JPH0215030B2 - - Google Patents

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JPH0215030B2
JPH0215030B2 JP12172181A JP12172181A JPH0215030B2 JP H0215030 B2 JPH0215030 B2 JP H0215030B2 JP 12172181 A JP12172181 A JP 12172181A JP 12172181 A JP12172181 A JP 12172181A JP H0215030 B2 JPH0215030 B2 JP H0215030B2
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JP
Japan
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dispensing
reaction
blood
nozzle
nozzles
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Application number
JP12172181A
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English (en)
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JPS5822958A (ja
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Takeaki Nakamura
Tadao Yamamoto
Tokio Kano
Shiro Ishiwatari
Kazu Sakuma
Hidehiko Yamamoto
Koichi Shizuma
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP12172181A priority Critical patent/JPS5822958A/ja
Publication of JPS5822958A publication Critical patent/JPS5822958A/ja
Publication of JPH0215030B2 publication Critical patent/JPH0215030B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N2035/00346Heating or cooling arrangements
    • G01N2035/00425Heating or cooling means associated with pipettes or the like, e.g. for supplying sample/reagent at given temperature

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は赤血球の型、白血球の型、血小板、リ
ンパ球の形や種類等の血球成分や、各種抗体、抗
原、特異たん白、ビールス等の血清中の成分およ
び異物等の血液成分を血球粒子、ラテツクス粒子
や炭素粒子等を用いる凝集反応によつて分析する
免疫学的凝集反応に基づく分析装置に関するもの
である。
最近、血球粒子、ラテツクス粒子および炭素粒
子の凝集パターンを判別して、血液中の種々の成
分(血液型、各種抗体、各種たん白等)やビール
ス等の異物を自動的に検出する装置が開発されて
いる。例えば、ワインカツプ状に底面が彎曲した
反応容器を用い、遠心分離して得られる血球の2
〜5%の浮遊液を作り、これをワインカツプ状反
応容器に定量分注し、抗Aまたは抗B血清を反応
容器に定量分注し、両者を撹拌した後、静置し、
次に遠沈を行ない、沈澱した血球を振りほどくよ
うに反応容器を激しく振動させた後、比較的ゆつ
くりと振動させて凝集成分を容器底面の中心部に
集めるようにして凝集パターンを形成し、これを
測光検出することにより血液型を自動的に判定す
る装置が提案されている。かかる血液型判定装置
は、遠沈した後反応容器を激しく振つて沈澱した
血球を分離させるものであるから、ABO式のよ
うに凝集結合力が強い場合の判定には有利に適用
することができる。しかし、ABO式血液型以外
の血液型、例えばRh式血液型に対しては不規則
抗体あるいは免疫抗体と呼ばれている抗体の有無
