JPH0246328A - 4輪駆動用駆動連結装置 - Google Patents

4輪駆動用駆動連結装置

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JPH0246328A
JPH0246328A JP19828288A JP19828288A JPH0246328A JP H0246328 A JPH0246328 A JP H0246328A JP 19828288 A JP19828288 A JP 19828288A JP 19828288 A JP19828288 A JP 19828288A JP H0246328 A JPH0246328 A JP H0246328A
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JP
Japan
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oil
oil passage
pressure
drive
casing
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JP19828288A
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Inventor
Shuzo Hiragushi
周三 平櫛
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、前、後輪間における駆動力の伝達手段として
、ベーンポンプの発生油圧を利用する4輪駆動用駆動連
結装置に関する。
〔従来技術〕
4輪駆動車は、雪道、砂利道等の特殊な路面状況におい
て高い走行安定性が得られることは勿論、通常の路面に
おいても、加減速時及び高速走行時における安定性に優
れていることから、路面状況及び走行状態の如何に拘わ
らず快適な走行を実現できるものとして、近年、特に脚
光を浴びている。
このような4輪駆動車としては、前、後輪間に生じる回
転速度差に応じて駆動力を配分する駆動連結装置を、前
、後輪間の伝動軸の中途に設けたものがその主流をなし
ており、このような駆動連結装置の一種として、油圧ポ
ンプ、特に、小型軽量化が容易であると共に、耐久性に
優れたベーンポンプを用いてなる駆動連結装置がある。
ベーンポンプは、短寸の円筒体に、周方向に略等配をな
して半径方向に所定の深さを有する複数本の溝を形成し
、これらの溝の夫々に、板状をなすベーンを摺動自在に
内挿してなるロータと、偏肉環状をなすカムリングの両
側にサイドプレートを夫々装着し、これらに囲繞された
空間を内部に形成してなるケーシングとを備え、該ケー
シングの内部空間に、前記ロータを同軸回動自在に収納
し、該ロータの外周面とカムリングの内周面との間に、
これらと前記サイドプレートとにより囲繞された三日月
形断面の複数のポンプ室を形成した公知の構成を有し、
各ポンプ室の三日月形の一端部に位置する吸込口から導
入される油を、相隣するベーン間に封止した状態で、ロ
ータの回転に応じて回転させて昇圧し、三日月形の他端
に位置する吐出口から吐出するものである。このような
ベーンポンプを用いてなる前記駆動連結装置は、前。
後輪の一方に連なる軸体に前記ロータを、又他方に連な
る軸体に前記ケーシングを夫々同軸的に固着し、ロータ
とケーシングとの間に、前、後輪間の回転速度差に相当
する相対回転が生じるようになし、前記ポンプ室の夫々
にこの相対回転に応じた油圧を発生させ、ロータとケー
シングとの間にこの油圧に応じて生じる抵抗力により駆
動力の伝達を行わせる構成としである。
このような駆動連結装置においては、ケーシングが前、
後輪の一方と連動回転し、固定的に設けられていないた
め、ベーンポンプの作動油は、例えば、本願出願人等に
よる特願昭62−310472号に示されているように
、ケーシングの外側を囲繞する態様にてこれに装着され
た薄肉円筒状の囲繞部材と、該ケーシングの外周との間
に環状をなして形成された油タンク内に封入され、この
油が、サイドプレートの外周に開口し、前記吸込口に連
