JPH07971U - シート分配装置 - Google Patents

シート分配装置

Info

Publication number
JPH07971U
JPH07971U JP6828293U JP6828293U JPH07971U JP H07971 U JPH07971 U JP H07971U JP 6828293 U JP6828293 U JP 6828293U JP 6828293 U JP6828293 U JP 6828293U JP H07971 U JPH07971 U JP H07971U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
changing means
transport
gate
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6828293U
Other languages
English (en)
Inventor
博史 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP6828293U priority Critical patent/JPH07971U/ja
Publication of JPH07971U publication Critical patent/JPH07971U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一の駆動源で複数のゲートを必要に応じて
開放させ、かつ、開放時の応答性を向上させ、更に省電
力化を図る。 【構成】 第1ゲート104、第2ゲート106、第3
ゲート108にはアーム112A、116A、120A
が形成されており、各々ラック124の凹部126、1
28、130に対応している。アーム112Aの先端部
と凹部126の後端壁との距離Pは最短でアーム120
Aの先端部と凹部130の後端壁との距離Rは最長であ
る。従って、モータ132の駆動力によってラック12
4が移動すると、第1ゲート104から順に開放する。
上記構成によれば、ラック124の移動量が少なくなる
ので、開放時の応答性が良く、ラック124の上端面に
アーム112A等の先端部が載置されて開放状態を維持
するので連続通電する必要がなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シートを必要に応じて分配するためのシート分配装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
所謂両面コピー機能を備えた複写機において、表面複写済の受像紙を反転させ た後、一旦中間トレイに収容し、この中間トレイから裏面複写を行うべく反転状 態の受像紙を送り出す構造のものがある。
【0003】 この種の複写機に用いられる中間トレイでは、受像紙のサイズ(例えば、A4 サイズ、B5サイズ等)に拘わらずその搬送方向下流側となる端部(前端部)を 所定の位置(給紙ローラ配置位置)に揃えるべく、複数のゲートが設けられてい る。各ゲートは、シャフト及びシャフトに同軸に所定の間隔で固着された複数の 爪から成る。これらのゲートの爪は、両面コピーをする場合以外のときには受像 紙の搬送軌跡と干渉しない位置まで退避しているが、両面コピーをする場合には 受像紙のサイズに応じたゲートの爪が受像紙の搬送軌跡と干渉する位置まで回転 して侵入するようになっている(ゲート開放状態)。これにより、反転状態で搬 送されてきた受像紙の前端部をゲートに当接させ、受像紙を中間トレイ内へ落下 させることができる。そして、受像紙のサイズに応じたゲートから受像紙が中間 トレイ内へ落下してくることにより、収容された受像紙の前端部は受像紙のサイ ズに拘わらず中間トレイの搬送方向下流側となる端部に設けられた給紙ローラの 近傍に位置される構成である。
【0004】 ここで、上述した複数のゲートを回転させる手段として、従来ではソレノイド 及びリンクを使っていた。すなわち、各ゲートにリンクをそれぞれ連結させてお くと共に各リンクにはソレノイドのプランジャをそれぞれ連結させ、受像紙のサ イズに応じたゲートのソレノイドを励磁する構成を採用していた。
【0005】 しかしながら、この構造による場合、ゲート数分のソレノイドが必要となるの で中間トレイの大型化及びコストアップに繋がるという問題点が生じる。また、 ゲートを開放状態で保持するためには、ソレノイドへの通電状態を維持しなけれ ばならないので、省電力化を図ることができないという問題点も生じる。
【0006】 そこで、上述した問題点を解決するべく、実開昭64−45847号公報に開 示された構造を利用することが考えられる。以下、この公報に開示された構造に ついて説明する。なお、この公報に開示された考案は、複写機のソータを適用対 象としたものである。
【0007】 図10に示されるように、垂直に配置されたガイド板150には開口152、 154が形成されており、各開口152、154内には従動ローラ156、15 8が配設されている。これらの従動ローラ156、158には駆動ローラ160 、162が圧接されており、両者間に受像紙を挟持して矢印A方向に沿ってこれ を搬送するようになっている。また、各駆動ローラ160、162の近傍には、 収納棚164、166の左端開放部がそれぞれ配置されている。
【0008】 一方、ガイド板150の近くには、下端部にギヤ168が固着されたねじ軸1 70が平行に配設されている。ギヤ168はモータ172のギヤ174と噛み合 っており、モータ172の駆動力によってねじ軸170がその軸線回りに回転す る。このねじ軸170の中間部には、回り止めが施された可動部材176が螺合 されている。従って、ねじ軸170が回転すると可動部材176が上下動する。 さらに、この可動部材176は水平に配置された支軸178を備えており、この 支軸178には一方向回動レバー180が軸支されている。この一方向回動レバ ー180の基端部と可動部材176とは圧縮コイルバネ182によって連結され ており、ストッパ184に前記基端部の下面が当接する位置まで一方向回動レバ ー180を回転させている。
