JPH021489A - 結晶性β―ラクタム溶媒和物 - Google Patents

結晶性β―ラクタム溶媒和物

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JPH021489A
JPH021489A JP1026523A JP2652389A JPH021489A JP H021489 A JPH021489 A JP H021489A JP 1026523 A JP1026523 A JP 1026523A JP 2652389 A JP2652389 A JP 2652389A JP H021489 A JPH021489 A JP H021489A
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formula
compound
acid
chloro
amino
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JP1026523A
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Byron Wade Daugherty
バイロン・ウェイド・ダウァーテイ
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Eli Lilly and Co
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Eli Lilly and Co
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Publication date
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07D205/00Heterocyclic compounds containing four-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D205/02Heterocyclic compounds containing four-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
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    • C07D205/08Heterocyclic compounds containing four-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with one oxygen atom directly attached in position 2, e.g. beta-lactams
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D463/00Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbacephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
    • C07D463/10Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbacephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring with a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. an ester or nitrile radical, directly attached in position 2
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    • C07D463/20Nitrogen atoms further acylated by radicals derived from carboxylic acids or by nitrogen or sulfur analogues thereof with the acylating radicals further substituted by hetero atoms or by carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen
    • C07D463/22Nitrogen atoms further acylated by radicals derived from carboxylic acids or by nitrogen or sulfur analogues thereof with the acylating radicals further substituted by hetero atoms or by carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen further substituted by nitrogen atoms
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [式中、星印はR−絶対立体配置を示す]で示されるβ
−ラクタム抗生物質は、有用かつ新規な、経口で活性な
抗生物質である。この抗生物質は、米国特許第4,33
5..211号およびヨーロッパ特許第14,476号
に一般式で記載されている。またこの化合物は、ヨーロ
ッパ特許出願第266896号に具体的に記載されてい
る。便宜上、上の式で示される化合物の無水形を“LY
228238”と呼ぶ。
本発明は、LY228238 1モル当たり2゜5モル
の水を有するLY228238の溶媒和物に関するもの
である。便宜上、この高水和物をLY228238 2
.5水和物(“2.5水和物パ)と呼ぶ。この化合物は
、親化合物の薬学的に優れた2、5水和物である。この
結晶性2.5水和物ハ、広範な相対湿度範囲(即ち、約
30%〜約100%)、とりわけこの化合物を含有する
完成品(市販品として)の製造およびその後の貯蔵(約
30%)においておこり得る湿度範囲で安定である。更
に、この結晶性2.5水和物は、親化合物の無定形形j
73より優れたバルク密度を有しており、カプセルに充
填するための優れた形態である。
LY228238結晶性2.5水和物は、以下のX線粉
末回折パターンを有している:表 d         I/I。
23.86      .06 14.74      .12 10.23      .07 9.46     1.00 6.89      .09 6.42      .15 6.30       、]、5 5.89      .21 5.22      .26 4.88      .05 4.61      .12 4.58      .16 4.40      .80 4.29      .84 4.09      .36 4.01      .42 3.12      .10 上のパターンは、ニッケルー濾過した波長λ−1540
56人の調成射線(Cu:Ni)で得た。格子面間隔を
“d”欄に、相対強度を“I/l、”欄に記載する。こ
の2.5水和物は白色微結晶性固形物である。
式(I)で示される化合物は両性イオンの形態をとり得
、この形態も本発明に包含される。便宜上、式([)で
示される化合物を“I−Y 228238 ”と呼び、
本発明の化合物を“LY228238 2゜5水和物パ
、゛結晶性2.5水和物°゛またはより簡潔に“2.5
水和物パと呼ぶ。
本発明の“2.5水和物”は事実上、LY228238
:水和の水のモル比が1ご2.5である化合物または複
合体であるらしい。この比は、通常起こり得る湿度範囲
で一定であるらしい。本発明開示目的のために、表のX
線粉末回折パターンで特徴づけられる化合物を単に2.
