JPS5913315Y2 - 内燃機関の燃料噴射時期調整装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射時期調整装置Info
- Publication number
- JPS5913315Y2 JPS5913315Y2 JP10006380U JP10006380U JPS5913315Y2 JP S5913315 Y2 JPS5913315 Y2 JP S5913315Y2 JP 10006380 U JP10006380 U JP 10006380U JP 10006380 U JP10006380 U JP 10006380U JP S5913315 Y2 JPS5913315 Y2 JP S5913315Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel injection
- camshaft
- fuel
- injection timing
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、内燃機関の燃料噴射時期調整装置に関するも
のである。
のである。
一般にエンジンの高速化に伴い、正常な燃焼を行うため
には、その高速化に対する遅れ分の燃料噴射時期を進め
ざるを得ないことになる。
には、その高速化に対する遅れ分の燃料噴射時期を進め
ざるを得ないことになる。
従って低速アイドリング時のディーゼルノック音は相当
高いものとな、る。
高いものとな、る。
その為には低速時に燃料噴射時期を遅らせねばならない
。
。
ところが、燃料ポンプ駆動と吸排気駆動は同一カム軸上
にあり、噴射時期を変えるためには軸全体を回動させれ
ば、吸排気のタイミングも変化する不具合が生ずる。
にあり、噴射時期を変えるためには軸全体を回動させれ
ば、吸排気のタイミングも変化する不具合が生ずる。
本考案は回転速度により自動的に噴射時期が変化する簡
易タイマーにより、低速アイドリング時の騒音（ディー
ゼルノック音）の低減を計ることを目的とするものであ
る。
易タイマーにより、低速アイドリング時の騒音（ディー
ゼルノック音）の低減を計ることを目的とするものであ
る。
以下、添付の図面を参照して本考案の実施例にかかる内
燃機関の燃料噴射時期調整装置を説明する。
燃機関の燃料噴射時期調整装置を説明する。
図において符号１は吸気弁又は排気弁２を駆動する吸排
気カム軸で、該吸排気カム軸１は、クランク歯車（図示
せず）と噛合するカム歯車３によって駆動される。
気カム軸で、該吸排気カム軸１は、クランク歯車（図示
せず）と噛合するカム歯車３によって駆動される。
前記吸排気カム軸１上には、カム歯車３に関して吸気弁
又は排気弁２と反対側に燃料噴射ポンプ４を駆動する燃
料カム軸５が円筒状の間座６を介して回動自在に嵌装さ
れている。
又は排気弁２と反対側に燃料噴射ポンプ４を駆動する燃
料カム軸５が円筒状の間座６を介して回動自在に嵌装さ
れている。
前記燃料カム軸５の一端側には、略長円状のフランジ部
５ａがカム歯車３内に位置する如くして一体に突設され
ている。
５ａがカム歯車３内に位置する如くして一体に突設され
ている。
該フランジ部５ａには、軸心に関して対称位置に一対の
ピン７．７がカム歯車３側面に向って突設されており、
該各ピン７．７にはそれぞれローラ８，８が回動自在に
設けられている。
ピン７．７がカム歯車３側面に向って突設されており、
該各ピン７．７にはそれぞれローラ８，８が回動自在に
設けられている。
一方、前記カム歯車３内には、弦月状の一対のガイド部
材９，９がそれらのガイド面９ａ、９ａを平行に対向せ
しめる如くして固定されている。
材９，９がそれらのガイド面９ａ、９ａを平行に対向せ
しめる如くして固定されている。
更に、カム歯車３内において、前記ガイド部材９．９間
には、軸心に対して対称であって前記ガイド面９ａ、９
ａに沿って半径方向に移動可能な一対の遠心錘１０．１
０が配設されている。
には、軸心に対して対称であって前記ガイド面９ａ、９
ａに沿って半径方向に移動可能な一対の遠心錘１０．１
０が配設されている。
該遠心錘１０．１０は、カム歯車３の回転速度に対応し
て遠心力によって半径方向に相対移動する。
て遠心力によって半径方向に相対移動する。
符号１１は遠心錘１０を遠心力に対向する方向（矢印Ａ
方向）に付勢するスプリングである。
方向）に付勢するスプリングである。
前記各遠心錘１０．１０には、燃料カム軸５側のローラ
′８，８を嵌挿し且つ摺動案内するガイド溝１２．１２
がそれぞれ遠心錘１０，１０の移動方向（即ち、ガイド
面９ａ、９ａ）に対して所定の傾斜角度θで形成されて
いる。
′８，８を嵌挿し且つ摺動案内するガイド溝１２．１２
がそれぞれ遠心錘１０，１０の移動方向（即ち、ガイド
面９ａ、９ａ）に対して所定の傾斜角度θで形成されて
いる。
この傾斜角度θは本実施例では約１５°とされている。
符号１３はカム軸ナツトを示している。
図示の内燃機関の燃料噴射時期調整装置は次のように作
用する。
用する。
カム歯車３の回転数（即ちエンジン回転数）が上昇する
と、遠心錘１０．１０は遠心力によってガイド部材９，
９のガイド面９ａ、９ａに案内されつつ半径方向であっ