通ずる吸込油路を介して、前記ポンプ室の夫々に導入さ
れるようになしてあり、また、同じく前記特願昭62−
310472号に示されているように、前記各ベーンに
は、これを表裏に貫通する小径の絞り孔が夫々形成され
、これらの絞り孔を通流して相隣するベーン間に封止さ
れた油の一部が高圧側から低圧側に漏れ出すようにして
、このときの通流抵抗に応じた発生圧力が得られるよう
になしてあり、更に、吐出口からの吐出油は、ロータの
側面に環状をなして形成された連通溝を介して、各ベー
ンの収納溝の底部に導入され、この油圧により各ベーン
を半径方向外向きに押圧して、これらの先端がカムリン
グの内周面に確実に摺接するようになしである。
〔発明が解決しようとする課題〕
さて、4輪駆動用駆動連結装置においては、前。
後輪間に生じる回転速度差の増減に対して伝達トルクが
適正な増減状態を示すことが重要であり、ベーンポンプ
を用いてなる駆動連結装置においては、ポンプ室内部の
圧力が、ロータとケーシングとの間の相対回転速度の増
減に対して、適正な増減特性を示すことが重要である。
ところが、前述の構成の従来の駆動連結装置においては
、前記圧力の増減特性は、各ベーンに夫々形成された絞
り孔における通流抵抗、及び前述の如く収納溝底部に導
入された油が、サイドプレートの側面とロータの側面と
の間の隙間から低圧部に漏れ出す際の通流抵抗に依存す
るため、適正な特性を実現するためには、複数のベーン
夫々における絞り孔の加工に高い精度が要求される上、
組立て時における各部の隙間管理が厳密に要求され、加
工及び組立てに多大の手間と時間とを要する上、例えば
、組立て後の特性試験の結果適正な特性が得られない場
合、これの修正が困難であるという難点があった。
また、ベーンポンプの作動油は、大きさが限定される前
述の如き構成の油タンク内に封入されており、この作動
油はロータの回転により撹拌されるため、雪道走行、登
板走行等、前、後輪間に回転速度差が生じる走行状態が
長時間に亘って継続する場合、作動油の温度が上昇し、
これの粘度が低下することは避けられない一方、前、後
輪間における駆動力の伝達は、前述の如く、ポンプ室内
部の圧力に応じて、ロータとケーシングとの間に生じる
抵抗力により行われる。ところが、ポンプ室内部におけ
る発生圧力は、ベーンに設けた絞り孔の通流抵抗及びロ
ータとサイドプレートとの間の隙間の通流抵抗に依存す
るため、同一回転速度差のもとにおける発生圧力は、粘
度の低下と共に減少する上、同一の発生圧力が得られた
場合においても、これにより発生する前記抵抗力は、粘
度の低下と共に減少するため、作動油の温度上昇は、同
一回転速度差のもとでの伝達トルクの低下を招来し、回
転速度差に対する伝達トルクの増減特性が、第7図に示
す如く、油温の変化と共に変化するという難点が生じる
。そこで、ベーンポンプを用いてなる駆動連結装置にお
いては、前、後輪間の回転速度差に対する発生圧力の増
減特性を作動油の温度に応じて変更し、伝達トルクの増
減特性に対する油温の影響を補償することが切望される
が、従来の駆動連結装置においては、この補償の実施は
実質上不可能であった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、加工
及び組立てに要する手間及び時間の大幅な削減が可能で
あり、しかも適正な伝達トルクの増減特性を容易に実現
できる4輪駆動用駆動連結装置を提供し、更に、油温の
変化に対する特性補償を可能とする4輪駆動用駆動連結
装置を、簡略な構成にて提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段] 本発明の請求項1に係る4輪駆動用駆動連結装置は、前
、後輪の一方と連動回転するロータを、他方と連動回転
するケーシング内に収納してベーンポンプを構成し、こ
れの発生油圧により、前。
後輪を連結する4輪駆動用駆動連結装置において、前記
ベーンポンプの吐出側を低圧部に接続する単一の還流油
路と、該還流油路の中途に配設された前記発生油圧の減
圧手段とを前記ケーシングの一部に具備することを特徴
