JP3775193B2 - ポンプ装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用動力舵取装置などに使用するのに適した小形・軽量のポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用動力舵取装置では、小形・軽量、低脈動・低騒音などの長所が得られることから、ロータの回転軸線に対し吸入および吐出ポートを対称に配置した平衡形のベーンポンプを使用することが多い。また動力舵取装置用のポンプ装置では、車両用エンジンにより駆動されるポンプの回転速度の変動にかかわらず常に一定流量の作動油を供給するために、吐出ポートからの余剰流量を吸入ポート側に還流する流量制御弁が設けられている。より具体的には、流量制御弁を有するバイパス通路を、吐出ポート側の圧力室と吸入ポートの間に設け、流量制御弁が開いた状態で圧力室からバイパス通路に噴出する作動油は、バイパス通路内で動圧が静圧に変換されるスーパチャージ効果により圧力が上昇して吸入ポートに戻るようにしている。また、バイパス通路の流量制御弁側で、動圧がまだ静圧に変換されない位置には、リザーバからの作動油を導入する吸入通路が接続されている。
【0003】
またこの種のポンプ装置では、ベーンポンプ部のロータを支持するポンプ軸の軸受を収納する空間はオイルシールにより外部からシールされ、ベーンポンプ部の摺動部の隙間から漏れる作動油は軸受を潤滑し、ポンプ装置のハウジング内に形成した連通路を通って吸入ポート、バイパス通路または吸入通路に戻されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようなポンプ装置において、軸受を収納する空間を吸入ポートまたはバイパス通路に連通するようにすれば、ハウジング内に形成するパス孔は構造簡単な短いものとなるが、上述のようにバイパス通路の流量制御弁側以後の部分はスーパチャージ効果により圧力が上昇し、オイルシールに加わる圧力が上昇するので、耐圧性能の高い高価なものにする必要がある。これに対し、軸受を収納する空間を低圧の吸入通路に連通するようにすれば、オイルシールは通常の安価なものを使用できるが、ハウジング内に形成するパス孔はベーンポンプ部の外側を通すことになるので長く構造複雑なものとなり、かつハウジングが大形化してしまう。また通常行われているようにハウジングを前後に分割したものでは、その合わせ面を通る部分をOリングなどでシールする必要があるので、製造コストが上昇するという問題が生じる。本発明はこのような問題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によるポンプ装置は、ハウジングの前部に形成した支持孔に軸受を介して前後方向軸線回りに回転自在に軸承されハウジングの前端部との間にはオイルシールを設けてシールしたポンプ軸と、ハウジング内に設けられてポンプ軸により回転駆動されるロータとこのロータを囲むカムリングを有するベーンポンプ部と、ポンプ軸と平行に設けられ前後端部がハウジングに支持されてカムリングをハウジングに対し位置決め支持する位置決めピンと、ベーンポンプ部とハウジングの後部との間に形成されて同ベーンポンプ部の吐出ポートが開口されるとともにメータリングオリフィスを介して吐出口に連通された圧力室と、ハウジング内に形成されて圧力室をベーンポンプ部の吸入ポートに連通するバイパス通路と、このバイパス通路と圧力室との間に設けられメータリングオリフィスの前後の圧力差に応じて開度が変化して圧力室から吸入ポートへの作動油の還流量を調整する流量制御弁と、ハウジング内の後部に形成されバイパス通路に外部からの作動油を供給する吸入通路を備えてなるポンプ装置において、位置決めピンを中空とし、その内孔の後端は吸入通路に連通させ、前端は支持孔とポンプ軸とベーンポンプ部とオイルシールの間に形成されて軸受を収納する空間に連通させたことを特徴とするものである。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、ベーンポンプ部の前側と後側には各ポートを形成した前側サイドプレートおよび後側サイドプレートを当接し、各位置決めピンは前側サイドプレート、カムリングおよび後側サイドプレートを通して設け、圧力室は後側サイドプレートとハウジングの後部との間に形成し、軸受を収納する空間は支持孔とポンプ軸と前側サイドプレートとオイルシールの間に形成したものである。
【0007】
請求項3の発明は、前各項の発明において、支持孔の内面には軸受を収納する空間内の前後部を連通するドレン溝を形成し、中空の位置決めピンの内孔の前端は軸受を収納する空間内の後部に連通したものである。
