JPH02145925A - 対面式電子料金秤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は客側および店側にそれぞれ対面させて設けられ
た客側表示部と店側表示部とにより、販売商品の品名や
重量・単価・値段等の情報をそれぞれ表示するようにし
た対面式電子料金秤に関する。

（従来の技術） 近時、商店やスーパーマーケットにおける種々の販売業
務に対面式電子料金秤が幅広く用いられるようになって
きた。この種の対面式電子料金秤は、例えば販売商品に
関する重量当りの単価を設定しておき、販売商品の重量
を電子秤にて計測してその販売価格を求め、この販売価
格や重量。

単価、販売商品名等を客側および店側にそれぞれ対面さ
せて設けた、例えば第５図に示すように各表示項目が設
定された表示器にてそれぞれ表示するものである。

即ち、この種の対面式電子料金秤は、第６図に示すよう
にＣＰＵＩを主体として構成され、バス２を介して接続
されたＲＯＭ８に格納された制御プログラムや単価デー
タに従い、ＲＡＭ４を作業領域として図示しない電子秤
部にて計測された販売商品の重量に従ってその販売価格
を算出している。そしてこの算出した販売価格の情報と
共に、計測された重量の情報や単価、販売情報等をシリ
アルコントローラ５を介して表示コントローラ６に転送
し、この表示コントローラ６の制御の下で第５図に示す
ような表示面を持つ店用表示器７および客用表示器８を
それぞれ同時に駆動して上述した情報をそれぞれ表示す
るように構成されている。

ところがこの種の装置において販売商品名やその単価の
データを登録する設定モード時や点検。

精算業務を行なう場合、そのときの情報を客側表示器８
に表示することは無駄である。特にイギリス向けの対面
式電子料金秤にあっては上述した設定１点検、精算時に
、そのときの情報を客側に表示することが法的に禁止さ
れている。つまり設定。

点検、精算等の不必要な情報を客側に提示してはいけな
いことが法的に義務付けられている。

そこで従来−船釣には設定１点検、精算業務を行なう場
合、客側表示器８の表示面をカバーで覆い、その表示情
報を見えないようにしている。然し乍ら、これらの業務
を行なう都度、客側表示器８の表示面をカバーで覆うこ
とは非常に煩わしく、またその表示面がカバーで覆われ
ているにも拘らず、不必要に客側表示器８でも表示を行
なっていると云う不具合があった。

［発明が解決しようとする課題］ このように従来の対面式電子料金秤にあっては、客側お
よび店側の表示器にてそれぞれ同じ情報を表示するよう
にしているので、設定１点検、精算業務を行なう場合に
そのときの情報を客側に提示しなくないとき、或いは客
側への情報表示が禁止されている場合、−゛々客側の表
示器の表示面をカバーにて覆い隠す必要があったので、
その作業が非常に面倒であると云う不具合があった。

本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、そ
の目的とするところは、設定１点検、精算業務時におけ
る客側への表示だけを簡易な制御により禁止し、必要な
情報だけを店側の表示器にて表示することのできる実用
性の高い対面式電子料金秤を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係る対面式電子料金秤は、客側表示部を電気的
に表示駆動するドライバ回路のブランキング端子に与え
る制御信号を業務モードに応じて可弯して前記店側表示
部での表示動作とは独立に滅灯制御することを特徴とす
るものである。

また或いは客側表示部および店側表示部をそれぞれ表示
駆動する制御系をそれぞれ独立に構成し、これらの各制
御系に与える表示データをそれぞれ独立に制御すること
で前記客側表示部を前記店側表示部での表示動作とは独
立に滅灯制御することを特徴とするものである。

［作　用］ このように構成された対面式電子料金秤によれば、店側
の表示器による表示と客側の表示器による表示とを電気
的な処理だけでそれぞれ独立に制御可能なので、設定１
点検、精算時には客側表示器におけるドライバ回路の動
作を禁止したり、或いは客側表示器への表示データの転
送を禁止することで該客側表示器による表示を停止させ
、店側表示器による情報表示だけを行なわせることがで
きる。この結果、客側の表示器の表示面をカバーにて覆
い隠すことなく客側への不必要な情報表示を効果的に防
ぐことができ、イギリス向けの対面式電子料金秤であっ
てもその法的な規制を十分満足させることが可能となる
。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明に係る対面式電子料金秤の
実施例につき説明する。

第１図は第１の実施例を示す対面式電子料金秤の要部概
略構成図で、第６図に示す従来装置と同一部分には同一
符号を付して示しである。この実絶倒装置が特徴とする
ところは、床用表示器７および客用表示器８をそれぞれ
表示駆動する表示コントローラ６ａ、　８ｂをそれぞれ
別個（独立）に設け、且つＣＰＵＩからこれらの表示コ
ントローラ８ａ。

６ｂに対しては相互に独立なシリアルコントローラ５ａ
、　５ｂを各別に介してその表示用データを転送するよ
うにしたことを特徴としている。つまり床用表示器７お
よび客用表示器８のそれぞれに対応して、これを表示駆
動する為の表示コントローラ６ａ。