とし、また、本発明の請求項2に係る4輪駆動用駆動連
結装置は、前記減圧手段が、前記還流油路の中途にこれ
に対する相対移動可能に装着され、該還流油路の流路面
積を、その移動に応じて増減せしめる絞り部材と、該絞
り部材と前記ケーシングとの間に、前記還流油路内の油
に接触させて介装され、杉油の温度に感応して変形し、
前記絞り部材を移動せしめる駆動部材とを具備するもの
であることを特徴とする。
〔作用〕
本発明においては、伝達トルクの増減特性、即ちベーン
ポンプの発生油圧の増減特性は、ベーンポンプの吐出側
を低圧部に接続する態様にて形成された単一の還流油路
の中途に配設された減圧手段における減圧状態に応じて
定まり、これの変更により、伝達トルクの増減特性を容
易に変更できる。また、請求項2の発明においては、減
圧手段を構成する前記駆動部材が作動油の温度に感応し
て変形する際に、この変形に応じて絞り部材が移動せし
められ、減圧手段における減圧状態が変更されて、油温
に対応する適正な減圧状態が得られる。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて詳述する
。第1図は本発明に係る4輪駆動用駆動連結装置(以下
本発明装置という)の縦断面図、第2図は第1図の■−
■線による横断面図である。
図において1は、前、後輪の一方と連動回転する入力軸
であり、また2は、他方と連動回転する出力軸である。
本発明装置は、この入力軸lと出力軸2との間に介装さ
れたベーンポンプ3の発生圧力により、両軸の回転速度
差、即ち、前、後輪間に生じる回転速度差に応じて、入
力軸1から入力軸2へ、即ち、前、後輪の一方から他方
へ駆動力の伝達を行うものである。
ベーンポンプ3は、短寸の円筒体に、半径方向に所定の
深さを有する複数本の収納溝30b、30b・・・を周
方向に略等配をなして形成し、これらの収納溝30b、
30b・・・の夫々に、これらの底部との間に介装され
た各一対コイルばね30c、30c・・・にて半径方向
外向きに付勢した状態にて、矩形平板状をなす各別のベ
ーン30a 、 30a・・・を摺動自在に内挿せしめ
てなるロータ30と、偏肉筒状をなすカムリング31の
両側に、サイドプレート32 、33を後述する如く固
着してなるケーシングとを主たる構成要素とする。
カムリング31は、ロータ30の外径よりもやや大なる
直径の円に、3個所の凹部を周方向に等配をなして設け
、第2図に示す如き軸断面形状をなす空洞部31aを、
その軸心位置に形成してあり、ロータ30と略等しい軸
長寸法を有する部材であり、また、サイドプレー) 3
2.33は、その軸心位置に後述するロータ軸36の支
承孔を共に有し、前者は薄肉の、後者は厚肉の中抜き円
板状をなす部材である。これらのサイドプレート32.
33は、カムリング31の両側を挾持する態様にて、こ
れと同軸的に位置決めされて、サイドプレート32のカ
ムリング31と逆側に位置して、これらと同軸的に位置
決めされ、薄肉円板の一側に短寸円筒を連設してなる軸
封部材34と共に、軸封部材34.サイドプレート32
.カムリング31をこの順に貫通し、サイドプレート3
3に形成された図示しない各別のねし孔に螺合する複数
の固定ポル) 35.35・・・により一体的に結合さ
れ、ベーンポンプ3のケーシングを構成している。前記
出力軸2は、これの端部に形成されだ円板形フランジ2
0を複数の固定ボルト21.21・・・により、サイド
プレート33のカムリング31と逆側の側面に固定せし
めて、前記ケーシングに同軸的に固着され、該ケーシン
グは、出力軸2の回転に応じてその軸心回りに回転する
ようになしである。
第1図に示す如く、前記ケーシングの外側には、サイド
プレート33の外周及び軸封部材34の円筒部外周にそ
の一部を外嵌せしめて、薄肉筒状をなす囲繞部材38が
装着してあり、ベーンポンプ3の作動油は、該囲繞部材
38と、ケーシングの外周面との間に環状をなして形成
される油タンクT内に封入しである。
さて、前記ロータ30は、カムリング31の空洞部31
aと、サイドプレート 32.33とにて囲繞された空
間内に内挿してあり、サイドプレート32及び同33の