【0008】
請求項4の発明は、前各項の発明において、位置決めピンは複数とし、そのうちの1本を中空としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を、図1〜図3に示す実施の形態により説明する。この実施の形態のポンプ装置は、ハウジング10と、ハウジング10内に設けられてポンプ軸26により回転駆動されるベーンポンプ部20と、このベーンポンプ部20の吐出ポート25から吸入ポート24への還流量を調整する流量制御弁40と、ベーンポンプ部20の摺動部の隙間から漏れた作動油を吸入通路13に戻すパス孔を主な構成部材としている。
【0010】
ハウジング10はフロントハウジング10aとその後側にねじ止め固定されてこれを覆うリヤハウジング10bよりなり、フロントハウジング10aの前に形成した円筒状の支持孔10dには、2個の玉軸受(軸受)27を介してポンプ軸26が前後方向軸線回りに回転自在に支持されている。フロントハウジング10aにはポンプ軸26と同軸的に段付き円筒状の内面10cが形成され、この内面10cの軸線方向中間部には環状の流体流通空間15が偏心して(図2参照)形成されている。何れも円盤状の前側サイドプレート11と後側サイドプレート12はこの内面10cの最前部および後部に前後方向摺動可能に嵌合され、この両サイドプレート11,12の間に後述するベーンポンプ部20が設けられている。軸受27は玉軸受に限らず、ニードルローラ軸受や軸受メタルなどでもよい。
【0011】
リヤハウジング10bの前面に形成されてフロントハウジング10aの内面10cに嵌合される円筒部10b1と後側サイドプレート12の間には圧力室18が形成されている。圧力室18は吐出通路35を介してポンプ装置の吐出口38に連通され、吐出通路35の圧力室18側となる入口にはメータリングオリフィス36が圧入固定されている。フロントハウジング10aの前端部と、これから突出するポンプ軸26の間にはオイルシール28を設けて液密にシールし、支持孔10dとポンプ軸26と前側サイドプレート11とオイルシール28の間には、ポンプ軸26を支持する2個の玉軸受27を収納する空間が形成される。フロントハウジング10aとリヤハウジング10bの間はOリング19aにより液密にシールされ、圧力室18の外周部は後側サイドプレート12とリヤハウジング10bの円筒部10b1の間に設けたOリング19bにより液密にシールされている。
【0012】
ベーンポンプ部20は、フロントハウジング10aに支持されたカムリング21と、ポンプ軸26の内端部に同軸的にスプライン結合されたロータ22と、ロータ22に形成された複数の半径方向スリットに摺動自在に支持されてカムリング21の内周に形成された略楕円形のカム面に常に当接されているベーン23よりなり、前側サイドプレート11と後側サイドプレート12の間に位置している。後側サイドプレート12はOリング19bによりベーンポンプ部20のカムリング21の後側面に弾性的に押圧され、これによりカムリング21は両サイドプレート11,12の間に弾性的に挟持される。カムリング21は流体流通空間15の前後方向幅内に位置しており、カムリング21と両サイドプレート11,12は、軸線方向に伸びる2本の位置決めピン30,31(図2参照)により支持されて、ハウジング10に対する円周方向の位置決めがなされる。
【0013】
この位置決め構造をさらに具体的に述べれば、図2および図3に示すように、各位置決めピン30,31はポンプ軸26の回転軸線に対し対称に配置され、フロントハウジング10a内の部分がフロントハウジング10aの切欠き10a2,10a3とサイドプレート11,12の切欠き11a,12a,11b,12bの間に支持され、後端部はリヤハウジング10bのピン支持孔10b2(位置決めピン31側は図示省略)により支持されている。またカムリング21は、各サイドプレート11,12の切欠き11a,12aおよび切欠き11b,12bと対応する位置に形成した切欠き21a,21bが、各位置決めピン30,31の中間部に係合することにより、軸線方向の移動は可能であるが回転方向および半径方向の位置決めがなされてハウジング10に支持される。これらの各切欠きははすべて、各位置決めピン30,31と係合する円弧状である。各位置決めピン30,31は前述した2つのOリング19a,19bの間を通っており、これらを通すために内側のOリング19bの一部は内側に屈曲されている(図2参照)。一方の位置決めピン30は内孔30aが形成された中空である。
【0014】
