JPH02149610A - 溶融鉄処理炉のスロッピング検出方法 - Google Patents

溶融鉄処理炉のスロッピング検出方法

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JPH02149610A
JPH02149610A JP30501188A JP30501188A JPH02149610A JP H02149610 A JPH02149610 A JP H02149610A JP 30501188 A JP30501188 A JP 30501188A JP 30501188 A JP30501188 A JP 30501188A JP H02149610 A JPH02149610 A JP H02149610A
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JP
Japan
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slopping
load
lance
measured value
Prior art date
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Application number
JP30501188A
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English (en)
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Matsuhide Aoki
青木 松秀
Kiminori Hajika
公則 羽鹿
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は溶融鉄炉の吹錬におけるスラグの流出現象(以
下スロッピングという)を上吹きランスの変位によって
検出する方法に関し、詳細には上記ランスの変位計測値
を適確に処理することによってスロッピングの発生を正
確に検出することのできるスロッピング検出方法に関す
るものであ[従来の技術] 第3図(a) 、 (b)は転炉操業におけるスラグ層
の状況を示す断面説明図であり、転炉1内には酸素ガス
(以下車に0.ガスという)噴出用の上吹きランス3が
設けられる。鋼浴層2上に形成されるスラグ層5の状態
は、上記上吹きランス3の02ガス噴出条件や精練反応
の進行状況等により変化゛する。−数的に吹錬条件がハ
ードフローのときには、第3図(b)の様にスラグ層5
の厚さは薄くなる傾向にあり、ハードに過ぎるとスピッ
ティングを起こし易くなる。一方ソフトブローのときに
は第3図(a)の様にスラグ層5は厚くなり、ソフトに
過ぎるとスロッピングを起こし易くなる。
そのため上記スロッピングの発生を予め検知する目的で
第4図[第3図(a)のmV−IV線断面説明図]に示
す様な測定手段が用いられている。即ち上吹きランス3
の芯出しクランプ4に夫々′荷重測定用のロードセル6
8〜6cを配設し、後記手法に従ってランス3の振動か
らスロッピングの発生を検知するのである0例えば第3
図(a) 、 (b)においてランス3の振動状況を観
察比較した場合、第3図(a)に示される様にランス3
がスラグ層5中に浸漬された状態になると、該スラグ層
5中のスラグ撹拌流の衝突による負荷が大きく作用して
ランス3の振動は大きくなり、上記ロードセル68〜6
cの測定値は大きな変動を示すことになる。
そこでこの振動を測定・判断することによってスロッピ
ングの発生を検出する。
第5図は1個のロードセル6aに注目して荷重測定値F
aが0.1秒毎にどの様に変化するかを示したグラフで
ある。この例においてはスロッピングの発生を検知する
ための判定値を導出する目的で基準値Ba及びこれと荷
重測定値Faの偏差Fan−Fa4 (図中の矢印で示
す)を定めている。即ちある測定時刻における荷重測定
値Faと基準値Baにおける偏差の絶対値Fanを算出
し、そしてロードセル6a、8b、6cの全てにおける
上記絶対値を平均して判定値Fとする。この判定値Fを
数式で表わすと以下の通りとなる。
尚Fa、Fb、Fcはロードセル6a、6b。
6cのある時刻の荷重測定値であり、Fan。
Fbn、Fcnは各偏差の絶対値であり、Ba。
Bb、Beは各ロードセルの基準値である。
F=−(Fa 1+F b n+F c n)Fan=
l(今回の測定値Fal−(基準値Ba)Fbn=l(
今回の測定値Fb)−(基準値Bb)Fcn=l(今回
の測定値Fc)−(基準値Be)尚各ロードセル6a〜
6Cにおける基準値Ba〜Bcは、該ロードセル6a〜