前記支承孔に夫々内嵌固定された針状こる軸受32a及
び玉軸受33aにて支承されたロータ軸36に、両支承
位置間において外嵌され、これとスプライン結合させで
ある。ロータ軸36は、軸封部材34の円筒部内側のオ
イルシール34a及びXリング34bにより外周を封止
させ、サイドプレート32側に適長突出させてあり、こ
の突出端部に同心的に形成した連結フランジ37を、複
数の固定ポル) ILll・・・にて、前記入力軸1の
端部に形成された円板形フランジ10に固着して、人力
軸1と同軸的に連結しである。即ち、ロータ30は、ロ
ータ軸36を介して人力軸lに連結されており、該入力
軸1の回転に連動してその軸心回りに回動する。
ケーシング内部の前記空間に内挿されたロータ30の外
周面と、カムリング31の前記空洞部31aの内周面と
の間には、3個所の四部の形成位置に、前記両面と、サ
イドプレー1−32.33の側面とにて囲繞され、第2
図に示す如く、変形三日月形の軸断面形状をなす3つの
ポンプ室4o、4o、4oが形成され、各ポンプ室40
,40.40には、三日月形の両端部に夫々位置して、
サイドプレート32側に開口する各一対の吸込口40a
、40aと、サイドプレート33側に開口する各一対の
吐出口40b、 40bとが形成しである。各吸込口4
0a、40a・・・は、これらの開口位置に対応させて
サイドプレート32に固定され、ポンプ室40への流入
のみを許容する各別の吸込チエツク弁41(1個のみ図
示)、軸封部材34のサイドプレート32との密着面に
、各吸込チエツク弁41.41・・・の装着位置に対応
させて形成された環状油室42、及び軸封部材34の円
板部を厚さ方向に貫通して形成された吸込油路43によ
り、前記油タンクTに連通させてあり、一方、各吐出口
40b、 40b・・・は、これらの開口位置よりも半
径方向内側に折り返す態様にて、サイドプレート33に
形成された各別の吐出油路44 、44・・・(1本の
み図示)、及び該油路4444・・・の中途に夫々固着
され、ポンプ室40からの流出のみを許容する各別の吐
出チエツク弁45.45・・・(1個のみ図示)を介し
て、ロータ30の側面に形成された環状溝46に連通さ
せである。該環状溝46は、第2図に示す如く、前記収
納溝30b、30b・・・の底部を相互に連通させる態
様にて形成され、各吐出口40bから吐出される圧油は
、各別の吐出油路44及び環状溝46を介して収納溝3
0b、30b・・・の底部に導入され、前記コイルばね
30c、30c・・・の付勢力との相乗作用により、ヘ
ーン30a 、 30a・・・を半径方向外向きに押圧
する。
さて、サイドプレート32の支承孔とロータ軸36との
間の環状空間は、支承部材34の円筒部を内外に貫通す
る連通孔47によって、また、サイドプレート33の支
承孔とロータ軸36との間の環状空間は、サイドプレー
ト33を半径方向に貫通する連通孔48によって、夫々
、油タンクTに連通させてあり、油タンクT内の封入油
が、針状ころ軸受32a及び玉軸受33aの潤滑のため
に導入され、油タンクTk共に低圧状態に保たれている
。本発明の特徴たる還流油路は、前述の如く環状溝46
に導入される圧油を、低圧部である後者の環状空間に還
流させるものである。第3図は、還流油路の構成を示す
第1図の要部拡大図である。
第3図に示す如く、サイドプレート33には、カムリン
グ31との密着面に、環状溝46の形成位置に対応させ
てその一端を開口させ、出力軸2との固着面の外周近傍
にその他端を開口させて、小径孔50a、中径孔50b
及び大径孔50cを、カムリング31との密着面側から
この順に連設してなる段付き孔が形成してあり、また、
前記中径孔50bの中途に一端を、前記支承孔内に他端
を夫々開口させて、小径の還流孔51が形成されている
。本発明の特徴たる減圧手段は、前記中径孔50bにこ
れの軸心回りに回動自在に内嵌された円柱形の絞り部材
60と、これを回動させる駆動部材61とからなる。
絞り部材60には、−側の軸心位置に、適宜の深さを有
する導圧孔60aが形成してあり、また、該導圧孔60
aに略直交し、これの底部近傍に連通ずる小径の絞り孔
