JPH0215097Y2 - - Google Patents

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JPH0215097Y2
JPH0215097Y2 JP15886983U JP15886983U JPH0215097Y2 JP H0215097 Y2 JPH0215097 Y2 JP H0215097Y2 JP 15886983 U JP15886983 U JP 15886983U JP 15886983 U JP15886983 U JP 15886983U JP H0215097 Y2 JPH0215097 Y2 JP H0215097Y2
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plunger
solenoid
cutter
spring
actuator
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は緊急時に高速でしかも確実に被駆動部
材(例えば弁)を駆動させうる緊急作動用アクチ
ユエータに関する。
一般に、都市ガス供給設備、石油化学プラント
等では地震、火災等の緊急事態の発生にそなえ
て、各塔、槽間を連通する都市ガス供給配管若し
くは給液配管等の要所に緊急遮断弁を配設してお
り、上記緊急事態の発生時には緊急作動用アクチ
ユエータが作動して緊急遮断弁を迅速に閉弁させ
て事故の発生を防止するようにしている。
従来の緊急作動用アクチユエータとしては、高
圧ガスを充填した容器に対向してカツタを配する
と共に、ソレノイド・プランジヤ機構のプランジ
ヤの第1の係合部(ニードル)をカツタの第2の
係合部(ボール)と同軸的に且つ互いに係合して
配しておき、緊急時にソレノイドが通電してプラ
ンジヤがソレノイド方向へ吸引され変位される
と、上記係合が解除されてカツタがバネ手段の付
勢により変位して容器を開封し、高圧ガスがアク
チユエータ部に供給されてこれを駆動せしめ、こ
れにより上記緊急遮断弁を閉弁させるものであつ
た。
尚上記プランジヤ及びカツタが係合してなる係
止手段はプランジヤに設けた第1の係合部として
のニードルをカツタに設けた第2の係合部として
の複数のボールに固定テーパ凹部の補助により係
合させる周知の係止構成であり、ニードルがボー
ル及びテーパ凹部に係合しているときのプランジ
ヤの位置はソレノイド中心から所定寸法下方へ偏
位した位置ある。従つて上記緊急時にプランジヤ
はソレノイドにより吸引されてこの偏位位置から
ソレノイド中心方向へ上動するため上記ニードル
が上方へ引抜かれ、上記係合が解除されることに
なる。
しかるにこれによれば、本来プランジヤはソレ
ノイドの中心に対応しているときが最も大なる吸
引による変位力を及ぼされるのであり、ソレノイ
ド中心から偏位するに伴い偏位寸法の2垂に反比
例して吸引による変位力は小となる(第4図の曲
線A,A′を参照)。
従つて、プランジヤが上記の如く偏位位置から
上動する場合、相対的にソレノイドに大なる初期
吸引力を要し、そのためにはソレノイドに大なる
電力を必要とし、ソレノイドが大型化しコストが
高くなるという欠点があつた。
本考案はプランジヤとその第1の係合部(ニー
ドル)とを別部材として、しかも所定のバネ手段
(第2のバネ手段)により連結しておき、プラン
ジヤがソレノイドに対し偏心位置から中心位置方
向へ所定量変位したとき上記第2のバネ手段のバ
ネ変形力が一定値に達して係止手段(ニードル及
びボール)の係合が解除されるようにして、即ち
ソレノイドによる吸引力が最大となる付近で係合
を解除して、相対的にソレノイドに必要な初期吸
引力を小とせしめて上記欠点を除去した緊急作動
用アクチユエータを提供することを目的とする。
そのための構成は、高圧ガスを封入された高圧
容器と、高圧容器の封板に対向配設されその変位
時に該封板を破壊するカツタと、該高圧ガスを供
給されて駆動され他の被駆動部材を駆動せしめる
アクチユエータ部と、該カツタを該封板方向へ付
勢せしめる第1のバネ手段と、ソレノイド・プラ
ンジヤ機構と、該プランジヤに設けた第1の係合
部と該カツタに設けた第2の係合部とが係合して
前記カツタ及びプランジヤを夫々初期位置に係止
せしめる係止手段とよりなり、前記プランジヤと
前記第1の係合部とを別部材とすると共に、第2
のバネ手段により連結せしめ、該プランジヤが該
初期位置から該ソレノイドの中心方向へ吸引され
所定量変位したとき、該第2のバネ手段のバネ変
形力が一定値に達して前記係止手段の係止を解除
せしめるよう構成したものである。
次に、その一実施例につき説明する。
第1図本考案になる緊急作動用アクチユエータ
の一実施例を適用した緊急作動弁の概略構成図で
ある。
図中、緊急作動弁1は、都市ガス等の給送配管
2中に配設された弁部(緊急遮断弁)3と、弁部
3を開閉駆動する緊急作動用アクチユエータ4と
より大略なり、アクチユエータ4は、アクチユエ
ータ部5及び高圧ガス発生部6よりなる。
弁部3は例えば、ボールバルブ若しくはバタフ
ライバルブ等であり、その弁軸3aは後述する軸
13に連結される。
緊急作動用アクチユエータ4のアクチユエータ
部5は、シリンダ7内にピストン8を矢印A,B