【0009】 また、一方向回動レバー180の自由端と干渉する位置には、偏向レバー18 6の自由端が配置されている。偏向レバー186の自由端と収納棚166とは引 張コイルバネ188によって連結されており、通常はストッパ190に偏向レバ ー186の自由端が当接する位置まで偏向レバー186を回転させている。また 、偏向レバー186の基端部は支軸192に同軸に固着されており、更に支軸1 92の中間部には板状の複数の爪部材194が同軸に固着されている。
【0010】 上記構成によれば、通常は偏向レバー186が二点鎖線図示位置にあるので、 爪部材194の先端部は受像紙の搬送軌跡と干渉しない。また、この状態におい て、可動部材176が上方へ移動しても、一方向回動レバー180の自由端が偏 向レバー186の自由端に当接して圧縮コイルバネ182の付勢力に抗して回転 するのみで偏向レバー186を回転させることはない。しかし、一方向回動レバ ー180が下降してきた場合には、一方向回動レバー180の自由端が偏向レバ ー186の自由端を下方へ押圧して二点鎖線図示位置から実線図示位置まで偏向 レバー186を回転させる。このため、爪部材194の先端部が受像紙の搬送軌 跡と干渉する。これにより、矢印A方向に沿って搬送されてきた受像紙は、矢印 B方向へと案内されソータの収納棚164へ排出される構成である。
【0011】 従って、上述した一方向回動レバー180を用いた構成を中間トレイ用に用い ることが考えられ、これによりゲート数分のソレノイドが必要になるという問題 点、及び、常時ソレノイドを通電させておかないとゲートを開放状態に保持でき ないという問題点を解決することが可能である。
【0012】 しかしながら、この公報に開示された構造を採用すると、一方向回動レバー1 80は少なくとも最下位置にあるゲートから最上位置にあるゲートまで移動可能 でなければならず、その移動量が大きくなるという問題点がある。従って、この 公報に開示された構造を中間トレイに適用すると、ゲートの開放動作に遅れ(応 答遅れ)が生じるおそれがある。
【0013】 本考案は上記事実を考慮し、単一の駆動源で複数のゲートを必要に応じて開放 させることができると共に開放時の応答性を向上させ、更に省電力化を図ること ができるシート分配装置を得ることが目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本考案に係るシート分配装置は、シートを収容するシート収容 体にシートの搬送方向に沿って所定の間隔で設けられ、各々シートの搬送軌跡と 干渉しない第1の位置及びシートの搬送軌跡と干渉してシートをシート収容体内 へ落下させる第2の位置間を移動可能とされた複数の搬送軌跡変更手段と、これ らの複数の搬送軌跡変更手段と連係し、それ自体移動可能とされた連係手段と、 複数の搬送軌跡変更手段のそれぞれに対応して設けられ、連係手段が移動するこ とにより搬送軌跡変更手段と干渉してこれを第1の位置から第2の位置まで或い は第2の位置から第1の位置まで移動させかつ移動後の搬送軌跡変更手段が第2 の位置から第1の位置へ或いは第1の位置から第2の位置へ復帰するのを阻止す る複数の干渉部と、連係手段を移動させる単一の駆動源と、を有し、個々の搬送 軌跡変更手段と、それぞれに対応して設けられた干渉部と、の各距離を、搬送方 向上流側から搬送方向下流側へ向かうにつれて減少或いは増加させた、ことを特 徴としている。
【0015】 また、請求項2記載の本考案に係るシート分配装置は、請求項1記載の本考案 において、前記シート収容体は、複写機本体に装着されると共に、原稿の記録内 容が表面に複写された前記シートを反転状態で収容した後、裏面に複写させるべ くこれを搬送方向下流側となる端部から送り出す複写機の中間トレイであり、前 記複数の干渉部は、前記連係手段が移動することにより前記搬送軌跡変更手段を 第1の位置から第2の位置まで移動させかつ移動後の搬送軌跡変更手段が第2の 位置から第1の位置へ復帰するのを阻止し、前記各距離は、搬送方向上流側から 搬送方向下流側へ向かうにつれて減少する、ことを特徴としている。
【0016】 また、請求項3記載の本考案に係るシート分配装置は、請求項1記載の本考案 において、前記シート収容体は、複写機本体に装着されると共に、原稿の記録内 容が記録された複数の前記シートを一枚づつ順次収容するための複数段の収容棚 を備えた複写機の排出トレイであり、前記複数の干渉部は、前記連係手段が移動 することにより前記搬送軌跡変更手段を第2の位置から第1の位置まで移動させ かつ移動後の搬送軌跡変更手段が第1の位置から第2の位置へ復帰するのを阻止 し、前記各距離は、搬送方向上流側から搬送方向下流側へ向かうにつれて増加す る、ことを特徴としている。
【0017】
【作用】
請求項1記載の本考案の作用は、以下の通りである。
【0018】 駆動源の駆動力によって連係手段を移動させると、搬送軌跡変更手段にこれに 対応して設けられた干渉部が干渉することになる。干渉部が干渉すると、これに 対応する搬送軌跡変更手段が第1の位置から第2の位置まで或いは第2の位置か ら第1の位置まで移動する。このため、前者の場合は搬送軌跡変更手段がシート の搬送軌跡と干渉し、後者の場合は搬送軌跡変更手段がシートの搬送軌跡から干 渉しなくなる。なお、前者の場合、搬送軌跡変更手段が第1の位置から第2の位 置まで移動すると、搬送軌跡変更手段は干渉部によって第1の位置への復帰が阻 止される。つまり、搬送軌跡変更手段は、第2の位置に保持されることになる。 また、後者の場合、搬送軌跡変更手段が第2の位置から第1の位置まで移動する と、搬送軌跡変更手段は干渉部によって第2の位置への復帰が阻止される。つま り、搬送軌跡変更手段は、第1の位置に保持されることになる。このため、搬送 軌跡変更手段を第2の位置或いは第1の位置に保持するべく継続通電する必要が なくなり、省電力化を図ることができる。
