JPH02129812A - セラミックス超電導体製品の製造法 - Google Patents

セラミックス超電導体製品の製造法

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JPH02129812A
JPH02129812A JP28136888A JP28136888A JPH02129812A JP H02129812 A JPH02129812 A JP H02129812A JP 28136888 A JP28136888 A JP 28136888A JP 28136888 A JP28136888 A JP 28136888A JP H02129812 A JPH02129812 A JP H02129812A
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JP
Japan
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superconductor
ceramic superconductor
metal
alloy
ceramic
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JP28136888A
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English (en)
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Masao Izumiyama
泉山 昌夫
Keikichi Maeda
前田 啓吉
Kunio Ishii
邦雄 石井
Fumitaka Togo
東郷 文孝
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JGC Corp
Original Assignee
JGC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、セラミックス超電導体製品の製造法に関し、
詳しくは一定範囲の融点を有する金属または合金を用い
ることによって、成形後の熱処理の省略を可能としたセ
ラミックス超電導体製品の製造法に関する。
[従来技術および発明が解決しようとする課題]セラミ
ックス超電導体製品としては成形品、線材またはテープ
材が知られている。
このうち、従来知られているセラミックス超電導体成形
品の製造法としては、金型ブレス、CIP、爆発圧縮成
形等の常温で成形する方法やIIIP、ホットプレス等
の高温で成形する方法がある。しかし、常温で成形する
方法では成形後、焼結および酸素富化のための熱処理が
必要であり、また高温で成形する方法では成形後、焼結
のための熱処理は不要だが、酸素富化のための熱処理は
必要であるという課題を有する。
このため、成形後の熱処理を不要として、プロセスを簡
略化することが望まれている。
また、線材の製造法としては、 ■セラミックス超電導体粉末に有機バインダーを添加し
、押出し成形後に熱処理する方法、■銀又は銅製のチュ
ーブにセラミックス超電導体を充填、密封し、爆発圧縮
成形後に熱処理する方法、等が一般に知られているが、
■の方法は(i)線材化後の熱処理が必要である、(i
f)焼結体密度向上のために有機バインダーの量を低減
させる必要がある等の課題を有し、■の方法は (i)線材化後の熱処理が必要である、(if)臨界電
流値が試料により大きくばらつく等の課題を有する。
このため、超電導特性のばらつきの抑制が可能であり、
また従来の金属系超電導材料の線材の製造法をそのまま
利用できる等の理由から、現在、粉末シース加工法がも
っとも多く研究されている。
この粉末シース加工法とは、銀製のさやにセラミックス
超電導体粉末またはAg2Oとセラミックス超電導体と
の混合粉末を充填、密封し、押出し成形等により線材化
した後、熱処理する方法である。
この方法はさや材を使用するため、焼結体密度を向上さ
せることが可能であり、また前述の■の方法のように得
られる線材の超電導特性が大きくばらつく心配もない等
の長所を有する。しかし、この方法もまた以下のような
課題を有する。すなわち、 (i)線材化後に焼結のための熱処理が必要である、 (if)線材化後の熱処理時にさや材と超電導材の熱膨
張係数の違いにより、さや材にかこまれた超電導材に割
れ等の欠陥が生ずる、 (i i i)セラミックス超電導体とさや材の間にさ
や材金属の酸化物である絶縁物層が形成されてしまうた
め、さや材は非酸化性金属に限られる、(iv)超電導
特性を向上させるために超電導体の密度を高める必要が
あり、一つの方法として伸線加工等の加工圧を高くする
方法があるが、さや材の材質が限られているため、加工
圧を高くできない等の課題を有する。
従って、超電導体の割れおよび絶縁物層の形成を防止し
