JPH02138524A - 4輪駆動用駆動連結装置 - Google Patents
4輪駆動用駆動連結装置Info
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- JPH02138524A JPH02138524A JP29304288A JP29304288A JPH02138524A JP H02138524 A JPH02138524 A JP H02138524A JP 29304288 A JP29304288 A JP 29304288A JP 29304288 A JP29304288 A JP 29304288A JP H02138524 A JPH02138524 A JP H02138524A
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、油圧ポンプの発生油圧により前、後輪の一方
側から他方側への駆動力の伝達を行わせ、4輪駆動状態
を実現する4輪駆動用駆動連結装置に関し、更に詳述す
れば、前記油圧ポンプの作動油を貯留する貯油部の構造
に関する。
側から他方側への駆動力の伝達を行わせ、4輪駆動状態
を実現する4輪駆動用駆動連結装置に関し、更に詳述す
れば、前記油圧ポンプの作動油を貯留する貯油部の構造
に関する。
エンジンの駆動力を前、後輪双方に伝達して走行する4
輪駆動車は、路面状況、天候等の自然条件、及び走行状
態の如何に拘わらず、優れた走行安定性が得られ、快適
な走行を実現できるものとして脚光を浴びている。近年
の4輪駆動車は、前。
輪駆動車は、路面状況、天候等の自然条件、及び走行状
態の如何に拘わらず、優れた走行安定性が得られ、快適
な走行を実現できるものとして脚光を浴びている。近年
の4輪駆動車は、前。
後輪を直接的に連結するものではなく、前、後輪間に生
じる回転速度差に応じて駆動力を配分する駆動連結装置
を備え、タイトコーナブレーキング現象を生せしめるこ
となく、実質的に4輪駆動状態を常時実現し得る構成と
した、所謂フルタイム4輪駆動車が主流となっており、
前記駆動連結装置として、油圧ポンプ、特に小型軽量に
構成できると共に、耐久性に優れたベーンポンプの発生
油圧を駆動力の伝達手段として利用するものが開発され
ている。
じる回転速度差に応じて駆動力を配分する駆動連結装置
を備え、タイトコーナブレーキング現象を生せしめるこ
となく、実質的に4輪駆動状態を常時実現し得る構成と
した、所謂フルタイム4輪駆動車が主流となっており、
前記駆動連結装置として、油圧ポンプ、特に小型軽量に
構成できると共に、耐久性に優れたベーンポンプの発生
油圧を駆動力の伝達手段として利用するものが開発され
ている。
ベーンポンプは、公知の如く、短寸の偏肉筒状をなすカ
ムリングの両側にサイドプレートを夫々固着して、これ
らに囲繞された空洞部を内部に形成してなるケーシング
と、平板状のベーン複数枚を半径方向への進退自在に装
着してなる短寸円筒形のロータとを備え、該ロータをケ
ーシングの一部に同軸回動自在に支承させ、ロータの外
周面と前記空洞部の内周面との間に、両端に吸込口及び
吐出口を有する三日月形断面の複数のポンプ室を形成し
た構成となっており、前記吸込Jから各ポンプ室に導入
される作動油を、カムリングの内周面に摺接する前記ベ
ーン間に封止し、ロータの回転に応じて回転せしめて昇
圧させ、吐出口から送出する動作を行うものである。こ
のようなベーンポンプの発生油圧を利用する駆動連結装
置は、前。
ムリングの両側にサイドプレートを夫々固着して、これ
らに囲繞された空洞部を内部に形成してなるケーシング
と、平板状のベーン複数枚を半径方向への進退自在に装
着してなる短寸円筒形のロータとを備え、該ロータをケ
ーシングの一部に同軸回動自在に支承させ、ロータの外
周面と前記空洞部の内周面との間に、両端に吸込口及び
吐出口を有する三日月形断面の複数のポンプ室を形成し
た構成となっており、前記吸込Jから各ポンプ室に導入
される作動油を、カムリングの内周面に摺接する前記ベ
ーン間に封止し、ロータの回転に応じて回転せしめて昇
圧させ、吐出口から送出する動作を行うものである。こ
のようなベーンポンプの発生油圧を利用する駆動連結装
置は、前。
後輪の一方に前記ロータを、また他方に前記ケーシング
を適宜の手段により夫々連結し、ロータがケーシングに
対して前、後輪間の回転速度差に相当する速度にて相対
回転するようになしてあり、各ポンプ室の内部に前記回
転速度差に応じた油圧を発生させ、ロータとケーシング
との間に前記相対回転を抑止する方向に作用するこの油
圧により、前、後輪の一方から他方へ駆動力を伝達する
構成となっている。
を適宜の手段により夫々連結し、ロータがケーシングに
対して前、後輪間の回転速度差に相当する速度にて相対
回転するようになしてあり、各ポンプ室の内部に前記回
転速度差に応じた油圧を発生させ、ロータとケーシング
との間に前記相対回転を抑止する方向に作用するこの油
圧により、前、後輪の一方から他方へ駆動力を伝達する
構成となっている。
このような駆動連結装置においては、ロータのみならず