【0019】 また、このとき、個々の搬送軌跡変更手段とそれぞれに対応して設けられる干 渉部との各距離を搬送方向上流側から搬送方向下流側に向かうにつれて減少或い は増加させたことにより、他の搬送軌跡変更手段は依然として第1の位置或いは 第2の位置にある。従って、シートは、最初に移動した搬送軌跡変更手段とのみ 干渉して、シート収容体内へ落下され収容される。
【0020】 ここで、本考案では、個々の搬送軌跡変更手段とそれぞれに対応して設けられ た干渉部との各距離を搬送方向上流側から搬送方向下流側に向かうにつれて減少 或いは増加させたので、最初の搬送軌跡変更手段を移動させた後、次の搬送軌跡 変更手段を移動させるのに要する距離は短い。つまり、単一の干渉部によって搬 送軌跡変更手段を順次移動させる構成の場合には、最初の搬送軌跡軌跡変更手段 と干渉する位置から次の搬送軌跡変更手段と干渉する位置まで干渉部を移動させ なければならないので、干渉部の移動量が大きくなる。しかし、本考案では、各 搬送軌跡変更手段に対応して干渉部が設けられていると共に対応する両者間の距 離が前述した如く搬送方向上流側から搬送方向下流側に向かうにつれて減少或い は増加しているので、次の搬送軌跡変更手段を移動させる際の干渉部の移動量は 小さくなる。この結果、素早く次の搬送軌跡変更手段を第1の位置から第2の位 置まで或いは第2の位置から第1の位置まで移動させることができ、応答性を向 上させることができる。
【0021】 さらに、本考案では、連係手段によって複数の搬送軌跡変更手段を連係し、単 一の駆動源によって連係手段を移動させるようにしたので、搬送軌跡変更手段毎 に駆動源を設ける場合に比べ、シート分配装置を小型化することができると共に コストダウンを図ることができる。
【0022】 請求項2記載の本考案の作用は、請求項1記載の本考案と基本的に同一であり 、請求項1記載のシート分配装置を複写機の中間トレイに適用したものである。
【0023】 請求項3記載の本考案の作用は、請求項1記載の本考案と基本的に同一であり 、請求項1記載のシート分配装置を複写機の排出トレイに適用したものである。
【0024】
【実施例】
以下、図1〜図4を用いて、本考案の一実施例について説明する。
【0025】 図4には、複写機10の概略構成が示されている。なお、図4において、実線 矢印で示されるのは片面コピー時の用紙12の搬送経路であり、一点鎖線矢印で 示されるのは両面コピー時の用紙12の搬送経路である。
【0026】 この図に示されるように、複写機10は複写機本体14を備えており、その上 部には開閉可能なカバー16が取り付けられている。カバー16の下面にはコピ ーガラス18が配置されており、このコピーガラス18の上面とカバー16の下 面との間に原稿がセットされる。
【0027】 また、複写機本体14の右側部にはスリット状の開口20が形成されており、 この開口20の近傍には給紙ローラ22が配設されている。この開口20内には 手差し用のトレイ24の端部が配置されている。なお、両面コピーする場合には 、この手差し用のトレイ24が用いられる。
【0028】 さらに、複写機本体14の左側部にもスリット状の開口26が形成されており 、この開口26の内側には一対の排出ローラ28が配設されている。また、開口 26の下方には、排紙用のトレイ30が配設されており、片面コピーあるいは両 面コピーされた用紙12が排出ローラ28によって排出されるようになっている 。
【0029】 次に、複写機10の内部構成について簡単に説明する。 複写機本体14の内部上方には、スリット露光するための露光部32が配設さ れている。露光部32は、光源34、複数のミラー36、38、40及びレンズ ユニット42を備えている。この内、光源34及びミラー36は、コピーガラス 18に沿って一体に移動する。また、一対のミラー38は、光源34及びミラー 36の移動量の1/2だけ移動する。
【0030】 露光部32の下方には、処理部44が配設されている。処理部44は、図4紙 面上において時計回りに回転可能に設けられた感光ドラム46を備えている。感 光ドラム46はアルミニウム等の導電性材料で形成されており、その周面には光 導電体が塗布されている。感光ドラム46の外周一部には、帯電器48が対向し て配設されており、この帯電器48によって感光ドラム46の表面が均一に帯電 される。また、感光ドラム46の外周一部には現像部50、52が配設されてお り、これらの現像部50、52によって粒子状のトナーが供給される。現像部5 2のドラム回転方向下流側には転写器54が配設されており、この転写器54に よってトナー画像が用紙12に吸着されて転写される。なお、転写器54と現像 部52との間には、挟持ローラ対56が配設されており、前述した手差し用のト レイ24の近傍にある給紙ローラ22から或いは後述する各トレイ70、72、 74の給紙ローラ78、80、82から、更には後述する中間トレイ76の給紙 ローラ92から送り出された用紙12を感光ドラム46の表面に密着させている 。転写器54に隣接する位置には分離器58が配設されており、この分離器58 によって感光ドラム46の表面に密着している用紙12が感光ドラム46の表面 から分離される。なお、分離器58と帯電器48との間にはクリーニング部60 が配設されており、感光ドラム46の表面に残留したトナーを除去している。
【0031】 また、分離器58に隣接する位置には搬送ローラ62が配設されており、用紙 12を図4の実線矢印方向に沿って搬送している。搬送ローラ62の下流側には 、定着部64が配設されている。定着部64は一対の加圧ローラ66及び定着ロ ーラ68を備えており、これらの間に用紙12を挟持して搬送する過程で用紙1 2の表面に転写されたトナー画像を定着させている。