両サイドプレート11,12には、流体流通空間15内の作動油をベーンポンプ部20内に吸入する1対の吸入ポート24が、ロータ22の回転軸線に対し対称に配置して形成され、また後側サイドプレート12にはベーンポンプ部20からの作動油を圧力室18に吐出する1対の吐出ポート25が、吸入ポート24からほゞ90度離れた位相方向において、ロータ22の回転軸線に対し対称に配置して形成されている(何れも図2参照)。図3に示すように、前側サイドプレート11の玉軸受27側となる円周方向の一部には、切欠き10a2,11aと連通する切欠き32が形成され、これにより位置決めピン30の内孔30aの前端は玉軸受27を収納する空間に連通され、またこの内孔30aの後端はリヤハウジング10bに形成した短い連通孔10b3により吸入通路13に連通されている。支持孔10dの内面にはドレン溝33が形成され、各玉軸受27の外輪を支持孔10dに嵌合した状態において、玉軸受27を収納する空間内の前後部はドレン溝33により互いに連通されている。
【0015】
リヤハウジング10bには、ロータ22の回転軸線と同軸的に、前端が圧力室18に開口されて後端が閉じられた流量制御弁40の弁孔41が形成されている。ハウジング10内には、弁孔41の中間部の側面と流体流通空間15とを連通するバイパス通路14が、ロータ22の回転軸線を含み両吸入ポート24を結ぶ線とほゞ直交する平面にそって形成されている。このバイパス通路14は、リヤハウジング10b内に直交して形成された第1および第2通路14a,14bと、第1通路14aに液密に嵌合されてこの両通路14a,14bを滑らかにつなぐコーナガイド14dと、フロントハウジング10a内に形成された第3通路14cにより形成されている。第1通路14aの圧力室18側で弁孔41に接近した位置14eには、リザーバ(図示省略)からの作動油が供給される吸入口16を有する吸入通路13が接続されている。
【0016】
流量制御弁40の弁孔41には、バイパス通路14を開閉するスプール弁体42が摺動自在に嵌合されて、弁孔41の後端面との間に介装したスプリング43により圧力室18側に向けて弾性的に付勢されている。不作動状態ではスプール弁体42はその先端に同軸的に形成した突起42aが後側サイドプレート12に当接して停止され、流量制御弁40は閉じている。メータリングオリフィス36より後流側となる吐出通路35と、スプール弁体42の後側となる弁孔41内は、絞り部を有する連通路37により連通されている。
【0017】
ポンプ軸26の先端に固定したVプーリ29に掛けた駆動ベルトを介して車両のエンジンの回転がポンプ軸26に伝達されてベーンポンプ20のロータ22が回転されれば、吸入通路13に連通されたリザーバ(図示省略)内の作動油はバイパス通路14、流体流通空間15および1対の吸入ポート24を介してベーンポンプ部20の各ベーン23の間に吸入され、圧力が上昇されて1対の吐出ポート25から圧力室18の前側室18a内に吐出される。ポンプ軸26の回転速度が低い状態では、流量制御弁40は閉じたままであり、この作動油は全量が連通孔30aから後側室18b内に入り、メータリングオリフィス36と吐出通路35を通って吐出口38から動力舵取装置などの機器に供給される。
【0018】
ポンプ軸26の回転速度が増大してメータリングオリフィス36を通って吐出口38から供給される作動油の流量が増大するにつれてメータリングオリフィス36前後の圧力差が増大する。この流量が所定値に達すればメータリングオリフィス36前後の圧力差、従ってスプール弁体42前後の圧力差も所定値に達し、スプリング43に抗してスプール弁体42が後退して流量制御弁40が開き、前側室18a内の作動油がバイパス通路14および流体流通空間15を通ってベーンポンプ部20の吸入ポート24側に還流するようになる。
【0019】
これ以後はポンプ軸26の回転速度が増大して吐出ポート25からの作動油の吐出量が増大しようとすれば、スプール弁体42はその分だけ後退して流量制御弁40の開度を増大させて還流量を増大させるように自動的に調整されるので、吐出口38からの作動油の吐出量はほゞ一定に保たれる。リザーバからの作動油を導入する吸入通路13はバイパス通路14の圧力室18側で弁孔41に接近した位置14eに接続され、流量制御弁40が開いた状態では、圧力室18からバイパス通路14に勢いよく噴出するバイパス流は、吸入通路13から流入する作動油を巻き込んだ後、バイパス通路14内で動圧が静圧に変換されて圧力が上昇し流体流通空間15内に過給される。従ってバイパス通路14内の弁孔41に接近した位置14eに接続された吸入通路13内はほゞ大気圧であるが、それより流体流通空間15側となるバイパス通路14内の圧力は大気圧以上となる。
