JPH0212917Y2 - - Google Patents

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JPH0212917Y2
JPH0212917Y2 JP1984157496U JP15749684U JPH0212917Y2 JP H0212917 Y2 JPH0212917 Y2 JP H0212917Y2 JP 1984157496 U JP1984157496 U JP 1984157496U JP 15749684 U JP15749684 U JP 15749684U JP H0212917 Y2 JPH0212917 Y2 JP H0212917Y2
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shutter
trolley
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weight
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、商品等の載置収納もしくは陳列展示
用の装置に関し、さらに詳しくは商品等の陳列展
示状態とそれら陳列展示物を含めた全てを隠蔽し
た収納状態との繰返しの相互切換が即時に且つ極
めて容易にワンタツチでできる展示装置の提供に
係るものである。
従来の商品等の陳列展示においては、台等の上
板上に商品等を陳列展示した後、該陳列展示物を
収納する際には簡易的には布体等で該陳列展示物
を覆うか又は、個々の陳列展示物をもしくは陳列
展示物を含めた台自体を所定の別場所へ運搬移動
させる等していたが、いずれも多大なる労力及び
時間を要するとともに次回の展示陳列時において
も同様に多大なる労力及び時間を要するものであ
り、商品等の展示状態と収納状態との相互切換が
容易にできるとともに陳列展示物を完全に収納状
態として展示場所の省スペース化を実現させて該
スペースを他用途に使用可能となしたり一部展示
もしくは一部収納状態となして陳列展示状態の変
化を容易に実現できる装置が要望されていた。
本考案は前述の要望に応え、商品等の展示状態
と収納状態との相互切換が容易に且つワンタツチ
でできる展示装置を提供せんとするものであつ
て、その要旨とするところは、摺動手段を下面に
具備し、上面に設けた商品の載置面又は展示面の
後部上部に、同巾の壁面部を立設してなる台車
と、 前記台車を受け入れることのできる底面を有す
る前面開口の収容空間を具備するとともに、該収
容空間の入口上端部高さを前記台車の壁面部と略
同高さに設定してなる陳列本体と、 前記台車を陳列本体の収容空間へ出し入れした
ときに収容空間の入口全部又は一部を開閉すべ
く、前記陳列本体の収容空間入口両側に上下方向
に対向設置した凹状の下部案内レールとその上端
部から収容空間奥行斜め上方へ対向設置した凹状
の上部案内レールに、下端両側部及び上端両側部
に突設した下部突出片及び上部突出片をそれぞれ
間装してなるシヤツターと、 前記シヤツター下端部に連結した始端から収容
空間奥部に位置させた少なくとも該シヤツターの
引上げに要する力よりも大きい重力を発生させる
重さを有する重錘に連結した終端までの間が滑車
により案内され且つ該始端と終端との間で前記台
車にもうけた回転体に巻装させた索条とでなり、
該台車の収容空間からの出し入れによつて該シヤ
ツターを前記レールに沿つて上下動させてなる点
にある。
本考案の詳細を図例に基づいて説明する。第1
図は本考案に係る展示装置の基本構成並びに基本
動作説明図であり、本図において展示装置Aの構
成を説明するに、摺動手段1、例えば回転輪を下
面に具備し、商品2の載置面3又は展示面3を保
有する台車Bと、 該台車Bを受け入れることのできる底面4を有
する収容空間5を具備し、図例では収容空間5へ
の入口6を開口として他を閉鎖した箱体である陳
列本体Cと、 該台車Bを陳列本体Cの収容空間5へ出入れし
たときに収容空間の入口6全部又は一部を開閉す
べく入口6両側上下並びに入口6上端から収容空
間上方、本図例では斜め奥上方へ案内する為の下
部並びに上部案内レール7,8を有し該レール
7,8に間装、例えば両側に凹状の対向レールを
