JPH02135016A - 田植機の予備苗収容装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、田植機機体に予備苗載台を装備し、畦側から
各植付条分のブロック毎に支持部材に載置支持された予
備苗を、列状のまま前記予備苗載台上にスライド移載可
能に構成してある田植機の予備苗収容装置に関する。

〔従来の技術〕

従来における上記予備苗収容装置としては、例えば実開
昭６２−２０４４１１号公報に開示してあるように、予
備苗載台の両端を開放状に構成して、夫々に、下方傾斜
した案内部を形成する構造のものがあった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来構造は、田植機機体に横方向に沿って備えた予
備苗載台の左右いずれ側からでも予備苗をスライド移載
可能なものにして、作業上の利便性を考慮したものであ
る。ところが、上記構造では、左右両側からスライド挿
入可能にするために、片側から予備苗をスライドさせる
場合、誤って反対側から予備苗が突出するおそれがあり
、又、植付作業中に機体の傾斜等により予備苗が外方に
滑り落ちたりするおそれがあった。

本発明は、列状のままスライド移載できる利点を有する
ものでありながら、上記不具合点を解消することを目的
としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の特徴は、冒記構成の田植機の予備苗収容装置に
おいて、前記予備苗載台の上記スライド移載方向の少な
くとも一端に、内方側からスライド近接する前記支持部
材を受止め係止して、予備苗のそれ以上の移動を規制す
る突出作用姿勢と、外方側から近接する前記支持部材に
接当して予備苗移動経路から退避する非作用姿勢とに切
換自在、かつ、突出付勢したストッパ部材を付設してあ
る点にあり、その作用・効果は次の通りである。

〔作　用〕

つまり、予備苗載台のいずれか一方端から予備苗をスラ
イド挿入させると、先端の前記支持部材が、当該端部の
前記ストッパ部材に接当して、これを下方に退入させる
ので移載可能となる。そして各予備苗を他端側から列状
のままスライドさせ、前記支持部材の先端部が反対側端
部までスライドすると、反対側端部のストッパ部材によ
り受止められ、それ以上のスライド移動を規制する。し
かも所定数のブロックの予備苗が載置されると、入れ込
み側のストッパ部材の接当退入が解除され、苗の両端に
おいて移動規制されることとなる。

〔発明の効果〕

その結果、予備苗載台に対して苗をスライド移載可能な
ものでありながら、苗の押込みスライド時に過剰押込み
を抑制できるとともに、機体の進行に伴う機体傾斜によ
って、苗の滑り落ちを阻止できることとなった。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第６図に、本発明に係る予備苗収容装置（Ａ）を備えた
乗用型田植機を示している。この田植機は、乗用型走行
機体の後部に、油圧シリンダ（１）により昇降揺動する
リンク機構（２）を介して複数条植えの苗植付装置（３
）を連結してある。

苗植付装置（３）は、植付用苗を載置し、一定ストロー
クで左右に往復移動する後下り傾斜姿勢の苗載台（４）
、苗載台（４）の下方において載置苗を一株づつ切り出
して植付ける苗植付機構（５）及び接地フロート（６）
等から成る。

機体の運転座席（７）の後方であって、苗載台（４）の
前方上方位置には、植付けられて減少してゆく載置苗を
補給するための予備苗を収容する予備苗収容装置（Ａ）
を配備してある。以下、予備苗収容装置（Ａ）の構成に
ついて詳述する。

第２図に示すように、機体の後部に上下２段の予備苗載
台（８）　＋’　（８）を装備し、可倒から各植付条分
のブロック毎に支持部材の一例である苗すくい板（９）
に載置支持された予備苗（Ｗ）を、列状のまま前記予備
苗載台（８）　、　（８）上にスライド移載可能に構成
してある。つまり、機体フレーム（１０）から左右一対
の縦フレーム（１１）　、　（１１）を立設するととも
に、その縦フレーム（１１）　、　（１１）の上端に、
左右方向に延びる前後一対の支持レール（１２）　、　
（１２）を固着して、下部側予備苗載台（８）を構成す
るとともに、左右方向に適宜間隔おきに側面視横向きＵ
字形の連結フレーム（１３）を支持レール（１２）　、
　（１２）の扁平に形成した下面に固定し、連結フレー
ム（１３）の上部に、前後−対の支持レール（１２）　
、　（１２）を固定して上部側予備苗載台（８）を構成
してある。前記苗す（い板（９）は、第１図に示すよう
に、一方何端部に山形形状の突条屈曲部（１４）を形成
してあり、この突条屈曲部（１４）を、上部が断面円弧
状の前部側支持レール（１２）に係合させてスライド移
載させるよう構成してある。