およびその型を調べる必要があるが、このような
不規則抗体の結合力はきわめて弱いため上述した
ように反応容器を振動させると一旦結合した血球
粒子が分離してしまうため適用できない欠点があ
る。
このような欠点を除去するため、本願人は特開
昭55−146044号において、凝集結合力の強い自然
抗体による血液型はもとより凝集結合力の極めて
弱い不規則抗体による血液型をも十分正確に判定
できる血液型判定方法を提案した。かかる血液型
判定方法は、例えば底面が円錐形の反応容器を用
い、この反応容器に血液型を判定すべき血液の血
球粒子と標準抗血清試報とを分注して撹拌し、比
較的短い時間(約30分間)静置した後に凝集パタ
ーンを検出して血液型を判定するものである。こ
の方法では、被検血球粒子が抗血清試薬と反応す
る場合には凝集した血球粒子が沈降するにつれ円
錐形底面に雪のように薄く堆積するが、血球と抗
血清試薬とが反応しない場合には血球粒子は凝集
せず、離散したまま沈降し、円錐底面に到達する
とその斜面を転がり落ち、円錐底面の中央部に集
合する。したがつて、円錐底面にできる抗血清試
薬との反応の有無による沈降血球粒子のパターン
の相違を光電的に検出することにより、血液型を
判定することができる。また、この方法は血液型
の判定の他、HBS抗原や梅毒抗体等の各種の抗
原、抗体をも有効に検出することができる。
本願人は、またかかる分析を自動的に行なうこ
とによつて、分析効率を向上し、精度を向上する
ことができ、特に同一の装置によつて血液に関す
る各種の免疫学的分析、すなわち赤血球の型、白
血球の型、血小板、リンパ球の型や種類等の血球
成分や、各種の抗体抗原、特異たん白、ビールス
等の血清中の成分および異物等を血球粒子、ラテ
ツクス粒子や炭素粒子等を用いる凝集反応によつ
て選択的に分析でき、しかも場所をとらず小形と
することができる免疫学的凝集反応に基く分析装
置を開発している。
一方、上述した免疫学的凝集反応に基く分析装
置は、一般に検査室に設置され、直射日光に晒さ
れるかまたは乾燥状態にあることが多い。このた
め、特に血球や血球浮遊液等の粒子を含む試料や
試薬を分注する分注装置において、分注ノズル内
に残存する粒子を含む液体が乾燥して目詰まりが
生じ、これがため分注操作ができなくなり、所望
の分析を安定して行うことができない場合があ
る。
本発明の目的は上述した不具合を解決し、分注
ノズルにおける目詰まりの発生を有効に防止で
き、したがつて常に確実な分注操作ができると共
に、所望の分析を安定して行うことができるよう
適切に構成した免疫学的凝集反応に基づく分析装
置を提供しようとするものである。
本発明は、血球粒子、ラテツクス粒子等を用い
て血液中の成分やビールス等の異物を凝集パター
ンにより検出する免疫学的凝集反応に基づく分析
装置において、粒子を含む液体を収容した試料容
器区に分注ノズルを挿入して該液体を吸引し、こ
れを反応容器に吐出する分注装置と、分注を終了
した前記分注ノズルを洗浄する洗浄液を収容する
洗浄槽と、分注を終了した前記分注ノズルの待機
位置に設けられ、前記分注ノズルの先端に蒸気を
あてて該ノズル先端の乾燥を防止するベーパー装
置とを具えることを特徴とするものである。
以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の免疫学的凝集反応に基づく分
析装置の一例の構成を線図的に示す平面図であ
る。符号1はサンプラ全体を示し、そのラツクカ
セツト2には多数のラツク3を装填し、各ラツク
には多数の試料容器4を装着する。これらの試料
容器4は一列に並んだ3個の試料容器4−1,4
−2,4−3で一組とし、1つのラツク3には12
列の試料容器組を装着する。各列の一番下側の試
料容器4−1−1,4−2−1,4−3−1…に
は遠心分離された試料血液(全血)が収容されて
おり、残りの2個の試料容器4−1−2,−1−
3;4−2−2,4−2−3;…は空としてお
く。試料容器列を有するラツク3は矢印Aで示す
方向に所定のピツチで移送されて試料案内ライン
5の延長線上に入る。1個のラツク3が試料案内
ライン5に入り終ると、ラツク3は矢印A方向に
1ピツチ移動する。試料案内ライン5には一対の
エンドレスベルト6−1,6−2が設けられ、こ
れを矢印Bの方向に常時比較的高速度で回転さ
せ、ライン5に入つたラツク3は左方へ送られ
る。このラツク3はストツパー7−1により試料
希釈位置Cに割出され、例えば試料容器4−1−
1に収容されている血球および血清試料が分注装
置8により採取され、空の試料容器4−1−2お
