JPH0212594Y2 - - Google Patents

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JPH0212594Y2
JPH0212594Y2 JP2661384U JP2661384U JPH0212594Y2 JP H0212594 Y2 JPH0212594 Y2 JP H0212594Y2 JP 2661384 U JP2661384 U JP 2661384U JP 2661384 U JP2661384 U JP 2661384U JP H0212594 Y2 JPH0212594 Y2 JP H0212594Y2
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JP
Japan
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roller frame
dynamometer
storage chamber
roller
swing shaft
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JP2661384U
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JPS60139245U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案はシヤシダイナモメータの冷却装置に係
わり、特に回動トルク測定機に連結された揺動軸
上に試験車の駆動輪を載せるローラを支持させる
ようにした型式のシヤシダイナモメータに付設さ
れる冷却装置に関する。
〈技術的背景〉 シヤシダイナモメータは車輌を停止させた状態
で駆動輪を回転させて動的試験を行ない得ること
から、自動車等の性能試験に広く用いられてい
る。
従来のシヤシダイナモメータには、内部にステ
ータコア(ダイナモメータ用固定子)が設けられ
たフレームと、このフレームに支持されステータ
コアと対向して協働するロータコア(ダイナモメ
ータ用回転子)が設けられた回転軸とを有するダ
イナモメータが備えられており、この回転軸を試
験車の駆動輪を載せるローラの回転軸に連結し
て、ローラの回転に起因してステータコアとロー
タコアとの間で生ずる電磁的作用力によるフレー
ムの揺動から試験車の出力トルク等に関する性能
測定を行なつている。しかしながら、このような
型式のシヤシダイナモメータにあつては、それぞ
れ別個に設置されたダイナモメータとローラとを
連結したものであつたため、シヤシダイナモメー
タ全体として大型化し広い設置スペースを必要と
するものであつた。
このような事情に鑑み、本案出願人はローラと
ダイナモメータとを一体に組み合わせることによ
り広い設置スペースを必要としない小型のシヤシ
ダイナモメータを既に開発した。このシヤシダイ
ナモメータは、軸回り回動可能に支持されると共
にステータコアが設けられた揺動軸と、この揺動
軸上に同軸且つ回転自在に支持されると共に内部
にステータコアと対向するロータコアが設けられ
たローラとを備え、試験車の駆動輪によりローラ
が回転したときに生ずるステータコアとロータコ
アとの間の電磁的作用力で揺動軸が回動するのを
測定するようにしたものである。しかしながら、
このようにローラ内部にダイナモメータを設けた
型式のシヤシダイナモメータにあつてもロータコ
アが直接ローラに取付けられているため、下記の
ような不具合があつた。
1 試験車の種類によりローラを径及び巾の異な
るものに交換したり、摩耗等によりローラの交
換を行なう場合に作業が困難である。
2 ステータコア、ロータコアよりなるダイナモ
メータの大きさがローラの大きさにより制限さ
れるためシヤシダイナモメータの性能設定上の
自由度が拘束される。
そこで、本案出願人はさらに上記事情を検討し
た結果、新たなる型式のシヤシダイナモメータを
開発するに到つた。このシヤシダイナモメータ
は、上記型式のものに類似するが、ステータコア
が設けられた揺動軸に略中空円柱状のローラケー
スを同軸且つ回転自在に支持させると共にこのロ
ーラフレーム外周面に一対のローラを同軸に固定
し、該ローラフレーム内面にステータコアに対向
するロータコアを取付けるようにしたものであ
る。このようにシヤシダイナモメータを、ローラ
を備えたローラフレーム内部にダイナモメータを
設けた型式とすることにより、ローラの取付け取
外しが容易となると共にダイナモメータはロータ
内部に直接取付けられていないため、前記不具合
を解消することができた。しかしながら、シヤシ
ダイナモメータは正確な測定を行なうために運転
中そのステータコア、ロータコアを構成するコイ
ルを冷却する必要があるが、この型式のものにあ
つてはステータコア、ロータコアが回転体(ロー
