JPH0213246A - 電動機の冷却装置 - Google Patents

電動機の冷却装置

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JPH0213246A
JPH0213246A JP16130688A JP16130688A JPH0213246A JP H0213246 A JPH0213246 A JP H0213246A JP 16130688 A JP16130688 A JP 16130688A JP 16130688 A JP16130688 A JP 16130688A JP H0213246 A JPH0213246 A JP H0213246A
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B5/00Accessories or details specially adapted for hand carts
    • B62B5/0026Propulsion aids
    • B62B5/0033Electric motors
    • B62B5/0036Arrangements of motors
    • B62B5/004Arrangements of motors in wheels

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  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用骨』〕 本発明は、ケース内に車輪駆動用モータが収容されてい
る電動機において、その車輪駆動用モータを冷却するた
めの電動機の冷却装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、フォークリフトやゴルフカート等の電動車両の駆
動手段として、ホイールモータと呼ばれている電動機を
各車輪毎に配設して用いていることが多い。
ところで、電動車両においては、走行中に車輪が路面の
凹凸等によって上下動をしたり、走行時に車輪が左右に
回動したりする。このため、各車輪毎に電動機を配設し
ようとする場合、車輪のこれらの運動時に車輪と干渉す
ることのないようにしなければならないので、その設置
スペースが制限される。したがって、このような制限さ
れた設置スペース内にこのような電動機を配設するため
には、?IE動機をできるだけ小形にすることが求めら
れる。
一方、電動車両においては、比較的重量の大きな車体を
動かさなければならないので、?4′M機の出力トルク
は相当高くなるようにしなければならない。
しかしながら、電動機を小形で高出力トルクのものとし
ようとすると、電動機の車輪駆動用モータのコイルに多
大の電流を流さなければならなくなるが、コイルに多く
の電流を流すとコイルは発熱して焼損してしまう。この
ため、車輪駆動用モータを冷却することが必要となる。
従来、このような冷却を行う冷却装置が電動機とは別体
に設けられており、その冷媒として油または空気が用い
られている。
このような冷却装置は電動機の駆動に伴って駆動されて
いた。
〔本発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このように冷却装置を電動機の駆動に伴
って一義的に駆動するようにしたのでは、コイルがそれ
ほど発熱していないにもかかわらず車輪駆動用モータを
冷却するようになる。したがって、エネルギを無駄に消
費するばかりで、電動モータを効率よく冷却することが
できない。
また、ポンプをいたずらに駆動するようになるので、ポ
ンプの寿命が短くなってしまうという問題もある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって
、その目的は工、ネルギをできるだけ節約できるように
しながら車輪駆動用モータを効率よく冷却することがで
き、しかもポンプの寿命を長くすることができる電動機
の冷却装置を得ることである。
【課題を解決するための手段〕
前述の課題を解決するために、本発明は、回転軸がケー
スに回転可能に支持されてそのケース内に収納された車
輪駆動用モータを備えた電動機において、前記ケース内
に形成された油溜めと、前記ケース内に設けられたオイ
ルポンプと、このオイルポンプと前記油溜めとを連通ず
る油路と、前記オイルポンプに連通され、前記車輪駆動
用モータのコイルに油を供給する連通手段と、前記オイ
ルポンプを駆動するポンプ駆動用モータと、車両走行状
態を検出するセンサと、該センサからの信号を入力し、
前記ポンプ駆動用モータを制御するモータ制御装置とか
