JPH02143411A - チップ状固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents
チップ状固体電解コンデンサの製造方法Info
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- JPH02143411A JPH02143411A JP29757288A JP29757288A JPH02143411A JP H02143411 A JPH02143411 A JP H02143411A JP 29757288 A JP29757288 A JP 29757288A JP 29757288 A JP29757288 A JP 29757288A JP H02143411 A JPH02143411 A JP H02143411A
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はチップ状固体電解コンデンサに関し、特にチッ
プ状固体電解コンデンサの陰極層と陰極リード端子接続
部の構造に関する。
プ状固体電解コンデンサの陰極層と陰極リード端子接続
部の構造に関する。
近年、電子機器の軽薄短小化と表面実装技術の進展に伴
い、小型・大容量を特徴とするチップ状固体電解コンデ
ンサはその市場規模を著しく拡大しており、種々の用途
に供されている。
い、小型・大容量を特徴とするチップ状固体電解コンデ
ンサはその市場規模を著しく拡大しており、種々の用途
に供されている。
従来、この種のチップ状固体電解コンデンサは第4図に
示すように、陽極リード2と表面に陰極層3の形成され
たコンデンサ素子1の陽極リード2と陽極リード端子4
を溶接により接続し、陰極R3と陰極リード端子5を導
電性接着剤13で接続し、陽・陰極リード4.5の露出
部を残し樹脂7で外装し、さらに樹脂7の外周面に沿っ
て陽・陰極リード端子4,5を折り曲げることにより構
成されている。
示すように、陽極リード2と表面に陰極層3の形成され
たコンデンサ素子1の陽極リード2と陽極リード端子4
を溶接により接続し、陰極R3と陰極リード端子5を導
電性接着剤13で接続し、陽・陰極リード4.5の露出
部を残し樹脂7で外装し、さらに樹脂7の外周面に沿っ
て陽・陰極リード端子4,5を折り曲げることにより構
成されている。
上述した従来のチップ状固体電解コンデンサは、陰極層
3と陰極リード端子5を導電性接着剤13にて接続して
いるので、以下に述べるような欠点がある。
3と陰極リード端子5を導電性接着剤13にて接続して
いるので、以下に述べるような欠点がある。
(1)導電性接着剤13は一般的に金属粉末と接着力の
強い樹脂よりなるが、高い導電性を待たせるために金属
粉末の含有率を高くする必要があり、このために接続強
度が弱くなる。したがって、工程中の機械的ストレスや
実装時に熱ストレスにより接続が不十分となり、しいて
はオープンモードとなって電気的特性を喪失することが
ある。
強い樹脂よりなるが、高い導電性を待たせるために金属
粉末の含有率を高くする必要があり、このために接続強
度が弱くなる。したがって、工程中の機械的ストレスや
実装時に熱ストレスにより接続が不十分となり、しいて
はオープンモードとなって電気的特性を喪失することが
ある。
(2)又、導電性接着性13の陰極リード端子4への塗
布は、一般的にデイスペンサーによって一定量づつ塗布
するが、塗布面積が小さくかつ塗布量も微少であるため
、塗布量を一定にすることが困難である。したがって、
接続強度のバラツキが大きくオーブンモードの発生する
危険性が高い。
布は、一般的にデイスペンサーによって一定量づつ塗布
するが、塗布面積が小さくかつ塗布量も微少であるため
、塗布量を一定にすることが困難である。したがって、
接続強度のバラツキが大きくオーブンモードの発生する
危険性が高い。
(3)さらに、デイスペンサーによる塗布は、塗布量の
バラツキがより大きくなるため塗布スピードを早くする
ことが困難であり、又塗布量の管理や硬化状態の管理お
よび接続強度のチエツク等、工程が煩雑であり、製造コ
ストが高くなる。
バラツキがより大きくなるため塗布スピードを早くする
ことが困難であり、又塗布量の管理や硬化状態の管理お
よび接続強度のチエツク等、工程が煩雑であり、製造コ
ストが高くなる。
本発明の目的は、従来の欠点を除去し、陰極層と陰極リ
ード端子の接続が導電性、接続強度が優れ、かつ作業性
、均一性がよく、工程管理も容易に出来るチップ状固体
電解コンデンサを提供することにある。
