掻き出す。このフィルタ装置は第3図に示すように、
遠心分離を利用したものでもよい。第3図において33
2aはスラ・ンジ導入配管、332bは液体排出配管、
33+はモーター、333はポンプ、340は遠心分離
器、341は多数の細大を有する回転部材、342は布
製の袋である。
上記のように、本発明によれば、処理装置の稼働中、加
熱濃縮釜中の廃液の上部に浮かぶスラ・ンジが廃山され
るので、加熱部材、液面センサ、加熱濃縮釜内部へのス
ラッジの付着が防がれ、常に安定して廃液の加熱濃縮処
理を実現することが可能となる。
本発明において、加熱濃縮釜中で粘着性のスラ・ノジを
廃液の上部に浮遊させて廃液の上部から該スラッジを加
熱濃縮釜外へ排出させることが好ましい。上部にもスラ
ッジが浮遊してくることが、非銀塩感光材料処理の際の
大きな特徴である。粘着性のスラッジを浮遊させる手段
としては、処理液を強制的に循環さゼる方法、浮遊玉(
例えは直径5〜] Omm程度のポリスチレン球)等を
循環させて付着させる方法、釜下からのエアー吹込みに
よりスラッジを浮遊させる方法及び化学的処理により強
制的に粒が大きくポーラスなスラッジを生成させる方法
なとが挙げられる。
本発明において、加熱濃縮釜外ヘスラッジを排出する好
ましい手段は、加熱濃縮釜の内部の上部又は加熱濃縮釜
外に設けられた排出手段を用いることである。これらの
手段を用いることにより、加熱濃縮釜中のスラッジの蓄
積を押え、加熱部材、液面センサ、釜内部へのスラッジ
付着を防ぐ効果を得ることができる。
本発明において、加熱濃縮釜中の液面上部からスラッジ
を除去する手段としては、■ベルトやドラム等へスラッ
ジを付着させて除去する方法、又は■加熱濃縮釜中に浮
玉を入れ、該浮玉ヘスラソジを付着させ該浮玉を排出す
る方法から選択することが操作性、ランニング性及び経
済性の点から好ましい。■及び■については図面に基づ
いて次に説明する。
第4図は、ドラムにスラッジを付着させて除去する装置
の例を示す図である。本図において、440はドラムで
、図示の方向に回転させると、浮遊するスラッジがその
周壁面に付着し、液面から除去され、該周壁面に付着し
たスラッジはスラッジ排出口445に設けられたブレー
ド446で掻き落とされてフィルタ装置441の内部に
入り、フィルタ442で固形分と液体とが分離され、液
体はポンプ443で加熱濃縮釜41へ戻るようになって
いる。444は開閉弁である。
第5図は、浮玉を用いてスラッジを排出する装置の例を
示す図である。本図において、550は浮玉551を収
容する容器、552は浮玉551を加熱濃縮釜51の内
部へ運び入れるベルトコンベヤでアル。
加熱濃縮釜21内に入った浮玉551は廃液の液面に浮
かび、スラッジに付着しく557)、開口部553から
フィルタ装置554へ入り、フィルタ555で固形分と
液体とが分離され、液体はポンプ556で加熱濃縮釜5
1へ戻るようになっている。
本発明の第3の態様について図面により詳述する。
第6図は本発明に係る処理装置の例を示す断面図である
。本図において、61は加熱濃縮釜、62はその側面に
設けられた固形分の排出手段で、開口部620、配管6
211 フィルタ装置622、ポンプ623から構成さ
れている。フィルタ装置622にはその側面に蓋624
を設け、フィルタ625上の固形分を掻き出せるように
する。63は加熱濃縮釜6)の下部に設けられた固形分
の排出装置で、開口部630、配管631 フィルタ装
置632、ポンプ633から構成されている。フィルタ
装置632にはその側面に蓋634を設け、フィルタ6
35上の固形分を掻き出せるようにする。64は加熱装
置、65は加熱濃縮釜61中の液面高さを制御するため
の液面センサ、66は加熱濃縮釜61へ廃液タンク67
から廃液を送るための配管、68はポンプ、69は加熱
濃縮釜61内の廃液から蒸発した気体を冷却し凝縮させ
るだめの凝縮器、610は凝縮した液体を入れる受液器
である。
加熱濃縮釜61における開口部620、フィルタ装置6
22に用いるフィルタ625及び加熱装置64は第2図
で説明したものと同様のものを好ましく用いることかで
きる。
開口部630は加熱濃縮釜61の底面又は側面の最下部
に設け、その形状は円形、短形等でよく、開口面積は3
〜15cm2程度か適当である。開口部は複数箇所設け
てもよい。フィルタ635はフィルタ装置622におけ
ると同質のものを用いることかできる。
感光材料の処理装置から排出された廃液(オバーフロー
液等)は廃液タンク67に入れられる。
廃液はここからポンプ68によって加熱濃縮釜61に送
る。このとき、加熱濃縮釜61内の液面の高さが開口部
620から液面に浮遊するスラッジが流出し得る高さに
なるようにポンプ68の作動制御をする。
本図に示す例では、液面センサ65及び図示してない制
御装置により液面の高さが上記のような定範囲内に保た
れるように制御している。加熱濃縮釜61中では、加熱
装置64で廃液を加熱する。
加熱されて廃液表面から蒸発した気体は凝縮器69で凝
縮されて液体となり受液器610に収容される。
方、濃縮された廃液はその液中に樹脂分等からなるスラ
ッジを生じる。スラッジのうち液面に浮遊するスラッジ
を廃液とともに開口部620からフィルタ装置622に
送り、フィルタ625で固形分と液体とを分離し、液体
は加熱濃縮釜61へ戻し、フィルタ625上の固形分は
蓋624を開けて外部へ掻き出す。一方、加熱濃縮釜6
1の下部に沈降したスラッジは開口部630から廃液と
ともにフィルタ装置632へ送り、フィルタ635で固
形分と液体とを分離し、液体は加熱濃縮釜61へ戻す。
このフィルタ装置は第3図に示すように、遠心分離を利
用したものでもよい。
上記のように、本発明によれは、処理装置の稼働中、加
熱濃縮釜中の廃液の液面部分及び加熱濃縮釜の下部の両
方からスラッジが排出されるので、樹脂分等を多く含む
スラッジが、加熱部材、液面センサ、加熱濃縮釜内部へ
付着するのを防ぐことができ、常に安定して廃液の加熱
濃縮処理を実現できる。
本発明において、第6図に示したように加熱濃縮釜の外
部において、廃液の液面の上部に浮遊するスラッジを除
去する手段を設けると共に、加熱濃縮釜の底部から沈降
したスラッジを含む液を排出し、固形分と液体とを分離