6Cが芯出しクランプ4内に埋設固定されているので配
設条件によって夫々異なる値を示し、基準値BaxBc
としては吹錬開始から数十秒間の荷重測定平均値が利用
されるのが一般的である。
[発明が解決しようとする課題] 第6,7図は荷重測定値Fa(実線)、基準値Ba(−
点鎖線)及び平均荷重レベルA(破線)の関係を示すグ
ラフである。第6図に示す例は送酸流量やランス高さ等
の送酸条件が一定の場合であって、基準値Baを一定に
設定しておいても上記の数式に従って正確な判定値Fを
算出することができる。ところが第7図に示す様に、例
えば送酸流量がX、、X、の区間で変更される場合は、
定の基準値Baのままでは送酸条件の変化に伴なう変動
と荷重測定値Faの変化を判別することはできず、上述
の数式によって正確な判定値Fを導き出すことができな
い、特に送酸流量を23,00ONm3/hrより10
,00ON+*’/hrへ大幅に変更するといった場合
には、荷重測定値Faの平均値もこれに合わせて大きく
変動するので、一定の基準値を基にして算出される判定
値Fは不正確なものとならざるをえない、尚この様な送
酸条件の変化に合わせて基準値を変えることも考えられ
るが、送酸流量の変更等は瞬時に行なえるものではなく
、条件変更に伴なう平均荷重レベルの漸増又は漸減に合
わせて基準値を変えることは実操業上不可能であり、ス
ロッピングの発生を検出するための判定値Fは正確さの
面で大きな問題となっている。そのためスロッピングを
抑制するのための処理が適確に行なえないことが多くス
ロッピングの過剰検出、過剰抑制操作によりスラグ未滓
化による脱P反応等の必要冶金反応不良の問題を生じ、
また逆にスロッピング発生の場合には処理炉4口からス
ラグの溢れ出しを生じて■鉄歩留まりの低下、■排ガス
回収量の低下及び■炉口への地金の付着の問題等の発生
による操業への支障をしばしば引き起こしていた。
そこで本発明者らは送酸条件に変更があるときであって
も、上吹きランスの振動に基く正確な判定値を導き出す
ことができ、それに基いてスロッピングの発生を正確に
検出できる方法を開発する目的で研究を重ね本発明を完
成した。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成し得た本発明は、前回測定値又はその補
正値と今回測定値又はその補正値の変化量を算出し、該
変化量に基づいてスロッピングの発生を検出することを
要旨とする。
[作用及び実施例] 第1図はロードセル6aにおける荷重測定値を基にして
判定値を算出する本発明の実施例を示すグラフであり、
第1図に基づいて本発明の実施手順を例示説明する。一
定時間毎に計測されるロードセル6aの荷重測定値にお
いて、前回の荷重測定値F a (t−1) と今回の
荷重測定値Fa (t)の差を算出してその絶対値Ga
をとる。そして3個のロードセル68〜6Cの荷重測定
値Fa。
Fb、Fcから判定値Fを算出するに当たっては次の数
式を利用する。
尚Ga、Gb、Gcは各ロードセル6a〜6Cの変化量
の絶対値を示す。
F= −(Ga+Gb+Gc) Ga−J[前回の測定値F a (t−1)] −[今
回の測定値Fa(t)] Gb=l[前回の測定値F b (t−1]−[今回の
測定値Fb(t)] Gc=l[前回の測定値Fc(t−1)]−[今回の測
定値Fc(t)] 上記式によって求められる判定値Fは、第7図に示され
た様に送酸条件が変更される場合であっても、一定時間
毎の荷重測定変化として正確に得られ、判定値Fの精度
は高いものとすることができる。
実験例 100トン転炉中に溶銑95トン(溶銑St濃度0.2
6〜0.30%)とスクラップ5トンを装入し、以下の
吹錬条件で従来方法及び本発明方法によりスロッピング
発生の検知を行なう実験を各々100チヤージずつ行な
った。各方法において、スロッピング発生を検出判定し
たチャージ数(以下ch数ともいう)と目視観察による
実際のスロッピング発生Ch数とを調査し、その対応関
係よりスロッピング発生検出成功率比較した。
吹錬条件: 装入Ca O: 30kg/l、軽ドロ;10kg/を
吹止温度、1880℃、吹止C、0,35%送酸パター
ン;第2図の通り、 従来方法においては、0.1秒毎にロードセルの荷重測
定値Faの読み取りを行ない、吹錬開始から30秒後ま
での300回の読み取り平均値を基準値Baとした。そ
して30秒後より3秒間毎に判定値faを次の数式に基
づいて計測した。
ま ただしFatは0.1秒毎の荷重測定値である。そして
3つのロードセル68〜6Cについてfa〜fcを求め
、判定値fとしてH(fa+fb+fc)を算出した。
そして3秒毎に算出される判定値fの過去15秒間の平
