JPH02142963A - 車両用自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業−にの利用分野 本発明は、車両用自動変速機の変速制御装置に関する。

従来の技術 従来、車両用自動変速機には特開昭６１−２４４９５７
号公報に開示されるような変速制御方法が提案されてい
る。

即ち、かかる変速制御方法は１ミ変速機と副変速機の変
速組み合わせによって、多段の変速か可能となった装置
を用いたもので、予め１つの変速線図を設定しておき、
この変速線図で主変速機と副変速機とが同時に相？シな
るアップ側とダウン側との方向に各々切り換え（２−市
切り換え）られる時の変速が禁止されるようになってい
る。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、かかる従来の変速制御方法にあっては、
１つの変速線図をもって総ての変速領域を管理するよう
になっており、従って、該１つの変速線図で特定の変速
（２！Ｅ切り換え変速）を禁止する場合には、該変速線
図の変速線に従って変速すると、この特定の変速になる
かどうかを判定する手順と、該特定の変速になるとｔす
断された場合にこの変速を禁止するＬ順とを設けるのは
勿論のこと、変速が禁止されている時にどの変速段にす
るかを判定する手順を設ける必要がある。

従って、かかる変速制御では制御ロジックが大幅に複雑
化されてしまうと共に、上述した公開公報の実施例では
隣合う変速段間での変速禁止が開示されているが、実際
の変速で多く用いられている飛び変速、つまり、間に存
在する少なくとも１つの変速段を飛び越して変速される
場合の開示がな（、この飛び変速時には更に複雑な制御
ロジックが必要になってしまうという課題があった。

そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、制御を著
しく簡素化し、かつ、あらゆる変速態様に簡ｑ１に応す
ることができる車両用自動変速機の制御装置を提供する
ことを目的とぐる。

課題を解決するための手段 かかる目的を達成するために本発明は第１図に示すよう
に、少なくとも車速とエンジン負向とで決定される変速
線図が設定され、該変速線図に基づいて自動的に変速さ
れる車両用自動変速機ａにおいて、 変速線図を各変速段に対応して複数設定し、現在の変速
段に対応した特定の変速線図を選ぶ変速線図選択手段す
と、 選ばれた特定の変速線図から選択後の運転条件がどの変
速段領域に含まれるかを判断する領域判断手段Ｃとを備
え、 該領域判断手段Ｃで判断された結果に基づいて変速する
構成とする。

作用 以」−の構成により本発明は、変速線図選択手段すによ
って、複数の変速線図の中から現在の変速段に対応した
ものを選択し、次に領域ｉ’ｌＪ　１ｔＦｉ手段Ｃによ
って、該選択された変速線図をもって選択後の運転条件
に沿った変速を行えばよい。

従って、本発明では変速を禁止する制御が必要でなくな
るため、制御が簡素化され変速制御装置を簡単化するこ
とができる。

また、各変速段に対応して複数の変速線図が設定される
ので、それぞれの変速線図の変速線を、予め想定される
運転条件に応じて各変速段毎に任意に設定することがで
きるため、飛び変速を行う場合にあっても特別の制御手
段を設けることなく、簡単に行うことができる。

実施例 以下、本発明の実施例を図に基づい°Ｃ詳細に説明する
。

即ち、第２図は本発明の一実施例を示す車両用自動変速
機の変速制御装置としＣのコントロールユニ・ｙ　ト１
０　’！；：示シ、該コントロールユニット１０には予
め設定された変速線図が人力されている記憶回路１２と
、変速線図選択回路１４と、領域判断回路１６とが設け
られている。

そして、上記コントロールユニット１０には車両運転条
件を決定する各秤信号、例えば、車速に対応する出力軸
回転速度漬しおよびエンジン負４ｉに対応するスロｙ）
小開度信号等が人力され、この運転条件から上記各回路
１２，１４．１６を介して判断された☆速信号が、自動
変速機１８のコントロールバルー／２０に出力すｔＬ　
、ＡＡ’コントロールバルブ２０から自動変速機１８内
に組み込まれた各種摩擦要素に、締結又は解放用の制御
圧を供給することにより、各秤変速段が得られるように
なっている。

尚、■−記自動変速機１８のパワートレーンとしこは、
例えば、従来例として示した特開昭６１２４４９５７　
号公報に開示されるように、主変速機と副変速機とを直
列配置し、それぞれの変速に、Ｉｔみ合わせによりｌ速
、２速、２５速、３速および４速の変速が行われるよう
になったものでよ（、本実施例では１−４体的な変速機
構造の説明を省略する。

また、４−記記憶回路１２に人力される変速線図は各変
速段毎に複数設定され、本実施例では第３図（ａ）に示
すように１速用変速線図、第３図（ｂ）に示すように２
速用変速線図、第３図（ｃ）に示すように２．５速用変
速線図、第３図（ｄ）に示すように３速用変速線図、第
・１図（ｅ）に示すように４速用変速線図が設定されて
いる。

尚、上記各変速線図中、実線はソフトアップ時の変速線
、破線はソフトダウン時の変速線を示す。

ところで、上記コントロールユニ、トｌＯに設けられた
変速線図選択回路１４は、該コントロールユニット１０
に入力され運転条件から、現在の変速段に対応した特定
の変速線図（例えば、２速状態であるときはＬ２第３図
（ｂ）に示す２速用変速線図）を選ぶ。

また、領域判断回路１６は」−２変速線図選択回路１４
で選択された特定の変速線図から、選択後の運転条件が
該変速線図のどの変速段領域に含まれるかを判断する。

そして、上記領域判断回路１６で判断された変速段領域
に対応した変速信号が上記コントロールバルブ２０に出
力される。

第４図は一ヒ記コントロールユニット１０で制御される
場合のフローチャートを示し、該フローチャートのステ
ップ１に示す制御は上記変速線図選択回路１４で行われ
る処理に対応し、現在の変速段に対応する変速線図を選
定する。