ケーシングも前、後輪の一方に連動して常時回転してい
るため、外部に固定的に設けた貯油タンクからベーンポ
ンプへ作動油を供給する構成とすることは困難である。
ケーシングも前、後輪の一方に連動して常時回転してい
るため、外部に固定的に設けた貯油タンクからベーンポ
ンプへ作動油を供給する構成とすることは困難である。
そこで、従来のこの種の駆動連結装置においては、ケー
シングの外周にこれの外側を囲繞する囲繞部材を装着し
、該囲繞部材とケーシングの外周面との間の環状空間を
ケーシングと共に回転する貯油タンクとして利用してお
り、該貯油タンク内の作動油を、ケーシングの一部に形
成された吸込油路を介して前記吸込口に導き、また、前
記吐出口からの送出油を、ケーシングの一部に形成され
た吐出油路を介して貯油タンクに還流させるようにしで
ある。
シングの外周にこれの外側を囲繞する囲繞部材を装着し
、該囲繞部材とケーシングの外周面との間の環状空間を
ケーシングと共に回転する貯油タンクとして利用してお
り、該貯油タンク内の作動油を、ケーシングの一部に形
成された吸込油路を介して前記吸込口に導き、また、前
記吐出口からの送出油を、ケーシングの一部に形成され
た吐出油路を介して貯油タンクに還流させるようにしで
ある。
さて、このような駆動連結装置は高速にて回転するため
、ロータとケーシングとの間に高い同芯度が要求され、
組立上の不良により満足すべき同芯度が得られない場合
、ロータの回転軸の振れ回り、駆動連結装置全体の振動
等の不都合が生しることがある。このような場合、ケー
シングを構成するカムリングとサイドプレートとの固定
を解除し、同芯度の調整作業を再度行う必要があるが、
従来の駆動連結装置は、前述した如く、ケーシングの外
側が貯油タンクを構成するための囲繞部材にて覆われて
おり、前記調整作業に先立ち、貯油タンク内の作動油を
抜取り、囲繞部材を取外すという煩わしい作業が必要で
あり、この調整作業に多大の手間と時間とを要するとい
う難点があった。
、ロータとケーシングとの間に高い同芯度が要求され、
組立上の不良により満足すべき同芯度が得られない場合
、ロータの回転軸の振れ回り、駆動連結装置全体の振動
等の不都合が生しることがある。このような場合、ケー
シングを構成するカムリングとサイドプレートとの固定
を解除し、同芯度の調整作業を再度行う必要があるが、
従来の駆動連結装置は、前述した如く、ケーシングの外
側が貯油タンクを構成するための囲繞部材にて覆われて
おり、前記調整作業に先立ち、貯油タンク内の作動油を
抜取り、囲繞部材を取外すという煩わしい作業が必要で
あり、この調整作業に多大の手間と時間とを要するとい
う難点があった。
また、ベーンポンプ内部の油圧はこれの吐出側における
絞り部の流路抵抗に抗して発生するものであるから、こ
の油圧により駆動力を伝達する前記駆動連結装置におい
ては、駆動力の伝達特性が前記絞り部の加工精度に影響
される一方、この加工精度を高めるには限界があり、駆
動力の伝達特性に若干の個体差が生じることは避けられ
ないという難点がある。そこで、前記絞り部を外部から
絞り開度の変更が可能な可変絞りとし、特性試験の結果
に応じてこれの開度の変更を行い、流路抵抗を変化せし
め、前記個体差を解消することが考えれられるが、従来
の駆動連結装置においては、ケーシングの外側が前記囲
繞部材により覆われているために、このような可変絞り
の配設位置を確保することが困難であり、絞り部の加工
精度を可及的に高め、伝達特性のばらつきを可及的に低
減するようにしているのが現状であった。
絞り部の流路抵抗に抗して発生するものであるから、こ
の油圧により駆動力を伝達する前記駆動連結装置におい
ては、駆動力の伝達特性が前記絞り部の加工精度に影響
される一方、この加工精度を高めるには限界があり、駆
動力の伝達特性に若干の個体差が生じることは避けられ
ないという難点がある。そこで、前記絞り部を外部から
絞り開度の変更が可能な可変絞りとし、特性試験の結果
に応じてこれの開度の変更を行い、流路抵抗を変化せし
め、前記個体差を解消することが考えれられるが、従来
の駆動連結装置においては、ケーシングの外側が前記囲
繞部材により覆われているために、このような可変絞り
の配設位置を確保することが困難であり、絞り部の加工
精度を可及的に高め、伝達特性のばらつきを可及的に低
減するようにしているのが現状であった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ケー
シングとロータとの間の同芯度の調整が容易に行なえる
と共に、可変絞りの配設が可能であり、外部から伝達特
性の調整を外部から容易に行い得る4輪駆動用駆動連結
装置を提供することを目的とする。
シングとロータとの間の同芯度の調整が容易に行なえる
と共に、可変絞りの配設が可能であり、外部から伝達特
性の調整を外部から容易に行い得る4輪駆動用駆動連結
装置を提供することを目的とする。
本発明に係る4輪駆動用駆動連結装置は、前。
後輪の一方と連動回転するロータを他方と連動回転する
ケーシング内に収納して油圧ポンプを構成し、これの内
