JPH02136566A - 内燃エンジンの異常燃焼検知装置及び燃焼制御装置 - Google Patents

内燃エンジンの異常燃焼検知装置及び燃焼制御装置

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JPH02136566A
JPH02136566A JP1054800A JP5480089A JPH02136566A JP H02136566 A JPH02136566 A JP H02136566A JP 1054800 A JP1054800 A JP 1054800A JP 5480089 A JP5480089 A JP 5480089A JP H02136566 A JPH02136566 A JP H02136566A
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combustion
internal combustion
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須賀 稔之
Hideaki Arai
秀明 新井
Shinichi Kitajima
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は内燃エンジンの異常燃焼検知装置及び燃焼制御
11装置に関し、特に所謂熱面着火によって生じる異常
燃焼を検知する異常燃焼検知装置及び5’lS常燃焼が
検知されたときに当該異常燃焼を抑制する燃焼制御装置
に関する。
(従来技術) 点火時期制御装置を備えた内燃エンジンに於ては、気筒
内に供給された混合気の点火時期は、エンジンの運転性
及び排気ガス特性が最良となるようにエンジンの運転状
態に応じた適正な時期に設定されるが、実際にエンジン
を作動させた場合、」−記設定される点火時期よりも【
jl、いタイミングでシリンダ内の混合気が燃焼を開始
する異常燃焼、所、渭プレイグニツシヨンが発生するこ
とが知られている。
このプレイグニツシヨンはエンジンの運転性を著しく低
下させるのみならず、エンジンを損傷するおそれもあり
、近年のエンジンの高性能化、高出力化、及びメタノー
ル燃料の使用に伴いその発生1iJ能性が高くなってき
ている。
この異常燃焼の原因の1つとして火花放電が行なわれる
前に、過熱した点火プラグ、シリンダ内壁等の表面の熱
によって圧縮混合気が着火してしまう所謂熱面着火があ
る。近年、環境、エネルギーの保全のために研究開発さ
れているメタノール燃料(アルコール混合燃料)を内燃
エンジンに用いた場合、」−記熱面着火によるエンジン
の異常燃焼の可能性は更に大きくなる。
このため従来より、内燃エンジンの燃焼室内の混合気の
態動“C状態を、例えば燃焼室内の燃焼に伴うイオン電
流を検知する構成の異常燃焼検知手段(特開昭55−7
5629号)により検知して異常燃焼を回避する試みが
行なわれていた。
(発明が解決しようとする課題) ところで熱面着火はその火炎面の発生タイミングが、点
火プラグの火花点火による正常な点火タイミングより+
iii (進角側)であるか、点火火花を通常の点火タ
イミングで飛ばさなかった場合にdE常な点火タイミン
グよりち後(遅角側)であるかによって夫々プレイグニ
ツシヨンと、ポストイグニッションとに分類される。こ
のうちボス1へイグニッションによる火炎面の発生タイ
ミングはシリンダ内壁等の熱表面の温度が十P7するに
つれて徐々に進角し、やがてプレイグニツシヨンに至る
ことが知られている。従って、ポストイグニッションの
発生を検知すればプレイグニツシヨンの発生のn(脂性
がlf1定できる。しかし、ボス1へイグニッションの
火炎面の発生タイミングは、点火プラグの火花点火によ
って混合気の一部が燃焼し始めた後であるため、ポスト
イグニッションの発生を気筒内の混合気の燃焼か開始さ
れるタイミングに基づいて検知することは出来ない。
一方、プレイグニツシヨンは、点火プラグの火花点火が
発生ずる前にシリンダ内の混合気の態動′6が開始する