【0020】
上述した実施の形態では、ベーンポンプ部20の各ベーン23の間に吸入されて圧力が上昇された作動油の一部は前側サイドプレート11とロータ22の間の摺動部の隙間から漏れ、前側サイドプレート11とポンプ軸26の間の隙間を通って玉軸受27を収納する空間内に入って玉軸受27を潤滑し、切欠き32,11aと位置決めピン30の内孔30aと連通孔10b3よりなるパス孔を通って内圧がほゞ大気圧の吸入通路13に戻される。従って玉軸受27を収納する空間内の圧力もほゞ大気圧となるので、オイルシール28は通常の安価なものを使用できる。しかもこのパス孔は、両サイドプレート11,12およびカムリング21を支持するのに本来必要な位置決めピン30,31のうちの一方30を中空とすることにより大部分を形成し、残りはフロントハウジング10aに固定される前側サイドプレート11形成した切欠き11a,32およびリヤハウジング10bに形成した短い連通孔10b3で足りるので、加工はきわめて簡単になる。
【0021】
また上述した実施の形態では、玉軸受27を収納する空間の奥側(前部)は、玉軸受27の外輪の外側を通るドレン溝33により、パス孔が接続される手前側(後部)に連通されているので、作動油は玉軸受を収納する空間内の奥まで入りやすくなり、ポンプ軸26を軸承する玉軸受27の潤滑は良好になる。
【0022】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、軸受を収納する空間は低圧の吸入通路に連通されるのでオイルシールは通常の安価なものを使用できる。しかも軸受を収納する空間を吸入通路に連通するパス孔は、ベーンポンプ部が本来必要としている位置決めピンのうちの1本を中空とすることにより大部分を形成し、残りのわずかの部分をハウジングまたはこれらに固定される部分に形成すればよいので、加工がきわめて簡単になる。このようにオイルシールは通常の安価なものを使用でき、またパス孔の加工もきわめて簡単になるので、ポンプ装置の製造コストを低下させることができる。
【0023】
請求項2の発明によれば、各ポートはベーンポンプ部の前側と後側に当接した前側サイドプレートと後側サイドプレートに形成したので、各ポートの形成は容易となる。
【0024】
また請求項3の発明によれば、軸受を収納する空間内の前後部をドレン溝により連通したので作動油は軸受を収納する空間内の奥まで入りやすくなり、これによりポンプ軸を軸承する軸受の潤滑を良好にしてポンプ装置の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるポンプ装置の一実施形態の全体構造を示す縦断面図である。
【図2】 図1の2−2断面図である。
【図3】 図2の3−O−3線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10…ハウジング、10d…支持孔、11…前側サイドプレート、12…後側サイドプレート、13…吸入通路、14…バイパス通路、18…圧力室、20…ベーンポンプ部、21…カムリング、22…ロータ、24…吸入ポート、25…吐出ポート、26…ポンプ軸、27…軸受(玉軸受)、28…オイルシール、30…位置決めピン、30a…内孔、31…位置決めピン、33…ドレン溝、36…メータリングオリフィス、38…吐出口、40…流量制御弁。
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用動力舵取装置などに使用するのに適した小形・軽量のポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用動力舵取装置では、小形・軽量、低脈動・低騒音などの長所が得られることから、ロータの回転軸線に対し吸入および吐出ポートを対称に配置した平衡形のベーンポンプを使用することが多い。また動力舵取装置用のポンプ装置では、車両用エンジンにより駆動されるポンプの回転速度の変動にかかわらず常に一定流量の作動油を供給するために、吐出ポートからの余剰流量を吸入ポート側に還流する流量制御弁が設けられている。より具体的には、流量制御弁を有するバイパス通路を、吐出ポート側の圧力室と吸入ポートの間に設け、流量制御弁が開いた状態で圧力室からバイパス通路に噴出する作動油は、バイパス通路内で動圧が静圧に変換されるスーパチャージ効果により圧力が上昇して吸入ポートに戻るようにしている。また、バイパス通路の流量制御弁側で、動圧がまだ静圧に変換されない位置には、リザーバからの作動油を導入する吸入通路が接続されている。
【0003】