することが好ましい。
又加熱濃縮釜の内部において加熱濃縮釜内の廃液液面上
部からスラッジを除去する手段としては、■ベルトやド
ラム等へ固形分を付着させて除去する方法、■加熱濃縮
釜中に浮玉を入れ、該浮玉へ固形分を付着させ該浮玉を
排出する方法から選択することが本発明の目的をより高
度に達成できる点から好ましい。液面上部から除去した
スラッジや加熱濃縮釜下部から除去したスラッジを固形
分と水分に分離する手段としては、フィルタ法、遠心分
離法などその他公知の方法から任意に選ぶことができる
■及び■について以下、図面に基づいて説明する。
第7図は、ドラムにスラッジを付着させて除去する装置
の例を示す図である。本図において、740はドラムで
、図示の方向に回転させると、浮遊するスラッジがその
周壁面に付着し、液面から除去され、該周壁面に付着し
たスラッジはドクターブレドア45で掻き落とされてフ
ィルタ装置741の内部に入り、フィルタ742で固形
分と液体とが分離され、液体はポンプ743で加熱濃縮
釜71へ戻るようになっている。744は開閉弁である
第8図は、浮玉を用いてスラッジを排出する装置の例を
示す図である。本図において、850は浮玉851を収
容する容器、852は浮玉851を加熱濃縮釜81の内
部へ運び入れるベルトコンベヤである。加熱濃縮釜81
内に入った浮玉851は廃液の液面に浮かび、スラッジ
に付着し、開口部853からフィルタ装置854へ入り
、フィルタ855で固形分と液体とが分離され、液体は
加熱濃縮釜81へ戻るようになっている。
本発明において、第6図に示す例のように、加熱濃縮釜
の液面位置及び下部から排出したスラッジと廃液との混
合物は、固形分を分離した後、液体は加熱濃縮釜へ戻す
ことが作業性の点から好ましい。
本発明において、加熱濃縮釜中或いは加熱濃縮釜へ送る
前或いは後に廃液に化学的処理を施すことが加熱濃縮釜
中の廃液の濃縮に伴う粘着性増大の防止およびスラッジ
のフィルタ等による除去を容易にする点から好ましい。
本発明における化学処理工程には、処理廃液を中和する
工程、酸を添加する工程及び凝集剤を添加して固形物を
析出させる処理工程が含まれる。
本発明においては、中和、酸の添加、及び凝集剤の添加
の少なくとも1つが施されることが好ましい。
本発明において、廃液の中和に用いられる酸としては、
例えば硫酸、塩酸、リン酸、シュウ酸、くえん酸、酒石
酸等が挙げられ、アルカリとしては、消石灰、カセイソ
ーダ、カセイカリ、有機アミン等が挙げられる。これら
のうち、無臭又はほとんど無臭のものが好ましく、又無
機化合物が好ましい。
本発明において、酸又はアルカリにより、処理廃液のp
Hを5〜9の範囲、より好ましくは6〜8の範囲に中和
することが好ましい。
凝集剤としては、例えば硫酸アルミニウム、硫酸マダイ
、シウム、ポリ塩化アルミニウム、塩化カルシウム、塩
化マグネシウム、ポリアクリルアミド系高分子、ポリア
クリル酸(塩)等を好ましく使用することができる。こ
れらのうち、無機化合物が好ましく、又水等の溶剤に溶
がされた溶液として用いることができる。
凝集剤を用いるときは、凝集物を除去するため、前記の
フィルタ等を併用することが好ましい。
凝集剤の添加は、酸又はアルカリの添加と同時又はそれ
より後が好ましい。
酸又はアルカリによる中和処理を含む化学的処理工程の
後に、固形分又はスラッジを除去する工程を設けること
が好ましい。
本発明の好ましい実施態様として、■化学的処理工程は
加熱濃縮工程より前に行われる態様、■化学的処理工程
と加熱濃縮工程との間で廃液から析出した固形分又はス
ラッジを除去する工程を設ける態様、及び■加熱濃縮工
程の施された廃液に対して固形分やスラッジを除去する
工程が付加されることが好ましい。
加熱濃縮工程の施された処理廃液に対して固形分やスラ
ッジを除去する場合は処理廃液に酸、中和剤又は凝集剤
を添加しながら、行なうことが好ましい。
以下、本発明の第4の態様について図面により詳述する
第9図、第10図は本発明に係る処理装置の例を示す断
面図である。本図面において、91は化学的処理を行う
処理槽、92は中和剤を入れる中和剤槽、94は処理廃
液を入れる廃液タンク、95は加熱濃縮釜、96は加熱
濃縮釜95の下部に設けられた固形分の排出手段、97
は加熱装置、98は加熱濃縮釜95中の液面高さを制御
するための液面センサ、99は加熱濃縮釜95内の廃液
から蒸発した気体を冷却し凝縮させるための凝縮器、9
1oは凝縮した液体を入れる受液器、911はフィルタ
、912a、 912b、 912dはポンプ、913
は撹はん機である。又第10図において、93は凝集剤
を入れる凝集剤槽、912cはポンプである。
処理槽91は、好ましくはステンレススチール、フッ素
樹脂(例えば、テフロン)等の保護膜を有する金属等で
作られた円筒状の槽で、該槽内での化学的処理により生
した固形物を加熱濃縮釜へ送る液から除くためにフィル
タ911が設けられている。
フィルタ911としては例えばTC−100(トーセル
製)のようなフィルタを用いることができる。フィルタ
911によるろ過の後は、直接加熱濃縮釜95へ送らず
、中間に貯液タンクを設けてそこに一時的に貯蔵しても
よい。又、中和剤槽92は、酸とアルカリとの2種の槽
を設けてもよい。
加熱濃縮釜は例えば特開昭62−118346号、同6
2118346号等に記載されている公知のものを用い
ることができる。
次に、この装置例に基づき本発明方法について説明する
まず、感光材料の処理装置から排出された廃液(オーバ
ーフロー液等)は廃液タンク94に入れられる。廃液は
ここからポンプ912aによって処理槽91に送る。つ
いで、中和剤槽92及び/又は凝集剤槽93から、それ
ぞれポンプ912b及び/又は912cでそれぞれの化
学的処理液を処理槽9)へ所定量送り、撹はん機913
で撹はん混合し固形物を沈澱させる。
この操作において、図示してないpHメータで処理槽9
1内の液のpHを測定し、所定のpHが維持されるよう
にポンプ912bの作動を制御する。化学的処理の終了
した廃液はフィルタQllで固形物をろ過し、液体のみ
を加熱濃縮釜95へ送る。加熱濃縮釜95中では、加熱
装置97で廃液を加熱し、加熱されて廃液表面から蒸発
した気体は凝縮器99で凝縮されて液体となり受液器9
