JPH02153970A - オプティカルファイバー素線集束用組成物 - Google Patents

オプティカルファイバー素線集束用組成物

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JPH02153970A
JPH02153970A JP63308243A JP30824388A JPH02153970A JP H02153970 A JPH02153970 A JP H02153970A JP 63308243 A JP63308243 A JP 63308243A JP 30824388 A JP30824388 A JP 30824388A JP H02153970 A JPH02153970 A JP H02153970A
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JP
Japan
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group
groups
optical fiber
platinum
bonded
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JP63308243A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kurita
栗田 温
Masanari Shimakawa
雅成 島川
Takeki Matsushita
荘樹 松下
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Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は複数のオプティカルファイバー素線を集束し一
本のケーブルとする際の集束用組成物に関するものであ
る。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
オプティカルファイバーは、電送容量が従来の電線を用
いたものよりも大きいことから通信分野での使用が急速
に拡大している。その中でも石英ファイバーは伝送損失
が少ないことからオプティカルファイバーの主流となっ
ている。
この石英ファイバーは、表面の欠損をおぎなうため屈折
率が1.50前後のゴム状コーテイング材で一次被覆さ
れ、さらに強度をおぎなうため低ヤング率(約0.1k
gf/++usりのコーテイング材で二次被覆され、光
フアイバー素線とされるのが一般的である。実際には、
ファイバーはこの素線のままで敷設されるのではなく、
数本を束ねさらにジャケットをかけてケーブル化した後
、敷設されるのが一般的である。敷設される場所として
は、地下道、送電線上、海底、下水道などさまざまな場
所が考えられるため、ケーブルには優れた耐環境性が要
求されるとともにファイバー同士の接続ため、被覆材・
集束材にはそれ自体のファイバーからの剥離性と、被覆
材からの集束材の剥離性が要求される。特に送電線上に
敷設されるケーブルは落雷のため短時間ではあるが20
0〜400°Cの耐熱性が要求されるため、被覆材・集
束材には耐熱性が要求され、すべての被覆材・集束材に
シリコーンコーテイング材が使用されるのが通例となっ
ている。このケーブルでは二次被覆材と集束材が従来は
ほぼ同じ組成のものでコートするため、被覆材からの集
束材の剥離性が悪く、問題となっていた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記の問題点を解消し、耐熱性が良く
、二次被覆のシリコーンコーテイング材からの剥離性に
優れたオプティカルファイバー素線集束用シリコーンコ
ーテイング材組成物を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明者等は、これらの目的を達成すべ(鋭意研究を重
ねた結果、フェニル基を一定量導入したビニル基含有ポ
リオルガノシロキサンとポリオルガノハイドロジエンシ
ロキサンとを白金触媒で架橋硬化させることにより、シ
リコーン二次被覆材と良好な剥離性を示す集束材が得ら
れることを見出し、本発明をなすに至った。
即ち、本発明は、 (イ)25°Cにおける粘度が100〜10000cP
であり、平均1分子中に1個以上のケイ素原子に結合し
たビニル基を含有し、残余のケイ素原子に結合した有機
基の1〜40%がフェニル基であり、残余が芳香族基以
外で脂肪族不飽和結合を有しない置換または非置換の一
価の炭化水素基であるポリオルガノシロキサン 100
重量部 (ロ) ケイ素原子に結合した水素原子を平均1分子中
に3個以上含有し、残余の有機基が脂肪族不飽和結合を
有しない置換または非置換の一価の基であるポリオルガ
ノハイドロジエンシロキサン 0.1〜50重量部 (ハ) 白金もしくは白金化合物 白金元素として(イ
