JP2572814Y2 - フィルタ取付構造 - Google Patents
フィルタ取付構造Info
- Publication number
- JP2572814Y2 JP2572814Y2 JP1991089582U JP8958291U JP2572814Y2 JP 2572814 Y2 JP2572814 Y2 JP 2572814Y2 JP 1991089582 U JP1991089582 U JP 1991089582U JP 8958291 U JP8958291 U JP 8958291U JP 2572814 Y2 JP2572814 Y2 JP 2572814Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- casing
- main body
- mounting structure
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ケーシング内に収納保
持されるフィルタの取付構造に係り、特に取り付けが容
易で、かつケーシング内にガタなく収納保持するに好適
なフィルタ取付構造に関する。
持されるフィルタの取付構造に係り、特に取り付けが容
易で、かつケーシング内にガタなく収納保持するに好適
なフィルタ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図3に示すように中性能フィル
タ13の前面には、枠体状のケーシング14に収納保持
されるプレフィルタ15が設けられている。プレフィル
タ15により粗粒子を濾過された吸入媒体は中性能フィ
ルタ13で微粒子を濾過されて使用側に導入される。図
3に示すような折返し部16を相対向する2面側に形成
するケーシング14にプレフィルタ15を取り付けるに
は、図4に示すようにプレフィルタ15をケーシング1
4の側方から挿入し、プレフィルタ15の周辺を折返し
部16により保持することにより行われる。
タ13の前面には、枠体状のケーシング14に収納保持
されるプレフィルタ15が設けられている。プレフィル
タ15により粗粒子を濾過された吸入媒体は中性能フィ
ルタ13で微粒子を濾過されて使用側に導入される。図
3に示すような折返し部16を相対向する2面側に形成
するケーシング14にプレフィルタ15を取り付けるに
は、図4に示すようにプレフィルタ15をケーシング1
4の側方から挿入し、プレフィルタ15の周辺を折返し
部16により保持することにより行われる。
【0003】図3,図4に示した横スライド方式のフィ
ルタ取付構造の他、従来一般に採用されているその他の
フィルタ取付構造の数例を図5乃至図8に示す。図5は
落し込み方式のフィルタ取付構造であり、折返し部17
を周辺に形成するケーシング18内にプレフィルタ15
を収納するものである。プレフィルタ15を収納するに
は、図の実線のようにプレフィルタ15を斜めにしなが
らケーシング18内に落し込むことが必要である。図6
は片面ねじ締め方式、図7は両面ねじ締め方式のフィル
タ取付構造をそれぞれ示す。図6のケーシング19は、
取り外し可能なL状アングル20を一方側にのみボルト
21により締め付けたものであり、図7のケーシング2
2は、同じくL状アングル23を両方側にボルト24で
締め付けたものである。プレフィルタ15はL状アング
ル20,23を取り外すことによりケーシング19,2
2内に挿入されて収納される。また、図8のケーシング
25は長ボルト方式のもので、L形の長ボルト26によ
りプレフィルタ15を保持するものである。
ルタ取付構造の他、従来一般に採用されているその他の
フィルタ取付構造の数例を図5乃至図8に示す。図5は
落し込み方式のフィルタ取付構造であり、折返し部17
を周辺に形成するケーシング18内にプレフィルタ15
を収納するものである。プレフィルタ15を収納するに
は、図の実線のようにプレフィルタ15を斜めにしなが
らケーシング18内に落し込むことが必要である。図6
は片面ねじ締め方式、図7は両面ねじ締め方式のフィル
タ取付構造をそれぞれ示す。図6のケーシング19は、
取り外し可能なL状アングル20を一方側にのみボルト
21により締め付けたものであり、図7のケーシング2
2は、同じくL状アングル23を両方側にボルト24で
締め付けたものである。プレフィルタ15はL状アング
ル20,23を取り外すことによりケーシング19,2
2内に挿入されて収納される。また、図8のケーシング
25は長ボルト方式のもので、L形の長ボルト26によ