10に収容される。一方、濃縮された廃液はその液中に
樹脂分等からなるスラッジを生しる。スラッジは排出手
段96により排出する。尚、スラッジの排出の仕方は、
第1図から第8図、第13図、及び第14図で説明した
態様を利用できる。
上記のように、本発明によれば中和操作と凝集剤を添加
する操作とを組みあわせた非銀塩感光材料の廃液、特に
感光性平版印刷版の処理液のような樹脂分を多く含む廃
液を固定分と水分とに分離する方法により、固形分と水
分との分離が完全になされ、又析出する固形分について
も粘着性が低下することにより、固形分と水分との分離
が容易になり、安定かつ効率的に固形分と水分とに分離
することができる。
〔実施例〕
実施例1 第1図に示す態様の装置を用い、エバポレータ1100
容量を廃液16α、空隙部分の容積212とし、発熱部
材としては半導体成分(主成分はFe2O3、C。
01Cr203、WO□、C,Al220.、Ni)の
焼成物粉末(平均粒径約50μm)をステンレススチー
ル製のパイプ(10mm〆)に半導体充填部長さ200
mmに充填したものを用い、通電電力AC100V、 
IOAとした。廃液タンク11の容量は20Q1回収容
器168の容量はlOaとした。
フィルタF1にはTC−1(+−−セル製)を、吸収タ
ンク162の吸収剤にはヤシ殻活性炭の約1000gを
、フィルタF2にはキュノ社の活性炭カートリッジAP
−117をそれぞれ用いた。
自動現像機としては第11図に示す態様のものを用いた
。尚、第11図中、※1と※11※2と※2、及び※3
と※3はそれぞれ配管で接続されている。
第11図において、101は現像部、102は水洗部、
103はリンス処理又は不感脂化処理を行うリンス・ガ
ム部、101aは現像液タンク、102aは水洗水タン
ク、103aはリンス液又はガム液を入れるリンス・ガ
ム液タンク、104は非銀塩感光材料、105.106
.107は各々現像液その他の処理液を供給する処理液
供給パイプ、P2、P6、P6はポンプである。
現像液としては下記(A)及び(B)を(A) :(B
)−]:5(容量比)の比率で混合したものを用いl二
(A)濃縮現像液 ケイ酸ナトリウム (JIS規格3号)    730
g水酸化ナトリウム          220gエマ
ルゲン950(商品名、界面活性剤、花王(株)製) 
              3gEDTA     
               1.5g水     
                        9
2.5g(B)水 非銀塩感光材料としてはポジWPS版SMP−N (商
品名、コニカ(株)製)の10010O3800mmサ
イズを用い、現像タンク1olaには上記現像液を2H
入れた。現像液の補充量は上記ps版1版当たり116
m12とした。
水洗タンク102aには水を15Q入れ、ノズル106
からPS版へ噴射させ、流下して水洗タンク102aへ
戻った水は循環して使用した。
リンス・ガム液タンク103aには下記組成のリンス液
を10Q入れ、ノズル+07からPS版に供給し、流下
してリンス・ガム液タンク103aへ戻った液(ま循環
して使用した。
リンス液 ジ(2−エチルヘキシル)スルホこはく酸エステルナト
リウム塩      30重量部リン酸二水素ナトリウ
ム・二水塩・・・10重量部クエン酸・−水塩    
   ・・・2重量部リン酸 (85%)      
    ・・・0.3重量部純水          
       ・1Qこのようにして、上記PS版を5
00枚処理した後、現像タンク101aかもの廃液78
Q1水洗タンク102a中の廃液】5Q及びリンス・ガ
ム液タンク1O3a中の廃液10cLを第1図に示す廃
液処理装置の廃液タンク11に入れ、第1図に示す廃液
処理装置で処理したところ、廃液処理の所要時間は10
0時間であった。回収された液は約92ffの水で、無
色透明で臭いもなく、蒸留水に類似のものであった。回
収されたスラッジはやや粘着性で、その見掛は容積(嵩
)は約1.3Qであった。
上記実験で得られた分離回収された水を上記現像液の希
釈水として用い、同様の実験を行ったところ、良好な現
像処理結果が得られた。
この自動現像機による処理において、消費された処理液
が含む水98Qの内92Qが回収され、回収率は94%
であった。又、消費された処理液量に対する回収された
水の量の比率は88% (重量部)であっlこ。
尚、上記廃液に対して、フィルタF1の処理能力は約1
2004であり、吸収タンク162の処理能力は約16
000.であった。又、フィルタF1に使用したフィル
タ及び吸収タンク162に使用した活性炭の交換のため
の作業の所要時間は短時間であり (前者が5分程度、
後者が7分程度)、その作業は容易であった。
冷却器152の冷却水は循環して使用し、図示してない
熱交換器を通過させて大気と熱交換させた。
実施例2 非銀塩感光材料としてネガ型PSyfi、5WN−N 
(商品名、コニカ(株)製)菊全版を用い、現像液とし
て下記(A)及び(B)を(A) : (B)=1  
: 2  (容量比)の比率で混合して現像液とし、リ
ンス・カム槽103aには下記ガム液を入れ、上記PS
版を300枚処理し1版当たりの補充量を90m4にし
た以外は前記実施例1と同様の実験を行ったところ、良
好な現像処理結果が得られた。
(A)濃縮現像液 ベンジルアルコール          360gトリ
エタノールアミン1500g ペレックスNBI、(商品名、花王(株)製、t−ブチ
ルナフタレンスルホン酸すl・リウム)  180g亜
硫酸ナトリウム           90g水   
                         
     3Q(B)水 カム液 デキス)・リン (旧教化学製)20gカルボキシメチ
ルセルロース       1g75%リン酸    
           0.6gニッコール0TP−1
0C(日光ケミカルズ製)0゜2gスパン20(花王(
株)製)          0.2g純水     
            200mQ廃液処理廃液処理
装置下記に示す。
廃液量 現像廃液: 4712  水洗廃液+12Q  ガム廃
液=10Q合計・694 回収された水量・624 スラッジ:0.9Q フィルタF1及び吸収剤の交換作業:実施例1と同し。