5水和物と呼ぶ。
25永和物は、親化合物の無水物または種々のアルコー
ルまたはその他の溶媒和物から製造することができる。
好ましい出発物質は、LY228238の無水物または
エタ/−ル溶媒和物である。
従って本発明は、式(I)で示される化合物を含有する
水性溶液を凍結乾燥し、得られた固形物を水から結晶化
させることからなる、式(I)で示される化合物の結晶
性25水和物の製造方法を提供するものである。
上の出発物質をまず、通常6N(またはより希薄な)塩
酸または好ましくは酢酸である酸を加えた最少量の水に
溶解する。本発明の2,5水和物の好ましい製造法は、
水中1%酢酸溶液を使用する。溶液を調製した後、この
溶液を11!!過し、凍結乾燥する。次いで、得られた
粉末を水から結晶化させる。固形物1グラム当たり、本
釣5−20グラム、好ましくは約10グラムを使用する
。3050°Cで溶液を調製し、次いて結晶の生成が終
了するまで室温(20−30’C)で溶液を放置すると
最も好都合に結晶化が行われる。次ぎに、得られた生成
物を、減圧濾過または遠心の様な常法により回収するこ
とができる。所望により、結晶を少爪の水で洗浄し、例
えば清浄な空気浴中で乾燥させることができる。
前記の如く、本発明は更に、式(I)で示される化合物
の結晶性2.5水和物を活性成分とし、1またはそれ以
上の薬学的に許容し得る担体、賦形剤または補形薬を含
有してなる医薬製剤を提供するものである。これらの医
薬組成物は、温血動物のグラム陽性およびグラム陰性菌
感染症の制御に有用である。
経口投与用組成物(例えば錠剤およびカプセル剤)の場
合、“適当な担体、賦形剤または補形薬″なる語句は、
例えば70ツブ、アカシア、ゼラチン、ソルビトール、
トラガカント、ポリビニルピロリジン(ホビドン)、メ
チルセルロース、エチルセルロース、カルホキジメチル
セルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、シュクロースおよびデンプンの様な結合剤;例
えばトウモロコシデンプン、ゼラチン、ラクトース、シ
ュクロース、微結晶セルロース、カオリン、マンニトー
ル、リン酸二カルシウム、塩化すトリウムおよびアルギ
ン酸の様な充填剤および担体;クロスカルメロースナト
リウム、微結晶セルロース、トウモロコシデンプン、ナ
トリウムデンプングリコレート、アルギン酸の様な崩壊
剤およびラウリル硫酸ナトリウムの様な湿潤剤:および
ステアリン酸マグネシウムおよびその他の金属ステアリ
ン酸塩、ステアリン酸、シリコーン流動体、タルク、ロ
ウ、オイルおよびコロイド状シリカの様な潤滑剤の如き
通常の捕形薬を意味する。ペパーミント、ウィンターグ
リーンの浦、チェリー香料等の様な首香剤を使用しても
よい。剤形の外観をより美しくしたり製剤の識別を助け
るために、着色剤を加えるのが望ましいことがある。当
業者既知の方法によって錠剤をコーティングすることも
できる。
本発明の医薬組成物は、a)水性または油性懸濁液、溶
液、乳濁液またはシロップ;またはb)使用前に水また
はその他の適当な賦形剤で調製される乾燥粉末のいずれ
かであってよい経口用液体製剤の形態とすることもでき
る。この(羨な経口用液体製剤について使用する場合、
“適当な担体、賦形剤または補形薬゛なる語句は、アカ
シア、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロースを加えたセルロース(A vicelR)、キサ
ンタンガムまたはデンプンの様な悲濁化剤;シュクロー
ス、シロップ、グルコース、サッカリン、ソルビトール
またはアスパルテームの様な香味剤ラウリル硫酸ナトリ
ウム、シリコーンオイル、種々のプルロミックス(Pl
uromics)″界面活性剤、またはグリセリンの様
な湿潤剤:メチル、プロピルまたはブチルp−ヒドロキ
シ安息香酸エステル、またはソルビン酸の様な保存剤;
着色剤、着香剤および塩化ナトリウムの様な塩、クエン
酸、ウィンターグリーンの油またはクエン酸ナトリウム
;およびアーモンド油、分留ココナツ油、水素添加カス
ター油、レシチン、ステアリン酸アルミニウム等の様な
、芳香水、油類およびエステル類の如き通常の添加剤を
意味する。
局所用組成物は、疎水性または親水性ベースの様な“適
当な担体、賦形剤または補形薬”を用いて製剤化するこ
とができる。この様なベースには、軟膏、クリームまた
はローシコンがある。
抗生物質化合物の獣医学的医薬組成物は、農場動物の飼
料または飲み水中に投与することができる。また、化合
物を、長期−または即時−放出性ベースの様な“適当な
担体、賦形剤または浦形薬゛′を用いて乳房的製剤とし
て製剤化することがてきLY228238の結晶性2.
5水和物はまた、滅菌バイアル、隔壁を備えた開口を有
する滅菌プラスチック袋または滅菌密封アンプルの単位
投与剤形に製剤化することができる。単位投与量当たり
の結晶性2.5水和物化合物の量は、約100ミリグラ
ム〜約lOダラムの範囲とすることができる。好ましい
量は、単位投与量当たり200〜500ミリグラムであ
る。
本発明の結晶性2.5水和物化合物の治療上有効量は、
約2.5+lIy〜約70m9化合物/に9体重/投与
である。この量は通常、ヒト成人1臼当たり計約200
u〜約7グラムとなる。
本発明の結晶性2,5水相物抗生物質で治療する間、こ
の抗生物質化合物を1日当たり1回または複数回投与す
ることができる。治療法により、例えば数日間、または
2〜3週間の如き長期間投与する必要があることがある
。1回の投与につき投与される量または投与される合計
量は、感染の性質および重篤度、患者の年令および全身
の健康状態、および式(+)で示される結晶性2.5水
和物抗生物質化合物に対する、感染に関連する患者およ