よび4−1−3に所定量吐出される。この分注装
置8は2本の分注ノズル8−1および8−2を有
しており、これらをそれぞれアーム8−3,8−
4に連結し、これらアーム8−3,8−4を第1
図に示す待機位置から水平方向に移動して分注ノ
ズル8−1および8−2を試料容器4−1−1の
上方に位置させた後下降させて、分注ノズル8−
1および8−2の先端を遠心分離した血液を収容
する反応容器4−1−1中に異る深さまで侵入さ
せて吸引を行ない、それぞれ血球および血清を吸
引する。次にノズルを引上げた後、水平方向に移
動させ、それぞれ空の試料容器4−1−2および
4−1−3の上方に位置させ、先に吸引した血球
および血清をそれぞれの試料容器内に吐出する。
これと同時に希釈液容器9に収容した生理食塩水
を希釈液分注器10の2本のノズル10−1およ
び10−2からそれぞれ所定量吐出させ、1.5%
の血球浮遊液および25%の血清希釈液を所定量作
成する。最後にノズル8−1,8−2を洗浄槽8
−5内に浸漬して洗浄してから待機位置に移動さ
せる。本例ではこの分注装置8にベーパー装置1
1を設ける。ベーパー装置11は界面活性剤を混
入した水を収容するタンク11−1とこのタンク
内の水を加熱して蒸気を発生させるためのヒータ
11−2と、この発生した蒸気を収容するベーパ
ー槽11−3とを具え、ベーパー槽11−3は第
1図に示すように分注ノズル8−1および8−2
が待機位置にあるときに、これら分注ノズルおよ
びアーム8−3,8−4を囲むように形成すると
共に、このベーパー槽11−3内を分注ノズル8
−1,8−2およびアーム8−3,8−4が通過
し得るよう構成する。このように、分注ノズル8
−1,8−2が位置する部位に少く共分注ノズル
8−1,8−2を囲むようにベーパー槽11−3
を設ければ、ベーパー槽11−3内では分注ノズ
ル8−1,8−2が常に湿気を帯びることになる
と共にこの中には界面活性剤が混入しているか
ら、血球を吸引・吐出する分注ノズル8−1の内
壁および外壁に付着した血球を容易に剥離するこ
とができる。したがつて、血清を吸引・吐出する
分注ノズル8−2は勿論のこと、血球を吸引・吐
出する分注ノズル8−1の目詰りを有効に防止す
ることができる。
ラツク3内の第1列の試料について上述した分
注希釈動作が終つたらストツパ7−1が駆動さ
れ、次の列の試料容器が希釈位置Cに割出され、
同様の分注希釈を行なう。本例では順次の試料容
器列の移動ピツチを15秒とする。したがつて15×
12=180秒=3分間で1つのラツク3に収容され
た総ての試料についての分注希釈が終了する。こ
のラツク3はベルト6−1,6−2によりさらに
B方向へ送られ、試料分注位置Dに達する。この
位置にもストツパ7−2が設けられており、順次
の試料容器列を15秒のピツチで割出すことができ
るようになつている。この試料分注位置Dには4
本の分注ノズルを有する試料分注装置12が設け
られている。
試料案内ライン5と平行に3本の反応ライン通
路13−1〜13−3を互いに平行に並べた反応
ライン13が設けられている。したがつて反応容
器はこれら3本の反応ライン通路に沿つてジグザ
グ状に移送するものとする。第1の反応ライン通
路13−1の左端は反応ラインの入口であり、こ
こから多数の反応容器14をマトリツクス状に配
列したマイクロプレート15をそのままあるいは
枠状のカセツトに嵌合したものを順次供給する。
なお、説明の便宜上マイクロプレートとカセツト
とを組合せをものも単にマイクロプレートと称す
る。このマイクロプレートのオートロード機構は
種々のものが採用できるが、本例ではエレベータ
形のオートローダを用い、多数のマイクロプレー
ト15を垂直方向に重ねて蓄えておき、上側のマ
イクロプレートから順番に反応ライン13に供給
するものとする。したがつて第1図において通路
13−1の左端にあるマイクロプレートは未だ反
応ラインに載せられていないものである。反応ラ
インの各通路13−1,13−2および13−3
には一対のエンドレスベルト16−1,16−
2;17−1,17−2;18−1,18−2が
設けられており、ベルト17以外は常時矢印で示
す方向に比較的速い速度で回転している。
反応ライン13に供給されたマイクロプレート
15はベルト16−1,16−2により搬送さ
れ、上述した試料分注位置Dに到る前に第1の試
薬分注位置Eにストツパ7−3によつて割出しさ
れる。本例のマイクロプレート15には8×12個
の反応容器14が形成されており、各試料に対し
て8つの分析を行なうことができるようになつて
