JPH02147531A - シート取出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、例えば、ダンボール箱等の多数枚積重ねら
れた積層シートの下段から所定枚数ずつシートを分離す
るときに用いられるシート取出し装置に関する。

（ロ）従来の技術 従来、上述のシート取出し装置としては、例えば、第４
図に示すように、多数枚積重ねられた上段側の積層ダン
ボールシート３を定位置に保持した状態で、この最下段
のダンボールシート２のみをブツシャ２０で分離方向に
移動して分離する装置がある。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかし、上述のダンボールシート３をＡ方向に移動させ
て分離する場合、第３図に示すように、箱形態に製函す
る前のダンボールシート３はシート状に折畳まれており
、このダンボールシート２のＡ方向と対応する前端部及
び後端部の各折畳み部分は共に丸面を有しているので、
ブツシャ２０とダンボールシート２の後端部とが外れ易
く、ダンボールシート２の下面側にブツシャ２０が入り
込み、ダンボールシート２の分離ミスが起きることがあ
る。

また、分離動作時に於いて最下段のダンボールシート２
の各フラップ２ａ・・・と、上段側のダンボールシート
２の各フラップ２ａ・・・とに引っ掛がりが生じ易く、
フラップ２ａの一部が破れたり傷等が付いたりして、ダ
ンボール箱としての商品価値が損なわれるという問題点
を有している。

さらに、肉厚の薄いダンボールシート２や、積重ね枚数
が多くて重圧により肉厚の薄くなった最下段のダンボー
ルシート２を分離する場合、ブツシャ２０が２段目のダ
ンボールシート２にも係止されてしまい、最下段のダン
ボールシート２だけを分離することが困麹であるという
問題点も有している。

上述の問題点を解決する一手段としては、ダンボールシ
ート２をＢ方向に分離す葛機構が多く採用されているが
、分離したダンボールシート２をそのままＢ方向に搬送
するとフラップ２ａが搬送系に引っ掛かり易く、このよ
うな搬送中に於けるトラブルを防止するなめには、分離
後のダンボールシート２をＡ方向に反転して搬送しなけ
ればならない、この結果、ダンボールシート２をＡ方向
に反転処理する機構や搬送路を設ける必要があり、一部
の機構が大きく突出して装置が大型化するだけでなく、
装置の製作コストがアップするという問題点を有してい
る。

この発明の目的は、シートの商品価値を損なわずに多数
枚積重ねられた積層シートの下段よつ所定枚数ずつシー
トを確実に分離することができ、しかも、シートの搬送
系が簡素化され、装置全体を小型化して低コストで製作
することができるシート取出し装置の提供にある。

（ニ）問題点を解決するための手段 この発明のシート取出し装置は、多数枚積重ねられた積
層シートを装填するシート装填部のシート載置面に、シ
ートの一方側からの落下を許容する大きさのシート落下
口を開口し、上記シート装填部のシート載置面上に、該
シート載置面上に積重ねられた分離枚数と対応する下段
のシートより上段側の積層シートを保持する高さ位置に
シート規制板を配設し、前記積層シートの下段のシート
両＠部と対向する位置に、第１プッシャと第２プッシャ
とを相対向して配設すると共に、上記第１プッシャと第
２プッシャとを交互に駆動して、前記シート載置面のシ
ート落下口に下段のシート両端部を交互に落下させる駆
動手段を設けた構成である。

（ホ）作用 この発明のシート取出し装置は、多数枚積重ねられた積
層シートをシート装填部に装填して、分離枚数と対応す
る下段のシートより上段側の積層シートをシート規制板
により装填位置に保持する。

次に、駆動手段を駆動して、一方の第１プッシャを下段
のシート端部と対向する方向に横移動して、分離枚数と
対応する下段のシートを第２プッシャ側に横移動させ、
このシートの一端側をシート載置面から脱落させること
により、シート載置面に開口したシート落下口より落下
させる。

この後、他方の第２プッシャを上述の横移動させた下段
のシート端部と対向する方向に移動して、下段のシート
を第１プッシャ側に横移動させ、このシートの他＠側を
シート落下口より落下させて分離した後、上述の第１プ
ッシャ及び第２プッシャを離間方向に移動して、この第
１プッシャ及び第２プッシャ上の残りの積層シートをシ
ート載置面に移載する。

なお、分離した所定枚数のシートはコンベア等により次
工程に搬送する。

（へ）発明の効果 この発明によれば、多数枚積重ねられた積層シートの下
段のシートを前後又は左右に落下を許容する幅だけ交互
に移動させて分離するので、例えば、箱形態に製函する
前のシート状に折畳まれたダンボールシートを分離する
場合、ブツシャ等が確実に係止される方向に下段のシー
トを移動させることにより、分離時に於いてシートとシ
ートとが引っ掛かったすせず、その商品価値を損なわせ
ずに所定枚数のシートを確実に分離することができる。