６ｂと、表示コントローラ６ａ、　６ｂに表示用データ
を転送する為のシリアル争コントローラ５ａ、　５ｂと
を別個に設け、ＣＰ、Ｕｌからの表示用データの転送を
前記床用表示器７および客用表示器８に対してそれぞれ
独立（別個）に制御するようにしたことを特徴としてい
る。

つまりここでは床用表示器７と客用表示器８とに対して
、その表示制御系が２系統化されており、それぞれ独立
に駆動されるように構成されている。

しかしてＣＰＵＩは第２図にその制御手順の流れを示す
ように通常処理（ステップａ）のサブルーチン等として
、店側表示器７にて表示すべきデータが存在するか、ま
た客側表示器８にて表示すべきデータが存在するかをそ
れぞれ判定している（ステップｂ、ｃ）。そして通常処
理（ステップａ）で求められたデータ中に床用表示器７
にて表示すべきデータが存在するとき（ステップｂ）、
シリアルコミニュケーション処理を起動し、前記シリア
ル争コントローラ５ａを介してその表示データを店側の
表示コントローラ６ａに転送出力している（ステップｄ
）。この表示コントローラ６ａへの表示データの転送出
力により、その表示データが床用表示器７にて表示され
る。

また上記通常処理（ステップａ）で求められたデータ中
に客用表示器８にて表示すべきデータが存在するとき（
ステップｃ）、シリアルコミニュケーション処理を起動
し、前記シリアル・コントローラ５ｂを介してその表示
データを客側の表示コントローラ６ｂに転送出力してい
る（ステップｅ）。

この表示コントローラ６ｂへの表示データの転送出力に
より、その表示データが客用表示器８にて表示される。

しかしてＣＰＵＩは上記通常処理を実行する際、例えば
そのときの業務（業務）モードを監視し、そのときの業
務（業務）モードに従って客側表示器８にて表示データ
を表示するか否かを制御している。具体的には設定１点
検、精算業務が実行されている場合、これらの業務モー
ド時には客側に情報表示する必要がないことから、或い
は客側への情報表示が禁止されていることから、表示コ
ントローラ６ｂへの表示データの転送を禁止している。

従ってこれらの業務モード時には、表示データを表示コ
ントローラ６ａに対してのみ転送出力するものとなって
いる。

かくしてこのように構成された実施例装置、つまり本発
明の一実施例に係る対面式電子料金秤によれば、店側表
示器７と客側表示器８とに対する表示制御系が相互に独
立な２系統の制御系として実現されているので、設定１
点検、精算業務の実行時に客側表示器８による表示を行
ないたくないとき、表示コントローラ８ｂへの表示デー
タの転送出力を禁止するだけで、その表示を店側表示器
７だけで行なわせることが可能となる。またこのように
その表示制御系が相互に独立な構成となっているので、
これらの表示コントローラｅａ、　ｅｂへの転送表示デ
ータを選択制御することで、店側表示器７と客側表示器
８とにおいてそれぞれ別個なデータを表示することが可
能となる。従ってこのような場合には、例えば店側表示
器７にて登録設定すべく単価データを表示しているとき
、客側表示器８にて「登録処理中」等のメツセージを表
示すること等が可能となる。

ところで上述した実施例では、その表示制御系を店側と
客側とでそれぞれ別個に構成したが、店側表示器７およ
び客側表示器８をそれぞれ表示駆動するドライバ回路を
電気的に制御してブランキング制御することも可能であ
る。

即ち、これらの表示器７．８は一般に複数桁の７セグメ
ント表示素子等の数字・文字表示素子により構成され、
各表示素子毎に所定のドライバ回路によって表示駆動さ
れるように構成されている。

第３図は販売商品名を表示する為の文字表示素子アレイ
１■とその表示駆動系の概略構成を示すもので、文字表
示素子アレイ１１はシフトレジスタ群１２により巡回的
に桁選択され、これに同期して動作するセグメント・ド
ライバ群１３によりダイナミック点灯方式により表示駆
動されるようになっている。尚、セグメント・ドライバ
群１３は、シフトレジスタ群１２により桁選択された文
字表示素子に表示すべき文字データを受け、その文字を
表現するセグメントを選択的に点灯表示するものである
。

しかしてこのようなセグメント−ドライバ群１３を構成
するドライバ回路には、−船釣にブランキング制御端子
が設けられており、この制御端子に印加する電圧により
その表示をブランキング制御し得るようになっている。

また重量、単価、値段をそれぞれ表示する為の表示器も
、例えば第４図に示すように複数桁の７セグメント表示
素子アレイ１４．１５．１８により構成され、セグメン
ト・ドライバ１７の制御を受けて選択的に駆動されるよ
うになっている。そしてこのセグメント・ドライバ１７
を構成するドライバ回路にもブランキング制御端子が設
けられており、この制御端子に印加する電圧によりその
表示をブランキング制御し得るようになっている。