ラフレーム)内に位置するため、各コアへ冷却風
を送給するのに困難があり、何か有効な措置を講
ずる必要があつた。
〈考案の目的〉 本考案は上記事情に鑑みなされたもので、上記
ローラを備えたローラフレーム内部にダイナモメ
ータを設けた型式のシヤシダイナモメータにおけ
る有効な冷却装置を提供することを目的とする。
〈考案の概要〉 本考案のシヤシダイナモメータの冷却装置は、
回動トルク測定機が連結された回動可能な揺動軸
に中空円柱状のローラフレームを同軸且つ回転自
在に支持させ、該ローラフレームには試験車の駆
動輪が載せられる一対のローラを同軸に固定する
と共に揺動軸とローラフレームとの間に形成され
た収容室内にローラフレームに固定されたダイナ
モメータ用回転子と揺動軸に固定されたダイナモ
メータ用固定子とを収容した型式のシヤシダイナ
モメータにおいて、前記ローラフレームの端面若
しくは前記揺動軸の端面に前記収容室に連通する
吸気口を形成すると共に前記ローラフレームの周
面に排気口を形成する一方、該ローラフレームを
取り巻いて該排気口を介して前記収容室に連通す
る環状のダクトを設けると共に該ダクトに連通し
て前記収容室内の空気を外部へ吸い出す排気装置
を設けたことを特徴とし、排気装置の吸引力とロ
ーラフレームの回転による遠心力とを利用して円
滑に流通する冷却風により高い冷却効率を奏する
ものである。
〈実施例〉 本考案に係るシヤシダイナモメータの冷却装置
の一実施例を図面に基づいて説明する。第1図は
シヤシダイナモメータの一部を断面とした側面
図、第2図は第1図中の−線断面図、第3図
は第1図の裏面側から見た部分側面図である。
ベツド1上に設けられた一対の軸受台2にベア
リング3を介して揺動軸4が軸回りに回動可能に
支持されており、この揺動軸4の端部には揺動軸
4に生ずる回動トルクを測定するロードセル5
(回動トルク測定機)が連結されている。揺動軸
4上にはベアリング6を介して中空円柱状のロー
ラフレーム7が揺動軸4と同軸をなすように回転
自在に支持されており、このローラフレーム7の
外周面には試験車の駆動輪(図示省略)が載せら
れる一対のローラ8が揺動軸4と同軸に固定され
ている。これらローラフレーム7及びローラ8は
ボルト9により締結固定されており、後記のステ
ータコア、ロータコアの整備及びローラ8の交換
作業が行い易くなるように配慮している。
ローラフレーム7と揺動軸4との間には環状の
収容室10が画成されており、この収容室10内
には揺動軸4に固定されたステータコア11(ダ
イナモメータ用固定子)とローラフレーム7に固
定されたロータコア12(ダイナモメータ用回転
子)とが対向して設けられている。従つて、前記
試験車の駆動輪(図示省略)によりローラ8が回
転されると、ステータコア11とロータコア12
との間の電磁的作用力により揺動軸4に回動トル
クが生じ、この回動トルクをロードセル5で測定
して試験車の動的性能を測定する。
前記ローラフレーム7の両側の端面7aにはそ
れぞれ多数の吸気口13が放射状に形成され、収
容室10と外部とを連通させている。更に、ロー
ラフレーム7の周面7bには多数の排気口14が
形成されており、これら排気口14はローラ8の
中間部、すなわちロータコア12の長手方向中間
部において収容室10に連通している。
15はローラフレーム7の外周を非接触状態で
取り巻くと共に排気口14を介して収容室10に
連通した環状のダクトであり、このダクト15は
ベツド1上に設置された排気フアン装置16に支
持されると共に連通している。ここで、ダクト1
5及び排気フアン装置16はローラ8間に設けら
れているため、従来デツドスペースとされていた
ローラ8間を有効に利用する配置となつている。
従つて、排気フアン装置16を作動させると、図
中矢印で示すように、外気が吸気口13から収容
室10内に吸い込まれ、冷却風が各コア11,1
2間の隙間、コア鉄心に形成された隙間、及びロ
ータコア12とローラフレーム7の内周面との間
に形成された隙間を流通してこれらコア11,1
2を有効に冷却し、排気口14、ダクト15を介
して排気フアン装置16により外部へ排出され
る。ここで、シヤシダイナモメータ運転中は、ロ
ーラフレーム7の回転による遠心力で収容室10
内からの冷却風の排気が促進されると共に、吸気
口13が遠心力の影響が少ないローラフレームの
端面7aに設けられているため収容室10内への
吸気が支障なく十分に行われ、総じて収容室10
内での冷却風は滞留を生ずることなく極めて円滑
に流通して各コア11,12を効率良く冷却す
る。更に、本実施例では排気口14が各コア1
1,12の長手方向中央部に位置するため、各コ
ア11,12が全体的に均一に冷却されシヤシダ
イナモメータの性能維持に極めて有効である。
尚、本考案においては、揺動軸4の端部に通路