いる。これらの分析は種々のものがあるが、本例
では表および裏のABO式血液型判定と、Rh式血
液型と、抗体スクリーニングとを行なうものとす
る。すなわち、第1および第2の反応容器14−
1−1および14−1−2によつて表判定を行な
い、第3および第4の反応容器14−1−3およ
び14−1−4によつてRh式判定を行ない、第
5および第6の反応容器14−1−5および14
−1−6によつて抗体スクリーニングを行ない、
第7および第8の反応容器14−1−7および1
4−1−8によつてABO式の裏判定を行なうも
のとする。このために第1の試薬分注位置Eにお
いては第1の試薬分注装置19を設け、その8個
の分注ノズル19−1〜19−8を選択的に動作
させて試薬容器20−1〜20−8内の所要の試
薬を所定量分注するようにする。すなわち、本例
では第1〜第5の試薬容器20−1〜20−5に
それぞれ12.5%の抗A血清(生理食塩水により希
釈)、12.5%抗B血清(生理食塩水により希釈)、
12.5%抗D血清(リン酸バツフアにより希釈)、
リン酸バツフアおよびブロメリンをそれぞれ収容
してある。分注ノズルを支持するアームを先ず引
込めてノズル19−1〜19−8を試薬容器20
−1〜20−8上に位置させた後ノズルを降下さ
せ、ノズル19−1〜19−5内に上述した抗A
血清、抗B血清を25μ、抗D血清およびリン酸
バツフアを12.5μ、ブロメリンをそれぞれ所定
量吸引する。次にノズルを上昇させた後、アーム
を繰出し、ノズル19−1〜19−8を第1試薬
分注位置E上にある8個の反応容器14−1−1
〜14−1−8上に位置させ、試薬を反応容器1
4−1−1〜14−1−5に吐出する。一列の反
応容器に対する試薬分注が終了したらストツパ7
−3が動作し、マイクロプレート15を1ピツチ
移動させ、以下同様に動作する。総ての反応容器
列に対する試薬分注動作が終了すると、マイクロ
プレート15はベルト16−1,16−2により
右方へ送られ、次のストツパ7−4により上述し
た試料分注位置Dに割出される。この位置には試
料分注装置12が設けられており、その4本のノ
ズル12−1〜12−4により試料容器4−1−
2および4−1−3から血球浮遊液および血清希
釈液を吸引し、反応容器14−1−1〜14−1
−8に分注する。ノズル12−1および12−2
はそれぞれアーム12−5および12−6に連結
し、ノズル12−3および12−4はそれぞれア
ーム12−7および12−8に連結する。本例で
はアーム12−5〜12−8を第1図に示す待機
位置から水平方向に移動してノズル12−1,1
2−2を試料容器4−1−2の上方に、ノズル1
2−3,12−4を試料容器4−1−3の上方に
それぞれ位置させた後下降させ、ノズル12−
1,12−2を試料容器4−1−2に浸入させて
血球浮遊液を吸引し、ノズル12−3,12−4
を反応容器4−1−3に浸入させて血清希釈液を
吸引する。次にノズルを引上げた後アーム12−
5〜12−8を水平方向に適当に移動し、ノズル
12−1〜12−4をそれぞれ反応容器14−1
−1,14−1−3,14−1−5および14−
1−7の上方に位置させる。ここで分注装置12
のシリンジを作動させ、反応容器14−1−1お
よび14−1−3に1.5%の血球浮遊液を25μづ
つ分注し、反応容器14−1−5および14−1
−7に25%の血清希釈液を25μづつ分注する。
次にアーム12−5〜12−8を水平方向に適当
に移動し、ノズル12−1〜12−4を反応容器
14−1−2,14−1−4,14−1−6およ
び14−1−8の上方にそれぞれ位置させ、分注
装置12のシリンジを再び作動させて反応容器1
4−1−2および14−1−4に25μの血球浮
遊液を分注し、反応容器14−1−6および14
−1−8に25%の血清希釈液を分注する。分注後
アーム12−5〜12−8を移動させ、ノズル1
2−1〜12−4を洗浄槽12−9内に浸漬して
ノズルを洗浄してから待機位置に移動させる。本
例ではこの試料分注装置12にも上述した分注装
置8と同様にベーパー装置21を設ける。このベ
ーパー装置21は分注装置8に設けたベーパー装
置11と同様に、界面活性剤を混入した水を収容
するタンク21−1と、このタンク内の水を加熱
して蒸気を発生させるためのヒータ21−2と、
この発生した蒸気を収容するベーパー槽21−3
とを具え、ベーパー槽21−3は第1図に示すよ
うにノズル12−1〜12−4が待機位置にある
ときにこれらノズルおよびアーム12−5〜12
−8を囲むように形成すると共に、このベーパー
装置21−3内をノズル12−1〜12−4およ
