JP3684938B2 - 自動販売機制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機各部をそれぞれ制御する端末制御部と、それら端末制御部との間で通信を行いながらそれらを統括して制御する主制御部とからなる自動販売機制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な自動販売機の制御装置では、自動販売機の内部を表示機構,販売機構,硬貨処理機構等の部分に分け、それらを各部分毎に端末制御部で制御し、それら端末制御部を主制御部で統括制御するようにしている。
【0003】
図6は、従来の自動販売機制御装置のブロック図である。硬貨処理制御部21は、硬貨処理機構(図示せず)の制御を行い、表示制御部22は、金額表示器23の表示制御、商品選択ボタン24のスイッチ検知及び商品選択ボタンに付設されている販売可,売切ランプ(図示せず)の点滅制御を行い、さらに、リモコン式の入力装置25と主制御部20との間のデータの受渡しを行う。また、販売制御部26は、商品搬出機構等の販売機構(図示せず)の制御を行う。
【0004】
そのような自動販売機の制御装置では、1台の自動販売機で販売する商品の品数が多くなると、例えば、表示制御部22から商品選択ボタン24や販売可ランプ,売切ランプ等へ接続するハーネスの本数が数百本にもなってしまい、配線作業に手間がかかる上、コスト高になるということが問題になる。
【0005】
そこで、表示機構を商品毎に商品選択ボタン,販売可ランプ,売切ランプでユニット化し、それらのユニット毎にマイコンを設けてボタン制御部とし、それらのボタン制御部と主制御部との間でシリアル通信を行いながら制御を行うことにより、ハーネス数を削減するようにした自動販売機の制御装置も提案されている(特願平10-223823 号)。
【0006】
そのような自動販売機の制御装置では、その自動販売機で販売する全ての商品の価格,各コラムの商品残量,各コラムの温度,硬貨処理機構の釣り銭残量等のデータを主制御部で記憶していて、自動販売機の硬貨投入口に硬貨が投入される度毎に、主制御部が、上記各データを使って、全ての商品について販売可能であるか否かの判定(以下、「販可判定」という)を行うことになる。
【0007】
図5は、従来の自動販売機制御装置における販可判定時の通信タイムチャートである。硬貨投入口に硬貨が投入されると、硬貨処理制御部21は、主制御部20に対し、投入された金額を通知する。主制御部20は、通知されてきた金額が各商品の価格以上であるか否か、各コラムに商品が必要数以上残っているか否か、各コラムの温度が所定の範囲内にあるか否か等を全てのコラムについて判定し、全ての点で条件を満たすものについては販売可の信号を、一つでも条件を満たさないものについては販売不可の信号を、それぞれのボタン制御部に通知する。各ボタン制御部では、主制御部1から通知された販可情報に基づいて、販売可又は売切の表示ランプを点灯させる。その後、商品選択ボタンが押されたら、ボタンが押されたボタン制御部から主制御部に対して、ボタン押下信号を通知する。
【0008】
従来の自動販売機制御装置では、このようにして各商品の販可判定、及び、その表示を行うようにしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動販売機制御装置には、主制御部は、硬貨処理制御部から金額が通知される度毎に販可判定処理を行う必要があり、しかも、その判定は、全てのコラムについて行う必要があるため処理効率が非常に悪く、販売可の表示までに時間がかかりすぎるという問題点があった。また、主制御部は、全てのコラムについて販可判定処理を行う必要があるため、ソフトウェア負担が大きいという問題点もあった。
【0010】
本発明は、そのような問題点を解決し、硬貨が投入されてから販売可の表示を行うまでの時間を早くするとともに、主制御部のソフトウェア負担を軽減させることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に記載の自動販売機制御装置は、自動販売機各部をそれぞれ個別に制御する複数の端末制御部と、それら端末制御部との間で通信を行いながらそれらを統括して制御する主制御部とを有する自動販売機制御装置であって、前記端末制御部は、所定個数の商品選択ボタン,販売可表示ランプ,販売不可表示ランプでユニット化したそれぞれのユニット毎に制御を行う複数のボタン制御部を含み、それらのボタン制御部は、それぞれが制御する商品選択ボタンに対応する商品の価格情報を記憶しており、自動販売機に現金が投入されたとき、投入された金額の通知を受けて前記価格情報と比較し、それぞれが制御する商品選択ボタンに対応する商品の販可判定処理を行い、前記販売可表示ランプ及び販売不可表示ランプの点灯制御を行うようにしたことを特徴とする。このようにすると、硬貨が投入されてから販売可の表示を行うまでの時間が早くなるとともに、主制御部のソフトウェア負担を軽減させることができる。
