JPH02127089A - 通帳自動頁めくり装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、銀行業務等で使用される通帳の自動記帳装置
に設置した通帳の印字頁を自動的にめくる通帳自動頁め
くり装置に関する。

［従来の技術］ 従来この種の頁めくり装置は、通帳の上面だけを押圧し
ながら通帳を搬送することによってできる通帳の湾曲部
を利用して頁めくりを行う機構となっていた。

［発明が解決しようとする課題］ 上述した従来の頁めくり装置は、通帳の上面だけを押圧
するだけで通帳の頁めくりを行っていたので、押圧の強
さ、通帳の変形等により複数枚の印字頁に湾曲部が生じ
て複数枚を同時にめくってしまうという欠点があった。

まためくる頁が通帳の表紙に近づいてくると、通帳の表
紙までが折れ曲がってしまう欠点もあった。

［課題を解決するための手段］ 本発明によりば、通帳の紙の復元力は利用せず、最も傷
みの少ない通帳の中央部分を固定手段で押え付け、搬送
によって生じる用紙の湾曲を利用してこの湾曲部に頁区
分けピンを挿入して通帳を搬送することによって頁めく
りを行う通帳自動頁めくり装置が得られる。

具体的に本発明は、印字頁を展開した通帳を順及び逆方
向に搬送するための搬送路と、上下方向に移動して前記
搬送路上を走行する通帳のめくり側の頁の中央上部を押
圧するワンウェイクラッチが組込まれた２つの通帳押え
ローラを搬送方向前後に具備した押え機構と、通帳が前
記押え機構により押圧された状態で搬送されることによ
って発生する前記頁の湾曲部内側に挿入される頁区分け
ピンとを有し、前記湾曲部に前記頁区分けピンを挿入し
たまま通帳を搬送することによって印字頁めくりを行う
ことを特徴とするものである。

［実施例］ 次に本発明の一実施例を図面を参照にして詳細に説明す
る。

第１図は本発明通帳自動頁めくり装置を備えた通帳印字
装置を示す図である。

第１図において、通帳印字装置は、図の左方に通帳挿入
口（図示せず）が設けられ、他端に印字ヘッドｌおよび
プラテン２で構成される印字機構部が設けられる。

本発明の通帳自動頁めくり装置は通帳挿入口から印字機
構部に至る通帳搬送路上に設けられている。

通帳搬送路は、通帳挿入口から印字機構部まで伸びた下
側通帳案内板３およびこの下側通帳案内板３の上方に位
置する上側案内板４および５から成り、通帳６が抵抗な
く搬送されるように間隙を有して固定されている。上側
通帳案内板４および５は通帳６の上面が露出して頁めく
りが可能な様に、搬送方向前後に切り離されて上方に開
口を有する。

下側搬送ローラ７および８はベルト１０を介して駆動モ
ータ９によって駆動され、上側搬送ローラ１１および１
２が下側搬送ローラ７および８に接触して従動する様に
設けられている。また、通帳６の搬送時には搬送路の開
口に開閉可能な搬送ガイド１３が架設される。（図中で
は搬送ガイド１３の駆動機構は省略されている）。

上記上側通帳案内板４および５の間の開口上には、押え
機構として通帳６を搬送方向に対してロックするための
通帳押えローラ１４および１５が設けられる。これらの
通帳押えローラ１４および１５内には、ワンウェイクラ
ッチが組込まれており、各々矢印ＡおよびＢ方向にのみ
回転する。またこれらの通帳押えローラ１４および１５
はソレノイド１６および１７により上下動作が可能であ
る。

通帳搬送路のサイドプレート２１には、通帳頁めくり時
にめくり頁の湾曲部に挿入される頁区分けピン１８が設
けられる。この頁区分けピン１８はロータリソレノイド
（図示せず）により頁めくり時にのみ搬送路内に突出す
る。頁区分けピン１８は搬送路の左右両側（片側のみ図
示）に設けられ、同時に出没動作可能な構造になってい
る。

さらに搬送ガイド１３、通帳押えローラ１４゜１５およ
び頁区分けピン１８の動作を起動するために、通帳６の
位置検出を行うホトセンサ１９および２０が搬送路航後
に設けられている。

以上のように構成された通帳自動頁めくり装置の順方向
の頁めくり動作を第２図および第３図を参照して説明す
る。

第２図（ａ）に示すように、通帳６の印字頁に取引デー
タを印字し、次頁への頁めくりが必要になった場合、制
御部（図示せず）からの頁めくり命令によって通帳６は
矢印Ｘ方向に搬送される。

