JPH02149835A - カメラ及びカメラのデータ記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデータ記録カメラ、更に詳しくは日付等のデー
タをフィルムに写し込むことが可能なデータ記録カメラ
に関する。

〔従来の技術〕

従来、上述のようなデータ記録カメラにおいては、いず
れも記録されるデータは撮影者が確認できる数字や文字
の形態で撮影画面内のすみに写し込まれるように構成さ
れている。

〔発明が解決しようとしている課題〕

しかしながら、上記従来例においては前述のように記録
されるデータは、数字や文字のように目で確認できる形
態に限られるためフィルムの撮影画面内に記録すること
のできる量には限界があった。

ところで、近年カメラの撮影時に記録されるべきデータ
は、日付の他にもシャッタースピード。

絞り、プリントサイズ、プリント枚数、像の左右反転の
有無等増加する傾向にあり、従来の方法ではこれら複数
のデータを同時に記録することは不可能であった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記従来例の欠点を解消するもので、撮影フィ
ルムの各コマの近傍に必要に応じてコードを記録するこ
とのできる記録手段を有するデータ記録カメラにおいて
、複数の情報に対し選択される情報の種類の異なる複数
の情報記録様式を有し、情報の必要なコマに対しては該
情報記録様式からいずれか１つを選び出しコードを記録
するようにしたことを特徴とするものである。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。第１
図は、本発明の適用されるカメラの斜視図であり、同図
において、１はカメラボディ、２は撮影レンズ、３はレ
リーズボタン、４は情報設定ボタン、５は情報の設定を
取り消すためのキャンセルボタンであり、誤って押して
しまうことのないようにボタンを小さ（し例えば爪で押
すように構成されている。さらにＬＣＤは撮影に関する
各種の情報を表示する液晶表示装置であり、カメラボデ
ィｌの上面に配置されている。第２はカメラボディ１を
裏側からみた平面図で、説明が容易なように背蓋を取り
外した状態を示している。同図において、６はフィルム
パトローネを収納するパトローネ室、７はフィルムの光
軸方向の位置規制を行なう上下一対の内レール、８はフ
ィルムの上下方向の位置規制を行なう上下一対の外レー
ルである。９はスプール室、ＩＯはフィルムを巻き取る
スプールである。１１はファインダ、１２は不図示の背
蓋が嵌合する背蓋溝である。１３はアパーチャ、１４は
該アパーチャ１３の近傍に設けられた複数の（本実施例
では２個）の発光部材で、該発光部材１４は複数の情報
をコードとしてフィルムに写し込むためのものである。

該発光部１４としては例えば発光ダイオードが用いられ
る。

次に本実施例のカメラの電気回路について、第３図のブ
ロック回路図を用いて説明する。同図において、１５は
情報の記録及び撮影シーケンスを制御するマイコン、１
６はカメラの露出、巻き上げ等の制御を行なう撮影制御
手段、１７はフィルム上に情報を写し込むための記録手
段である。さらに、１８はフィルム上に記録される複数
の情報の設定を行なうための入力手段、１９は記録され
る情報の種類を決定するための様式選択手段、２０は設
定された情報やフィルムのコマ数を表示するための表示
手段で第１図の液晶表示装ｆｉｆＬｃＤに相当する。

第４図は、第３図の回路図に基づく本実施例のフローチ
ャートを示している。すなわち、＃ｌで記録様式を設定
し７、＃２で各種撮影条件及び各種情報を設定し、これ
により＃３で記録様式と撮影条件及び情報を加算したコ
ード情報を作成する。さらに＃４で撮影によるフィルム
露光を、＃５で＃３で作成されたコードのフィルム面へ
の記録を行なう。

次に本発明により、フィルムにデータを記録する場合に
ついて具体的に説明する。第１表はフィルムに記録され
る情報の一例を示していて、第５図はコードにて情報の
記録されたフィルムの一例を示す平面図である。

第１表 上記第１表において、■、■の年月日２時分秒は撮影を
行なった日付及び時間を示し、■、■、■のシャッター
スピード、絞り、露出補正は文字通りカメラの諸条件を
示している。■のワイドプリントは、焼き付は時にシネ
スコープ風に横長にプリントすることを指示するもので
あり、■のプリントサイズとは、焼き付は時のプリント
の大きさを指定するものである。■の多重とは、撮影済
みフィルムの複数のコマを１枚の印画紙上に焼き付ける
ことによりカメラで多重撮影を行なったのと同様の効果
を得るものである。■の電子トリミングとは、擬似望遠
とも呼ばれているもので焼き付は時にトリミングを行な
って拡大プリントを得ることにより、撮影レンズを変倍
させることな（望遠効果を得ようというものであり、そ
の拡大倍率を指示するようになっている。［相］の左右
反転とは、例えばカメラのコンパクト化を図るために撮
影レンズ光軸に対し、フィルム面が平行になるように構
成し、光路変換のためにミラーを用いると像の左右が反
転してしまう。従って、露光されたフィルムに通常と同
様の焼き付けを行なうといわゆる裏焼きの写真ができて
しまう。こうした左右反転のコマに対しては、プリント
の際にフィルムの裏側から露光するように指示し、正規
のプリントを得るものである。■の簡易文字とは、フィ
ルムにデータを記録する際は単に記号（コード）のみを
入力しておいて、焼き付は時にこのコードに対応する文
字を指定して、該文字の写し込まれたプリントを得るも
のである。これは、カメラに配設された前記入力手段１
８により、フィルムに写し込む文字を選択するようにす
ると、複雑なキーボードが必要であり、さらに操作がわ
ずられしく実用的でない。そこで、地名、クリスマス、
誕生日等の行事であれば複数のコマに同じ文字を写し込
む場合が多いと考えられるので、前述のように記号のみ
を入力するようにすれば操作は簡単である。■の輝度と
は、不図示の測光手段により測光された被写体の明るさ
を示している。０の光源種類とは、撮影時の条件が太陽
光の下であるか、あるいは白熱灯、蛍光灯等の色の着い
た照明下であるか等の色温度情報をフィルムに記録し、
後の焼き付は処理の際に忠実な色再現のプリントを得る
ようにしたものである。■のフラッシュとは、撮影時に
フラッシュを発光させたか否かをフィルムに記録し、後
の焼き付は処理時に輝度差を考慮することによりプリン
トの質を向上させるようにしたものである。