現象であるためn;j述の如くエンジンが圧$11;行
程を終了する前に混合気の火炎がシリンダ内全体に亘っ
て圧縮行程の途中で爆発が起こりエンジン!!ff 造
を損傷する虞がある。このプレイグニツシヨンは干、述
のように点火プラグによる火花点火の発生以1);iに
気筒内の混合気が異常燃焼するため、混合気の燃焼が開
始されるタイミングに基づいてその発生を検出すること
自体は1+J能であるしかし、プレイグニツシヨンは、
−−!、!、発生するとそれが直接エンジンの破壊につ
ながる可能性がある為、未然に何らかの処置をとってそ
の発生を防ぐ必要がある。
(lv?!明の目的) 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ポストイグ
ニッションの検出を可能にすると共にポストイグニッシ
ョンの発生状態によってプレイグニツシヨンの発生する
可能性をIlC測する内燃エンジンの異常燃焼検知装置
を提供すること並びに、プレイグニツシヨンの発生を千
にIIIしたときに該プレイグニツシヨンの発生を未然
に防ぐようにした内燃エンジンの燃が6制御装置を提供
することを目的とする。
(課題を解決するだめの手段) 上記]−1的を達成するため本発明の内燃エンジンの異
常燃焼検知装置は、エンジンの運転状態に応じて点火時
期を設定する点火時期設定手段と、該点火時期設定手段
により設定された点火時期を遅角する点火遅角手段と、
該点火遅角手段が前記点火時期をd角したときに内燃エ
ンジンの異常燃焼状態を検知する異常燃焼検知手段とを
備えるものである。
また、本発明の内燃エンジンの燃焼制御装置は−に記異
常燃焼検知装置の異常燃焼検知手段が異常態動°εを検
知したときに内燃エンジンの気筒的温度を低下させる気
筒内d、1度低下手段を備えたものである。
(作用) 上記のように構成される異常燃焼検知装置は、プレイグ
ニツシヨンが発生し得るエンジン運転状Q引こ於て、プ
レイグニツシヨンに先行して発生する異常燃焼状態(ポ
ストイグニッション)を通常のエンジン作動状況下にお
いて任意のタイミングに点火時期を所定角度リタードし
、そのリタードに異常燃焼が起こっているが否かを検知
することにより’IT l”+’+iにプレイグニツシ
ヨンのii(脂性を検知する。
また、」1記燃焼制御装置は、プレイグニツシヨンの可
能性が検知されたときに気筒内温度低下手段により気筒
内温度を低下させる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明の第1実施例に係る内燃エンジンの異常
燃焼検知装置及び燃焼制御装置が適用された点火時期制
御装置の全体購成を示すブロック図である。
点火時期制御装置は、例えば4気筒内燃エンジン1の点
火制御を行なうもので、点火時期制御手段5を中心に1
1゛1¥成され、該点火時期制御手段5から発生する点
火時期信号に基づいて点火プラグ2の火花点火が行なわ
れる。
点火時期制御−手段5には、エンジンの例えばカム軸周
囲に取すイ・1けられ、各気ftiの圧縮行程終わりの
上死点(TI)C)前所定りランク角度位置く例えばI
 O’ +3TDc)で各気筒の基211クランク角瓜
位置を表す′r I) c信号を発生するi’ I) 
Cセンサにが接続されている。
更に点火時期制御手段5には吸入空気温(′l゛^)を
検出する吸気温センサ(′1゛^センサ)7I、吸入空
気の温度(II^)を検出する温度センサ(II^セン
サ)72.エンジンのノック状態を検出するノックセン
サ73.エンジン水温(Tw)を検出する水温センサ(
1’wセンサ)74及びその池のエンジン運転パラメー
タセンサ75が接続され、これら各センサ7I〜7らの
出力信号が点火時期制御手段5に供給されるようになっ
ている。点火時期制御手段5はこれら検出手段6.各種
センサ71〜75からの信号に基づいて前記点火時期借
りの発生タイミングをエンジンの運転性及び排気ガス特
性が最適となる点火時期が得られるように決定する。
又、上記センサ71〜74は、後述のエンジン運転条件
判定回路101にも電気的に接続され、これらセンサ7
