JPH02148785A - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

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JPH02148785A
JPH02148785A JP30189588A JP30189588A JPH02148785A JP H02148785 A JPH02148785 A JP H02148785A JP 30189588 A JP30189588 A JP 30189588A JP 30189588 A JP30189588 A JP 30189588A JP H02148785 A JPH02148785 A JP H02148785A
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Toshimi Aketoshi
明利 敏巳
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は発光素子に関し、より詳細には、2重ヘテロ
結合構造を有する発光素子に関する。
〔従来の技術〕
半導体レーザは、共振器を構成した半導体のpn接合に
7Ii流を流すことにより少数キャリアを注入励起し、
その再結合発光を利用してレーザ発振を得る素子であり
、発光素子として利用されている。
従来、発光素子として用いられている2重ヘテロ結合構
造を有する半導体レーザは、例えば、第4図AおよびB
の構造概略図およびエネルギー図に示すように、活性領
域となるn型、p型またはノンドープ型のGaAs活性
層1と、それより禁止帯幅が大きく、かつ活性層1を両
側から挟持する口型およびp型のAlGaAsクラッド
層2および3とからなり、n型クラッド層側に負電極(
図示せず)を、p型クラッド層側に正電極(図示せず)
が設けられている。
この半導体レーザに順バイアス方向に電圧を印加すると
p−n接合を隔てて互いに相手側に少数キャリアとして
、自由電子および正孔が注入し、p−n接合付近の活性
層で、自由電子と正孔が再結合して発光する。この2重
ヘテロ結合では、発光する活性薄層が、それより禁止帯
幅の大きいクラッド層で挟持されているので、両側から
注入された自由電子と正孔は、ポテンシャル障壁のため
に薄い活性層中に閉じ込められ、室温での発振特性を良
好にして少ない電流で高い励起密度を得ることができる
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、活性層とクラッド層との界面には、前述
の例で示せば、各層のAI成分含有率の差により活性層
への電流注入効率を妨げる障壁(バリアー)が形成され
る(参考、T、 Ando; J。
Phys、 Soc、 Jpn、 51 (1982)
 3900) 、例えば、ノンドープ型のGaAs (
活性層)とn型のA I o、a G a o、7A 
S (クラッド層)との接合面近傍の電子伝導帯エネル
ギーでは、第5図に示すように、A l o、a G 
a 0.7 A Sの伝導帯が上昇し、GaAsの伝導
帯か下降して接合面を境にして約300 mcVのエネ
ルギー差(バリアー)4が生じる。そのために、クラッ
ド層から活性層に向かって注入される電子は、そのバリ
アーを越えなければならず、一部のキャリアーは反射さ
れて電流注入効率が低下し、発光効率も低下する。
この発明は上述の背景に基づきなされたものであり、そ
の目的とするところは、従来の2重ヘテロ接合構造の半
導体レーザでの問題を解消して活性層への電流注入効率
の良好な発光素子を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記課題は、この発明による半導体発光素子により解決
される。
すなわち、この発明の半導体発光素子は、活性領域とな
る活性薄層の両面を、それより禁止帯幅の大きいn型お
よびp型のクラッド層で各々接合した2重ヘテロ結合構
造を有する半導体発光素子であって、クラッド層から活
性層に向けて、クラット層の組成比を変えて活性層とク
ラッド層との界面における活性層への電流注入効率を妨
げる障壁を低減させたことを特徴とするものである。
この発明の好ましい態様において、活性層が厚み方向に