配置して該凹状内部に両側端を間装させてなるシ
ヤツターDと、 前記シヤツターDに連結した始端から収容空間
奥部に位置させた重錘Fに連結した終端までの間
が滑車9…により案内され且つ該始端と終端との
間で前記台車Bにもうけた回転体9′に巻装させ
た索条Eとでなり、図例ではシヤツターD下端
部、重錘F並びに台車B後部とをそれぞれの移動
方向と合うように滑車9で折曲案内した索条Eで
張架して、該台車Bの収容空間5からの出し入れ
によつて該シヤツターDを前記レール7,8に沿
つて上下動させてなるものである。ここで、台車
Bの収納状態と陳列展示状態との移動長さは、シ
ヤツターDの閉状態と開状態との移動長さ、すな
わち詳しくは本図例の閉状態のシヤツターD下端
部の索条E連続位置から開状態となした際のシヤ
ツターDにおける索条Eの連結位置までの直線長
さと少なくとも同じ長さとなるように設定されて
おり、又、台車Bを収納状態となしてシヤツター
Dが閉状態となつた際に重錘Fは収容空間底面4
に当接している状態を好ましいものとして設定さ
れている。
しかして本考案に係る展示装置においては、商
品2等を載置して陳列した状態の台車Bが陳列本
体Cの収容空間5内に収容され且つシヤツターD
により前面入口6全部又は一部、第1図イでは一
部を台車B前面の遮蔽面により閉鎖しているので
他の部分が閉鎖されているので商品2等の陳列展
示物を含めた全てを隠蔽した収納状態となすこと
ができるのである。次に同図ハで示す陳列展示状
態となす為に、台車Bを前方に、すなわち図上左
方に摺動させて引き出すと該台車Bにもうけた回
転体9′に巻装された索条Eも同時に引き出され
るが、ここで重錘FがシヤツターDの引上げに要
する力よりも大きい重力を発生させる重さを有し
ているので、該回転体9′から重錘Fまで伸びる
索条Eは移動せずにシヤツターDまで伸びる索条
Eのみが引出されて移動し且つ該索条Eで連続連
結されたシヤツターDも移動、すなわち上方へ引
張られてシヤツターD上端部は上部案内レール8
に沿つて移動して収容空間入口6を開放状態へと
移行していく。この際に、上部案内レール8を下
部案内レール7と同方向にもうければシヤツター
Dの動きは単純な上下方向となるが該シヤツター
Dを収納する分だけ上部空間5′を大きくとる必
要が生じ、又、奥行斜め方向であつても水平方向
に近づけてもうけるとシヤツターDのスムースな
上下動が困難となる為に、上部案内レール8は、
シヤツターDの開状態となした時に下部案内レー
ル7上端部に位置する該シヤツターD下端部に該
シヤツターD自重の内少なくとも半分以上に上部
案内レール8とシヤツターDとの魔擦抵抗力を加
えた荷重を上まわる荷重が作用する斜角度に設定
されてもうけられている。そして、本図例におい
ては台車Bにもうけた回転体9′に巻装された索
条Eが滑車9によつて該台車Bの移動方向と平行
に配置されて且つ一方の重錘F側索条が重錘Fに
よつてシヤツターDの移動時においては固定状態
となさしめられ他方のシヤツターD側索条のみ移
動して且つ両方の索条Eが連続しているので、台
車BがシヤツターDの閉状態と開状態との移動長
さの半分量移動した段階、すなわち該台車Bが未
だ収納状態から陳列展示状態への移行途中の段階
でシヤツターDが開状態となるのである。シヤツ
ターDが上・下部案内レール7,8の上限に行き
当つてシヤツターDの開状態、すなわち収容空間
入口6の開状態となれば、台車Bにもうけた回転
体9′に巻装させた索条であつてシヤツターD側
索条は固定状態となり、さらに台車Bを前方に、
すなわち図上左方に引き出すと重錘F側索条が同
時に引かれて重錘Fは上方へ移動し、該台車Bを
商品2等の載置面3もしくは展示面3が陳列本体
Cの外空間と接した状態に位置させれば、シヤツ
ターDも前段階で開状態となつており、該台車B
上の載置面3もしくは展示面3に載置して陳列さ
れた商品2等を陳列展示状態となすことができる
のである。この際、該重錘Fは、下方への重力を
作用させた状態、すなわち該台車Bを収容空間5
内方へ収納状態となす方向への引込み力を作用さ
せた状態で空中に静止している。そして、再び収
納状態となしたい場合は、該台車Bを陳列本体C
の収容空間5へ前述した動作とは逆に押し入れれ
ば、それにともなつて索条Eがゆるみ空中に静止