1〜74の出力信号に基づいて判定回路101は詳細は
後述するポストイグニッション、プレイグニツシヨンの
発生し易いエンジン運転状態を判別する。
1);I記点火時期制御手段5には、I詳細は後述する
ように点火遅角手段10をl’fi?成する前記エンジ
ン運転条件判定回路101.特定点火時期遅角回路+0
2並びに後述の異常燃焼検知手段20により気筒内の異
常燃焼が検知されたときに作動しプレイグニッジョンの
発生を防止する気筒内温度低下手段としての設定点火時
期遅角回路8が夫々接続され、点火時期制御手段5は特
定点火時期遅角回路102゜設定点火時期遅角回路8か
らの信号に応じて1:1記エンジン運転状態に応じて設
定した点火時期信号を、夫々の回路102.8で決定さ
れる所定期間だけ遅角する。
点火時期制御手段5により決定された点火時期を表わす
前記点火時期信号)は、ディストリビュータ、点火コイ
ル等から成る点火ユニット4に供給される。点火ユニッ
ト4中の図示しないディストリビュータは、この点火時
期信号によって点火すべき気筒、即ち圧縮行程が終了し
た気筒の点火プラグ2と点火コ・fルとを電気的に接続
すると共に、点火ユニット4中の図示しないイグナイタ
ーが該点火時期信号に応じて点火コイルの通電・放電を
行う。従って点火コイルの放電によって得られた点火信
号(第2図(a))が上記点火すべき気筒に供給され火
花点火が行われる。
点火プラグ2と点火ユニット3との間には高圧ダイオー
ド:3が配されており、該高圧ダイオード:3の働きに
より点火プラグ2が、点火電圧回路Δ(点火ユニット4
1点火プラグ2等より成る回路)の−・部を構成すると
共に、気筒内の混合気の燃焼状態を検知する燃焼状態検
知回路[3(点火プラグ2、高圧ダイオード3.イオン
電流検出回路201より成る回路)の一部を構成する。
より具体的には、点火プラグ2は特開昭55−7562
9号公報に記載の如く、火花点火を行なう点火電圧回路
Δの着火部として+11″を成されると共に、気筒内の
燃焼状態を検知する燃焼状態検知回路13のrlン電流
検出部として構成される。燃焼状態検知回路13は、気
筒内の混合気の燃焼が起こると、該燃焼にJ:り点火プ
ラグ2の電極間にイオン流が生じることにi“′ロー1
した燃焼状態検知装置である。従って、燃焼状態検知回
路I3のバッテリ(図示省略)によって点火プラグの電
極間に予め所定の電圧を加えておくと、気筒内の混合気
が燃焼したときにイオン電流が検知回路I3内に生じ、
この・イオン電流を検出することによって気筒内の混合
気の燃焼状態を検知することが出来る。前記高圧ダイオ
ード3は、点火プラグ2に点火ユニット4からの高電圧
が供給されたとき、該高電圧が燃焼状態検知回路■3側
に流れないようにして点火プラグ2が2つの作用(点火
電圧回路Aの着火部としての作用と燃焼状態検知回路E
3のイオン電流検出部としての作用)を有するようにす
るものである。従って、点火プラグ2は点火ユニット4
からの高電圧(点火信シ′f)が生じたときには、点火
電圧回路への着火部として作用し、高電圧が生じないと
きには燃す゛L状態検知回路13のイオン電流検出部と
して作用する。
点火プラグ2によって検知される、混合気の燃焼を表わ
すイオン電流は、高圧ダイオード3を介してイオン電流
検出回路201.ボストイグニッション判定回路202
より成る異常燃焼検知手段20に(j(給される。
次に、以1−のように構成される点火時期制御装置の点
火遅角手段10及び異常燃焼検知手段20の作用につい
て第2図を参照して説明する。
1);i述したように内燃エンジンの異常燃焼である熱
面着火には、点火プラグ2による通常の火花点火の点火
時期よりも後に異常着火が始まるポストイグニッション
と、通常の点火時期のiI′、常な火花が飛ぶ011に
)゛4常首火が始まるプレイグニツシヨンとがあり、プ
レイグニツシヨンによる灯火が生じる以1):jには、
ポストイグニッションンによる異常着火が必ず生じ、以
後異常着火の時期が徐々に早まってきてプレイグニツシ
ヨンに至ることが一般に知られている。そこで本発明に