、超電導体の密度をさらに向上させるため、熱処理プロ
セスの省略化が望まれている。
また、テープ材の製造法としては、 ■Ba−Yb−CuおよびBa−Eu−Cu合金を液体
急冷することにより非晶質テープを得た後、酸化させる
方法、 ■Ni基地に電気メツキした純Cu層上にY2O3、B
aCO3粉末の混合層を被覆した複合テープ材にArガ
ス中、500〜600℃で熱処理した後、大気中、88
0〜920℃で再度熱処理する方法等が一般に知られて
いるが、これらはいずれも実用的レベルには至っていな
い。
本発明は上記のような状況に鑑み、従来の製造法で必須
であった成形後の熱処理プロセスを省略して工程を簡便
化させ、しかもより高性能なセラミックス超電導体製品
の製造法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは前記目的を達成すべく鋭意研究の結果、セ
ラミックス超電導体に一定範囲の融点を有する金属また
は合金を添加させることにより、従来法では必須であっ
た成形後の熱処理が省略可能となることを見い出し本発
明を完成するに至った。
すなわち、本発明のセラミックス超電導体製品の製造法
はセラミックス超電導体に、該セラミックス超電導体が
その結晶構造を維持し得る最高温度以下の融点を有する
金属または合金を添加することを特徴とするものである
本発明のセラミックス超電導体としては、種々のものが
使用され、例えば、YBa21:u30.−X。
B125r2CaCL120X、B125r2Ca2C
u30y、T12Ba2CaCu20x、T12Ba2
Ca2Cu30X、TlBa2Ca2Cu30X、 T
lBa2Ca3Cu40X等が例示される。
また、セラミックス超電導体に添加される金属または合
金としては、B1−5n系、B1−5n−Pb系、B1
5n−In系、Pb−In系、 Pb−5n系、 Zn
−Al系、Zn−5n系、Al−5t、 Al−Cu、
Al−5t−[:u系等の合金またはAI等の金属が例
示され、これら金属または合金の融点はセラミックス超
電導体がその結晶構造を維持し得る最高温度以下である
ことが必要である。
このセラミックス超電導体に添加される金属または合金
の体積密度は、特に限定されないが、好ましくは2〜3
5容量%である。
本発明では、このようにセラミックス超電導体と一定範
囲の融点を有する金属または合金を用いて、セラミック
ス超電導体製品を製造するものであり、この製品として
は成形品、線材およびテープ材が例示される。
セラミックス超電導体成形品の製造法としては以下に示
す(1)〜(3)の方法が実用的である。
(1)予めセラミックス超電導体を常温で所望形状に加
圧した後、加熱しながら金属等を超電導体に圧接させ、
金属等を含浸させる方法。
以下、この方法を図面に基づいて具体的に説明する。
第1図はセラミックス超電導体の加圧成形時の状態を示
す縦断面図、第2図は金属または合金をセラミックス超
電導体に含浸させる前の状態を示す縦断面図、第3図は
金属等の一部をセラミックス超電導体に含浸させた状態
を示す縦断面図である。
図中、1はセラミックス超電導体、2は金属または合金
、3はセラミックス超電導体1と金属または合金2の混
合体、4はピストン、5は高圧に耐える成形型、6はヒ
ーターをそれぞれ示す。
まず、セラミックス超電導体粉末を成形型5に充填し、
加圧してセラミックス超電導体1を得る(第1図参照)
。この時の圧力は、特に限定されないが、好ましくは2
00〜7000Kg/cm2である。この時点で、セラ
ミックス超電導体1は、個々の粉末は超電導特性を有す
るが、相互に電気的接続がなされていないために、全体
としては超電導特性を示さない。
次に、前記ピストン4を取り外し、前記超電導体1の上
に前記の金属または合金2を置き、再びピストン4を載
せた後(第2図参照)、加温、加圧して金属または合金
2を超電導体1に含浸させる。
この時の含浸温度は、金属または合金2の融点以上、セ
ラミックス超電導体1がその結晶構造を維持し得る最高
温度以下であり、含浸圧力は5〜7000Kg/cm2
である。
(2)予めセラミックス超電導体の表面を金属等で被覆
しておき、加熱しながら所望形状に加圧成形する方法。
(3)セラミックス超電導体粉末と金属等の粉末を混合
後、加熱しながら所望形状に加圧成形する方法。
これらの方法により、所望の形状の成形品を得ることが
可能である。
また、線材の製造法としては、前記(1)〜(3)の方
法により、所望の寸法、形状を有する超電導体と金属等
の混合体(成形品)を成形後、該混合体をさや材に挿入
、密封後、伸線加工、溝ロール加工等により線材化する
方法等が例示される。
この線材加工で用いられるさや材質としてはAg、Cu
、AI、Niおよびそれらの合金等が使用可能である。
さらに、テープ材の製造法としては、前記の線材の製造
法と同様に所望の寸法、形状を有する超電導体と金属等
の混合体(成形品)を成形後、該混合体をさや材に挿入