【0032】 一方、複写機本体14の内部中央から内部下方には、引出し式のトレイ70、 72、74及び中間トレイ76が配設されている。トレイ70にはA4サイズの 用紙12が積層状態で収容されており、トレイ72にはA3サイズの用紙12が 積層状態で収容されており、更にトレイ74にはB4サイズの用紙12が積層状 態で収容されている。これらのトレイ70、72、74の前端部(図4紙面右側 の端部)には、給紙ローラ78、80、82がそれぞれ配設されており、収容さ れたA4サイズ或いはA3サイズ又はB4サイズの用紙12を一枚づつ搬送経路 に沿って給紙するようになっている。なお、これらの給紙ローラ78、80、8 2と挟持ローラ対56との間には複数の搬送ローラ対84及び図示しないガイド 板が配設されている。
【0033】 さて、トレイ72とトレイ74との間には、同じく引出し式の中間トレイ76 が配設されており、以下この中間トレイ76の構造について詳細に説明する。
【0034】 図3に示されるように、中間トレイ76は、皿状のトレイ本体86を備えてい る。トレイ本体86の一側部(図4紙面手前側の側部)には中間トレイ76の装 填時及び引出し時に把持する把持部88が設けられている他、後述する各種部品 を収納する収納部90が設けられている。
【0035】 また、トレイ本体86の前端部(搬送方向下流側の端部)には、給紙ローラ9 2が配設されており、駆動力を受けて回転することにより用紙12を一枚づつ給 紙するようになっている。さらに、トレイ本体86の底部における給紙ローラ9 2の近傍には板バネ94が配設されており、用紙12の前端部(搬送方向下流側 の端部)を給紙ローラ92側へ案内する機能を有する。
【0036】 一方、トレイ本体86の底部には、シート分配装置87が配設されている。シ ート分配装置87は、搬送ローラ対96〜102、第1ゲート104乃至第3ゲ ート108、ラック124、モータ132等で構成されており、以下順に説明す る。
【0037】 トレイ本体86の底部には、用紙12の搬送方向に沿って所定の間隔で搬送ロ ーラ対96、98、100、102が配置されている。すなわち、搬送方向最下 流側に位置する搬送ローラ対96は、給紙ローラ92の配置位置から(B5サイ ズの用紙12の長手方向寸法+α)の位置に配置されている。なお、このαを足 しているのは、用紙12が搬送ローラ対96を通過した後に後述する固定板11 0に沿って弧を描いてトレイ本体86内に落下する際に要する長さである(図2 (A)参照)。同様に、搬送ローラ対98は給紙ローラ92の配置位置から(A 4サイズの用紙12の長手方向寸法+α)の位置に配置されており、搬送ローラ 対100は給紙ローラ92の配置位置から(B4サイズの用紙12の長手方向寸 法+α)の位置に配置されており、更に搬送ローラ対102は給紙ローラ92の 配置位置から(A3サイズの用紙12の長手方向寸法+α)の位置に配置されて いる。
【0038】 各搬送ローラ対96、98、100、102は、トレイ本体86の両側部に軸 支された一対のシャフト96A、98A、100A、102A及び各シャフト9 6A、98A、100A、102Aに同軸に所定の間隔で固着された複数の挟持 ローラ96B、98B、100B、102Bをそれぞれ備えている。これらの搬 送ローラ対96、98、100、102のシャフト96A、98A、100A、 102Aの端部及び給紙ローラ92のシャフトの端部は、収納部90内にて図示 しないギヤ及びベルト等により連結されており、後述するモータ132とは別の モータ(図示省略)の駆動力を受けて同期して回転する。
【0039】 搬送ローラ対96と搬送ローラ対98との間には、第1ゲート104が配設さ れている。また、搬送ローラ対98と搬送ローラ対100との間には、第2ゲー ト106が配設されている。さらに、搬送ローラ対100と搬送ローラ対102 との間には、第3ゲート108が配設されている。なお、第1ゲート104の搬 送方向下流側には固定板110が傾斜状態で配設されている。この固定板110 の先端部は用紙12の搬送軌跡に干渉する位置に達している。
【0040】 第1ゲート104は、トレイ本体86の両側部に軸支されたシャフト112及 びこのシャフト112に同軸にかつ所定の間隔で固着された複数の爪114(本 実施例では、5個)を備えている。同様に、第2ゲート106はシャフト116 及び複数の爪118を備えており、第3ゲート108はシャフト120及び複数 の爪122を備えている。
【0041】 図1に示されるように、各シャフト112、116、120の一方の端部には 、アーム112A、116A、120Aがそれぞれ一体形成されている。アーム 112Aの突出方向はシャフト112の半径方向であり、かつ、鉛直線に対して 45度だけ搬送方向上流側に傾斜した方向である。他のアーム116A、120 Aについてもこの点は同じである。
【0042】 アーム112A、116A、120Aの下方には、長尺状のラック124が配 設されている。ラック124の上端部には、所定の間隔で矩形状の凹部126、 128、130が形成されている。凹部126の形成長さ(底面の長手方向寸法 )は最も短く、凹部130の形成長さは最も長い。凹部128の形成長さは凹部 126の形成長さと凹部130の形成長さの中間である。そして、各凹部126 、128、130の底面に各アーム112A、116A、120Aの先端部が当 接している。この状態がゲートの閉塞状態であり、本考案における搬送軌跡変更 手段の第1の位置に相当する。なお、アーム112A、116A、120Aの先 端部を凹部126、128、130の底面に当接させる方法としては、爪114 、118、122の自重を利用してもよいし、シャフト112、116、120 の軸線回りに捩じりコイルバネを巻装して付勢する方法でもよい。
【0043】 ここで、上述した凹部126、128、130の各底面とアーム112A、1 16A、120Aの各先端部との位置関係を更に説明すると、アーム112Aの 先端部と凹部126の後端壁との距離(=アーム112Aに凹部126の後端壁 が当接するまでの距離)Pは最も短く、アーム120Aの先端部と凹部130の 後端壁との距離Rは最も長く、アーム116Aの先端部と凹部128の後端壁と の距離Qは距離Pと距離Rとの中間である。別言すれば、距離R、Q、Pの順に 減少している。この距離の関係を出すために、凹部126、128、130の形 成長さを上述した如く設定しているのである。