於ては、点火遅角手段10により、プレイグニツシヨン
が発生するIIf能性のある所定のエンジン運転条件(
高吸気温。
特定if、、を度条件、高水メj1,1等)が成立した
とき、エンジンの特定気fffii (例えば#3気筒
)の点火時期をエンジン運転状態に大きな支障をljえ
ない程度に・定角度遅角して、点火信号発生タイミング
をプレイグニツシヨンに至る1);jに生じるポストイ
グニッションの発生タイミングより後にして、異常燃焼
検知手段20によるボス]・イグニッションの化41状
態の検知を可能にした。
異常燃焼検知手段20は上記点火遅角手段lOによって
遅角された点火時期(第2図(t))の#3気fit+
の点火信賢)発生タイミングシ2′)以前にポストイグ
ニッションによる気筒内の混合気の燃焼が実際に生じた
か否かを判別すると共にポストイグニッションの発生頻
度に応じてプレイグニツシヨン発生の危険性を判断する
より具体的には、点火遅角手段IO内のエンジン運転条
件判定回路+01は、エンジン運転状態を検知する前記
各種パラメータセンサ71〜75からの出力信号に基づ
いてプレイグニツシヨンを起こし易いエンジンの所定の
運転条件が成立しているかを判別する。nf記所定の運
転条件としては、O)エンジン吸気温(1゛^)が所定
高吸気温以−にであること、 c2)吸気温Jf(II^)が、エンジン高出力が得ら
れる特定温度範囲内であること、 ■エンジン水ffJ(TW)が所定高水温以−1−であ
ること、 ■ノックセンサにより、エンジンに損傷をダ、えない程
度の所定のノック(ライトノック)が生じること、 等が考えられる。
前述の各揮センサ71〜75の出力信号に基づいて前記
エンジン運転条件判定回路lotが上記■〜0)の少な
くても1つの運転条件が成立したと判定すると、該所定
の運転条件が成立したことを表わす信号がエンジン運転
条件判定回路101より特定点火時期遅角回路102に
供給される。特定点火時期遅角回路102はn;j記エ
ンジン運転条件判定回路+01からの信シ)にノ、(づ
いて前記所定の運転条件が1jいγしたときエンジン運
転状態に大きな影響を与えない程度に特定気筒(#3気
筒)の点火時期を−・定角度遅角させる信号を点火時期
制御手段5に(I(給する。一方、特定点火時期遅角回
路+02は、プレイグニツシヨン前のポストイグニッシ
ョンンを検出ii1 滝にするために特定気筒の点火時
期を遅角したことを表わす信シ)を、異常燃焼検知手段
20内のイオン電流検出回路201に供給する。
」−記特定点火時期遅角回路102からの信号を受けた
点火時191制御手段5は特定気筒(#3気筒)の点火
時期のみを一定角度遅角させた点火時期信′i)を発生
して点火ユニット4に供給する。従って点火ユニット4
からは第2図(b)に示す点火信シ)が発生し、この点
火信号は点火プラグ2に供給される。
合板りに、前記所定の運転条件が成立したときに気筒内
でポストイグニッション(熱面着火)が発生した場合を
考える。ポストイグニッションの発生タイミングは点火
プラグ2による点火タイミングより後である為に、元来
その発生状態は検知出来ないが、第2図(b)に示す如
く特定気筒(#;3気筒)の点火時期を一定角度遅角す
るとポストイグニッションの発生タイミング(第212
1(C))が遅角後の点火プラグ2による点火タイミン
グ(第2図(b)t、2’時点)より+i:iとなる。
従って、第2図(c)に示すポストイグニッションの発
生に伴うイオン電流波形は、点火プラグ2が燃焼状態検
知回路Bのイオン電流検出部として作用しているときに
表われ、しかも点火プラグ2の点火1);Iに発生した
気筒内の燃焼はポストイグニッションによるものと断定
できる。
点火プラグ2を介して燃焼状態検知回路■3に流れるイ
オン電流はイオン電流検出回路201に送られる。イオ
ン電流検出回路201は1);i記特定点火時期遅角回
路102からの信号により、前記所定の運転条件が成<
tしていることを検知し、この所定の運転条件が成立し
ている間に発生したイオン電流のみを、ポストイグニッ
ションの発生状態を表わす信号としてボスI・イグニッ