部の作動油に、前記ロータとケーシングとの間の相対回
転に応じて生ずる油圧により前、後輪を連結する4輪駆
動用駆動連結装置において、前記作動油を収納する貯油
部が、前記ケーシングの一部に形成してあることを特徴
とする特〔作用〕 本発明においては、ベーンポンプの作動油を収納する貯
油部を、ケーシングの一部に、例えばこれを穿削するこ
とにより形成し、貯油タンクを構成すべくケーシングの
外側に装着され・る囲繞部材を省略する。
ケーシング内に収納して油圧ポンプを構成し、これの内
部の作動油に、前記ロータとケーシングとの間の相対回
転に応じて生ずる油圧により前、後輪を連結する4輪駆
動用駆動連結装置において、前記作動油を収納する貯油
部が、前記ケーシングの一部に形成してあることを特徴
とする特〔作用〕 本発明においては、ベーンポンプの作動油を収納する貯
油部を、ケーシングの一部に、例えばこれを穿削するこ
とにより形成し、貯油タンクを構成すべくケーシングの
外側に装着され・る囲繞部材を省略する。
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて詳述する
。第1図は本発明に係る4輪駆動用駆動連結装置(以下
本発明装置という)の縦断面図、第2図は第1図のn−
n線による横断面図である。
。第1図は本発明に係る4輪駆動用駆動連結装置(以下
本発明装置という)の縦断面図、第2図は第1図のn−
n線による横断面図である。
図中1は、前、後輪の内、駆動源たるエンジンから直接
的に駆動力の伝達を受ける方と連動回転する入力軸であ
り、また2は、他方と連動回転する出力軸である。本発
明装置は、この入力軸1と出力軸2との間に介装された
ベーンポンプ3の発生圧力により、両軸の回転速度差、
即ち、前、後輪間に生じる回転速度差に応じて、前者か
ら後者へ駆動力の伝達を行うものである。
的に駆動力の伝達を受ける方と連動回転する入力軸であ
り、また2は、他方と連動回転する出力軸である。本発
明装置は、この入力軸1と出力軸2との間に介装された
ベーンポンプ3の発生圧力により、両軸の回転速度差、
即ち、前、後輪間に生じる回転速度差に応じて、前者か
ら後者へ駆動力の伝達を行うものである。
ベーンポンプ3は、その周方向に略等配をなして形成さ
れた複数本の収納溝の夫々に、薄肉の矩形平板状をなす
ベーン30a、30a・・・を、半径方向への摺動自在
に内挿してなる短寸円筒形のロータ30と、該ロータ3
0を同軸的に収納するカムリング31、これの両側に後
述する如く固着されるサイドプレート32.33、及び
該サイドプレート32のカムリング31と逆側に固着さ
れる押え部材34等を備えてなるケーシングとを主たる
構成要素とする。
れた複数本の収納溝の夫々に、薄肉の矩形平板状をなす
ベーン30a、30a・・・を、半径方向への摺動自在
に内挿してなる短寸円筒形のロータ30と、該ロータ3
0を同軸的に収納するカムリング31、これの両側に後
述する如く固着されるサイドプレート32.33、及び
該サイドプレート32のカムリング31と逆側に固着さ
れる押え部材34等を備えてなるケーシングとを主たる
構成要素とする。
カムリング31は、ロータ30の外径よりもやや大なる
直径の円に周方向に略等配をなして複数の凹部を形成し
てなる空洞部をその軸心位置に備え、第2図に示す如き
軸断面形状を有する偏肉筒形の部材である。また、サイ
ドプレート32及び押え部材34は共に、カムリング3
1と略等しい外径を有する薄肉の中抜き円板の内周側に
、短寸の円筒部を同軸的に連設してなる部材であり、サ
イドプレート33は、カムリング31と略等しい外径を
有する厚肉の中抜き円板状をなす部材である。サイドプ
レート32.33は、第1図に示す如く、カムリング3
1の両側を挾持する態様にて、これと同軸的に位置決め
され、サイドプレート32の円筒部に自身の円筒部を外
嵌させた押え部材34と共に、該押え部材34及びサイ
ドプレート32の円板部、並びにカムリング31をこの
順に貫通し、サイドプレート33に螺合する複数本の固
定ポル) 35.35・・・により一体的に結合されて
おり、これらによりベーンポンプ3のケーシングが構成
されている。サイドプレート33の外側面には、出力軸
2の端部に形成された円板状の連結フランジ20が、複
数本の固定ポルト21゜21・・・により固定されてお
り、前記ケーシングは、出力軸2の回転に連動してその
軸心回りに回転するようになっている。
直径の円に周方向に略等配をなして複数の凹部を形成し
てなる空洞部をその軸心位置に備え、第2図に示す如き
軸断面形状を有する偏肉筒形の部材である。また、サイ
ドプレート32及び押え部材34は共に、カムリング3
1と略等しい外径を有する薄肉の中抜き円板の内周側に
、短寸の円筒部を同軸的に連設してなる部材であり、サ
イドプレート33は、カムリング31と略等しい外径を
有する厚肉の中抜き円板状をなす部材である。サイドプ
レート32.33は、第1図に示す如く、カムリング3
1の両側を挾持する態様にて、これと同軸的に位置決め
され、サイドプレート32の円筒部に自身の円筒部を外
嵌させた押え部材34と共に、該押え部材34及びサイ
