JPH02146895A - クロストークキャンセル回路 - Google Patents

クロストークキャンセル回路

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Publication number
JPH02146895A
JPH02146895A JP1202026A JP20202689A JPH02146895A JP H02146895 A JPH02146895 A JP H02146895A JP 1202026 A JP1202026 A JP 1202026A JP 20202689 A JP20202689 A JP 20202689A JP H02146895 A JPH02146895 A JP H02146895A
Authority
JP
Japan
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signal
circuit
phase
low
crosstalk
Prior art date
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Pending
Application number
JP1202026A
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English (en)
Inventor
Yasutoshi Matsuo
泰俊 松尾
Makoto Nakano
良 中野
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02146895A publication Critical patent/JPH02146895A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野J 本発明は、クロストークキャンセル回路に係り、特に、
ガードパンドレスで磁気テープ上に記録されたVTR信
号を再生又はダビングする場合に、低域変換色信号のク
ロストークを軽減するためのクロストークキャンセル回
路に関する。
〔従来の技術〕
通常の家庭用VTRでは、磁気テープ上の記録密度を上
げ、記録時間を長くするため、隣接するトラック間にガ
ートバンドを設けずに記録する、所謂ガードパンドレス
記録が行なわれている。このため、再生時に、磁気ヘッ
ドが隣接するトラックからの不要信号(クロストーク)
を拾う可能性が大となる。
これに対処するため、隣接するトラックを夫々記録・再
生する2つの磁気ヘッドを設け、この磁気ヘッド間でギ
ャップの角度(アジマス角)を相対的に数度(例えば±
6°)傾けておき、これによるアジマス損失を利用して
クロストークを軽減する方法が採用されている。
しかしながら、この方法は、記録波長が比較的短い輝度
信号の低搬送波FM記録の部分に関しては有効であるが
、記録帯域が1.3M1lz以下となって、記録波長が
比較的長い、低域変換色信号の記録・再生においては、
クロストークの減衰量が十分に得られない。
そこで、この色信号のクロストークを軽減する方法とし
て、搬送色信号をLH(Hは水平走査周期)ごとに90
度ずつ位相回転し、またトラックごとにその位相の回転
方向を変換するP S (PhaseShift)方式
が提案された。
第12図はこの方法を説明するための図であり。
ここで実線の矢印は信号の位相を、また、破線の矢印は
隣接するトラックからのクロストーク成分の位相を、夫
々示している。
同図(A)、(B)は、夫々隣接するトラックに上記の
処理が施されて記録された信号の位相状態を示している
。このうち同図(A)の信号を磁気ヘッドにより再生し
1位相を復元して得られた信号を同図(C)に、また、
この信号をIHだけ遅延した信号を同図(D)に示す、
第12図(C)、(D)を比較するとわかるように、I
H遅延された信号と、遅延されないもとの信号の位相は
揃っており、クロストーク成分の位相は常に逆向きとな
っている。
ここで、IH相関、即ち、隣り合う水平走査線の間に相
関性があると仮定すれば、同図(C)及び(D)の信号
を互いに加算することにより、同図(E)に示すような
信号が得られ、互いに隣接するトラック間の色信号のク
ロストーク成分はキャンセルされる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来のVTRにおいて、ビデオ信号をダビン