びアーム12−5〜12−8が通過し得るよう構
成する。このように、ノズル12−1〜12−4
が位置する部位に少く共ノズル12−1〜12−
4を囲むようにベーパー槽21−3を設ければ、
ベーパー槽21−3内ではノズル12−1〜12
−4が常に湿気を帯びることになると共にこの中
には界面活性剤が混入しているから、血球浮遊液
を吸引・吐出するノズル12−1,12−2の内
壁および外壁に付着した血球を容易に剥離するこ
とができる。したがつて、血清希釈液を吸引・吐
出するノズル12−3,12−4は勿論のこと、
血球浮遊液を吸引・吐出するノズル12−1,1
2−2の目詰りを有効に防止することができる。
一列の試料容器4−1−2および4−1−3に
収容された血球浮遊液および血清希釈液をマイク
ロプレート15の一列の反応容器14−1−1〜
14−1−8に分注した後にストツパー7−2お
よび7−4を駆動して試料容器を収容したラツク
3を1ピツチ左方へ移動させと共に反応容器を有
するマイクロプレート15を右方へ1ピツチ移動
させる。この移動周期は共に15秒であるが、移動
量は相違している。このようにして順次の試料に
ついての分注動作を行ない、1つのラツク3につ
いて総ての試料の分注が終了するとラツク3はベ
ルト6−1,6−2により左方へ移動し、ラツク
収納カセツト22に収納される。カセツト3を収
納したカセツト22は矢印Fで示す方向に所定の
ピツチで移送される。一方、総ての反応容器に試
料の分注を受けたマイクロプレート15は次に第
2の試薬分注位置Gにストツパ7−5により割出
される。この第2試薬分注位置Gには第1の試薬
分注装置19と全く同じ構成の第2の試薬分注装
置23が設けられている。8個のノズル23−1
〜23−8に対応して8個の試料容器24−1〜
24−8があり、第3〜第8の試料容器24−3
〜24−8には0.44%のブロメリン(リン酸バツ
フア希釈)、0.44%のブロメリン(リン酸バツフ
ア希釈)、O血球試薬、O血球試薬、1.2%のA血
球試薬(生理食塩水にて希釈)、1.2%のB血球試
薬(生理食塩水にて希釈)をそれぞれ収容してあ
る。ノズル23−3によつてブロメリンを12.5μ
反応容器14−1−3に分注し、ノズル23−
4によつてブロメリンを12.5μ反応容器14−
1−4に分注し、ノズル23−5および23−6
によりO血球試薬を所定量だけ反応容器14−1
−5および14−1−6に分注し、ノズル23−
7によりA血球試薬を25μ反応容器14−1−
7に分注し、ノズル23−8によりB血球試薬を
25μ反応容器14−1−8に分注する。
この第2試薬分注位置Gを反応開始位置とし、
ここから30分間ほぼ静置状態として結合凝集反応
を行なう。反応ライン13の第1通路13−1の
右端には固定のストツパが設けられており、この
位置にマイクロプレート15が到達した後所定の
タイミングでマイクロプレート搬送装置25によ
り第2通路13−2の右端に移される。この搬送
装置25はベルト16−1,16−2の間を自由
に通過するプレート状のアーム25−1を有し、
第1図において上下方向に往復動できるようにな
つている。すなわち、アーム25−1は第1の通
路13−1の下側に位置し、マイクロプレート1
5が来ると、上昇し、この過程でマイクロプレー
ト15を支持し、ベルト16−1,16−2より
も上方に持ち上げる。次に仮想線で示すように第
1図の下方へ移動して第2通路13−2の上方へ
マイクロプレート15を搬送する。
次にアーム25−1をベルト17−1,17−
2よりも下方へ降下し、マイクロプレート15を
ベルト上に載せる。このようにして第1通路13
−1の終点から第2通路13−2の始点へマイク
ロプレート15をほぼ静置状態として移すことが
できる。本例ではこの移動にも3分間を要するも
のとする。第2通路13−2においてマイクロプ
レート15はベルト17−1,17−2により左
方へ移動するが、この通路では何んら分注を行な
わないので、きわめて緩つくりした速度、例えば
約10mm/15秒で移動する。第2通路13−2の終
点近傍にも固定ストツパが設けられており、この
位置にマイクロプレート15が来ると上述したマ
イクロプレート搬送装置25と同一の構成のマイ
クロプレート搬送装置26により第3通路13−
3の始点へ移される。第3通路13−3に移され
たマイクロプレート15は比較的高速度で移動す
るベルト18−1,18−2により右方へ移送さ
れ、パターン検出位置Hにおいてストツパ7−6
により位置出しされる。この検出位置Hにおいて