ドプレート32の円板部、並びにカムリング31をこの
順に貫通し、サイドプレート33に螺合する複数本の固
定ポル) 35.35・・・により一体的に結合されて
おり、これらによりベーンポンプ3のケーシングが構成
されている。サイドプレート33の外側面には、出力軸
2の端部に形成された円板状の連結フランジ20が、複
数本の固定ポルト21゜21・・・により固定されてお
り、前記ケーシングは、出力軸2の回転に連動してその
軸心回りに回転するようになっている。
ロータ30の回転軸であるロータ軸4は、サイドプレー
ト32の円筒部に内嵌固定された針状ころ軸受32aと
、サイドプレート33の中抜き部に内嵌固定された玉軸
受33aとにより、ケーシング内にこれと同軸的に支承
されている。ロータ30は、このロータ軸4に、両軸受
32a、33aによる支承位置の間において外嵌され、
これとスプライン結合されており、両側をサイドプレー
ト32.33により閉塞されたカムリング31の空洞部
内に内挿されている。
ト32の円筒部に内嵌固定された針状ころ軸受32aと
、サイドプレート33の中抜き部に内嵌固定された玉軸
受33aとにより、ケーシング内にこれと同軸的に支承
されている。ロータ30は、このロータ軸4に、両軸受
32a、33aによる支承位置の間において外嵌され、
これとスプライン結合されており、両側をサイドプレー
ト32.33により閉塞されたカムリング31の空洞部
内に内挿されている。
ロータ軸4は、サイドプレート32の円筒部内周に装着
されたオイルシール32bによりその外周を封止され、
サイドプレート32側に適長突出させてあり、この突出
端部に形成された円板状の連結フランジ4aは、前記入
力軸1の端部に形成された円板状の連結フランジ10に
、複数本の固定ボルト11゜11・・・により固定され
ている。即ち、ロータ30は、ロータ軸4を介して入力
軸1に同軸的に連結されており、入力軸1の回転に連動
してその軸心回りに回転する。従って、該ロータ30と
、前述した如く出力軸2と連動回転するケーシングとの
間には、入力軸1と出力軸2との間、即ち、前、後輪間
の回転速度差に相当する相対回転が生じる。
されたオイルシール32bによりその外周を封止され、
サイドプレート32側に適長突出させてあり、この突出
端部に形成された円板状の連結フランジ4aは、前記入
力軸1の端部に形成された円板状の連結フランジ10に
、複数本の固定ボルト11゜11・・・により固定され
ている。即ち、ロータ30は、ロータ軸4を介して入力
軸1に同軸的に連結されており、入力軸1の回転に連動
してその軸心回りに回転する。従って、該ロータ30と
、前述した如く出力軸2と連動回転するケーシングとの
間には、入力軸1と出力軸2との間、即ち、前、後輪間
の回転速度差に相当する相対回転が生じる。
前述の如くケーシング内に位置させたロータ30の外周
面とカムリング31の空洞部内周面との間には、前記凹
部の形成位置に、第2図に示す如く、前記両面とサイド
プレート32.33の側面とにて囲繞された三日月形断
面の複数(本実施例においては3つ)のポンプ室40.
40.40が形成され、夫々のポンプ室40には、その
両端に位置して、サイドプレート32側に開口する各一
対の吸込口41.41と、サイドプレート33側に開口
する各一対の吐出口42゜42とが形成されている。
面とカムリング31の空洞部内周面との間には、前記凹
部の形成位置に、第2図に示す如く、前記両面とサイド
プレート32.33の側面とにて囲繞された三日月形断
面の複数(本実施例においては3つ)のポンプ室40.
40.40が形成され、夫々のポンプ室40には、その
両端に位置して、サイドプレート32側に開口する各一
対の吸込口41.41と、サイドプレート33側に開口
する各一対の吐出口42゜42とが形成されている。
サイドプレート32には、各吸込口41の形成位置に夫
々対応させて、ポンプ室40への流入のみを許容する各
別の吸込チエツク弁43が装着されている。
々対応させて、ポンプ室40への流入のみを許容する各
別の吸込チエツク弁43が装着されている。
第3図は、第1図の■−■線による押え部材34の矢視
図であり、本図に示す如く、押え部材34のサイドプレ
ート32との密着面には、該面の一部を穿削してなる3
個所の凹部として、本発明の特徴たる貯油部5が、周方
向に等配をなして形成されている。そして、これらの貯
油部5には、相異なるポンプ室40.40内に開口する
吸込口4L41に夫々装着され、サイドプレート32の
周方向に互いに相隣して位置する吸込チエツク弁43.
43の入口側が夫々連通させである。なお、第3図中の
35a 、 35a・・・は、前記固定ポル) 35.
35・・・の貫通孔である。
図であり、本図に示す如く、押え部材34のサイドプレ
ート32との密着面には、該面の一部を穿削してなる3
個所の凹部として、本発明の特徴たる貯油部5が、周方
向に等配をなして形成されている。そして、これらの貯
油部5には、相異なるポンプ室40.40内に開口する
吸込口4L41に夫々装着され、サイドプレート32の
周方向に互いに相隣して位置する吸込チエツク弁43.