び微生物の両者または微生物の耐性に依存するであろう
式(I)で示される化合物のための出発物質’(LY2
28238)は、式(■): で示される7β−アミノ(“核パ)化合物をアシル化し
、次いで、上の式においてR1で示されるカルボキシ保
護基を除去することによって製造される。
式(I’l)のカルボキシ保護基R1は、通常のカルボ
キシ保護基であり、好ましくは立体的に妨害されない基
である。この様な基の例は、ベンジル、および4−メト
キシベンジル、4−ニトロベンジル、4−メチルベンジ
ル、3.5−ジメチルベンジルおよび4−クロロベンジ
ルの様な置換ベンジル基;トリアルキルシリル基(トリ
メチルシリル)の様なシリル基;および2,2.2−)
リクロロエチル、2,2.2−トリブロモエチルおよび
2−ヨードエチル基の様なハロー置換アルキル基である
好ましいエステル基は、ベンジルまたは置換ベンジルエ
ステル基である。
式(I[)で示される7β−アミノ化合物をアシル側鎖
でアシル化するための方法は、6−アミツベニシラン酸
、7−アミツデスアセトキシセフアロスボラン酸および
7−アミノセファロスポラン酸のアシル化のための方法
と同様である。1つの方法は、7β−アミノ核と酸クロ
リドまたは酸プロミドを酸捕捉剤の存在下で合するだけ
でよい。酸クロリドまたは酸プロミドは、系中で製造す
ることができる。その他の方法は、7β−アミン核と、
側鎖を有する遊離カルボン酸形(またはその酸の塩)お
よび縮合剤を合することである。好適な縮合剤には、N
、N’−ジシクロへキシルカルボジイミド、N、N’−
ジエチルカルボジイミド、N、N’−ジ(n−プロピル
)カルボジイミド、N、N’−ジ(イソ−プロピル)カ
ルボジイミド、N、N’−ジアリルカルボジイミド、N
、N’−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)カルボジ
イミド、N−エチルN’−(4’−二チルモルホリニル
)カルボジイミド等の様なN、N’−ジ置換カルボジイ
ミドがある。その他の好適なカルボジイミド縮合剤は、
シーハン(S heehan)の米国特許第2,938
,892号およびホフマン等(Hofmann et 
al)の米国特許第3.065,224号に開示されて
いる。縮合剤として、N、 N’−カルボニルジイミダ
ゾールおよびN、 N’−チオニルジイミダゾールの様
なアゾリドを使用することもできる。遊離酸またはその
酸の塩と7β−アミ7核をカップリングさせるために、
オキシ塩化リン、アルコキシアセチレンおよび2−ハロ
ゲノピリジニウム塩(例えば2−クロロピリジニウムメ
チルヨーダイト、2−フルオロピリジニウムメチルヨー
ダイト等)の様な脱水剤を使用することができる。
その他のアシル化法は、まずアシル側鎖を有する遊離カ
ルボン酸形態(または対応する塩)を対応する活性エス
テル誘導体に変換し、次いでこれを、核をアシル化する
ために使用することを必要とする。活性エステル誘導体
は、遊離酸形態を、p−ニトロフェノール、2.4−ジ
ニトロフェノール、トリクロロフェノール、ペンタクロ
ロフェノール、2−クロロ−4,6−シメトキシトリア
ゼン、Nクロロスクシンイミド、N−クロロマレインイ
ミド、N−クロロフタルイミド、l−ヒドロキシIH−
ベンゾトリアゾールまたは1−ヒドロキシ−6−クロロ
−IH−ベンゾトリアゾールの様な基でエステル化する
ことによって製造される。
活性エステル誘導体は、メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、イソブトキシカルボニル、トリクロロメチ
ルカルボニルおよびイソ−ブタ−2イルカルボニルの様
な基およびアシル側鎖を有するカルボン酸で製造された
混合無水物であってもよい。混合無水物は、アシル側鎖
を有するカルボン酸をアシル化することによって製造さ
れる。
また、アシル側鎖を有するN−エトキシカルボニル−2
−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン(EEDQ)誘
導体で7β−アミノ核をアシル化することができる。通
常、アシル側鎖を有する遊離酸形態とEEDQを不活性
な極性有機溶媒(例えばテトラヒドロフラン、アセトニ
トリル等)中で反応させる。得られたEEDQ誘導体を
そのまま、7β−アミノ核をアシル化するために使用す
る。
7β−アミン化合物をアシル化する更に別の方法は、酵
素に補助される方法の使用を伴う。この様な方法は、1
982年6月15日発行のハシモト等(Hashimo
to et al)の米国特許筒4,335゜211号
に記載されている。
アシル化の好ましい方法は通常まず核を、例えば、DM
F中、N、N’−ビス(トリメチルシリル)尿素(BS
U)でシリル化することである。DMF溶液を低温(−
45°C〜−50°C)に冷却し、次いでピリジンおよ
びアミノ保護m−メチルスルホンアミドフェニルグリシ
ンの酸クロリド誘導体の塩酸塩を加える。強(5または
6N)塩酸の添加によってアシル化を抑え、濾過する。
次いで、トリエチルアミンの様な塩基を添加して反応溶
液のpHを約6(より好ましくは6.1)に調節するこ
とによって、アシル化生成物を回収する。生成した結晶
を濾取する。
当業者既知の方法によって、アミノ−およびカルボキシ
−保護基を除去する。これらの2タイプの保護基の除去
のための条件の例はそれぞれ、ハスラムの「有機化学に
おける保護基j(E、 llaslam。
”Protective Groups in Org
anic Chemistry 、 J。
G、W、McOmie、 Ed、、 Plenum P
ress、 New York、 NY、、 1973
.Chapters 2 and 5)およびグリーン