【0044】 また、アーム112Aの先端部が凹部126の底面に当接した状態では、爪1 14の先端部は用紙12の搬送経路の下側に位置している。従って、この状態で は、用紙12は爪114に干渉することなく爪114の上方を通過していく。し かし、次に説明する構成によって爪114が回転すると、その先端部は用紙12 の搬送経路に干渉する位置に到達する。従って、この状態では、用紙12は爪1 14によってその搬送経路がトレイ本体86の内方へ向くように変更される。つ まり、この状態がゲートの開放状態であり、本考案における搬送軌跡変更手段の 第2の位置に相当する。この関係は、他のアーム116A、120A及び爪11 8、122についても同様である。
【0045】 ラック124の下端面一部には、歯部124Aが形成されている。この歯部1 24Aには、モータ132の出力軸に同軸に固着されたピニオンギヤ134が噛 み合っている。従って、モータ132の出力軸が回転すると、ピニオンギヤ13 4を介してラック124が図1の矢印C方向へ移動し、その移動量に応じて、爪 114、118、122をこの順に軸線回り(時計方向)へ回転させる構成であ る。従って、ラック124の最大移動量は、搬送方向上流側に位置する第3ゲー ト108のアーム120Aに凹部130の後端壁が当接した後(距離Rだけ移動 した後)、アーム120Aの先端部が凹部130と凹部128との間に位置する 上端面に載る程度の距離であり、ラック124の歯部124Aもこれに対応する 長さしか形成する必要はない。
【0046】 なお、図4に一点鎖線矢印で示す両面コピー時の搬送経路に沿う位置には、複 数の搬送ローラ対136が配設されており、両面コピー時にはこの搬送経路に沿 って用紙が搬送されトレイ74の下方にて反転されて中間トレイ76に案内され る。
【0047】 以下に、本実施例の作用を説明する。 まず、用紙12の表面に原稿の記録内容が複写(片面コピー)される。簡単に 説明すると、感光ドラム46の表面が帯電器48によって均一に帯電された後、 露光部32によってスリット露光がなされる。これにより、感光ドラム46の表 面に静電潜像が形成される。次いで、現像部50、52によってトナー粒子が電 荷に応じて付着して現像される。この際、手差しトレイ24の給紙ローラ22に よって用紙12が搬送されてきており、更に挟持ローラ対56によって用紙12 は感光ドラム46の表面に密着される。次いで、転写器54によってトナー画像 が用紙12の表面に転写される。転写後、分離器58によって密着状態の用紙1 2が感光ドラム46の表面から分離される。分離後、搬送ローラ62によって用 紙12は搬送され、定着部64において加圧され転写されたトナー画像が定着さ れる。これにより、用紙12の表面に原稿の記録内容が複写される(片面コピー の終了)。
【0048】 次に、用紙12の裏面に原稿の記録内容(前記原稿とは別の原稿あるいは前記 原稿の両面に記録内容がある場合には前記原稿の裏面に記載された記録内容)が 複写(両面コピー)される。
【0049】 すなわち、定着部64を通過した後の用紙12は排出用のトレイ30に排出さ れることなく、搬送ローラ対136によって複写機本体14の下方へと搬送され ていく。そして、トレイ74の下方にて反転され、この状態で中間トレイ76の 搬送方向上流側に案内される。
【0050】 ここで、仮に、B5サイズの用紙12を両面コピーする場合には、第1ゲート 104、第2ゲート106、第3ゲート108は図2(A)の図示状態とされる 。すなわち、すべての爪114、118、122の先端部は用紙12の搬送軌跡 よりも下側(第1の位置)に位置する。このため、B5サイズの用紙12が搬送 されてくると、用紙12はこれらの爪114、118、122の上方を通過して いき、固定板110の傾斜面に当接する。このため、用紙12は、固定板110 に案内されてトレイ本体86の底面側へと案内される。複写機本体14の内部に B5サイズの用紙12が収容された状態では、その前端部は板バネ94の付勢力 を受けて複写機本体14の給紙ローラ96の近傍に位置される。従って、給紙不 良は生じない。
【0051】 一方、搬送されてきた用紙12がB5サイズではなく、A4サイズの場合には 、図2(B)に示される如く、第1ゲート104のみが開放される。すなわち、 モータ132の出力軸が所定量回転されて、ピニオンギヤ134を介してラック 124が所定量だけ図1の矢印C方向へ移動する。このため、第1ゲート104 のアーム112Aの先端部にラック124の凹部126の後端壁が当接するので 、第1ゲート104の爪114が時計回りに回転され第2の位置に到達する。な お、モータ132は、ラック124を所定量移動させた後、非通電状態とされる 。しかし、第1ゲート104のアーム116Aの先端部は凹部126の後方の上 端面に当接したままであるので、非通電状態としても第1ゲート104は依然と して開放状態を維持する。搬送されてきた用紙12(A4サイズ)は、この第1 ゲート104の爪114に当接して複写機本体14の内方側へと案内される。複 写機本体14の内部にA4サイズの用紙12が収容された状態では、その前端部 は板バネ94の付勢力を受けて複写機本体14の給紙ローラ92の近傍に位置さ れる。従って、この場合も給紙不良は生じない。
【0052】 搬送されてきた用紙12がA4サイズではなく、B4サイズの場合には、図2 (C)に示される如く、第2ゲート106が開放される。すなわち、モータ13 2の出力軸が所定量回転されることにより、ラック124が矢印C方向へ移動す る。このため、前記場合と同様にして第2ゲート106のアーム116Aの先端 部にラック124の凹部128の後端壁が当接するので、第2ゲート106の爪 116Aが時計回りに回転される。ただ、このとき、第1ゲート104も開放状 態を維持しているが、用紙12は先に第2ゲート106の爪116Aに干渉する ので、第1ゲート104が開放状態を維持していても差し支えない。搬送されて きた用紙12(B4サイズ)は、この第2ゲート106の爪116Aに当接して 複写機本体14の内方側へと案内される。複写機本体14の内部にB4サイズの 用紙12が収容された状態では、前述した場合と同様にその前端部は板バネ94 の付勢力を受けて複写機本体14の給紙ローラ92の近傍に位置される。従って 、この場合も前記同様に給紙不良は生じない。