)、(ロ)合計量の0.01〜1 、000ppmから
なることを特徴とするオプティカルファイバー素線集束
用組成物に関するものである。
本発明における(イ)成分のポリオルガノシロキサンは
、25°Cにおける粘度が100〜10000cPのも
のである。 100cPより粘度が低いとコーティング
時の液ブレの問題があり、10000cPより高い場合
は高速で均一にコーティングするのが困難になる0本発
明のポリオルガノシロキサンには、架橋にあずかるケイ
素原子に結合したビニル基が平均1分子中に1個以上必
要である。
ビニル基の量が少ないと硬化速度が低下する問題がある
。又、残余のケイ素原子に結合した有機基のうち1〜4
0%がフェニル基であることが必要である。1%より少
ないと、本発明の効果である二次被覆シリコーンコーテ
イング材との剥離性が悪くなる。また40%より多いと
合成が困難となる。ビニル基、フェニル基以外の残余の
有機基は芳香族基以外で、脂肪族不飽和結合を有しない
置換または非置換の一価の炭化水素基であり、メチル基
、エチル基などのアルキル基、シクロヘキシル基などの
シクロアルキル基、およびそれらの炭化水素基の炭素原
子に結合している水素原子が部分的にハロゲン原子、シ
アノ基で置換されたもの等があげられ、中でも全てメチ
ル基であることが合成の容易さより好ましい、ポリマー
の構造は直鎖状、分岐状、環状など、特に制限されるも
のではないが、合成の容易さ、線引性などを考慮すると
直鎖状が好ましい、また、合成の都合でヒドロキシル基
、アルコキシ基を含んでいても良い。
(ロ)のポリオルガノハイドロジエンシロキサンは、(
イ)のビニル基と架橋反応をする架橋剤で、ケイ素原子
に結合した水素原子を平均1分子中に3個以上含有する
ことが必要である。
これより少ない場合は、硬化に長時間を要するなどの不
都合を生じる。残余の有機基は脂肪族不飽和結合を有し
ない置換または非置換の一価の基で、メチル基、エチル
基、プロピル基などのアルキル基、フェニル基、トリル
基などのアリール基、シクロヘキシル基、シクロへブチ
ル基などのシクロアルキル基、およびそれらの炭化水素
基の炭素原子に結合している水素原子が部分的にハロゲ
ン原子、シアノ基などで置換されたもの等が挙げられる
が、中でも全てメチル基のものが合成の容易さより好ま
しい。
(ロ)の配合量は、(イ)成分100重量部に対し0.
1〜50重量部である。0.1重量部より少ないと架橋
が不充分となり硬化しずらくなり、また50重量部より
多いと耐熱性が悪くなるなどの問題を生ずる。また、(
イ)のビニル基に対する水素の配合比は0.5〜4であ
ることが好ましい、水素が0.5より少ないと架橋後の
硬さがでずらくなり、4より多いと耐熱性が悪くなる。
(ハ)の白金もしくば白金化合物は、(イ)のビニル基
と(ロ)のハイドロジエンシロキサン基とをヒドロシリ
ル化反応させる触媒である。
配合量は、白金元素として(イ)、(ロ)合計量に対し
て0.01〜1 、000pp−となる量である。 0
.01ppmより少ないと硬化時間が長くなり、硬化が
不充分となる。 1.OOOppmより多いと耐熱性が
悪くなるなどの問題が生じる。
本発明の組成物は、着色のための染料、顔料、ポットラ
イフを延長する反応調節剤、充填剤などを添加して用い
てもよい。
〔発明の効果〕
本発明の組成物は、オプティカルファイバー素線集束用
コーテイング材として好適である。
特に、シリコーン二次被覆材との剥離機性が良好で、ケ
ーブルの皮むき作業が容易である。また耐熱性、耐候性
が良好なため、送電線上など環境のきびしい所での使用
にも耐える。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に詳しく説明する。尚、
実施例中1部」はすべて重量部を示す。
実施例1 末端がビニル基で閉塞され、ジフェニルシロキサン単位
が5%、残余がジメチルシロキサン単位である、25°
Cにおける粘度が1000cPのポリオルガノシロキサ
ン100重量部に、末端がトリメチルシリル基で閉塞さ
れ、メチルハイドロジエンシロキシ単位が20%、残余
がジメチルシロキシ単位である、25℃における粘度が
100cPのポリメチルハイドロジエンシロキサン6重
量部、白金のビニルシランコンプレックス25ppm、
反応調節剤として3−メチル−1−ブチン−3−オール
0.025重量部から成る組成物を150℃、1時間の
条件で加熱硬化させ厚さ1m+−のゴムシートを作成し
た。このゴムシートの物性は、硬さ(JIS−A)25
、引張強さ4 kgf/cm”、伸び140%であった
。又、直径200μ鴎の石英ガラスファイバーに東芝シ
リコーン■製−次被覆材XE5844を40μ霧の厚さ
にコーティングした後、東芝シリコーン■製二次被覆材
TFC7700を70p111の厚さにコーティングし
、石英オプティカルファイバー素線を作成した。その後