均値が60kg以上になったとき、スロッピングの発生
と判断した。
−力木発明方法においては、0.1秒毎にロードセルの
荷重測定値Faを計測し、3秒毎に次の数式によって判
定値Gaを算出した。
定値についても同様に行ない、3秒毎に判定値GをG=
l (Ga+Gb+GC)により求めた。
そしてスロッピングの判定については前記の従来方法と
同様、3秒毎に算出される判定値fの過去15秒間の平
均値が60kg以上となったときに、スロッピングの発
生と判断した。
第1表は上記実験の結果を示す。
ただしF a (t)は今回の荷重測定値を示しF a
 (t−0,1)は0.1秒前の前回の荷重測定値を示
す。
上記の処理を3つのロードセル68〜6Cの測第1表か
ら明らかな様に送酸条件の変更がある場合、従来方法に
おいては実際にスロッピングが発生していないにもかか
わらず、信号レベルが上昇するためにスロッピングを過
検出する場合があり、その結果判定値の精度が低下し、
適確なスラグコントロールが困難となっている。
これに対し本発明方法においては、送酸条件の変化があ
っても、ランスの撮動を基にして正確な判定値を算出で
き、その結果判定値の精度が向上し、適確なスラグコン
トロールが可能となっている。
上吹きランス3の振動を検知するためのセンサは上記の
ロードセルに限定されず、その他磁わい式カセンサや圧
電式力センサ等を用いても良い。
また本発明における前回測定値と今回測定値の変化量計
算においては、上記実施例の様に2つの測定値の差の絶
対値を導き出す手法だけでなく、[F a (t−1)
−F a (t)]”や[F a (t−1)−F a
 (t)]’で示す計算式を使って該変化量を導き出す
方法であっても良い。
[発明の効果] 本発明により、上吹ぎランスの吹錬条件が操業中に変更
される場合であっても、スロッピングの発生を正確に検
知できる様になった。そのためスラグの性状の制御操作
を適確に速やかに行なえる様になり、スラグ未滓化によ
る脱P不良、スロッピング発生による鉄歩留りの低下や
転炉ガス回収量の低下及び炉口地金除去作業の増加とい
った不都合を解消できる様になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法における判定値の算出例を示すグラ
フ、第2図は実験例における吹錬条件の変更を示すグラ
フ、第3図(a) 、 (b)は転炉におけるスラグ層
の状況を示す断面説明図、第4図はロードセル配設例を
示す断面説明図、第5図は従来方法による判定値の算出
例を示すグラフ、第6.7図は荷重測定値、基準値及び
平均荷重レベルの関係を示すグラフである。 1・・・転炉      2・・・鋼浴層3・・・上吹
きランス 4・・・芯出しクランプ 5・・・スラグ層 6a〜6c・・・ロードセル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 上吹きランスの頂部外周縁に、該上吹きランスの変位測
    定用センサを設け、該測定用センサの測定値により溶融
    鉄処理炉におけるスロッピングの発生を検出する方法に
    おいて、前回測定値又はその補正値と今回測定値又はそ
    の補正値の変化量を算出し、該変化量に基づいてスロッ
    ピングの発生を検出することを特徴とする溶融鉄処理炉
    のスロッピング検出方法。
JP30501188A 1988-11-30 1988-11-30 溶融鉄処理炉のスロッピング検出方法 Pending JPH02149610A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5576007A (en) * 1978-12-05 1980-06-07 Kawasaki Steel Corp Blowing control method of pure oxygen top blown converter
JPS5591917A (en) * 1978-12-29 1980-07-11 Kawasaki Steel Corp Forecasting method for converter slopping
JPS5743918A (en) * 1980-08-30 1982-03-12 Kawasaki Steel Corp Method for preventing spouting in bottom-blown converter jointly using top blow
JPS6346455B2 (ja) * 1983-09-13 1988-09-14 Nippon Electric Co

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