【0053】 搬送されてきた用紙12がB4サイズではなく、A3サイズの場合には、図2 (D)に示される如く、第3ゲート108が開放される。すなわち、モータ13 2の出力軸が所定量回転されることにより、ラック124が矢印C方向へ移動す る。このため、前記場合と同様にして第3ゲート108のアーム120Aの先端 部にラック124の凹部130の後端壁が当接するので、第3ゲート108の爪 122が時計回りに回転される。このとき、第1ゲート104及び第2ゲート1 06も開放状態を維持しているが、用紙12は先に第3ゲート108の爪122 に干渉するので、第1ゲート104及び第2ゲート106が開放状態を維持して いても差し支えない。搬送されてきた用紙12(A3サイズ)は、この第3ゲー ト108の爪122に当接して複写機本体14の内方側へと案内される。複写機 本体14の内部にA3サイズの用紙12が収容された状態では、前述した場合と 同様にその前端部は板バネ94の付勢力を受けて複写機本体14の給紙ローラ9 2の近傍に位置される。従って、この場合も前記同様に給紙不良は生じない。
【0054】 以上のようにして収容された用紙12は、複写機本体14の給紙ローラ92か ら給紙されて裏面に原稿の記録内用が複写される(両面コピーの終了)。
【0055】 このように本実施例では、1本のラック124と1個のモータ132を用いて 、第1ゲート104乃至第3ゲート108を選択的に開放させる構成としたので 、構造の簡素化を図ることができる。従って、ゲート毎にソレノイドを用いる構 成に比べ、中間トレイ76の小型化を図ることができると共にコストダウンを図 ることができる。
【0056】 また、本実施例では、各アーム112A、116A、120Aの先端部に各凹 部126、128、130の後端壁が干渉するまでの距離P、Q、Rを搬送方向 上流側から搬送方向下流側に向かうにつれて徐々に短くしたので、ラック124 が移動した場合には第1ゲート104、第2ゲート106、第3ゲート108の 順にこれを開放させることができ、かつ、ラック124の最大移動量も略距離R にとどめることができる。従って、第1ゲート104乃至第3ゲート108を選 択的に開放させる際の応答性を向上させることができる。
【0057】 さらに、本実施例では、第1ゲート104、第2ゲート106、第3ゲート1 08が開放すると、アーム112A、116A、120Aの先端部がラック12 4の上端面に当接するようにしたので、ゲート開放状態を維持するために通電状 態を維持する必要(ソレノイドを用いた場合)がなくなる。従って、省電力化を 図ることができ、この点からもコストダウンを図ることができる。
【0058】 なお、本実施例では、第1ゲート104乃至第3ゲート108を開放させるの にラック124を用いたが、これに限らず、第1ゲート104乃至第3ゲート1 08の各アーム112A、116A、120Aと、各々に対応して設けられた干 渉部との各距離P、Q、Rが、搬送方向上流側から搬送方向下流側に向かうにつ れて減少する構成であればすべて適用することができる。
【0059】 例えば、図5に示される構成では、ラック124の代わりにタイミングベルト 138を用いている。タイミングベルト138は、一対のプーリ140に巻き掛 けられている。なお、一方のプーリ140は、モータ132の出力軸に固着され ている。また、タイミングベルト138の表面には、所定の間隔で凸部142、 144、146が形成されている。これらの凸部142、144、146は前記 実施例における凹部126、128、130に相当する。従って、第1ゲート1 04のアーム112Aの先端部に凸部142の前端が当接するまでの距離が最も 短く、第3ゲート108のアーム120Aの先端部に凸部146の前端が当接す るまでの距離が最も長い。
【0060】 この構成によっても前記実施例と同様の作動が得られる。ただ、この実施例で は、第2ゲート106が開放した時点では第1ゲート104は閉塞する点で、前 記実施例とはその作動が異なるといえる。
【0061】 また、本実施例では、第1ゲート104の爪114、第2ゲート106の爪1 18、第3ゲート108の爪122は、いずれも開放時に時計回りに回転して用 紙12の搬送軌跡と干渉する構成であるが、これに限らず、第1ゲート104乃 至第3ゲート108の配置位置を搬送経路よりも上側とし、開放時に爪114、 118、122が反時計回りに回転して用紙12の搬送軌跡と干渉するようにし てもよい。
【0062】 次に、図6〜図9を用いて、本考案の他の一実施例について説明する。 図6には、ソータ部250の概略構成が示されている。なお、このソータ部2 50は、前述した図4における複写機本体14の排紙トレイ30に替えて設けら れる。
【0063】 この図に示されるように、ソータ部250はケース252を備えており、この ケース252内の最上部付近に反転ローラ対254及び用紙12を下方へ案内す るガイド板256が配設されている。さらに、ケース252内にはその長手方向 (上下方向)に沿ってシート分配装置258が配設されており、その側方に十段 のソータビン260から成る排出トレイ261が配設されている。
【0064】 図7及び図8に示されるように、上述したシート分配装置258は、モータ( DCモータ)262と、ラック264と、複数のソート爪266及びアイドラ2 68と、によって概ね構成されている。なお、これらの図においては、ソータビ ン260を5段にして簡略図示している。モータ262の出力軸270にはピニ オン272が圧入されており、このピニオン272の周面にはギヤ274が噛み 合っている。さらに、このギヤ274のピニオン272と反対側の周面には、ラ ック264が噛み合っている。従って、モータ262が駆動すると、ピニオン2 72及びギヤ274を介してラック264がソータ部250の上下方向へ移動す る。