はパターン検出装置27により反応容器底面に形
成されたパターンを光電的に検出する。マイクロ
プレート15が反応開始位置Gから検出位置Hま
で来るのに30分要するので反応時間は30分であ
る。パターンを検出した信号は判定回路28に供
給され、ここで種々の判定が行なわれ、その結果
が表示装置29により表示される。パターン検出
装置Hにおいてはマイクロプレート15内の反応
容器14は一列づつ処理される。
総ての反応容器14についてのパターンの判定
が行なわれたマイクロプレート15はさらに右方
へ移送され、写真撮影位置Iでストツパ7−7に
より停止される。この写真撮影位置Iではマイク
ロプレート15の総ての反応容器14のパターン
がプレートの裏側から一度に写真撮影できるよう
にマイクロプレート15の上方に照明ランプが配
置され、下方にカメラが配置されている。写真撮
影されたマイクロプレート15は次にストツパ7
−8により目視観察位置Jに割出される。この位
置でオペレータは反応容器の底面に形成されたパ
ターンを目視により観察することができる。この
目視部にはマイクロプレートの下方に照明ランプ
が設置されている。反応ライン通路13−3の右
端に到達したマイクロプレート15はここから排
出されてマイクロプレート収納装置30により順
次積重ねて収納される。このため収納装置30に
は上下動するプレート30−1が設けられてい
る。
第2図AおよびBはベーパー装置の他の例の構
成を線図的に示す平面図および側面図であり第1
図に示す分注装置8に設けたものである。このベ
ーパー装置11においては、分注ノズル8−1,
8−2の待機位置においてこれら分注ノズル8−
1,8−2およびアーム8−3,8−4を囲むよ
うに形成したベーパー槽11−3に、分注ノズル
8−1,8−2およびアーム8−3,8−4が出
入りするための開閉ドア11−4−1,11−4
−2;11−5−1,11−5−2を設け、これ
ら開閉ドアをアーム8−3,8−4の移動に関連
して開閉することにより、待機位置においてベー
パー槽11−3をほぼ完全に密封する。また、タ
ンク11−1から発生した蒸気はモータ11−6
の駆動により回転するフアン11−7によりスク
リーン11−8を通してダクト11−9に導く。
このダクト11−9には2個の排出口11−10
−1および11−10−2を形成し、これら排出
口を待機位置にある分注ノズル8−1および8−
2の先端にそれぞれ対向させる。なお、第2図に
おいて第1図に示す符号と同一符号は同一作成を
成すものを表わす。
第2図に示すベーパー装置11によれば、分注
ノズル8−1,8−2に蒸気流を有効にあてるこ
とができるから、ノズルの目詰りをより効果的に
防止することができる。また、ベーパー槽11−
3に開閉ドア11−4−1,11−4−2;11
−5−1,11−5−2を設けることにより、分
注ノズル8−1,8−2が待機位置にあるとき、
ベーパー槽11−3をほぼ完全に密封するように
したから、蒸気流が外部に流出するのを最小限に
抑えることができ、したがつて分析装置の電装系
や試料、試薬等に悪影響を及ぼすこともない。さ
らに、フアン11−7およびスクリーン11−8
を用いることにより、蒸気流を均一にすることが
できると共に、フアン11−7の回転を制御する
ことにより、蒸気流の流れの強弱を適宜制御する
ことができる。
なお、第2図において開閉ドア11−4−1,
11−4−2および11−5−1,11−5−2
はそれぞれ一枚のドアとすることができると共
に、上下方向に開閉するように構成することもで
きる。また、スクリーン11−8は蒸気流の整流
作用の他、水滴が分注ノズル8−1,8−2に当
たるのを防止する作用があるが、これは必要に応
じて設ければよい。
第3図はベーパー装置のさらに他の例の構成を
示す斜視図であり、第2図と同様第1図に示す分
注装置8に設けたものである。本例では分注ノズ
ル8−1,8−2の待機位置に昇降可能にベーパ
ー槽11−3を設ける。このベーパー槽11−3
には開口11−3−1および11−3−2を形成
し、分注ノズル8−1,8−2が待機位置にある
ときに、ベーパー槽11−3を昇降させることに
より、分注ノズル8−1および8−2がベーパー
槽11−3に対してそれぞれ開口11−3−1お
よび11−3−2を介して挿脱し得るように構成
する。ベーパー槽11−3は可撓管11−11−
1を介して蒸気発生装置11−12に連結し、こ
の蒸気発生装置11−12で発生した蒸気を可撓
管11−11−1を通してベーパー槽11−3に
供給する。蒸気発生装置11−12は、第1図お
よび第2図に示したベーパー装置を構成するタン
