JPH02152906A - 農園芸用殺菌剤 - Google Patents

農園芸用殺菌剤

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JPH02152906A
JPH02152906A JP27153489A JP27153489A JPH02152906A JP H02152906 A JPH02152906 A JP H02152906A JP 27153489 A JP27153489 A JP 27153489A JP 27153489 A JP27153489 A JP 27153489A JP H02152906 A JPH02152906 A JP H02152906A
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thiadiazine
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agriculture
triazole derivative
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Hiroshi Yamamura
山村 宏志
Kazuyuki Tsujimoto
辻本 一幸
Katsumi Sato
克己 佐藤
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Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式(I) (式中、Xは2個までの同一もしくは相異なるハロゲン
原子または低級ハロアルキル基を示し、Yは2個までの
ハロゲン原子を示す、)で示されるトリアゾール誘導体
の1種と3.3′−エチレンビス(テトラヒドロ−4,
6−シメチルー2H−1,3,5−チアジアジン−2−
チオン)(以下「チアジアジン」と略称する)との2M
混合物を有効成分として含有することを特徴とする農園
芸用殺菌剤に関する。
従来、キュウリ、トマト、ナスなどの硫菜類は季節もの
として栽培されていたが、施設園芸技術の普及と生鮮野
菜の一般の需要の増大とが相俟って季節に関係なく今で
は同年栽培されるようになった。特に、これらの筑菜類
の秋から冬にかけての栽培では適当な温度、湿度、日照
時間を必要とするので、栽培管理の点からハウス栽培が
主流となっできている、しかしながら、ハウス内という
限定された人工気温下での栽培では過湿となり、種々の
病害が発生し、収穫減や品位の低下など多大の被害を受
けているのが実情である。
キュウリ、トマト、ナスなどの病害としてうどんこ病、
疫病、黒星病、炭そ病、へど病、灰色かび病などが主要
なものと挙げられるが、lこれらの諸病害を同時に防除
できる殺菌剤が少ない。したがって、これらの病害の省
力的、かつ経済的に同時に防除しつる新規殺菌剤と防除
技術の開発が急務とされている。
本発明の有効成分の一つであるチアジアジンは、「現代
農薬講座■(昭和46年12月5日朝倉書店発行)の第
24〜25頁、「農薬ハンドブック1981年版」(昭
和56年7月20日社団法人日本植物防疫協会発行)の
第148〜149頁などにおいて既知である。そしてバ
ラ黒星病、プリムラ灰色かび病、キクさび病などに対す
る防除薬剤として使用されている。またチアジアジンは
比較的適用範囲の広い重版の殺菌剤であるが、その防除
効果は病菌侵入前の散布における予防効果に限定され、
病菌侵入後の治療効果は期待できない。さらにチアジア
ジンは適用諸病害に対して安定した高い効果を挙げるた
めには900〜1800 ppmという高濃度の薬液を
多数回散布する必要があり2作物の汚染や薬害の問題を
引き起こしている。
また一方の有効成分であるトリアゾール誘導体は、特願
昭56−163409号明細書に農園芸用殺菌剤として
開示された化合物であり、キュウリ、メロン、ナス、リ
ンゴ、ブドウ、バラ、ムギ類のうどんこ病やナス、リン
ゴ、ブドウ、ネギ、キクなどの銹病に対しても比較的低
薬量で高い効果を示す、しかし、このトリアゾール誘導
体は、キュウリ炭そ病、キュウリ菌核病、キュウリ灰色
かび病、トマト輪紋病、ナシ黒星病、リンゴ斑点落葉病
などの病害に対しても防除活性を示すが、これらの病害
を防除するに要する薬量は、各種作物のうどんこ病、銹
病を防除する場合の10倍以上の多量の薬剤を散布しな
ければならない欠点を有する。
本発明者らは、こうしたチアジアジンの長所を生かし、
その短所を補足した実用的な農園芸用殺菌剤を開発する
ためにチアジアジンと各種薬剤との混合剤を供試し、そ
の混合効果について鋭意検討した。その結果、前記のよ