またこの種のポンプ装置では、ベーンポンプ部のロータを支持するポンプ軸の軸受を収納する空間はオイルシールにより外部からシールされ、ベーンポンプ部の摺動部の隙間から漏れる作動油は軸受を潤滑し、ポンプ装置のハウジング内に形成した連通路を通って吸入ポート、バイパス通路または吸入通路に戻されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようなポンプ装置において、軸受を収納する空間を吸入ポートまたはバイパス通路に連通するようにすれば、ハウジング内に形成するパス孔は構造簡単な短いものとなるが、上述のようにバイパス通路の流量制御弁側以後の部分はスーパチャージ効果により圧力が上昇し、オイルシールに加わる圧力が上昇するので、耐圧性能の高い高価なものにする必要がある。これに対し、軸受を収納する空間を低圧の吸入通路に連通するようにすれば、オイルシールは通常の安価なものを使用できるが、ハウジング内に形成するパス孔はベーンポンプ部の外側を通すことになるので長く構造複雑なものとなり、かつハウジングが大形化してしまう。また通常行われているようにハウジングを前後に分割したものでは、その合わせ面を通る部分をOリングなどでシールする必要があるので、製造コストが上昇するという問題が生じる。本発明はこのような問題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によるポンプ装置は、ハウジングの前部に形成した支持孔に軸受を介して前後方向軸線回りに回転自在に軸承されハウジングの前端部との間にはオイルシールを設けてシールしたポンプ軸と、ハウジング内に設けられてポンプ軸により回転駆動されるロータとこのロータを囲むカムリングを有するベーンポンプ部と、ポンプ軸と平行に設けられ前後端部がハウジングに支持されてカムリングをハウジングに対し位置決め支持する位置決めピンと、ベーンポンプ部とハウジングの後部との間に形成されて同ベーンポンプ部の吐出ポートが開口されるとともにメータリングオリフィスを介して吐出口に連通された圧力室と、ハウジング内に形成されて圧力室をベーンポンプ部の吸入ポートに連通するバイパス通路と、このバイパス通路と圧力室との間に設けられメータリングオリフィスの前後の圧力差に応じて開度が変化して圧力室から吸入ポートへの作動油の還流量を調整する流量制御弁と、ハウジング内の後部に形成されバイパス通路に外部からの作動油を供給する吸入通路を備えてなるポンプ装置において、位置決めピンを中空とし、その内孔の後端は吸入通路に連通させ、前端は支持孔とポンプ軸とベーンポンプ部とオイルシールの間に形成されて軸受を収納する空間に連通させたことを特徴とするものである。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、ベーンポンプ部の前側と後側には各ポートを形成した前側サイドプレートおよび後側サイドプレートを当接し、各位置決めピンは前側サイドプレート、カムリングおよび後側サイドプレートを通して設け、圧力室は後側サイドプレートとハウジングの後部との間に形成し、軸受を収納する空間は支持孔とポンプ軸と前側サイドプレートとオイルシールの間に形成したものである。
【0007】
請求項3の発明は、前各項の発明において、支持孔の内面には軸受を収納する空間内の前後部を連通するドレン溝を形成し、中空の位置決めピンの内孔の前端は軸受を収納する空間内の後部に連通したものである。
【0008】
請求項4の発明は、前各項の発明において、位置決めピンは複数とし、そのうちの1本を中空としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を、図1〜図3に示す実施の形態により説明する。この実施の形態のポンプ装置は、ハウジング10と、ハウジング10内に設けられてポンプ軸26により回転駆動されるベーンポンプ部20と、このベーンポンプ部20の吐出ポート25から吸入ポート24への還流量を調整する流量制御弁40と、ベーンポンプ部20の摺動部の隙間から漏れた作動油を吸入通路13に戻すパス孔を主な構成部材としている。
【0010】
ハウジング10はフロントハウジング10aとその後側にねじ止め固定されてこれを覆うリヤハウジング10bよりなり、フロントハウジング10aの前に形成した円筒状の支持孔10dには、2個の玉軸受(軸受)27を介してポンプ軸26が前後方向軸線回りに回転自在に支持されている。フロントハウジング10aにはポンプ軸26と同軸的に段付き円筒状の内面10cが形成され、この内面10cの軸線方向中間部には環状の流体流通空間15が偏心して(図2参照)形成されている。何れも円盤状の前側サイドプレート11と後側サイドプレート12はこの内面10cの最前部および後部に前後方向摺動可能に嵌合され、この両サイドプレート11,12の間に後述するベーンポンプ部20が設けられている。軸受27は玉軸受に限らず、ニードルローラ軸受や軸受メタルなどでもよい。