ード端子の接続が導電性、接続強度が優れ、かつ作業性
、均一性がよく、工程管理も容易に出来るチップ状固体
電解コンデンサを提供することにある。
本発明のチップ状固体電解コンデンサは、陰極層と陽極
リードを有するコンデンサ素子と、前記陽極リードと溶
接により接続された陽極リード端子と、前記陰極層と導
電性接着剤により接続された陰極リード端子およびこれ
らを外装する樹脂からなるチップ状固体電解コンデンサ
において、前記陰極層と陰極リード端子の接続部に予め
陰極リード端子にメッキされた高融点の半田を有するこ
とを1寺徴として構成される。
リードを有するコンデンサ素子と、前記陽極リードと溶
接により接続された陽極リード端子と、前記陰極層と導
電性接着剤により接続された陰極リード端子およびこれ
らを外装する樹脂からなるチップ状固体電解コンデンサ
において、前記陰極層と陰極リード端子の接続部に予め
陰極リード端子にメッキされた高融点の半田を有するこ
とを1寺徴として構成される。
また、陰極リード端子の接続部の構造として低融点の半
田により陰極リード端子の上下両面がメッキされ、され
に高融点の半田により前記陰極層と相対する面の一部を
部分的にメッキしたものを使用することにより本発明を
効果的に実施することができる。
田により陰極リード端子の上下両面がメッキされ、され
に高融点の半田により前記陰極層と相対する面の一部を
部分的にメッキしたものを使用することにより本発明を
効果的に実施することができる。
次に、本発明について図面を参照して説明する。第1図
は本発明の一実施例の側断面図である。
は本発明の一実施例の側断面図である。
第1図に示すように、陽極リード2と陰極層3を有する
コンデンサ素子1の陽極リード2に陽極リード端子4を
溶接により接続し、陰極層3を陰極リード端子5の段差
部に予めメッキされた高融点半田6の上に配置した後、
陰極層3と陰極リード端子5を圧接した状態のまま高融
点半田6の融点を超える高温炉を通過させ、高融点半田
6を溶解したのち常温に放置し凝固させることにより陰
極層3と陰極リード端子5を接続し、次に陽極リード端
子4と陰極リード端子5の露出部を残して樹脂7により
トランスファーモールド手段により外装し、さらに、各
リード端子の露出部を樹脂7の外周面に沿って折り曲げ
チップ状固体電解コンデンサを形成した。
コンデンサ素子1の陽極リード2に陽極リード端子4を
溶接により接続し、陰極層3を陰極リード端子5の段差
部に予めメッキされた高融点半田6の上に配置した後、
陰極層3と陰極リード端子5を圧接した状態のまま高融
点半田6の融点を超える高温炉を通過させ、高融点半田
6を溶解したのち常温に放置し凝固させることにより陰
極層3と陰極リード端子5を接続し、次に陽極リード端
子4と陰極リード端子5の露出部を残して樹脂7により
トランスファーモールド手段により外装し、さらに、各
リード端子の露出部を樹脂7の外周面に沿って折り曲げ
チップ状固体電解コンデンサを形成した。
次に、陰極リード端子5へ高融点半田6をメッキする手
段について第2図および第3図(a)〜(c)を用いて
説明する。
段について第2図および第3図(a)〜(c)を用いて
説明する。
第2図は本発明の陽・陰極リード端子を連続的に形成し
たリードフレーム8の正面図であり、第3図(a)〜(
c)は陽・陰極リード端子4.5を形成する前のリード
フレーム8の斜視図であり、(a)はメッキ前、(b)
は低融点半田メッキ後、(c)は高融点半田メッキ後で
ある。
たリードフレーム8の正面図であり、第3図(a)〜(
c)は陽・陰極リード端子4.5を形成する前のリード
フレーム8の斜視図であり、(a)はメッキ前、(b)
は低融点半田メッキ後、(c)は高融点半田メッキ後で
ある。
工程順に説明すると、母材10は鉄とニッケルの合金か
らなる幅30mm、厚さ0.1mrr+の帯板であり、
この母材10にニッケル下地メッキを施した後例えばス
ズ:鉛が重量比で6=4の低融点半田メッキ11を母材
10の両面に形成した。
らなる幅30mm、厚さ0.1mrr+の帯板であり、
この母材10にニッケル下地メッキを施した後例えばス
ズ:鉛が重量比で6=4の低融点半田メッキ11を母材
10の両面に形成した。
次にテープやレジスト等により低融点半田メッキ11の
一部の面を除いてマスキングし例えばスズ:鉛が重量比
で5=95の高融点半田メッキ12を形成した。さらに
、マスキング材を除去して第3図(C)のような帯板を
形成した。この後、所定の金型にてこの帯板を打ち抜き
加工して支持板9を有する第2図のようなリードフレー
