JPH0215109Y2 - - Google Patents

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JPH0215109Y2
JPH0215109Y2 JP786983U JP786983U JPH0215109Y2 JP H0215109 Y2 JPH0215109 Y2 JP H0215109Y2 JP 786983 U JP786983 U JP 786983U JP 786983 U JP786983 U JP 786983U JP H0215109 Y2 JPH0215109 Y2 JP H0215109Y2
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JP
Japan
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pipe
sleeve
piping
shaped
pair
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JP786983U
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JPS59115056U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンクリート構造体を貫通して配設さ
れたスリーブに、これと同心状に嵌挿される配管
支持装置に係るものである。
この際、配管の応力解析上、コンクリート構造
体を貫通する位置において、耐震上からは配管を
剛に拘束する必要があるが、配管の内部流体が高
温度流体である場合は、同配管の軸線方向に熱膨
脹が生じるので、この熱膨脹による応力を逃がす
ために、配管の軸方向(X方向)の熱膨脹のみを
拘束せず、他の5成分、即ちX方向と直交するY
方向及びZ方向、並にX軸まわりの回転、Y軸ま
わりの回転、Z軸まわりの回転を拘束する支持装
置を設置する必要の生じることがある。(以上X,
Y,Z方向及びX,Y,Z各軸まわりの回転方向
については第6図参照) 本考案はこのような要求を充足することを目的
として提案されたもので、構造物に埋設され、且
つ管壁にはスリーブ断面における互いに直交する
縦横各直径に対して対称な8個所において、夫々
管軸方向に延びる各一双の溝孔が欠截されたスリ
ーブに、配管断面における互いに直交する縦横各
直径に対して対称な4個所において、管壁に4個
のL形ラグが同各ラグの垂直、水平各片の延長に
よつて正方形が形成されるように溶着された配管
を、同配管及び前記スリーブの各中心軸が一致す
るように挿入し、溝型支持具における一双の脚片
を、前記スリーブにおける各一双の溝孔に嵌合、
溶着するとともに、前記一双の脚片に挟まれた底
部片の底面に重層された滑り材を前記配管のL形
ラグに滑動自在に衝接せしめ、前記各脚片を前記
スリーブの管壁に溶着してなることを特徴とする
配管支持装置に係るものである。
本考案によれば前記したように、構造物に埋設
されたスリーブ内に、同スリーブと中心軸が一致
するように挿入された配管には、同配管断面にお
ける互いに直交する縦横各直径に対して対称な4
個所において、管壁外周面に垂直、水平両片より
なる4個のL形ラグが同各ラグの垂直、水平各片
の延長によつて正方形が形成されるように溶着さ
れ、一方、前記スリーブの管壁には、スリーブ断
面における互いに直交する縦横各直径に対して対
称な8個所において、夫々管軸方向に延びる各一
双の溝孔が欠截されていて、同各一双の溝孔に溝
型支持具の両脚片が嵌合、溶着されるとともに、
同両脚片に挟まれた底部片に重層された滑り材が
前記L形ラグに滑動自在に衝接しているので、前
記配管はL形ラグの垂直、水平各片が前記溝型支
持具の底部片上の滑り材に沿つて滑動することに
よつて、配管の軸方向(X方向)に自由に移動す
ることができ、熱膨脹による応力を逃がすことが
できる。
また前記配管の軸方向(X方向)と直交するY
軸、Z軸方向に対しては、前記配管の管壁外周面
に突設された前記4個のL形ラグが、前記スリー
ブ管壁の8個所において設けられた前記各一双の
溝孔に嵌合溶着された溝型支持具における滑り材
が重層された底部片に衝接することによつて、配
管の前記Y軸及びZ軸方向の移動が拘束される。
更に配管の軸方向、X軸まわりの配管の回転
は、前記L形ラグの垂直、水平部片が前記溝型支
持具における滑り材が重層された底部片に衝接す
ることによつて拘束され、更にY軸及びZ軸まわ
りの配管の回転は、L形ラグ及び滑り材を底部片
に重層した溝型支持具が配管のX軸方向に亘つて
長いことによつて拘束される。
このように本考案によれば、簡単な構成で、配
管はその軸線方向にのみ自由に移動でき、配管内
を流れる高温度流体による熱膨脹による応力を逃
すことができ、他の5成分の移動が拘束されるも
のである。また施工が容易で現地の施工誤差に対