りプレフィルタ15を保持するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図3,図4に示した横
スライド方式のフィルタ取付構造は、プレフィルタ15
を横から差し込む必要があるため差し込みスペースが横
方側に必要となると共に、正面方向から、プレフィルタ
15を取り付け取り外しすることが出来ない。また、図
3に示した中性能フィルタ13側にケーシング14が固
定されるとプレフィルタ15のみを簡単に取り外し出来
ない問題点も生ずる。また、この方式の場合、折返し部
16とプレフィルタ15との間にガタがあり、プレフィ
ルタ15がケーシング14側に圧着固定されない。その
ため、シール性が不十分となり、高性能なフィルタには
適用されない問題点も生ずる。また、図5の落し込み方
式のものは、プレフィルタ15がケーシング18側に圧
着固定されないためケーシング18内で自由に移動する
問題点があると共に、取り付け作業が煩雑になる問題点
が生ずる。更に、図6乃至図8に示すものは、いずれも
プレフィルタ15の取り付け作業が煩雑になる問題点を
有すると共に、プレフィルタ15自体の大きさよりもケ
ーシング19,22,25の大きさが非常に大となり、
設備の小型化および省スペース化に反する問題点が生ず
る。
スライド方式のフィルタ取付構造は、プレフィルタ15
を横から差し込む必要があるため差し込みスペースが横
方側に必要となると共に、正面方向から、プレフィルタ
15を取り付け取り外しすることが出来ない。また、図
3に示した中性能フィルタ13側にケーシング14が固
定されるとプレフィルタ15のみを簡単に取り外し出来
ない問題点も生ずる。また、この方式の場合、折返し部
16とプレフィルタ15との間にガタがあり、プレフィ
ルタ15がケーシング14側に圧着固定されない。その
ため、シール性が不十分となり、高性能なフィルタには
適用されない問題点も生ずる。また、図5の落し込み方
式のものは、プレフィルタ15がケーシング18側に圧
着固定されないためケーシング18内で自由に移動する
問題点があると共に、取り付け作業が煩雑になる問題点
が生ずる。更に、図6乃至図8に示すものは、いずれも
プレフィルタ15の取り付け作業が煩雑になる問題点を
有すると共に、プレフィルタ15自体の大きさよりもケ
ーシング19,22,25の大きさが非常に大となり、
設備の小型化および省スペース化に反する問題点が生ず
る。
【0005】本考案は、以上の問題点を解決するもの
で、フィルタ本体の取り付けおよび取り外しが極めて容
易に行われ、作業性の向上が図れると共に、フィルタ本
体がケーシング側に圧着固定されるためにガタつきがな
く、かつシール性が向上するためプレフィルタに限らず
高性能フィルタにも適用し得るフィルタ取付構造を提供
することを目的とする。
で、フィルタ本体の取り付けおよび取り外しが極めて容
易に行われ、作業性の向上が図れると共に、フィルタ本
体がケーシング側に圧着固定されるためにガタつきがな
く、かつシール性が向上するためプレフィルタに限らず
高性能フィルタにも適用し得るフィルタ取付構造を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本考案は、フィルタ本体の裏面側を支持する支持面と
前記フィルタ本体の周縁に位置するプレート面とからな
るケーシングに、フィルタ本体を収納保持する押え板を
設けたフィルタ取付構造において、前記プレート面を少
なくとも上下面に設けると共に前記支持面に対して垂直
な面とし、さらに相対向する前記プレート面間の寸法を
前記フィルタ本体の外径寸法よりも若干大きな寸法とす
ると共に前記プレート面の奥行き寸法を前記フィルタ本
体を収納した状態で前記フィルタ本体の表面側がやや出
っ張った状態となる寸法とし、前記押え板を、前記プレ
ート面に固定される固定部材と、ピンを介して前記固定
部材に回動自在に支持される回動部材と、前記回動部材
を前記フィルタ本体の表面側に押圧する押圧手段とから
構成し、前記回動部材は、前記フィルタ本体を引き出す
場合に、前記フィルタ本体に押されて外向きに回動する
フィルタの取付構造を特徴とする。
に本考案は、フィルタ本体の裏面側を支持する支持面と
前記フィルタ本体の周縁に位置するプレート面とからな
るケーシングに、フィルタ本体を収納保持する押え板を
設けたフィルタ取付構造において、前記プレート面を少
なくとも上下面に設けると共に前記支持面に対して垂直
な面とし、さらに相対向する前記プレート面間の寸法を