60bが半径方向に貫通形成してあり、更に、他側の軸
心位置に、棒状の凸部60cが突設させである。このよ
うな絞り部材60を導圧孔60aの開口側を内側として
、大径孔50cを経て中径孔50bに内嵌させた場合、
第3図に示す如(、導圧孔60aは小径孔50aに整合
し、また、回動位置を調整することにより、絞り孔60
bは、これと略同径の前記還流孔51に整合するように
なっており、サイドプレート33に形成された小径孔5
0aと還流孔51とが、絞り部材60の導圧孔60aと
絞り孔60bとを介して連通され、ベーンポンプ3の吐
出側に連なる環状溝46と、低圧部であるサイドプレー
ト33の支承孔内部とを接続する前記還流油路が形成さ
れる。
一方、絞り部材60を駆動する駆動部材61は、第3図
のIV−IV線による拡大矢視図である第4図に示す如
く、熱膨張性の異なる2種の金属を厚さ方向に積層して
一体化させてなる板状のバイメタルを、厚さ方向に渦巻
き状に巻回せしめてなる部材である。この駆動部材61
は、内側端部を前記凸部60cに係止させ、外側端部を
大径孔50cの内面に係止させて、絞り孔60aと還流
孔51とを周方向に略完全に整合させた状態に位置決め
した絞り部材60と、サイドプレート33との間に介装
されている。
駆動部材61が装着された後、絞り部材60は、大径孔
50cに螺合固定され、凸部60cの端部に当接するね
じ1I62により、軸長方向の移動を拘束されるように
なっており、ねじIE62と絞り部材60との間に形成
される筒状空間には、前記還流孔51の開口位置近傍に
てサイドプレート33の支承孔内に開口する導油孔52
により、前記還流油路を通流する油が導入されており、
杉油に駆動部材61が常時接触するようになしである。
以上の如く構成された本発明装置の動作につき次に説明
する。入力軸1と出力軸2との間に回転速度差が生じて
いない場合、前者と連動回転するロータ30と後者と連
動回転するカムリング31との間の相対回転は生じず、
各ポンプ室40.40・・・内の油は、ロータ30及び
カムリング31の回転に伴って回転するのみであり、油
圧の発生はなく、人力軸1から出力軸2への駆動力の伝
達は行われない。
これは、一定速度にて理想的な直進走行が行われている
場合に相当する。実際の走行の際には、いかなる走行状
態にある場合においても、前、後輪間、即ち入力軸1と
出力軸2との間には回転速度差が生じる。特に、前、後
輪の一方が空転状態にある場合、又は加減速時等、前、
後輪の一方に大きい荷重が作用している場合等において
は、大きい回転速度差が生じる。このように回転速度差
が生じた場合、ロータ30とカムリング31との間に相
対回転が生じる結果、ポンプ室40内の油は、互いに相
隣するベーン30a 、 30a間に封止された状態に
て、前記相対回転の方向に、前記回転速度差に相当する
速度にて回転せしめられて昇圧する。従って、油タンク
T内の油は、吸込油路43.環状溝42及び吸込チエツ
ク弁41を介して、回転方向上流側に開口する吸込口4
0aからポンプ室40内部に導入され、回転方向下流側
に開口する吐出口40bから送出される。そして、送出
された油は、吐出油路44、吐出チエツク弁45及び環
状溝46を経て、ロータ30の収納溝30b、30b・
・・の底部に導入され、ベーン30a 、 30a・・
・に、これらをカムリング31の内周面に押付けるべく
作用し、更に、小径孔50a、絞り部材60の導圧孔6
0a及び絞り孔60b、並びに前記還流孔51からなる
なる還流油路を経て、サイドプレート33の支承孔内部
に導入され、玉軸受33aの潤滑油として供され、連通
孔48を経て油タンクTに還流する。
このように、入力軸1と出力軸2との間、即ち、前、後
輪間に回転速度差が生じた場合、これに応じて各ポンプ
室40,40.40内において油圧が発生し、ロータ3
0と空洞部31aの内面との間に、この油圧に対応する
大きさの抵抗力が生じる結果、ロータ30とカムリング
31との間、換言すれば、入力軸1と出力軸2との間に
、前記油圧に応じたトルク伝達がなされる。即ち、前、
後輪間における伝達トルクの大小は、各ポンプ室40.