しても、溝型支持具のスリーブに対する取付を調
整することによつて、前記施工誤差を吸収しうる
ものである。
以下本考案を図示の実施例について説明する。
1はスリーブで、その外周面には上下左右に
夫々断面中心を過ぎる互いに直交する縦横各直径
に対して対称な8個所において夫々一双の溝孔2
がスリーブ軸線方向に亘つて欠截されている。
3は配管で、配管断面における互いに直交する
縦横各直径に対して対称な4個所において、管壁
にL形ラグ4が溶接され、同各ラグ4の垂直、水
平各片の延長によつて正方形が形成されるように
配設されている。
5は溝型支持具で、その両脚片5a,5aに挟
まれた底部片5bにテフロンの如き摩擦係数の小
さい滑り材6が重層されている。
而してコンクリート構造物7に埋設されたスリ
ーブ1に配管3を挿入して、配管3の中心とスリ
ーブ1の中心とを一致させ、同スリーブ1の溝孔
2に溝型支持具5の両脚片5a,5aを挿入し、
L形ラグ4とU字形支持具5の底部片5bに重層
された滑り材6とが滑動自在に衝接するように位
置決めし、前記支持具5の両脚片5aとスリーブ
1とを同スリーブ1の外側において溶接Wして溝
型支持具5を固定する。
従つて配管3は軸線方向、即ちX方向のみラグ
3とU字形支持金具5の滑り材6とを案内として
移動する。
一方配管3のY軸方向及びZ軸方向の移動は、
L形ラグ4が溝型支持金具5における滑り材6を
重層された底部片5bに衝接することによつて拘
束され、また配管3のX軸廻りの回転は、L形ラ
グ4が溝型支持具5における滑り材6が重層され
た底部片5bに衝接することによつて拘束され、
更に配管3のY軸及びZ軸廻りの回転は、L形ラ
グ4及び溝型支持具5がX軸方向に亘つて長く延
びているので拘束されるものであり、かくして配
管3はX軸方向のみ自由に移動でき、他の5成分
は拘束されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る配管支持装置の一実施例
を示す縦断面図、第2図は第1図の矢視−
図、第3図及び第4図並に第5図は夫々スリーブ
及び配管並にU字形支持具の斜視図、第6図は本
考案に係る配管支持装置の斜視図である。 1……スリーブ、2……溝孔、3……配管、4
……ラグ、5……U字形支持具、6……滑り材、
7……構造物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 構造物に埋設され、且つ管壁にはスリーブ断面
    における互いに直交する縦横各直径に対して対称
    な8個所において、夫々管軸方向に延びる各一双
    の溝孔が欠截されたスリーブに、配管断面におけ
    る互いに直交する縦横各直径に対して対称な4個
    所において、管壁に4個のL形ラグが同各ラグの
    垂直、水平各片の延長によつて正方形が形成され
    るように溶着された配管を、同配管及び前記スリ
    ーブの各中心軸が一致するように挿入し、溝型支
    持具における一双の脚片を、前記スリーブにおけ
    る各一双の溝孔に嵌合、溶着するとともに、前記
    一双の脚片に挟まれた底部片の底面に重層された
    滑り材を前記配管のL形ラグに滑動自在に衝接せ
    しめ、前記各脚片を前記スリーブの管壁に溶着し
    てなることを特徴とする配管支持装置。
JP786983U 1983-01-25 1983-01-25 配管支持装置 Granted JPS59115056U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP786983U JPS59115056U (ja) 1983-01-25 1983-01-25 配管支持装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP786983U JPS59115056U (ja) 1983-01-25 1983-01-25 配管支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59115056U JPS59115056U (ja) 1984-08-03
JPH0215109Y2 true JPH0215109Y2 (ja) 1990-04-24

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ID=30139382

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP786983U Granted JPS59115056U (ja) 1983-01-25 1983-01-25 配管支持装置

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JPS59115056U (ja) 1984-08-03

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