していた重錘Fもその重力により下降するととも
にシヤツターDも該シヤツター下端が上下方向に
もうけられた下部案内レールの上端に索条によつ
て吊下げ状態で位置していたので重力の法則に従
い下部案内レール7にそつて下動してゆき、台車
Bを完全に収容空間5内に収容すれば該シヤツタ
ーDは完全におり切つて停止するので、陳列展示
物を含めた全てを隠蔽した収納状態を再現するの
である。本動作において、該重錘Fは、該台車B
を収容空間5内方すなわち収納状態となす方向へ
の引込み力を作用させた状態にあるので該台車B
を押し入れる際に作業者をして押し入れる作業の
軽減化を実現するものである。
本装置における台車下面に少なくとも3ケ所以
上好ましくは前後部4ケ所に配置する摺動手段1
としては前記した回転輪が一般的であり合成樹脂
成形輪もしくはゴム質系回転輪等が好ましいもの
であるが台車のスムースな引き出し・押し入れを
実現するものであれば適用できるものであり、収
容空間底面に少なくとも後部回転輪に嵌合するレ
ールをもうけて台車を案内させれば台車の移動方
向を規制でき該レールの始・終端にストツパーを
もうければ確実なる位置規制ができるものであ
る。又、台車Bの形状としては少なくとも商品2
の載置面3又は展示面3としての上板、例えば平
板状の上板又は載置用平面及び説明書等の展示用
垂直面を有するような展示に便利な階段状となし
た上板を最低限有し且つ下面に摺動手段を取付け
られれば他の骨枠組でもよいが、望ましくは少な
くとも前面、両側面並びに底面に幕板をもうけた
箱体となし且つ例えば側面に引き戸等をもうけて
台車内部空間を補充商品等の収納場所となせば便
利なものであるとともに前面の幕板12をも陳列
本体Cの収容空間5の遮蔽物となせば図例の如く
収容空間入口6を閉鎖するシヤツターDの代りと
なしえ該シヤツターD長さを短縮することができ
るので必然的に上部案内レール8長さも短縮でき
ひいては収容空間5における必要上方空間5′を
小さくすることができるのである。
本考案に係る代表的実施例とし収納状態の前面
を示す第2図及び第2図の装置の陳列展示状態で
あつてその中央縦断面を示す第3図における展示
装置Aは、台車Bにおいて前面に幕板12をもう
け遮蔽面となし且つ該下縁に該台車Bと同巾で垂
下縁12″をもうけて台車B下面の目隠しとなす
とともに商品2の載置面3又は展示面3としての
上板を、前方に前面幕板12上縁を連続させて上
方へ延設した突出縁12′をもうけた水平面13
と後部に該台車Bと同巾であつて上方へ少なくと
も収容空間入口6上端部と同高さに立設させた壁
面部14とを有する構成となして該壁面部14を
説明書き掲示面、宣伝用ポスター掲示面もしくは
彩色・装飾面として使用することができ且つ台車
を展示陳列状態となした際に同壁面部14頂部が
収容空間入口6上端部まで到達するので、該入口
6の開口部を遮蔽して収容空間5を隠蔽すること
が可能となり特に陳列展示物の装飾的イメージ形
成を阻害する部分すなわち本装置の内部機構等を
顧客の視覚にふれないようにできるものである。
又、陳列本体Cにおいては、頂面並びに背面を陳
列展示場所の天井面15もしくは壁面16を利用
して前面を台車Bに近接して両脇に底面4と天井
面15を結ぶものであつて例えば鞘管方式による
長さ調節手段付の柱体17,17をもうけ、台車
Bの収容空間5背後で立起させた柱部材と該柱体
17,17とを上下部の横梁材で連結して底面4
上に自立する枠組18をもちいて構成して第2図
の如く本装置Aを複数個、好ましくは前面を面一
となして一壁面全面に設置すれば台車収納時は該
装置A前面が面一の壁面の如くなり視覚的にも優
れたものとなすことができるものである。同じ
く、シヤツターDにおいては第1図に示したスラ
イドドアの如きシヤツターの他に一般の開閉用シ
ヤツターもしくは蛇腹式等の様々なシヤツターを
考えられるが第2図及び第3図では面板状のスラ
イドドアの如きシヤツターDを用いている。すな
わち、本図例のシヤツターDを説明すると前面に
幕板を配して面板状となしたシヤツターD下端部
であつて両側部それぞれに凹状案内レール7に間
接可能で且つ摺動可能な頭部、好ましくは該凹状
案内レールの内面に当接してスムースな移動が期
