JPH0213058Y2 - - Google Patents

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JPH0213058Y2
JPH0213058Y2 JP1983069322U JP6932283U JPH0213058Y2 JP H0213058 Y2 JPH0213058 Y2 JP H0213058Y2 JP 1983069322 U JP1983069322 U JP 1983069322U JP 6932283 U JP6932283 U JP 6932283U JP H0213058 Y2 JPH0213058 Y2 JP H0213058Y2
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JP1983069322U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主に中性能以上のエアー清浄化が期
待されるユニツト型フイルタの受枠への取付装置
に関する。
一般にこの種のユニツト型フイルタは受枠に取
付けた際に、その受枠との間の気密を図らないと
バイパスリークが生じて、フイルタの性能を落と
すことになる。このためにユニツト型フイルタで
はそのフイルタ枠の前面と受枠との間にガスケツ
トを介在すると共に、その反対側からねじ締めに
より押圧して圧接保持する状態に取付ける必要が
あつた。
ところで、上述の如きねじ締めによる取付構造
では、そのねじ締め操作が面倒で、ユニツト型フ
イルタの取付及び交換等の作業能率が悪く多くの
時間がかゝる問題があつた。又嫁動中に振動等に
よりナツトが自然に緩んで受枠に対するユニツト
型フイルタの押圧力が弱くなつてバイパスリーク
を生じ易いなどの欠点もあつた。
この考案は上記事情に鑑みなされたもので、そ
の目的とする処は、操作が非常に簡単で、ユニツ
ト型フイルタを受枠に対して簡便且つ確実に取付
けることができて、嫁動中に押圧力が緩んでバイ
パスリークなどを生じる不都合がないと共に、ユ
ニツト型フイルタの取付及び交換等の作業の大巾
な能率アツプが図れる取付装置を提供することに
ある。
つまり、この考案のユニツト型フイルタの取付
け装置は、通風口を有する四辺形状の受枠の四隅
部にアングル材を突設し、その各アングル材の先
端に各々ヒンジを介して基端部を枢着することで
四つの帯状板体をそれぞれ同一周方向に倒して上
記フイルタ枠の他端面に対向させ得るよう回動操
作可能に設け、且つそれらの帯状板体途中にこの
回動操作に伴い該フイルタ枠他端面に弾圧する彎
曲突部又は弾性部材を設けると共に、各帯状板体
先端にこの回動操作により該フイルタ枠フランジ
部又は受枠に掛止する掛止部を設けた構成で、受
枠の四隅部に枢着された各帯状板体を単純に次々
と同一周方向に倒すように回動操作することで、
その各々の先端掛止部がフイルタ枠のフランジ部
又は受枠に掛止し、同時にその各帯状板体途中の
彎曲突部又は弾性部材がフイルタ枠の他端面の周
囲四箇所に弾圧するようになり、操作が非常に簡
単であると共に、ユニツト型フイルタ全体をこれ
がかなりの重量のものであつても受枠に対して確
実に押し付け保持でき、稼動中に押圧力が緩んで
バイパスリークなどを生じる不都合が無く、且つ
ユニツト型フイルタの取付及び交換等の作業の大
幅な能率アツプが図れるようになる。
以下この考案の一実施例を第1図乃至第5図に
従い説明する。図中1は受枠で、この受枠1は四
辺形状に配する周側板1aと、この周側板1aの
後端内周縁にフランジ状に配する周縁板部1bと
からなり、その周縁板部1bの内周が通風口Aと
して開口されている。こうした受枠1に対して取
付けられるユニツト型フイルタ2は、四辺形状の
フイルタ枠2aの内周に濾材2bを装着したもの
で、そのフイルタ枠2aを上記受枠1内に押し込
んでその周縁板部1bに該フイルタ枠2aの後端
面がガスケツト3を介在して圧接する状態となる
ように取付けて使用されるものである。なお、上
記ユニツト型フイルタ2のフイルタ枠2aはその
前後端外周縁に断面L字状に折り返したフランジ
部2c,2dが形成されている。
ここで上述した受枠1にユニツト型フイルタ2
を取付けるために、上記受枠1の周側板1a内面
四隅部に後端を溶接等により固着して4個のアン
グル材4がそれぞれ前方に向け突設されている。
そしてこの各アングル材4の前端部に蝶番等のヒ
ンジ5が取付けられ、これらヒンジ5により基端
部を枢着して帯状板体6が各々回動可能に取付け
られている。なお各板体6は受枠1に押し込んだ
ユニツト型フイルタ2のフイルタ枠2aの前端面
に対して接離する方向に回動操作可能にそれぞれ
配設されている。つまり各板体6は正面から見て
右上と左下のものは水平軸線を中心に上下方向
に、左上と右下のものは垂直軸線を中心に左右方
向に各々回動可能にヒンジ5を介して設けられ
て、右上は下側に、右下は左側に、左下は上側
に、左上は右側にと云つた如く同一周方(時計回
り方向)に倒すべく回動させることで上記ユニツ
ト型フイルタ2のフイルタ枠2aの前端面に対面
するかたちで接近し得るようになつている。又そ
の各板体6は全体が金属製板ばねの如き弾力性を
有するもので、この長手方向中間より基端方寄り
部途中に彎曲突部6aがそれぞれ該板体6を上述
した如く回動して倒した状態で後面側に突出する
ように一体成形されている。更に各板体6の先端
部には異形軽みぞ形状に折曲した金属製板材7を
該板体6に直交する状態に重着することでその外
側より後方にフツク状に突出する掛止部7aが設
けられている。
而して上述した構成では、先ず受枠1四隅の各
板体6を該受枠1の周側板1a外周側に倒すよう
に回動し、この状態でユニツト型フイルタ2を受
枠1内へ押し込んで、そのフイルタ枠2a後端面
がガスケツト3を介して受枠1の通風口A周縁板
部1bに当接するようになす。こうした後に上記
各板体6をそれぞれヒンジ5を介してフイルタ枠
