JPH02150250A - 油滴分散型ドレッシングの製造法 - Google Patents

油滴分散型ドレッシングの製造法

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JPH02150250A
JPH02150250A JP63303899A JP30389988A JPH02150250A JP H02150250 A JPH02150250 A JP H02150250A JP 63303899 A JP63303899 A JP 63303899A JP 30389988 A JP30389988 A JP 30389988A JP H02150250 A JPH02150250 A JP H02150250A
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carrageenan
phase
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小野 文夫
Muneharu Suzuki
宗治 鈴木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、サラダ油が調味料水相中に分散した、油木相
の分離がない新規な油滴分散型ドレッシングの製造法に
係るものである。
〈従来の技術及び問題点〉 ドレッシングは分散相としての油相を水相中に乳化分散
させた乳化型と、乳化処理を施さないで水相部と油相部
とを共存させて、使用時に強く振盪して用いる分離型と
があり、前者はクリーミーな食感と風味が特徴であるの
に対し、後者はサラパリとした風味が賞月されている。
そして分離型ドレッシングにおいては、使用時の振盪に
よっである程度の分散安定性を保持すること、使用後の
静置によって再び油相と水相が分離し界面が清澄である
ことが要求されている。この2つの要求は互いに相反す
るものであり、この要求に応えるべく種々の改善方法が
提案されている。
例えばドレッシングの水相にカラギーナンを添加し、水
相の粘度を4〜15センチポイズとする方法(特公昭5
5−26821号)、水相中に肉エキス、油相中にレシ
チンを添加する方法(特開昭58−175474号)等
々である。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、従来提案されている方法によっても分散
安定性と清澄な分離という分離型ドレッシングの要求す
る相反する要求を完全tこ満たすことは困難である。ま
た分離型ドレ・yシンクは使用のたびに振盪するという
手間がかかり、またややもすると油相と水相を均一に振
りかけることが出来ない場合も生じるという欠点がある
本発明者等は、分眉型ドレノ/ングの長所と乳化型ドレ
ッシングの長所を併せ持つ如きものが得られれば、分離
型ドレッシングの上記した様な欠点も解消出来るという
ことに思い至り、鋭意研究の結果、食塩濃度2〜10%
のドレッシングの水相中にカラギーナンを添加含有せし
めてゲルを形成させたのち解膠し、これに液状油な加え
て均質1ヒすることにより目的とする油滴分散型ドレッ
シングが得られるという知見を得て本発明を完成させた
〈問題点を解決するための手段〉 以下、本発明を具体的に説明する 本発明におけるドレッシングの水相部は食酢、醤油、醤
油もろみ、みりん、ワイン、果汁、野菜汁等から適宜選
択され、これらに食塩、糖類、酸類、調味料あるいは各
種香辛料が添加混合されて調整される。
そしてこれらの水相は食塩濃度2〜IO%であることが
必要で、食塩濃度があまり低すぎると本発明を達成する
ためのゲル形成が不十分であり、また高すぎるとゲル形
成が過度となり分散安定性を阻害する。また、食味食感
的にも不満足なものとなる。
これらの水相にカラギーナンを0.25〜1.0%、好
ましくは0.5〜0.75%添加含有させる。この際カ
ラギーナンを直接食塩を含有する水相に添加するのでは
なく、予め水または食塩を含まない水相で十分に溶解し
、これを食塩含有水相と混合する。
またカラギーナン溶液の調製は、予めカラギーナ/をア
ルコールに分散させ、これを40〜5゜°Cの温水また
は食塩を含まない水相に添加、撹拌して溶解してもよい
またカラギーナンと共にキサンタンガム等、他の増粘剤
を併用することも可能である。
カラギーナン溶液部とその他の食塩含有水相とを合わし
て混合すると水相全体がゲルを形成するので、これをホ
モジナイザー等により解膠し、均質化する。カラギーナ
ン添加、均質化後の水相のt/i Ifは50〜300
センチボイズが好マシく、コれ以北でも以下でも目的と
するタイプのドレッシングとならない。
本発明における大きな特徴はカラギーナン添加によって
形成された比較的軽度のゲルを解膠、均質化するところ
にあり、このゲルは水相の食塩濃度2〜10%の条件の
もとではじめて形成され、また、カラギーナン以外の増
粘剤、例えばキサンタンガムやグアーガム等ではゲルは
形成されず、またカラギーナンを食塩を含む水相に直接
添加溶解しても本発明の目的は達成できない。
こうして得られた水相部にサラダ油、ゴマ油等の液状油
を添加し、均質化する。水相部と油相部の割合は適宜選
択できるが6〜8: 4〜2が適当である。
水相と油相の均質化は一般の液体撹拌機またはホモジナ
イザー等を用いて油相を油滴化して水相中に分散させる
方法によって達せられる。
本発明によるドレッシングは油滴が10〜200ミクロ
ン程度の比較的大きい状態で水相中に分散しているため