て互いに離隔する方向（即ち、矢印Ｂ方向）に移動する
。
と、遠心錘１０．１０は遠心力によってガイド部材９，
９のガイド面９ａ、９ａに案内されつつ半径方向であっ
て互いに離隔する方向（即ち、矢印Ｂ方向）に移動する
。
この移動量を１とすると、ガイド溝１２の中心線ｇは符
号ｌで示す位置に変位することとなり、その結果、ロー
ラピン７の中心ａは回動角ψだけ回転方向Ｒに変位して
符号ａ′で示す位置となる。
号ｌで示す位置に変位することとなり、その結果、ロー
ラピン７の中心ａは回動角ψだけ回転方向Ｒに変位して
符号ａ′で示す位置となる。
従って、燃料カム軸５が回動角φだけ回転方向にまわさ
れることとなり、その分だけ進角したこととなる。
れることとなり、その分だけ進角したこととなる。
この時、吸排気カム軸１には何らの力も作用しないので
、吸排気のタイミングにはいかなる変化も起らない。
、吸排気のタイミングにはいかなる変化も起らない。
一方、カム歯車３の回転数（即ち、エンジン回転数）が
低くなると、前記作動とは逆に、燃料カム軸５は回転方
向Ｒと逆方向にまわされることとなり、その分だけ噴射
時期が遅れる。
低くなると、前記作動とは逆に、燃料カム軸５は回転方
向Ｒと逆方向にまわされることとなり、その分だけ噴射
時期が遅れる。
従って低速アイドリング時にもディーゼルノック音が低
減され得る。
減され得る。
続いて本考案の内燃機関の燃料噴射時期調整装置の効果
を述べる。
を述べる。
即ち、本考案によれば、
（１）吸排気カム軸１上に燃料カム軸５を回動自在に配
設し、該燃料カム軸５をカム歯車３内に配設した遠心錘
１０，１０の半径方向への移動に伴って吸排気カム軸１
と独立に回動せしめ得るようにしたので、吸排気カムの
タイミングを変えることなく、燃料噴射時期が調整可能
で、簡易な手段によって低速アイドリング時における騒
音低下を計り得るという実用的な効果がある。
設し、該燃料カム軸５をカム歯車３内に配設した遠心錘
１０，１０の半径方向への移動に伴って吸排気カム軸１
と独立に回動せしめ得るようにしたので、吸排気カムの
タイミングを変えることなく、燃料噴射時期が調整可能
で、簡易な手段によって低速アイドリング時における騒
音低下を計り得るという実用的な効果がある。
第１図は本考案の実施例にかかる内燃機関の燃料噴射時
期調整装置の正面図、第２図は第１図のＸ−Ｘ断面図で
ある。 １・・・・・・吸排気カム軸、３・・・・・・カム歯車
、５・・・・・・燃料カム軸、８・・・・・・ローラ、
１０・・・・・・遠心錘、１２・・・・・・ガイド溝。
期調整装置の正面図、第２図は第１図のＸ−Ｘ断面図で
ある。 １・・・・・・吸排気カム軸、３・・・・・・カム歯車
、５・・・・・・燃料カム軸、８・・・・・・ローラ、
１０・・・・・・遠心錘、１２・・・・・・ガイド溝。
Claims (1)
- カム歯車３によって駆動される吸排気カム軸１上に燃料
噴射ポンプ４を駆動する燃料カム軸５を回動自在に配設
するとともに、前記カム歯車３内には、半径方向に相対
移動可能な一対の遠心錘１０、１０を配設し且つ該各遠
心錘１０．１０には、その移動方向に対して所定の傾斜
角度θを有するガイド溝１２．１２を形成する一方、前
記燃料カム軸５の一端には、前記各ガイド溝１２．１２
に沿って摺動案内されるローラ８，８を設けたことを特
徴とする内燃機関の燃料噴射時期調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10006380U JPS5913315Y2 (ja) | 1980-07-15 | 1980-07-15 | 内燃機関の燃料噴射時期調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10006380U JPS5913315Y2 (ja) | 1980-07-15 | 1980-07-15 | 内燃機関の燃料噴射時期調整装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5722636U JPS5722636U (ja) | 1982-02-05 |
| JPS5913315Y2 true JPS5913315Y2 (ja) | 1984-04-20 |
Family
ID=29461662
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10006380U Expired JPS5913315Y2 (ja) | 1980-07-15 | 1980-07-15 | 内燃機関の燃料噴射時期調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5913315Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-07-15 JP JP10006380U patent/JPS5913315Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5722636U (ja) | 1982-02-05 |
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