次のステップＨに示す制御は上記領域ｔ！］断回路１６
で行われる処理に対応し、変速線図を決定する運転条件
、つまり、出力軸回転速度とスロｙ）小開度から上記選
択された変速線図に従って指示変速段を計算する。

そして、次のステップ■１では上記ステップＩＩで計算
された指示変速段に対応する信号を、フントロールバル
ブ２０に設けられた変速制御用ソレノイド弁の駆動制御
ルーチン（図示は省略する）に出力する。

尚、本実施例のコントロールバルブ２０では、各摩擦要
素の締結、解放用液圧の供給、停止は複数のシフトバル
ブによって行われるようになっており、該シフトバルブ
の切り換えは上記ソレノイド弁によって行われるように
なっているものとする。

以上の構成により本実施例の変速制御装置にあっては、
各変速段毎に変速線図を複数設定して、変速線図選択回
路１４により該複数の変速線図の中から現在の運転条件
に対応する特定の変速線図が選択され、次に、領域判断
回路１６により該選択された特定の変速線図に従って変
速領域が決定されるため、このときの制御ルーチンはト
記第４図のフローチャートに示すように、従来、役けら
れていた変速を禁止するだめの制御が必要でな（、制御
ロジックを大幅に簡略化することができる。

即ち、本実施例の変速制御装置にあっては、各変速段に
対応した複数の変速線図に、それぞれ変速されてはなら
ない変速領域（２重切り換え領域）をｔめ除外し”Ｃお
くことができるため、上記変速線図選択回路１４で特定
の変速線図が選択された後は、該特定の変速線図に沿っ
て１１１に変速制御すればよい。

また、本実施例にあっては各変速段毎に変速線図が設定
されるので、それぞれの変速線図の変速線を、予め想定
される運転条件に応じて各変速段毎に任意に設定するこ
とができるため、第３図（ａ　）、　（ｂ　）、　（Ｃ
）、　（ｄ　）、　（ｅ　）中、矢印ａ、ｂ、ｃ。

ｄ、ｅ、ｆ、　　ｇに示すような飛び変速を行う場合に
あっても、別に特別の制御手段を設けることな（、変速
線図に従う制御のみによって簡１１１に行うことができ
る。

史に、各変速段毎に変速線図が設けられたことにより、
ある特定の変速段への変速を、変速前の段毎に設定する
ことができ、例えば、２〜・４変速する変速線と、３−
）４変速する変速線をそれぞれ別にすることができ、変
速制御をより緻密に行うことができる。

尚、上記実施例にあっては第３図（ａ）、（ｂ）。

（ｃ　）、　（ｄ　）、　（ｅ　）に示すように、各変
速段毎に変速線図を設定した場合を開示したが、これに
限ることな（，２市切り換えを防止し得る変速制御であ
ればよく、例えば、Ｌ２第３図（ａ　）、　（ｂ　）、
　（ｅ　）に示す１速用、２速用および４速用の変速線
図を、第５図に示すように共通の変速線図とし°Ｃ設定
し、その他の２．５速用および３速用の変速線図のみを
、上記実施例で示したようにそれぞれ独立したものとし
て用いることもできる。

ところで、上記実施例にあっては自動変速機のパワー！
・レーンとして、主変速機と副変速機とを用いたものを
例示したが、これに限ることなく、副変速機が設けられ
ない通常の自動変速機にあっても本発明を適用すること
ができ、このように通常の自動変速機に本発明を適用し
た場合は、緻密な変速制御により走行性能の史なる向上
を図ることができるようになる。

発明の効果 以−Ｆ説明したように本発明の車両用自動変速機の変速
制御装置にあっては、複数の変速線図の中から現在の変
速段に対応したものを選択し、次に、該選択された変速
線図をもって選択後の運転条件に沿った変速を行うこと
ができるため、それぞれの変速線図に禁止領域を予め除
外しておくことにより、制御の簡素化に伴って変速制御
装置を著しくｒｖ中化することができる。

また、それぞれの変速線図の変速線を、予め想定される
運転条件に応じて任意に設定することができるため、飛
び変速を行う場合にあっても特別の制御手段を設けるこ
となく、簡単に行うことができると共に、緻密な変速制
御を行うことができるという各種母れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の概念を示すクレーム対応図、第２図は
本発明の一実施例を示す概略構成図、第３図（ａ　）、
　（ｂ　）、　（ｃ　）、　（ｄ　）、　（ｅ　）は本
発明に用いられる各変速段毎の変速線図、第４図は本発
明の制御を実行するための一処理例を示すフローかヤー
ド、第５図は本発明の他の実施例として用いられる変速
線図である。 ｌＯ・・・コントロールユニット（変速制御装置）、１
２・・・記憶回路、１４・・・変速線図選択回路（変速
線図選択手段）、１６・・・領域判断回路（領域判断手
段）、１８・・・自動変速機、２０・・・コントロール
バルブ。 外３名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　少なくとも車速とエンジン負荷とで決定される
   変速線図が設定され、該変速線図に基づいて自動的に変
   速される車両用自動変速機において、変速線図を各変速
   段に対応して複数設定し、現在の変速段に対応した特定
   の変速線図を選ぶ変速線図選択手段と、 選ばれた特定の変速線図から選択後の運転条件がどの変
   速段領域に含まれるかを判断する領域判断手段とを備え
   、 該領域判断手段で判断された結果に基づいて変速するこ
   とを特徴とする車両用自動変速機の変速制御装置。