【0012】
そして、請求項2に記載の自動販売機制御装置は、前記ボタン制御部では、それぞれが制御する商品選択ボタンに対応する商品が収納されているコラムの温度を記憶しており、該温度が所定範囲にないときは、投入された金額の如何に関わらず前記販売不可表示ランプを点灯させるようにしたことを特徴とする。このようにすると、温度が適温になっていない商品については、販売しないようにすることができる。
【0013】
また、請求項3に記載の自動販売機制御装置は、前記端末制御部に、金額表示器の表示制御を行う金額表示制御部を含み、前記主制御部は、前記ボタン制御部と金額表示制御部とに同時に前記金額の通知を行うようにしたことを特徴とする。このようにすると、金額の通知が1度ですみ、効率が良くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の自動販売機制御装置のシステム図である。硬貨処理制御部2等の通常の端末制御部の外に、従来、表示制御部により制御されていた金額表示器及び商品選択ボタン関係等の制御を表示制御部から切り離して、それぞれ独立した端末制御部としての、金額表示制御部3及びボタン制御部4−1〜6−3を設けている。
【0015】
図2は、自動販売機の商品選択ボタン周辺部を示す図である。図2において、10−1,10−2,・・・はボタンユニット、11は商品選択ボタン、12は販売可表示ランプ、13は売切表示ランプ、14は価格表示器、15は商品サンプルである。ボタンユニット10−1,10−2,・・・は、所定個数、例えば3個の商品選択ボタン,販売可表示ランプ,販売不可表示ランプでユニット化されている。通常の自動販売機では、それらのボタンユニット10−1,10−2,・・・が、各列所定ユニットずつで複数列配列される。
【0016】
各ボタン制御部4−1〜6−3は、それぞれ別々のボタンユニット10−1,10−2,・・・の制御を分担している。例えば、ボタン制御部4−1には、ボタンユニット10−1の3個の商品選択ボタン及びそれらに付設されている販売可表示ランプ,売切表示ランプの制御を分担させる。同様に、ボタン制御部4−2には、その隣のボタンユニット10−2の3個の商品選択ボタン及びそれらに付設されている販売可表示ランプ,売切表示ランプの制御を分担させている。以下同様に、ボタン制御部4−3〜6−3に、それぞれ各段のボタンユニット10−3,・・・の制御を分担させる。
【0017】
各ボタン制御部4−1,4−2,・・・はメモリ(図示せず)を有していて、図3に示すように、それぞれのボタン制御部4−1,4−2,・・・が制御する商品選択ボタン11,11,・・・に対応する商品の価格や、対応する商品が収納されているコラムの温度や、各商品のコラム内残数や、硬貨処理機構に残っている釣り銭の数等、当該商品の販可判定を行うために必要な各種データを記憶している。
【0018】
そして、各ボタン制御部4−1,4−2,・・・で、それぞれの商品の販可判定を分散して行い、主制御部1で行う必要をなくす。その結果、販可判定処理を短時間で実行でき、硬貨が投入されてから販売可の表示を行うまでの時間が早くなる。また、主制御部1は、販可判定を行う必要がなくなって、ソフトウェア負担が大幅に軽減される。
【0019】
図4は、本発明の自動販売機制御装置における販可判定時の通信タイムチャートである。各商品の価格等の設定データは、予め主制御部1から各ボタン制御部に送信されて、それぞれのボタン制御部のメモリに記憶される。そして、その価格を、価格表示器14に表示する。また、商品が収納されているコラムの温度や、各商品のコラム内残数や、硬貨処理機構に残っている釣り銭の数等のデータは、販売制御部(図示せず)や硬貨処理制御部2等から主制御部1を通して、随時、各ボタン制御部4−1,4−2,・・・に送信され、それぞれのボタン制御部のメモリに記憶される。
【0020】