方向摺動自在に嵌入して右室9及び左室10を画
成してなる。ピストン8は細径連通孔8aを有
し、ロツド11を介してリンク12(軸13と一
体回動する)に連結されており、ピストン8の摺
動によりロツド11、リンク12、軸13を介し
て弁軸3aが回動し、弁部3が開弁又は閉弁され
る。尚ピストン8はシリンダ7内周の右方向及び
左方向のストツパ部7a,7bにより摺動限位置
に設定され、通常は右方のストツパ部7aに当接
され弁部3は開弁されて配管2中を流体が給送さ
れている。又シリンダ7の右室9は連通孔7cを
介して高圧ガス発生部6の後述する高圧ガスボン
ベ22に連通される。14はシリンダ7の左室1
0と外気との間を連通して取付けられた管路で、
手動弁15を有する。手動弁15は通常は開弁状
態とされ左室10は大気に開放されている。
高圧ガス発生部6は、第1図中ケーシング21
に下方より順次、高圧ガスを封入したボンベ2
2、カツタ23、ソレノイド・プランジヤ機構2
4(ソレノイド25及びプランジヤ26よりな
る)を設け、プランジヤ26はコイルバネ27を
介在してニードル28を有する。
ボンベ22は、封板22aを有し、ケーシング
21下端に上記連通孔7cに連通して取付けられ
る。
カツタ23は、下端カツタ部23a、バネ受け
23b、上端孔に軸直交方向移動自在に嵌合され
た複数のボール29を有し、バネ受け23bに当
接した第1のバネ手段としてのコイルバネ30に
より下方へ付勢されるが、後述する係止手段33
により係止されてカツタ部23aはボンベ22の
封板22aに離間対向している。尚カツタ23の
ピン23cが軸31と一体回動するリンク32に
係合している。
ソレノイド・プランジヤ機構24のプランジヤ
26は細径軸部26a及び下端のバネ受け26b
を有し、ソレノイド25の吸引中心から所定寸法
下方へ自重により偏位した位置にある。又プラン
ジヤ26はその上端部とバネ受け34との間にコ
イルバネ35が介在されるが、このコイルバネ3
5のバネ力は、コイルバネ27のそれに比してき
わめて小とする。
ニードル28は四角枠部28a及びニードル部
28b(テーパ凸部28b−1を有する)を有し、
四角枠部28aがプランジヤ26の軸部26aに
相対的移動自在に嵌合される。このときバネ受け
26b及び四角枠部28aの上板部との間に上記
コイルバネ27が連結的に介在され、これにより
四角枠部28aは上方へ付勢され軸部26a上端
に略圧接している。
33は係止手段で、上記ニードル部28bのテ
ーパ凸部28b−1、ボール29、及びケーシン
グ21のテーパ凹部21aよりなり、第1図の場
合ニードル部28bがカツタ23の上端軸部に進
入してテーパ凸部28b−1がボール29を外側
方へ押出しテーパ凹部21aに係合せしめてお
り、カツタ23を同図の位置に係止している。
ここで、上記ソレノイド・プランジヤ機構24
において、プランジヤ26の偏位量と吸引力との
関係について第4図を使用して考察する。同図は
プランジヤ26がソレノイド25の中心位置(d
=0)から任意寸法(d=1,2,3,…)(単
位:mm)偏位するに対応して、ソレノイド26の
プランジヤ25を吸引する力をF(単位g重)が
漸次減少する状態を示す。尚曲線Aはソレノイド
26の通電電圧が100Vのとき、曲線A′は同じく
85Vのときである。
これによればプランジヤ26はソレノイド25
の中心に対応位置するときが最も大なる力により
吸引され、その中心から例えば3mm偏位すると吸
引される力は半分程度(85Vの場合)になつてし
まうことがわかる。
次に、上記緊急作動弁1の動作に付き説明す
る。緊急事態の発生時にはこれを検知した手段
(図示せず)から信号が出力されて、ソレノイド
25が通電され励磁される。
これにより下方へ偏位しているプランジヤ26
が上方へ吸引されてその吸引力が付与される。従
つてプランジヤ26はニードル28は停止したま
までコイルバネ27を圧縮させつつ所定寸法l上
動して第2図の位置、即ちニードル部28bがボ
ール29から引抜かれる直前の位置に至る。
即ち、プランジヤ26は第5図中上記所定寸法
lだけソレノイド25の中心に近付いたことにな
り、第4図の理由に基付き第5図中曲線A″の如
く上記吸引力Fは初期値F0から漸増して所定値
F1となる。一方、この間コイルバネ27は上記
寸法l分圧縮されてそのバネ変形力(バネ力変化
値)は一定値f1に達する。この一定値f1はそのま
まニードル28の上方引張力となり、予めニード
ル28がこの一定値f1により引張られると上方へ
抜けるように設定しておけば、第3図の如くニー
ドル部28b(ニードル28)がボール29間か
ら上方へ抜け出し、係止手段33の係止を解除せ
しめる。
従つて、第3図中カツタ23はコイルバネ30
により下方へ付勢的に移動してカツタ部23aが
ボンベ22の封板22aを破壊する。尚リンク3
2及び軸31も反時計方向へ回動する。従つて、
ボンベ22内の高圧ガスが噴出して連通孔7cを
介してシリンダ7の右室9に供給される。これに
よりピストン8が第1図中左方へ急速にストツパ
部7bに当接するまで摺動し、弁軸3aが回動さ
れて弁部3は急速に閉弁され、事故発生が防止さ
れる。この間、プランジヤ26は第3図の如く、
上方バネ受け34に略当接するまで吸引上動され
る。