【0011】
リヤハウジング10bの前面に形成されてフロントハウジング10aの内面10cに嵌合される円筒部10b1と後側サイドプレート12の間には圧力室18が形成されている。圧力室18は吐出通路35を介してポンプ装置の吐出口38に連通され、吐出通路35の圧力室18側となる入口にはメータリングオリフィス36が圧入固定されている。フロントハウジング10aの前端部と、これから突出するポンプ軸26の間にはオイルシール28を設けて液密にシールし、支持孔10dとポンプ軸26と前側サイドプレート11とオイルシール28の間には、ポンプ軸26を支持する2個の玉軸受27を収納する空間が形成される。フロントハウジング10aとリヤハウジング10bの間はOリング19aにより液密にシールされ、圧力室18の外周部は後側サイドプレート12とリヤハウジング10bの円筒部10b1の間に設けたOリング19bにより液密にシールされている。
【0012】
ベーンポンプ部20は、フロントハウジング10aに支持されたカムリング21と、ポンプ軸26の内端部に同軸的にスプライン結合されたロータ22と、ロータ22に形成された複数の半径方向スリットに摺動自在に支持されてカムリング21の内周に形成された略楕円形のカム面に常に当接されているベーン23よりなり、前側サイドプレート11と後側サイドプレート12の間に位置している。後側サイドプレート12はOリング19bによりベーンポンプ部20のカムリング21の後側面に弾性的に押圧され、これによりカムリング21は両サイドプレート11,12の間に弾性的に挟持される。カムリング21は流体流通空間15の前後方向幅内に位置しており、カムリング21と両サイドプレート11,12は、軸線方向に伸びる2本の位置決めピン30,31(図2参照)により支持されて、ハウジング10に対する円周方向の位置決めがなされる。
【0013】
この位置決め構造をさらに具体的に述べれば、図2および図3に示すように、各位置決めピン30,31はポンプ軸26の回転軸線に対し対称に配置され、フロントハウジング10a内の部分がフロントハウジング10aの切欠き10a2,10a3とサイドプレート11,12の切欠き11a,12a,11b,12bの間に支持され、後端部はリヤハウジング10bのピン支持孔10b2(位置決めピン31側は図示省略)により支持されている。またカムリング21は、各サイドプレート11,12の切欠き11a,12aおよび切欠き11b,12bと対応する位置に形成した切欠き21a,21bが、各位置決めピン30,31の中間部に係合することにより、軸線方向の移動は可能であるが回転方向および半径方向の位置決めがなされてハウジング10に支持される。これらの各切欠きははすべて、各位置決めピン30,31と係合する円弧状である。各位置決めピン30,31は前述した2つのOリング19a,19bの間を通っており、これらを通すために内側のOリング19bの一部は内側に屈曲されている(図2参照)。一方の位置決めピン30は内孔30aが形成された中空である。
【0014】
両サイドプレート11,12には、流体流通空間15内の作動油をベーンポンプ部20内に吸入する1対の吸入ポート24が、ロータ22の回転軸線に対し対称に配置して形成され、また後側サイドプレート12にはベーンポンプ部20からの作動油を圧力室18に吐出する1対の吐出ポート25が、吸入ポート24からほゞ90度離れた位相方向において、ロータ22の回転軸線に対し対称に配置して形成されている(何れも図2参照)。図3に示すように、前側サイドプレート11の玉軸受27側となる円周方向の一部には、切欠き10a2,11aと連通する切欠き32が形成され、これにより位置決めピン30の内孔30aの前端は玉軸受27を収納する空間に連通され、またこの内孔30aの後端はリヤハウジング10bに形成した短い連通孔10b3により吸入通路13に連通されている。支持孔10dの内面にはドレン溝33が形成され、各玉軸受27の外輪を支持孔10dに嵌合した状態において、玉軸受27を収納する空間内の前後部はドレン溝33により互いに連通されている。
【0015】