待できる例えば断面円形のもしくは回転可能に枢
着される頭部を有する下部突出片19を第2図左
右方向であつて該各側部外方にもうけるとともに
該シヤツターD上端部であつて両側部それぞれに
該シヤツターD背後に突出アーム21をもうけ且
つ該アーム21先端に下部突出片19と同様に第
2図左右方向であつて各側部外方に下部突出片1
9と同様な頭部を有する上部突出片20をもうけ
てなるものである。そして、該上下部突出片1
9,20を間装可能となして該シヤツターDを案
内する凹状の案内レールは、上部・下部案内レー
ル7,8を別体となして下部案内レール7は収容
空間入口両側に上下方向に、並びに上部案内レー
ル8は入口6両側上端部から収容空間5奥行斜め
上方へ位置するように前記陳列本体枠組18に固
定されるとともに第3図で示す収容空間入口6が
開状態でのシヤツターD位置からそれ以上の上方
への移動を制限し、あわせて該シヤツターDと連
動する台車Bの移動制限の補助となしうるシヤツ
ター用ストツパー22が下部案内レール7上端部
にもうけられ且つ台車Bを収納状態すなわちシヤ
ツターDがおりて収容空間入口6を閉状態となし
た際には上部突出片20が上部案内レール8の下
端所定位置にもうけられた図中23で示される有
底の引込部に誘導されて該引込部の底面24に上
部突出片20が当接して停止状態とすることがで
きるようになされているものである。上部突出片
20を突出アーム21にもうけたのは斜め奥上方
へ傾斜させた上部案内レール8の傾斜角度よりシ
ヤツターDの移動角度を大きくして該シヤツター
Dの移動を少しでもスムースになさしめるためで
ある。これらシヤツターDと台車Bとの移動を索
条Eで関係づけて連動させる為に、本図例では安
定した連動状態となすために1対の索条Eを用い
シヤツターD下端両側部、例えば下部突出片19
の根元に一端を係止した索条Eを、上方へ少なく
とも収容空間入口6上端部付近であつて下部案内
レール7上端部にもうけられた該シヤツターDの
上方移動制限用のストツパー22位置より上方ま
で延設し陳列本体前面柱体17に固定した滑車9
にて奥行後方、図例では右方向へ折曲して、収容
空間入口6を開状態となした際に上部案内レール
8上方に位置するシヤツターDの上方を通過させ
て、上部案内レール8上端より後方で陳列本体C
の枠組18に固定された滑車9により下方へ折曲
垂下させ、台車Bの移動方向と平行配置となす為
台車B後方適所で再び滑車9にて折曲させて台車
B後部適所にもうけた回転自在の回転体9′、好
ましくは逸脱防止の為に連鮮凹溝を全周にもうけ
たりもしくは別体にて前方側、すなわち図上左方
側にカバーをもうけた回転体まで該台車Bの移動
方行と平行に延伸して該回転体9′周囲に巻装、
すなわち図例の如く該回転体9′周囲の前方側の
ほぼ半周に巻装して延伸方向を反転させて、再び
台車B後方であつて枠組18の適所に固定された
滑車9まで導びいた後上方へ折曲させて、収納状
態において収容空間5奥部底面に静置せしめた重
錘Fから所定の鉛直方向高さを有する位置である
枠組18適所に固定した滑車9まで延伸させて且
つ該滑車9により下方に反転折曲して吊り下げ状
態となして索条Eの他方端と該重錘Fとを連結す
ることにより、中間において台車Bを関係づけつ
つシヤツターDと重錘Fとの間を張架させて連結
しているのである。ここで重錘Fの重量設定は、
該重錘Fを吊り下げた時少なくともシヤツターD
を引上げるに要する力よりも大きい重力を発生さ
せる重さとなすものであり、好ましくはわずかに
大きい重力を発生させる重さとなすことであり台
車Bを陳列展示状態へ引出す際の負担をわずかで
も軽減できるものである。又、収納状態時に収容
空間5奥部底面に静置した重錘Fから上方に延伸
させた索条Eの折曲カ所であつて該重錘Fを吊り
下げ状態となす滑車9までの鉛直方向高さ、すな
わち該重錘Fの鉛直方向の移動可能長さは、台車
Bが収納状態から陳列展示状態に移行するにあた
り、第1図において説明したように第1段階で台
車Bの前方、すなわち図上左方への引出しにとも
なつて台車Bにもうけた回転体9′からシヤツタ
ーD側索条が引きずられて移動しシヤツターDが
上方へ引上げられて該シヤツターDが開状態とな
つた第3図中一点鎖線の台車B位置から第2段階