前記第１表において、Ａ、　Ｂ、　Ｃ，Ｄは情報記録様
式の一例を示していて、それぞれが有する情報が○印で
示されている。ここで様式Ａの場合は、前述の■〜■の
全ての情報が含まれている。次に、様式Ｂの場合は、情
報■、■〜■及び［相］の６個が含まれていて、情報量
としては前記様式Ａの半分以下である。さらに、様式Ｃ
の場合は、■の電子トリミング情報のみを含んでいる。

また、様式りの場合は、情報■〜■、■、■及び■の６
個が含まれていて、前述の様式Ｂと同程度の情報量であ
る。

次に第５図により、前記各情報をフィルムに記録する場
合について説明する。同図において、２１はフィルム、
２２は該フィルム２１の幅方向両端部に同一ピッチで複
数個穿設された公知のパーフォレーションであり、この
フィルム２１はカメラボディｌの前面から見た状態を示
している。さらに、Ｆ、〜Ｆ３は撮影済の各コマ、０１
〜Ｃ３は各々該コマＦ、−Ｆ３に対応するコードである
。本実施例では、コードＣ３〜Ｃ３は上下２列でそれぞ
れフィルム２１の長手方向に複数個並ぶように構成され
ているが、これらは前述のような上下２個の発光部材１
４により、フィルム２１の巻き上げ等の走行中に写し込
まれるようになっている。ここで、コードＣＩは前記様
式Ａに対応していて、前述のように■〜０の全ての情報
が含まれている。さらにコードＣ２は前記様式Ｂに対応
していて、前述のように６個の情報が含まれているので
、コードの数はコードＣ１の約半数に減っている。また
、コードＣ３は前記様式Ｃに対応していて、前記第１表
の■に示すように電子トリミング情報のみなのでコード
の数は極めて少なくなっている。なお、前記様式りに対
応するコードは図示を省略しているが、情報量からして
前記コードＣ２と同じ位の写し込み数となりている。

また、フィルムに記録される情報は、前記実施例に限定
されるものではなく、もっと多数の情報を写し込むよう
にしてもかまわない。さらに、前記実施例では本発明を
銀塩フィルムを用いるカメラについて説明し、フィルム
に記録されたデータを写真の焼き付は時に使用するよう
にしたが、これに限定することな（、ビデオカメラ等に
も広く応用可能である、例えば、ビデオカメラにおいて
データをフィルム面に記録し、後にブレビ画面で再生す
る際にこのデータを用いるようにすれば編集作業等が自
動化でき高い効果を発揮することができる。

さらに、前記実施例においてはフィルム面に直接データ
を記録するように構成したが、これに限定することなく
フィルムを収納するためのフィルムカートリッジ（代表
的なものとしてフィルムパトローネ）の適所、例えは外
周部分にデータを記録するようにしてもかまわない。又
、ＰＲＯＭ。

ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ等の不揮発メモリから成る記
憶部を有するメモリカート等の記録手段に、データを記
録するようにしてもかまわない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明のデータ記録カメラによれ
ば、複数の情報に対し選択される情報の種類の異なる複
数の情報記録様式を有し、情報の必要なフィルムのコマ
に対しては該情報記録様式からいずれか１つを選び出し
コードを記録するようにしたので、複数のデータを同時
に記録することのできる効果がある。

さらに、用途に応じて記録される情報量を自由に変更で
きるので、情報量を最適化することができ極めて実用性
の高いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のカメラの斜視図、第２図は同カメラを
背蓋を取り外した状態で裏側から見た平面図、第３図は
本発明のカメラのブロック回路図、第４図は本発明のフ
ローチャート、第５図は撮影フィルムの平面図である。 １・・・カメラボディ １４・・・発光部材 １９・・・様式選択手段 ２１・・・フィルム ０１〜Ｃ３・・・コード Ｆ１〜Ｆ３・・・コマ 第２７

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 撮影フィルムのフィルム面あるいは該撮影フィルムを収
   納するためのフィルムカートリッジの適所あるいはその
   他の記録手段に、必要に応じてコードを記録することの
   できる記録手段を有するデータ記録カメラにおいて、複
   数の情報に対し選択される情報の種類の異なる複数の情
   報記録様式を有し、情報の必要なコマに対しては該情報
   記録様式からいずれか１つを選び出しコードを記録する
   ようにしたことを特徴とするデータ記録カメラ。