リヤハウジング10bには、ロータ22の回転軸線と同軸的に、前端が圧力室18に開口されて後端が閉じられた流量制御弁40の弁孔41が形成されている。ハウジング10内には、弁孔41の中間部の側面と流体流通空間15とを連通するバイパス通路14が、ロータ22の回転軸線を含み両吸入ポート24を結ぶ線とほゞ直交する平面にそって形成されている。このバイパス通路14は、リヤハウジング10b内に直交して形成された第1および第2通路14a,14bと、第1通路14aに液密に嵌合されてこの両通路14a,14bを滑らかにつなぐコーナガイド14dと、フロントハウジング10a内に形成された第3通路14cにより形成されている。第1通路14aの圧力室18側で弁孔41に接近した位置14eには、リザーバ(図示省略)からの作動油が供給される吸入口16を有する吸入通路13が接続されている。
【0016】
流量制御弁40の弁孔41には、バイパス通路14を開閉するスプール弁体42が摺動自在に嵌合されて、弁孔41の後端面との間に介装したスプリング43により圧力室18側に向けて弾性的に付勢されている。不作動状態ではスプール弁体42はその先端に同軸的に形成した突起42aが後側サイドプレート12に当接して停止され、流量制御弁40は閉じている。メータリングオリフィス36より後流側となる吐出通路35と、スプール弁体42の後側となる弁孔41内は、絞り部を有する連通路37により連通されている。
【0017】
ポンプ軸26の先端に固定したVプーリ29に掛けた駆動ベルトを介して車両のエンジンの回転がポンプ軸26に伝達されてベーンポンプ20のロータ22が回転されれば、吸入通路13に連通されたリザーバ(図示省略)内の作動油はバイパス通路14、流体流通空間15および1対の吸入ポート24を介してベーンポンプ部20の各ベーン23の間に吸入され、圧力が上昇されて1対の吐出ポート25から圧力室18の前側室18a内に吐出される。ポンプ軸26の回転速度が低い状態では、流量制御弁40は閉じたままであり、この作動油は全量が連通孔30aから後側室18b内に入り、メータリングオリフィス36と吐出通路35を通って吐出口38から動力舵取装置などの機器に供給される。
【0018】
ポンプ軸26の回転速度が増大してメータリングオリフィス36を通って吐出口38から供給される作動油の流量が増大するにつれてメータリングオリフィス36前後の圧力差が増大する。この流量が所定値に達すればメータリングオリフィス36前後の圧力差、従ってスプール弁体42前後の圧力差も所定値に達し、スプリング43に抗してスプール弁体42が後退して流量制御弁40が開き、前側室18a内の作動油がバイパス通路14および流体流通空間15を通ってベーンポンプ部20の吸入ポート24側に還流するようになる。
【0019】
これ以後はポンプ軸26の回転速度が増大して吐出ポート25からの作動油の吐出量が増大しようとすれば、スプール弁体42はその分だけ後退して流量制御弁40の開度を増大させて還流量を増大させるように自動的に調整されるので、吐出口38からの作動油の吐出量はほゞ一定に保たれる。リザーバからの作動油を導入する吸入通路13はバイパス通路14の圧力室18側で弁孔41に接近した位置14eに接続され、流量制御弁40が開いた状態では、圧力室18からバイパス通路14に勢いよく噴出するバイパス流は、吸入通路13から流入する作動油を巻き込んだ後、バイパス通路14内で動圧が静圧に変換されて圧力が上昇し流体流通空間15内に過給される。従ってバイパス通路14内の弁孔41に接近した位置14eに接続された吸入通路13内はほゞ大気圧であるが、それより流体流通空間15側となるバイパス通路14内の圧力は大気圧以上となる。
【0020】
上述した実施の形態では、ベーンポンプ部20の各ベーン23の間に吸入されて圧力が上昇された作動油の一部は前側サイドプレート11とロータ22の間の摺動部の隙間から漏れ、前側サイドプレート11とポンプ軸26の間の隙間を通って玉軸受27を収納する空間内に入って玉軸受27を潤滑し、切欠き32,11aと位置決めピン30の内孔30aと連通孔10b3よりなるパス孔を通って内圧がほゞ大気圧の吸入通路13に戻される。従って玉軸受27を収納する空間内の圧力もほゞ大気圧となるので、オイルシール28は通常の安価なものを使用できる。しかもこのパス孔は、両サイドプレート11,12およびカムリング21を支持するのに本来必要な位置決めピン30,31のうちの一方30を中空とすることにより大部分を形成し、残りはフロントハウジング10aに固定される前側サイドプレート11形成した切欠き11a,32およびリヤハウジング10bに形成した短い連通孔10b3で足りるので、加工はきわめて簡単になる。
【0021】
また上述した実施の形態では、玉軸受27を収納する空間の奥側(前部)は、玉軸受27の外輪の外側を通るドレン溝33により、パス孔が接続される手前側(後部)に連通されているので、作動油は玉軸受を収納する空間内の奥まで入りやすくなり、ポンプ軸26を軸承する玉軸受27の潤滑は良好になる。