実施例3 第1図に示す態様の装置を用い、エバポレータ110の
容量を廃液1.6Q、、空隙部分の容積2aとし、発熱
部材としては半導体成分(主成分はFe2O3、Co0
. Cr2O3、WO,、AQ203、Ni、 Na2
O,5in2、Cab)の各粉末(平均粒径約50μm
)を内側をケイ素樹脂で焼付は塗装したステンレススヂ
ール製のパイプ(10mm$ )に充填部長さ200m
mに充填し、AClooVXIOA、5分間通電し焼結
したものを用い、その時の通電電力AC100V、 I
OAとした。廃液タンク11の容量は20Q1回収容器
168の容量は10Qとした。
フィルタF1にはTc−1(トーセル製)を、吸収タン
ク162の吸収剤にはヤシ殻活性炭の約1000gを、
フィルタF2にはキュノ社の活性炭カートリッジAP−
117をそれぞれ用いた。
自動現像機としては第12図に示す態様のものを用いた
。尚、第12図中、※1と※11※2と※2、及び※3
と※3等はそれぞれ配管で接続されている。
第12図において、1201は現像部、1202は水洗
部、1203はリンス処理又は不惑脂化処理を行うリン
ス・ガム部、!201aは現像液タンク、1202aは
水洗水タンク、1203aはリンス液又はガム液を入れ
るリンス・カム液タンク、1204は非銀塩感光材料、
1205.1206.1207は各々現像液その他の処
理液を供給する処理液供給パイプ、P 、、P 3.P
 6はポンプ、+211は現像液の濃縮液を入れる凝縮
現像液タンク、1212は濃縮現像液用の希釈水を入れ
る希釈水タンク、1213は濃縮現像液と希釈水とを混
合するミキンングタンクである。
現像液は下記(A)及び(B)を下記比率(容量比)で
混合して現像母液及び補充液とした。
(A)濃縮現像液 Aケイ酸カリウム (日本化学工業(株)製)30g 水酸化カリウム            220gエマ
ルゲン950(商品名、界面活性剤、化工(株)製) 
               3gEDTA    
                1.5g水    
                         
    IQ(B)水               
      154(A)   :   (B) 母  液     l:5 補充液   1:3 (注)「母液」は現像処理作業開始当初に現像液タンク
1olaに入れておく現像液。
感光性平版印刷版してはポジ型ps版SMP−N (商
品名、コニカ(株)製)の10010O3800mmサ
イズを用い、現像液タンク1201aには上記現像母液
を2012入れ、処理液供給ノズル1205から現像液
を噴射させ、循環使用し補充液量は上記PS版1版当た
り50mQと した。
水洗水タンク1202aには水を15f2入れ、処理液
供給ノズル1206からPS版へ噴射させ、流下して水
洗水タンク1202aへ戻った水は循環して使用した。
リンス・ノjム液タンク1203aには下記組成のリン
ス液を1012入れ、処理液供給ノズル1207からP
S版に供給し、流下してリンス・ガム液タンク1203
aへ戻った液は循環して使用した。
リンス液 ジ(2−エチルヘキシル)スルホこは<酸エステルナト
リウム塩     ・・・30重量部リン酸二水素す1
〜リウム・二水塩・・10重量部クエン酸・−水塩  
      ・・2重量部リン酸 (85%)    
     ・・・0.3重量部純水         
    ・・・1000重量部このようにして、上記P
S版を500枚処理した後、現像廃液22.5L水洗水
タンク1202a中の廃液15Q及びリンス・ガム液タ
ンク1203a中の廃液lOQを第1図に示す廃液処理
装置の廃液タンク11に入れ、第1図に示す廃液処理装
置で処理したところ、廃液処理の所要時間は47時間で
あった。回収された液は約43ffの水で、無色透明で
臭いもなく、蒸留水に類似のものであった。回収された
スラッジはさらさらとした非粘着性の粒状物で、その見
掛は容積(嵩)は約0.7Qであった。
この実施例では、分離回収された回収容器168中の水
をリンス液の希釈水に使用したが、希釈水として蒸留水
を用いたものと性能に差異が認められなかった。
上記処理において、消費された処理液が含む水460、
の内4312か回収され、回収率は93%であった。
又、消費された処理液量に対する回収された水の量の比
率は91% (重量)であった。
尚、フィルタF1の使用許容限度に至るまでの処理可能
量は1200Qであり、吸収タンク162の同じく処理
可能量は1600Qであった。又、フィルタF。
に使用したフィルタ及び吸収タンク162に使用した活
性炭の交換のための作業の所要時間は短時間であり (
前者か5分程度、後者が7分程度)、その作業は容易で
あった。
冷却器152の冷却水は循環して使用し、図示してない
熱交換器を通過させて大気と熱交換させた。
実施例4 感光性平版印刷版としてネガ型ps版swN (商品名
、コニカ(株)製)菊全版を用い、現像液として下記(
A)及び(B)を混合して現像液とし、リンス・ガム槽
1203aには下記ガム液を1Off入れ、現像廃液、
水洗水廃液及びガム液廃液を一緒にして廃液タンクlに
入れ、上記PS版を500枚処理し、分離回収された水
をガム液の希釈水に使用した外は前記実施例3と同様の
実験を行ったところ、廃液がら分離された水はガム液の
希釈水として蒸留水と性能に差異は認められなかった。
(A)濃縮現像液 ベンジルアルコール          360gトリ
エタノールアミン          210gペレッ
クスNBL (商品名、化工(株)製、t−ブチルナフ
タレンスルホン酸すトリウム)80g 亜硫酸カリウム            90g水  
                         
      3Q(B)水 現像液(使用液)は上記(A)と(B)を下記比率(容
量比)で混合して作成した。
(A)   (B) 母  液      l:3 補充液   l:3 ガム液 デキストリン (日数化学製) 0g カルボキシルメチルセルロース      1875%
リン酸               0.6g二ソノ
コール0TP−100(日光ケミカルズ製) 0.2g
スパン20(化工(株)製)          0.