ら構成されていることを特徴としている。
〔作用および発明の効果〕
このように構成された本発明による電動機の冷却装置は
、そのポンプ駆動用モータが車両走行状態を検出するセ
ンサからの検出信号に基づいてモータ制m装置によって
駆動制御されるようになる。
これにより、オイルポンプは車両走行状態に応じて最適
な条件で駆動されるようになる。この結果、車輪駆動用
モータのコイルは冷却装置によって必夏なときに必要な
だけ効率よく冷却されるようになる。
従って、消費エネルギは極めて削減されるようになる。
また、オイルポンプは常時駆動されるようなことはない
ので、その寿命が長くなる。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1〜5図は本発明による電動機の冷却装置を電動車両
のホイールモータに適用した一実施例を示し、第1図は
この実施例の垂直断面図、第2図は第1図における■−
■線に沿う垂直断面図、第3図は第2図における■−■
線に沿う断面図、第4図は第1図におけるIV−IV線
に沿う垂直断面図、第5図は冷却装置のオイルポンプの
駆動制御ブロック図である。
第1〜2図は示されているように、ケーシング1は本体
2と左右の側壁部3.4とが多数のボルト5によって一
体に連結されて構成されている。
本体2の内部には断面がほぼ円形の空間2aと下方に位
置しこの空間2aに連通した油溜め2bとが設けられて
いる。本体2の外面には多数の冷却用のフィン2cq2
c・・・が設けられている。左側壁部3の内部には空間
2aの円形断面よりも小さな円形断面の空間3aが設け
られている。左側壁部3の外面にも多数の冷却用のフィ
ン3b、3b・・・が設けられている。右側壁部4の内
部には空間2aとほぼ同径の円形断面の空間4aが設け
られている。
本体2の空間2a内には車輪駆動用モータ6が収容され
ている。車輪駆動用モータ8の回転軸6aは本体2の側
壁2dに軸受7によって回転可能に支持されている。そ
して、車輪駆動用モータ6のロータ6bが回転軸6aに
固定されているとともに、車輪駆動用モータ6のステー
タ6cが空間2aの内壁に固定されている。
左側壁部3の空間3a内には本発明の車両走行状態を検
出するセンサであるモータ回転数センサ8が収容されて
いて、そのモータ回転数センサ8の可動部側が回転軸6
aの左端部に固定されているとともに固定部側が本体2
の側壁2dに固定されている。
右側壁部4の空間4a内には出力回転軸8が収容されて
おり、この出力回転軸8にはホイールハブ10がスプラ
イン嵌合され、ナツト11によって軸方向に移動不能に
固定されている。この出力回転軸9とホイールハブ10
とは側壁4bに軸受12によって回転可能に支持されて
いる。ホイールハブ10には、タイヤ13を支持したホ
イール14がポルト・ナツト15によって取り付けられ
ている。
出力回転軸9の左端にはその軸心と同心状の円形断面の
凹部9aが形成されているとともに放射状に広がるフラ
ンジ部9aが形成されている。
出力回転軸9a内に車輪駆動軸モータ6の回転軸6aの
右端部が嵌挿されていて、この右端部は出力回転軸9に
軸受16によってラジアル方向にまた軸受17によって
スラスト方向にそれぞれ支持されている。すなわち、回
転軸6aと出力回転軸9とは同一軸線上に配設されてい
るとともに互いに相対回転可能となっている。
フランジ部9bの根元近傍にはキャリヤ18が取り付け
られている。フランジ部9bとキャリヤ18との間には
所要数の軸19.19、・・・が周方向に等間隔に架設
され、これら各々の軸19.19、−にプラネタリギヤ
20.20.  ・・・がそれぞれ回転不能に支持され
ている。プラネタリギヤ20は回転軸6aに形成されて
いるサンギヤ21と右側壁部4の内壁に固定されている
リングギヤ22との間に配役されていて、これら両ギヤ
21.22に常時噛み合うようになっている。そして、
キャリヤ18、軸19、プラネタリギヤ20、サンギヤ
21、およびりングギャ22によって、回転軸6aと出
力回転軸9とを連結する遊星歯車減速装置が構成されて
いる。
更に、フランジ部9bの周端には2枚のブレーキディス
ク23.23が軸方向にのみ摺動可能にスプライン嵌合
されている。右側壁部4の内壁にはフランジ部9bの周
端に対向した位置に3枚の摩擦ディスク24.24.2
4が軸方向にのみ摺動可能にスプライン嵌合されている
。その場合、最も左側の摩擦ディスク24はリング状の
キー25によってそれ以上の左方への移動が阻止される
ようになっている。ブレーキディスク23と摩擦ディス
ク24とは部分的に重合するようにして交互に配置され
ている。そして、右側壁部4の側壁の数箇所に設けられ
たブレーキシリンダ26.26、・・・のピストン28
