JPH02142964A - 車輌用自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

車輌用自動変速機の油圧制御装置

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Publication number
JPH02142964A
JPH02142964A JP63297784A JP29778488A JPH02142964A JP H02142964 A JPH02142964 A JP H02142964A JP 63297784 A JP63297784 A JP 63297784A JP 29778488 A JP29778488 A JP 29778488A JP H02142964 A JPH02142964 A JP H02142964A
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JP
Japan
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gear
valve
port
clutch
shift
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Pending
Application number
JP63297784A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Takada
充 高田
Hiroshi Ito
寛 伊藤
Noriyuki Takahashi
徳行 高橋
Makoto Funahashi
眞 舟橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車等の車輌に用いられる自動変速機の油
圧制御装置に係り、特に変速に際して二つの入力クラッ
チにより変速装置の入力部材の切換が行われる型式の自
動変速機に用いられる油圧制御装置に係る。
[従来の技術] 自動車等の車輌に用いられる自動変速機として、変速装
置が互いに異る二つの入力部材を有し、この二つの入力
部材が油圧作動式の第一の入力クラッチと第二の入力ク
ラッチにより互いに個別に原動機の出力部材に駆動連結
されることにより互いに異る変速段を達成し、変速に際
して、即ち第N変速段と第(N+1)速段との間にて上
述の二つの入力クラッチによる変速装置の入力部材の切
換が行われる型式の自動変速機が既に提案されており、
これは例えば特願昭62−195471号がある。
上述の如き自動変速機に於ては、第一速段と第二速段と
第三速段を達成するために係合する入力クラッチは第一
クラッチであり、第三速段と第四速段を達成するために
係合する入力クラッチは第二クラッチであり、このため
第三速段までは第一クラッチを係合させるべくこれに油
圧を供給し、第三速段より第四速段への変速時には第一
クラッチを解放すべく第一クラッチの油圧の排出を行い
、また第四速段より第三速段、第二速段、第一速段への
ダウンシフト時には第一クラッチを係合させるべく第一
クラッチに油圧を供給する必要がある。
[発明が解決しようとする課題] 例えばDレンジに於ける第四速段より第三速段へのダウ
ンシフト時と第四速段より第二速段へのダウンシフト時
にはいずれの時も第一クラッチに油圧を供給してこれを
係合させる必要がある。このいずれに於ても、第一クラ
ッチの係合速度が同一であってよいかというとそうでは
なく、これは変速ショックの観点から個別に設定される
べきである。
増速段である第四速段より直結段である第三速段へのダ
ウンシフト時には第二クラッチを係合させたまま一つの
ブレーキの解放と第一クラッチの係合とが行われるが、
ワンウェイクラッチを有するものに於ては、前記ブレー
キの解放によって変速装置に於ける反力要素がなくなっ
て第三速段に同期するまでニュートラル状態にて入力回
転数が上昇し、入力回転数が第三速段に同期すると、ワ
ンウェイクラッチが係合することにより変速が自ずと係
合するから、その変速中に於てはエンジンブレーキ時以
外に於ては第一クラッチが伝達トルク容量をもって係合
される必要はなく、逆にこの時に第一クラッチが伝達ト
ルク8二をもって係合すると、車輌の走行慣性によりエ
ンジンブレーキ状態となって変速装置の出力軸に負のト
ルクが生じるようになり、大きい変速ショックが生じる
ようになる。これに対し第四速段より第二速段へのダウ
ンシフト時には、マニュアルシフトレンジがDレンジで
あれば、途中に於て第三速段を経由するとしてもその第
三速段成立後には第二速段の達成のために第二クラッチ
が解放されるから、入力回転数が第二速段に同期する以
前に既に第一クラッチが入力トルクに対して充分な伝達
トルク容量をもって係合していなければならず、さもな
いと原動機の出力部材が変速装置より実質的に切離され
る状態が生じ、入力回転数が異常上昇する、所謂吹き上
りが発生するようになる。
従って、このような変速装置に於ては、第一クラッチの
係合は第四速段より第三速段へのダウンシフト時には比
較的遅く、これに対しDレンジに於ける第四速段より第
二速段へのダウンシフト時には第三速段成立後に於て可
及的に速やかに行イ)れる必要がある。
これとは別に、マニュアルシフトレンジがDレンジより
Lレンジに切換えられた場合には第三速段を経由せずに
第四速段より第二速段にダウンシフトされる事態が生じ
る。この場合に於て第一クラッチの係合が上述の第四速
段より第二速段へのダウンシフト時に於ける第三速段形
成後と同様に急速に行われると、特に第四速段より第二
速段への変速が入力クラッチの切換のみにより行われる
場合にはアキュームレータ作用を全く期待することがで
きず、非常に大きい変速シヨ・ツクが生じることになる
本発明は、マニュアルシフトチェンジ、変速の種類等に
応じて第一クラ・ソチの係合速度を適切に設定し、吹き
上りと大きい変速シヨ・ツクの発生を共に回避すること
ができる油圧制御装置を提供することを目的としている
[課題を解決するための手段] 上述の如き目的は、本発明によれば、第N速段と第(N
+1)速段との間にて第一の入力クラ・ソチと第二の入
力クラッチの係合の切換が行われる車輌用自動変速機の