、密封後、圧延加工等によりテープ材化する方法等が例
示される。
本発明では、このようにして製品特性に優れたセラミッ
クス超電導体製品が簡便に得られる。
[実施例] 以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
衷】1」1 Y2O2、BaCO3、CuOの粉末を原子比でY:B
a:Cu−1:2:3となるように調合し、得られた混
合粉末を大気中で900〜950℃で24時間仮焼後、
粉砕するプロセスを3回繰返した。この後、得られた粉
末を酸素τ囲気中で900℃で15時間本焼成した後8
0℃/時で500℃まで冷却し、 500℃で10時間
酸素富加のため保持し、その後再び80℃/時で室温ま
で冷却した。得られた焼成粉をさらに粉砕して、粒径を
200 mesh以下として成形型内に充填し、ピスト
ンを用いて300 Kg/cm2で加圧して直径6 m
m。
厚さ15mmのセラミックス超電導体を得た(第1図参
照)。
次に、ピストンを取り外し、前記セラミックス超電導体
の上にBi 49重量%、Sn 23重量%、Pb28
重量%から成るB1−5n−1’b合金を載置しく第2
図参照)、150℃で10分間加熱し、加熱開始2分後
から5分間100 Kg/cm2で加圧し、合金を超電
導体に含浸させた(第3図参照)。
このようにして得られた前記セラミックス超電導体とB
1−5n−Pb合金からなる成形品の金属組織を示す顕
微鏡写真(x  100)を第4図に示した。
前記成形品を液体窒素で一196℃に冷やしたところ超
電導特性が生じることをマイスナー効果で確認した。
去J1乱ス 実施例1と同様の方法を用いて内径6mm、厚さ1 m
m、長さ50mmの銅製さや(鋼管)に内接する寸法の
YBa2Cu307−x超電導体とB1−5n−Pb合
金との混合体(成形品)を作製し、銅管内に挿入した後
、両端を前記合金で封じた。次に、上記鋼管を溝ロール
を用いて25℃で溝ロール加工し、最終的に外径1mm
とし、得られた線材の金属組織を観察してその電子顕微
鏡写真(x 5000)を第5図に示した。
前記線材の銅管内から、YBa2Cu3O7−x超電導
体とB1−5n−Pb合金の混合体を取出し液体窒素で
一196℃に冷やしたところ超電導特性が生じることを
マイスナー効果で確認した。
[発明の効果] 以上、説明したように、セラミックス超電導体に一定範
囲の融点を有する金属または合金を添加する本発明の製
造法により、成形後に超伝導セラミックス粉末を相互に
電気的接続させるための熱処理を省略することができ工
程が簡便化されるのみならず、優れた超電導特性を有す
るセラミックス超電導体製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はセラミックス超電導体の加圧時の状態を示す縦
断面図、 第2図は金属または合金をセラミックス超電導体に含浸
させる前の状態を示す縦断面図、第3図は金属等の一部
をセラミックス超電導体に含浸させた状態を示す縦断面
図、 第4図は本発明の製造法により得られたセラミックス超
電導体の成形品の金属組織を示す顕微鏡写真(X100
)、 第5図は本発明の製造法により得られたセラミックス超
電導体の線材の金属組織を示す電子顕微鏡写真(x 5
000)をそれぞれ示す。 1:セラミックス超電導体、 2:金属または合金、 3:セラミックス超電導体と金属等の混合体(成形品)
、 4:ピストン、 5:成形型、 6:ヒーター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. セラミックス超電導体に、該セラミックス超電導体がそ
    の結晶構造を維持し得る最高温度以下の融点を有する金
    属または合金を添加することを特徴とするセラミックス
    超電導体製品の製造法。
JP28136888A 1988-11-09 1988-11-09 セラミックス超電導体製品の製造法 Pending JPH02129812A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6365553B1 (en) 1999-08-25 2002-04-02 International Superconductivity Technology Center Oxide superconductor having excellent crack-resistant property and process of producing same
US7838465B2 (en) 2002-06-18 2010-11-23 University Of Wollongong Method of synthesis of a superconducting material

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