うにチアジアジンに一般式(1)で示されるトリアゾー
ル化合物の1種を混合してなる新規な殺菌剤が前記目的
に合致し、優れた殺菌剤となりつることを見出した。
本発明の農園芸用殺菌剤の防除効果は、以下の試験例で
明らかなように、疏菜の主要病害であるうどんこ病、炭
そ病、つる枯病などに対して有効であることはもちろん
のこと、ナシ黒星病、ナシ赤星病、リンゴ斑点落葉病、
モモ炭そ病など果樹の諸病害に対しても極めて高い防除
効果を発揮し、これらの効果は各有効成分の単独使用の
効果からは予期しえない顕著な相乗性をもって発揮され
うるものである。
本発明はこのような新知見に基づいてなされたものであ
り、本発明の農園芸用殺菌剤は各種病害に対し、相乗的
に防除しうるので有効成分の使用量は通常の単独使用量
よりも少量でよく1人畜などに対する毒性や有用作物に
対する薬害などの心配がより少なく安心して使用するこ
とかできる。
また本発明の農園芸用殺菌剤は、疏菜や果樹などの諸病
害、例えばうどんこ病、さび病、炭そ病などを1薬剤で
同時に防除しつるのて、省力的かつ経済的な防除剤であ
り、実用性が高い優れた薬剤である。
本発明の有効成分として使用される一般式(I)で示さ
れるトリアゾール誘導体を以下に例示するか、本発明は
これらの例示化合物のみに限定されるものではない。
なお、化合物番号は以下の実施例および試験例でも参照
される。
化合物l 4−クロロベンジル N−(2,4−ジクロ
ロフェニル)−2−(1,2゜ 4−トリアゾール−1−イル)エタン チオイミデート 化合物2 3.4−ジクロロベンジル N−(2 ,4−ジクロロフェニル)−2−(1 2,4−トリアゾール−1−イル) エタンチオイミデート 化合物3 2.4−ジクロロベンジル N−(2 ,4−ジクロロフェニル)−2−(1 2,4−トリアゾール−1−イル) エタンチオイミデート 化合物4 2.4−ジクロロベンジル N−(4 −クロロ−2−トリフルオロメチル フェニル) −2−(1,2,4−トリアゾール−1−
イル)エタンチオイミ デート 化合物5 4−クロロベンジル N−(2−クロ ロ−4−フルオロフェニル)−2− (1,2,4−)リアゾール−1−イ ル)エタンチオイミデート 次に本発明を実施するに際しては、有効成分を担体で希
釈して通常使用される形態、たとえば、水利剤、乳剤、
粉剤、錠剤、粒剤、フロアブル(ゾル)などに製剤して
公知の方法に準じて使用することができる。本発明にお
いて使用される担体とは、クレー、タルク、ベントナイ
ト、カオリン、けいそう土、シリカなどの固体担体ある
いはベンゼン、キシレン、トルエン、ケロシン、アルコ
ール類(メタノール、エタノール、インプロパツール、
n−ブタノールなど)、ケトン類(アセトン、メチルエ
チルケトン、シクロヘキサノンなど)などの液体担体が
使用される。これらに適当な界面活性剤やその他の補助
剤、たとえば、安定剤、展着剤などを適量配合して製剤
化して使用できる。
本発明における有効成分の配合割合は重量比て、トリア
ゾール誘導体を1部に対してチアジアジンのいずれかを
0.1〜20部配合するのが適当であるが、施用時の条
件や病害発生状況に応じて配合割合を適宜変更して使用
することができる。また本発明の農園芸用殺菌剤に他の
殺菌剤、殺虫剤、除草剤などを配合して使用することも
できる。
次に本発明の農園芸用殺菌剤について実施例を示す、な
お実施例中部とあるのはすべて重量部を示す。
ILLL  医坦五− 化合物2 10部、チアジアジン 10部、ポリオキシ
エチレンアリルエーテル 5部、リグニンスルホン酸カ
ルシウム 3部およびけいそう土72部を均一に混合粉
砕して水利剤を得る。
【亙亘ユ フロアブル(ゾル)J 化合物530部、チアジアジン 25部、PVA(ポリ
ビニルアルコール)2部、ソルビタントリオレエー) 
(Span 85:花王アトラス株式会社製の商品名)
3部、エチレングリコール 10部、流動パラフィン 
5部および水 25部とを混合し、均一に湿式粉砕して
70アブルを調製した。
実施例3[IJ 化合物32部、チアジアジン 1部、ステアリン酸カル
シウム 0.5部、無水けい酸微粉末045部およびク
レー96部を均一に混合粉砕して粉剤を得る。
本発明の農園芸用殺菌剤を使用する場合、有効成分の使
用量は10アール当り10g〜1000gの範囲で、ま
た使用濃度は0.001%〜0゜1%の範囲で使用する
ことができる。しかし、施用時の条件や病害発生状況な
どに応して配合割合、施用陽、施用濃度を適宜変更して
使用することが望ましい。
次に本発明の皇園芸用殺菌剤の卓越した効果を試験例に
より説明する。
越JL例」2  キュウリつる枯病に対する 除 果試
胎 温室内で直径9cmの素焼体で土耕栽培したキュウリ(