の[有機合成における保護基J (T、 L Gree
ne、 “Protective Groups in
 Organic 5ynthesis″、 John
 Wiley and 5ons、 New York
、 N、Y、、  1981. Chapters5 
and 7)の様な主題における卓越した研究に見いだ
すことができる。
アミノ−およびカルボキシ−保護基の除去法の例は、実
験セク/:Iンに見いだすこともできる。
例えば、好ましいt−ブトキシカルボニルアミ7−保護
基はトリフルオロ酢酸で除去され、pニトロベンジルカ
ルボキシ保護基は水素添加分解によって除去された。
式(II)で示される7β−アミノ 3−クロロ 1カ
ルパー1−デチアセフェム化合物は、以下の反応式1に
記載の方法に従い、対応する3−ヒドロキシ化合物から
製造される: 反応式l   II ↓ It  l( じU(JR’ 上の反応式lにおいて、R1はカルボキシ保護基(式(
IT)についての上の記載と同様)であり、Aはアミノ
保護基または式: [式中、Rは水素、C1〜C6アルキル、シアノ、カル
ボキシ、ハロゲン、アミノで置換されているC7〜Co
アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキル
チオまたはトリフルオロメチルチオ;フェニル、式: (式中、aおよびaoは独立して水素、ハロゲン、保護
ヒドロキン、C1〜C4アルコキン、C4〜C4アルカ
ノイルオキシ、C1〜C4アルキル、C7〜C4アルキ
ルチオ、保護アミノ C、””” C4アルカノイルア
ミノ、CI〜C4アルキルスルホニルアミノ、保護カル
ボキシ、カルバモイル、保護ヒドロキシメチル、保護ア
ミノメチルまたは保護カルボキシメチルである) で示される置換フェニル基;式: (式中、aおよびaoは上記と同意義を有し、ZはOま
たはSであり、mはOまたはlである)で示される基:
式: %式% (式中、R3はチエニル、フリル、ベンゾチエニル、ベ
ンゾフリル、インドリル、トリアゾリル、テトラゾリル
、オキサシリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、チア
ジアゾリル、および保護アミノ、保護ヒドロキシ、ハロ
ゲン、C,C,アルキル、C1〜C4アルコキシまたは
C5〜C4アルキルスルホニルアミノ基で置換されてい
るヘテロアリール基である) で示されるヘテロアリールメチル基;式:%式% (式中、R4はシクロヘキサ−1,4−ジェニル、フェ
ニル基または式: (ここに、aおよびaoは上記と同意義を有する)で示
される置換フェニル基であるか、またはR4は上の定義
のR3であり、Qは保護ヒドロキシ、C1〜C4アルi
)ノイルオキシ、保護カルボキシ、スルホまたは保護ア
ミンである) で示される置換メチル基である] で示されるアシル基である。
上の反応式lにおける最初の反応によって表わされる3
−ヒドロキシ基のスルホニル化(式(■)9式(II[
a))は、不活性溶媒中、約0°C〜約35°Cの温度
にて、3吸アミンの存在下で行われる。好適なアミンに
は、トリエチルアミン、トリー(n−ブチル)アミン、
ピリジン、t−ブチルジエチルアミン、シ(イソプロピ
ル)エチルアミン等がある。ヒンダードなトリアルキル
アミンが好ましい。
アシル化試薬は、トリフルオロメタンスルホン酸無水物
(トリフリック無水物)、トリフルオロメタンスルホニ
ルクロリド(トリフリッククロリド)またはトリフルオ
ロメタンスルホン酸のその他の好適な酸誘導体とするこ
とができる。この工程で有用な不活性溶媒は、クロロホ
ルム、塩化メチレン、トリクロロエタン等の様なハロゲ
ン化炭化水素;テトラヒドロフランの様なエーテル溶媒
;酢酸エチルの様なエステル類;またはアセトニトリル
の様なその他の不活性溶媒である。
トリフリックエステル(式(IITa))は、抽出の様
な通常の単離法によって反応混合物から回収される。
アシル化の間、アシル化し得る側鎖基Rにおける反応基
を保護するのが好ましい。例えば、所望のスルホニル化
の生成と競合するアミドの生成を防ぐために、アミン基
置換分を通常のアミノ保護基で保護する。
上の反応式1における第2の(クロル化)反応(式(I
I[a)9式(Ila戸は、塩化リチウムの存在下、中
性溶媒中、約60°C〜約95°Cの温度で進行する。
クロル化反応において使用し得る中性の極性溶媒は、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチ
ルピロリドン、アセトニトリル等の溶媒である。ジメチ
ルホルムアミドは好ましい溶媒である。
反応は、約75°C〜約85°Cの温度にて、理論量よ
り過剰mの塩化リチウム塩を用いて行われるのが好まし
い。
R1における好ましいカルボキシ保護基はベンジルまた
は置換ベンジル基である。
クロル化反応が終了した後、通常の単離法によって反応
混合物から3−クロロ−1−カルバ−3セフエムエステ
ルを回収し、クロマトグラフィーによって精製する。
反応式(I)における最初の反応と同様に、クロル化反
応の間、出発物質に存在するアミ7基を保護するのが望
ましい。反応の例では、ベンジル7β−フェノキシアセ
チルアミノ−3−トリフルオロメチルスルホニルオキシ
−1−カルバー1−デチアセフェムー4−カルボキシレ
ートをジメチルホルムアミドに溶解し、過剰量(例えば
3−4モル過剰量)の塩化リチウムを加える。溶液を撹
拌し、約80°Cの温度で約5−6時間加熱する。
反応混合物から定期的に取り出した少量を薄層クロマト
グラフィー(こか(する、二と(こよって、クロル化の
進行を追跡することができる。反応が終了したら、混合
物を水非混和性有機溶媒で希釈し、水洗し、乾燥し、蒸