グする場合、磁気テープ上より再生された信号を輝度信
号と色信号とに分離し1色信号については低域変換色信
号を周波数変換して搬送色信号とし、例えば、PS方式
によりクロストーク成分をキャンセルした後、復調等の
処理がなされた輝度信号と混合してビデオ信号とし、こ
れを別のVTRに供給するようにしていた。
磁気テープから再生された低域変換色信号は、周波数変
換回路によって搬送色信号とされた後、帯域フィルタを
通過するが、ここで色信号は狭帯域となり1位相特性も
劣化する。また再生時に、周波数の安定化のための自動
周波数制御(AFC)回路、自動位相制御(APC)回
路を通過する際にも。
信号に動作エラーが加算され、PMノイズが増大する。
従って、複数回にわたってダビングを行うと。
これらの欠陥が重畳され、色信号の劣化が顕著となるた
め、ダビングの回数は少なく制限される。
また、再生された低域変換色信号を周波数変換せずに、
そのままダビングする装置もあるが、その装置では、ク
ロストーク成分を除去することができず、そのままの状
態で別のVTRで記録を行うと、その後のプロセスでも
このクロストークによるノイズが残ることとなり、画質
が大きく損なわれるという問題点があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、VT
Rのダビング時においてもクロストーク成分を除去し得
、信号の特性劣化を少なくできるクロストークキャンセ
ル回路を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段〕 請求項1に記載のクロストークキャンセル回路は、磁気
テープより再生された第1の経路の低域変換色信号の位
相を90度変化させる移相手段と。
第1の経路の低域変換色信号を遅延させる遅延手段と、
m気テープより再生された第2の経路の低域変換色信号
と、移相手段により90度移相され。
かつ、遅延手段により、第2の経路の低域変換色信号に
対して1ライン遅延された第1の経路の低域変換色信号
とを演算し、クロストーク成分を除去する演算手段とを
備える。
請求項2に記載のクロストークキャンセル回路は、磁気
テープより再生された第1乃至第3の低域変換色信号の
位相を90度ずつ変化させる移相手段と、第1乃至第3
の低域変換色信号の遅延時間を1ラインずつ変化させる
遅延手段と、第1乃至第3の低域変換色信号をクロスト
ーク成分が除去されるように演算する演算手段とを備え
る。
〔作用〕
請求項1に記載のクロストークキャンセル回路において
は、第1の経路の低域変換色信号は90度移相され、第
2の経路の低域変換色信号は移相されない、第1の経路
の低域変換色信号は、第2の経路の低域変換色信号に対
して、1ライン(水平走査周期)に対応する時間だけ遅
延される。この第1の経路の低域変換色信号が、第2の
経路の低域変換色信号から1例えば減算される。
これにより、クロストーク成分が除去される。
請求項2に記載のクロストークキャンセル回路において
は、例えば、低域変換色信号を90度ずつ順次移相し、
所定の位相の信号と、それより90度進相(又は遅相)
した信号と、90度進相(又は遅相)した信号よりさら
に90度進相(遅相)した信号とが生成される。後2者
の信号は、前者の信号に対して、1ライン(水平走査周
期)又は2ラインだけ、さらに遅延される。この3つの
低域変換色信号が、クロストーク成分が除去されるよう
に演算される。
これにより、クロストーク成分を減少させることができ
るばかりでなく、色にじみ及び垂直解像度の劣化が少な
い画像が得られる。
〔実施例〕
第2図(A)、(B)は、夫々本発明の一実施例である
相関型クロストークキャンセル回路14を含んだビデオ
テープレコーダ(VTR)の再生系及び記録系のブロッ
ク図を示している。
これらの図において、磁気テープ1より磁気ヘッド2に
よって再生された信号は、プリアンプ3において増幅さ
れた後、高域フィルタ(IIPF) 5と低域フィルタ
(LPF) 10により、再生輝度信号及び再生低域変
換色信号に分離される。
高域フィルタ5により分離された輝度信号はリミッタ6
を介して復調及びデイエンファシス回路7に供給される
。ここでFMtI調が行なわれ、さらに、所定のデイエ
ンファシス特性が付与された後、低域フィルタ(LPF
) 8を介して加算回路9に供給される。
一方、低域フィルタ10により分離された低域変換色信
号は、通常の再生時には、周波数変換及び逆PS回路1
1において搬送色信号とされ、帯域フィルタ(BPF)
