JPH021521Y2 - - Google Patents

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JPH021521Y2
JPH021521Y2 JP1986072865U JP7286586U JPH021521Y2 JP H021521 Y2 JPH021521 Y2 JP H021521Y2 JP 1986072865 U JP1986072865 U JP 1986072865U JP 7286586 U JP7286586 U JP 7286586U JP H021521 Y2 JPH021521 Y2 JP H021521Y2
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valve
pilot
pressure
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throttle valve
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JP1986072865U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、アクチユエータを迅速に立ち上が
らせるようにした流体制御装置に関し、たとえば
射出成形機の各シリンダの立ち上がり応答性を早
めてサイクル時間を短縮するため等に用いれば好
適なものである。
〈従来の技術〉 従来、一般に、可変ポンプの吐出圧力および流
量をパイロツト弁によりアクチユエータの負荷の
要求する圧力および流量に対応させるようにした
いわゆるパワーマツチ式の流体制御装置として
は、第3図に示すようなものがある。(実開昭54
−61192号公報)。この流体制御装置は、可変ポン
プ101と、パイロツト弁102と、そのパイロ
ツト弁102のバネ室102aを中立時にパイロ
ツトライン104を介してタンク103に通じる
ベント路105aを有するノーマルクローズド形
の切換弁105を備えることにより、アクチユエ
ータ106を作動させない切換弁105のノーマ
ル位置時にはパイロツト弁102のバネ室102
aをタンク103に通じて、可変ポンプ101を
アンロードするベントアンロード方式によつてい
る。このため、従来のパワーマツチ式の流体制御
装置は、切換弁105を中立位置から切換位置に
切換えた際にアクチユエータ106が応答するま
でにメインライン107およびパイロツトライン
104に流体を完全に満たしてそれを圧縮するた
めに必要とする時間やアンロードさせる位置に静
止しているパイロツト弁102を動作状態に持つ
ていくまでの時間を必要とするために、無駄時間
がどうしても0.1秒程生じてアクチユエータ10
6の応答性が悪いという欠点があつた。
この考案は、上記従来の事情に鑑みて、アクチ
ユエータの立ち上がり応答性が良い流体制御装置
を提供しようとするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案の流体制御装置は、アクチユエータの
作動方向のみを制御するポンプポート・ノーマル
クローズド形の切換弁と可変ポンプとの間のメイ
ンラインに、ノーマルオープン形の絞り弁を設置
する一方、該絞り弁の前後の圧力が夫々パイロツ
ト室とバネ室に伝えられるパイロツト弁で可変ポ
ンプの吐出量制御部を制御して上記絞り弁の前後
の差圧を一定に保持すると共に、上記切換弁の作
動と同時に高、低圧を設定できるパイロツトリリ
ーフ弁を上記パイロツト弁のバネ室に接続して、
上記アクチユエータを作動させない切換弁のポン
プポートを閉鎖したときにおいて、メインライン
およびパイロツトラインの流体を上記パイロツト
リリーフ弁で設定される所定の低圧に対応する圧
力に予め圧縮すると共に、パイロツト弁をアンロ
ードに対応する位置でなくその低圧に対応する位
置すなわち過渡的位置におくようにしている。
〈作用〉 上記切換弁のポンプポートを閉鎖したときにお
いて、メインラインおよびパイロツトラインの流
体が所定の低圧に予め圧縮されると共に、パイロ
ツト弁が過渡的位置に位置させられている。した
がつて、アクチユエータが迅速に立ち上がる利点
を有する。また、上記切換弁のノーマル時には低
圧の流体が少ししか吐出されないので固定ポンプ
制御方式や切換弁のノーマル時に高圧の流体を吐
出するものに比べて、動力損失が比較的少ない。
〈実施例〉 以下、この考案を図示の実施例について詳細に
説明する。
第1図において、1は可変ポンプ、2はポンプ
ポートPを中立位置で閉鎖するノーマルクローズ
ド形3位置切換弁である。
上記可変ポンプ1と切換弁2のポンプポートP
との間のメインライン3には、ノーマルオープン
形の絞り弁4を設置している。
一方、3ポート形パイロツト弁5の両端のパイ
ロツト室とバネ室とには、上記絞り弁4の前後の
各圧力を夫々、パイロツトライン6と7を介して
伝えている。上記ライン7には絞り8を設置して
いる。また、上記パイロツト弁5のポートlはパ
