JPH0750531Y2 - フロア部の昇降装置 - Google Patents

フロア部の昇降装置

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JPH0750531Y2
JPH0750531Y2 JP6602389U JP6602389U JPH0750531Y2 JP H0750531 Y2 JPH0750531 Y2 JP H0750531Y2 JP 6602389 U JP6602389 U JP 6602389U JP 6602389 U JP6602389 U JP 6602389U JP H0750531 Y2 JPH0750531 Y2 JP H0750531Y2
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JP
Japan
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leg
rods
floor
floor portion
rod
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JP6602389U
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JPH035854U (ja
Inventor
千秋 伊藤
Original Assignee
株式会社サンケン・エンジニアリング
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は劇場や多目的ホールなどに設置されるフロア部
の昇降装置に係り、ネジシリンダの駆動により2個のX
脚を開閉させて、これらのX脚の上部に支持されたフロ
ア部を昇降させるようにしたものである。
(従来の技術) 劇場や多目的ホールなどにおいては、催し物の形態や会
議形態等に対応するために、しばしば会場の配設構成が
変更される。かかる会場の配設構成の変更手段として、
開閉自在なX脚の上部に、フロア部を支持してフロア部
の昇降装置を構成したものが知られている(実開平1-67
251号公報,実開平1-67252号公報)。このものは、ネジ
シリンダの駆動によりX脚を開閉させて、フロア部の高
さを調整するようになっている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記従来手段は、フロア部が長大化した場
合、X脚は1個しかない為にフロア部の荷重を十分に支
持できない問題があった。
したがって本考案は、多目的ホールなどの会場設営に有
利なフロア部の昇降装置、更に詳しくは長大なフロア部
をしっかりと支持できるフロア部の昇降装置を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) このために本考案は、一対の脚杆1a,1bの中央部を第1
のヒンジ部5によりX字形に回転自在に軸着して成る第
1のX脚1と、この第1のX脚1に並設されて一対の脚
杆2a,2bの中央部を第2のヒンジ部6によりX字形に回
転自在に軸着して成る第2のX脚2と、この第1のX脚
1および第2のX脚2の上部に支持されたフロア部3
と、第1のX脚1および第2のX脚2のそれぞれの一方
の脚杆1a,2aの下端部の水平方向の摺動を案内するガイ
ドレール91,92と、それぞれの他方の脚杆1b,2bの上端部
の水平方向の摺動を案内するガイドレール81,82とを備
え、第1のX脚1の一対の脚杆1a,1bの第2のX脚2側
の端部1a′,1b′と、第2のX脚2の一対の脚杆2a,2bの
第1のX脚1側の端部2a′,2b′とを互いに交差させる
とともに、第1のX脚1の脚杆1aの摺動する端部と第2
のX脚2の脚杆2aの摺動する端部とをリンク手段7によ
り連動連結し、且つ第1のX脚1若しくは第2のX脚2
の各々の脚杆1a,1b,2a,2bのうちの何れかの脚杆1a,2aの
摺動する端部に連結されてこの端部を水平方向に押し引
きすることにより第1のX脚1と第2のX脚2を同時に
開閉させてフロア部3を昇降させるネジシリンダ18とを
備えたものである。
(作用) 上記構成によれば、フロア部3は2個のX脚1,2により
しっかりと支持される。そしてフロア部3が上昇位置に
ある状態において、ネジシリンダ18が前方へ駆動する
と、リンク手段7を介して連結された2個のX脚1,2は
連動して閉脚し、フロア部3は下降する。またネジシリ
ンダ18を逆方向に駆動させると、2個のX脚1,2は連動
して開脚しフロア部3は上昇する。
(実施例) 次に、図面を参照しながら本考案の実施例を説明する。
第1図はフロア部が上昇位置にある状態のフロア部の昇
降装置の正面図、第2図は下降位置にある状態の同内部
平面図、第3図はフロア部が下降位置にある状態の同正
面図である。また第6図は、第1図に示されるようにフ
ロア部が上昇位置にある状態での全体斜視図である。こ
の第6図は、理解の便のために簡略化して描いている。
このフロア部の昇降装置は劇場や多目的ホールなどの建
造物の基礎面F上に多数個並べて設置されるものであ
り、第1図において、第1のX脚1および第2のX脚2
と、これらの2つのX脚1,2上に支持されたフロア部3
とから構成されている。X脚1,2は同構造であって、一
対の脚杆1a,1b、及び2a,2bの中央部を各々ヒンジ部5,6
によりX字形に回転自在に軸着して構成されている。
8,9はX脚1,2の上端部と下端部にそれぞれ装着された上
部フレームと下部フレームである。上部フレーム8の一
側部には、第1のX脚1の一方の脚杆1bと第2のX脚2
