JPH0213716Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0213716Y2 JPH0213716Y2 JP1983010908U JP1090883U JPH0213716Y2 JP H0213716 Y2 JPH0213716 Y2 JP H0213716Y2 JP 1983010908 U JP1983010908 U JP 1983010908U JP 1090883 U JP1090883 U JP 1090883U JP H0213716 Y2 JPH0213716 Y2 JP H0213716Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- pulley
- centrifugal
- timing valve
- rotating shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Supercharger (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、エンジンのタイミング弁制御装置
に関するものである。
に関するものである。
一般にエンジンのタイミング弁は、過給機付エ
ンジン等において効率のよい過給を行なうために
タイミングをとつて燃焼室に過給気を供給するも
のであるが、このタイミング弁においては、過給
タイミングを一定にするとエンジン回転数が増大
したときに過給が遅れて十分な充填効率が確保で
きないことから、エンジンの回転速度の変化に応
じてその開閉時期を制御する必要がある。
ンジン等において効率のよい過給を行なうために
タイミングをとつて燃焼室に過給気を供給するも
のであるが、このタイミング弁においては、過給
タイミングを一定にするとエンジン回転数が増大
したときに過給が遅れて十分な充填効率が確保で
きないことから、エンジンの回転速度の変化に応
じてその開閉時期を制御する必要がある。
そしてこのようなエンジンの回転速度に応じた
制御を行なうようにしたタイミング弁制御装置と
して、従来、特開昭55ー137315号公報に示される
ように、低速用及び高速用のカム面を有するカム
をエンジンと同期回転させるとともに、該カムを
遠心力で作動するガバナ機構によつて摺動させ、
このカムの低速用又は高速用カム面によつて吸気
ポートに設けたタイミング弁を上下摺動させて吸
気通路を開閉するようにしたものがある。
制御を行なうようにしたタイミング弁制御装置と
して、従来、特開昭55ー137315号公報に示される
ように、低速用及び高速用のカム面を有するカム
をエンジンと同期回転させるとともに、該カムを
遠心力で作動するガバナ機構によつて摺動させ、
このカムの低速用又は高速用カム面によつて吸気
ポートに設けたタイミング弁を上下摺動させて吸
気通路を開閉するようにしたものがある。
ところでエンジンのタイミング弁には、上記従
来公報記載の上下摺動式のものの他に、エンジン
と同期回転するプーリによつて回転駆動されて吸
気通路を開閉する回転式のものがあるが、この回
転式タイミング弁において、上記従来公報記載の
ようなガバナ機構を用いて開閉時期を制御しよう
とすると、別途ガバナ機構のスペースが必要とな
り、しかも構造が複雑になるという問題がある。
来公報記載の上下摺動式のものの他に、エンジン
と同期回転するプーリによつて回転駆動されて吸
気通路を開閉する回転式のものがあるが、この回
転式タイミング弁において、上記従来公報記載の
ようなガバナ機構を用いて開閉時期を制御しよう
とすると、別途ガバナ機構のスペースが必要とな
り、しかも構造が複雑になるという問題がある。
この考案は、かかる問題点に鑑み、過給機下流
の過給気通路に回転式タイミング弁を備えたエン
ジンにおいて、上記タイミング弁の回転軸にプー
リを設け、このプーリ内に形成された凹部に該プ
ーリの回転に伴う遠心力によつて、ラツク＆ピニ
オン機構を用いタイミング弁の開閉時期を変える
遠心体を装着することにより、構造簡単かつコン
パクトなエンジンのタイミング弁制御装置を提供
するものである。
の過給気通路に回転式タイミング弁を備えたエン
ジンにおいて、上記タイミング弁の回転軸にプー
リを設け、このプーリ内に形成された凹部に該プ
ーリの回転に伴う遠心力によつて、ラツク＆ピニ
オン機構を用いタイミング弁の開閉時期を変える
遠心体を装着することにより、構造簡単かつコン
パクトなエンジンのタイミング弁制御装置を提供
するものである。
以下本考案の一実施例を図について説明する。
第１図ないし第３図は本考案の一実施例によるエ
ンジンのタイミング弁制御装置を示す。図におい
て、１はエンジンで、該エンジン１の吸気通路２
はスロツトル弁３の上流において自然吸気通路２
ａと過給気通路２ｂに分岐され、該両通路２ａ，
２ｂはともに燃焼室４に開口し、又上記一方の過
給気通路２ｂにはエンジンによつて駆動される過
給機Ｋ、副スロツトル弁５及び回転式タイミング