ク、ヒータおよび必要に応じて送気フアンを含む
ものである。さらに、本例ではベーパー槽11−
3を可撓管11−11−2および排出装置11−
13を介して排液容器11−14に連結すると共
に、可撓管11−11−3および弁11−15を
介して乾燥器11−16および除湿器11−17
に連結し、排出装置11−13を選択的に駆動し
て蒸気流の投射により分注ノズル8−1,8−2
に附着した水滴および蒸気流により溶解された血
球等の試料を可撓管11−11−2を介して排液
容器11−14に排出すると共に、乾燥器11−
16および除湿器11−17を選択的に駆動して
血球および血清の吸引に先立ち、分注ノズル8−
1,8−2に附着する水分を乾燥させる。
第3図に示すベーパー装置11においては、ベ
ーパー槽11−3を昇降可能にして分注ノズル8
−1,8−2をベーパー槽11−3に挿脱し得る
ようにしたから、第2図に示したベーパー装置と
同様の効果があると共に、装置全体をコンパクト
にできる利点がある。
なお、第3図においてベーパー槽11−3を昇
降させる代わりに、待機位置において分注ノズル
8−1,8−2を昇降させてベーパー槽11−3
に挿脱させるようにしてもよい。また、第3図に
示す排出装置11−13、乾燥器11−16およ
び除湿器11−17は第1図および第2図に示し
たベーパー装置にも適宜組合わせて用いることも
できる。
上述したように、本発明の免疫学的凝集反応に
基づく分析装置においては、分注装置の分注ノズ
ルの待機位置に蒸気槽を設け、この蒸気槽により
分注ノズルの乾燥を防止するよう構成したから、
分注ノズルにおける目詰まりの発生を有効に防止
でき、したがつて常に確実な分注操作ができ、所
望の分析を常に安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の免疫学的凝集反応に基く分析
装置の一例の構成を線図的に示す平面図、第2図
AおよびBは第1図に示すベーパー装置の他の例
の構成を線図的に示す平面図および側面図、第3
図は同じくさらに他の例の構成を示す斜視図であ
る。 1……サンプラ、2……ラツクカセツト、3…
…ラツク、4……試料容器、5……試料案内ライ
ン、8……分注装置、10……希釈液分注器、1
1,21……ベーパー装置、11−1,21−1
……タンク、11−2,21−2……ヒータ、1
1−3,21−3……ベーパー槽、11−4−
1,11−4−2;11−5−1,11−5−2
……開閉ドア、11−6……モータ、11−7…
…フアン、11−8……スクリーン、11−9…
…ダクト、11−10−1,11−10−2……
排出口、11−11−1〜11−11−3……可
撓管、11−12……蒸気発生装置、11−13
……排出装置、11−14……排液容器、11−
15……弁、11−16……乾燥器、11−17
……除湿器、12……試料分注装置、13−1〜
13−3……反応ライン通路、14……反応容
器、15……マイクロプレート、19……第1の
試薬分注装置、22……ラツク収納カセツト、2
3……第2の試薬分注装置、25,26……マイ
クロプレート搬送装置、27……パターン検出装
置、28……判定回路、29……表示回路、30
……マイクロプレート収納装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 血球粒子、ラテツクス粒子等を用いて血液中
    の成分やビールス等の異物を凝集パターンにより
    検出する免疫学的凝集反応に基づく分析装置にお
    いて、粒子を含む液体を収容した試料容器中に分
    注ノズルを挿入して該液体を吸引し、これを反応
    容器に吐出する分注装置と、分注を終了した前記
    分注ノズルを洗浄する洗浄液を収容する洗浄槽
    と、分注を終了した前記分注ノズルの待機位置に
    設けられ、前記分注ノズルの先端に蒸気をあてて
    該ノズル先端の乾燥を防止するベーパー装置とを
    具えることを特徴とする免疫学的凝集反応に基づ
    く分析装置。
JP12172181A 1981-08-03 1981-08-03 免疫学的凝集反応に基づく分析装置 Granted JPS5822958A (ja)

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JPS5822958A JPS5822958A (ja) 1983-02-10
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