イロツトライン10を介して上記ライン6に接続
すると共に、そのポートmはパイロツトライン1
1を介してタンク12に接続している。一方、上
記パイロツト弁5のポートnは、上記可変ポンプ
1の斜板制御シリンダよりなる吐出量制御部13
にパイロツトライン14を介して接続している。
さらに、上記パイロツト弁5のバネ室には、中間
にパイロツトリリーフ弁20を設置したライン1
7を介してタンク18に接続している。このパイ
ロツトリリーフ弁20は、電磁形で瞬間的に設定
圧力を変えること、すなわち高圧または低圧を選
定できるようになつている。
一方、上記切換弁2のタンクポートTはライン
25を介してタンク26に接続すると共に、その
負荷ポートA,Bは夫々ライン33,34を介し
て両ロツド形油圧シリンダ30の各ポート31,
32に接続している。
上記構成の流体制御装置は、今、第1図に示す
状態にあつてシリンダ30を停止させており、パ
イロツトリリーフ弁20は低圧側に設定している
とする。
このとき、絞り弁4はノーマルオープン形であ
るため、可変ポンプ1からの吐出流体の一部は、
メインライン3およびパイロツトライン7,17
を通つて、パイロツトリリーフ弁20よりタンク
18に排出されている。したがつて、メインライ
ン3およびパイロツトライン7,17の圧力は、
パイロツトリリーフ弁20の設定圧力たる低圧に
対応した圧力になつている。すなわち、メインラ
イン3およびパイロツトライン7,17の圧力
は、油圧シリンダ30を駆動しない切換弁2のノ
ーマル状態においても、予め所定の低圧に圧縮さ
れている。
一方、パイロツト弁5は、可変ポンプ1の吐出
量制御部13を制御して、絞り弁4の前位の圧力
と絞り8の後位の圧力の差を上記パイロツト弁5
のバネ室のバネ16のバネ力に対応した一定値に
するようになつている。すなわち、たとえばパイ
ロツト弁5のパイロツト室とバネ室との両圧力の
差がバネ16のバネ力以上になると、パイロツト
弁5は図中左側のシンボル位置S1に位置して、メ
インライン3からの流体をそのポートl,nを介
して吐出量制御部13に供給して可変ポンプ1の
吐出量を減じて絞り弁4の前位の圧力を低める一
方、たとえばパイロツト弁5のパイロツト室とバ
ネ室との両圧力の差がバネ16のバネ力以下にな
ると、パイロツト弁5は図中右側のシンボル位置
S2に位置して、吐出量制御部13からの流体をポ
ートn,mを介してタンク12に排出して可変ポ
ンプ1の吐出量を増大せしめて絞り弁4の前位の
圧力を高めて、絞り弁4の前位の圧力と絞り8の
後位の圧力の差圧を一定に保つようになつてい
る。
したがつて、切換弁2のノーマル位置において
は、上記絞り弁4及び絞り8の前後の差圧を一定
に保つべく、パイロツト弁5はシンボル位置S1
S2との過渡的状態すなわちポートlとポートnと
の間が絞られて連通した状態にあつて、可変ポン
プ1からの吐出流体の一部を上記ポートl,nを
介して吐出量制御部13に供給して斜板(図示せ
ず)を所定の角度だけ傾斜させて、可変ポンプ1
に所定量の流体を吐出させている。つまり、パイ
ロツト弁5は、可変ポンプ1をアンロードさせる
ところのポートlとnとの間を全開にさせるシン
ボル位置S1に位置するのでなくて前述の如くシン
ボル位置S1からS2に移る過渡的状態にあつて、一
定の流体を吐出している。
このとき、可変ポンプ1からの吐出流体は、パ
イロツトリリーフ弁20と吐出量制御部13とに
2分されて、夫々タンク18と36に排出され
る。上記吐出流体は少量であり、かつその吐出圧
力はパイロツトリリーフ弁20で設定される低圧
である。このためこのときの圧力と流量の積で求
められる動力損失は固定ポンプ制御方式や可変ポ
ンプで高圧の流体を吐出するものに比べて比較的
小さい。
この状態で、切換弁2のソレノイド36に通電
して、それをシンボル位置V1に位置させると同
時に、パイロツトリリーフ弁20のソレノイド3
7に通電している電流値を変化させて、その設定
値を高圧に変化させる。
そうすると、パイロツト弁5がシンボル位置S2
に位置すると同時に、油圧シリンダ30のロツド
35が右方向に作動し始める。このときの、立ち
上がり応答性は、メインライン3、パイロツトラ
イン6,7,10および17の流体が前述の如く
予め低圧に圧縮されていることと、パイロツト弁
5がシンボル位置S1とS2との間の過渡的状態にあ
るために、それが迅速にシンボル位置S2に位置し
得ることと、絞り弁4が最初から開放しているこ
ととが相まつて、良好である。つまり、この流体
装置の油圧シリンダ30は、第2図中曲線イで示
す如く、切換弁2およびパイロツトリリーフ弁2
0に信号t1を印加すると同時に迅速に立ち上が
る。これに対して、従来の流体制御装置は、第2
図中曲線ロで示すように、信号t1を印加してか
ら、0.1秒程の無駄時間が経過してから立ち上が
る。これは、前述の如く油圧シリンダを作動させ
るために、メインラインおよびパイロツトライン
に流体を満たしてそれを圧縮しなければならない
ことと、パイロツト弁がアンロード状態に対応す
る位置から最大吐出量に対応する側に移動しなけ