油圧制御装置に於て、第N速段と第(N−1)速段との
切換を行うシフト弁と、第N速段及びこれより低速の変
速段にて係合する第一のクラッチに対し油圧をアキュー
ムレータを経由して供給することとアキュームレータを
経由せずに供給することとを切換制御するクラ・ソチ制
御弁と、前記シフト弁及び前記クラ・ソチ制御弁の作動
を制御する一つの電磁弁とを有し、前記クラッチ制御弁
は前記電磁弁より信号油圧を与えられることにより前記
第一の入力クラッチに対し油圧をアキュームレータを経
由せずに供給する切換位置に切換わり前記電磁弁より信
号油圧を与えられないことにより前記第一の入力クラッ
チに対し油圧をアキュームレータを経由して供給する切
換位置に切換わるよう構成され、前記シフト弁は前記電
磁弁より信号油圧を与えられる第一の制御ポートと第(
N−1)速段及びこれより低速の変速段の成立のみを許
可する所定のマニュアルシフトレンジ時に於て信号油圧
を与えられる第二の制御ポートとを有し該両制御ポート
のいずれにも信号油圧が供給されていない時にのみ前記
第N速段及びこれより高速の変速段の成立を許可し前記
第一の制御ポートと前記第二の制御ポートの少なくとも
いずれか一方に信号油圧が供給されている時には前記第
N速段及びこれより高速の変速段の成立を禁止して前記
第(N−1)速段及びこれより低速の変速段の成立を許
可するよう構成され、前記電磁弁は前記所定のマニュア
ルシフトレンジに於ける前記第(N−1)速段に於ては
信号油圧を出力せずその他のマニュアルシフトレンジに
於ける前記第(N−1)速段に於ては信号油圧を出力す
るよう構成されていることを特徴とする車輌用自動変速
機の油圧制御装置によって達成される。
[発明の作用及び効果] 上述の如き構成によれば、所定のマニュアルシフトレン
ジ時に於ける第(N−1)速段、例えばLレンジに於け
る第二速段に於ては、電磁弁が信号油圧を出力しないこ
とにより、クラッチ制御弁は第一の入力クラッチに対し
油圧をアキュームレータを経由して供給する位置に切換
わり、これによりDレンジよりLレンジへのマニュアル
シフトチェンジ時に於ける第四速段より第二速段へのダ
ウンシフト時にアキュームレータ作用が得られ、前記第
一の入力クラッチは所定の速度をもって係合し、大きい
変速ショックが生じることが回避される。
これに対しその他のマニュアルシフトレンジに於ける前
記第(N−1)速段、例えばDレンジの第二速段に於て
は電磁弁か信号油圧を出力することによりクラッチ制御
弁は前記第一の入力クラッチに対し油圧をアキュームレ
ータを経由せずに供給する切換位置に切換わり、前記第
一の入力クラッチには油圧が急速に供給されるようにな
り、Dレンジに於ける第四速段より第二速段へのダウン
シフト時に入力回転数が高騰する吹き上りが発生するこ
とが回避されるようになる。
前記電磁弁はシフト弁にも信号油圧を5えてこれの切換
制御を行い、第二速段と第三速段との間の変速を制御す
るが、シフト弁はこれ以外に前記所定のマニュアルシフ
トレンジ時に於ては信号油圧を与えられる第二の制御ポ
ートを有していて、この第二の制御ポートにのみ信号油
圧が供給されていても第(N−1)速段、例えば第二速
段を達成する位置に切換オ)るから、前記所定のマニュ
アルシフトレンジに於ける第(N−1)速段に於てクラ
ッチ制御弁の切換のために上述の如く電磁弁が信号油圧
を発生しなくなってもその変速段の成立が支障なく保証
される。
[実施例] 以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。
第1図は本発明による油圧制御装置を適用される車輌用
自動変速機の遊星lfl東式変速装置の一例を示してい
−る。第1図に於て、10は第一サンギヤを、12は第
一サンギヤ10と同心の第一リングギヤを、14は第一
サンギヤ10と第一リングギヤ12とに噛合する第一プ
ラネタリピニオンを、16は第一プラネタリピニオン1
4を回転可能に担持する第一キャリヤを、20は第二サ
ンギヤを、22は第二サンギヤ20と同心の第二リング
ギヤを、24は第二サンギヤ20と第二リングギヤ22
とに噛合する第二プラネタリビニオンを、26は第二プ
ラネタリビニオン24を回転自在に担持する第二キャリ
ヤを各々示している。第一リングギヤ12は連結要素3
0によって第二キャリヤ26と連結され、第一キャリヤ
16は連結要素32によって第二リングギヤ22と連結
されている。
尚、ここで第一サンギヤ10と第一リングギヤ12と第
一プラネタリピニオン14と第一キャリヤ16とにより
構成された単純遊星歯車機構を第一列目の遊星歯車機構
と称し、第二サンギヤ20と第二リングギヤ22と第二
プラネタリビニオン24と第二キャリヤ26とにより構
成された単純遊星歯車機構を第二列口の遊星歯車機構と
称する。
第一キャリヤ16及び連結要素32によって第一キャリ
ヤ16と連結された第二リングギヤ22とハウジング5
0との間には第一ワンウェイクラッチ34と第二ワンウ
ェイクラッチ36とが互いに直列に設けられている。こ
の場合、第一ワンウェイクラッチ34が第一キャリヤ1
6の側に設けられ、第二ワンウェイクラッチ36がハウ
ジング50の側に設けられている。更に詳細には第一ワ
ンウェイクラッチ34はそのインナレース34aにて第
一キャリヤ16と接続されてアウタレース34bを連結
部材31により第二ワンウェイクラッチ36のインナレ
ース36aに接続され、第二ワンウェイクラッチ36の
アウタレース36bがハウジング50に接続されている
第二キャリヤ26は、出力歯車54と接続され、常に出
力部材として作用するようなっている。
第一ワンウェイクラッチ34は、エンジンドライブ時に
於てアウタレース34bがインナレース34aの回転速
度を越えて回転しようとする時には係合状態になり、こ
れとは逆の時には滑り状態となり、また第二ワンウェイ
クラッチ36は、エンジンドライブ時に於てインナレー
ス36aがアウタレース36bに対し逆転とする時には
係合状態になり、これとは逆の時には滑り状態になるよ
うになっている。
第二サンギヤ20と入力軸52との間には該両者を互い
に選択的に接続する第一クラッチ38が設けられている
第一キャリヤ16と入力軸52との間には該両者を互い