 12を介してクロストークキャンセル回路13に供給
される。ここで従来より知られている方式、例えばPS
方式によるクロストークの除去が行なわれ、加算回路9
に入力される。
加算回路9に入力された輝度信号と搬送色信号はここで
混合されて、コンポジット信号とされ、出力端子15よ
り出力される。
上記した通常の再生時における場合とは異なり、1台の
VTIIから他のVTRへのダビング(1台の装置の中
に再生装置と記録装置を両方含む場合も考えられるが、
便宜士別々の装置とする)を行なう場合には、低域フィ
ルタ10より出力された低域変換色信号は、周波数変換
を行なわずに、相関型クロストークキャンセル回路14
に入力される。
この相関型クロストークキャンセル回路14は。
本発明の主要部であり、後述するように、低域変換色信
号に含まれるクロストーク成分を除去する。
ここでクロストーク成分が除去された低域変換色信号は
、そのまま色信号出力端子17より出力され、第2図(
B)の記録系の色信号入力端子18に供給される。
一方、輝度信号についても低域フィルタ8の出力がその
まま輝度信号出力端子16より出力され、第2図(B)
の輝度信号入力端子19に供給される。
第2図CB)の記録系に輝度信号入力端子19より入力
された輝度信号は、スイッチ20の切換えにより1通常
の記録ビデオ信号が通過する輝度信号−色信号分離回路
(Y−C分離回路)21を通ることなく、エンファシス
回路22、変調回路23を介して加算回路24に供給さ
れる。
一方1色(1号入力端子18に供給された低域変換色信
号も、スイッチ26の切換えにより、周波数変換及びP
S回路25を通過することなく、低域フィルタ(LPF
) 27を介して加算回路24に入力される。
加算回路24において輝度信号と低域変換色信号は混合
され、記録アンプ28において増幅され。
磁気ヘッド29によって磁気テープ30上に所定のトラ
ックを形成して記録される。
第1図は第2図における相関型クロストークキャンセル
回路14の一実施例の構成を示すブロック図である。
第1図において、入力端子31には磁気テープから再生
され、輝度信号と低域変換色信号が分離(YC分離)さ
れた後の、低域変換色信号が入力される。
スイッチ35は、磁気ヘッドが設けられた回転ドラムの
回転に従って、ドラムフリップフロップによって1フイ
ールド(1トラツク)毎に交互に切換えられる。即ち、
第1の磁気ヘッドがチャンネル1(以下c h −1と
記す)のトランク上にあるときは、図中上方の接点ch
−1に接続され、第2の磁気ヘッドがch−2のトラッ
ク上にあるときには、下方の接点c h −2に接続さ
れ、以後この動作が1トラツク毎に交互に繰り返される
また、移相回路32は、入力端子31より入力されたc
 h −1の信号の位相を90度進ませ、移相回路33
は、ch−2の信号の位相を90度遅らせる動作をする
。IH遅延回路36はスイッチ35より入力された信号
をIH(ライン)期間遅延させて出力する。
遅延回路34は、移相回路32.33において生じる信
号の遅延を補償するためのものである。
すなわち、入力端子31より入力された信号を、移相回
路32.33による遅延時間に対応する時間だけ遅延し
て出力する。LH遅延回路36及び遅延回路34の出力
は夫々減算回路37に入力され、ここで減算が行なわれ
た後、出力端子38より出力される。
尚、遅延回路34は、移相回路32.33による遅延時
間を補償するものであるから、例えば。
第3図に示すように、移相回路32又は33の遅延時間
と、遅延回路36Aによる遅延時間の和が。
11(どなるようにした場合、移相回路32.33によ
り移相した信号は、移相しない信号に対してIH遅延し
て減算回路37に入力されるので、遅延回路34は省略
することができる。
また、第1図及び第3図においては、信号を移相した後
、遅延するようにしたが、逆に、遅延した後、移相する
ようにすることもできる。
次に、第4図を参照しつつ第1図の回路の動作について
説明する。
第4図(A)はNTSC方式の色信号の位相を模式的に
示すものであり、IH毎に位相が反転している様子がわ
かる。第4図(B)、(c)は、夫々磁気テープ上に隣
接して記録されるc h −1及びCh −2の低域変
換色信号の位相を示しており、第2図の周波数変換及び
PS回路25によって、Ch−1はIH毎に90°ずつ
位相が進む(0′″、90.180°、270°)よう
に、又ah−2はIH毎に901ずつ位相が遅れる(0
@、−90°、−180”  −270°)ように処理