ればならないことによる。
なお、第2図中の曲線の横軸と平行部分は、油
圧シリンダの定常的走行状態を示すものであり、
このときパイロツト弁5は絞り弁4の前後の差圧
を一定に保持するように吐出量制御部13を制御
している。
また、その流体制御装置は切換弁2が中立位置
であつても、従来例の如きベントアンロードする
ことがないので、図示しないが絞り弁4の下流側
に複数のアクチユエータを接続してそれらを作動
するようにできる。
〈考案の効果〉 以上の説明より明らかな如く、この考案の流体
制御装置は、アクチユエータの作動方向のみを制
御するポンプポート・ノーマルクローズド形の切
換弁と可変ポンプとの間に、ノーマルオープン形
の絞り弁を設置する一方、上記可変ポンプの吐出
量制御部を制御するパイロツト弁のパイロツト室
とバネ室に夫々上記絞り弁の前後の圧力を伝える
と共に、上記切換弁の切り換えと同時に、高、低
圧を設定できるパイロツトリリーフ弁を上記パイ
ロツト弁のバネ室に接続し、上記切換弁のノーマ
ル時には上記パイロツトリリーフ弁を低圧側に設
定する一方、上記切換弁の切り換えと同時にパイ
ロツトリリーフ弁を高圧側に設定するようにして
いるので、上記切換弁のポンプポートを閉鎖した
ときにおいて、メインラインおよびパイロツトラ
インの流体が所定の低圧に予め圧縮されると共
に、パイロツト弁が過渡的位置に位置させられて
おり、したがつてアクチユエータが迅速に立ち上
がる利点を有し、しかも切換弁のノーマル時には
低圧の流体が少ししか吐出されないので固定ポン
プ制御方式や切換弁のノーマル時に高圧の流体を
吐出するものに比べて、動力損失が比較的少ない
利点を有する。また、絞り弁と切換弁を別体にし
ているので絞り弁の下流側に複数のアクチユエー
タを接続し、一つのアクチユエータに対する切換
弁のポンプポートを閉鎖しても、他のアクチユエ
ータを作動することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の回路図、第2図
はアクチユエータの立ち上がり応答性を示すグラ
フ、第3図は従来例の回路図である。 1……可変ポンプ、2……ノーマルクローズド
形の切換弁、4……ノーマルオープン形の絞り
弁、5……パイロツト弁、5a……流量制御用圧
力弁、5b……圧力制御弁、20……パイロツト
リリーフ弁、30……油圧シリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アクチユエータ30の作動方向のみを制御する
    ポンプポート・ノーマルクローズド形の切換弁2
    と可変ポンプ1との間のメインラインに、ノーマ
    ルオープン形の絞り弁4を設置する一方、該絞り
    弁4の前位の圧力と絞り弁4と切換弁2との間の
    圧力とが夫々パイロツト室とバネ室に伝えられる
    パイロツト弁5で上記可変ポンプ1の吐出量制御
    部をメインラインとタンクに切換接続可能になし
    て、上記絞り弁4を流れる流体のその前後の差圧
    を一定に保持すると共に、上記切換弁2の作動と
    同時に高圧または低圧を設定できるパイロツトリ
    リーフ弁20を上記パイロツト弁5のバネ室に接
    続して上記可変ポンプ1の吐出圧力を低圧または
    高圧に選択できるように構成し、上記切換弁2の
    ポンプポートを閉鎖したときには、上記パイロツ
    トリリーフ弁20を低圧側に設定する一方、上記
    切換弁2のポンプポートを開放したときには上記
    パイロツトリリーフ弁20を高圧側に設定するよ
    うにしたことを特徴とする流体制御装置。
JP1986072865U 1986-05-14 1986-05-14 Expired JPH021521Y2 (ja)

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JP1986072865U JPH021521Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

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JP1986072865U JPH021521Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

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Publication Number Publication Date
JPS61204002U JPS61204002U (ja) 1986-12-22
JPH021521Y2 true JPH021521Y2 (ja) 1990-01-16

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JPS61204002U (ja) 1986-12-22

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