に選択的に接続する第二クラッチ40が設けられている
第一サンギヤ10と入力軸52との間には該両者を互い
に選択的に接続する第三クラッチ42か設けられている
第一サンギヤ10と連結部材31との間には該両者を互
いに選択的に接続する第四クラッチ44が設けられてい
る。
連結部材31とハウジング50との間には連結部材31
をハウジング50に対し選択的に固定する第一ブレーキ
46が設けられている。
第二リングギヤ22とハウジング50との間には第二リ
ングギヤ22をハウジング50に対し選択的に固定する
第ニブレーキ48が設けられている。
上述の如き構成よりなる遊星歯車式変速装置によって第
一速段、第二速段、第三速段(直結段)、第四速段(増
速段)及び後進段が達成される要領は第1表及び第2図
に示す通りである。第1表及び第2図に於て、○印は当
該クラッチ、ブレーキ又はワンウェイクラッチがエンジ
ンドライブ状態に於て係合されていることを示し、また
第1表にて(0)は当該クラッチ或いはブレーキが係合
されれば、その変速段に於てエンジンブレーキが作用し
得ることを示している。
第1表 第2表 第二速段 ((1+ρ2 )/ρ2 ) (1/ 第一リングギヤ12の歯数に対する第一サンギヤ10の
歯数の比をρ1とし、第二リングギヤ22の歯数に対す
る第二サンギヤ20の歯数の比をρ2とした場合、各変
速段の変速比は第2表に示す通りである。
第一クラッチ38、第二クラッチ40、第三クラッチ4
2、第四クラッチ44及び第一ブレーキ46、第ニブレ
ーキ48は、各々油圧作動式のクラッチ或いはブレーキ
であり、その各々の油室38a 、40a 、42a 
、44a 、46a 、48aに油圧を供給されること
により係合し、これら油室の油圧を排出されることによ
り解放するようになっている。これら油室に対する油圧
の給排は第3図に示されている如き油圧制御装置により
行われるよ・うになっている。
上述の遊星歯車式変速装置の入力軸52は第3図に示さ
れている。如き流体式トルクコンバータ60によって図
示されていない内燃機関の抽き原動機に駆動連結されて
いる。
流体式トルクコンバータ60は、原動機の出力部材に駆
動連結されるポンプ羽根車52と、1t!星山車式変速
装置の入力軸52に駆動連結されるタービン羽根車64
と、一方向にのみ回転可能なステータ羽根車66とを有
する三要素二用型のものである。流体式トルクコンバー
タ60は直結クラッチ68を有しており、直結クラッチ
68はポート60aより油圧を供給されている時には係
合してポンプ羽根車62とタービン羽根車64とを直結
し、これに対しポート60bより油圧を供給されている
時は解放状態になるようになっている。
ポート60a及び60bに対する油圧の供給は第3図に
示されている油圧制御装置により行われるようになって
いる。
次に第3図乃至第5図を用いて車輌用自動変速機の油圧
制御装置の概要について説明する。
油圧制御装置はポンプ70を灯しており、ポンプ70は
図示されていない作動油のタンクより作動油を汲上げて
これを一般にライン浦圧制御弁と称されているプライマ
リレギュレータ弁80とスロットルバルブ120とに供
給するようになっている。ポンプ70がプライマリレギ
ュレータ弁80に与える油圧の上限値は圧力リリーフ弁
72により制限されるようになっている。
スロットル弁120は、内燃機関のスロットル開度、即
ち機関真前に応じた一般にスロットル油圧とされている
油圧を油路138に出力するようになっている。
プライマリレギュレータ弁80は、スロットル油圧とリ
バースブースト油圧とを与えられ、概ねスロットル開度
の増大に応じて増大する基本油圧、即ちライン油圧を油
路98と一般にコンバータ油圧制御弁と称されているセ
カンダリレギュレータ弁100とに出力するようになっ
ている。
セカンダリレギュレータ弁100は、スロットル油圧を
与えられ、コンバータ油圧(潤滑油圧)を油路118に
出力するようになっている。
油路98のライン油圧はマニュアル弁190のポート1
94に与えられるようになっている。マニュアル弁19
0は、手にて操作されるスプール弁192を有し、ポー
ト194に与えられるライン油圧を、Dレンジ時にはD
ポート196に、2レンジ時にはSポート198に、L
レンジ時にはLポート200に、またRレンジ時はRポ
ート202に与えられるようになってる。
Dポート196のライン油圧は油路204によって1−
2シフト弁210のDポート214と2−3シフト弁2
40のDポート246と3−4シフト弁270のDポー
ト274とに与えられ、Sポート198のライン油圧は
油路206によって2−3シフト弁240のSポート2
48に与えられ、Lポート200のライン油圧は油路2
08によって2−3シフト弁240のLポート(第二の
制御ポート)250に与えられるようになっている。ま
たRポート202のライン油圧は油路203によってリ
バースインヒビット弁360に与えられるようになって
いる。
2−3シフト弁240は、第4図によく示されている如
く、スプール弁242とプラグ244とを有し、また上
述のポート以外に、ドレンポート251.252.25
3とクラッチポート254とブレーキポート256及び
258とフエイ」セーフポート260とを有しており、
スプール弁242は、制御ポート(第一の制御ポート)
261と第二の制御ポートであるレポート250の少な
くともいずれか一方に油圧が供給されている時には、図
にて右半分に示されている如く、圧縮コイルばね262
のばね力に抗して図にて下方へ移動した第一の切換位置
に位置し、この時にはクラッチポート254をドレンポ
ート252に、ブレーキポート256をSポート248
に、ブレーキポート258をLポート250に、フェイ
ルセーフポート260をDポート246に各々連通接続
し、これに対し制御ポート261とLポート250のい
ずれにも油圧が供給されていない時には、図にて左半分
に示されている如く、圧縮コイルばね262のばね力に
より図にて上方へ移動した第二の切換位置に位置し、こ
の時にはクラッチポート254をDポート246に、ブ
レーキポート256.258及びフェイルセーフポート
260を各々ドレンポート251.252.253に連
通接続するようになっている。