2aの前端面方に回動操作する。これにて各板体
6は途中の彎曲突部6aがフイルタ枠2aの前端
面に当接するが、そのまま更に板体6を回動すべ
くその先端部を強く押し付け操作する。これにて
各板体6はその先端の板材7の掛止部7aがユニ
ツト型フイルタ2のフイルタ枠2aの前端外周の
フランジ部2cに弾性的に嵌まつて掛止し、その
状態でテコ作用の如く途中彎曲突部6aが該フイ
ルタ枠2aの前端面を強く弾圧してその後端面を
受枠1の通風口Aの周縁板部1bにガスケツト3
を介在して圧接保持する。
以上でユニツト型フイルタ2の受枠1に対する
取付けが終了し、フイルタ枠2aの後端面と受枠
1の通風口Aの周縁板部1bとの間のガスケツト
3を介在した圧接が確実となつて、その間にバイ
パスリークが生じるようなことがなくなる。
又上記ユニツト型フイルタ2を取外す場合は、
各板材7を押してその掛止部7aがフランジ部2
cから外れる方向に力を加えれば容易に掛止解除
ができて、各板体6はフイルタ枠2a前端面から
離れる方向に回動する。これにてユニツト型フイ
ルタ2は受枠1から前方へ抜き外すことができる
ようになる。
第6図・第7図はこの考案の他の実施例を示す
もので、ここでは板体6の途中に前記実施例の如
く彎曲突部6aを形成せず、その代わりに厚肉な
ラバー等の弾力を有する弾性部材8を接着重合し
て設けた構成で、これでも上記実施例同様の作用
効果が得られる。
また第8図・第9図はこの考案の更に異なる他
の実施例に示すもので、ここではユニツト型フイ
ルタ2のフイルタ枠2aに前述の如きフランジ部
2cが無い場合で、このために受枠1の周側板1
aの四隅部から各々突設したアングル材4の一側
板部4aを長尺巾広とし、この一側板部4aに切
り起こしにより突片9を設け、これに対して板体
6の先端寄りに設けた板材10の外端L形掛止部
10aが該板体6の回動により弾性的に乗り越え
る如くして掛止するようにした構成で、これでも
上述の実施例と同様の作用効果が得られる。なお
この場合板体6の途中の彎曲突部6aはこれに代
えて第7図に示した弾性部材8を設けてもよい。
上記第6図・第7図の実施例及び第8図・第9
図の実施例において上述した以外の構成は最初の
実施例と同様であるので、各図面に第4図・第5
図と対応した符号を附してその説明を省略する。
この考案は上述した如くなしたから、板体を押
し付け回動するだけの非常に簡単な操作でユニツ
ト型フイルタを受枠に対し容易確実に取付けるこ
とができて、稼動中に押圧力が緩んでバイパスリ
ークなどを生じる不都合がなく、且つユニツト型
フイルタの取付及び交換等の作業の大巾な能率ア
ツプが図れるようになる実用性大なるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの考案の一実施例を示す
もので、第1図は受枠に対するユニツト型フイル
タの取付前の状態の斜視図、第2図は取付状態の
正面図、第3図は同側面図、第4図は同一部拡大
正面図、第5図は同一部省略した拡大断面図、第
6図及び第7図はこの考案の他の実施例を示す第
4図及び第5図相当図、第8図及び第9図はこの
考案の更に異る他の実施例を示す第4図及び第5
図相当図である。 1……受枠、1a……周側板、1b……通風口
周縁板部、A……通風口、2……ユニツト型フイ
ルタ、2a……フイルタ枠、2b……濾材、2
c,2d……フランジ部、3……ガスケツト、4
……アングル材、4a……一側板部、5……ヒン
ジ、6……板体、6a……彎曲突部、7,10…
…板材、7a,10a……掛止部、8……弾性部
材、9……突片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 通風口を有する四辺形状の受枠にユニツト型フ
    イルタを、このフイルタ枠の一端面が前記受枠の
    通風口周縁板部にガスケツトを介して圧接するよ
    うに押圧保持するものにおいて、前記受枠の四隅
    部にアングル材を突設し、その各アングル材の先
    端に各々ヒンジを介して基端部を枢着することで
    四つの帯状板体をそれぞれ同一周方向に倒して上
    記フイルタ枠の他端面に対面させ得るように回動
    操作可能に設け、且つそれらの帯状板体途中にこ
    の回動操作に伴い該フイルタ枠他端面に弾圧する
    彎曲突部又は弾性部材を設けると共に、各帯状板
    体先端にこの回動操作により該フイルタ枠フラン
    ジ部又は受枠に掛止する掛止部を設けて構成した
    ことを特徴とするユニツト型フイルタの取付装
    置。
JP6932283U 1983-05-10 1983-05-10 ユニツト型フイルタの取付装置 Granted JPS59176629U (ja)

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JP6932283U JPS59176629U (ja) 1983-05-10 1983-05-10 ユニツト型フイルタの取付装置

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JPS59176629U JPS59176629U (ja) 1984-11-26
JPH0213058Y2 true JPH0213058Y2 (ja) 1990-04-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014217814A (ja) * 2013-05-09 2014-11-20 日本無機株式会社 ろ過装置、ろ過体の取付枠及びろ過体

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JPS424471Y1 (ja) * 1964-11-24 1967-03-10

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