されて記録されている。
第4図CD)は磁気テープ上から再生されたCh−1の
低域変換色信号の位相を示しており、ここで、破線の矢
印は隣接するc h −2から生じるクロストーク成分
を示している。この第4図りに示す位相の信号は入力端
子31から入力され、移相回路32によって位相が90
°進められるとともに、l 1■遅延回路36によって
L Hだけ遅延される。この状態を第4図(E)に示す
、減算回路37では、この第4図(E)に示す位相の信
号を、遅延回路34より入力される同図CD)に示す位
相の信号から減算する。
これにより1位相が等しいクロストーク成分は互いに打
ち消され、同図(F)に示すように、ch−1の隣接す
る2ライン()! )分の低域変換色信号が平均化され
て取り出される。勿論この場合、ライン相関性があるこ
とが前提となる。
c b −2についても同様であり、第4図(G)に示
すように、磁気テープ上から再生されたch−2の低域
変換色信号にも、隣接するch−1からのクロストーク
成分が含まれている。この信号は移相回路33によって
位相が90°遅らされるとともに、IH遅延回路36に
よってIHだけ遅延される。この状態を第4図(I−I
 )に示す、減算回路37では、この第4図(H)に示
す信号が同図(G)に示す信号から減算されるが、この
ときも、上記した場合と同様に、位相が等しいクロスト
ーク成分は互いに打ち消され、同図(I)に示すように
、ch−2の隣接する2ライン分の低域変換色信号が平
均化されて取り出される。
第5図は第1図の+90°の移相回路32の一実施例の
構成を示すブロック図である。また、この回路の出力に
反転回路を付加すれば、−90゜の移相回路33となる
第5図において、411〜413m−>は信号を時間2
Δtだけ遅延させる遅延回路、421〜42Nは減算回
路、431〜43N−□は定数倍回路、441.44□
・・・は加算回路である。同図の回路は公知のヒルベル
トフィルタと呼ばれるものであって、比較的低い周波数
の信号に対しても、広い帯域に亘ってフェイズシフト(
移相)が可能であることが知られ、その周波数特性Fは
、 J F=Σ1/(2に−1) ・5in((2に−1) (
,1Δt)  −−−(1)にに) と表わされる。
ここで、kは正の整数、ωは中心周波数に対応する角周
波数であり、Δtは上記遅延回路411〜41.N−、
の遅延時間の半分の時間を示しており、このΔtは1例
えば、中心周波数における(1)式の値が最大となるよ
うに((1)式の〔〕内がπ12の奇数倍となるように
)選ばれる。
第5図の回路でNを大きくし過ぎると、(1)式の周波
数特性は平坦に近づくが、調整個所の増加や、信号劣化
などの問題が生じ、現実的でなくなる。
第6図は本実施例で採用したヒルベルトフィルタであり
、第5図の回路でN=2としたものに相当する。ここで
は、第1図における遅延回路34(遅延回路45□、4
61)、スイッチ35.LH遅延回路36、減算回路3
7を含んでいる。
また、遅延回路451.46□は第1図の遅延回路34
の役割も果たし、遅延回路45□と45□の間から加算
回路37に信号を供給することによって、第1図の遅延
回路34を通すことと同様の効果が得られる。
第6図の回路においては、定数倍回路49のkの値はリ
ップルを防ぐ等のために、計算により。
k幻8と定められた。また、このヒルベルトフィルタの
中心周波数を、低域変換色信号に合わせて629KHz
とすると、Δtは(1)式より、397ナノ秒となり、
遅延回路45□、45□、461.468の遅延時間が
決められる。
このような構成によって、周波数特性が平坦で。
帯域も比較的広い+90°の移相回路が実現できる。ま
た反転回路50を通すことにより、−900の移相回路
ともなる。
第7図は本発明の他の実施例のブロック図である。この
実施例は、第1図の実施例がクロストーク成分を除去し
た後に、隣接する2ライン(2H)間で単純な平均化を
行なっているのに対し、連続する3ライン(3H)を用
いている。このため、IH遅延回路61.2 H遅延回
路62を用いて、現在のラインの信号Cnの他に、それ
より1ライン前の信号Cn−,と、1ライン後の信号C
nや□を得。
この3ライン分の信号に対し、公知の演算回路63で所
定の演算を行なうことにより、垂直解像度の劣化の少な
い低域変換色信号を得ている。
第8図は、第7図中の各部の信号の位相を模式的に示し
たものである。第8図(A)は第4図(D)と同様に、
ch−1のトラックからの再生低域変換色信号の位相を