の一方の脚杆2bの上端部の水平方向への摺動を案内する
ガイドレール81,82が水平に設けられている。また下部
フレーム9の一側部には、第1のX脚1の他方の脚杆1a
と第2のX脚2の他方の脚杆2aの下端部の水平方向への
摺動を案内するガイドレール91,92が水平に設けられて
いる。
第1図および第6図において、第1のX脚1の脚杆1a,1
bの第2のX脚2側(図において右側)の端部1a′,1b′
と、第2のX脚2の脚杆2a,2bの第1のX脚1側(図に
おいて左側)の端部2a′,2b,は、図示するように交差し
ている。また第1図において、第1のX脚1の一方の脚
杆1aの摺動する下端部と、第2のX脚2の一方の脚杆2a
の摺動する下端部はリンク手段としての長板から成る連
結部材7により連結されている。このように第1のX脚
1の脚杆1aと第2のX脚2の脚杆2aを連結部材7により
連動連結させれば、第1のX脚1と第2のX脚2は互い
に連動して同時にN1方向やN2方向に回転する。
第1図および第2図において、11〜14は脚杆1b,2b,1a,2
aの上端部に軸着されたシャフトであり、シャフト11,12
の両端部にはスライダ11a,12aが装着されている。また
脚杆1a,2a,1b,2bの下端部にもシャフト11,12,13,14が軸
着されており、シャフト11,12の両端部には脚杆1b,2bの
上端部と同様にスライダ11a,12aが装着されている。第
1図において、これらのスライダ11a,12aが左方に摺動
すると、X脚1,2は、連結部材7により連結されている
ので連動して矢印N1方向に回転して閉脚し、またこれら
のスライダ11a,12aが右方に摺動すると、矢印N2方向に
回転して開脚する。10は下部フレーム9の端部に立設さ
れたストッパーであり、第3図に示すように、フロア部
3はその下面がこのストッパー10に当る位置まで下降す
る。
次に、第1図および第2図を参照してX脚1,2の開閉駆
動手段を説明する。15はブレーキモータ、16はこのモー
タ15の下方に配設された減速機、17はギヤボックスであ
る。18はX脚1,2を駆動してこれらを開閉させるネジシ
リンダであって、その先端部のロッド18aはリンク21,22
を介して第2のX脚2の一方の脚杆2aの摺動する端部に
連結されている。上記減速機16及びギヤボックス17は、
モータ15の回転を減速してネジシリンダ18に伝えるもの
である。
このフロア部の昇降装置は上記のように構成されてお
り、次に動作を説明する。第1図に示すようにフロア部
3が上昇位置にある状態でブレーキモータ15が正回転す
ると、ネジシリンダ18が駆動して、ロッド18aは前方
(第1図において左方)へ突出する。するとリンク21,2
2によりこのロッド18aに連結された第2のX脚2の脚杆
2aの下端部はガイドレール92に沿って前方(第1図にお
いて左方)へ摺動し、これとともに脚杆2aの下端部に連
結部材7を介して連結された第1のX脚の脚杆1aの下端
部及び他方の脚杆1bの上端部、脚杆2bの上端部もそれぞ
れガイドレール91,81,82に沿って同方向へ摺動し、これ
により第1のX脚1と第2のX脚2は互いに連動して各
々ヒンジ部5,6を中心に矢印N1方向に回転しながら徐々
に閉脚し、更にモータ15が回転すると、フロア部3はX
脚1,2の閉脚限度(フロア部3の下降限度)を規定する
ストッパー10の位置まで下降する(第3図参照)。
また第3図に示すようにフロア部3が下降した状態で、
モータ15を逆回転させると、ロッド18aはネジシリンダ1
8内に右方へ引き込まれて右方へ後退する。すると脚杆1
a,2aの下端部及び脚杆1b,2bの上端部は右方へ摺動し、
X脚1,2は連動して矢印N2方向に回転しながら開脚し、
フロア部3は上昇する。このようにこの昇降装置は2つ
のX脚1,2でフロア部3をしっかり支持し、且つ1つの
ネジシリンダ18のロッド18aを前進・後退させることに
より、2つのX脚1,2を互いに連動して開閉させて、フ
ロア部3を安定的に昇降させることができる。
次にフロア部3の構造について説明する。第1図におい
て、フロア部3は、折りたたみ自在な椅子24を7個並設
して成る椅子ユニット25と、この椅子ユニット25を出し
入れ自在に収納する箱形状の椅子収納部26とから成って
いる(第4図も併せて参照)。28は各椅子24を結合する
連結棒である。このようにフロア部3は多数個の椅子24
を備えているので、その横巾(第1図において、左右の
幅)は長大化し、かなりの重量を有している。収納部26
の上板26aは、上記椅子ユニット25を収納部26に折りた
たみ収納した状態で床面になるものである。第1図にお
いて、26bは、側方から収納部26の内部が見えないよう
に、収納部26の側面に装着されたスカート部である。27
はスカート部26bの下面に沿って配設された帯状の安全
スイッチであり、フロア部3を下降させる際、その下方
に異物等があるとこれに当たってこれを検知し、ブレー
キモータ15の駆動を停止させるものである。
次に第1図と第5図を併せて参照しながら、椅子ユニッ
ト25の出し入れ手段を説明する。31は椅子ユニット25の
下部に配設されたブレーキモータ、32はその前部に配設
された減速機であり、回転軸34、ギヤ33等を介してピニ
オン35を駆動する。このピニオン35は、収納部26の内部
に立設されたラック36に沿って昇降する。30はラック36
の支持フレームであって、その背面にはガイドレール38
が配設されている。椅子ユニット25の下部に配設された
昇降自在な椅子の支持フレーム39に装着されたスライダ
37は、このガイドレール38に沿って摺動し、椅子ユニッ
