JP3324252B2 - シャシーダイナモメータ - Google Patents

シャシーダイナモメータ

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JP3324252B2
JP3324252B2 JP00037894A JP37894A JP3324252B2 JP 3324252 B2 JP3324252 B2 JP 3324252B2 JP 00037894 A JP00037894 A JP 00037894A JP 37894 A JP37894 A JP 37894A JP 3324252 B2 JP3324252 B2 JP 3324252B2
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JP
Japan
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rotor
dynamometer
pair
rollers
stator
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JP00037894A
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JPH07198547A (ja
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光郎 上田
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の走行性能を試
験するシャシーダイナモメータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】シャシーダイナモメータは、車両の走行
路と成るローラ、走行抵抗をシミュレートするダイナモ
メータ、及び被試験車両をシミュレートするフライホイ
ールから成るが、簡易形のシャシーダイナモメータにお
いてはフライホイールを省略し、ローラと渦電流式ダイ
ナモメータから構成される。
【0003】図3は簡易形シャシーダイナモメータの構
成を示す平面図であり、1は取付台、2は取付台1上に
おいて回転軸2aを軸受3により回転自在に支持された
一対のローラであり、一対のローラ2の回転軸2aは一
対のフレキシブルカップリング4及び中間軸9を介して
連結されている。5は取付台6上に取付けられたダイナ
モメータであり、そのロータ軸10aは軸受7により回
転自在に支持され、ロータ軸10aはカップリング8に
より一方のローラ2の回転軸2aと連結される。走行性
能試験に際しては、車両の車輪のタイヤを一対のローラ
2上に載置し、ダイナモメータ5により車両からの動力
を吸収し、あるいは車両を駆動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のシャシ
ーダイナモメータにおいては、ダイナモメータ5がロー
ラ2とは別個に設けられているので、設置スペースが大
きくなった。又、ダイナモメータ5の軸受7も必要とな
り、コストアップになるとともに、軸受7のロスも他の
ロスに加算され、トルク検出などの精度を悪くした。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、小形安価にすることができる
とともに、精度を向上することができるシャシーダイナ
モメータを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るシャシー
ダイナモメータは、一対のローラ間に渦電流式のダイナ
モメータを設け、各ローラの回転軸の一端間に一対のカ
ップリングを介して渦電流式ダイナモメータのロータ軸
を有する中空円柱状で二分割構造のロータを連結し、こ
のロータ内でロータ軸にステータを回転自在に設け、ロ
ータ間においてステータから突出させたアームに荷重計
連結したものである。
【0007】
【作用】この発明においては、ダイナモメータは一対の
ローラ間のデッドスペースに設けられ、設置スペースが
減少する。又、ダイナモメータの軸受も省略され、軸受
ロスが減少する。さらに、ダイナモメータを渦電流式と
するとともに、ダイナモメータのロータをロータ軸を有
し、中空円柱状の二分割構造とし、このロータ間におい
てロータ内に設けられたステータからアームを突出さ
せ、このアームに荷重計を連結しており、小形安価なシ
ャシーダイナモメータが得られる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面とともに説明
する。図1はこの実施例によるシャシーダイナモメータ
の構成を示す平面図であり、取付台1上に一対のローラ
2が並設され、各ローラ2の回転軸2aの両端はそれぞ
れ軸受3により支持される。一方、ダイナモメータ5は
渦電流式で各ローラ2間に配置され、各ローラ2の回転
軸2aの一端にはそれぞれフレキシブルカップリング4
を連結し、一対のフレキシブルカップリング4間にはダ
イナモメータ5のロータ10を連結する。即ち、従来の
中間軸9に代ってロータ10を連結したものである。
【0009】図2はダイナモメータ5の半横断面図を示
し、10はロータ軸10aの外周に固着されたロータで
あり、ロータ10は中空円柱状で二分割構造であり、
力吸収部と放熱部を兼ねる。ロータ10は両端部にフラ
ンジ部10bを有し、フランジ部10bはフレキシブル
カップリング4に締着される。11はロータ10内にお
いてロータ軸10aにベアリング12を介して回転自在
に支持されたステータ、13はステータ11の外周に設
けられた励磁コイル、14はロータ10間においてステ
ータ11から突出形成されたアーム、15はアーム14
と床面との間に設けられたロードセルである。
【0010】上記構成において、一対のローラ2上にタ
イヤを載置された車両が駆動されると各ローラ2が回転
し、この回転はフレキシブルカップリング4を介してロ
ータ10に伝えられる。これによりダイナモメータ5は
動力を吸収してトルクを発生し、このトルクはロードセ
ル15により計測される。
【0011】上記実施例においては、ダイナモメータ5
を一対のローラ2間のデッドスペースに設けており、小
形化することができる。又、ダイナモメータ5のための
軸受が不要となり、コストダウンが可能になるととも
に、メカロスを減少させることができる。さらに、ダイ
ナモメータを構造が簡単な渦電流式とするとともに、そ
のロータ10を中空円柱状の二分割構造とし、ロータ1
0内にステータ11を設け、ロータ10間においてステ
ータ11から突出させたアーム14にロードセル15を
連結しており、小形安価となる。
【0012】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ダイナ
モメータを一対のローラ間のデッドスペースに設けてお
り、全体として小形化することができる。又、ダイナモ
メータは軸受を不要とし、コストダウンが可能になると
ともに、メカロスを減少してトルクなどの測定精度を高
めることができる。さらに、ダイナモメータを構造が簡
単な渦電流式とするとともに、そのロータを中空円柱状
の二分割構造とし、ロータ内にステータを設け、ロータ
間においてステータから突出させたアームにロードセル
を連結しており、小形安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるシャシーダイナモメータの平面
図である。
【図2】この発明によるシャシーダイナモメータの半横
断面図である。
【図3】従来のシャシーダイナモメータの平面図であ
る。
【符号の説明】
2…ローラ 2a…回転軸 3…軸受 4…フレキシブルカップリング 5…ダイナモメータ 10…ロータ 10a…ロータ軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/007 G01L 3/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のタイヤを載置された一対のローラ
    の回転軸をそれぞれ軸受により回転自在に支持するとと
    もに、一対のローラ間に車両の動力を吸収する渦電流式
    ダイナモメータを設け、各ローラの回転軸の一端間に一
    対のカップリングを介して渦電流式ダイナモメータのロ
    ータ軸を有する中空円柱状で二分割構造のロータを連結
    し、このロータ内でロータ軸にステータを回転自在に設
    け、ロータ間においてステータから突出させたアームに
    荷重計を連結したことを特徴とするシャシーダイナモメ
    ータ。
JP00037894A 1994-01-07 1994-01-07 シャシーダイナモメータ Expired - Lifetime JP3324252B2 (ja)

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JPH07198547A JPH07198547A (ja) 1995-08-01
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