【0065】 ラック264の一方の側部には、複数のスリット276が所定の間隔で形成さ れている。これに対応して、ラック264に隣接する位置には、ホームポジショ ンセンサ278及び停止位置検出センサ280が配設されており、各々ラック2 64側へ投光しその反射光を受光している。なお、ステッピングモータを使用し た場合には、ホームポジションセンサ278のみでよい。
【0066】 また、ラック264の他方の側部には、前述した実施例同様形状の凹部282 、284、286、288が形成されている。なお、この実施例では、搬送方向 上流側から下流側へ向かうにつれて凹部の形成長さ(底面の長手方向寸法)が長 くなっている。
【0067】 各凹部282〜288に対応して、ソート爪266からロッド290が突出さ れている。より具体的には、各ロッド290の先端部が各凹部282〜288内 に若干入り込んでいる。そして、各凹部282〜288におけるラック上方側と なる壁と各ロッド290の先端部との距離は、搬送方向上流側から搬送方向下流 側へ向かうにつれて増加している。なお、ロッド290はソート爪266に対し て一体化されており、ロッド290が回転するとそれに伴いソート爪266が回 転するようになっている。
【0068】 上記構成によれば、モータ262が駆動することによって、ラック264が下 方へ移動すると、最初に最上段のソート爪266のロッド290が最上段の凹部 282によってソート爪266が反時計方向へ回転して図8図示状態となる。す なわち、ソート爪266が用紙12の搬送軌跡に干渉する位置から干渉しなくな る位置まで退避する。更にラック264が下方へ移動すると、順次ソート爪26 6が回転して同様の作動が得られる。
【0069】 従って、この実施例においても、前述した実施例と同様の効果が得られる。 参考までに、図9を用いて、各部の寸法を以下に説明しておく。
【0070】 1つのソート爪266を角度θだけ回転させるのに必要なラック264の移動 量Xは、ソート爪266のロッド290の長さをLとすると、X=L・sinθ で表される。
【0071】 今、ソート爪266のピッチがpでソータビン260のビン数(分配経路数) がnのとき、X<p(n−1)でなければならない。すなわち、ラック264は 、ソート爪266のピッチpだけ移動すればよい。なお、(n−1)としたのは 、最下段のソート爪266は、回転不要だからである。
【0072】 また、ラック264とロッド290の引っ掛かり長さyは、y=L(1−co sθ)で表され、角度θ及びロッド290の長さLが決まれば決定される。
【0073】 なお、上述した各部の寸法は、前述した実施例における中間トレイ76につい ても同様に適用される。すなわち、図1におけるP、Q、Rには以下の関係があ る。
【0074】 Q≧P+X R≧Q+X
【0075】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るシート分配装置は、単一の駆動源で複数の ゲートを必要に応じて開放させることができると共に開放時の応答性を向上させ 、更に省電力化を図ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る第1ゲート乃至第3ゲ
ート及びこれを開閉するための構成を示す要部拡大斜視
図である。
【図2】図1の各ゲートの作動を説明するための作動説
明図であり、図2(A)はB5サイズの用紙の場合、図
2(B)はA4サイズの用紙の場合、図2(C)はB4
サイズの用紙の場合、図2(D)はA3サイズの用紙の
場合である。
【図3】図1に示される第1ゲート乃至第3ゲートを備
えた中間トレイを示す斜視図である。
【図4】図3に示される中間トレイを備えた複写機の概
略構成を示す概略構成図である。
【図5】図1に示される駆動機構の変形例を示す要部拡
大斜視図である。
【図6】本考案の他の一実施例に係り、ソータ部を示す
概略側面図である。
【図7】シート分配装置を示す側面図である。
【図8】図7に示される状態からラックが所定量移動し
た状態を示す図7同様の側面図である。
【図9】各部の寸法を説明するための説明図である。
【図10】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 複写機 12 用紙(シート) 14 複写機本体 76 中間トレイ(シート収容体) 87 シート分配装置 104 第1ゲート(搬送軌跡変更手段) 106 第2ゲート(搬送軌跡変更手段) 108 第3ゲート(搬送軌跡変更手段) 124 ラック(連係手段) 126 凹部(干渉部) 128 凹部(干渉部) 130 凹部(干渉部) 132 モータ(駆動源) 138 タイミングベルト(連係手段) 142 凸部(干渉部) 144 凸部(干渉部) 146 凸部(干渉部) 258 シート分配装置 260 ソータビン(収容棚) 261 排出トレイ(シート収容体) 262 モータ(駆動源) 264 ラック(連係手段) 266 ソート爪(搬送軌跡変更手段) 282 凹部(干渉部) 284 凹部(干渉部) 286 凹部(干渉部) 288 凹部(干渉部)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを収容するシート収容体にシート
    の搬送方向に沿って所定の間隔で設けられ、各々シート
    の搬送軌跡と干渉しない第1の位置及びシートの搬送軌
    跡と干渉してシートをシート収容体内へ落下させる第2
    の位置間を移動可能とされた複数の搬送軌跡変更手段
    と、 これらの複数の搬送軌跡変更手段と連係し、それ自体移
    動可能とされた連係手段と、 複数の搬送軌跡変更手段のそれぞれに対応して設けら
    れ、連係手段が移動することにより搬送軌跡変更手段と
    干渉してこれを第1の位置から第2の位置まで或いは第
    2の位置から第1の位置まで移動させかつ移動後の搬送
    軌跡変更手段が第2の位置から第1の位置へ或いは第1