発させる。得られた粗生成物(ベンジル7β−フェノキ
シアセチルアミノ−3−クロロ−1−カルバー1−ジチ
アセフェム−4カルボキシレート)をクロマトグラフィ
ー(例えばシリカゲルによって)で精製する。
アミン保護基の除去または部分描造式゛″A’NH゛て
示されるアミ7基の脱離のいずれかである、上の反応式
(I)における最後の反応(化合物(Ila)→化合物
(■))は、当業者に既知の反応である。
アミノ保護基の除去は、式(II)で示される化合物の
アシル化およびその後の脱保護について上で挙げた参考
例に教示されている。
上の反応式1に記載されている様な3−クロロ化合物(
式(IIA))への3−ヒドロキシ化合物(式(■))
の変換も、エバンス等(David A、  Evan
s etal、)の米国特許筒4,673,737号(
I987年6月16日発行)に記載されている。
7−(アミド)側鎖のアミド結合を切断するための方法
は、当業者に既知である。この様な方法の1つは、スタ
ンパ−等(M、S tamper et al)の米国
特許筒3,507,862号(I970年4月21日発
行)に示される如く、塩化ニトロシルを使用する。別の
方法は、(好ましくは窒素)塩基の存在下、五塩化リン
を使用する。後者の方法は、例えば、チョウベット(R
、Chauvette)の米国特許筒3,549,62
8号(I970年12月22日発行)、フエチティヒ等
(B、 F echtig et al)の米国特許筒
3,697,515号(I972年10月10日発行)
およびハトフィールド(L、 Hatfield)の米
国特許筒3.868.368号(I975年2月25日
発行)に記載されている。
上の五塩化リン法の改良変法は、ハトフィールド等(L
、Hatrield et al)の米国特許筒4,2
11.702号(I980年7月8日発行)の議論の如
<、トリフェニルホスファイト−塩素反応動力学的試薬
を使用する。この試薬の過剰ff1(2−3当量)を、
ハトフィールド等(L、 Hatrield et a
t)の米国特許筒4.226,986号(I980年I
O月7日発行)に記載されている条件と同様、3−エノ
ール l−カルバー1−デチアセフエム(例えば上の式
([)で示される化合物)の7−アミド基の切断および
3−ヒドロキシ基のクロル化の両者のために使用するこ
とができる。
式(n)で示される7−アミノ化合物の製造のための更
に別の方法は、ヒラタ等(T、 H1rata at 
al)の英国特許出願筒2,041,923Δ号および
その対応出願(例えばヨーロッパ特許筒14,475号
)に記載されている方法である。この方法は通常、7−
アジド3−ヒドロ−1−カルパー1=デチアー4−カル
ボキシレート化合物へのフェニルチオールの付加を伴う
。得られた3−チオ−3,4−飽和化合物を対応する3
−スルホキシド化合物に酸化する。この3−スルホキ/
1・化合物をクロルし、得られた3−スルホキシド−3
−クロロ化合物を塩基で処理(スルホキシドを除去する
ために)し、3−クロロ−3−セフェム化合物を得る。
反応式lにおける3−ヒドロキシ出発物質(式く■))
は、エバンス等(D、 A、 Evans et at
)の米国特許筒4,665,171号(I,987年5
月12日発行)の記載の様にして製造される。3−トリ
フレート同属体(式(I[Ia)も同様に、米国特許筒
4.673,737号に記載されている。
以下の製造例および実施例では、核磁気共鳴スペクトル
、高速液体クロマトグラフィー、ツイールドブソープシ
ョンマススペクトル分析および比旋光度をそれぞれ、n
、m、r、、HPLC,f、dm、s、および0.r、
と略記する。
n、m、r、スペクトルには同時に、それぞれ以下の略
号を使用する:“S”は−重線であり、”d″は二重線
であり、“dd”は二重の二重線であり、“t”は三重
線であり、 q″は四重線であり“m”は多重線である
。“DMSO−d、”は、全てのプロトンが重水素で置
換されているジメチルスルホキシドである。
n、m、r、スペクトルは、パリアン・アソシエイト(
Varian Associates)EM  390
 90Mト【zl ジエオル(Jeol)FX−90Q
 90MHz。
ブルーカー−コーポレーション(Bruker Cor
poration) 270 MHzまたは5QQMH
z、またはジェネラル・エレクトリック(Genera
l E 1ectric)QE−300300MHzで
得た。化学シフトは、δ値(テトラメチルシランからの
低磁場百方分率)で表わされる。
製造例1  m  (メチルスルホニルアミノ)ベンズ
アルデヒド m−(アミン)ベンズアルデヒドポリマー(I2109
,10,0モル)、THF(I2,000zの、および
水(495iのを合し、室温で一夜撹拌した。
得られたスラリーを約5〜約10°Cに冷却し、ピリジ
ン(I580g、20モル)を加えた。スラリーに、反
応溶液の温度を約lO°Cに維持しながら、メチルスル
ホニルクロリド(2290y、20モル)を滴下した。
反応を水浴中で一夜撹拌し、この間、浴中の氷は融解し
、反応の温度は約15°〜20°Cに上昇した。THF
を減圧留去し、残留物にIN塩酸(6e)を加えた。。
得られたスラリーを室温で約8時間撹拌した。スラリー
のオレンジ色顆粒物質をフィルターで集め、水(約6リ
ツトル)で洗浄し、40°Cで48時間乾燥し、生成物
1833gを得た。この物質の一部分(940g)を、
カーボンブラックおよび炭酸ナトリウムを含有している
酢酸エチル混合物から再結晶させた。この溶液からの2
回の結晶化によって、m−(メチルスルホニルアミノ)
ベンズアルデヒド8749を得た:nm、r1360M
Hz、DMSO−d、):δ3.05(s、3)、7.