しかも、搬送が容易な方向に積層シートを向けた状態で
下段のシートを分離するので、分離したシートを最適な
搬送方向に反転処理するＲ構や搬送路を設ける必要がな
く、装置の構造及び構成を簡素化して小型化を図れると
共に、装置を低コストで製作することができる。

（ト）発明の実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は多数枚積重ねられた積層ダンボールシートの最下
段よりダンボールシートを分離するシート取出し装置を
示し、第１図及び第３図に於いて、このシート取出し装
置１は、例えば、ダンボール製みかん箱等の箱形態に製
函する前のシート状に折畳まれたダンボールシート２を
、Ａ方向に搬送方向を揃えて多数枚積重ねて積層ダンボ
ールシート３を形成し、この多数枚の積層ダンボールシ
ート３を積重ねた状態のままシート装填部４に装填する
。

上述のシート装填部４の下部両側位置には、ダンボール
シート２の両側部に形成した各フラップ２ａ、２ａ端部
を支持可能とする横幅間隔に隔てて、シート受は板５と
シート受はローラ６とを搬送方向に沿って並設している
。

一方のシート受は板５は、シート受はベース７上に固定
したガイド部材８の上面に固定し、他方のシート受はロ
ーラ６は、シート受はベース７上に固定したガイド部材
８に対して丁逆回転可能に軸支している。

上述のシート受は板５の上面と、シート受はローラ６の
上部周面とで形成するシート８置而の中火部であって、
このシート受は板５とシート受はローラ６との間に、ダ
ンボールシート２の長手方向からの落下を許容する大き
さのシート落下口９を開口している。

前述のシート装填部４の上部両側位置には、上述のシー
ト受は板５及びシート受はローラ６　、ｈに載置された
上段側の積層ダンボールシート３、すなわち、分離枚数
と対応する下段のダンボールシート２より上段側の積層
ダンボールシート３を保持する高さ位置、実施例では２
段目以上の積層ダンボールシート３を装填位置に保持す
る高さ位置に各シート規制板１０．１０を配設している
。

なお、上述の各シート規制板１０．１０は、分離枚数と
対応した所定厚みのダンボールシート２をＢ方向に横移
動可能とする高さに調節可能に設けている。

前述のシート受は板５及びシート受はローラ６と各シー
ト規制板１０．１０とで形成される差込み部であって、
シート装填部４に装填された最下段のダンボールシート
２の各フラップ２ａ、２ａ端部と対向する両側位置に、
分離するダンボールシート２の枚数又は厚みと対応する
板厚に形成した第１プッシャ１１と第２１ツシヤ１２と
を相対向して配設している。

上述の第１プッシャ１１及び第２プッシャ１２の各背面
部には、各シート受はベース７．７の上部に固定した第
１エアシリンダ１３と第２エアシリンダ１４の各シリン
ダロッド４１部を大々連結固定している。

この各エアシリンダ１３．１４はＣＰＵ等の適宜制御回
路（図示省略）により駆動制御され、シート装填部４に
装填された最下段のダンボールシート２の各フラップ２
ａ、２ａ端部と当接する方向に第１プッシャ１１及び第
２１ヅシヤ１２を交互に駆動して、シート装填部４に開
口したシート落下口９に最下段のダンボールシートの各
フラップ２ａ、２ａ端部を交互に落下させると共に、各
エアシリンダ１３．１４を同時に駆動して、所定間隔に
隔てられた初期位置に各ブツシャ１１，１２を復帰移動
させる。

前述の所定間隔に隔てて配設した各シート受はベース７
．７の中間部にはチェーンコンベア１５を張架しており
、このチェーンコンベア１５は、駆虻モータ（図示省略
）の駆動力により回動軸１６を回転して、この回動軸１
６上の各スズロゲット１７．１７に張架した２本の各チ
ェーン１８゜１８を同周期で搬送方向に回転させると共
に、この各チェーン１８．１８上に固定した各シート搬
送板１９．１９を各シート受はベース７．７上に移載さ
れたダンボールシート２の後端部に係止して、移載され
たダンボールシート２を各ガイド部材８，８により搬送
ガイドして次工程に搬送する。

図示実施例は上記の如く構成するものとして以下作用動
作を説明する。

先ず、第１図に示すように、シート装填部４に多数枚積
重ねられた積層ダンボールシート３を装填して、分離す
る最下段のダンボールシート２より上段側の積層ダンボ
ールシート３の両側面を各シート規制板１０．１０によ
り定位置に保持する。

次に、第１エアシリンダ１３を作動して、第１プッシャ
１１を最下段のダンボールシート２の左側フラツプ２ａ
端部と対向する右方向に水平移動させる。

第２図のイに示すように、最下段のダンボールシート２
を第２プッシャ１２側に横移動して、このダンボールシ
ート２の左側フラツプ２ａ端部をシート受は板５から脱
落させることにより、シート装填部４に開口したシート
落下口９よりダンボールシート２の左側フラップ２ａが
落下し、一方、このダンボールシート２の右側フラップ
２ａを、上段側の積層ダンボールシート３とシート受は
ローラ６とで挾持して、左側に傾いた状態に最下段のダ
ンボールシート２を保持する。