変化したキャリア濃度を示し、活性層のキャリア濃度が
界面でクラッド層と一致させることができる。
この発明を以下に、より詳細に説明する。
この発明において活性層およびクラッド層の材質として
、種々の半導体材料を用いることができ、ヘテロ結合部
で伝導帯エネルギーに障壁が生じるものであればよい。
そのようなものとして、例えば、Ga (AN )As
 (P) 、I n (Ga)(Al)PS InAs
、In (Ga)Sb。
A、QSbなどの2元素以上の■−v族、Pb (Cd
)TeSHg (Cd)Te。
ZnCd5などのII−Vl族、Sn (Pb)Te。
GeTeなどのIV−Vl族の半導体がある。
本願明細書では、A I G a A s / G a
 A s系について具体的に説明する。第3図は、この
発明によるGaAs系の゛]1導体発光素子の概略断面
図を示す。
この例示した態様では、 (イ)活性領域となるn型、p型またはノンドープ型の
AI  Ga    As活性層1 (式中、y   
(1−y) 0.45>y≧0)と、 (ロ)それより禁止帯幅の大きくかつそれを両側から挟
持する、実質的に一定のAI含有率を有するn型のAl
xLG” (1−xi)A”クラッド・バルク層2aお
よびI)J42のA I20a(、−2)Asクラッド
・バルク層3a(式中、1 >xi>y 、 1 >Z
 >y)と、 (ハ)活性層と接合するn型クラッド層の境界において
、A1含有率かXlからyに変化するn’4!!のAl
X2Ga(1−x2)Asクラッド・中間層2b(式%
式%) からなる。クラッド・中間層2bにおけるAI&有率変
化は、活性層とクラッド層との界面における活性層への
電流注入効率を妨げる障壁4を低減させるように設定さ
れる。
クラッド・中間層2bの厚みは、使用材料、所望の特性
などに応じて適宜選択することができるが、好ましくは
、約100原子層以上である。
図示されていないが、n型クラッド層側に負電極を、p
型クラッド層側に正電極が設けられる。
この例示した態様において、活性層の厚み方向にキャリ
ア濃度が、連続的に、または、第6図に示すように段階
的に変化し、活性層の接合界面のキャリア濃度を各々の
クラッド層のキャリア濃度と一致する。
上述した説明では、n型クラッド層に、伝導帯エネルギ
ー障壁を低減させる中間層を設けたが、価電子帯エネル
ギーに障壁(差)がある場合、第6図に示すようにp型
クラッド層に、障壁を低減させる中間層を設けることが
できる。
この発明による半導体発光素子の寸法、形状、より具体
的な構造は、使用材料、使用目的、所望の特性などに応
じて適宜選択することができる。
〔作 用〕
上記の様な構成を有するこの発明では、以下の様に作用
すると考えられる。
第3図に示すGaAs系の半導体発光素子のエネルギー
準位の第2図を参照しながら、この発明の発光素子の機
能・作用を説明する。
A1成分の含有率が一定であるn型の A I 、lG a (、、)A sクラッド・バルク
層2aは、伝導帯レベルAを示し、活性層と接合するn
型クラッド層の境界のn型のA I 、、、G a (
、x2)A Sクラッド・中間層2bは、A1含有率x
2がバルク層のxiから活性層のAt  Ga    
As (y=0)y   (1−y) まで変化してA1成分が連続的にまたは段階的に減少す
るために、クラッド・中間層の伝導帯レベルBは、クラ
ッド・バルク層の伝導帯レベルAおよび活性層の伝導帯
レベルCと凹凸なく連続的に繋がり、従来の2重ヘテロ
結合半導体レーザの接合部分に見られたエネルギー差(
バリアー)が生じない。したがって、クラッド・バルク
層から活性層に向かって注入される電子は、接合部で抵
抗を受けることなく活性層に到達することができる。
この発明の好ましい態様において、活性層の厚み方向に
キャリア濃度を、連続的にまたは段階的に変化させ、活
性層の接合界面のキャリア濃度を各々のクラッド層のキ
ャリア濃度と一致させる。
従って、例えば、第1図のエネルギー準位図に示すよう
に、活性層の伝導帯及び価電子帯に勾配が生じる。低印
加電圧時には、活性層領域の伝導帯Ecの左端に電子か
集まり、他方、価電子帯Evの右側に正孔が遍在するた
めに、バンドギャップのエネルギー差の少ない斜めに7
u子・正孔の再結合が起こり、すなイつち、一種のトン