    の位置から第2の位置へ復帰するのを阻止する複数の干
    渉部と、 連係手段を移動させる単一の駆動源と、 を有し、 個々の搬送軌跡変更手段と、それぞれに対応して設けら
    れた干渉部と、の各距離を、搬送方向上流側から搬送方
    向下流側へ向かうにつれて減少或いは増加させた、 ことを特徴とするシート分配装置。
  2. 【請求項2】 前記シート収容体は、複写機本体に装着
    されると共に、原稿の記録内容が表面に複写された前記
    シートを反転状態で収容した後、裏面に複写させるべく
    これを搬送方向下流側となる端部から送り出す複写機の
    中間トレイであり、 前記複数の干渉部は、前記連係手段が移動することによ
    り前記搬送軌跡変更手段を第1の位置から第2の位置ま
    で移動させかつ移動後の搬送軌跡変更手段が第2の位置
    から第1の位置へ復帰するのを阻止し、 前記各距離は、搬送方向上流側から搬送方向下流側へ向
    かうにつれて減少する、 ことを特徴とする請求項1記載のシート分配装置。
  3. 【請求項3】 前記シート収容体は、複写機本体に装着
    されると共に、原稿の記録内容が記録された複数の前記
    シートを一枚づつ順次収容するための複数段の収容棚を
    備えた複写機の排出トレイであり、 前記複数の干渉部は、前記連係手段が移動することによ
    り前記搬送軌跡変更手段を第2の位置から第1の位置ま
    で移動させかつ移動後の搬送軌跡変更手段が第1の位置
    から第2の位置へ復帰するのを阻止し、 前記各距離は、搬送方向上流側から搬送方向下流側へ向
    かうにつれて増加する、 ことを特徴とする請求項1記載のシート分配装置。
JP6828293U 1993-04-12 1993-12-21 シート分配装置 Pending JPH07971U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6828293U JPH07971U (ja) 1993-04-12 1993-12-21 シート分配装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1833493 1993-04-12
JP5-18334 1993-04-12
JP6828293U JPH07971U (ja) 1993-04-12 1993-12-21 シート分配装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07971U true JPH07971U (ja) 1995-01-06

Family

ID=26355012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6828293U Pending JPH07971U (ja) 1993-04-12 1993-12-21 シート分配装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07971U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004323240A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Xerox Corp 多機能の用紙経路ゲートセレクタとシート規制
US10021944B2 (en) 2015-02-06 2018-07-17 Nifco Inc. Cord lock

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004323240A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Xerox Corp 多機能の用紙経路ゲートセレクタとシート規制
US10021944B2 (en) 2015-02-06 2018-07-17 Nifco Inc. Cord lock

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2693520B2 (ja) 複写機の自動反転原稿給紙装置
JPS6125625B2 (ja)
US4866487A (en) Image forming apparatus
JPH07971U (ja) シート分配装置
KR900009113B1 (ko) 양면 복사 가능한 정전 복사 장치
US6708972B2 (en) Sheet-like object sorter, and discharged paper processing device for image-forming apparatus employing the same
US5436715A (en) Automatic document feeder
JPH0684225B2 (ja) シ−ト材仕分け装置
JPH0725470B2 (ja) 画像形成装置
JPS63295334A (ja) 原稿搬送装置
JPH0622697Y2 (ja) 原稿搬送装置
JP2663546B2 (ja) フィニッシャ付きソータ装置
JPH04299365A (ja) 画像形成装置
JP2988740B2 (ja) 画像形成装置
JPH0466472A (ja) ソーター
JPS61229765A (ja) シ−ト材案内部材を備える搬送装置
JPH0535023A (ja) 画像形成装置
JPH04296873A (ja) 画像形成装置
JPS61229768A (ja) シ−トシフト機構を有する画像形成装置
JPS61229760A (ja) シ−ト材反転装置を備える画像形成装置
JPS61229767A (ja) シ−トシフト機構を有する画像形成装置
JPH0269776A (ja) 画像形成装置
JPS58130859A (ja) 紙葉類の丁合装置
JPH0266079A (ja) 画像形成装置
JPH03227849A (ja) 画像記録装置の記録用紙搬送装置