JPH02128319A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH02128319A
JPH02128319A JP28046288A JP28046288A JPH02128319A JP H02128319 A JPH02128319 A JP H02128319A JP 28046288 A JP28046288 A JP 28046288A JP 28046288 A JP28046288 A JP 28046288A JP H02128319 A JPH02128319 A JP H02128319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic head
al2o3
hardness
magnetic recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP28046288A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Ikuyama
生山 清一
Masashi Somezawa
染沢 昌志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH02128319A publication Critical patent/JPH02128319A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録媒体に関し、特にいわゆる塗布型の磁
気記録媒体の磁性層に添加される研磨剤の改良に関する
〔発明の概要〕
本発明はいわゆる塗布型の磁気記録媒体において、磁性
層中に添加される研磨剤としてδ−A120、を選択す
ることにより、走行耐久性に優れかつ磁気ヘッドへの損
傷の虞れが少ない磁気記録媒体の提供を図るものである
〔従来の技術〕
一般に、オーディオ用、ビデオ用、コンピュータ用等の
磁気記録媒体は、強磁性の金属酸化物粉末や金属微粉末
等の磁性材料を結合剤中に分散混練してなる磁性塗料を
非磁性支持体の上に塗布することにより、その磁性層を
形成したものである。
特に近年の高密度記録への要求から、保磁力や残留磁束
密度の高い金属微粉末が磁性材料として注目されている
ところで、上述のような磁気記録媒体は磁気ヘッドと摺
接しながら使用されるので、磁性層について十分な走行
耐久性を確保することが必要である。磁性層の走行耐久
性が低いと、該磁性層から脱落しな磁性粉等が特に磁気
ヘッドのギャップの近傍に付着し易く、磁性層と磁気ヘ
ッドの接触性を低下させて電磁変換特性の劣化やドロッ
プアウトを誘発する原因となる。したがって、たとえば
ビデオテープレコーダーを用いて静止画像を連続に再生
するような場合に磁性層の寿命が著しく低下することに
なる。
上述のような磁性層の走行耐久性の改善、あるいは磁気
ヘッド上への磁性粉等の付着を防止するために、従来磁
性層にアルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、酸化チタン
、酸化ケイ素等の硬度の高い研磨剤を添加することが一
般に行われている。
特にアルミナは広く使用されている研磨剤のひとつであ
る。この研摩剤の添加により、磁性層の走行耐久性が向
上すると共に、磁気記録媒体の走行に伴って絶えず磁気
ヘッドが物理的に研磨される。
〔発明が解決しようとする課題] ところで、従来研磨剤として多用されているアルミナは
、たとえば特開昭62−202321号公報に開示され
ているように主としてα−A/!!O,である。
しかし、α−ALO3は磁性層の走行耐久性の改善には
効果があるものの、硬度が高くまた粒径を小さくするこ
とが難しいために磁気ヘッドに傷を付けたり、電磁変換
特性を劣化させたりする等の問題があり、高品質の記録
・再生には不適当であった。
そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑みて提案される
ものであり、走行耐久性の向上と磁気ヘッドの損傷の軽
減を可能とする磁気記録媒体を提供しようとするもので
ある。
〔課題を解決するための手段] ところで、アルミナには最も古くから知られている上述
のα−A l t○、の他にも、未だ原子配列の解明さ
れていない数種の中間転移相の存在することが知られて
いる。本発明者らは、これらの中間転移相のうちδ−A
 l t Osが磁性層に添加される研磨剤として好適
であることを見出し、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明にかかる磁気記録媒体は、非磁性支持
体上に強磁性粉末と結合剤とを主体とする磁性層が形成
されてなる磁気記録媒体であって、上記磁性層中にδ−
A Q z O*を含有することを特徴とするものであ
る。
δ−A2□0.は、アルミニウム水和物のひとつである
ベーマイトl!O(OH)が脱水してγAA□0.とな
り、これがさらにθ−Affi、03に熱変化する途中
に現れる相である。δ−Ait○。
のモース硬度は8であり、硬度9のα−A l t O
3に比べればやや柔らかいが、この適度な硬度が良好な
研磨性を維持しながらもヘッドへの傷付きを防止するこ
とを可能としている。平均粒径は10〜1100nに選
ぶことが好ましい、上記範囲より平均粒径が小さいと走
行耐久性が劣化し、逆に大きいと磁気ヘッドの摩耗が増
加する虞れがある。また添加量は、強磁性粉末に対して
1〜20重量部に選ばれる。上記範囲よりも少ないと走
行耐久性が劣化し、逆に多過ぎると相対的に磁性層に占
める磁性材料の含有量が低下して再生出力が低下する虞
れがある。
上述のδ−A Il t Osは、たとえばベーマイト
を850°Cにて焼成する方法や、無水塩化アルミニウ
ムA Q CQ 3の火焔加水分解を行う方法等によっ
て得ることができる。
その他、本発明の磁気記録媒体を製造するために使用さ
れる非磁性支持体、結合剤、あるいは潤滑剤1分散剤、
防錆剤、帯電防止剤等の各種の添加剤に関しては、いず
れも従来公知の材料を使用することができる。
さらに、本発明の磁気記録媒体は上記非磁性支持体の磁
性層形成面とは反対側の面にバックコートJWを有する
ものであっても良く、この場合、バックコート層にも上
述のδ−/1.0.が添加されていても良い。
〔作用〕
本発明で使用されるδ−Affi、O,は適度な硬度と
粒径を有しているため、磁性層の走行耐久性が向上する
一方で磁気ヘッドの研磨効果も高く、しかも磁気ヘッド
を傷付ける虞れが少ない。
〔実施例〕
以下、本発明の好適な実施例について実験例にもとづい
て説明する。
実施例1〜実施例7 本実施例は、研磨剤として種々の粒径を有するδ−A 
l ! Osを使用して磁性塗料を調製し、これを非磁
性支持体上に塗布してビデオテープを作成した例である
まず、以下の組成にしたがって磁性塗料組成物を調製し
た。
強磁性金属粉末(比表面積55 +m”/g) 100
重量部塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 (種水化学工業社製、商品名工スレフクA)10重量部