40・・・内に発生する油圧の高低に対応し、この油圧
の高低は、ベーンポンプ3の特性上、ロータ30の相対
回転速度の大小、即ち前、後輪間の回転速度差の大小に
対応するから、本発明装置の動作により、前、後輪間に
生じる回転速度差の大きさに対応する駆動力が、前輪側
から後輪側へ、又は後輪側から前輪側へ伝達され、4輪
駆動状態が実現される。
ところが、前述した如く、ベーンポンプ3の作動油は、
ケーシングの外側に形成された油タンクT内に封入して
あり、これが前述の如く循環使用される一方、駆動連結
装置全体の小型化を図るため、油タンクTの大きさは限
定され、これに封入された油の量も限定される。従って
、例えば、雪道走行、登板走行等、長時間に亘って回転
速度差の大きい走行状態が継続して生じるような場合、
ベーンポンプ3内における圧縮の繰返しの結果、前記作
動油の温度が上昇し、粘性が低下することは避けられな
い。一方、ポンプ室40から油タンクTに達する間にお
ける杉油の通流抵抗は、粘性の低下と共に減少し、この
通流抵抗に依存してポンプ室40内の発生油圧は、油の
粘性低下と共に低下する上、ロータ30とケーシングと
の間に生じる抵抗力も、作動油の粘性低下と共に低下す
る。これにより、回転速度差の増大に対する伝達トルク
の増加状態が、従来の駆動連結装置において、作動油の
温度変化に伴って第7図に示すように変化することは前
述した如くである。
本発明装置においては、作動油の温度が高い場合、前記
還流油路を通流する油に導油孔52を介して接触させて
あり、バイメタルを用いてなる駆動部材61が変形し、
これに応じて絞り部材60が回動して、ポンプ室40か
ら油タンクTに至るまでの間の通流抵抗が変更される。
第5図及び第6図は、共に第3図のV−V線による拡大
断面図であり、絞り部材60の回動に伴って、還流孔5
1と絞り孔60bとの間に生じる整合状態の変化を示し
ている。還流孔51と絞り孔60bとは、前述した如く
、絞り部材60の組込みの際に、略完全に整合されてい
るから、駆動部材61に接触する油の温度、即ちベーン
ポンプ3の作動油の温度が常温である場合、還流孔51
と絞り孔60bとは、第5図に示す如く、周方向に整合
されており、両孔間には十分な流路面積が確保されてい
る。さて、作動油の温度が上昇した場合、杉油に接触す
る駆動部材61が、杉油の温度に感応して変形する。駆
動部材61は、一端を絞り部材60の凸部60cに、他
端を大径孔50cの一部に夫々係止させであるから、絞
り部材60は、駆動部材61の変形に応じて、中径孔5
0b内部にてその軸心回りに回動する。従って、中径孔
50bに対し固定的に設けられた還流孔51と、絞り部
材60に形成された絞り孔60bとの間の整合状態が変
化し、両孔間の流路面積が、第6図に示す如く減少する
結果、ポンプ室40の吐出側における通流抵抗が増大す
る。この通流抵抗の増大量は、駆動部材61の変形量に
対応するから、駆動部材61として用いるバイメタルの
材質、巻回数等を適宜に設定することにより、作動油の
温度上昇に対する前記通流抵抗の増大量、換言すれば、
伝達トルクの増減態様を適宜に設定することができ、第
7図に示す如く、異なる油温のもとにおいて相互に異な
るトルク伝達特性を、例えば、常温下におけるそれに一
致させることが可能となることは勿論、油温か高い場合
、即ち過酷な走行状態にある場合に、油温が低い場合よ
りも高い伝達トルクが得られ、前、後輪がよりリジッド
に連結されるようにして、雪道走行、登板走行等、過酷
な走行状態における駆動性能に優れた4輪駆動車を実現
する等、適宜のトルク伝達特性を実現し、特殊な駆動性
能を備えた4輪駆動車を得ることも可能となる。
なお本実施例においては、還流油路の中途に、作動油の
温度に感応して変形する駆動部材61と、これの変形に
応じて回動し、流路面積を増減する絞り部材60とを備
えた減圧手段を配設した場合、即ち、請求項2に記載の
減圧手段を設けた場合について述べたが、例えば、駆動
部材61を設けることなく、前記絞り部材60を適宜の