ション判定回路202に供給する。ボストイグニッショ
ン判定回路202は]、記イオン電流回路201からの
イオン電流の発生を表わす信号が、上記所定の運転条件
が成立している間に何回発生したかを検出し、イオン電
流の発生を表わす信号が所定回数以−1こ検出された場
合プレイグニツシヨン発生の危険性(現在発生している
ボスI・イグニッションの発生タイミングが進んでプレ
イグニツシヨンに至るH(脂性)があると判断する。こ
のときポストイグニッション判定回路202は、プレイ
グニツシヨン発生の可能性を示す信号を、気筒内温度低
下手段としての設定点火時期遅角回路8に供給する。設
定点火時期遅角回路8はl’+ij記ボストイグニッシ
ョン判定回路202からの信号に基づき、プレイグニツ
シヨンを未然に回避すべく、エンジン運転状態に応じて
設定された金気筒の点火時期信号を所定期間遅角させる
信号を点火時期制御手段5に供給する。この場合前記所
定角度の遅角は所定時間に亘って行なわれ、所定時間経
過後前記遅角した点火時期信号を徐々に進角側に戻して
通常の(1a(エンジン運転状態に適した点火時期)に
復帰させ、再びポストイグニッションが発生したときに
は同様の遅角制御を繰り返す。この結果ポストイグニッ
ション発生時には金気筒の点火時期が所定角度遅角して
混合気の燃焼温度が低下し気筒の内壁、点火プラグ等の
温度も低下することになり、ポストイグニッションに続
いて生じ得るプレイグニツシヨンを確実に回避すること
が出来る。
第3図は本発明の第2実施例を示すもので、第1実施例
の燃焼状態検知回路B(点火プラグ2゜高圧ダイオード
′、3.イオン電流検出回路201)に代えて、燃焼状
態検知装置を燃焼光検出回路201(先スコープ) +
31 、燃焼検出回路201+3にて構成したものであ
る。より具体的には光スコープ+31は、その先端部1
31aがシリンダ内の燃焼室1bに達し、11つ先端部
131aが燃焼室+ 1)内の異常燃焼が生じる箇所(
′t+常燃焼の核となるプラグ2の先端近傍)を指向す
るように、シリンダヘッドlaをL’E通して挿着され
る。該光スコープ[31は燃カ°ε室ib内の燃焼に伴
う火炎を光学的に検知するもので、火炎の発生を表わす
信号は燃焼検出回路20113に送られる。燃焼検出回
路2011(はポストイグニッション判定回路202と
共働して異常燃カ°6検知手段20′を構成するもので
、該回路2011(は第1実施例のイオン電流検出回路
201と同様に特定点火時期遅角回路102からの特定
気筒(#3気筒)の点火時期を一定角度遅角したことを
表わす信号を受けている間(ポストイグニッションンが
発生し易い前述の所定の運転条件が成立している間)に
光スコープ+31により検知された火炎の発生タイミン
グを表わす信号をポストイグニッション判定回路202
11に供給する。該判定回路202Bは点火時期制御手
段5からの点火時期信号に基づいて火花点火による正規
の火炎が発生するタイミングを推定すると共に前記先ス
コープ!31により検知された火炎の発生タイミングが
該正規の火炎発生タイミングより早かったか否かを判別
する。この判断により、ポストイグニッション判定回路
202は検知された実際の火炎の発生タイミングが一定
角度進角後の正規の火炎発生タイミングより甲いと判断
されたとき、該検知された火炎はポストイグニッション
により生じた異常燃焼であると判定して、プレイグニツ
シヨン発生の可能性を示す信号を、気筒内温度低下手段
としての設定点火時期遅角回路8に0(給する。
尚、第2実施例におけるその池の(a成及び作用は」−
述した第1実施例と同一であるので1図面に同一符号を
付してその説明を省略する。
第4図は、本発明の第3実施例を示すもので、燃焼室内
の燃焼状態を直接検知する構成の第1実施例、第2実施
例の燃焼状態検知装置(点火プラグ、高圧ダイオード:
3.イオン電流検出回路201;光スコープ131.燃
焼検出回路2018)に代えて、エンジン回転数の変化
状態を検知する回転数変化度合検知回路20b二を備え
、該回路201cにより検知される回転数変化度合に基