43の入口側が夫々連通させである。なお、第3図中の
35a 、 35a・・・は、前記固定ポル) 35.
35・・・の貫通孔である。
一方、前記各吐出口42には、サイドプレート33の厚
さ方向に延びる各別の吐出孔44が連設してあり、これ
らの吐出孔44.44・・・は、半径方向内側に折り返
す態様にてサイドプレート33に形成され、その中途に
ポンプ室40からの流出のみを許容する吐出チエツク弁
46を装着してなる各別の導圧孔45により、ロータ3
0の各ベーン30aの収納溝の底部に連通させである。
さ方向に延びる各別の吐出孔44が連設してあり、これ
らの吐出孔44.44・・・は、半径方向内側に折り返
す態様にてサイドプレート33に形成され、その中途に
ポンプ室40からの流出のみを許容する吐出チエツク弁
46を装着してなる各別の導圧孔45により、ロータ3
0の各ベーン30aの収納溝の底部に連通させである。
また、第1図及びこれのIV−■線による一部拡大断面
図である第4図に示す如く、相異なるポンプ室40.4
0内に開口し、周方向に互いに相隣する吐出口42.4
2に連設された前記吐出孔44.44は、周方向に両者
の略中間に位置し、半径方向にこれらよりも外周寄りに
位置して、カムリング31との密着面側からサイドプレ
ート33の厚さ方向に延設された還流孔47に、各別の
連通孔48.48を介して連通させである。カムリング
31及びサイドプレート32の円板部には、前記還流孔
47の形成位置に夫々対応させて、これを厚さ方向に貫
通する還流孔47a、47bが夫々形成してあり、サイ
ドプレート32.33、カムリング31及び押え部材3
4が前述した如く一体化された場合に、前記還流孔47
は、押え部材34に前述の如く形成された貯油部5に、
還流孔47a、47bを介して連通ずるようになってい
る。また、前記還流孔47の中途部には、サイドプレー
ト33の中抜き部から半径方向外向きに形成された戻り
油孔49が連通させである。
図である第4図に示す如く、相異なるポンプ室40.4
0内に開口し、周方向に互いに相隣する吐出口42.4
2に連設された前記吐出孔44.44は、周方向に両者
の略中間に位置し、半径方向にこれらよりも外周寄りに
位置して、カムリング31との密着面側からサイドプレ
ート33の厚さ方向に延設された還流孔47に、各別の
連通孔48.48を介して連通させである。カムリング
31及びサイドプレート32の円板部には、前記還流孔
47の形成位置に夫々対応させて、これを厚さ方向に貫
通する還流孔47a、47bが夫々形成してあり、サイ
ドプレート32.33、カムリング31及び押え部材3
4が前述した如く一体化された場合に、前記還流孔47
は、押え部材34に前述の如く形成された貯油部5に、
還流孔47a、47bを介して連通ずるようになってい
る。また、前記還流孔47の中途部には、サイドプレー
ト33の中抜き部から半径方向外向きに形成された戻り
油孔49が連通させである。
さて、前記吐出孔44の中途には、これの通路面積を変
更するための可変絞り部材50が装着されている。この
可変絞り部材50は、第4図に明らかな如く、小径丸棒
状のスプール51、外周におねじを形成してなる大径ね
じ部52、及び、これよりも若干小径であり、外周にお
ねじを形成してなるロックねじ部53を同軸上に連設し
てなる部材であり、これが装着される装着孔54は、サ
イドプレート33の外周側から半径方向内向きに形成さ
れている。
更するための可変絞り部材50が装着されている。この
可変絞り部材50は、第4図に明らかな如く、小径丸棒
状のスプール51、外周におねじを形成してなる大径ね
じ部52、及び、これよりも若干小径であり、外周にお
ねじを形成してなるロックねじ部53を同軸上に連設し
てなる部材であり、これが装着される装着孔54は、サ
イドプレート33の外周側から半径方向内向きに形成さ
れている。
この装着孔54は、前記外周側から順に、座ぐり孔55
、前記大径ねじ部52に対応するめねじを内周に形成し
てなるめねじ孔56、及び前記吐出孔44の中途にこれ
に略直交して交叉するスプール孔57を備えてなり、前
記可変絞り部材50は、スプール51をスプール孔57
に嵌入させ、大径ねじ部52をめねし孔56に螺合せし
めることにより、前記装着孔54に装着されている。而
して、可変絞り部材50を回動させた場合、大径ねじ部
52の螺進に伴いスプール51がスプール孔57に沿っ
て進退し、この進退位置に応じて、前記吐出孔44は、
スプール孔57との交叉部において閉塞される。また可
変絞り部材50は、前記ロックねじ部52に螺合するロ
ックナツト58を座ぐり孔55の底部に締付は固定する
ことにより、適宜の位置にて確実に固定することができ
る。即ち、サイドプレート33の外部から可変絞り部材
50を適宜に回転せしめた後、ロックナツト58を締付
けることにより、吐出孔44の通路面積、即ち該吐出孔
44における流路抵抗を適宜に設定することができる。
、前記大径ねじ部52に対応するめねじを内周に形成し
てなるめねじ孔56、及び前記吐出孔44の中途にこれ
に略直交して交叉するスプール孔57を備えてなり、前
記可変絞り部材50は、スプール51をスプール孔57
に嵌入させ、大径ねじ部52をめねし孔56に螺合せし
めることにより、前記装着孔54に装着されている。而
して、可変絞り部材50を回動させた場合、大径ねじ部
52の螺進に伴いスプール51がスプール孔57に沿っ