ム8を形成しな。この後のチップ状固体電解コンデンサ
の製造手段は前述の通りである。
一部の面を除いてマスキングし例えばスズ:鉛が重量比
で5=95の高融点半田メッキ12を形成した。さらに
、マスキング材を除去して第3図(C)のような帯板を
形成した。この後、所定の金型にてこの帯板を打ち抜き
加工して支持板9を有する第2図のようなリードフレー
ム8を形成しな。この後のチップ状固体電解コンデンサ
の製造手段は前述の通りである。
このように形成されるチップ状固体電解コンデンサに対
して、外装前で陰極層3と陰極リード端子5との接続強
度を調べたところ、従来の導電性接着剤の場合と比較し
て3倍以上の接続強度を有し、又そのバラツキも半分以
下であることが確認できた。
して、外装前で陰極層3と陰極リード端子5との接続強
度を調べたところ、従来の導電性接着剤の場合と比較し
て3倍以上の接続強度を有し、又そのバラツキも半分以
下であることが確認できた。
さらに、外装前で落下試験により機会的にストレスを加
えた後に外装し電気的特性を調べたところ、従来の導電
性接着剤を使用した品物が約1%のオーブンモードが発
生したのに対し、本発明の品物は1個も発生しなかった
。
えた後に外装し電気的特性を調べたところ、従来の導電
性接着剤を使用した品物が約1%のオーブンモードが発
生したのに対し、本発明の品物は1個も発生しなかった
。
又、さらに、本発明によれば導電性接着剤の塗布および
その乾燥や接続強度のチエツクが不要であり、半田メッ
キの溶融させる工程だけで十分な品質の接続状態が得ら
れ、大幅に工程を簡略化することができた。
その乾燥や接続強度のチエツクが不要であり、半田メッ
キの溶融させる工程だけで十分な品質の接続状態が得ら
れ、大幅に工程を簡略化することができた。
尚、本発明では、低融点半田メッキの上に部分的に高融
点半田メッキを形成したが、高融点半田メッキを直接母
材へ部分メッキし低融点半田メッキを樹脂による外装工
程後露出した陽・陰極リード端子に行なっても同様の効
果が得られることはいうまでもない。
点半田メッキを形成したが、高融点半田メッキを直接母
材へ部分メッキし低融点半田メッキを樹脂による外装工
程後露出した陽・陰極リード端子に行なっても同様の効
果が得られることはいうまでもない。
又、本発明でいう高融点半田とはチップ状固体電解コン
デンサの実装温度より高融点である半田のことを示し、
通常230℃以上の融点を有する半田を示す。又、低融
点半田とはその逆に実装温度以下で十分に溶解する半田
のことであり、通常220℃以下の融点を有する半田を
示す。
デンサの実装温度より高融点である半田のことを示し、
通常230℃以上の融点を有する半田を示す。又、低融
点半田とはその逆に実装温度以下で十分に溶解する半田
のことであり、通常220℃以下の融点を有する半田を
示す。
以上説明したように本発明は、陰極層と陰極リード端子
の接続に高融点半田を用いること、および高融点半田を
予め部分メッキによりリードフレームに設けておくこと
により、以下のような効果がある。
の接続に高融点半田を用いること、および高融点半田を
予め部分メッキによりリードフレームに設けておくこと
により、以下のような効果がある。
(1)陰極層と陰極リード端子の接続を強固にできる。
(2)同じく接続のバラツキを小さくできる。
(3)工程を簡略にし、コストを安価にできる。
第1図は本発明の一実施例のチップ状固体電解コンデン
サの側断面図、第2図は陽・陰極リード端子を連続的に
形成したリードフレームの正面図、第3図(a)〜(C
)は陽・陰極リード端子を形成する前のリードフレーム
の斜視図であり、(a)はメッキ前、(b)は低融点半
田のメッキ後、(c)は高融点半田のメッキ後の斜視図
、第4図は従来のチップ状固体電解コンデンサの一例の
側断面図である。 1・・・コンデンサ素子、2・・・陽極リード、3・・
・陰極層、4・・・陽極リード端子、5・・・陰極リー
ド端子、6・・・高融点半田、7・・・樹脂、8・・・
リードフレーム、9・・・支持板、10・・・母材、1
1・・・低融点半田メッキ、12・・・高融点半田メッ
キ、13・・・導電性接着剤。
サの側断面図、第2図は陽・陰極リード端子を連続的に
形成したリードフレームの正面図、第3図(a)〜(C
)は陽・陰極リード端子を形成する前のリードフレーム
の斜視図であり、(a)はメッキ前、(b)は低融点半
田のメッキ後、(c)は高融点半田のメッキ後の斜視図
、第4図は従来のチップ状固体電解コンデンサの一例の