づいて態動°C室内の異常燃カ゛6を推定するようにし
たものである。
1);j述したように各種センサ71〜75の出力信シ
)に基づいて前記所定の運転条件が成立したと判別され
たとき特定点火時期遅角回路+02の働きにより特定気
筒の点火時期が一定角度遅角される。
このように点火時期を一定角度遅角するとエンジン出力
が低下しエンジン回転数(Ne)が変動するが、合板り
に一定角度遅角した気筒にポストイグニッションが生じ
ると、前記遅角したタイミングより1ドく燃焼室内に火
炎が生じることによりエンジン回転数(Ne)の変動幅
(低下度合)が小さくなる。この第3実施例は斯かる特
性を利用したものである。
回転数変化度合検知回路201cはボス1〜イヴニツジ
ョン判定回路202cと共働して異常燃焼検知手段20
″を構成するもので、該回路201cは特定点火時期遅
角回路+02からの特定気筒の点火時期を一定角度遅角
したことを表わす信号を受けたときのエンジン回転数(
We)の変化度合(ΔNe)を表わす信号をポストイグ
ニッション判定回路202cに(J’i給する。該判定
回路202cは変化度合(ΔN e )が所定幅より小
さいか否かの判断を行ない、この判断により変化度合(
ΔNe)が所定幅より小さいと判断されたときにはボス
トイグニッションによる異常燃焼が生じたと断定して、
プレイグニツシヨン発生の可能性を示す信号を、気筒内
温度低ドー丁段としての設定点火時期遅角回路8に供給
する。
尚、第3実施例におけるその也の個性及び作用は1);
j述した第1実施例と同一であるので、図面に同一・符
シ)を付してその説明を省略する。
−1、述の第:3実施例では燃焼室内の異常燃焼を直接
検知することなくエンジン回転数(Ne)の変化度合で
Jffi定したが、同様に異常燃焼を推定するr、法と
しては以ドのようなものがある。
第1には、エンジンのクランク軸に軸トルクを検知する
I・ルクセンサ(例えばクランク軸の歪をモアレ縞を用
いて検知するセンサ)を設け、前記所定の運転条件成立
時の点火時期の遅角によりエンジン出力が低下して輔ト
ルクが変動したか否かを判別する手法が考えられる。こ
の判別により点火時期を遅角したにも拘らず軸トルクの
変動が小さいときにはボストイグニッションによる異常
燃焼が生じたと111定することが出来る。
第2にはエンジンの燃焼室内に筒内指圧センサを設け、
該筒内指用センサの出力により燃焼室内の異常燃焼を検
知する手法である。筒圧指J−IEセンサは、例えば点
火プラグの座金のところに設けられる圧電素f・により
燃(J’6室内の圧力を検知するもので、1);j記所
定の運転条件成立時に点火時期を一定角度遅角したにも
拘らず、該遅角した点火時期以前に燃焼による圧力変動
が該筒内指圧センサにより検出されたときボストイグニ
ッションが生じたとJlli定することが出来る。
従って」二連した第1乃至第3実施例の燃焼状態検夕、
11装置に代えて、トルクセンサ又は同圧指圧センサを
含む態動゛C状態検知装置を用いて異常燃焼検知装置及
び燃焼制御装置を構成しても全く同様の作用効果が得ら
れる。
なお、プレイグニツシヨンを未然に回避する手段として
は、点火時期を遅角させる手段に限ることなく、例えば
燃料供給を制御する手段により燃t’)を過剰に供給し
てその気化熱によって気筒の内壁等を冷却するようにし
ても良い。
又、」二記各実施例では異常燃焼(ボストイグニッショ
ンン)を検知するために単一特定気筒(#3気筒)の点
火時期のみを遅角したが、これに限ることなく複数の気
筒の点火時期を遅角して同様に異常燃焼を検知するよう
にしても良い。
(発明の効果) 異常、IY、述したように本発明の内燃エンジンの異常
燃焼検知装置は、内燃エンジンの運転状態に応じて点火
時期を設定する点火時期設定手段と、該点火時期設定手
段により設定された点火時期を遅角する点火遅角手段と
、該点火遅角手段がijj記点火時期を遅角したときに
内燃エンジンの異常燃焼状態を検知する異常燃焼検知手
段とをぴ11えているので、従来検出することが出来な
いとされていたボストイグニッションの発生状態を検出