て進退し、この進退位置に応じて、前記吐出孔44は、
スプール孔57との交叉部において閉塞される。また可
変絞り部材50は、前記ロックねじ部52に螺合するロ
ックナツト58を座ぐり孔55の底部に締付は固定する
ことにより、適宜の位置にて確実に固定することができ
る。即ち、サイドプレート33の外部から可変絞り部材
50を適宜に回転せしめた後、ロックナツト58を締付
けることにより、吐出孔44の通路面積、即ち該吐出孔
44における流路抵抗を適宜に設定することができる。
なお第4図中の59は、スプール51の外周に沿っての
圧油の漏出しを防止すべく、該スプール51の外周に巻
装されたOリングである。
圧油の漏出しを防止すべく、該スプール51の外周に巻
装されたOリングである。
以上の如き構成のベーンポンプ3において、入力軸1と
出力軸2との間に回転速度差が生じた場合、前述の如く
、前者と連動回転するロータ30と後者と連動回転する
ケーシング31との間に、この回転速度差に相当する相
対回転が生じる。ロータ30のベーン30a 、 30
a・・・は、夫々の収納溝の底部との間に介装された各
一対のコイルばね30b、30bの付勢力と、後述する
如く、吐出孔44及び導圧孔45を経て各収納溝の底部
に導入される圧油とにより、半径方向外向きに押圧され
ている。従って、前記相対回転が生じた場合、各ベーン
30a 、 30a・・・は、その先端をカムリング3
1の内周面に押付けられた状態で、各別の収納溝に沿っ
て進退動作しつつロータ30の回転に伴って回転し、ポ
ンプ室40内の油は、相隣するベーン30a、30a間
に封止された状態で回転せしめられ、各ポンプ室40の
内部に相対回転方向下流側が高くなるような圧力勾配が
生じる。
出力軸2との間に回転速度差が生じた場合、前述の如く
、前者と連動回転するロータ30と後者と連動回転する
ケーシング31との間に、この回転速度差に相当する相
対回転が生じる。ロータ30のベーン30a 、 30
a・・・は、夫々の収納溝の底部との間に介装された各
一対のコイルばね30b、30bの付勢力と、後述する
如く、吐出孔44及び導圧孔45を経て各収納溝の底部
に導入される圧油とにより、半径方向外向きに押圧され
ている。従って、前記相対回転が生じた場合、各ベーン
30a 、 30a・・・は、その先端をカムリング3
1の内周面に押付けられた状態で、各別の収納溝に沿っ
て進退動作しつつロータ30の回転に伴って回転し、ポ
ンプ室40内の油は、相隣するベーン30a、30a間
に封止された状態で回転せしめられ、各ポンプ室40の
内部に相対回転方向下流側が高くなるような圧力勾配が
生じる。
これにより、各貯油部5に入口側を連通させた2個の吸
込チエツク弁43.43の内の一方が開放され、該貯油
部5内の作動油は、この吸込チエツク弁43を経て、相
対回転方向上流側に開口する吸込口41からポンプ室4
0内に吸込まれ、前記相対回転に応じて回転せしめられ
て昇圧し、各ポンプ室40,40゜40内に油圧が発生
する。そして、各ポンプ室40内の圧油は、相対回転方
向下流側に開口する吐出口42から、これに連設された
吐出孔44内に送出され、その大部分は、連通孔48を
経て還流孔47に導入され、これに連通ずる還流孔47
a、 47bを経て、前記貯油部5の相対回転方向下流
側に相隣する他の貯油部5内に還流し、また、前記圧油
の残部は、導圧孔45及び吐出チエツク弁46を経て、
ロータ30の各ベーン30a 、 30a・・・の収納
溝底部に導入され、これらのベーン30a 、 30a
・・・を半径方向外向きに押圧する作用をなすと共に、
ロータ30の両側面とサイドプレー) 32.33の側
面との間の間隙を通過して、サイドプレー) 32.3
3の中抜き部に漏出し、針状ころ軸受32a及び玉軸受
33aの潤滑作用をなした後、戻り油孔49を経て還流
孔47内に導入され、同様にして貯油部5に還流する。
込チエツク弁43.43の内の一方が開放され、該貯油
部5内の作動油は、この吸込チエツク弁43を経て、相
対回転方向上流側に開口する吸込口41からポンプ室4
0内に吸込まれ、前記相対回転に応じて回転せしめられ
て昇圧し、各ポンプ室40,40゜40内に油圧が発生
する。そして、各ポンプ室40内の圧油は、相対回転方
向下流側に開口する吐出口42から、これに連設された
吐出孔44内に送出され、その大部分は、連通孔48を
経て還流孔47に導入され、これに連通ずる還流孔47
a、 47bを経て、前記貯油部5の相対回転方向下流
側に相隣する他の貯油部5内に還流し、また、前記圧油
の残部は、導圧孔45及び吐出チエツク弁46を経て、
ロータ30の各ベーン30a 、 30a・・・の収納
溝底部に導入され、これらのベーン30a 、 30a
・・・を半径方向外向きに押圧する作用をなすと共に、
ロータ30の両側面とサイドプレー) 32.33の側
面との間の間隙を通過して、サイドプレー) 32.3
3の中抜き部に漏出し、針状ころ軸受32a及び玉軸受
33aの潤滑作用をなした後、戻り油孔49を経て還流
孔47内に導入され、同様にして貯油部5に還流する。
このようにしてポンプ室40,40.40内部に発生す
る油圧は、ロータ30とカムリング31との間に前記相
対回転を抑止すべく作用する結果、入力軸1から出力軸
2へ、即ち、前、後輪の一方から他方へ、この油圧に応
じたトルク伝達がなされて4輪駆動状態が実現される。
る油圧は、ロータ30とカムリング31との間に前記相