aの端面が最も右側の摩擦ディスク24の側面に対向す
るようにされている。
このプレーキンリンダ28は図示されない例えばマスク
シリンダ等のブレーキ力発生装置に接続されている。こ
れらブレーキディスク23、摩擦ディスク24、および
ブレーキシリンダ2θによってブレーキ装置が構成され
ている。
このようにして、車輪駆動用モータ6、遊星1車装置、
出力回転軸9、およびブレーキ装置が一つのケーシング
1内に収容されている。
一方、本体2の下部に設けられている油溜め2bは右側
壁部4に形成された油路4cに連通されている。第2図
に示されているように、この通路4cは本体2に形成さ
れたポンプ室2eに連通されている。第3図から明らか
なように、ポンプ室2eには遠心ポンプからなるオイル
ポンプ27のブレード27aが配設されていて、このブ
レード27aは本体2に固設したオイルポンプ27の駆
動用モータ27bによって回転されるようになっている
。更に、ポンプ室2eは本体2と左側壁部3とにわたっ
て形成された油冷却室28に連通されている。第4図か
ら明らかなように、油冷却室28は環状に形成されてい
る。この油冷却室28の上部は本体2に形成された通路
2「によって本体2の空間2aの上部に連通ずるように
されている。即ち、ポンプ室2eに連通ずる油冷却室2
8および油路2fとにより本発明の連通手段が構成され
ている。このようにして、油溜め2bから空間2aの上
部に連通ずる長い油通路が本体2と左側壁部3とに形成
されている。この長い油通路、空間2as  および油
溜め2b内には、油が充慎されている。
第5図に示されているように、オイルポンプ27の駆動
用モータ27bはオイルポンプ駆動用モータ制御装置2
9にコイル接続されている。このモータ制御装置29に
はスロットルセンサ30、モータ回転数センサ8、およ
びステータ6Cのコイル6dに埋め込まれて設けられた
コイル温度センサ31がそれぞれ接続されている。これ
らのスロットルセンサ30およびコイル温[セフ131
も本発明の車両走行状態を検出するセンサを構成する。
そして、油溜め2b、  オイルポンプ27、油路4C
N  モータ制御装置29、油冷却室28、油路2fお
よび各種センサ8,30.31によって冷却装置が構成
されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
図示されないアクセルペダルを踏み込むと、図示されな
いスロットルがアクセルペダル踏込みに量に応じて開き
、車輪駆動用モータ6のコイル6dにスロットルの開度
の応じた量の電流が流れる。
これによって、車輪駆動用モータ6が駆動して回転軸6
aが回転する。その場合、コイル8dに流れる電流が図
示されない制御装置によりアクセルの踏込み信号、モー
タ回転数センサ8からの出力信号、および図示されない
前、後進設定部からの前進信号に基づいて制御されるの
で、回転軸6aは設定回転数で前進方向に回転する。
回転軸6aの回転はサンギヤ21を介してプラネタリギ
ヤ20に伝えられ、プラネタリギヤ20が軸19を中心
として回転する。このため、プラネタリギヤ20はリン
グギヤ22の歯に噛み合いながら回転輪6aの軸心を中
心として回動する。
このプラネタリギヤ20の回動によりキャリヤ18およ
びフランジ部9bを介して出力回転軸9が回転する。そ
の場合、遊星国軍減速装置により、出力回転軸9の回転
速度は回転軸6aの回転速度に対し所定の減速率で減速
される。また、回転軸6aと出力回転軸9とが同方向に
回転するので相対回転速度が小さく、シたがって、軸受
16の負荷は小さい。
出力回転軸9が回転すると、ホイールハブ10およびホ
イール14を介してタイヤ13が回転する。したがって
、車両が前方へ発進する。アクセルペダルを更に踏み込
むと、車輪駆動用モータ6の回転速度が増大するのでi
両速度が増大する。
制動するために図示されないブレーキペダルを踏み込む
と、ブレーキシリンダ26に制動油圧が導入される。こ
の制動油圧でピストン26aが左動し、摩擦プレート2
4を押圧する。このため、摩擦プレート24はブレーキ
ディスク23を挟圧するようになり、車両が制動される
車両を後進させる場合には、前、後進設定部を後進に設
定することにより車両を後進させることができる。
ところで、コイル6dに電流が流れると、コイル6dは
発熱する。この発熱に対処するため、オイルポンプ27
が駆動される。このため、油溜め2b内の油が油路4c
s  ポンプ室2e、  油冷却室28、油路2f1 
および空間2aを通って再び油溜め2b内へと循環流動
する。このとき、油はコイル8dやロータ6b等にかか
ってこれらを冷却する。その場合、油は熱を吸収して熱