制御ポート261に対する油圧の供給は第一ソレノイド
弁400により行われるようになっている。
クラッチポート254は油路263によって第二クラッ
チ40の油室40aとC2川アキユームレータ470の
アキュームレータ室472に連通している。またクラッ
チポート254は、油路264によって1−2シフト弁
210のホールドポート220に、油路265によって
1−2シフト弁210のフェイルセーフポート(ドレン
ポート)222に各々連通している。ブレーキポート2
56は油路266により1−2ンフト弁210のSポー
ト216に、もう1つのブレーキポート258は油路2
67により1−2シフト弁210のLポート218に、
フェイルセーフポート260は油路268によって3−
4シフト弁270のホールドポート278及び油路26
9によってドレンポート280に連通している。
1−2シフト弁210は、第4図によく示されている如
く、スプール弁212を有し、また上述のポート以外に
、クラッチポート224とブレーキポート226.22
8とRポート230とポート232とクラッチポート2
34とを有し、スプール弁212の切換移動によりこれ
らポートの連通切換が行われるようになっている。スプ
ール弁212は、制御ポート238に油圧が供給されて
いる時には、図にて左半分に示されている如く、圧縮コ
イルばね236のばね力に抗して図にて下方へ移動した
第一の切換位置に位置し、この時にはクラッチポート2
24をフェイルセーフポート222に、ブレーキポート
226をRポート230に、ブレーキポート228をL
ポート218に゛各々連通接続すると共にポート232
とクラッチポート234との連通を遮断し、これに対し
制御ポート238に油圧が供給されていない時には、図
にて右半分に示されている如く、圧縮コイルばね236
のばね力により、またホールドポート220に与えられ
る油圧による力により図にて上方へ移動した第二の切換
位置に位置し、この時にはクラッチポート224をDポ
ート214に、ブレーキポート226をSポート216
に、ブレーキポート228をRポート230に各々連通
接続し、またポート232とクラッチポーチ234とを
互いに連通接続するようになっている。
制御ポート238に対する油圧の供給は第二ソレノイド
弁410により行われるようになっている。またこの制
御ポート238は油路239によって3−4シフト弁2
70の制御ポート288に連通している。
クラッチポート224は油路225によって第四クラッ
チ44の油室44aとC4用アキュームレータ490の
アキュームレータ室492に連通している。ブレーキポ
ート226は油路227により3−4シフト弁270の
Sポート276に連通している。ブレーキポート228
は油路229によってB2用アキュームレータ530の
アキュームレータ室532に、更に油路231によって
第ニブレーキ48の内側油室48aに連通している。
ポート232は油路233によりC4制御弁300のポ
ート312に連通している。クラッチポ、−ト234は
油路235によって第一クラッチ38の油室38aに直
接連通している。
3−4シフト弁270は、第4図によく示されている如
く、スプール弁272を有し、また上述のポート以外に
、クラッチポート282とブレーキポート284とを有
しており、スプール弁272の切換移動によりこれらポ
ートの連通が切換られるようになっている。スプール弁
272はホルトポート278に油圧が供給されていなく
て制御ポート288に油圧が供給されている時には、図
にて右半分に示されている如く、圧縮コイルばね286
のばね力に抗して図にて下方へ移動した第一の切換位置
に位置し、この時にはクラッチポート282をドレンポ
ート280に、ブレーキボー4284をDポート274
にδ々連通接続し、これに対しホールドポート278に
油圧が供給されている時或いは制御ポート288に油圧
が供給されてない時には、図にて左半分に示されている
如く、ポート278の油圧の力或いは圧縮コイルばね2
86のばね力により図にて上方へ移動した第二の切換位
置に位置し、この時にはクラッチポート282をDポー
ト274に、ブレーキポート284をSポート276に
各々連通接続するようになっている。
クラッチポート282は油路290によりC1制御弁3
00のポート304及び306に、ブレーキポート28
4は油路292により第一ブレーキ46の油室46a及
びB1用アキュームレータ510のアキュームレータ室
512に各々連通している。
第一ソレノイド弁400及び第二ソレノイド弁410は
、各々非通電時にはドレンポートを開き、通電時にはド
レンポートを閉じるノーマリオーブン型の電磁作動式の
ドレン弁であり、この二つのソレノイド弁に対する通電
は第2図にO印にて示されている組合せにて各変速段に
応して行われるようになっている。
第一ソレノイド弁400は、油路408によって2−3
シフト弁240の制御ポート261に、また油路406
によって01制御弁300の制御ポート314に各々連
通し、通電時には制御ポート261と314の双方に油
圧を供給するようになっている。
第二ソレノイド弁410は、油路418によって1−2
シフト弁210の制御ポート238に、更に油路23つ
によって3−4シフト弁270の制御ポート288に連
通し、更に油路416によって4−3制御井330のホ
ールドポート340に連通し、通電時には制御ポート2
38と288の双方及びホールドポート346に油圧を
供給するようになっている。
C1制御弁300は、第一クラッチ38の係合速度を切
換制御するクラッチ制御弁であり、第5図によく示され
ている如く、スプール弁302を1丁し、制御ポート3
14に油圧が供給されていない時には、スプール弁30
2が圧縮コイルばね316のばね力により上昇して図に
て左半分に示されている如き上昇位置に位置することに
よりポート304とポート308との連通及びポート3
06と312との連通を遮断してポート306とポート
310とを連通接続し、これに対し制御ポート314に
油圧が供給されている時には、スプール弁302が圧縮
コイルばね316のばね力に抗して降下して図にて右半
分に示されている如き降下位置に位置することによりポ
ート304をポート308に、またポート306をポー