2g純水                 200m
N+上記枚数のPS版を処理した後の現像廃液量は22
5Q、水洗廃液量は15Q、リンス・ガム液廃液量は1
゜Q1廃液処理の所要時間は45時間であった。回収さ
れた液は約40aの水で、無色透明で臭いもなく、蒸留
水に類似のものであった。回収されたスラッジはさらさ
らとした非粘着性の粒状物で、その見掛は容積(嵩)は
約0.4Qであった。
上記処理において、消費された処理液が含む水43Qの
内404か回収され、回収率は93%であった。
又、消費された処理液量に対する回収された水の量の比
率は84% 帽1)であった。
尚、上記混合廃液に対して、フィルタF1の使用許容限
度に至るまでの処理可能量は15ooQであり、吸収タ
ンク162の同じく処理可能量は+0004であった。
又、フィルタF1に使用したフィルタ及び吸収タンク1
62に使用した活性炭の交換のための作業の所要時間は
短時間であり (前者が5分程度、後者が7分程度)、
その作業は容易であった。
実施例5 実施例3で得られた平版印刷版を印刷機に取伺けて印刷
を行った。その際、湿し水として、コカプレートエッチ
液5EU−3(コニカ(株)製)の蒸留水による46倍
希釈液(SEU−3:蒸留水−1: 45)及び回収水
(実施例1において回収された約430の水の一部を使
用)による46倍希釈液を使用したか、いづれの場合に
おいても、良好な印刷物か多数枚得られた。
実施例6 実施例3にて、第1図に示す廃液処理装置によって回収
された約431の水のうち、15ffを第12図に示す
自動現像機の水洗水タンク1203aに入れた以外は、
実施例3と同様にしたところ、実施例3と同様の結果が
得られた。
実施例7 感光材料としてポジ型PS版SMP−N (商品名、コ
力(株)製)のlo03mmX 800mmザイズを自
動現像機を用いて下記組成の現像液で処理を行い、次い
で循環水で水洗し、次いで下I組成のリンス液で処理を
行った。
現像液組成 Aケイ酸カリウム (日本化学工業(株)製)30g 水酸化カリウム           220gエマル
ゲン950(商品名、界面活性剤、化工(株)製)  
              3g純水       
           8Qリンス液組成 ジ(2−エチルヘキシル)スルホンこは<酸エステルナ
トリウム塩      30重量部リン酸二水素ナトリ
ウム・二水塩 10重量部クエン酸・−水塩     
    2重量部リン酸(85%)0.3重量部 純水             1000重量部上記P
S版を200枚処理した現像液の廃液32I2、循環水
洗水溶液1512.及び上記PS版を200枚処理した
リンス液の廃液8Qの混合液を第2図に示す装置で処理
した。
加熱濃縮釜21としては、容量3Qの円筒形のステンレ
ススチール製を用い、その上面から17cm下方の側面
に開孔部220を設けた。開孔部の形状及び大きさは長
方形、たてl cm、よこ5cmとした。
フィルタ225としては、50メソシユのステンレス製
フィルタを用い、送液量を3ooQ/分とした。
加熱装置23には1.2Wの電熱器を使用した。液面セ
ンサ25には接触電極式のステンレス電極棒を用い、加
熱濃縮釜21中の液面の高さが開口部220の中心点か
ら上方10mm、下方3mmの範囲に保たれるようにポ
ンプ28の作動を制御した。
このような装置で上記廃液を処理したところ、処理速度
は1時間当たり1.2Qであった。排出手段22は加熱
濃縮の全期間を通じて連続的に稼動させた。上記処理に
おいて、加熱濃縮釜21内で、濃縮されて生じた固形分
は液の上部に浮遊し、排出手段22で容易に除去され、
稼動時間48時間に亙って安定した処理を行うことがで
きた。又、上記処理の終わった時点で、加熱装置N23
による加熱面を含めた加熱濃縮釜の内面及び液面センサ
25にスラッジの付着がなかった。
実施例8 感光材料として、ネガ型PS版SWN (商品名、コニ
ツノ(株)製)の10010O3800mmサイズを自
動現像機を用いて下記組成の現像液で処理を用い、次い
で循環水で水洗し、次いで下記組成のガム液で処理を行
った。
現像液組成 ベンジルアルコール         360gトリエ
タノールアミン         210gペレックス
NBL (商品名、花王(株)製、[−ブチルナフタレ
ンスルホン酸ナトリウム)亜硫酸カリウム 水 ガム液 デキストリン(日数化学製) カルボキシメチルセルロース 80g 0g 0Q 0g 1g 75%リン酸              0.6gニ
ンコール0TP−100 (商品名、日光ケミカルズ製)     0.2gスパ
ン20(商品名、花王(株)製)     0.2g純
水                 200m<+上
記PS版を300枚処理した現像液の廃液18Q、循環
水洗水の廃液15ff及びガム液の廃液8Qの混合液を
第4図に示す装置で処理した。
ステンレス製の直径15cm長さlocmの回転ドラム
を用い(30回転/分)、テフロン製のドクターブレー
ドを用い、開口部からスラッジが排出されるように(形
状は長方形、たて1 cm、よこ8cm)した以外は、
実施例7と同様にして行った。
処理速度は1時間当たり1.2Qであり、稼動時間35
時間にわたって安定した処理を行うことができた。又、
上記処理の終わった時点で、加熱濃縮釜の内面及び液面
センサ25にスラッジの付着がなかっlこ。
実施例9 感光材料としてポジ型ps版SMP−N (商品名、コ
ニカ(株)製)の10010O3800mmサイズを自
動現像機を用いて下記組成の現像液で処理を行い、次い
で下記組成のガム液で処理を行った。
現像液組成 Aケイ酸カリウム (日本化学工業(株)製)30g 水酸化カリウム           220gエマル