同時に、積重ねられた２段目のダンボールシート２の左
側フラップ２ａの下面に第１プッシャ１１を差込んでこ
れを支持する。

この後、第２エアシリンダ１４を作動して、第２プッシ
ャ１２を上述のダンボールシート２の右側フラツプ２ａ
＠部と対向する左方向に水平移動させる。

第２図の口に示すように、第１プッシャ１１により最下
段のダンボールシート２を第１プッシャ１１ｆｆＩＩに
横移動して、脱落したダンボールシート２の左側フラッ
プ２ａをシート受は板５の下面側に潜り込ませつつ横移
動して左側のシート受はベース７に移載し、このダンボ
ールシート２の右側フラツプ２ａ端部をシート受はロー
ラ６より脱落させることにより、シート落下口９よりダ
ンボールシート２の左側フラップ２ａが落下し、このダ
ンボールシート２の左側フラッグ２ａは左側のシート受
はベース７上に移載され、ダンボールシート２の右側フ
ラップ２ａは右側のシート受けベース７上に移載される
。

同時に、積重ねられた２段目のダンボールシート２の右
側フラップ２ａの下面に第２プッシャ１２を差込んでこ
れを支持する。

この後、各エアシリンダ１３．１４を同時に作動して、
第１プッシャ１１及び第２１ツシヤ１２を離間方向に相
対移動させると、この第１プッシャ１１及び第２プッシ
ャ１２で支持した上段側の積層ダンボールシート３はシ
ート受は板５とシート受はローラ６上に移載され、第１
プッシャ１１及び第２１ツシヤ１２は初期位置に移動し
て待機し、最下段のダンボールシート２の分離動作が完
了する。

次に、チェーンコンベア１５をｖ１送方向に回転駆動し
て、各チェーン１８．１８上に固定した各シート搬送板
１９．１９を分離したダンボールシート２の後端部に係
止し、このダンボールシート２を次工程に搬送供給する
。

このように最下段のダンボールシート２をＢ方向に各フ
ラッグ２ａ、２ａの落下を許容する幅だけ交互に横移動
させて分離するので、各ブツシャ１１．１２がダンボー
ルシート２の各フラップ２ａ、２ａ端部に対して確実に
係止されると共に、分離する最下段のダンボールシート
２のフラップ２ａと、上段側のダンボールシート２のフ
ラップ２ａとが引っ掛かったすせず、その商品価値を損
なわせずに所定枚数のダンボールシート２を確実に分離
することができる。

しかも、搬送が容易なＡ方向に積層ダンボールシート３
を向けた状態で、最下段のダンボールシート２を分離し
てそのまま搬送するので、分離したダンボールシート２
を反転処理するｍ梢や搬送路を設ける必要がなく、装置
の４ｉＩＩ造及び構成を簡素化して小型化を図れると共
に、装置を低コストで製作することができる。

この発明の構成と、上述の実施例との対応において、 この発明のシートは、実施例のダンボールシート２と対
応し、 以下同様に、 駆動手段は、第１エアシリンダ及び第２エアシリンダと
対応するも、 この発明は、上述の実施例のみに限定されるものではな
い。

例えば、上述のシート装填部４に装填された積層ダンボ
ールシート３の最下段のダンボールシト２をＡ方向に前
後移動させて分離するもよく。

また、８１層ダンボールシート３の下段より分離するダ
ンボールシート２の枚数を２枚又は３枚に設定するもよ
い。

さらに、ベルトコンベアやローラコンベア等の搬送手段
により分離したダンボールシート２を搬送するもよい。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、 第１図はシート取出し装置の縦断正面図、第２図の４１
口はシート取出し装置の動作説明図、第３図は製函前の
二つに折畳まれたダンボールシートの斜視図、 第４図は従来のシート取出し方法を示す要部拡大側面図
である。 １・・・シート取出し装置２・・・ダンボールシート３
・・・積層ダンボールシート ４・・・シート装填部　　５・・・シート受は板６・・
・シート受はローラ９・・・シート落下口１０・・・シ
ート規制板　１１・・・第１プッシャ１２・・・第２プ
ッシャ　１３・・・第１エアシリンダ１４・・・第２エ
アシリンダ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）多数枚積重ねられた積層シートを装填するシート
   装填部のシート載置面に、シートの 一方側からの落下を許容する大きさのシー ト落下口を開口し、 上記シート装填部のシート載置面上に、該 シート載置面上に積重ねられた分離枚数と 対応する下段のシートより上段側の積層シ ートを保持する高さ位置にシート規制板を 配設し、 前記積層シートの下段のシート両端部と対 向する位置に、第１プッシャと第２プッシ ャとを相対向して配設すると共に、 上記第１プッシャと第２プッシャとを交互 に駆動して、前記シート載置面のシート落 下口に下段のシート両端部を交互に落下さ せる駆動手段を設けた シート取出し装置。