ト312に各々連通接続するようになっている。
制御ポート314は、油路406により第一ソレノイド
弁400と接続され、第一ソレノイド弁400のオン−
オフに応じて信号油圧を選択的に与えられるようになっ
ている。
ポート312は、前述の如く、油路233によって1−
2シフト弁210のポート232に連通しているのに対
し、ポート308は途中に絞り327を有する油路32
8、油路329、絞り451を経てC1用アキュームレ
ータ450のアキュームレータ室452に連通し、これ
より更に油路468、一方向弁469を経て第一クラッ
チ38の油室38aに連通している。またポート310
は途中に絞り325を有する油路324によって油路3
29に連通していると共に油路326によって4−3制
御弁330のポート334に連通している。
4−3制御井330は第5図によく示されている如く、
スプール弁332を有し、スプール弁332は、ホール
ドポート416に油圧を供給されている時には図にて左
半分に示されている如き上昇位置にホールドされるが、
ホールドポート416に油圧を供給されていない時には
制御ポート338に与えられる油圧が所定値以上であれ
ば、圧縮コイルばね342のばね力に抗して図にて右半
分に示されている降下位置に位置し、ポート334とポ
ート336との連通を遮断するようになっっている。尚
、これ以外の時にはスプール弁332は図にて左半分に
示されている上昇位置に位置していることから、ポート
334とポート336とが連通接続される。制御ポート
338は、油路344によって第一アキュームレータ制
御弁550に連通し、これよりスロットル開度に応じて
変化する第一アキュームレータ油圧を与えられるように
なっている。
ポート336は途中に絞り343を有する油路345に
よって油路329に連通している。
第一クラッチ38の油室38aは一方向弁289によっ
て3−4シフト弁270のクラッチポート282に直接
的に連通し、排油を速やかに行われ得るようにされてい
る。絞り343の絞り度は絞り325の絞り度より小さ
く設定されている。
リバースインヒビット弁360は、マニュアル弁190
のRポート202より油路203によってライン油圧を
供給され、第三ソレノイド弁420の開閉に応じて切換
作動し、前進時に於て車速か所定値以上であるリバース
禁止状聾時に於てのみそのスプール弁362が図にて左
半分に示されている如き禁止位置に位置し、それ以外の
時にはスプール弁362が図にて右半分に示されている
如き許可位置に位置し、油路203よりのライン油圧が
油路398によって第三クラッチ42の油室42aに伝
わることを許し、またライン油圧が油路396.394
を経て1−2シフト弁210のRポート230に伝わる
ことを許し、更にライン油圧が油路396、B2シーケ
ンス弁610、油路392を経て第ニブレーキ48の外
側油室48bに供給されることを許可するようになって
いる。
B2シーケンス弁610は、第ニブレーキ48の内側油
室48aの油圧に応動し、これが所定値以上になった時
に油路396と392とを互に連通せしめて外側油室4
8aに対する油圧の供給が行われるようにしている。
アキュームレータ450.470.490,510及び
530は、各々背圧室454.474.494.514
.534を有する背圧制御式のアキュームレータであり
、これら背圧室に与えられる油圧は第二アキュームレー
タ制御弁560により調圧されるようになっている。尚
C+用のアキュ−ムレータ450のアキュームレータ室
452の入口は適当な絞り451により構成されている
第二アキュームレータ制御弁560はデユーティソレノ
イド弁590により調圧されたデユーティ油圧と第一ア
キュームレータ制御弁550よりの第一アキュームレー
タ油圧とを与えられて調圧値を変化するようになってい
る。
デユーティソレノイド弁590は、所定のデユーティ比
のパルス信号を与えられてそのデユーティ比に応じて繰
返し開閉し、デユーティ調圧弁580よりのモジュレー
ト油圧をそのデユーティ比に応じて調圧するようになっ
ている。尚、デユーティソレノイド弁590が第二アキ
ュームレータ制御弁560に与えるデユーティ油圧はデ
ューテ、イ圧カアキュームレータ600によりその脈動
を吸収されて平滑化されるようになっている。
第一アキュームレータ制御弁550は、スロットル弁1
38よりスロットル油圧を与えられてスロットル開度の
増大に応じて増大する第一アキュームレータ油圧を発生
し、これを第二アキュームレーク制御弁560と4−3
制御井330に与えるようになっている。
流体式トルクコンバータ60のポート60aとポート6
0bに対するコンバータ油圧の供給はロックアツプリレ
ー弁140により制御されるようになっている。
ロックアツプリレー弁140はロックアツプシグナル弁
160より選択的に油圧を与えることにより切換作動す
るようになっている。またロックアツプリレー弁140
はオイルクーラ〕70へ作動油を送り出すようになって
いる。尚、172はクーラバイパス弁、174はオイル
クーラ油路の圧力リリーフ弁である。
ロックアツプシグナル弁160は、1−2シフト弁21
0のクラッチポート224より油圧を与えられ、第三ソ
レノイド弁420の開閉に応して切換作動し、第三ソレ
ノイド弁420が通電状態である時、即ち閉弁時である
時にのみクラッチボー)222よりの油圧をロックアツ
プリレー弁140に与えてロックアツプクラッチ68が
係合するようにしている。
第三ソレノイド弁420は、第2図にてO印で示されて
いる如く、シフトレンジポジションがRレンジ(リバー
スレンジ)である時には後進段禁止のために選択的に通
電され、シフトレンジポジションがDレンジである時に
は選択的に通電されてロックアツプクラッチ68の係合
を制御するようになっている。
次に本発明による油圧制御装置に関連する作動として、
Dレンジに於ける変速作動を説明する。
先ず、Dレンジ第一速段について説明する。この時には
第一ソレノイド弁400と第二ソレノイド弁410の両
方に通電が行われ、2−3シフト弁240の制御ポート
261.1−2シフト弁210の制御ポート238及び
3−4シフト弁270の制御ポート288の各々に油圧
が供給され、2−3シフト弁240のプラグ244及び