ト25の昇降を案内する。上記収納部26の上面には椅子ユ
ニット25の出し入れ口23を開閉する蓋体53が装着されて
おり(第4図も併せて参照)、椅子ユニット25の昇降に
連動して開閉するようになっている。以上のようにフロ
ア部3を支持するX脚は2個設けられているので、これ
らのX脚1,2は長大なフロア部3をしっかりと支持し
て、確実に昇降させることができる。
なお本考案は種々の設計変更が可能であって、例えば上
記フロア部3に椅子ユニット25は必ずしも設ける必要は
ない。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、2個のX脚1,2に
よりフロア部3を支持するようにしているので、フロア
部3が長大化しても十分にこれを支持して、確実に昇降
させることができる。また2個のX脚1,2はリンク手段
7により連動連結されているので、X脚1,2を駆動する
ネジシリンダは1個でよく、それだけ構造を簡単化で
き、また2個のX脚1,2は確実に同期して回転するの
で、フロア部3を安定的に昇降させることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであって、第1図はフロ
ア部の昇降装置の正面図、第2図は内部平面図、第3図
は部分断面図、第4図は側面図、第5図は椅子ユニット
の出し入れ手段の部分平面図、第6図はフロア部の昇降
装置の全体斜視図である。 1,2……X脚 1a,1b,2a,2b……脚杆 1a′,1b′,2a′,2b′……脚杆の端部 3……フロア部 5,6……ヒンジ部 7……連結部材(リンク手段) 18……ネジシリンダ 81,82,91,92……ガイドレール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の脚杆1a,1bの中央部を第1のヒンジ
    部5によりX字形に回転自在に軸着して成る第1のX脚
    1と、この第1のX脚1に並設されて一対の脚杆2a,2b
    の中央部を第2のヒンジ部6によりX字形に回転自在に
    軸着して成る第2のX脚2と、この第1のX脚1および
    第2のX脚2の上部に支持されたフロア部3と、前記第
    1のX脚1および第2のX脚2のそれぞれの一方の脚杆
    1a,2aの下端部の水平方向の摺動を案内するガイドレー
    ル91,92と、それぞれの他方の脚杆1b,2bの上端部の水平
    方向の摺動を案内するガイドレール81,82とを備え、 前記第1のX脚1の一対の脚杆1a,1bの前記第2のX脚
    2側の端部1a′,1b′と、前記第2のX脚2の一対の脚
    杆2a,2bの前記第1のX脚1側の端部2a′,2b′とを互い
    に交差させるとともに、前記第1のX脚1の脚杆1aの摺
    動する端部と前記第2のX脚2の脚杆2aの摺動する端部
    とをリンク手段7により連動連結し、且つ前記第1のX
    脚1若しくは第2のX脚2の各々の脚杆1a,1b,2a,2bの
    うちの何れかの脚杆1a,2aの摺動する端部に連結されて
    この端部を水平方向に押し引きすることにより前記第1
    のX脚1と前記第2のX脚2を同時に開閉させて前記フ
    ロア部3を昇降させるネジシリンダ18とを備えたことを
    特徴とするフロア部の昇降装置。
JP6602389U 1989-06-06 1989-06-06 フロア部の昇降装置 Expired - Lifetime JPH0750531Y2 (ja)

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JP6602389U JPH0750531Y2 (ja) 1989-06-06 1989-06-06 フロア部の昇降装置

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JP6602389U JPH0750531Y2 (ja) 1989-06-06 1989-06-06 フロア部の昇降装置

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Publication Number Publication Date
JPH035854U JPH035854U (ja) 1991-01-21
JPH0750531Y2 true JPH0750531Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=31598379

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JP (1) JPH0750531Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101666421B1 (ko) * 2016-01-15 2016-10-14 코이타 주식회사 승강 작동의 정밀제어가 가능한 차량 정비용 리프트

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KR101666421B1 (ko) * 2016-01-15 2016-10-14 코이타 주식회사 승강 작동의 정밀제어가 가능한 차량 정비용 리프트

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JPH035854U (ja) 1991-01-21

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