従つて、上記構成及び動作によれば、第5図か
ら明らかな如く、プランジヤ26のFの初期値
F0は一定値f1より小さい(F0<F1)にもかかわら
ず、プランジヤ26の上記吸引上動動作によりF
値はF1に増大するため(F1>F0)、ニードル28
との間に介在したコイルバネ27のバネ変形力f
が増大して上記一定値f1に達して係止手段33の
解除を行なう。従つてFの初期値を一定値f1より
大なる値に設定する必要がなく、相対的にその分
ソレノイド24に必要な初期吸引力及びその電力
値を小としえ、ソレノイド24を小型化しうる。
上記緊急作動の後は、右室9内の高圧ガスは細
径連通孔8aを介して左室10に移行して管路1
4から大気へ排出され、両室9,10は大気圧と
等圧とされる。しかる後軸13を手動により時計
方向へ回動させてピストン8を第1図の位置へ復
帰せしめて弁3を開弁させる。又ソレノイド25
の通電を解除してプランジヤ26、ニードル28
をその自重及びコイルバネ35により第1図の位
置へ復帰せしめると共に、軸31を手動により時
計方向へ回動させカツタ23を上動させて同図の
位置へ復帰せしめ、係止手段33を係合復帰させ
る。そしてボンベ22を新しいものと交換する。
上述の如く、本考案になる緊急作動用アクチユ
エータによれば、プランジヤとその第1の係合部
(ニードル)とを別部材として、しかも所定のバ
ネ手段(第2のバネ手段)により連結しておき、
プランジヤがソレノイドに対し偏心位置から中心
位置方向へ所定量変位したとき上記第2のバネ手
段はバネ変形力が一定値に達して係止手段(ニー
ドル及びボール)の係合が解除されるようにして
いるため、プランジヤはソレノイドによる吸引力
が最大となる付近でこの吸引力を第2のバネ手段
を介してニードルに伝達し効率的に上記係合解除
を行なえ、従つて相対的にソレノイドに必要な初
期吸引力を小としソレノイドの電力を低減しソレ
ノイドを小型化しうる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる緊急作動用アクチユエー
タの一実施例を適用した緊急作動弁の概略構成
図、第2図及び第3図は夫々上記アクチユエータ
の高圧ガス発生部の順次動作を示す縦断面図、第
4図はプランジヤの移動量変化に対するソレノイ
ドによる吸引力の変化を示す図、第5図はプラン
ジヤの移動量変化に対するソレノイドによる吸引
力及び第2のバネ手段のバネ力の各変化を示す図
である。 1……緊急作動弁、3……弁部、4……緊急作
動用アクチユエータ、5……アクチユエータ部、
6……高圧ガス発生部、7……シリンダ、8……
ピストン、21……ケーシング、21a……テー
パ凹部、22……ボンベ、23……カツタ、24
……ソレノイド・プランジヤ機構、25……ソレ
ノイド、26……プランジヤ、27……コイルバ
ネ(第2のバネ手段)、28……ニードル、28
b……ニードル部、29……ボール、30……コ
イルバネ(第1のバネ手段)、33……係止手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧ガスを封入された高圧容器と、高圧容器の
    封板に対向配設されその変位時に該封板を破壊す
    るカツタと、該高圧ガスを供給されて駆動され他
    の被駆動部材を駆動せしめるアクチユエータ部
    と、該カツタを該封板方向へ付勢せしめる第1の
    バネ手段と、ソレノイド・プランジヤ機構と、該
    プランジヤに設けた第1の係合部と該カツタに設
    けた第2の係合部とが係合して前記カツタ及びプ
    ランジヤを夫々初期位置に係止せしめる係止手段
    とよりなり、前記プランジヤと前記第1の係合部
    とを別部材とすると共に、第2のバネ手段により
    連結せしめ、該プランジヤが該初期位置から該ソ
    レノイドの中心方向へ吸引され所定量変位したと
    き、該第2のバネ手段のバネ変形力が一定値に達
    して前記係止手段の係止を解除せしめるよう構成
    した緊急作動用アクチユエータ。
JP15886983U 1983-10-14 1983-10-14 緊急作動用アクチユエ−タ Granted JPS6065404U (ja)

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JP15886983U JPS6065404U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 緊急作動用アクチユエ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS6065404U JPS6065404U (ja) 1985-05-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0618087Y2 (ja) * 1988-02-04 1994-05-11 東京瓦斯株式会社 緊急遮断装置

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JPS6065404U (ja) 1985-05-09

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