を形成して、収容室10に連通すると共に揺動軸
4の端面に開口した吸気口を形成しても良く、こ
のようにすれば吸気における遠心力の影響をより
少なくすることができる。また、排気装置16を
ローラフレーム7の両側にそれぞれ1個づつ設
け、冷却効率をさらに高めるようにしても良い。
また、ローラフレーム7の回転を許容する周知の
カツプリングによりローラフレーム7の周面7b
とダクト15とを接続するようにしても良い。ま
た、排気装置16としては特別に排気フアン装置
等を用いずとも既存の排気装置のダクトに連結す
るようにしても良い。また勿論、回動トルク測定
機はロードセル5以外のものを用いても良い。
〈考案の効果〉 本考案に係るシヤシダイナモメータの冷却装置
によれば、ダイナモメータ用固定子、回転子の収
容室内にローラフレームの回転に伴う遠心力を利
用して冷却風を円滑に流通させるようにしたた
め、設置スペースが狭くて済み且つローラの整
備、交換が容易であると共に性能を設定の自由度
が高いシヤシダイナモメータにあつて、ダイナモ
メータ用固定子、回転子の効果的な冷却が行な
え、シヤシダイナモメータを常時正確な測定が行
い得る良好な状態に保つことができる。また、一
対のローラ間にダクトや排気装置を設置したの
で、従来ではデツドスペースとされていたこれら
ローラ間のスペースを有効に利用することがで
き、シヤシダイナモメータを大型化することなく
冷却装置を付設することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシヤシダイナモメータの
冷却装置の一実施例を示す一部断面側面図、第2
図は一部を略して示す第1図の−矢視断面
図、第3図は第1図の裏側から見た部分側面図で
ある。 図面中、1はベツド、4は揺動軸、5はロード
セル、7はローラフレーム、7aは端面、7bは
周面、8はローラ、10は収容室、11はステー
タコア、12はロータコア、13は吸気口、14
は排気口、15はダクト、16は排気フアン装置
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベツド上に回動可能に支持されると共に回動ト
    ルク測定機に連結された揺動軸と、該揺動軸に同
    軸且つ回転自在に支持されて当該揺動軸との間に
    収容室を形成する中空円柱状のローラフレーム
    と、該ローラフレームの外周面に同軸に固定され
    て試験車の駆動輪が載せられる一対のローラと、
    前記収容室内で前記揺動軸に固定されたダイナモ
    メータ用固定子及びローラフレームに固定された
    ダイナモメータ用回転子とを備えたシヤシダイナ
    モメータにおいて、前記ローラフレームの端面若
    しくは前記揺動軸の端面に前記収容室に連通する
    吸気口を形成すると共に前記ローラフレームの周
    面に前記収容室に連通する排気口を形成する一
    方、前記ローラフレームの外周を取り巻いて前記
    排気口に連通する環状のダクトを前記ベツドに設
    けると共に該ダクトに連通して前記収容室内の空
    気を外部へ吸い出す排気装置を設けたことを特徴
    とするシヤシダイナモメータの冷却装置。
JP2661384U 1984-02-28 1984-02-28 シヤシダイナモメ−タの冷却装置 Granted JPS60139245U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2661384U JPS60139245U (ja) 1984-02-28 1984-02-28 シヤシダイナモメ−タの冷却装置

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JP2661384U JPS60139245U (ja) 1984-02-28 1984-02-28 シヤシダイナモメ−タの冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPS60139245U JPS60139245U (ja) 1985-09-14
JPH0212594Y2 true JPH0212594Y2 (ja) 1990-04-09

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JP2661384U Granted JPS60139245U (ja) 1984-02-28 1984-02-28 シヤシダイナモメ−タの冷却装置

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JPS60139245U (ja) 1985-09-14

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