ポリウレタン樹脂 (日本ポリウレタン工業社製、商品名N−2304) 
10重量部ステアリン酸ブチル          2
重量部カーボンブラック (キャlht社製、商品名パルカンχC−72)   
 2重量部メチルエチルケトン        120
重量部メチルイソブチルケトン       60重量
部トルエン              60重量部こ
の磁性塗料組成物に、後述の第1表に示す種々の粒径の
δ−Alto、を1〜20重量部の範囲で添加し、ボー
ルミルにて48時間混合した。続いて2重量部のイソシ
アナート系硬化剤(日本ポリウレタン工業社製、商品名
コロネートL)を添加してさらに混合し、14μm厚の
PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム上に乾
燥後の層厚が6μmとなるように塗布した0次いで磁場
配向処理を行い、乾燥して巻き取った。さらにカレンダ
ー処理、60°C124時間の加熱硬化処理を経て1/
2インチ幅に裁断し、ビデオテープを作成した。
比較例1 上記δ−AJ!O,の代わりに粒径300μmのCr*
Os  粒子を5重量部使用した以外は、上述の各実施
例と同様にしてビデオテープを作成した。
比較例2 上記δ−A l ! Osの代わりに粒径200μmの
αAf、O,粒子を5重量部使用した以外は、上述の各
実施例と同様にしてビデオテープを作成した。
以上の各実施例および各比較例において作成されたビデ
オテープについて、再生出力のC/N比、スチル特性、
および磁気ヘッドの摩耗を調べた。
ここで上記C/N比は、基準テープに対する最適記録電
流により各ビデオテープに4MHzの正弦波信号を記録
ルてこの周波数を中心とする変調ノイズの周波数分布を
測定し、3.9MHzにおける再生出力レベルとノイズ
レベルの比(dB)として求めた。なお今回の実験にお
いては、比較例2のビデオテープのC/N比をOdBと
したときの相対的な値として表した。
スチル特性は走行耐久性の目安となるものであり、とデ
オテープに4.2MHzの映像信号を記録し、この再生
出力が50%に減衰するまでの時間(分)として表した
また磁気ヘッドの摩耗は、上記ビデオテープをフェライ
ト磁気ヘッドを搭載したビデオテープデツキに装填し、
再生モードで100時間走行させた後の該フェライト磁
気ヘッドの磨耗量(、um)を干渉顕微鏡で観察するこ
とにより求めた。
(以下余白) まず研磨剤として5重量部のCr、0.を使用した比較
例1、および5重量部のα−Aj22Chを使用した比
較例2をみると、スチル特性は優れているものの平均粒
径が大きいために磁気ヘッドの摩耗が大きい。特に平均
粒径の大きい比較例1では、顕著な磁気ヘッドの摩耗と
共にC/N比の低下もみられる。
これに対し、各実施例では一部のスチル特性を除いてC
/N比、磁気ヘッドの摩耗のいずれの項目でも比較例よ
り良好な結果が得られている。上述の各比較例と同じく
5重量部のδ−A l t O、を使用した実施例1.
実施例2.実施例4.および実施例7を相互に比較する
と、添加量を一定とした場合には平均粒径が大きくなる
ほどC/N比が低下し、磁気ヘッドの摩耗が増大する傾
向にあることがわかる。また、実施例3ないし実施例6
を相互に比較すると、平均粒径を一定とした場合には添
加量が多くなるほどC/N比が低下し、磁気ヘッドの摩
耗が大きくなる傾向が認められるが、添加量が余り少な
いとスチル特性がやや劣化することがわかる。したがっ
て、δ−Afgosの平均粒径と添加量は、磁気記録媒
体の所望の特性に応じて第1表に示される範囲で適宜設
定すれば良いことになる。
なお、上述のδ−Affi、O,をさらにバンクコート
層に添加しても、良好な結果が得られた。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明では磁性層に
添加される研磨剤として適度な硬度とね径を有するδ−
A2□0.を使用しているため、従来多用されているα
−A l * Ozでは不可能であった走行耐久性の向
上と磁気ヘッドの損傷の軽減との同時達成が可能となる
。したがって、長期間にわたって信鎖性と品質に優れた
磁気記録再生が可能となる。
特許出願人   ソニー株式会社 代理人 弁理士   小 池  見 回   田村榮 同   佐藤 勝 [

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主体とする
    磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において、 上記磁性層中にδ−Al_2O_3を含有することを特
    徴とする磁気記録媒体。
JP28046288A 1988-11-08 1988-11-08 磁気記録媒体 Pending JPH02128319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28046288A JPH02128319A (ja) 1988-11-08 1988-11-08 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28046288A JPH02128319A (ja) 1988-11-08 1988-11-08 磁気記録媒体

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Publication Number Publication Date
JPH02128319A true JPH02128319A (ja) 1990-05-16

Family

ID=17625402

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28046288A Pending JPH02128319A (ja) 1988-11-08 1988-11-08 磁気記録媒体

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JP (1) JPH02128319A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5348920A (en) * 1991-07-08 1994-09-20 Sumitomo Chemical Company, Limited θ-alumina powder, preparation thereof and magnetic recording medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5348920A (en) * 1991-07-08 1994-09-20 Sumitomo Chemical Company, Limited θ-alumina powder, preparation thereof and magnetic recording medium

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