ゲン950(商品名、界面活性剤、花王(株)製)  
              3g純水       
           8Qリンス液組成 ジ(2−エヂルヘキシル)スルホこはく酸エステルナト
リウム塩     ・・・30重量部リン酸二水素す)
 IJウム・三水塩・10重量部クエン酸・−水塩  
     ・・2重量部リン酸 (85%)     
    ・・・0.3重量部純水          
   ・・1000重量部上記ps版を300枚処理し
た現像液の廃液48Q1循環水洗水の廃液15Q及び上
記PS版を300枚処理したガム液の廃液8Qの混合液
を第6図に示す装置で処理した。
加熱濃縮釜61としては、容量3aの円筒形のステンレ
ススチール製を用い、その上面から17cm下方の側面
に開孔部620を、加熱濃縮釜61の最下部側面に開口
部630を設けた。開口部620の形状及び大きさは、
長方形、たて1cm、よこ5cmとし、開口部630の
形状及び大きさは、円形、直径3cmとした。フィルタ
625.634としては、50メツンユのステンレス製
フィルターを用い、送液量は300(1/分(排出手段
62)及び500Q/分(排出手段3)とした。加熱装
置64には1.3Wの電熱器を使用した。
液面センサ65には接触電極式のステンレス電極棒を用
い、加熱濃縮釜1中の液面の高さが開口部620の中心
点から上方10mm、下方3qmの範囲に保たれるよう
にポンプ68の作動を制御した。
このような装置で上記廃液を処理したところ、処理速度
は1時間当たり1.3Qであった。排出手段62及び6
3は加熱濃縮の全期間を通して連続的に稼動させた。上
記処理において、加熱濃縮釜61内で、濃縮されて生し
た固形分は液の上部に浮遊し、排出手段62で容易に除
去され、稼動時間55時間に互って安定した処理を行う
ことができた。又、上記処理の終わった時点で、加熱装
置63による加熱面を含めた加熱濃縮釜の内面及び液面
センサ65にスラ・ンジの付着がなかった。
実施例10 感光材料として、ネガ型ps版SWN (商品名コーカ
(株)製)のlo03mmX 800mmサイズを自動
現像機を用いて下記組成の現像液で処理を用い、次いで
循環水で水洗し、次いで下記組成のガム液で処理を行っ
た。
現像液組成 ベンジルアルコール         360g)・リ
エタノールアミン         210gペレック
スNBL (商品名、化工(株)製、t−ブチルナフタ
レンスルホン酸ナトリウム)80g 亜硫酸カリウム            90g水  
                         
    10αガム液 デキストリン(1澱化学製)20g カルボキシメチルセルロース      1g75%リ
ン酸               0.6gニノコー
ル0TP−100 (商品名、日光ケミカルズ製)     0.2gスパ
ン20(商品名、化工(株)製)     0.2g純
水                200mQ上記P
S版を400枚処理した現像液の廃液22Q1循環水洗
水の廃液1812及びガム液の廃液10αの混合液を第
7図に示す装置で処理した。
加熱濃縮釜71の最下部側面の開口部730(円形、直
径3 cm)に配管73kを介して、遠心分離器732
を設けた外は、実施例9と同様にして行った。
処理速度は1時間当たり1.312であり、稼動時間3
9時間にわたって安定した処理を行うことができた。又
、上記処理の終わった時点で、加熱濃縮釜の内面及び液
面センサ65にスラッジの付着がなかつIこ。
実施例11 感光材料としてイ・ガ型PS版5WN(商品名、コニカ
(株)製の10010O3300mmサイズを自動現像
機を用いて下記組成の現像液で処理を行l/1、最後番
こ下記組成のガム液で処理を行い、次いで循環使用され
る水で水洗した。
現像液組成 β−アニリノエクール       360gジェタノ
ールアミン       210gペレックスNBL(
商品名、化工(株)製、界面活性剤)        
     180g亜硫酸カリウム         
 90g純水               12αガ
ム液組成 デキストリン(1澱化学製)20g カルボキシメチルセルロース    1g75%リン酸
             0.6gニッコール0TP
−100(商品名、日光ケミカルズ製)       
      0・2gスパン20(商品名、化工(株)
製)   0.2g純水              
200mQ上記PS版を400枚処理した現像液の廃液
22Q1水洗廃液15Q及びカム液の廃液100.の混
合液を第9図に示す装置で処理した。
処理槽91としては容Jk2Qの円筒形のステンレスス
チール製を用い、中和剤としては、上記混合処理廃液I
Q当たり中和剤として20%硫酸20mQ添加し常温で
5分間撹はんしたところ、固形物が析出した。この懸濁
液をフィルタ911を通過さ七て加熱濃縮釜95へ送り
、固形分と水溶液とに分離した。  フィルタ911と
しては、TC−200(t−−セル製)を用い、加熱濃
縮釜95としては、容量3Qの円筒形のステンレススチ
ール製を用い、加熱装置97にはIKWの電熱器を使用
し、該釜内の液面高さかほぼ一定を維持するようにポン
プ912dで処理廃液を送ったところ、送液量は100
m(i/分であった。
上記処理において、加熱濃縮釜95内で、濃縮されて生
した固形分は非粘着性の粒状物で、排出手段96により
容易に除去され、全稼働時間に亘って安定した処理を行
うことかできた。また、上記処理の終わった時点で、加
熱装置97による加熱面を含めた加熱濃縮釜の内面及び
液面センサー98にスラッジの付着がなかった。
実施例12 感光材料としてポジ型PS版SMP−N(商品名、コニ