5−7.9(m、4)、9.9(s、1)。
10.1(s、1)。
製造例2  D、 L −2−(アミン)−2−(m−
(メチルスルホニルアミノ)フェニル)アセトニトリル
濃水酸化アンモニウム(43ff12)を10°Cに冷
却した。シアン化ナトリウム(5,49,110ミリモ
ル)、塩化アンモニウム(5,5y、102ミリモル)
およびm−(メチルスルホニルアミノ)ベンズアルデヒ
ド(I0,0g、50 ミリモル)を加え、得られた溶
液を約10°〜15°Cで4時間撹拌した。
溶液の過剰量のアンモニアを15℃で減圧留去した。残
留物のpHを濃塩酸の添加によって7.0に調節した。
得られた溶液を酢酸エチル(6×)で抽出し、酢酸エチ
ル抽出物を合し、食塩水(2X)で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させ、D、L−
2−(アミノ)−2−((m−メチルスルホニルアミノ
)フェニル)アセトニトリルの茶色油状物10.6g、
94%収率を得た:n、m、r、(DMSO−d、、9
QMHz):δ3.0(s、3)、5.0(s、1)、
7.2−7.6(m。
4)。
製造例3 2−(R)−2−(アミン)−2−(m(メ
チルスルホニルアミノ)フェニル)アセトニトリル・L
−酒石酸塩・酢酸溶媒和物 L−(+)−酒石酸(8,25g、55ミリモル)を酢
酸(90%)に溶解し、混合物を加熱して溶液とした。
この溶液をり、L−2−(アミノ)−2−((m−メチ
ルスルホニルアミノ)フェニル)アセトニトリル喧10
.6y、47ミリモル)に加え、得られた溶液を徐々に
冷却した。酢酸エチル(25mのを徐々に加え、得られ
た沈澱を室温で一夜撹拌し、次いで濾取した。果めた沈
澱を酢酸および酢酸エチルで洗浄し、次に36°Cで減
圧乾燥し、2−(R)2−(アミノ)−2−(m−(メ
チルスルホニルアミノ)フェニル)アセトニトリル・L
−a石v塩・酢酸溶媒和物59.49%収率を得た: 
n、m、 r。
(D20/DC&、90MHz):62.1(S、 l
)。
3.2(s、3)、  4.8(s、 1)、  5.
8(s、 l)。
7.3−7.7(m、4): o、 r。
[α]ピ’ =+27.66° [IN塩酸、Clコ製
造例4 2−(R)−2−アミノ−2−(m−(メチル
スルホニルアミノ)フェニル)酢酸・塩酸塩2−(R)
−2−(アミノ)−2−(m−(メチルスルホニルアミ
ン)フェニル)アセトニトリル・L酒石酸塩・酢酸溶媒
和物(I89,48ミリモル)を6N塩酸(20C)I
の中、還流温度で約6時間加熱した。過剰量の塩酸を減
圧留去した後、カーボンブラックを加え、この懸濁液を
フィルターセルで濾過した。5N水酸化ナトリウム溶液
を添加して、濾液のp Hを5.0に調節した。濾液を
そのまま製造例5で使用した。
製造例5 2−(R)−(N−(t−ブトキシカルボニ
ルアミ/)−2−(m−(メチルスルホニルアミノフェ
ニル))酢酸 上の製造例4からの溶液のpHを5N水酸化ナトリウム
溶液の添加によって9に調節した。THF(300仄Q
)、次いでジ(t−プチルジカーポ゛ネート)<15.
7g、72ミリモル)を加え、この溶液のpHを5N水
酸化ナトリウム溶液の添加によって90に再調節した。
溶液を室温で48時間撹拌し、次いで、THFを減圧留
去した。得られた7gt縮物をジエチルエーテル(2×
)で洗浄し、水層のpHを6N塩酸の添加によって2に
調節した。
酸性化水性層を酢酸エチル(4X)で抽出した。酢酸エ
チル層を合し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減
圧下で蒸発させて泡状物質f1gを得た。この泡状物質
を調製スケールシリカゲルカラムHP L C(溶離剤
、トルエン:50%酢酸エチル/トルエンのグラジェン
ト)によってクロマトグラフし、2−(R)−(N−(
t−ブトキシカルボニルアミノ))−2−(m−(メチ
ルスルホニルアミノ)フェニル)酢酸の84 + 16
のR:S混合物、6、859.41%収率を得た: n
、m、 r、(300MHz、CDCl23): 1.
