JPH0212799Y2 - - Google Patents

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JPH0212799Y2
JPH0212799Y2 JP1981020389U JP2038981U JPH0212799Y2 JP H0212799 Y2 JPH0212799 Y2 JP H0212799Y2 JP 1981020389 U JP1981020389 U JP 1981020389U JP 2038981 U JP2038981 U JP 2038981U JP H0212799 Y2 JPH0212799 Y2 JP H0212799Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテープレコーダ、カラーテレビジヨン
受像機等に使用して好的なスピーカに関し、特に
その磁気回路からの磁束の外部への漏洩を減少さ
せることができると共に、安価に提供できるもの
である。
従来スピーカとして第1図及び第4図に示す如
きものが提案されている。
この第1図において、1はリング状のマグネツ
トを示し、このマグネツト1の一方の磁極側(図
において下部)には、その中央に突出部2aを有
する円板状のヨーク2が接着剤を用いて磁気的に
接着され、他方の磁極側(図において上部)には
リング状のプレート3が接着剤を用いて磁気的に
接着されている。そして、これらマグネツト1、
ヨーク2及びプレート3によつて磁気回路100
が構成されている。そして、この磁気回路100
は、この磁気回路100を構成するプレート3が
金属、例えば鉄よりなるフレーム4にビス等を用
いて固定されることで、フレーム4に接着固定さ
れている。
また、磁気回路100の側面及び後面(ヨーク
2側の面)は、シールド材、例えば鉄よりなる円
筒形金属板5で覆われる。この場合、この円筒形
金属板5は磁気回路100を構成するヨーク2に
接着して固定されている。
また、6はボイスコイルボビンを示し、ボイス
コイル7がその外周上に巻装されている。そし
て、この場合、ボイスコイルボビン6は図に示す
如く、即ち、ヨーク2の突出部2aがその内側に
挿入され、プレート3がこのボイスコイルボビン
6を介して、突出部2aに対向する如く配設され
ている。
また、このボイスコイルボビン6の一端にその
周縁部がフレーム4に保持された振動板8の中心
部が固着されている。
また、この第1図において9はダンパーであ
る。
斯る第1図に示すスピーカにおいて、ボイスコ
イル7に音声信号が供給されると、磁気回路10
0の働きによりボイスコイルボビン6が振動し
て、振動板8を音声信号に応じて振動させるの
で、このスピーカより音声信号に応じた音声が発
生する。
ところで、この場合、フレーム4は強磁性材で
ある鉄よりなり磁気シールド材をも兼用する。
しかし、斯る第1図に示す例においては、この
フレーム4は磁気回路100を構成するプレート
3側に設けられているものの、このフレーム4は
プレート3に直接ビス等を用いて接着されている
ので、この磁気回路100よりプレート3側に漏
洩する磁束をそれ程有効にシールドすることはで
きなかつた。第2図一点鎖線A1で示すものはこ
のフレーム4を介して前面a〜b方向に漏洩する
磁束をフレーム4上で測定したものであるが、こ
のように相当量の磁束が外部へ漏洩する。
また、斯る第1図に示す例においては、磁気回
路100の側面c〜d及び後面d〜eをシールド
機能を有する強磁性材例えば鉄よりなる円筒形金
属板5で覆い、この磁気回路100より側面c〜
d及び後面d〜e方向に漏洩する磁束をシールド
するようになされたものであるが、この円筒形金
属板5は磁気回路100を構成するヨーク2に直
接ビス等で接着されているので、この磁気回路1
00より側面c〜d及び後面d〜e方向、特に後
面d〜e方向に漏洩する磁束をそれ程有効にシー
ルドすることはできなかつた。第3図一点鎖線
B1で示すものはこの円筒形金属板5を介して側
面c〜d及び後面d〜e方向に漏洩する磁束を、
この円筒形金属板5上で測定したものであるが、
このように相当量の磁束が外部へ漏洩する。
次に、第4図に示すものは、磁気回路100の
側面c〜d及び後面d〜eを覆うようになされた
シールド材を構成する円筒形金属板5が磁気回路
100に接しないように、この磁気回路100と
所定間隔をおいて、例えばフレーム4に接着剤或
いはビス等を用いて配設されたもので、その他は
第1図に示すものと同様に構成されている。
斯る第4図に示す例によれば、同筒形金属板5
は磁気回路100に直接接していないので、その
シールド機能を遺憾なく発揮でき、磁気回路10