前記フィルタ本体の外径寸法よりも若干大きな寸法とす
ると共に前記プレート面の奥行き寸法を前記フィルタ本
体を収納した状態で前記フィルタ本体の表面側がやや出
っ張った状態となる寸法とし、前記押え板を、前記プレ
ート面に固定される固定部材と、ピンを介して前記固定
部材に回動自在に支持される回動部材と、前記回動部材
を前記フィルタ本体の表面側に押圧する押圧手段とから
構成し、前記回動部材は、前記フィルタ本体を引き出す
場合に、前記フィルタ本体に押されて外向きに回動する
フィルタの取付構造を特徴とする。
【0007】
【作用】フィルタ本体をケーシング内に収納する場合に
は、押え板とフィルタ本体との係合を解除することによ
り行われる。ケーシング内にフィルタ本体を収納する場
合には押え板をフィルタ本体の表面側に当接せしめ、押
圧手段により押え板を押圧する。それにより、フィルタ
本体はケーシングの支持面側に押圧され、圧着固定され
る。このとき本考案は、プレート面を少なくとも上下面
に設けると共に支持面に対して垂直な面とし、さらに相
対向する前記プレート面間の寸法を前記フィルタ本体の
外径寸法よりも若干大きな寸法とすると共にプレート面
の奥行き寸法をフィルタ本体を収納した状態でフィルタ
本体の表面側がやや出っ張った状態となる寸法としてい
る。このような構成とすることによって、フィルタ本体
の荷重をプレート面で受けることが出来ると共に、フィ
ルタ本体の傾きなどをプレート面にて規制することがで
きるため、押え板はフィルタ本体を支持面に押圧するだ
けでよい。従って、確実に押圧する事ができると共に、
傾きやがたつきなどによるエアリークをなくすことがで
きる。また、プレート面は支持面に対して垂直な面とし
ているので、フィルタをケーシングの正面から収納、取
り外しを容易に行うことができる。従って、フィルタ本
体とケーシングの大きさをほぼ同じとすることができて
コンパクトなフィルタの取付構造を実現できる。また本
考案は、押え板を、プレート面に固定される固定部材
と、ピンを介して固定部材に回動自在に支持される回動
部材と、回動部材をフィルタ本体の表面側に押圧する押
圧手段とから構成することによって、押え板にはフィル
タ本体の荷重が加わらないと共に確実にフィルタを押圧
することができる。従って、コンパクトなフィルタの取
付構造を実現できる。また本考案は、前記フィルタ本体
を引き出す場合に、回動部材がフィルタ本体に押されて
外向きに回動するために、押え板をあらかじめ外す等の
操作を行うことなく、フィルタ本体をそのまま引き出す
ことができる。従って、簡単にフィルタ本体を引き出す
ことができる。
は、押え板とフィルタ本体との係合を解除することによ
り行われる。ケーシング内にフィルタ本体を収納する場
合には押え板をフィルタ本体の表面側に当接せしめ、押
圧手段により押え板を押圧する。それにより、フィルタ
本体はケーシングの支持面側に押圧され、圧着固定され
る。このとき本考案は、プレート面を少なくとも上下面
に設けると共に支持面に対して垂直な面とし、さらに相
対向する前記プレート面間の寸法を前記フィルタ本体の
外径寸法よりも若干大きな寸法とすると共にプレート面
の奥行き寸法をフィルタ本体を収納した状態でフィルタ
本体の表面側がやや出っ張った状態となる寸法としてい
る。このような構成とすることによって、フィルタ本体
の荷重をプレート面で受けることが出来ると共に、フィ
ルタ本体の傾きなどをプレート面にて規制することがで
きるため、押え板はフィルタ本体を支持面に押圧するだ
けでよい。従って、確実に押圧する事ができると共に、
傾きやがたつきなどによるエアリークをなくすことがで
きる。また、プレート面は支持面に対して垂直な面とし
ているので、フィルタをケーシングの正面から収納、取
り外しを容易に行うことができる。従って、フィルタ本
体とケーシングの大きさをほぼ同じとすることができて
コンパクトなフィルタの取付構造を実現できる。また本
考案は、押え板を、プレート面に固定される固定部材
と、ピンを介して固定部材に回動自在に支持される回動
部材と、回動部材をフィルタ本体の表面側に押圧する押
圧手段とから構成することによって、押え板にはフィル
タ本体の荷重が加わらないと共に確実にフィルタを押圧
することができる。従って、コンパクトなフィルタの取
付構造を実現できる。また本考案は、前記フィルタ本体
を引き出す場合に、回動部材がフィルタ本体に押されて
外向きに回動するために、押え板をあらかじめ外す等の
操作を行うことなく、フィルタ本体をそのまま引き出す