3(s、9)、5.1(d。
1)、5.3(d、I)、7.1−7.5(m、4)、
7゜9(d、l); o、r。
[α]ビ’ =−74,4° [メタノール、C1]’
32造例6  p−ニトロベンジル7β−[2’(R)
−2°−(m−(メチルスルホンアミド)フェニル)−
2°−(N−(t−ブトキシカルボニルアミノ))アセ
トアミトコ−3−クロロ−3−(I−カルバ1−デチア
セフェム)−4−カルボキシレートp−ニトロベンジル
7β−アミノ−3−クロロ−3−(l−カルバー1−デ
チアセフェム)−4−カルボキシレート・塩酸塩(I9
4m9.0.5ミリモル)を塩化メチレン(3,5zの
に懸濁し、次いで、N−メチルモルホリン(55,5μ
Q)を加えた。
2−(R)−2−(m−メチルスルホンアミド)フェニ
ル)−2−[N−(t−ブトキシカルボニルアミノ)コ
酢酸<172mg、0.5ミリモル)を加え、溶液を0
°Cに冷却した。ピリジン(I70μg、21ミリモル
)、次いで塩化ホスホリル(79,1μQ10.85ミ
リモル)を加え、溶液を約O′C〜約5°Cで2時間撹
拌した。IN塩酸(I0mのを加え、塩化メチレンを減
圧留去した。酢酸エチル(50mのを加え、溶液をIN
塩酸(2×)、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥し、濾過し、減圧下で蒸発させ、泡状物質24571
gを得た。この泡状物質をシリカゲルカラムHP L 
C(溶離剤、48%/48%74% 酢酸エチル/ヘキ
サン/イソプロパツールの混液)によってクロマトグラ
フし、pニトロベンジルフβ−[2°−(R)−2°−
(m−(メチルスルホンアミド)フェニル)−2’−(
N−(I−ブトキシカルボニルアミノ))アセトアミド
]−3−クロロ−3−(I−カルバー1−デチアセフエ
ム)〜4−カルボキンレート165mg、49%収率を
得た: n、m、r、(3QQMHz、CDCC,):
61.4(s、9)、  1.6−1.9(m、2)。
2.5−2.8(m、2)、3.0(s、3)、3.8
−4゜0(m、1)、5.2(d、1)、5.4(q、
2)、5.9(q、1)、7.1−7.4(m、4)、
7.6(d、2)。
8.2(d、2)。
ラツ造例77β−[2°−(R,)−2’−(m−(メ
チルスルホンアミド)フェニル)−2’−(N−(tブ
トキシカルボニルアミノ))アセトアミド]−3−クロ
ロ−3−(I−カルバー1−デチアセフエム)−4−カ
ルボン酸 5%パラジウム炭素(I50gg)をエタノールで、・
すらせ、次いで、p−ニトロベンジル7β−[2°−(
R)−2“−(m−(メチルスルホンアミド)フェニル
)−2−(N−(t−ブトキシカルボニルアミノ))ア
セトアミド]−3−クロロ−3−(Iカルパー1−デチ
アセフエム)−4−カルボキシレート(300my、0
.44ミリモル)(最少量の酢酸エチルに溶解)を加え
た。得られた懸濁液を4Qpsiの水素圧で20分間接
触水素添加した。
懸濁液を濾過し、次いでIN塩酸(3×)、食塩水(2
×)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減
圧下で蒸発させて固形物を得た。固形物をジエチルエー
テル中で48時間撹拌し、次いで濾取し、減圧乾燥した
。固形物をジエチルエーテルから結晶化し、ジエチルエ
ーテルでトリチュレートし、濾過し、次いで減圧乾燥し
て7β−[2゜(R)−2“−(m−(メチルスルホン
アミド)フェニル)−2°−(N−(t−ブトキシカル
ボニルアミノ)アセトアミド]−3−クロロ−3−(I
−カルバー1−デチアセフェム)−4−カルホン酸50
y9.62%収率を得た: f、d、m、s、:M”+
1=543゜ 習juM8  7β−[2’−(R)−2°−(m−(
メチルスルホンアミド)フェニル)−2−アミノアセト
アミドヨー3−クロロ−3−(I−カルバ−1デチアセ
フエム)−4−カルホン酸・トリフルオロ酢酸塩 トリフルオロ酢酸(約10ffのを約O′Cに冷却した
。7β−[2°−(R)−2’−(m−(メチルスルホ
ンアミド)フェニル)−2’−[N−(t−ブトキシカ
ルボニルアミノ)アセトアミド]−3−クロロ−3−(
I−カルバー1−デチアセフェム)−4−カルボン酸(
397m9.0.73ミリモル)を加え、得られた溶液
を約0°Cで20分間撹拌し、次いで室温に温めた。溶
媒を減圧留去し、油状物を得た。油状物をジエチルエー
テルと合し、得られた固形物をジエチルエーテルで90
分間トリチュレートした。この混合物を濾過し、得られ
た固形物を減圧乾燥して7β−[2° (R) −2’
 −(m −(メチルスルホンアミド)フェニルl−2
’−アミノアセトアミトコ−3−クロロ−3−(I−カ
ルパ−1デチアセフエム)−4−カルボン酸・トリフル
オロ酢酸塩392m9.96%収率を得た二〇。
rn、r、(300MHz、DMSO−d、):δ1.