カ(株)製)の10010O3800mmサイズを自動
現像機を用いて下記組成の現像液で処理を行い、次いで
循環使用される水で水洗し、最後に下記組成のリンス液
て処理を行った。
現像液組成 Aケイ酸カリウム(日本化学工業(株)製)30g 水酸化カリウム         220gエマルゲン
950(商品名、界面活性剤、花王(株)製)    
          3gEDTA         
        1.5g水            
                90゜リンス液組成 ジ(2−エチルヘキシル)スルホこはく酸エステルナト
リウム塩 ・・・30重量部リン酸二水素ナトリウム・
二本塩 ・・ 10重量部 クエン酸・−水塩     ・・・ 2重量部リン酸(
85%)        ・・・ 0.3重量部純水 
          ・・・1000重量部上記ps版
を600枚処理した現像液の廃液230.、水洗廃液量
18ff及びリンス液の廃液104を第9図に示す廃液
タンク94に入れ、処理に供した。
中和剤による処理は、中和剤を20%硫酸50n+Qと
したほかは実施例11と同条件で行ったところ、実施例
IIと同様な結果が得られた。
実施例13 感光材料としてネガ型28版5WN(商品名、コニカ(
株)製)の10010O3800mmサイズを自動現像
機を用いて下記組成の現像液で処理を行い、最後に下記
組成のガム液で処理を行い、次いで循環使用される水で
水洗した。
現像液組成 エチレングリコールモノフェニルエーテル60g トリエタノールアミン       210gペレック
スNBL(商品名、花王(株)製、界面活性剤)   
            180g亜硫酸カリウム  
        90g純水            
   1212ガム液組成 デキストリン(日数化学製)20g カルボキンメチルセルロース    1g75%リン酸
             0.6gニッコール0TP
−100(商品名、日光ケミカルス製)       
          0.2gスパン20(商品名、花
王(株)製)    0.2g上記PS版を400枚処
理した現像液の廃液の22Q1水洗廃液15I2及びガ
ム液の廃液10Qの混合液を第10図に示す処置で処理
した。
処理槽91としては容量2Qの円筒形のステンレススチ
ール製を用い、中和剤及び凝集剤としては、上記混合廃
液112当たり中和剤として20%硫酸20mQ1凝集
剤としては20%硫酸アルミニウム20m(2添加し常
温で5分間撹はんしたところ、固形物が析出した。
この懸濁液をフィルタ911を通過させて加熱濃縮釜9
5へ送り、固形分と水分とに分離した。フィルタ911
トシテハ、TC−100(ト−(! ル製)を用イ、加
熱濃縮釜95としては、容量2Qの円筒形のステンレス
スチール製を用い、加熱装置97にはIKWの電熱器を
使用し、該釜内の液面高さがほぼ一定を維持するように
ポンプ912dで廃液を送ったところ、送液量は100
m127分であった。
上記処理において、加熱濃縮釜95内で、濃縮されて生
した固形分は非粘着性の粒状物で、排出手段96により
容易に除去され、全稼働時間に亘って安定した処理を行
うことができた。又、上記処理の終わった時点で、加熱
装置97による加熱面を含めた加熱濃縮釜の内面及び液
面センサー98にスラッジの付着がなかった。
実施例14 感光材料としてポジ型ps版SMP−N(商品名、コー
カ(株)製)の10010O3800mmサイズを自動
現像機を用いて下記組成の現像液で処理を行い、次いで
循環使用される水で水洗し、最後に下記組成のリンス液
で処理を行った。
現像液組成 Aケイ酸カリウム(日本化学工業(株)製)30g 水酸化カリウム            220gエマ
ルゲン950(商品名、界面活性剤、化工(株)製) 
                3gEDTA   
              1.5g水      
                       9Q
リンス液組成 ジ(2−エチルヘキシル)スルホこはく酸エステルナト
リウム塩 ・・・     30重量部リン酸二水素ナ
トリウム・二水塩 ・・10重量部 クエン酸・−水塩        ・・・ 2重量部リ
ン酸(85%)           ・・・ 0.3
重量部純水             ・・・1000
重量部上記PS版を600枚処理した現像液の廃液23
I2、水洗廃液量180.及びリンス液の廃液10ff
を第10図に示す廃液タンク94に入れ、処理に供した
中和剤及び凝集剤による処理は、中和剤を20%硫酸5
0mff、凝集剤を20%三塩化アルミニウム3 Q 
m Qとしたほかは実施例13と同条件で行った。
廃液収容室91には、容量2Qのステンレススチル製を
、加熱濃縮釜95としては、容量3.6Qの円筒形のス
テンレススチール製を用いた。加熱装置97にはIKW
の電熱器を使用した。ポンプ912dにはマグネットポ
ンプを使用し、処理廃液収容室91がら加熱濃縮釜95
への送液量を300m<1/分とした。
フィルタ911にTC−100(トーセル製)を用いた
このような処理装置で上記廃液を処理したところ、蒸発
速度はIc/時で、加熱濃縮釜95内の処理廃液の液面
は、装置の稼働期間を通じて安定して維持された。
〔発明の効果〕
本発明によれば下記の効果を得ることができる。
(1)廃液処理に要するスペースが減少できる。
(2)廃液処理作業の作業性が改善される。すなわち加
熱濃縮処理釜中のヒータ、液面センサ、加熱濃縮釜の内
面等への粘着性スラッジの付着、及びこれによるトラブ
ルが改善される。
(3)廃液処理に要するコストが低減される。