【0022】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、軸受を収納する空間は低圧の吸入通路に連通されるのでオイルシールは通常の安価なものを使用できる。しかも軸受を収納する空間を吸入通路に連通するパス孔は、ベーンポンプ部が本来必要としている位置決めピンのうちの1本を中空とすることにより大部分を形成し、残りのわずかの部分をハウジングまたはこれらに固定される部分に形成すればよいので、加工がきわめて簡単になる。このようにオイルシールは通常の安価なものを使用でき、またパス孔の加工もきわめて簡単になるので、ポンプ装置の製造コストを低下させることができる。
【0023】
請求項2の発明によれば、各ポートはベーンポンプ部の前側と後側に当接した前側サイドプレートと後側サイドプレートに形成したので、各ポートの形成は容易となる。
【0024】
また請求項3の発明によれば、軸受を収納する空間内の前後部をドレン溝により連通したので作動油は軸受を収納する空間内の奥まで入りやすくなり、これによりポンプ軸を軸承する軸受の潤滑を良好にしてポンプ装置の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるポンプ装置の一実施形態の全体構造を示す縦断面図である。
【図2】 図1の2−2断面図である。
【図3】 図2の3−O−3線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10…ハウジング、10d…支持孔、11…前側サイドプレート、12…後側サイドプレート、13…吸入通路、14…バイパス通路、18…圧力室、20…ベーンポンプ部、21…カムリング、22…ロータ、24…吸入ポート、25…吐出ポート、26…ポンプ軸、27…軸受(玉軸受)、28…オイルシール、30…位置決めピン、30a…内孔、31…位置決めピン、33…ドレン溝、36…メータリングオリフィス、38…吐出口、40…流量制御弁。
Claims (4)
- ハウジングの前部に形成した支持孔に軸受を介して前後方向軸線回りに回転自在に軸承され前記ハウジングの前端部との間にはオイルシールを設けてシールしたポンプ軸と、前記ハウジング内に設けられて前記ポンプ軸により回転駆動されるロータとこのロータを囲むカムリングを有するベーンポンプ部と、前記ポンプ軸と平行に設けられ前後端部が前記ハウジングに支持されて前記カムリングを前記ハウジングに対し位置決め支持する位置決めピンと、前記ベーンポンプ部と前記ハウジングの後部との間に形成されて同ベーンポンプ部の吐出ポートが開口されるとともにメータリングオリフィスを介して吐出口に連通された圧力室と、前記ハウジング内に形成されて前記圧力室を前記ベーンポンプ部の吸入ポートに連通するバイパス通路と、このバイパス通路と前記圧力室との間に設けられ前記メータリングオリフィスの前後の圧力差に応じて開度が変化して前記圧力室から前記吸入ポートへの作動油の還流量を調整する流量制御弁と、前記ハウジング内の後部に形成され前記バイパス通路に外部からの作動油を供給する吸入通路を備えてなるポンプ装置において、前記位置決めピンを中空とし、その内孔の後端は前記吸入通路に連通させ、前端は前記支持孔とポンプ軸とベーンポンプ部とオイルシールの間に形成されて前記軸受を収納する空間に連通させたことを特徴とするポンプ装置。
- 前記ベーンポンプ部の前側と後側には前記各ポートを形成した前側サイドプレートおよび後側サイドプレートを当接し、前記各位置決めピンは前記前側サイドプレート、カムリングおよび後側サイドプレートを通して設け、前記圧力室は前記後側サイドプレートとハウジングの後部との間に形成し、前記軸受を収納する空間は前記支持孔とポンプ軸と前側サイドプレートとオイルシールの間に形成したことを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
- 前記支持孔の内面には前記軸受を収納する空間内の前後部を連通するドレン溝を形成し、前記中空の位置決めピンの内孔の前端は前記軸受を収納する空間内の後部に連通したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のポンプ装置。
- 前記位置決めピンは複数とし、そのうちの1本を中空としてなる請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のポンプ装置。
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