くなるが、この油の熱は前述のように長い油通路を循環
流動する際ケーシング1を通して外の放散する。特に、
油溜め2bおよび油冷却室28内においては熱が冷却フ
ィン2cs3bによって効果的に放散されるようになる
。そして、温度の下がった油が再び車輪駆動用モータ6
を冷却することになる。
第5図に示されているように、オイルポンプ27は所定
の制御パラメータ、すなわちモータ回転数センサ8、ス
ロットルセンサ30、およびコイル温度センサ31から
の各出力信号に基づいてモータ制rB装!29によって
制御される。
次に、このようなオイルポンプ27の制御方法について
説明する。
第6A〜6B図は制御パラメータとして車輪駆動用モー
タ6の回転数を用いてオイルポンプ27を制御する方法
を示す。
第6A図に示されているように、オイルポンプ27は車
輪駆動用モータ6の回転駆動とともに駆動される。この
場合、ポンプ回転出力Ppは車輪駆動用モータ6の回転
数Nuが一定回転数aより小さいときには比較的大きな
一定の値Pp=aに設定される。車輪駆動用モータ6の
回転数Nuが一定回転数a以上になると、ポンプ回転出
力Ppは値aよりも小さな値Pp=bに設定される。こ
のように、オイルポンプ27はその出力が二段階に変化
するように制御される。
ところで、車輪駆動用モータ8の回転数が高くなると油
が強く攪拌されるが、この油の撹拌によって車輪駆動用
モータ6が冷却される。したがって、このように、オイ
ルポンプ27を制御することにより、車輪駆動用モータ
θが低回転数で油の撹拌による冷却効果が小さいときに
は油の発給量が大きくなり、車輪駆動用モータ6の回転
数が大きくなって油の撹拌による冷却効果が大きくなっ
たときには油の送給量が小さくなるので、エネルギを無
駄に消費することなく車輪駆動用モータ6を効率よく冷
却することができるようになる。このオイルポンプ27
の制御のフローチャートは第6B図に示されているよう
に表わされる。
なお、ポンプ回転出力を三段階以上に変化するように制
御することもでき、このように制御することにより、よ
りきめ細かい制御が可能となる。
更に、第7A図に示されているように、車輪駆動用モー
タ8の回転数Nuが一定回転数βより大きくなったとき
ポンプ回転出力ppが車輪駆動」モータ6の回転数Nu
の増大とともに漸減するような関数、すなわちPp =
f +(Nu )に従うように設定することもできる。
このようにオイルポンプ27を制御することにより、エ
ネルギをより節約でき、しかも車輪駆動用モータ6をよ
り効果的に冷却することができる。この場合の制御フロ
ーチャートは第7B図に示されているように表わされる
第8A〜8B図は他の車両走行状態を検出するセンサと
してスロットル開度を検出するスロットルセンサ30を
用いてオイルポンプ27を制御する方法を示す。
第8A図に示されているように、ポンプ回転出力Ppが
スロットル開度γの関数、すなわちPp=fγ)に従う
ように設定されている。この関数によれば、ポンプ回転
出力Ppはスロットル開度γの増加とともに増大するよ
うになっており、その増大割合はスロットル開度γが小
さい間では比較的小さ(なるように設定されている。こ
のようにオイルポンプ27を制御するためには、モータ
27bに供給する電流1pを第8A図に示されているI
p=g(γ)で表わさせる関数にしたがって制御するよ
うにすればよい。
したがって、この制御方法によれば、スロットル開度γ
が小さいときには車輪駆動用モータθに対する負荷も小
さいと考えられるのでオイルポンプ27を効率よく駆動
制御することができる。この場合の制御フローチャート
は第8B図に示されているように表わされる。
ところで、アクセルペダル踏込み1に対して目標回転数
NOは一義的に決まるが、実際の車輪駆動用モータ8の
回転数Nuは車輪駆動用モータ6に負荷が加えられてい
るのでこの目標回転数N。
とはならない場合が多い。このため、削述のように単に
ポンプ回転出力をスロットル開度の関数として制御した
のでは効果的でない場合が生じる。
そこで、第9A図に示されているように、実回転数Nu
と目標回転数Noとの偏差ΔN=NO−Nuを車輪駆動
用モータ6の負荷とみなし、この偏差ΔNの関数Pp=
f3(ΔN)としてオイルポンプ27を制御するように
することもできる。
このようにすることにより、オイルポンプ27の制御が
更に効果的に行われる。この場合の制御フローチャート
は第9B図に示されているようになる。
これまでに説明したオイルポンプ27の制御はいずれも
車輪駆動用モータ6の発熱を予測して制御するもの、い
わば車輪駆動用モータ6の発熱を予防するものである。
一方、車輪駆動用モータ6が実際に発熱したことを検知