対回転を抑止すべく作用する結果、入力軸1から出力軸
2へ、即ち、前、後輪の一方から他方へ、この油圧に応
じたトルク伝達がなされて4輪駆動状態が実現される。
各ポンプ室40内における発生油圧の高低は、ベーンポ
ンプ3の吐出側における流路抵抗の大小に対応する0本
発明装置においては、ベーンポンプ3の作動油がケーシ
ングの一部である押え部材34を穿削して形成された貯
油部5に収納されており、作動油の収納タンクを形成す
べくケーシングの外側を覆う態様にて装着されていた囲
繞部材が省略されているから、前記可変絞り部材50の
如く、吐出側の流路抵抗をケーシングの外部から変更し
得る部材を容易に配設することができる。可変絞り部材
50は、前述した如く、これをサイドプレート33の外
部から回転せしめることにより、吐出孔44内へのスプ
ール51の進入長さを変更でき、次いで、ロックナツト
58を締付けることにより、所定の進退位置にて確実に
固定できるから、この操作により、前記吐出孔44の流
路抵抗を適宜に設定できる。従って、本発明装置におい
ては、組立後の特性試験の結果に応じてこの操作を行う
ことにより、所望の伝達特性が、容易にしかも確実に実
現され、伝達特性のばらつきが解消される上、前記吐出
孔44、導圧孔45、及び還流孔47.47a、47b
等の吐出側油路の加工に高い精度が要求されない。また
、本発明装置においては前記囲繞部材が省略されている
ことから、固定ボルト35.35・・・を若干弛めた後
、カムリング31又はサイドプレー) 32.33の外
周を叩打する等して、ベーンポンプ3の作動油を抜取る
ことなく、ロータ30とケーシングとの間の同芯度の修
正を行うことが可能である。従って、組立後の動作試験
の結果、同芯度の不良に起因する振動等の不都合が生じ
た場合においても、これを、容易にしかも短時間にて解
消することができる。
ンプ3の吐出側における流路抵抗の大小に対応する0本
発明装置においては、ベーンポンプ3の作動油がケーシ
ングの一部である押え部材34を穿削して形成された貯
油部5に収納されており、作動油の収納タンクを形成す
べくケーシングの外側を覆う態様にて装着されていた囲
繞部材が省略されているから、前記可変絞り部材50の
如く、吐出側の流路抵抗をケーシングの外部から変更し
得る部材を容易に配設することができる。可変絞り部材
50は、前述した如く、これをサイドプレート33の外
部から回転せしめることにより、吐出孔44内へのスプ
ール51の進入長さを変更でき、次いで、ロックナツト
58を締付けることにより、所定の進退位置にて確実に
固定できるから、この操作により、前記吐出孔44の流
路抵抗を適宜に設定できる。従って、本発明装置におい
ては、組立後の特性試験の結果に応じてこの操作を行う
ことにより、所望の伝達特性が、容易にしかも確実に実
現され、伝達特性のばらつきが解消される上、前記吐出
孔44、導圧孔45、及び還流孔47.47a、47b
等の吐出側油路の加工に高い精度が要求されない。また
、本発明装置においては前記囲繞部材が省略されている
ことから、固定ボルト35.35・・・を若干弛めた後
、カムリング31又はサイドプレー) 32.33の外
周を叩打する等して、ベーンポンプ3の作動油を抜取る
ことなく、ロータ30とケーシングとの間の同芯度の修
正を行うことが可能である。従って、組立後の動作試験
の結果、同芯度の不良に起因する振動等の不都合が生じ
た場合においても、これを、容易にしかも短時間にて解
消することができる。
なお本実施例においては、押え部材340周方向に3個
所の貯油部5を形成しているが、貯油部5の形成態様は
これに限るものではなく、前記3個所の貯油部を相互に
連通させた態様にて貯油部5を形成してもよく、また押
え部材34ではなく、サイドプレート32.33及びカ
ムリング31等、ケーシングを構成する他の部材の一部
を穿削して貯油部5を形成してもよい。
所の貯油部5を形成しているが、貯油部5の形成態様は
これに限るものではなく、前記3個所の貯油部を相互に
連通させた態様にて貯油部5を形成してもよく、また押
え部材34ではなく、サイドプレート32.33及びカ
ムリング31等、ケーシングを構成する他の部材の一部
を穿削して貯油部5を形成してもよい。
また本実施例においては、前、後輪間の回転速度差応じ
て油圧を発生する油圧ポンプとして、ベーンポンプ3が
用いられているが、トロコイドポンプ、内接ギヤポンプ
等の他の油圧ポンプを用いてもよいことは言うまでもな
い。
て油圧を発生する油圧ポンプとして、ベーンポンプ3が
用いられているが、トロコイドポンプ、内接ギヤポンプ
等の他の油圧ポンプを用いてもよいことは言うまでもな
い。
以上詳述した如く本発明装置においては、ベーンポンプ
の作動油を収納する貯油部が、ケーシングの一部に、例
えばこれを穿削することにより形成されており、従来、
貯油タンク形成のため、ケーシングの外側を覆う態様に
て装着されていた囲繞部材が省略されるから、吐出側の
流路抵抗を変更するための可変絞り部材の配設が可能と
なり、これの調整により所望の伝達特性の実現が容易に
可能となる上、ケーシングとロータとの間の同芯度の不
良に起因する振動等の不都合が生じた場合においても、
これの解消が、容易にしかも短時間にて行える等、本発
明は優れた効果を奏する。
の作動油を収納する貯油部が、ケーシングの一部に、例
えばこれを穿削することにより形成されており、従来、