することが出来、更にボス1〜イグニツシヨンの発生状
態に基づいてプレイグニツシヨンの発生を推測すること
が出来る。また、本発明の内燃エンジンの燃焼制御装置
は1.、記異常検力1装置の異常燃焼検知手段が異常燃
焼を検知したときに気筒内温度を低下させる気筒内温度
低下手段を備えているので、プレイグニツシヨンの発生
が予測されたときに該プレイグニツシヨンの発生を未然
に回避することが出来ると云う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る内燃エンジンの異常
態動゛を検知装置及び燃焼制御装置が適用された点火時
期制御装置の全体h′+!成を示すブロック図、第2図
は第1図の点火時期制御手段によってイi)られるエン
ジン運転状態に応じた点火信号と、特定点火時期遅角回
路の働きにより遅角された点火信号と、ポストイグニッ
ションの発生を表わすイオン電流の波形との関係を説明
するためのタイミングチャート、第3図は本発明の第2
実施例に係る点火時期制御装置の全体構成を示すブロッ
ク図、第4図は本発明の第3実施例に係る点火時期制御
装置の全体t1り成を示すブロック図である。 1・・・内燃エンジン、2・・・点火プラグ、5・・・
点火時期制御手段、8・・・設定点火時期遅角回路、l
O・・・点火遅角手段、20.20’、20″・・・異
常燃焼検知手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内燃エンジンの運転状態に応じて点火時期を設定す
    る点火時期設定手段と、該点火時期設定手段により設定
    された点火時期を遅角する点火遅角手段と、該点火遅角
    手段が前記点火時期を遅角したときに内燃エンジンの異
    常燃焼状態を検知する異常燃焼検知手段とを備えたこと
    を特徴とする内燃エンジンの異常燃焼検知装置。 2、内燃エンジンの運転状態に応じて点火時期を設定す
    る点火時期設定手段と、該点火時期設定手段により設定
    された点火時期を遅角する点火遅角手段と、該点火遅角
    手段が前記点火時期を遅角したときに内燃エンジンの異
    常燃焼状態を検知する異常燃焼検知手段と、該異常燃焼
    検知手段が異常燃焼を検知したときに気筒内温度を低下
    させる気筒内温度低下手段とを備えたことを特徴とする
    内燃エンジンの燃焼制御装置。 3、前記点火遅角手段は高エンジン温度の時に作動する
    エンジン運転条件判定回路を含む請求項2記載の内燃エ
    ンジンの燃焼制御装置。 4、前記点火遅角手段はエンジンの所定のノック状態が
    検出された時に作動するエンジン運転条件判定回路を含
    む請求項2又は3記載の内燃エンジンの燃焼制御装置。 5、前記点火遅角手段は特定気筒についてのみ遅角を行
    ない、前記気筒内温度低下手段は全気筒同時に作用する
    請求項2乃至4の何れかに記載の内燃エンジンの燃焼制
    御装置。 6、前記気筒内温度低下手段は、点火時期を所定角度遅
    角する設定点火時期遅角手段から成る請求項2乃至5の
    何れかに記載の内燃エンジンの燃焼制御装置。 7、前記異常燃焼検知手段は、イオン電流検出手段から
    成る請求項2乃至6の何れかに記載の内燃エンジンの燃
    焼制御装置。 8、前記異常燃焼検知手段は燃焼光検出装置から成る請
    求項2乃至6の何れかに記載の内燃エンジンの燃焼制御
    装置。 9、前記異常燃焼検知手段はエンジン回転変動検知手段
    から成る請求項2乃至6の何れかに記載の内燃エンジン
    の燃焼制御装置。 10、前記異常燃焼検知手段はエンジン出力軸トルク検
    出手段から成る請求項2乃至6の何れかに記載の内燃エ
    ンジンの燃焼制御装置。 11、前記異常燃焼検知手段は気筒内圧力検出手段から
    成る請求項2乃至6の何れかに記載の内燃エンジンの燃
    焼制御装置。
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