スプール弁242は図にて右半分に示されている第一の
切換位置に、1−2シフト弁210のスプール弁212
は図にて左半分に示されている第一の切換位置に位置す
る。これによりマニュアルシフト弁190のDポート1
96よりのライン油圧は油路204.2−3シフト弁2
40のDポート246、フェールセーフポート260、
油路268を経て3−4シフト弁270のホールドポー
ト278に与えられるようになる。これにより3−4シ
フト弁270は制御ポート288に油圧を供給されてい
てもホールドポート278にも油圧を供給されることか
ら、そのスプール弁272は圧縮コイルばね286のば
ね力により図にて左半分に示されている第二の切換位置
に位置するようになる。これによりDポート274がク
ラッチポート282に連通接続され、マニュアルシフト
弁190のDポート196よりのライン油圧が油路29
0を経てC5制御弁300のポート304及び306に
与えられる。この時にはC1制御弁300の制御ポート
314にも油圧が与えられていることから、C制御弁3
00のスプール弁302は図にて右半分にて示されてい
る下降位置に位置し、ポート304がポート308に、
ポート306がポート312に各々連通しており、この
ことからポート304及び306の油圧は油路328及
び233へと流れるようになる。しかしこの時には1−
2シフト弁210のスプール弁212が図にて左半分に
示されている第一の切換位置にあって、ポート232が
閉じられていることから、油圧は油路328より絞り3
27を経て油路329へ流れ、更にこれにより絞り45
1 、C,用アキュームレータ450のアキュームレー
タ室452、油路468、一方向弁469を経て第一ク
ラッチ38の油室38aに供給され、第一クラッチ38
が係合するようになる。絞り327の絞り度は絞り32
5.343に比して小さいことにより、この時の油室3
8aに対する油圧供給は比較的速く行われ、これにより
第一クラッチ38の係合、即ちDレンジの第一速段が応
答性よく成立するようになる。
次にDレンジ第二速段について説明する。この時には第
一のソレノイド弁400にのみ通電が行われ、2−3シ
フト弁240の制御ポート261にのみ油圧が引続き供
給される。この時には2−3シフト弁240のプラグ2
44及びスプール弁242は前記第一の切換位置に位置
した状態を維持するが、1−2シフト弁210のスプー
ル弁212は圧縮コイルばね236のばね力により図に
て右半分に示されている第二の切換位置に移動する。尚
、この時には3〜4シフト弁270の制御ポート288
にも油圧が供給されなくなるが、スプール弁272は引
続きホールドポート278に与えられている油圧による
力と圧縮コイルばね286によるばね力により図にて左
半分に示されている第一の切換位置に位置する。1−2
シフト弁210の切換りによりDポート214がクラッ
チポート224に接続され、マニュアル弁190のDポ
ート196よりのライン油圧が油路225を経て第四ク
ラッチ44の油室44aに供給され、第四クラッチ44
が係合するようになる。これにより第一クラッチ38に
加えて第四クラッチ44が係合し、Dレンジの第二速段
が達成される。
尚、この時には1−2シフト弁210のスプール弁21
2が切換移動したことによりポート232がクラッチポ
ート234に連通し、ポート312より油圧が油路23
5によって第一クラッチ38の油室38aに直接供給さ
れることになるが、しかしこの時には油室38aにその
油圧と同じ油圧が上述の如く既に供給されているから、
この時に第一クラッチ38の係合状態が変化することは
ない。
次にDレンジ第三速段について説明する。この時には第
一ソレノイド弁400と第二ソレノイド弁410のいず
れにも通電が行われなくなり、1−2シフト弁210の
制御ポート238に加えて2−3シフト弁240の制御
ポート26】にも油圧が供給されなくなる。これにより
この時には2−3シフト弁240のプラグ244及びス
プール弁242が圧縮コイルばね262のばね力により
図にて左半分に示されている第二の切換位置に移動する
ようになり、2−3シフト弁240のDボー)246は
フェールセーフポート260より切離されてクラッチポ
ート254に連通するようになる。これによりマニュア
ルシフト弁190のDポート196よりのライン油圧は
油路263によって第二クラッチ40の油室40aに供
給され、第二クラッチ40が係合するようになる。この
時には3−4シフト弁270のホールドポート278に
は油圧が供給されなくなるが、スプール弁272は圧縮
コイルばね286のばね力により第二の切換位置にある
ことを維持する。また1−2シフト弁210のスプール
弁212は上述の第三速段時と同様に第二の切換位置に
位置していることを維持する。これにより第一クラッチ
38と第四クラッチ44に加えて第二クラッチ4oが係
合するようになり、直結段であるDレンジの第三速段が
達成されるようになる。
尚、第三速段時には、第一ソレノイド弁400に対する
通電停止によりCI制御弁300のスプール弁302は
図にて左半分に示されている上昇位置に位置し、ポート
304及び312が閉じられてポート306のみがポー
ト31oに迎通し、第一クラッチ38に対する油圧供給
経路が切換るが、油室38aに供給される油圧は以前と
して同じ油圧であるから、この時に第一クラッチ38の
係合状態が変化することはない。
次にDレンジ第四速段について説明する。この時には第
二ソレノイド弁410にのみ通電が行われる。この時に
は1−2シフト弁210の制御ポート238を経て3−
4シフト弁270の制御ポート288に油圧が供給され
るようになる。この時には2−3シフト弁240のクラ
ッチポート254より油路264を経てライン油圧が1
−2シフト弁210のホールドポート220に与えられ
、このライン油圧が1−2シフト弁210のスプール弁
212に対し図にて上向きの力を与えることから、制御
ポート238に油圧が供給されてもスプール弁212は
圧縮コイルばね236のばね力により図にて右半分に示
されている第二の切換位置にあることを維持する。しか
し3−4シフト弁270のホールドポート278は油路
268によって2−3シフト弁240のフェールセーフ