4(m、2)、2.3−2.7(m、2)、3.0(s
、3)。
3.8(m、l)、4.9(s、l)、5.4(s、1
)、7゜1−7.5(m、4)、3.3(s、2)、9
.9(ブロード、■)。
製造例97β−[2’ −(R)−2’−(m−(メチ
ルスルホンアミド)フェニル)−2°−アミノアセトア
ミドヨー3−クロロ−3−(I−カルバ−1デチアセフ
エム)−4−カルボン酸・両性イオン性塩(LY228
238) 7β−[2’−(R)−2’−(m−(メチルスルホン
アミド)フェニル)−2’−アミノアセトアミドヨー3
−クロロ−3−(I−カルバ−1−デチアセフェム)−
4−カルボン酸・トリフルオロ酢酸塩を、20μC18
逆相シリカカラム、:JyI製スケールHP L C(
溶離7rL 5%〜15%アセトニトリル/1%酢酸/
水のグラジェント)によってクロマトグラフし、7β−
[2’−(R)−2’−(m−(メチルスルホンアミド
)フェニル)−2’−アミノアセトアミドヨー3−クロ
ロ−3−(I−カルパー1デチアセフエム)−4−カル
ボン酸・両性イオン性塩73.6oを得た: n、m、
 r、(270MHz、DMSO−d、):δ1.48
(m、2)、2.33(m、2)、2.99(s、3)
、3.73(m、l。
J=4.7,5.0.io、0Hz)、4.64(S。
1)、5.26(d、l、J=4.7Hz)、7.17
.4(m、4)。
実施例17β−[2’−(R)−2’−(m −(メチ
ルスルホンアミド)フェニル)−2’−アミノアセトア
ミド〕−3−クロロ−3−(I−カルバ−1デチアセフ
エム)−4−カルボン酸・2.5水FD物(LY228
238 2.5水和物)LY228238の試料208
11gを水中1%酢酸に溶解し、得られた溶液を凍結乾
燥した。得られた固形物を38°Cにて水2ttr(l
に溶解した。溶液を室温で16時間放置した。得られた
結晶を減圧濾過によって回収し、室温の水で洗浄し、風
乾して所望の表題生成物を得た。この生成物から、前記
の表に記載したX線粉末回折パターンを得た:元素分析
((C,7H、、CρN40.S)・2.5H,0とし
て) 計算値:C,41,85;H,4,96;N、11.4
8;実測値: C,41,56;)(、’4.86;N
、 11.31゜同様の方法で製造した別のロフトの生
成物をカール・フィッ/ヤー分析し、LY228238
 1モル当たり2.5モルの水が存在することを確認し
た。
以下に、活性成分として本発明の化合物を含有する医薬
製剤の実施例を挙げる。
実施例2 以下の成分を使用し、ゼラチン硬カプセル剤を製造する
: LY228238 2.5水和物   200デンプン
流動粉末         186シリコ一ン5%を加
えた デンプン流動粉末         50ステアリン酸
マグネシウム       2.5上の成分を混合し、
438.5xy含有量でセラチン硬カプセルに充填する
実施例3 以下の成分を使用し、錠剤を製造する:含有量(81錠
) LY228238 2.5水相物   200微結晶性
セルロース        20〇二酸化ケイ素(フユ
ームド)10 ステアリン酸             5成分を混合
し、圧縮して415z9の錠剤を製造する。
実施例4 以下の様にして、活性成分200m9を含有する坐剤を
製造する LY228238 2.5水和物   200mg飽和
脂肪酸グリセリドを加えて200011gとする。
活性成分を60メツシュ米国ふるいに通し、必要最小限
の熱を使用して予め溶融しておいた飽和脂肪酸グリセリ
ドに懸濁する。次いで、混合物を公称容量2gの坐剤型
に注ぎ、放冷する。
実施例5 即時使用可能な水性懸濁剤 LY2’28238 2.5水和物 210mgセルロ
ース・カルボキシメチル セルロースナトリウム      95m9シユクロー
ス            1.85.t9パラベン 
             3mgシリコーン乳濁液 
         2.5即ブルロニツク      
      5所香料               
 2rng着色剤               0.
5mg精製水を適竜加えて5i(!とする。
成分をふるいに通す。パラヘンを熱精製水に溶解し、冷
却後、その他の成分を加える。十分量の精製水を加え、
必要容量とする。次に、この懸濁液をコロイドミルまた
はホモジナイザーに通し、よりなめらかな分散液とする
実施例6 用時調製用懸濁剤 LY228238 2.5水和物  210x9シユク
ロース             3gキサンタンガム
            5叩修飾デンプン     
       10m9シリコーン乳濁液      
     5zyラウリル硫酸ナトリウム      
  0.5+9メチルセルロース          
 2rng香料                0.
5z9着色剤 成分をふるいに通し、ツウイン−シェル(twin−s
hel l)、ツウイン・コアΦナウタ(twin c
ore Nauta)R−タイプまたはリボン・ブレン
ダーの様な適当なブレングー中で混合する。構成するた
めには、十分mの精製水を加えて必要容量とする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で示される化合物の結晶性2.5水和物。 2、請求項1に記載の式( I )で示される化合物の結
    晶性2.5水和物を活性成分とし、1またはそれ以上の
    薬学的に許容し得る担体、賦形剤または補形薬を含有し
    てなる医薬製剤。 3、式( I )で示される化合物を含有する水性溶液を
    凍結乾燥し、得られた固形物を水から結晶化することか
    らなる、請求項1に記載の式( I )で示される化合物
    の結晶性2.5水和物の製造方法。
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