側断面図である。 1・・・コンデンサ素子、2・・・陽極リード、3・・
・陰極層、4・・・陽極リード端子、5・・・陰極リー
ド端子、6・・・高融点半田、7・・・樹脂、8・・・
リードフレーム、9・・・支持板、10・・・母材、1
1・・・低融点半田メッキ、12・・・高融点半田メッ
キ、13・・・導電性接着剤。
Claims (2)
- (1)陰極層と陽極リードを有するコンデンサ素子と、
前記陽極リードと溶接により接続された陽極リード端子
と、前記陰極層と導電性接着剤により接続された陰極リ
ード端子およびこれらを外装する樹脂からなるチップ状
固体電解コンデンサにおいて、前記陰極層と陰極リード
端子の接続部に予め陰極リード端子にメッキされた高融
点の半田を有することを特徴とするチップ状固体電解コ
ンデンサ。 - (2)陰極リード端子が低融点の半田により上下両面を
メッキされ、さらに高融点の半田により前記陰極層と相
対する面の一部が部分的にメッキされていることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載のチップ状固体電解コ
ンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63297572A JP2687510B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | チップ状固体電解コンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63297572A JP2687510B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | チップ状固体電解コンデンサの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02143411A true JPH02143411A (ja) | 1990-06-01 |
JP2687510B2 JP2687510B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=17848288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63297572A Expired - Lifetime JP2687510B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | チップ状固体電解コンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2687510B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0459934U (ja) * | 1990-09-29 | 1992-05-22 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59124709A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-18 | 富士通株式会社 | 固体電解コンデンサの製造方法 |
JPS60213017A (ja) * | 1984-04-09 | 1985-10-25 | 松下電器産業株式会社 | チツプ状固体電解コンデンサ |
-
1988
- 1988-11-24 JP JP63297572A patent/JP2687510B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59124709A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-18 | 富士通株式会社 | 固体電解コンデンサの製造方法 |
JPS60213017A (ja) * | 1984-04-09 | 1985-10-25 | 松下電器産業株式会社 | チツプ状固体電解コンデンサ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0459934U (ja) * | 1990-09-29 | 1992-05-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2687510B2 (ja) | 1997-12-08 |
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