第５図に示すように、予備苗載台（８）の端部は、連接
用部材（１５）を着脱自在にボルト連結できるように構
成してあり、植付条数に応じて予備苗載台（８）を延長
連接できるよう構成してある。

又、前記運転座席（７）は通常の前向き着座姿勢位置と
、前方に向けて回動して後向きに着座することができる
後向き着座姿勢とに亘り回動並びに位置固定自在に構成
するとともに、運転座席（７）の後方のフェンダ−（１
６）を、前記後向き着座状態で作業を行い易くずべくス
テップ兼用構造としている。このようにして、予備苗載
台（８）上の苗を苗載台（４）に供給する作業を快適に
行えるよう構成してある。

そして、前記予備苗載台（８）の左右両端には、内方側
からスライド近接する前記苗すくい板（９）の先端を受
止め係止して、予備苗（Ｗ）のそれ以ヒの移動を規制す
る突出作用姿勢と、外方側から近接する苗すくい板（９
）に接当して予備苗載）移動経路から退避する非作用姿
勢とに切換自在であって、かつ、突出付勢したストッパ
部材（１７）　、　（１７）を取付けである。詳述する
と、第３図及び第４図に示すように、前記ストッパ部材
（１７）は、側面視で略】−字形に成形するとともに、
その立−Ｌ部（１７ａ）は、前後方向視で、円弧状に形
成してある。そして、各ストッパ部材（１７）（１７）
を、立上部（１７ａ）　、　（１７ａ）の円弧外周部側
が、外側方に位置するよう配備し、後部側支持レール（
１２）に支持ピン（１８）　、　（１８）により前後軸
芯（Ｐ）。

（Ｐ）周りに揺動自在に枢支してある。前記支持ビン（
１８）　、　（１８）には、つる巻きバネ（１９）　、
　（１，９）を巻回し、支持レール（１２）上端よりも
上方に突出すべく付勢してあり、下部折曲部（１７ｂ）
　、　（１７ｂ）が支持レール（１２）下面に接当して
突出位置で位置規制するよう構成してある。ごのように
構成すると、前記立上部（１７ａ）の内方側端縁で内方
側から移動近接する苗すくい板（９）を受止めるととも
に、外方側から入り込む苗すくい板（９）は立上部（１
７ａ）の円弧外周部分に接当して下方に押し下げ揺動す
ることで入り込みを許容するのである。このようにして
、苗の過剰な押込みと、走行中の滑り落ちを阻止できる
こととなる。

〔別実施例〕

■　第７図に示すように前記支持レール（１２）は断面
形状が楕円形状のパイプ＋１で構成してもよい。

■　前記苗すくい板（９）に代えて箱形形状の支持部材
を用いてもよい。

■　前記ストッパ部材（１７）　、　（１７）はいずれ
か−刃側に設け、他端は着脱自在な係止部材を付設して
もよい。

面、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】 図面は本発明に係る田植機の予備苗収容装置の実施例を
示し、第１図は斜視図、第２図は縦断側面図、第３図は
要部の正面図、第４図は要部の縦断側面図、第５図は支
持レール連接部の断面図、第６図は乗用型田植機の全体
側面図、第７図は別実施例の要部側面図である。 （８）・・・・・・予備苗載台、（９）・・・・・・支
持部材、（１７）　、　（１７）・・・・・・ストッパ
部材、　（匈）・・・・・・苗。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 田植機機体に予備苗載台（８）を装備し、畦側から各植
   付条分のブロック毎に支持部材（９）に載置支持された
   予備苗（Ｗ）を、列状のまま前記予備苗載台（８）上に
   スライド移載可能に構成してある田植機の予備苗収容装
   置であって、前記予備苗載台（８）の上記スライド移載
   方向の少なくとも一端に、内方側からスライド近接する
   前記支持部材（９）を受止め係止して、予備苗（Ｗ）の
   それ以上の移動を規制する突出作用姿勢と、外方側から
   近接する前記支持部材（９）に接当して予備苗（Ｗ）移
   動経路から退避する非作用姿勢とに切換自在、かつ、突
   出付勢したストッパ部材（１７）を付設してある田植機
   の予備苗収容装置。