このファイバー3本を束ね上記組成物を塗布し、400
℃、1mの硬化炉中、10秒で硬化させケーブルを作成
した。
このケーブルを指でほぐしたところ、二次被覆材(TF
C7700)と本組成物の界面で良好に剥離した。また
このケーブルを200℃、72時間加熱した後、指でほ
ぐしたところ二次被覆材(TFC7700)と本組成物
の界面で良好に剥離した。
比較例1 実施例1のビニル基末端ポリメチルフェニルシロキサン
の代わりに、末端がビニル基で閉塞された、25°Cに
おける粘度が1000cPのビニル基末端のポリジメチ
ルシロキサン100重量部を使用した以外は同様にして
比較例組成物を調製し、150℃、1時間の条件で加熱
硬化させ、実施例1と同じ厚さ1−鍋のゴムシート−を
作成した。このゴムシートの物性は、硬さ(JIS−A
) 26、引張強さ4 kgf/cm”、伸び150%
であった。この組成物を用い、実施例1と同じケーブル
を作成した。
このケーブルを指でほぐしたところ、二次被覆材(TF
C7700)の表面に比較例組成物が部分的に残り、長
さ1mのケーブルで3ケ所が長さ10cmにわたって癒
着していた。このケーブルを200°Cで72時間加熱
したところ、二次被覆材(TFC7700)と比較例組
成物は完全に癒着していた。指でほぐすとカスがTFC
7700コート面に残って素線の取り出しが不可能であ
った。
実施例2 末端がビニル基で閉塞され、フェニル基とメチル基の割
合が第1表のようなポリメチルフェニルシロキサンであ
って、25°Cにおける粘度が1500cPのシリコー
ンオイル100重量部に、るメチルハイドロジエンシロ
キサン5重量部を加え、白金のオクタツールコンプレッ
クス10pp鴎を添加し、オプティカルファイバー素線
集束用組成物を得た。このコーテイング材を実施例1と
同じ方法で作成した素線に200μ鵠の厚さにコーティ
ングし、400℃、1mの硬化炉中5秒で硬化させた。
このケーブルを指でほぐしたところ、実験番号2−1〜
2−4の本組成物を用いた場合は、素線と集束材表面で
いずれも良好に剥離した。またケーブルを400℃、5
分、室温放置5分を1サイクルとして10サイクル行っ
たが、いずれも素線表面で良好に剥離した。これに対し
フェニル基が0.5%の比較サンプル(実験番号2−5
)は剥離特性が悪かった。
第 表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)25℃における粘度が100〜10000c
    Pであり、平均1分子中に1個以上のケイ素原 子に結合したビニル基を含有し、残余のケ イ素原子に結合した有機基の1〜40%がフェニル基で
    あり、残余が芳香族基以外で脂 肪族不飽和結合を有しない置換または非置 換の一価の炭化水素基であるポリオルガノ シロキサン100重量部 (ロ)ケイ素原子に結合した水素原子を平均1分子中に
    3個以上含有し、残余の有機基 が脂肪族不飽和結合を有しない置換または 非置換の一価の基であるポリオルガノハイ ドロジエンシロキサン0.1〜50重量部 (ハ)白金もしくは白金化合物白金元素と して(イ)、(ロ)合計量の0.01〜1,000pp
    mからなることを特徴とするオプティカルファイバー素
    線集束用組成物。 2 (イ)のポリオルガノシロキサンのケイ素原子に結
    合したフェニル基の量が2〜10%である請求項1記載
    のオプティカルファイバー素線集束用組成物。 3 (イ)のポリオルガノシロキサンのビニル基、フェ
    ニル基以外の有機基がメチル基である請求項1記載のオ
    プティカルファイバー素線集束用組成物。 4 (ロ)のポリオルガノハイドロジエンシロキサンの
    水素基以外の基がメチル基である請求項1記載のオプテ
    ィカルファイバー素線集束用組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005534765A (ja) * 2002-07-30 2005-11-17 ロディア・シミ 繊維質材料の含浸処理のための、エラストマーに架橋できるシリコーンオイルをベースとした組成物

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JPS5818606A (ja) * 1981-07-27 1983-02-03 Toshiba Silicone Co Ltd オプテイカルフアイバ−芯線の被覆材
JPS61191545A (ja) * 1985-02-19 1986-08-26 Shin Etsu Chem Co Ltd 光フアイバ−用被覆剤
JPS61197448A (ja) * 1985-02-22 1986-09-01 Toray Silicone Co Ltd 光通信ガラスフアイバ用被覆剤

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