0よりこの円筒形金属板5を介して側面c〜d及
び後面d〜e方向に漏洩する磁束は第3図破線
B2で示す如く減少する。
しかしながら、この第4図に示す例によれば、
第1図に示す例と同様に、フレーム4は磁気回路
100を構成するプレート3に直接ビス等で接着
されているので、第2図破線A2で示す如く、こ
の磁気回路100より前面a〜b方向に、フレー
ム4を介して相当量の磁束が外部へ漏洩する。
したがつて、斯る第1図及び第4図に示すスピ
ーカがテープレコーダの磁気ヘツドまたはカラー
テレビジヨン受像機のブラウン管等の近くに設置
された場合には、上述した漏洩磁束により音声の
歪や色ズレを生じさせてしまう不都合があつた。
また、斯る第1図及び第4図に示すスピーカに
よれば、磁気回路100がフレーム4又は円筒形
金属板5に直接接着されるので、これらフレーム
4又は円筒形金属板5を介して磁気回路100の
磁束の一部が側路されるので、ギヤツプ、即ちプ
レート3と突出部2a間の磁束密度が大きく減少
してしまう。したがつて、所定のパワーを得るに
はその分だけボイスコイル7の巻回数を増加させ
る等しなければならず、より高価となる不都合が
あつた。
本考案は斯る点に鑑み、磁気回路からの磁束の
外部への漏洩を減少させると共に、より安価なス
ピーカを提案せんとするものである。
以下第5図を参照しながら本考案によるスピー
カの一実施例について説明しよう。この第5図に
おいて第1図及び第4図と対応する部分には同一
符号を付し、その詳細説明は省略する。
この第5図においては磁気回路100を構成す
るプレート3上に非磁性材、例えば合成樹脂より
なるリング状のフロートリング10が接着剤によ
り接着され、このフロートリング10が、ビス等
を用いてフレーム4に固定される。そして、磁気
回路100を構成するプレート3が直接フレーム
4に接しないようになされている。
また、磁気回路100を構成するヨーク2の下
部に同様に非磁性材、例えば合成樹脂よりなるリ
ング状のフロートリング11が接着剤により接着
され、このフロートリング11にシールド材を構
成する円筒形金属板5がビス等で固定される。そ
して、磁気回路100を構成するヨーク2が直接
円筒形金属板5に接しないようになされている。
また、この第5図に示す例の場合には、磁気回
路100を構成するプレート3とフレーム4との
間にフロートリング10を介在させることで、フ
レーム4がボイスコイルボビン6のボイスコイル
7の巻装されている部分よりもち上がるので、こ
の例の場合には、フレーム4の中心部4aを延長
して、即ち、中心部4aの開孔の径をボイスコイ
ルボビン6の径に近づけ、磁気回路100の前面
a〜bがこのフレーム4にてさらに広く覆われる
ようになされる。
その他は第4図に示す例と同様に構成される。
斯る第5図に示すスピーカによれば、磁気回路
100はシールド材を兼用するフレーム4にも、
シールド材を構成する円筒形金属板5にも、非磁
性材よりなるフロートリング10及び11を介し
て接着されるようになされ、直接接するものでな
いから、そのシールド機能を遺憾なく発揮でき
る。しかも、この場合、フレーム4の中心部4a
はボイスコイルボビン5に極めて近接するまで延
長されて、磁気回路100の前面a〜b方向をよ
り広く覆うようになされているので、このフレー
ム4により、磁気回路100より前面a〜b方向
に漏洩する磁束をより多くシールドすることがで
きる。ここで、第2図実線A3はこの第5図に示
す例において前面a〜b方向にフレーム4を介し
て漏洩する磁束を示すものであり、従来例に比べ
て相当減少される。また、第3図実線B3はこの
第5図に示す例において側面c〜d方向及び後面
d〜e方向に円筒形金属板5を介して漏洩する磁
束を示すものであり、これも従来例に比べて改善
される。したがつて、斯る第5図に示すスピーカ
をテープレコーダの磁気ヘツドまたはカラーテレ
ビジヨン受像機のブラウン管等の近くに設置して
も、これらに対する漏洩磁束の影響は少なく、音
声の歪や色ズレを生じさせることはない。
また、斯る第5図に示すスピーカによれば、磁
気回路100がフレーム4にも円筒形金属板5に
も直接接着されていないので、従来例の如く、こ
れらフレーム4又は円筒形金属板5を介して磁気
回路100の磁束の一部が側路されることはな
く、ギヤツプ、即ちプレート3と突出部2a間の
磁束密度が従来例に比べ増加(略30〜40%)し、
所定のパワーを得るのに従来のものより例えばボ
イスコイル7の巻回数を減らすことができ、より
安価なものを提供できる。
次に第6図を参照しながら本考案によるスピー
カの他の実施例について説明しよう。
この第6図においては、磁気回路100を構成
するプレート3上に非磁性材、例えば合成樹脂よ