ことができる。従って、簡単にフィルタ本体を引き出す
ことができる。
【0008】
【実施例】本考案の実施例について、以下に図面を用い
て説明する。図1は本実施例の全体構造を示す斜視図で
あり、図2は図1のA−A線断面図である。ケーシング
1は、フィルタ本体2の裏面側を支持する平坦な支持面
3と、支持面3の相対向する両縁から支持面3に垂直に
突出するプレート面4とからなる横断面逆コ字状の枠状
部材からなる。支持面3には図2に示すように流通媒体
が通過するための開口孔5が形成される。フィルタ本体
2はその相対向する周縁をプレート面4に覆われると共
にその裏面を支持面3に当接した状態でケーシング1内
に収納される。なお、本実施例では図2に示すように、
支持面3とフィルタ本体2の裏面との間にはシール部材
の1つであるガスケット6が介設される。
て説明する。図1は本実施例の全体構造を示す斜視図で
あり、図2は図1のA−A線断面図である。ケーシング
1は、フィルタ本体2の裏面側を支持する平坦な支持面
3と、支持面3の相対向する両縁から支持面3に垂直に
突出するプレート面4とからなる横断面逆コ字状の枠状
部材からなる。支持面3には図2に示すように流通媒体
が通過するための開口孔5が形成される。フィルタ本体
2はその相対向する周縁をプレート面4に覆われると共
にその裏面を支持面3に当接した状態でケーシング1内
に収納される。なお、本実施例では図2に示すように、
支持面3とフィルタ本体2の裏面との間にはシール部材
の1つであるガスケット6が介設される。
【0009】図1および図2に示すように、本実施例で
は、押え板7は押圧手段であるスプリング11を一体的
に組み込んで形成されたばね付蝶番から形成される。す
なわち、前記押圧手段を組込んだ押え板7は固定部材8
と、ピン9を介して固定部材8に回動自在に支持される
回動部材10と、ピン9に巻回すると共に固定部材8と
回動部材10にそれぞれ当接係合するスプリング11等
から構成される。固定部材8はプレート面4に固定さ
れ、ピン9を支持する支持部12はプレート面4の突出
端よりもやや出っ張った位置に配置される。また、図2
に示すように、フィルタ本体2の支持面3側と反対側の
表面はプレート4の突出端よりも少し出っ張った状態で
ケーシング1内に収納される。そのため、図1,図2に
示すように、回動部材10を内向きに回動すると回動部
材10はフィルタ本体2の前記表面に当接する。また、
スプリング11は前記したように固定部材8と回動部材
10に当接すると共にピン9に巻回して配置され、回動
部材8をフィルタ本体2側に押圧するようにその形状が
形成される。
は、押え板7は押圧手段であるスプリング11を一体的
に組み込んで形成されたばね付蝶番から形成される。す
なわち、前記押圧手段を組込んだ押え板7は固定部材8
と、ピン9を介して固定部材8に回動自在に支持される
回動部材10と、ピン9に巻回すると共に固定部材8と
回動部材10にそれぞれ当接係合するスプリング11等
から構成される。固定部材8はプレート面4に固定さ
れ、ピン9を支持する支持部12はプレート面4の突出
端よりもやや出っ張った位置に配置される。また、図2
に示すように、フィルタ本体2の支持面3側と反対側の
表面はプレート4の突出端よりも少し出っ張った状態で
ケーシング1内に収納される。そのため、図1,図2に
示すように、回動部材10を内向きに回動すると回動部
材10はフィルタ本体2の前記表面に当接する。また、
スプリング11は前記したように固定部材8と回動部材
10に当接すると共にピン9に巻回して配置され、回動
部材8をフィルタ本体2側に押圧するようにその形状が
形成される。
【0010】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
フィルタ本体2をケーシング1内に取り付ける場合を説
明する。押え板7の回動部材10を図2の2点鎖線に示
すように外向きに回動させる。回動部材10と固定部材
8との間に図略の保持手段を設けることにより、回動部
材10をその位置に一時的に保持することが可能であ
る。以上により、ケーシング1の開口側には障害物が無
いため、フィルタ本体2はケーシング1の正面側から簡
単に挿入され、その裏面はガスケット6を介して支持面
3側に当接して支持される。次に、回動部材10を内向
きに回動することにより回動部材10がフィルタ本体2
の表面に当接する。前記したようにスプリング11は回
動部材10をフィルタ面側に押圧するため、フィルタ本
体2はガスケット6を押圧しながらケーシング1側に圧