品種 相撲半白)の第1本葉期苗に実施例Iに準じて調
製した水和剤の所定濃度希釈液を2鉢当りに20mJL
宛スプレーガンで散布した。散布1日後に、予めPSA
培地上において24℃で4日間培養したキュウリつる枯
病菌(Mycosp aerella melonis
: ミコスファエレラメロニス)の菌そう先端部を直径
81■のコルクポーラ−て打ち抜いた含菌寒天片を接種
源として散1rj葉上に接種した。接種後は24℃の温
室内に3日間収納して発病を促した。
発病調査は、病斑径(IIII)をノギスを用いて測定
し、無散布区との対比から防除価(%)を求めた。また
下記の指標により薬害程度を調査した。
薬害程度の調査指標 5:激甚 4:甚 3:多 2:少 1:微少  0:なし 本試験は、1薬液濃度につき3鉢制で行い、平均防除価
(%)を算出した。その結果は、第1表のとおりである
第 表 チオファネートメチルは、4.4”−0−フェニンビス
(3−チオアロファン酸)ジメチルを示し、無散布区の
かっこ内数値は、無散布区の平均病斑径(+u+)を示
す。
左鼠亘ユ キュウリ そ病防除効  験(持続試験) 温室内で直径9cm+の大きさの素焼法で土耕栽培した
第4本葉期のキュウリ苗(品!!:相模半白)の全面に
実施例1に準じて調製した水利剤の所定濃度希釈液を1
鉢当り20mfLずつ散布した。試験区として病菌接種
を薬剤散布1日後区およびlO日後区の2区設けた。そ
して、あらかじめジャガイモ煎汁寒天培地上で培養(2
5℃で7日間)したキュウリ炭そ病菌(CoCo11e
torichu■旦皿」:コレトトリクム ラゲナリウ
ム)の胞子懸濁液(150倍の顕微鏡1視野あたり15
0個の胞子濃度のもの)をキュウリ葉に噴霧接種した。
その後−旦20℃の温室内に24時間保った後、24℃
の発病室に格納して発病を促し、接種7日後に第1〜第
4木葉について次に示す程度別発病指数を調査して、次
式により発病度を求めた。そして、これに基づき防除価
(%)を算出した。また試験例1と同様にキュウリに対
する薬害を調査した。
本試験は、1薬液濃度につき3鉢制で行い、平均防除価
(%)を求めた。その結果は第2表のとおりである。
発病指数(発病程度) 0:病斑なし l:病斑面積が葉面積の1/4未満 2:病斑面積が葉面積の1/4〜172未満3=病斑面
積が葉面積の1/2以上 lOO マンネブは、マンガニーゼエチレンビスジチオカーバメ
ートを含有する重版の殺菌剤を示し、無散布区のかっこ
内数値は無散布区の発病度を示す。
K鼠■ユ ナシ黒 病防   試 (Ii!!l  )
ナシ(品種:長十部)の9年少樹を用い、1区l樹3連
制で試験を行9た。薬剤散布は実施例1に準して調製し
た水和剤の所定濃度希釈液を10アール当り300文の
割合で小型動力噴霧機を用い、4月15日からlO日間
隔で4回散布した。
発病調査は最終散布20日後に、l樹あたり任意の30
0葉について自然発病したナシ黒星病の発病程度を次の
発病指数別に調査して、次式により発病度を求めた。そ
して、これに基づき防除価(%)を算出した。また試験
例1に準じて葉、果実に対する薬害を調査した。その結
果は第3表のとおりである。
発病指数(発病程度) 0:病斑なし l:1葉当り病斑数1〜2個 第 表 3:1葉当り病斑数3〜4個 1葉当り病斑数5個以上 チオファネートメチルは、1.2−ビス(3−メトキシ
カルボニル−2−チオウレイド)ベンゼンを含有する重
版の殺菌剤を示し、無散布区のかっこ内数値は、無散布
区の発病度を示す。
以上、第1表〜第3表の試験結果に示されているように
1本発明のa園芸用殺菌剤は、野菜病害のキュウリ炭そ
病、難防除病害の一つであるキュウリつる枯病や果樹病
害のナシ黒星病など広範な病害に高い防除効果を示し、
かつ残効性に優れていることから、散布回数を減じても
卓越した効果を示す農園芸用殺菌剤である。
特許出願人 北興化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、式中Xは2個までの同一または相異なるハロ
    ゲン原子あるいは低級ハロアルキル基を示し、Yは2個
    までのハロゲン原子を示す。)で示されるトリアゾール
    誘導体の1種と3,3′−エチレンビス(テトラヒドロ
    −4,6−ジメチル−2H−1,3,5−チアジアジン
    −2−チオン)との2種混合物を有効成分として含有す
    ることを特徴とする農園芸用殺菌剤。
JP27153489A 1989-10-20 1989-10-20 農園芸用殺菌剤 Granted JPH02152906A (ja)

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