弁６が上流側から順にそれぞれ配設されている。
ンジンのタイミング弁制御装置を示す。図におい
て、１はエンジンで、該エンジン１の吸気通路２
はスロツトル弁３の上流において自然吸気通路２
ａと過給気通路２ｂに分岐され、該両通路２ａ，
２ｂはともに燃焼室４に開口し、又上記一方の過
給気通路２ｂにはエンジンによつて駆動される過
給機Ｋ、副スロツトル弁５及び回転式タイミング
弁６が上流側から順にそれぞれ配設されている。
そして上記エンジン１にはタイミング弁制御装
置７が設けられており、該タイミング弁制御装置
７において、上記回転式タイミング弁６の回転軸
８にはプーリ９がベアリング１０を介して回転自
在に取付けられ、該プーリ９はベルト（図示せ
ず）を介してエンジン１の出力軸に連結されてい
る。このプーリ９には略四角形状の凹部９ａが形
成され、該凹部９ａの上面開口は蓋体９ｂによつ
て閉塞されている。この凹部９ａ内には一対の遠
心体１１，１２が装着され、該遠心体１１，１２
の端面と凹部９ａ内面との間には遠心体１１，１
２をそれぞれ図示矢印Ａ方向，Ｂ方向に付勢する
ばね部材１３，１４が配設されている。この遠心
体１１，１２の相対向する側面にはラツク歯１１
ａ，１２ａが形成され、該ラツク歯１１ａ，１２
ａにはピニオンギヤ１５が噛合しており、該ピニ
オンギヤ１５は上記回転軸８の図示上端に嵌合さ
れナツト１６によつて締付固定されている。なお
第３図中、Ｇは遠心体１１，１２の重心を示す。
置７が設けられており、該タイミング弁制御装置
７において、上記回転式タイミング弁６の回転軸
８にはプーリ９がベアリング１０を介して回転自
在に取付けられ、該プーリ９はベルト（図示せ
ず）を介してエンジン１の出力軸に連結されてい
る。このプーリ９には略四角形状の凹部９ａが形
成され、該凹部９ａの上面開口は蓋体９ｂによつ
て閉塞されている。この凹部９ａ内には一対の遠
心体１１，１２が装着され、該遠心体１１，１２
の端面と凹部９ａ内面との間には遠心体１１，１
２をそれぞれ図示矢印Ａ方向，Ｂ方向に付勢する
ばね部材１３，１４が配設されている。この遠心
体１１，１２の相対向する側面にはラツク歯１１
ａ，１２ａが形成され、該ラツク歯１１ａ，１２
ａにはピニオンギヤ１５が噛合しており、該ピニ
オンギヤ１５は上記回転軸８の図示上端に嵌合さ
れナツト１６によつて締付固定されている。なお
第３図中、Ｇは遠心体１１，１２の重心を示す。
次に動作について説明する。
エンジン１が作動すると、該エンジン１の駆動
力はベルトを介してプーリ９に伝達され、該プー
リ９は矢印Ｃ方向にエンジン１と同期回転する。
するとこのプーリ９の回転力は遠心体１１，１２
及びピニオンギヤ１５を介して回転軸８に伝達さ
れ、これによりタイミング弁６は回転して過給気
通路２ｂを開閉する。
力はベルトを介してプーリ９に伝達され、該プー
リ９は矢印Ｃ方向にエンジン１と同期回転する。
するとこのプーリ９の回転力は遠心体１１，１２
及びピニオンギヤ１５を介して回転軸８に伝達さ
れ、これによりタイミング弁６は回転して過給気
通路２ｂを開閉する。
ところでエンジン１の回転速度が小さい場合
は、上記プーリ９の回転に伴つて上記遠心体１
１，１２に作用する遠心力は小さく、遠心体１
１，１２は、ばね部材１３，１４のばね力によつ
て矢印Ａ方向，Ｂ方向に移動した状態となつてい
る。そしてエンジン１の回転速度が増大すると、
上記遠心力は増大し、遠心体１１，１２の重心Ｇ
がそれぞれ側方にずれていることから、両遠心体
１１，１２は遠心力の作用によつてＡ，Ｂ方向と
逆方向に摺動する。すなわち遠心体１１はＢ方向
に、また遠心体１２はＡ方向にそれぞれ摺動す
る。するとこの状態では、エンジン１の回転速度
が小さい場合に比してピニオンギヤ１５及び回転
軸８が矢印Ｃ方向に回動しており、タイミング弁
６の開閉時期はプーリ９の回転位置が同一であつ
ても早くなり、このようにしてタイミング弁６は
エンジン１の回転速度に応じて開閉制御されるこ
ととなる。
は、上記プーリ９の回転に伴つて上記遠心体１
１，１２に作用する遠心力は小さく、遠心体１
１，１２は、ばね部材１３，１４のばね力によつ
て矢印Ａ方向，Ｂ方向に移動した状態となつてい
る。そしてエンジン１の回転速度が増大すると、
上記遠心力は増大し、遠心体１１，１２の重心Ｇ
がそれぞれ側方にずれていることから、両遠心体
１１，１２は遠心力の作用によつてＡ，Ｂ方向と
逆方向に摺動する。すなわち遠心体１１はＢ方向
に、また遠心体１２はＡ方向にそれぞれ摺動す
る。するとこの状態では、エンジン１の回転速度
が小さい場合に比してピニオンギヤ１５及び回転
軸８が矢印Ｃ方向に回動しており、タイミング弁
６の開閉時期はプーリ９の回転位置が同一であつ
ても早くなり、このようにしてタイミング弁６は
エンジン１の回転速度に応じて開閉制御されるこ
ととなる。
以上のような本実施例の装置では、プーリ内に
遠心体を装着してガバナ機構を構成したので、構
造が大変簡単で、しかも大変コンパクトである。
遠心体を装着してガバナ機構を構成したので、構