示しており、ch−2のトラックのクロストーク成分(
破線の矢印で示す)を含んでいる。第8図(B)は第7
図の実施例の信号Cn。
、の位相を示しており、これは同図(A)の信号が位相
回路60により90°進相され、さらに反転回路64に
より反転され、結局その位相が90゜遅らされた状態に
なっている。
同図(C)は信号Cnの位相を示し、同図(A)の信号
がIH遅延回路61及び反転回路65を通って、IHだ
け遅延され、かつ、反転された状態を示す、また同図(
D)は信号Cn−,の位相を示し、同図(B)の信号が
2 H遅延回路62及び反転回路66を通って2Hだけ
遅延され、かつ反転された状態を示す。
こうして得られた信号Cn、Cn、□、Cn−、は演算
回路63に入力される。演算回路63において、MIN
で示すブロックは、2つの入力レベルを比較して小さい
方を出力し、一方MAXで示すブロックは、2つの入力
レベルを比較して大きい方を出力する。演算回路63は
第7図に示すMINとMAXのブロックの構成によって
1例えば信号Cn+□とCn−1の大きさを比較し、こ
のうち信号Cnの大きさに近いものを取り出して信号C
nと加算し、クロストーク成分を打ち消し、第8図(E
)に示す位相の信号を得るという動作を行なう。
第8図(F)〜(J)はah−2で再生された低域変換
色信号に対して上記ch−1と同様の処理を行なった状
態を示している。
第9図は更に別の実施例のブロック図を示しており、本
実施例でも3ラインを用いてクロストーク成分の打消し
を行なう構成となっている。同図において、72.74
はIHH遅延回路あり、各々移相回路71.73の出力
をIH遅延する。78.76は遅延回路であり、移相回
路71.73の遅延時間に対応する時間だけ信号を遅延
する。
75.79は反転回路、77は演算回路である。
移相回路71.73は、第7図の移相回路60と同様の
構成であり、演算回路77は第7図の演算回路63と同
様の構成である。
尚、遅延回路78.76は、移相回路71.73の遅延
時間を補償するものであるから、第10図に示すように
、移相回路71の遅延時間と遅延回路72Aの遅延時間
の合計、及び、移相回路73の遅延時間と遅延回路74
Aの遅延時間の合計が、夫々IHとなるように設定され
ている場合。
前述した場合と同様に、遅延回路78.76は不用とな
る。
第11図は、第9図の実施例の各部の信号の位相状態を
模式的に示したものであり、第11図(A)は第8図(
A)と同様に、入力端子70より入力されるch−1の
トラックからの再生低域変換色信号の位相を示し、ch
−2よりのクロストーク成分(破線の矢印で示す)を含
んでいる。同図(B)は第9図の信号Cnの位相を示し
ており、同図(A)の信号が移相回路71.LH遅延回
路72を通り、位相が90°進められ、かつ、IHだけ
遅延された状態になっている。同図(C)の信号Cn−
8の位相は、同図(A)の信号が移相回路71゜73、
遅延回路72.74.及び反転回路75を通った後の状
態になっており、同図(A)の信号に対して2Hだけ遅
延されているが、位相は元に戻されている。同図(D)
の信号Cn*1の位相は、同図(A)の信号が反転回路
79を通って反転された状態になっている。
こうして得られた信号Cn、Cn+いCn、は演算回路
77に入力され、第7図の実施例の演算回路63と同様
の動作により、第11図(E)に示すようなりロストー
ク成分のない信号が得られる。
第11図(F)〜(I)は、ah−2に対して上記ch
−1と同様の処理を行なった状態を示しており、こうし
て得られたch−1、ah−2の低域変換色信号は出力
端子80より取り出される。
第7図、第9図及び第10図の実施例を第2図の相関型
クロストークキャンセル回路14として用いると、第1
図及び第3図の実施例における場合に較べ、所謂色にじ
みがなく、垂直解像度の劣化が少ない、より高品質の画
像が得られる。但し、この場合には、第2図(A)の輝
度信号出力端子16と低域フィルタ8の間に、L H遅
延回路を設ける必要がある。これは、第7図、第9図及
び第10図の実施例においては、信号CnがIHだけ遅
延されており、輝度信号についてもこれに対応して遅延
を行う必要があるからである。
〔発明の効果〕
以上のように、請求項1に記載のクロストークキャンセ
ル回路によれば、磁気テープより再生された低域変換色
信号を搬送色信号に周波数変換する前に、低域変換色信
号のままクロストーク成分を除去するようにしたので、