ネル遷移を起こす。そのために、低印加電圧時には、発
光波長を長波長にシフトする。印加電圧を増して行くと
、活性層領域の伝導帯Ecの右側にも電子が充満し、他
方、正孔も価電子帯の左側に多数存在するようにな、す
、GaAsバンドギャップ間の直接遷移が強く起こり、
高印加電圧時には、低波長側にシフトする。
〔発明の効果〕
上記の構成および作用を有するこの発明は、以下の効果
を有する。
(1) 半導体発光素子の2重ヘテロ接合構造における
活性層への電流注入効率を改善し、発光効率を大幅に高
めることができる。
(2) この発明の好ましい態様において、活性層のキ
ャリア濃度に勾配を設けたために、低印加電圧時では、
長波長の光が発光し、高印加電圧時では、高エネルギー
側ににシフトして低波長の光が発光して、印加電流の変
化により発光波長を制御することができる。
〔実施例〕
この発明を、以下の例を参照して、具体的に説明する。
実施例I A I G a A s / G a A s半導体レ
ーザをこの発明に基づいて作成する。
基板上に、キャリア濃度I X 1018cm−3のn
型A +、3Ga、IAs層(約1μm厚さ)をクラッ
ド・バルク層として積層し、次いでAI成分を徐々に減
少させるように【〕型A l x2G a 、−x2A
 S層(0,3>X2>0、約0.1μm厚さ、キャリ
ア濃度1 x 10 ”’cm’)をクラッド・中間層
として積層する。さらに、キャリア濃度lX1018c
m−3のn型から同一キャリア濃度のp型まてほぼ直線
状に変化させて厚み約400人のGaAs活性層を積層
し、次いでキャリア濃度IX10c+n  のp型A 
1o、3G ao、7A s層(約1μm厚さ)をクラ
ッド層として積層する。
得られた積層ウェファ−のn型およびp型りラッド層の
各表面にオーミック金属を蒸着し、熱処理後に、約40
0μm角にへき開し、n型に負極、p型に正極を設けて
この発明による発光素子を調製する。
得られた発光素子について、発光特性を評価する。負極
と正極に直流バイアスを印加し、印加電圧をOVから約
1vまで上昇させるにつれてLED発光し、発光中心波
長が常温で印加電圧により880 nmから860nm
(±2 nap)まで変化する。
印加電圧を約1vより高くすると、通常のレーザモード
発振に移行する。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明による発光素子の活性層近傍のエネル
ギーバンド図であり、第2図はこの発明による発光素子
の機能を説明するための活性層近傍のエネルギーバンド
図であり、第3図はこの発明による発光素子の概略図で
あり、第4図AおよびBは従来の発光素子の構造概略図
およびエネルギー図であり、第5図は従来の接合部近傍
に生じる伝導帯エネルギー差(障壁)を説明するだめの
図であり、第6図はこの発明による変形例のエネルギー
バンド図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、活性領域となる活性薄層の両面を、それより禁止帯
    幅の大きいn型およびp型のクラッド層で各々接合した
    2重ヘテロ結合構造を有する半導体発光素子であって、
    クラッド層から活性層に向けて、クラッド層の組成比を
    変化させて、活性層とクラッド層との界面における活性
    層への電流注入効率を妨げる障壁を低減させたことを特
    徴とする半導体発光素子。 2、活性層が厚み方向に変化したキャリア濃度を示し、
    活性層のキャリア濃度が界面でクラッド層と一致する、
    請求項第1項記載の半導体発光素子。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62200784A (ja) * 1986-02-28 1987-09-04 Toshiba Corp 半導体レ−ザ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62200784A (ja) * 1986-02-28 1987-09-04 Toshiba Corp 半導体レ−ザ装置

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