この実施例ではこのようなセグメント・ドライバ回路に
おけるブランキング制御端子を利用し、前記ＣＰＵＩは
設定１点検、精算業務の実行時にデータの表示が不必要
な表示器、具体的には客側表示器８に対して“Ｌ″レベ
ルブランキング制御信号を与え、セグメント・ドライバ
に表示用データが与えられているか否かに拘らずその表
示を禁止制御するものとなっている。

即ち、ＣＰＵＩは設定１点検、精算業務が行なわれる際
、客側表示器８のセグメント・ドライバ１３、１７に対
して“Ｌ”レベルのブランキング制御信号を印加し、そ
の表示を禁止している。この結果、ブランキング制御端
子が“Ｈルーベルに保たれている店側表示器７のセグメ
ント・ドライバ１３゜１７だけが駆動され、ＣＰＵＩか
ら転送されてきた表示データの表示が行なわれることに
なる。

このような制御系を備えた実施例装置によれば、前述し
た実施例のように表示制御系を２系統化して表示データ
の転送をそれぞれ独立に制御することなく、ブランキン
グ制御信号により客側表示器８の表示を禁止（ブランキ
ング）するだけで、店側表示器７による表示とは別個に
客側表示器８による表示だけを簡易に、且つ効果的に禁
止（滅灯）させることが可能となる。尚、店側表示器７
においても、例えば重量表示用の表示器１４の表示タイ
ミングにブランキング制御信号を与えることで、その表
示だけを選択的に禁止（滅灯）されることができる。

従ってこのように構成された対面式電子料金秤によれば
、表示器を表示駆動するドライバ回路に対するブランキ
ング制御信号の印加を選択的に制御するだけで、簡易に
、しかも選択的に所望とする表示器によるデータの表示
を行なわせることができる。換言すれば、データの表示
が不要な、或いは禁止されている表示器によるデータの
表示を効果的に防ぎ、その表示器を滅灯状態に保つこと
が可能となる。この結果、設定２点検、精算業務を実行
する際、客側表示器８を滅灯状態に保ちつつ、店側表示
器７にて必要なデータだけを表示することが可能となる
。

以上説明したように本発明によれば、従来のように客側
表示器８の表示面をカバーで覆い隠すことなくその表示
自体を簡易に滅灯制御し、店側表示器７にて必要なデー
タだけを表示させることが可能となる。これ故、その表
示制御をＣＰＵＩの動作（業務）モードに応じて行なう
ようにしておけば、不本意に客側表示器８にて設定１点
検、精算業務時のデータを不本意に表示してしまうこと
がなくなり、法的な規制に対しても十分対処することが
可能となる。

尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではない
。例えば店側表示器７および客側表示器８への表示デー
タの転送を各別に制御すると共に、同時にドライバ回路
に対するブランキング制御を行なうことも可能である。

またブランキング制御をプリセットスイッチ等を用いて
マニュアル的に行なうようにしても良く、その設定制御
を表示項目毎に各別に行なうようにしても良いことも勿
論のことである。その他、本発明はその要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形して実施することができる。

［発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、対面式電子料金秤
において店側表示器による表示と客側表示器による表示
とを簡易にしてそれぞれ独立に制御し得るので、表示が
不要な項目を表示する為の表示器部分だけを簡易に滅灯
制御し、その表示を禁止することができる等の実用上多
大なる効果が奏せられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す表示制御系の要部概略
構成図、第２図は実施例装置における表示制御手順を示
す図、第３図および第４図はそれぞれ本発明の別の実施
例を説明する為の表示駆動部の構成例を示す図、第５図
は対面式電子料金秤における表示器の表示面の構成例を
示す図、第６図は従来−船釣な表示制御系の要部概略構
成図である。 １・・・ＣＰＵ、２・・・バス、５．５ａ、５ｂ・・・
シリアル争コントローラ、６，６ａ、６ｂ・・・表示コ
ントローラ、７・・・店用表示器、８・・・客用表示器
、１１・・・文字表示アレイ、１２・・・シフトレジス
タ群、１３・・・セグメント・ドライバ群、１４，１５
．１８・・・７セグメント表示素子アレイ、１７・・・
セグメント・ドライバ。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 ｗｔ１図 第４図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）客側および店側にそれぞれ対面させて設けられた
   客側表示部と店側表示部とにより、販売商品の品名や重
   量・単価・値段等の情報をそれぞれ表示するようにした
   対面式電子料金秤において、前記客側表示部を電気的に
   表示駆動するドライバ回路のブランキング端子に与える
   制御信号を業務モードに応じて可変して前記店側表示部
   での表示動作とは独立に滅灯制御することを特徴とする
   対面式電子料金秤。
2. （２）客側および店側にそれぞれ対面させて設けられた
   客側表示部と店側表示部とにより、販売商品の品名や重
   量・単価・値段等の情報をそれぞれ表示するようにした
   対面式電子料金秤において、前記客側表示部および店側
   表示部をそれぞれ表示駆動する制御系をそれぞれ独立に
   構成し、これらの制御系に与える表示データをそれぞれ
   独立に制御して前記客側表示部を前記店側表示部での表
   示動作とは独立に滅灯制御することを特徴とする対面式
   電子料金秤。