してオイルポンプ27を制御するようにすることもでき
る。
第10A〜IOB図はこのような制御方法として車輪駆
動用モータ6のコイル6dの温度を検出するコイル温度
センサ31を用いてオイルポンプ27を制御する方法を
示す。
第10A図に示されているように、コイル6dの温度θ
が一定の温度00以上になったときオイルポンプ27が
駆動するようにされるとともに、その駆動制御はポンプ
回転出力Ppがコイル温度θの上昇に伴って大きくなる
ような関数Pp=f4(θ )に基づいて行われる。こ
の場合の制御フローチャートは第10B図に示されてい
るようになる。このようにオイルポンプ27を制御する
ことにより、車輪駆動用モータ6の冷却をより確実に行
うことができるようになる。
また、車輪駆動用モータ6を冷却する油は軸受7.12
.16.17やギヤ20.21.22等に流入してこれ
らの潤滑をも行うようになっている。このように油を冷
却と潤滑とに兼用することにより、空間2aと空間4a
との間にオイルシールを設ける必要がなくなるので、電
動機は更にコンパクトになる。
なお、前述の実施例においては、車両走行状態を検出す
るセンサとしてモータ回転数センサ、スロットル開度セ
ンサ、およびモータ温度センサをそれぞれ単独に用いて
オイルポンプの駆動用モータを制御するものとしている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これらセ
ンサを少なくとも二つ以上組み合わせて用いるようにす
ることもできる。このようにすれば、更に適確な冷却を
行うことができる。
以上の説明から明らかなように、本発明による電動機の
冷却装置は、オイルポンプを駆動するモータを、走行状
態を検出するセンサからの出力信号に基づいて駆動制御
するようにしているので、オイルポンプは必要なときに
最適な条件で駆動されるようになる。したがって、エネ
ルギを無駄に消費することなく、効率よく車輪駆動用モ
ータを冷却することができるようなる。
また、オイルポンプはいたずらに駆動されることがなく
なるので、ポンプの寿命が伸びて耐久性が向上する。
更に、冷却装置によってコイルが確実に冷却されるよう
になるので、コイルに大きな電流を流すことが可能とな
る。したがって、電動機を小形でFM量にすることがで
きるとともに、高出力トルクを発生することが可能とな
るという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電動機の冷却装置を電動車両のホ
イールモータに適用した一実施例の垂直断面図、第2図
は第1図における■−■線に沿う垂直断面図、第3図は
第2図におけるm−■線に沿う断面図、第4図は第1図
におけるIV−IV線に沿う垂直断面図、第5図は冷却
装置のオイルポンプの駆動制御ブロック図、第6A〜6
B図はオイルポンプの駆動制御方法を説明する説明図、
第7A〜7B図はオイルポンプの他の駆動制御方法を説
明する説明図、第8A〜8B図はオイルポンプの更に他
の駆動制御方法を説明する説明図、第9A〜9B図はオ
イルポンプの更に他の駆動制御方法を説明する説明図、
第10A〜IOB図はオイルポンプの更に他の駆動制御
方法を説明する説明図である。 1−ケース 2b−泊溜め 6−車輪駆動用モータ 4c−油路 6a−回転軸 6d−コイル 27−オイルポンプ 27b−ポンプ駆動用モータ 2f−油路 28−油冷却室 29−モータ制御装置 8−モータ回転数センサ 30−スロットルセンサ 31−コイル温度センサ 出 願 人 アイシン・エイ・ダブリュ株式会社 代 理 人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転軸がケースに回転可能に支持されてそのケー
    ス内に収納された車輪駆動用モータを備えた電動機にお
    いて、前記ケース内に形成された油溜めと、前記ケース
    内に設けられたオイルポンプと、このオイルポンプと前
    記油溜めとを連通する油路と、前記オイルポンプに連通
    され、前記車輪駆動用モータのコイルに油を供給する連
    通手段と、前記オイルポンプを駆動するポンプ駆動用モ
    ータと、車両走行状態を検出するセンサと、該センサか
    らの信号を入力し、前記ポンプ駆動用モータを制御する
    モータ制御装置とから構成されていることを特徴とする
    電動機の冷却装置。
JP63161306A 1988-06-29 1988-06-29 電動機の冷却装置 Expired - Fee Related JP2662416B2 (ja)

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