そして、硬貨投入口に硬貨が投入されると、硬貨処理制御部2は、主制御部1に対し、投入された金額を通知する。主制御部1は、通知されてきた金額を、そのまま、各ボタン制御部4−1,4−2,・・・、及び、金額表示制御部3に送信する。それを受信したそれぞれのボタン制御部では、通知されてきた金額が各商品の価格以上であるか否か、各コラムに商品が必要数以上残っているか否か、各コラムの温度が所定の範囲内にあるか否か等を判定し、全ての点で条件を満たすものについては、それぞれに該当する商品選択ボタン11の販売可表示ランプ12を点灯させる。また、一つでも条件を満たさないものについては、それぞれに該当する商品選択ボタン11の販売不可表示ランプとしての売切表示ランプ13を点灯させる。また、金額表示制御部3は、送信されてきた金額に基づいて、投入金額を金額表示器(図示せず)に表示する。その後、商品選択ボタンが押されたら、ボタンが押されたボタン制御部は、主制御部1に対して、ボタン押下信号を通知する。
【0021】
本発明の自動販売機制御装置では、このようにして各商品の販可判定、及び、その表示を行う。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、次に記載するような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の自動販売機制御装置は、ボタン制御部で、それぞれが制御する商品選択ボタンに対応する商品の価格情報を記憶し、自動販売機に現金が投入されたとき、投入された金額の通知を受けて前記価格情報と比較し、それぞれが制御する商品選択ボタンに対応する商品の販可判定処理を行い、前記販売可表示ランプ及び販売不可表示ランプの点灯制御を行うようにした。その結果、硬貨が投入されてから販売可の表示を行うまでの時間が早くなるとともに、主制御部のソフトウェア負担を軽減させることができる。
【0023】
そして、請求項2に記載の自動販売機制御装置は、ボタン制御部に、それぞれが制御する商品選択ボタンに対応する商品が収納されているコラムの温度を記憶し、該温度が所定範囲にないときは、投入された金額の如何に関わらず販売不可表示ランプを点灯させるようにしたので、温度が適温になっていない商品については、販売しないようにすることができる。
【0024】
また、請求項3に記載の自動販売機制御装置は、端末制御部に、金額表示器の表示制御を行う金額表示制御部を含み、主制御部は、ボタン制御部と金額表示制御部とに同時に金額の通知を行うようにしたので、金額の通知が1度ですみ、効率が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動販売機制御装置のシステム図である。
【図2】自動販売機の商品選択ボタン周辺部を示す図である。
【図3】ボタン制御部のメモリ内容を示す図である。
【図4】本発明の自動販売機制御装置における販可判定時の通信タイムチャートである。
【図5】従来の自動販売機制御装置における販可判定時の通信タイムチャートである。
【図6】従来の自動販売機制御装置のシステム図である。
【符号の説明】
1…主制御部
2…硬貨処理制御部
3…金額表示制御部
4−1〜6−3…ボタン制御部
7…通信ライン
10…ボタンユニット
11…商品選択ボタン
12…販売可表示ランプ
13…売切表示ランプ
14…価格表示器
15…商品サンプル
Claims (3)
- 自動販売機各部をそれぞれ個別に制御する複数の端末制御部と、それら端末制御部との間で通信を行いながらそれらを統括して制御する主制御部とを有する自動販売機制御装置であって、前記端末制御部は、所定個数の商品選択ボタン,販売可表示ランプ,販売不可表示ランプでユニット化したそれぞれのユニット毎に制御を行う複数のボタン制御部を含み、それらのボタン制御部制御部は、それぞれが制御する商品選択ボタンに対応する商品の価格情報を記憶しており、自動販売機に現金が投入されたとき、投入された金額の通知を受けて前記価格情報と比較し、それぞれが制御する商品選択ボタンに対応する商品の販可判定処理を行い、前記販売可表示ランプ及び販売不可表示ランプの点灯制御を行うようにしたことを特徴とする自動販売機制御装置。
- 前記ボタン制御部では、それぞれが制御する商品選択ボタンに対応する商品が収納されているコラムの温度を記憶しており、該温度が所定範囲にないときは、投入された金額の如何に関わらず前記販売不可表示ランプを点灯させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動販売機制御装置。
- 前記端末制御部に、金額表示器の表示制御を行う金額表示制御部を含み、前記主制御部は、前記ボタン制御部と金額表示制御部とに同時に前記金額の通知を行うようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の自動販売機制御装置。
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