造が大変簡単で、しかも大変コンパクトである。
なお上記実施例では遠心体を摺動させるように
したが、この遠心体はエンジン回転速度に応じて
回動させるようにしてもよい。
したが、この遠心体はエンジン回転速度に応じて
回動させるようにしてもよい。
以上のように本考案によれば、過給機下流の過
給気通路に回転式タイミング弁を備えたエンジン
において、上記タイミング弁の回転軸にプーリを
設け、このプーリ内に形成された凹部に該プーリ
の回転に伴う遠心力によつてラツク＆ピニオン機
構を用いタイミング弁の開閉時期を変える遠心体
を装着したので、構造簡単かつコンパクトで、ス
ペース的にも有利であるという効果がある。
給気通路に回転式タイミング弁を備えたエンジン
において、上記タイミング弁の回転軸にプーリを
設け、このプーリ内に形成された凹部に該プーリ
の回転に伴う遠心力によつてラツク＆ピニオン機
構を用いタイミング弁の開閉時期を変える遠心体
を装着したので、構造簡単かつコンパクトで、ス
ペース的にも有利であるという効果がある。
第１図は本考案の一実施例によるタイミング弁
制御装置を備えたエンジンの概略構成図、第２図
は上記装置の要部断面正面図、第３図は上記装置
の要部平面図である。 １……エンジン、２ｂ……過給気通路、６……
タイミング弁、７……タイミング弁制御装置、８
……回転軸、９……プーリ、１１，１２……遠心
体、Ｋ……過給機。
制御装置を備えたエンジンの概略構成図、第２図
は上記装置の要部断面正面図、第３図は上記装置
の要部平面図である。 １……エンジン、２ｂ……過給気通路、６……
タイミング弁、７……タイミング弁制御装置、８
……回転軸、９……プーリ、１１，１２……遠心
体、Ｋ……過給機。
Claims (1)
- エンジンによつて回動されるプーリを介して回
転軸を回動し燃焼室へ至る吸気通路を開閉するタ
イミング弁を駆動するとともに、エンジンの回転
速度に応じて上記プーリと回転軸との位相を変更
し上記タイミング弁の開閉時期を変更制御するよ
うにしたタイミング弁制御装置であつて、上記プ
ーリ内に形成された凹部に装着された遠心力によ
つて摺動する遠心体と、該遠心体を遠心力による
摺動を制御する方向に付勢するばね部材とを設
け、上記回転軸に嵌合されたピニオンギアと遠心
体側面に形成されたラツク歯とで互いに係合して
回動力を伝達するとともに、遠心体の摺動に応じ
てプーリと回転軸との位相を変更する係合部を設
け、その上面開口は蓋体によつて閉塞されている
ことを特徴とするエンジンのタイミング弁制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1090883U JPS59116533U (ja) | 1983-01-27 | 1983-01-27 | エンジンのタイミング弁制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1090883U JPS59116533U (ja) | 1983-01-27 | 1983-01-27 | エンジンのタイミング弁制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59116533U JPS59116533U (ja) | 1984-08-06 |
| JPH0213716Y2 true JPH0213716Y2 (ja) | 1990-04-16 |
Family
ID=30142337
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1090883U Granted JPS59116533U (ja) | 1983-01-27 | 1983-01-27 | エンジンのタイミング弁制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59116533U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5235819A (en) * | 1975-09-17 | 1977-03-18 | Hitachi Ltd | Control device for standstill scheribius device |
-
1983
- 1983-01-27 JP JP1090883U patent/JPS59116533U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5235819A (en) * | 1975-09-17 | 1977-03-18 | Hitachi Ltd | Control device for standstill scheribius device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59116533U (ja) | 1984-08-06 |
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