りなるリング状のシート12を介して、強磁性
材、例えば鉄よりなるリング状のフロートリング
13が接着剤等を用いて接着され、このフロート
リング13がリング状のシート12と同様のリン
グ状のシート14を介してフレーム4に接着剤等
を用いて固定される。そして、磁気回路100を
構成するプレート3が、直接、フレーム4に接し
ないようになされている。また、磁気回路100
を構成するヨーク2の下部に、同様に非磁性材、
例えば合成樹脂よりなるリング状のシート15を
介して、強磁性材、例えば鉄よりなるリング状の
フロートリング16が接着剤等を用いて接着さ
れ、このフロートリング16に、リング状のシー
ト15と同様のリング状のシート17を介して円
筒形金属板5が接着剤等を用いて固定される。そ
して、磁気回路100を構成するヨーク2が直
接、円筒形金属板5に接しないようになされてい
る。
このような第6図に示すスピーカによれば、フ
レーム4及び円筒形金属板5に磁気回路100が
直接接するもではないので、第5図に示すスピー
カと同様の作用効果を得ることができる他、フロ
ートリング13及び16が強磁性材、例えば鉄よ
りなるものであるので、磁気回路100の漏洩磁
束に対するより大きなシールド効果が得られる。
ところで、この第6図に示す例においては、強
磁性材、例えば鉄よりなるフロートリングを1枚
13又は16使用したものであるが、このフロー
トリングを複数枚用いて、例えば、プレート3と
フレーム4との間にプレート3−非磁性材よりな
るシート(以下シートという)→フロートリング
→シート→フロートリング→…→シート→フロー
トリング→シート→フレーム4のように多層とな
るように構成することもできる。この場合には漏
洩磁束に対してより一層のシールド効果が得られ
ることは明らかであろう。
以上述べた如く、本考案によるスピーカによれ
ば、磁気回路からの磁束の外部への漏洩を減少さ
せることができると共に、より安価に提供できる
ものである。
尚、上述実施例においては、フロートリングを
2つ10及び11または13及び16設けるよう
になしたものであるが、その一方のみを設けるよ
うになしても充分である。要は、磁気回路100
とシールド材を兼用するフレーム4及びシールド
材を構成する円筒形金属板5とが直接接しないよ
うになされればよいのである。
また、本考案は上述実施例に限らず本考案の要
旨を逸脱することなく、その他種々の構成を取り
得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第4図は夫々従来のスピーカの例を
示す要部の断面図、第2図及び第3図は夫々本考
案の説明に供する線図、第5図は本考案によるス
ピーカの一実施例を示す要部の断面図、第6図は
本考案によるスピーカの他の実施例を示す要部の
断面図である。 1はマグネツト、2はヨーク、3はプレート、
4はフレーム、5は円筒形金属板、6はボイスコ
イルボビン、7はボイスコイル、8は振動板、9
はダンパー、10及び11は夫々フロートリン
グ、100は磁気回路である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プレート、マグネツト及びヨークからなる磁気
    回路と、この磁気回路からの漏洩磁束をシールド
    する円筒形金属板と、上記プレートと所定の間隙
    をもつて配されると共に、振動板が取付けられた
    ボイスコイルボビンと、上記振動板の周縁部を一
    端で支持する上記磁気回路からの漏洩磁束をシー
    ルドするスピーカフレームと、一方及び他方の接
    触部を遮断するように少なくとも一部に非磁性材
    を有してなるフロートリングとを備え、 上記スピーカフレームの他端を上記プレートよ
    りも突出するように延設して上記磁気回路の前面
    側を覆うようになすと共に、上記磁気回路の前面
    側と上記スピーカフレームの延設された他端の裏
    面との間及び上記磁気回路の後面側と上記シール
    部材との間の少なくとも一方に上記フロートリン
    グを配し、この一方にのみフロートリングを配し
    たときには他方は直接接しないようになされてい
    ることを特徴とするスピーカ。
JP1981020389U 1981-02-16 1981-02-16 Expired JPH0212799Y2 (ja)

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JPS5033159U (ja) * 1973-07-20 1975-04-10

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