貯油タンク形成のため、ケーシングの外側を覆う態様に
て装着されていた囲繞部材が省略されるから、吐出側の
流路抵抗を変更するための可変絞り部材の配設が可能と
なり、これの調整により所望の伝達特性の実現が容易に
可能となる上、ケーシングとロータとの間の同芯度の不
良に起因する振動等の不都合が生じた場合においても、
これの解消が、容易にしかも短時間にて行える等、本発
明は優れた効果を奏する。
第1図は本発明装置の縦断面図、第2図は第1図のn−
m線による横断面図、第3図は貯油部の形成態様を示す
第1図のm−m線による矢視図、第4図は吐出側油路の
構成を示す第1図の■−IV線による一部拡大断面図で
ある。 1・・・入力軸 2・・・出力軸 3・・・ベーン
ポンプ 5・・・貯油部 30・・・ロータ 3
1・・・カムリング 32.33・・・サイドプレート
34・・・押え部材40・・・ポンプ室 41・
・・吸込口 42・・・吐出口44・・・吐出孔
47.47a、 47b・・・還流孔 5o・・・可
変絞り部材 特 許 出願人 光洋精工株式会社 代理人 弁理士 河 野 登 夫
m線による横断面図、第3図は貯油部の形成態様を示す
第1図のm−m線による矢視図、第4図は吐出側油路の
構成を示す第1図の■−IV線による一部拡大断面図で
ある。 1・・・入力軸 2・・・出力軸 3・・・ベーン
ポンプ 5・・・貯油部 30・・・ロータ 3
1・・・カムリング 32.33・・・サイドプレート
34・・・押え部材40・・・ポンプ室 41・
・・吸込口 42・・・吐出口44・・・吐出孔
47.47a、 47b・・・還流孔 5o・・・可
変絞り部材 特 許 出願人 光洋精工株式会社 代理人 弁理士 河 野 登 夫
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、前、後輪の一方と連動回転するロータを他方と連動
回転するケーシング内に収納して油圧ポンプを構成し、
これの内部の作動油に、前記ロータとケーシングとの間
の相対回転に応じて生ずる油圧により前、後輪を連結す
る4輪駆動用駆動連結装置において、 前記作動油を収納する貯油部が、前記ケー シングの一部に形成してあることを特徴とする4輪駆動
用駆動連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29304288A JPH02138524A (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | 4輪駆動用駆動連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29304288A JPH02138524A (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | 4輪駆動用駆動連結装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02138524A true JPH02138524A (ja) | 1990-05-28 |
Family
ID=17789734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29304288A Pending JPH02138524A (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | 4輪駆動用駆動連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02138524A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002345322A (ja) * | 2001-12-14 | 2002-12-03 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | コンバインの選別装置 |
KR100470601B1 (ko) * | 1997-07-02 | 2005-05-27 | 얀마-노키 가부시키가이샤 | 탈곡용선별장치 |
US20180073504A1 (en) * | 2015-04-14 | 2018-03-15 | Magna Powertrain Bad Homburg GmbH | Pump device |
-
1988
- 1988-11-18 JP JP29304288A patent/JPH02138524A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100470601B1 (ko) * | 1997-07-02 | 2005-05-27 | 얀마-노키 가부시키가이샤 | 탈곡용선별장치 |
JP2002345322A (ja) * | 2001-12-14 | 2002-12-03 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | コンバインの選別装置 |
US20180073504A1 (en) * | 2015-04-14 | 2018-03-15 | Magna Powertrain Bad Homburg GmbH | Pump device |
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