、風味は分離型ドレッシングの如くさっばりしたもので
あり、また油木相の分離がないため、使用の度に振盪す
る手間が省けるものである。
〈発明の効果〉 以下に実験例を示して、本発明の詳細な説明する。
実験例1 各種ガム(安定剤)を予め水40 Ntに溶解してガム
水溶液を調整し、これを各種水相60 mlに撹拌しな
がら加え、ゲル形成の有無を確認した。
次いで、これを均質化したのちサラダ油40 rsrl
を加え、ホモジナイザーで油滴を分散させたのちシリン
ダーにとり室温下に1ケ月静置して分散安定性を比較し
た。
結果を第1表に示す。
分散安定性(1ヶ月静置後の状態) 油木相が完全に分離したもの 十    油木相が殆ど分離したもの +    かなり分散しているが明らかに分離のあるも
の +十   液面に僅かな油相分離のあるもの++十  
 均質状態で分離を認めないもの第1表の結果にみられ
るように、カラギーナン水溶液を食塩存在の水相と合わ
せるとき、調味液水相部の食塩濃度が2%以上の条件に
おいてゲル形成が認められ、その条件の水相な解膠し、
これにサラダ油と合わせて均質化したとき、サラダ油の
分散の大幅な安定化が認められた。なお、水相のpHは
3〜5においてより好ましい分散状態となるほか、ドレ
ッシングとしての好マシい香味を呈する。
実験例2 実験例1と同様にして、醤油ドレッシングの調製におけ
るカラギーナン濃度と分散安定性の関係を調べた結果を
第2表に示す。
なお、カラギーナン濃度はドレッシング水相(pH3,
7、食塩濃度が5%)に対する濃度でホした。
第   2   表 カラギーナン濃度と分散安定性の関係 分散安定性は第1表の場合と同様にして、静置lケガ後
の分散状態で示した。
カラギーナンの水相あたりの濃度0.25%以上でゲル
化する性質を示し、分散油滴の懸垂による安定化が顕著
である。しかし1.0%の高濃度側でゲルの破断物が食
感を損ない、静置により下層に分離層を作る。最適添加
量は水相あたり0.50〜0.75%であった。
上記実験結果からも明らかな様に、本発明によるドレッ
シングは油滴分散型ドレッシングであり油分が分離する
ことがない。そして分離型ドレッシング特有のサラパリ
した風味を有しているにもかかわらず、従来の分離型ド
レッシングの様に使用のたびに振盪することは不要であ
り、非常に使い勝手の良いものであり、従来のドレッシ
ングには見られない新しいタイプのドレッシングという
ことができる。
〈実施例〉 以下に実施例を示す。
実施例1 食酢1007!、醤油150 #、白ワイン14011
香辛料として粉末オニオン、粉末ガーリツり、粉末ベア
パーを少量混合、溶解し、溶解液4001を得た。これ
の粘度は3センチポイズ・pti  は3.7、食塩6
.3%であ−)だ。
一方、カラギーナン3.5&gを3001の水に溶解し
、先の水相に撹拌下に添加しゲルを形成させ、これを均
質機(バイオトロン)で処理してゲルヲ解膠した。水液
の粘度は230センチボイズであ−)た〇 水液700rxl、ザラダ油300肩tを均質機tこよ
り1分処理して均質分散液とした。均質化後の粘度は6
50センチボイズであ一ンた。本トルノ/ングは300
屑tガラスビ/中で室温下、静置1ケ月保存後において
分離することなく安定であ−)だ。また、分離型ドレツ
/ングとしてのサソパリシタ風味特徴を示した。
実施例2 食酢80e、醤油諸味150m白ワイン120e1みり
ん30e1香辛料としてオニオン、ガリノク、レモ/エ
ッセ/ス、ペッパーエキスヲ適宜混合、溶解し、溶解液
400 lな得た。これの粘度は5センチボイズ、pI
−(は3.8 、食塩濃度6.7%であった。
一方、カラギーナン 3.5&gとキサンタンガム0.
35に9を水3001に溶解し、先の水相に撹拌下に添
加しゲルを形成させ、以下、実施例1と同様の方法で解
膠した。水液の粘度は260センチボイズな示した。
水液700 mlに対してサラダ油280屑l及びゴマ
油20 dを添加、−旦撹拌したのちエバラマイルダ−
(荏原製作所製)で均質化して油滴分散型ドレツ//グ
を得た。
本ドレツソングは900センチポイズを示し、これをビ
ン詰し、室温下で1ケ月静置したところ、分離する口上
なく安定なものであった。また、従来の分離型ドレノン
ングと同様のサラパリした風味と食感の特徴を有した。
特許出願人  キノコ−マン株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 食塩濃度2〜10%のドレッシングの水相中にカラギー
    ナンを添加含有せしめてゲルを形成させたのち解膠し、
    これに液状油を加えて均質化することを特徴とする油滴
    分散型ドレッシングの製造法。
JP63303899A 1988-12-02 1988-12-02 油滴分散型ドレッシングの製造法 Expired - Lifetime JPH0657126B2 (ja)

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JP2009232794A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Kikkoman Corp 醤油もろみ含有液状調味料及びその製造法
JP2020048488A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 日清オイリオグループ株式会社 調味料の製造方法

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