である陳列展示状態の台車B位置までの距離の少
なくとも2倍の長さに調節して設定されるもので
ある。本重錘Fにかえて、同等の力学的作用を発
生させる手段、例えばコイルスプリング等に所定
の弾性力を付与して用いることもできる。
又、本図例においては、シヤツターDの開状態
となつた際にシヤツターDにもうけられて下部突
出片19等が下部案内レール7上端等に行き当つ
て停止するものであるがストツパー22を別にも
うけて該シヤツターDのそれ以上の上方への移動
の制限を確実なものとするとともに台車Bの陳列
展示状態並びに収納状態での収容空間底面4の台
車移動方向規制レール10上に位置する台車の回
転輪1′の位置を該回転輪1′の停止位置として規
制するストツパー11を該レール10にもうけて
ある。ここで、これら台車移動方向規制レール並
びにストツパーは収容空間底面ではなく台車両側
方であつて陳列本体の適所にもうけてもよく、こ
の場合第2図に例示する如く台車B両側方であつ
て陳列本体Cの適所に固定してもうけたコの字状
レール10′の内面に当接して摺動可能なコロ2
6を台車B両側面に取付ければ、台車の移動方向
を規制するとともに移動時における台車のブレの
発生を防止できうるものである。図中25で示す
のは引き戸であり台車Bの内部空間を補充商品等
の予備収納場所となす為のものである。
又、第4図に示す実施例においては台車Bの押
し入れの際に押し入れ力を軽減させる為の重錘F
による陳列展示状態を維持するに際しての影響を
取り除く為、さらに第3図の実施例に別の付加重
錘F′をもうけて索条E′により台車Bと連結させて
いる。すなわち、第3図の実施例の展示装置Aに
加えて、陳列展示状態となした際の台車B後部で
あつて少なくとも陳列本体C前面柱体17より背
後の適所、図例では台車B両側部にもうけた回転
体9′の取付位置近傍に連結した索条E′を台車B
移動方向と平行配置となして前方、すなわち図上
左方に陳列本体前面柱体17適所にもうけた滑車
9まで延伸させて、該滑車9により折曲反転させ
て収容空間5奥部に延伸し且つ適当に滑車を用い
て所定の高さから吊り下げ状態となした付加重錘
F′まで延伸して連結してなるものである。ここ
で、付加重錘F′を吊り下げ状態となす所定高さと
は、少なくとも台車Bの収納状態から陳列展示状
態までの移動距離よりも大きい長さを有するもの
であつて陳列展示状態となして該付加重錘F′が最
も下方に位置した際にも該付加重錘F′が吊り下げ
状態となる高さとして設定されるものである。こ
のようにしてなる付加重錘F′を台車Bに作用して
設ければ、台車Bの収納状態において上方で吊り
下げ状態にあつた該付加重錘F′は該台車Bの引出
し時においては索条E′を通じて下方に重力を作用
させているので該引出し作業を補助し、該台車B
の陳列展示状態においても該付加重錘F′は下方に
移動してなお吊り下げ状態を保つているので該付
加重錘F′による台車Bを前方へ引出そうとする力
と、台車Bにもうけた回転体9′に巻装させた重
錘Fによる該台車Bを収容空間奥方へ引込もうと
する力とが打ち消し合いもしくはいずれか一方が
他方を相殺して軽減するので該台車Bの収納状態
から陳列展示状態への引出し時における回転体
9′に巻装した重錘Fの負担を軽減もしくは打ち
消すとともに陳列展示状態においては該台車Bを
収容空間奥方へ引込もうとする力を軽減もしくは
打ち消し、該台車Bが陳列展示物等の無載荷状態
であつても確実な安定静止状態を保つのである。
以上にしてなる本考案に係る展示装置は、摺動
手段を下面に具備し、上面に設けた商品の載置面
又は展示面の後部上部に、同巾の壁面部を立設し
てなる台車と、 前記台車を受け入れることのできる底面を有す
る前面開口の収容空間を具備するとともに、該収
容空間の入口上端部高さを前記台車の壁面部と略
同高さに設定してなる陳列本体と、 前記台車を陳列本体の収容空間へ出し入れした
ときに収容空間の入口全部又は一部を開閉すべ
く、前記陳列本体の収容空間入口両側に上下方向
に対向設置した凹状の下部案内レールとその上端
部から収容空間奥行斜め上方へ対向設置した凹状
の上部案内レールに、下端両側部及び上端両側部
に突設した下部突出片及び上部突出片をそれぞれ
間装してなるシヤツターと、 前記シヤツター下端部に連結した始端から収容