低域変換色信号のままダビングを行なう場合にもクロス
トーク成分の除去を行なうことができる。これにより、
搬送色48号に変換した後に行う通常のダビング時に、
帯域フィルタを通過することによって狭帯域となること
に起因する位相特性の劣化や1周波数変換のためのAF
C,APCによる動作エラー等を防ぐことができる。ま
た、PMノイズが低減され、複数回に亘ってダビングを
繰り返しても画質の劣化を少なく抑え得るという特徴を
有する。
さらに、請求項2に記載のクロストークキャンセル回路
によれば、位相が90°ずつ異なるとともに、遅延時間
が1ライン分ずつ異なる3つの低域変換色信号を演算し
てクロストーク成分を除去するようにしたので、請求項
1に記載の場合に較べ、色にじみの発生及び垂直解像度
の劣化をより少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例のクロストークキャンセル
回路の構成を示すブロック図、第2図は本発明の主要部
を含むVTRの再生系及び記録系の一実施例の構成を示
すブロック図、第3図は第1図の実施例の一変形例の構
成を示すブロック図。 第4図は第1図に示す回路の動作を説明するための信号
の位相変化を示す図、第5図及び第6図は第1図の移相
回路として使用し得る公知のヒルベルトフィルタのブロ
ック図、第7図は1本発明の第2実施例の構成を示すブ
ロック図、第8図は第7図に示す実施例の動作を説明す
るための信号の位相変化を示す図、第9図は本発明の第
3実施例の構成を示すブロック図、第10図は第9図の
実施例の一変形例の構成を示すブロック図、第11図は
第9図に示す回路の動作を説明するための信号の位相変
化を示す図、第12図は従来装置の動作を説明するため
の信号の位相変化を示す図である。 1.30・・・磁気テープ、3・・・プリアンプ、5・
・・高域フィルタ(HPF)、6・・・リミッタ、7・
・・復調及びデイエンファシス回路、8.10.27・
・・低域フィルタ(LPF)、 11・・・周波数変換
及びps回路、12・・・帯域フィルタ(13PF)、
  13・・・クロストークキャンセル回路、14・・
・相関型クロストークキャンセル回路、20,26.3
5・・・スイッチ、25・・・周波数変換及びps回路
、32,33,40,71゜73・・・移相回路、34
.36,41,45,46.61.62,72,74,
76.78・・・遅延回路、37・・・減算回路、63
.77・・・演算回路。 特許出願人 日本ビクター株式会社 代表者 埋木 邦夫 第1図 第3 図 第4 図 j/ 第7 図 第 11図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁気テープより再生された第1の経路の低域変換
    色信号の位相を90度変化させる移相手段と、前記第1
    の経路の低域変換色信号を遅延させる遅延手段と、 前記磁気テープより再生された第2の経路の低域変換色
    信号と、前記移相手段により90度移相され、かつ、前
    記遅延手段により、前記第2の経路の低域変換色信号に
    対して1ライン遅延された前記第1の経路の低域変換色
    信号とを演算し、クロストーク成分を除去する演算手段
    とを備えることを特徴とするクロストークキャンセル回
    路。
  2. (2)磁気テープより再生された第1乃至第3の低域変
    換色信号の位相を90度ずつ変化させる移相手段と、 前記第1乃至第3の低域変換色信号の遅延時間を1ライ
    ンずつ変化させる遅延手段と、 前記第1乃至第3の低域変換色信号をクロストーク成分
    が除去されるように演算する演算手段とを備えることを
    特徴とするクロストークキャンセル回路。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6243995A (ja) * 1985-08-21 1987-02-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像記録再生装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6243995A (ja) * 1985-08-21 1987-02-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像記録再生装置

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