ポート260からドレンポート253に接続されている
ことから3−4シフト弁270のスプール弁272は制
御ポート288に与えられた油圧により圧縮コイルばね
286のばね力に抗して図にて右半分に示されている第
一の切換位置に移動するようになる。これによりDポー
ト274はクラッチポート282に代えてブレーキポー
ト284に連通し、クラッチポート282はドレンポー
ト280に連通ずるようになる。これにより第一クラッ
チ38の油室38aの油圧の排出が一方向弁289を経
て速やかに行われて第一クラッチ38が解放し、これに
代えて第一ブレーキ46の油室46aにライン油圧が供
給され、第一ブレーキ46が係合するようになる。これ
により第二クラッチ40と第四クラッチ44とに加えて
第一ブレーキ46が係合するようになり、オーバドライ
ブ段であるDレンジ第四速段が達成されるようになる。
Dレンジに於ける第四速段より第三速段へのパワーオン
ダウンシフト時、即ち4−3キックダウン時には、第一
ソレノイド弁62はオフ状態のままで、制御ポート31
4に信号油圧が与えられないから、C1制御井300の
スプール弁302は図にて左半分に示されている上昇位
置に位置し、ポーl−306のみがポート310に接続
されている。
これにより3−4シフト弁270のクラッチポート28
2よりの油圧は、油路290、ポート306.310を
経て油路324と326とに流れるようになる。この時
はパワーオンダウンシフト時であることから、スロット
ル開度が比較的大きく、これによって第一アキュームレ
ータ制御弁550が発生する第一アキュームレータ油圧
は比較的大きく、この第一アキュームレータ油圧を制御
ポート338に与えられる4−3制御井330のスプー
ル弁332は、この時には圧縮コイルばね342のばね
力に抗して降下して図にて右半分に示されている降下位
置に位置している。これによりポート334と336と
の連通が遮断され、ポート310よりの油圧は、途中に
絞り325を有する油路324を経てのみ油路329へ
流れ、これより絞り451 、C+用アキュームレータ
450のアキュームレータ室452、油路468、一方
向弁469を経て第一クラッチ38の油室38aに供給
されるようになる。従ってこの時には第一クラッチ38
の係合は絞り325及び451の各々の絞り度とCI用
アキュームレータ450のアキュームレータ特性により
比較的遅く行われる。これにより第四速段より第三速段
への変速中に於て、即ち入力回転数の上昇によってワン
ウェイクラッチ34が係合する以前に第一クラッチ38
が伝達トルク容量をもって係合することが回避され、大
きい変速ショックを生じることがなく変速が完了するよ
うになる。
オーバドライブ禁止等による第四速段より第三速段への
パワーオフダウンシフト時には4−3制御井330の制
御ポート338に与えられる第一アキュームレータ油圧
はスロットル開度がアイドル開度相当の小さい開度であ
ることから、比較的小さく、これによって4−3制御井
330のスプール弁332は圧縮コイルばね342のば
ね力により図にて左半分に示された上昇位置に位置し、
ポート334がポート336に連通接続されるようにな
る。この時には、油路324に加えて浦路345よりも
油路329へ油圧が供給され、油路345の絞り343
は油路324の絞り325に比して絞り度が小さいこと
から、324のみより油圧が供給される場合に比して第
一クラッチ38の油室38aに対する油圧の供給速度が
速くなり、4−3キックダウン時に比して第一クラッチ
38が早期に伝達トルク容量をもって係合するようにな
る。このパワーオフダウンシフト時には第一ワンウェイ
クラッチ34がロック状態になることがないので、第一
クラッチ38の係合が遅れると、変速過程に於てニュー
トラル状態による空走感が生じるが、上述の如く第一ク
ラッチ38の係合が適切な時期をもって行われることに
より、そのようなことがなくなり、速やかにエンジンブ
レーキ効果が得られるようになる。
Dレンジに於ける第四速段より第二速段へのキックダウ
ン時には、先ず上述の第四速段より第三速段へのパワー
オンダウンシフト時と同様に第一クラッチ38がC1用
アキュームレータ450のアキュームレータ作用の下に
徐々に係合し、第三速段が成立すると、次に第二速段の
成立のために、第一ソレノイド弁400に対する通電に
よってCI制御井300の制御ポート314に油圧が供
給されてこれのスプール弁302が図にて右半分に示さ
れている降下位置に位置するようになり、ポート304
がポート308に連通接続されると共にポート306が
ポート312に連通接続されるようになる。また第一ソ
レノイド弁400に対する通電によって2−3シフト弁
240の制御ポート261に油圧が与えられてこれのス
プール弁242が図にて右半分に示されている第一の切
換位置に切換わって第二速段の成立が許可される。この
時には1−2シフト弁210のスプール弁212は図に
て右半分に示されている第二の切換位置に位置し、ポー
ト232がクラッチポート234に連通接続されている
ことから、C1制御弁300のポート312よりの油圧
は、油路233、ポート232、クラッチポート234
、油路235を経てC+用アキュームレータ450を経
ることなく第一クラッチ38の油室38aに瞬時に供給
されるようになる。これにより第二クラッチ40の解放
完了前に必ず第一クラッチ38が所要の伝達トルク容量
をもって係合するようになり、この時に入力回転数が異
常上昇することが回避され、変速ショックの少ない良好
な変速が行われるようになる。
DレンジよりLレンジへのマニュアルシフトチェンジに
伴う第四速段より第二速段へのダウンシフト時にはDレ
ンジに於ける第二速段へのダウンシフト時とは異って第
一ソレノイド弁400に対する通電が行われず、第二ソ
レノイド弁410をオン状態よりオフ状態にすることの
みが行われる。
これによりこの時には2−3シフト弁240の制御ポー
ト261には油圧が供給されないが、マニュアル弁19
0のLポート200よりLポート250に油圧が供給さ
れることにより2−3シフト弁240のスプール弁24
2は図にて右半分に示されている如き第一の切換位置に
切換わり、第二速段の成立が許可されるようになる。こ