回動位置に固定的に設けた場合、ポンプ室40から油タ
ンクTに至る間の通流抵抗は、該絞り部材60の固定位
置を変更することにより容易に変更できるから、例えば
、組立て後の特性試験の結果、所定の特性が得られない
場合においても、ねじ蓋62を取外し、絞り部材60の
回動位置を変更するか、又は絞り孔60bの径を変更す
るだけの容易な調整作業により、前記特性の修正を行う
ことが可能となるという効果がある。
また本実施例においては、駆動部材61としてバイメタ
ルを用いているが、温度に感応して変形するもの、例え
ば、形状記憶合金等を用いて駆動部材61を形成しても
よい。
更に本実施例においては、駆動部材61の変形に応じて
絞り部材60が回動する構成としであるが、中径孔50
b内にて駆動部材60が軸長方向に移動するように構成
する等、回動以外の移動を行う構成としでもよい。
〔効果〕
以上詳述した如く本発明装置においては、べ“−ンポン
プの吐出側を低圧部に連通ずる還流油路が形成され、こ
れの中途の減圧手段が配設しであるから、該減圧手段の
加工及び組立てに若干の手間と時間とを要するのみで、
所定の伝達トルク特性を実現することができ、加工及び
組立ての大幅な簡略化が実現される上、正規の特性が得
られない場合においても、これの修正が容易に行える。
また、前記減圧手段を、還流油路に対して相対移動し、
杉油路の流路面積を変更する絞り部材と、還流油路の通
流油の温度に応じて変形し、絞り部材を移動させる駆動
部材とを備えたものとした場合、伝達トルクの増減特性
に対する油温の影響を排除することができる上、油温の
変化に対し適宜の特性を実現することも可能となり、特
殊な駆動性能を有する4輪駆動車を提供することも可能
となる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の縦断面図、第2図は第1図の■−
■線による横断面図、第3図は還流油路の構成を示す第
1図の一部拡大図、第4図は駆動部材の装着状態を示す
第3図のIV−IV線による拡大矢視図、第5図及び第
6図は還流油路の流路面積の変化状態を示す第3図の■
−■線による拡大断面図、第7図は従来の駆動連結装置
における作動油の温度に対する伝達トルク特性の変化を
示すグラフである。 3・・・ベーンポンプ  30・・・ロータ  31・
・・カムリング 32.33・・・サイドプレート 5
0a・・・小径孔50b・・・中径孔  50c・・・
大径孔  51・・・還流孔52・・・導油孔  60
・・・絞り部材  61・・・駆動部材60a・・・導
圧孔  60b・・・絞り孔特 許 出願人  光洋精
工株式会社 代理人 弁理士  河 野  登 夫 図 弔 図 弔 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、前、後輪の一方と連動回転するロータを、他方と連
    動回転するケーシング内に収納してベーンポンプを構成
    し、これの発生油圧により、前、後輪を連結する4輪駆
    動用駆動連結装置において、 前記ベーンポンプの吐出側を低圧部に接続 する単一の還流油路と、 該還流油路の中途に配設された前記発生油 圧の減圧手段と を前記ケーシングの一部に具備することを 特徴とする4輪駆動用駆動連結装置。 2、前記減圧手段は、前記還流油路の中途にこれに対す
    る相対移動可能に装着され、該還流油路の流路面積を、
    その移動に応じて増減せしめる絞り部材と、 該絞り部材と前記ケーシングとの間に、前 記還流油路内の油に接触させて介装され、該油の温度に
    感応して変形し、前記絞り部材を移動せしめる駆動部材
    と を具備する請求項1記載の4輪駆動用駆動 連結装置。
JP19828288A 1988-08-08 1988-08-08 4輪駆動用駆動連結装置 Pending JPH0246328A (ja)

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