着固定される。次に、フィルタ本体2をケーシング1内
から取り出す場合について説明する。フィルタ本体2を
手前に引くことにより回動部材10が押され、外向きに
回動する。そのため、フィルタ本体2は簡単に引き出し
される。
フィルタ本体2をケーシング1内に取り付ける場合を説
明する。押え板7の回動部材10を図2の2点鎖線に示
すように外向きに回動させる。回動部材10と固定部材
8との間に図略の保持手段を設けることにより、回動部
材10をその位置に一時的に保持することが可能であ
る。以上により、ケーシング1の開口側には障害物が無
いため、フィルタ本体2はケーシング1の正面側から簡
単に挿入され、その裏面はガスケット6を介して支持面
3側に当接して支持される。次に、回動部材10を内向
きに回動することにより回動部材10がフィルタ本体2
の表面に当接する。前記したようにスプリング11は回
動部材10をフィルタ面側に押圧するため、フィルタ本
体2はガスケット6を押圧しながらケーシング1側に圧
着固定される。次に、フィルタ本体2をケーシング1内
から取り出す場合について説明する。フィルタ本体2を
手前に引くことにより回動部材10が押され、外向きに
回動する。そのため、フィルタ本体2は簡単に引き出し
される。
【0011】本実施例において、押え板7を図1,図2
のようなスプリング11を有するばね付蝶番としたがそ
れに限らない。また、回動部材10をスプリング部材で
形成するものでもよい。更に、本実施例では押え板7を
ケーシング1の相対向するプレート面4,4にのみ設け
たが、図1の2点鎖線に示すように、他の側面に付設し
ても構わない。
のようなスプリング11を有するばね付蝶番としたがそ
れに限らない。また、回動部材10をスプリング部材で
形成するものでもよい。更に、本実施例では押え板7を
ケーシング1の相対向するプレート面4,4にのみ設け
たが、図1の2点鎖線に示すように、他の側面に付設し
ても構わない。
【0012】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば次のような効果が上げられる。 (1)フィルタ本体を横からスライドする必要がなく、
ケーシングの正面側から簡単に挿入出来るため、横方向
の余分なスペースが不必要となると共に組み付け作業性
を向上することが出来る。 (2)フィルタ本体の取り出しは、フィルタ本体を取り
出し方向に引き出すだけでよく、ワンタッチで極めて簡
単に行われる。 (3)ボルト等によりフィルタ本体をケーシング側に固
定する必要がなく、かつ落し込み方式のように斜め方向
からケーシング内に挿入する必要がないため、全体構造
がコンパクトに形成され、設備の小型化,省スペース化
が図れる。 (4)押え板と押圧手段によりフィルタ本体がケーシン
グ内に圧着固定され、ガタ発生が防止される。 (5)シール部材を介してフィルタ本体をケーシング内
に圧着固定することが出来るため、シール性が向上し、
プレフィルタに限らず高性能なフィルタ取付構造として
も採用可能となる。 (6)構造簡単で、安価に実施することが出来る。
によれば次のような効果が上げられる。 (1)フィルタ本体を横からスライドする必要がなく、
ケーシングの正面側から簡単に挿入出来るため、横方向
の余分なスペースが不必要となると共に組み付け作業性
を向上することが出来る。 (2)フィルタ本体の取り出しは、フィルタ本体を取り
出し方向に引き出すだけでよく、ワンタッチで極めて簡
単に行われる。 (3)ボルト等によりフィルタ本体をケーシング側に固
定する必要がなく、かつ落し込み方式のように斜め方向
からケーシング内に挿入する必要がないため、全体構造
がコンパクトに形成され、設備の小型化,省スペース化
が図れる。 (4)押え板と押圧手段によりフィルタ本体がケーシン
グ内に圧着固定され、ガタ発生が防止される。 (5)シール部材を介してフィルタ本体をケーシング内
に圧着固定することが出来るため、シール性が向上し、
プレフィルタに限らず高性能なフィルタ取付構造として
も採用可能となる。 (6)構造簡単で、安価に実施することが出来る。
【図1】本考案の一実施例の全体構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】図1のA−A線横断面図である。
【図3】従来のプレフィルタ取付構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】図3に示した横スライド方式のフィルタ取付構