の時にはDレンジに於ける第二速段とは異って第一ソレ
ノイド弁400に通電が行イっれていないことから、C
7制御弁300の制御ポート314には油圧が供給され
ず、これのスプール弁302は図にて左半分に示されて
いる如き上昇位置に保持される。従ってこの時にはDレ
ンジに於ける第四速段より第三速段へのパワーオフダウ
ンシフト時と同様に第一クラッチ38の油室38aに対
する油圧の供給がC1用アキュームレータ450を経由
して行われる。従ってこの時には第一クラッチ38の係
合はC3用アキユームレータ450のアキュームレータ
作用の下に急激に行われることが回避され、有効なアキ
ュームレータ作用の下に大きい変速ショックを生じるこ
となく第二速段への変速が行われるようになる。
第6図は第二速段への変速制御時に於けるソレノイド制
御ルーチンを示すフローチャートである。
このフローチャートからも明らかな如く、第二速段は、
マニュアルシフトレンジがDレンジ或いはSレンジであ
る時には第一ソレノイド弁400には通電を行って第二
ソレノイド弁410には通電を行わず、マニュアルシフ
トレンジがLレンジである場合には第一ソレノイド弁4
00と第二ソレノイド弁410のいずれにも通電を行わ
ないことにより成立される。
以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に説
明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、
本発明の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当
業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による油圧制御装置を適用される車輌用
自動変速機の遊星歯車式変速装置の一例を示すスケルト
ン図、第2図は各変速段に於けるソレノイド弁の通電組
合せとクラッチ及びブレーキの係合の組合せとを示す線
図、第3図は本発明による車輌用自動変速機の油圧制御
装置の一つの実施例を示す構成図、第4図及び第5図は
各々本発明による車輌用自動変速機の油圧制御装置の要
部を示す構成図、第6図は第二速段成立時のソレノイド
弁に対する通電制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。 34・・・第一ワンウェイクラッチ 36・・・第二ワンウェイクラッチ 38・・・第一クラッチ 40・・・第二クラッチ 42・・・第三クラッチ 44・・・第四クラッチ 46・・・第一ブレーキ 48・・・第ニブレーキ 52・・・入力軸 54・・・出力歯車 60・・・流体式トルクコンバータ 70・・・ポンプ 72・・・圧力リリーフ弁 74・・・圧力リリーフ弁 80・・・プライマリレギュレータ弁 100・・・セカンダリレギュレータ弁120・・・ス
ロットル弁 140・・・ロックアツプリレー弁 160・・・ロックアツプシグナル弁 170・・・オイルクーラ 172・・・クーラバイパス弁 174・・・圧力リリーフ弁 190・・・マニュアル弁 210・・・1−2シフト弁 240・・・2−3シフト弁 270・・・3−4シフト弁 300・・・C8制御弁 330・・・4−3制御弁 360・・・リバースインヒビット弁 400・・・第一ソレノイド弁 410・・・第二ソレノイド弁 420・・・第三ソレノイド弁 450・・・CI用アキュームレータ 470・・・C2用アキュームレータ 490・・・C4用アキュームレータ 510・・・B、用アキュームレータ 530・・・B2用アキュームレータ 550・・・第一アキュームレータ制御弁560・・・
第二アキュームレータ制御弁580・・・デユーティ調
圧弁 590・・・デユーティソレノイド弁 600・・・デユーティ圧力アキュームレータ時  許 代     理 出 願  人 人 トヨタ自動車株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 第N速段と第(N+1)速段との間にて第一の入力クラ
    ッチと第二の入力クラッチの係合の切換が行われる車輌
    用自動変速機の油圧制御装置に於て、第N速段と第(N
    −1)速段との切換を行うシフト弁と、第N速段及びこ
    れより低速の変速段にて係合する第一のクラッチに対し
    油圧をアキュームレータを経由して供給することとアキ
    ュームレータを経由せずに供給することとを切換制御す
    るクラッチ制御弁と、前記シフト弁及び前記クラッチ制
    御弁の作動を制御する一つの電磁弁とを有し、前記クラ
    ッチ制御弁は前記電磁弁より信号油圧を与えられること
    により前記第一の入力クラッチに対し油圧をアキューム
    レータを経由せずに供給する切換位置に切換わり前記電
    磁弁より信号油圧を与えられないことにより前記第一の
    入力クラッチに対し油圧をアキュームレータを経由して
    供給する切換位置に切換わるよう構成され、前記シフト
    弁は前記電磁弁より信号油圧を与えられる第一の制御ポ
    ートと第(N−1)速段及びこれより低速の変速段の成
    立のみを許可する所定のマニュアルシフトレンジ時に於
    て信号油圧を与えられる第二の制御ポートとを有し該両
    制御ポートのいずれにも信号油圧が供給されていない時
    にのみ前記第N速段及びこれより高速の変速段の成立を
    許可し前記第一の制御ポートと前記第二の制御ポートの
    少なくともいずれか一方に信号油圧が供給されている時
    には前記第N速段及びこれより高速の変速段の成立を禁
    止して前記第(N−1)速段及びこれより低速の変速段
    の成立を許可するよう構成され、前記電磁弁は前記所定
    のマニュアルシフトレンジに於ける前記第(N−1)速
    段に於ては信号油圧を出力せずその他のマニュアルシフ
    トレンジに於ける前記第(N−1)速段に於ては信号油
    圧を出力するよう構成されていることを特徴とする車輌
    用自動変速機の油圧制御装置。
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