空間奥部に位置させた少なくとも該シヤツターの
引上げに要する力よりも大きい重力を発生させる
重さを有する重錘に連結した終端までの間が滑車
により案内され且つ該始端と終端との間で前記台
車にもうけた回転体に巻装させた索条とでなり、
該台車の収容空間からの出し入れによつて該シヤ
ツターを前記レールに沿つて上下動させてなるの
で、台車を収容空間に位置させた際はシヤツター
が収容空間入口を遮蔽して閉状態となしているの
で内部を隠蔽して収納状態を実現し、該台車を引
出せば該台車にもうけた回転体に巻装した索条に
よつてまずシヤツターが連動して上方へ移動して
該シヤツターが開状態位置で行き止まり、次に同
じく該台車にもうけた回転体に巻装した索条によ
つて重錘が連動して上方へ移動して該索条に下方
への重力を付与し、台車の商品載置面又は展示面
が完全に外部空間に位置すれば、シヤツターもす
でに開状態であり該台車の陳列展示状態を実現す
るのであり、再びもとの収納状態となしたい場合
は台車を押し入れていけば前述動作とは逆に重錘
並びにシヤツターが前方下方へ傾斜した開状態か
らその自重により下部案内レール及び上部案内レ
ールに導かれて下動してきて台車を完全に収容空
間に位置させれば同時に収容空間入口もシヤツタ
ーにより遮蔽され隠蔽状態を再現するのである。
このように、本考案に係る展示装置は、商品等の
陳列展示状態とそれら陳列展示物を含めた全てを
隠蔽した収納状態との繰返しの相互切換が台車を
単に出し入れするだけで即時に且つ極めて容易
に、しかも台車の押し入れ時には重錘の重力作用
により極めて小さい押し入れ力にてワンタツチで
できるので、商品等の陳列展示状態と収納状態と
の相互切換作業において極めて大きい省力化並び
に時間短縮を実現するものであり、展示前の陳列
作業の途中段階のまま顧客の目にはふれずに放置
させたり、又は商品が貴重品である場合に陳列展
示時以外の保管にも極めて至便なものである。加
えて、索条の始端をシヤツター下端部に連結する
とともに、終端を重錘に連結し、その間を滑車で
案内し且つ台車にもうけた回転体に巻装したの
で、台車の出し入れの長さ即ち収納状態から陳列
展示状態までの移動距離と、シヤツターの閉状態
から開状態へ移動させるために必要な索条の引張
り長さが異なる場合にも寸法設定が容易になり、
即ち少なくともシヤツターの移動距離を台車の移
動距離の2倍以上に設定すれば、その過不足分を
重錘が上昇することで補うことができ、しかもシ
ヤツターが開状態の場合に常に重錘の重力がシヤ
ツターを開状態を維持する方向に作用するので、
安定にその状態を維持することができる。また、
台車の上面に設けた商品の載置面又は展示面の後
部上部に、同巾の壁面部を立設するとともに、陳
列本体の収容空間の入口上端部高さを前記台車の
壁面部と略同高さに設定したので、台車を引き出
して展示状態となした場合に前記壁面部で収容空
間内部を完全に遮蔽することができて外観性の向
上を図れるとともに、該壁面部を商品の説明書き
掲示面、宣伝用ポスター掲示面もしくは彩色・装
飾面として利用することができる。更に、前記シ
ヤツターを間装し案内するための上部案内レール
を収容空間入口両側上端部から収容空間奥行斜め
上方へ対向設置したので、開状態ではシヤツター
が収容空間の上部で前方下方へ傾斜した状態にな
り、台車を押し入れた際にシヤツターが自重によ
り下動することができる効果に加えて、シヤツタ
ーを開状態となした場合の該シヤツターを収容す
る空間が少なくすることができるといつた効果も
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る展示装置の基本構成並び
に基本動作を示す説明図、第2図は本考案に係る
代表的実施例の収納状態を示す正面図、第3図は
第2図の実施例の陳列展示状態での中央縦断面
図、第4図は他の実施例の陳列展示状態での中央
縦断面図である。 A:展示装置、B:台車、C:陳列本体、D:
シヤツター、E:索条、E′:索条、F:重錘、
F′:付加重錘、1:摺動手段、1′:回転輪、
2:商品、3:載置面又は展示面、4:底面、
5:収容空間、5′:上方空間、6:収容空間入
口、7:下部案内レール、8:上部案内レール、
9:滑車、9′:回転体、10:レール、10′:
レール、11:ストツパー、12:台車前面幕
板、12′:突出縁、12″:垂下縁、13:水平
面、14:壁面部、15:天井面、16:壁面、
17:柱体、18:枠組、19:下部突出片、2
0:上部突出片、21:突出アーム、22:シヤ
ツター用ストツパー、23:引込部、24:引込
部の底面、25:引き戸、26:コロ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 摺動手段を下面に具備し、上面に設けた商品
    の載置面又は展示面の後部上部に、同巾の壁面
    部を立設してなる台車と、 前記台車を受け入れることのできる底面を有
    する前面開口の収容空間を具備するとともに、
    該収容空間の入口上端部高さを前記台車の壁面
    部と略同高さに設定してなる陳列本体と、 前記台車を陳列本体の収容空間へ出し入れし
    たときに収容空間の入口全部又は一部を開閉す
    べく、前記陳列本体の収容空間入口両側に上下
    方向に対向設置した凹状の下部案内レールとそ
    の上端部から収容空間奥行斜め上方へ対向設置
    した凹状の上部案内レールに、下端両側部及び
    上端両側部に突設した下部突出片及び上部突出
    片をそれぞれ間装してなるシヤツターと、 前記シヤツター下端部に連結した始端から収
    容空間奥部に位置させた少なくとも該シヤツタ
    ーの引上げに要する力よりも大きい重力を発生
    させる重さを有する重錘に連結した終端までの
    間が滑車により案内され且つ該始端と終端との
    間で前記台車にもうけた回転体に巻装させた索
    条とでなり、該台車の収容空間からの出し入れ
    によつて該シヤツターを前記レールに沿つて上
    下動させてなる展示装置。 2 前記台車の下面に具備する摺動手段として回
    転輪を用い、該回転輪を台車下面の前後部の所
    定位置に台車が自立可能に3ケ所以上もうけ、
    後部回転輪は陳列本体底面に始端並びに終端が
    ストツパ一部となしてもうけられたレールに嵌
    合させてなる実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の展示装置。 3 前記滑車並びに案内レール等を取付ける前記
    陳列本体として頂面並びに背面を陳列展示場所
    の天井面もしくは壁面を利用して、前面両脇に
    底面と天井面を結ぶ長さ調節手段付の柱体をも
    うけ該柱体並びに底面とに連結して自立する枠
    組を用いてなる実用新案登録請求の範囲第1項
    または第2項記載の展示装置。 4 下部案内レール上端部並びに上部案内レール
    下端部に前記シヤツターの動作停止用のストツ
    パーをそれぞれもうけてなる実用新案登録請求
    の範囲第1項または第2項または第3項記載の
    展示装置。 5 前記シヤツターと前記重錘とを滑車で案内し
    て連結する索条を、該シヤツター下端部に連結
    した始端から少なくとも上部案内レールより上
    方まで延伸した後、奥行方向へ折曲伸長させて
    収容空間奥部から案内レール並びに台車の背後
    下方へ垂下させ、台車の後方で折曲して該台車
    背後から該台車の移動方向に延伸させて該台車
    後部にもうけられた回転体の周囲に巻装させて
    反転させ、再度該台車後方まで延伸させて上方
    へ折曲して該重錘からの所定の延長方向高さを
    有する位置まで延伸した後、下方へ折曲して吊
    り下げ状態となして該重錘まで連続配設してな
    る実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    または第3項または第4項記載の展示装置。
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JPS5123416U (ja) * 1974-08-08 1976-02-20
JPS5531970U (ja) * 1978-08-24 1980-02-29

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