造を説明するための平面図である。
造を説明するための平面図である。
【図5】落し込み方式の従来のフィルタ取付構造を示す
横断面図である。
横断面図である。
【図6】片面ねじ締め方式の従来のフィルタ取付構造を
示す横断面図である。
示す横断面図である。
【図7】両面ねじ締め方式の従来のフィルタ取付構造を
示す横断面図である。
示す横断面図である。
【図8】長ボルト方式の従来のフィルタ取付構造を示す
横断面図である。
横断面図である。
1 ケーシング 2 フィルタ本体 3 支持面 4 プレート面 5 開口孔 6 ガスケット 7 押え板 8 固定部材 9 ピン 10 回動部材 11 スプリング 12 支持部
Claims (1)
- 【請求項1】 フィルタ本体の裏面側を支持する支持面
と前記フィルタ本体の周縁に位置するプレート面とから
なるケーシングに、フィルタ本体を収納保持する押え板
を設けたフィルタ取付構造において、前記プレート面を
少なくとも上下面に設けると共に前記支持面に対して垂
直な面とし、さらに相対向する前記プレート面間の寸法
を前記フィルタ本体の外径寸法よりも若干大きな寸法と
すると共に前記プレート面の奥行き寸法を前記フィルタ
本体を収納した状態で前記フィルタ本体の表面側がやや
出っ張った状態となる寸法とし、前記押え板を、前記プ
レート面に固定される固定部材と、ピンを介して前記固
定部材に回動自在に支持される回動部材と、前記回動部
材を前記フィルタ本体の表面側に押圧する押圧手段とか
ら構成し、前記回動部材は、前記フィルタ本体を引き出
す場合に、前記フィルタ本体に押されて外向きに回動す
ることを特徴とするフィルタの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991089582U JP2572814Y2 (ja) | 1991-10-05 | 1991-10-05 | フィルタ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991089582U JP2572814Y2 (ja) | 1991-10-05 | 1991-10-05 | フィルタ取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0533820U JPH0533820U (ja) | 1993-05-07 |
JP2572814Y2 true JP2572814Y2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=13974786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991089582U Expired - Lifetime JP2572814Y2 (ja) | 1991-10-05 | 1991-10-05 | フィルタ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572814Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4674460B2 (ja) * | 2004-11-09 | 2011-04-20 | パナソニック株式会社 | 空気調和機 |
JP5583608B2 (ja) * | 2011-01-13 | 2014-09-03 | 日立建機株式会社 | 作業機用空調機の外気導入装置 |
JP5899431B2 (ja) * | 2011-07-15 | 2016-04-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気清浄装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS598408A (ja) * | 1982-07-06 | 1984-01-17 | Denki Kogyo Kk | 放射方向制御装置付き電磁ホ−ン |
JPH0213058U (ja) * | 1988-07-07 | 1990-01-26 |
-
1991
- 1991-10-05 JP JP1991089582U patent/JP2572814Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0533820U (ja) | 1993-05-07 |
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