(4)水資源の再利用ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第13図は本発明に係る処理装置の概要図、
第2図〜第10図及び第14図は本発明に係る処理装置
の例を示す断面図、第11図及び第12図は本発明の実
施例に用いた自動現像機の概略断面図である。 11.27,67.94:廃液タンク、Fl、F2,1
80ニア イルタ、p、 、 p2.p3,28.68
,223,333,443.556,623,743,
856:ポンプ、21,41,5L61,71,81,
95:加熱濃縮釜、22゜42.52,62,63,7
2.82:排出手段、23.64:加熱装置、29.6
9:凝縮器、91:化学的処理を行う処理槽、92:中
和剤槽、93:凝集剤槽、11O:エバポレータ、11
5:発熱部材、130:スラッジセパレータ、140:
スラッジタンク、152:冷却器、162:吸収タンク
、168:回収容器、172:熱交換器、210,41
0,510,610.910:受液器、222 、44
1 、554 、622.632 、742 、フィル
タ装置、331:液体排出管、340:遠心分離器、3
41:回転部材、342:布製の袋、1202a+水洗
水タンク、1212:希釈水タンク。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)非銀塩感光材料の処理廃液の少なくとも一種を、
    加熱濃縮釜に導く工程、該廃液を加熱する工程、加熱中
    に該廃液中に析出するスラッジを加熱濃縮釜の外に排出
    しながら該加熱濃縮釜内の廃液を加熱濃縮する工程、該
    廃液中から排出したスラッジを固形分と液体とに分離す
    る工程および該加熱濃縮釜内の廃液から蒸発した気体を
    冷却し濃縮する工程とを含む処理によって、該非銀塩感
    光材料の廃液を固形分と水分とに分離することを特徴と
    する非銀感光材料の処理廃液の処理方法。 (2)前記加熱濃縮釜内の処理廃液中に析出したスラッ
    ジを、該加熱濃縮釜内の廃液面上部から排出することを
    特徴とする請求項1記載の非銀塩感光材料の処理廃液の
    処理方法。(3)前記加熱濃縮釜内の処理廃液中に析出
    したスラッジを、該加熱濃縮釜内の下部から排出するこ
    とを特徴とする請求項2記載の非銀塩感光材料の処理廃
    液の処理方法。 (4)前記加熱濃縮工程の前、同時または後に化学的処
    理工程を含むことを特徴とする請求項1記載の非銀塩感
    光材料の処理廃液の処理方法。 (5)前記化学的処理工程が処理廃液に酸、中和剤およ
    び凝集剤の少なくとも1つを添加するものであることを
    特徴とする請求項1記載の非銀塩感光材料の処理方法。 (6)前記非銀塩感光材料の処理廃液が、ジアゾ化合物
    、アジド化合物およびエチレン性不飽和二重結合を有す
    る化合物の少なくとも1つまたはキノンジアジド化合物
    を含有する感光性平版印刷版の現像液、水洗水、リンス
    液、ガム液および整面液の少なくとも1つの廃液である
    ことを特徴とする請求項1記載の非銀塩感光材料の処理
    廃液の処理方法。 (7)前記分離した水分を現像液、リンス液、ガム液お
    よび整面液から選ばれる少なくとも1つの希釈液および
    /または水洗水として用いることを特徴とする請求項1
    記載の非銀塩感光材料の処理廃液の処理方法。 (8)非銀塩感光材料の処理廃液の少なくとも一種を、
    加熱濃縮釜に導く工程、該廃液を加熱する工程、加熱中
    に該廃液中に析出するスラッジを加熱濃縮釜内の廃液面
    上部から加熱濃縮釜の外に排出しながら該加熱濃縮釜内
    の廃液を加熱濃縮する工程、および該加熱濃縮釜内の廃
    液から蒸発した気体を冷却し濃縮する工程とを含む処理
    によって、該非銀塩感光材料の廃液を固形分と水分とに
    分離することを特徴とする非銀塩感光材料の処理廃液の
    処理方法。 (9)非銀塩感光材料の処理廃液の少なくとも一種を、
    加熱濃縮釜に導く手段、該廃液を加熱する手段、加熱中
    に該廃液中に析出するスラッジを加熱濃縮釜の外に排出
    する手段、該廃液中から排出したスラッジを固形分と溶
    液とに分離する手段および該加熱濃縮釜内の廃液から蒸
    発した気体を冷却し濃縮する手段とを有する、該非銀塩
    感光材料の廃液を固形分と水分とに分離することを特徴
    とする非銀塩感光材料の処理廃液の処理装置。 (10)前記加熱濃縮釜内の処理廃液中に析出したスラ
    ッジを、該加熱濃縮釜内の廃液面上部から排出する手段
    を有することを特徴とする請求項9記載の非銀塩感光材
    料の処理廃液の処理装置。 (11)前記加熱濃縮釜内の処理廃液中に析出したスラ
    ッジを、該加熱濃縮釜内の下部から排出する手段を有す
    ることを特徴とする請求項9記載の非銀塩感光材料の処
    理廃液の処理装置。 (12)化学的処理手段を有することを特徴とする請求
    項9記載の非銀塩感光材料の処理廃液の処理装置。 (13)非銀塩感光材料の処理廃液の少なくとも一種を
    、加熱濃縮釜に導く手段、該廃液を加熱する手段、加熱
    中に該廃液中に析出するスラッジを加熱濃縮釜内の廃液
    面上部から加熱濃縮釜の外に排出する手段、および該加
    熱濃縮釜内の廃液から蒸発した気体を冷却し濃縮する手
    段とを有する、該非銀塩感光材料の処理廃液を固形分と
    水分とに分離することを特徴とする、非銀塩感光材料の
    処理廃液の処理装置。
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