通帳６の後端縁がホトセンサ１９で検知されると、通帳
６はステップ制御で順めくり開始位置まで搬送される。

第２図（ｂ）に示すように順めくり開始位置に位置決め
された通帳６の後端及び中央部分は通帳押えローラ１４
，１５によって押えられる。また搬送ガイド１３は上方
に引上げられる。次に第２図（Ｃ）に示すように、通帳
押えローラ１４，１５が下方向に移動し、通帳６はめく
り頁を押えながら通帳後端縁がホトセンサ２０で検知さ
れるまで矢印Ｘ方向に搬送される。この時、めくり頁に
は湾曲部６ａが生ずる。

第２図（ｄ）に示すように、このめくり頁の湾曲部６ａ
には頁区分けピン１８が挿入される。この時通帳押えロ
ーラ１５は解除されて上方に、持ち上げられる。さらに
第２図（ｅ）に示すように頁区分けピン１８を挿入した
まま通帳６を引き続き矢印Ｘ方向に搬送することにより
頁めくりが行われる。

最後に第２図（ｆ）に示すように、改頁が終了すると、
通帳６が所定位置まで搬送されたことを示す信号Ｓ３に
よって頁区分けピン１８は搬送路内に解除され上側通帳
案内板４および５の間の開口には搬送ガイド１３が下方
向に移動し、順めくり動作は全て完了する。なお印字頁
の頁めくりが終了すると、改頁後の印字頁を確認するた
めに通帳６の各頁に印刷された頁マークが光電センサか
らなる頁読取装置（図示せず）によって読取られる。こ
の読取りは通帳６のＹ方向への搬送によって行われ、改
頁前の頁数と改頁後の頁数とを比較することによって改
頁が正常に行われたかどうかか検査される。

次にこの順めくり動作によって二頁重ねて頁めくりをし
てしまったときの逆めくり動作について第４図および第
５図を参照して説明する。この逆めくり動作は、順めく
りと逆の順序で行われる。

頁戻しが必要になった場合、第４図（ａ）に示すように
通帳６は矢印Ｘ方向に通帳６の前端縁がセンサ１９によ
り検出されるまで搬送される。通帳６が逆めくり開始位
置に到達すると、第４図（ｂ）に示すように、通帳６の
前端および中央部分は通帳押えローラ１４，１５で押え
られる。

次に第４図（Ｃ）に示すように、通帳６は通帳押えロー
ラ１４，１５でめくり頁を押えられながら通帳６前端縁
がホトセンサ１９を検知する迄矢印Ｙ方向に搬送されめ
くり頁に湾曲部６ａを作られる。この状態で第４図（ｄ
）に示すように、めくり頁の湾曲部６ａには頁区分けピ
ン１８が挿入され、通帳押えローラ１４は上方に解除さ
れる。

さらに通帳６は第４図（ｅ）に示すよρに、頁区分けピ
ン１８を湾曲部６ａに係合させたまま引き続きＹ方向に
搬送し頁めくりされる。最後に第４図（ｆ）に示すよう
に頁めくりされた状態で頁区分けピン１８は搬送路外に
解除され、上側通帳案内板４および５の間の開口に搬送
ガイド１３が降され逆めくり動作が全て完了する。

［発明の効果］ 本発明は以上説明したように、押え機構にて通帳のめく
り頁を押えつつ搬送を行って、めくり頁に湾曲部を作り
、そ、の湾曲部に頁区分けピンを挿入したままさらに搬
送を行うことにより、通帳の角の折れ、シワ等に影響さ
れずに確実に一枚ずつの頁めくりが行える効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の通帳自動頁めくり装置を備
えた通帳印字装置の斜視図、第２図（ａ）〜（ｆ）は通
帳の順方向めくりを示す動作説明図、第３図はそのタイ
ムチャート、第４図（ａ）〜（ｆ）は通帳の逆方向めく
りを示す動作説明図、第５図はそのタイムチャートであ
る。 １：印字ヘッド　　　　　　　２ニブラテン３：下側通
帳案内板（搬送路） ４．５：上側通帳案内板（搬送路） ６：通帳 ７．８＝下側搬送ローラ　　　９：駆動用モータｌＯ：
ベルト １１，１２：上側搬送ローラ １３：搬送ガイド １４．１５：通帳押えローラ １６．１７：ソレノイド １８：頁区分けピン １９．２０：ホトセンサ （押え機構）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印字頁を展開した通帳を順及び逆方向に搬送するための
   搬送路と、上下方向に移動して前記搬送路上を走行する
   通帳のめくり側の頁の中央上部を押圧するワンウェイク
   ラッチが組込まれた２つの通帳押えローラを搬送方向前
   後に具備した押え機構と、通帳が前記押え機構により押
   圧された状態で搬送されることによって発生する前記頁
   の湾曲部内側に挿入される頁区分けピンとを有し、前記
   湾曲部に前記頁区分けピンを挿入したまま通帳を搬送す
   ることによって印字頁めくりを行うことを特徴とする通
   帳自動頁めくり装置。