JPH0212591Y2 - - Google Patents

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JPH0212591Y2
JPH0212591Y2 JP229684U JP229684U JPH0212591Y2 JP H0212591 Y2 JPH0212591 Y2 JP H0212591Y2 JP 229684 U JP229684 U JP 229684U JP 229684 U JP229684 U JP 229684U JP H0212591 Y2 JPH0212591 Y2 JP H0212591Y2
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JP
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dynamometer
roller frame
rotor
fan
swing shaft
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JP229684U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は、供試体の駆動輪が載置されるローラ
内にダイナモメータ用回転子を収納した構造のシ
ヤシダイナモメータにおいて、このダイナモメー
タ用回転子やダイナモメータ用固定子を冷却する
装置に関する。
〈背景技術〉 シヤシダイナモメータは、ローラ上に自動車の
駆動輪を載せて道路の代りに走行させ、各種性能
や排ガス、ブレーキ、騒音、燃費等の動的試験を
行うものであり、一般的には一対のローラとダイ
ナモメータとの間に減速機やフライホイール等を
直列に介装したものが多い。このため、従来のシ
ヤシダイナモメータは広い設置スペースが必要で
大型化し易いことから、ダイナモメータの回転子
と固定子とをローラ内に組み込んで設備のコンパ
クト化を企図したものが開発されている。これ
は、ダイナモメータ用回転子をローラの内周面に
固定すると共にこのダイナモメータ用回転子と対
向するダイナモメータ用固定子を揺動軸に嵌着し
たものであり、供試体である自動車の出力等に応
じてローラの径を変える度にダイナモメータ用回
転子等も交換しなければならず、コストの点で不
利となる。
そこで、揺動軸に円筒状をなすローラフレーム
を回転自在に嵌合すると共にこのローラフレーム
の両端部に一対のローラを交換可能に取付け、ロ
ーラフレーム内にダイナモメータ用回転子を収納
した構造のシヤシダイナモメータが考えられてい
る。このシヤシダイナモメータによると、自動車
の出力等に応じてローラを交換しても回転子や固
定子を操作する必要が全くなく、操作性や整備性
に優れている利点を有する。
ところで、ダイナモメータの回転子や固定子は
発熱作用によつて高温となるため、装置の停止中
にあつてもこれらを冷却できることが望ましい。
しかし、従来のものは回転子の回転による自然対
流を利用しているため、高負荷状態での冷却は当
然のことながら充分な冷却を行うことができなか
つたのである。
〈考案の目的〉 本考案は、揺動軸に円筒状をなすローラフレー
ムを回転自在に嵌合すると共にこのローラフレー
ムの両端部に一対のローラを交換可能に取付け、
ローラフレーム内にダイナモメータ用回転子を収
納した構造のシヤシダイナモメータにおいて、回
転子や固定子を強制的に冷却し得るコンパクトな
冷却装置を提供することを目的とする。
〈考案の概要〉 本考案ではダイナモメータ用回転子及びダイナ
モメータ用固定子に冷却風を流すフアンを揺動軸
に対して回転自在に取付け、このフアンにフアン
用回転子を一体に設けると共にフアン用回転子と
対向するフアン用固定子をブラケツトを介して揺
動軸に固設したので、ローラフレーム内の無駄な
空間を有効利用でき、フアンのための設置スペー
スを特別に確保する必要が全くない。又、ローラ
フレームの回転停止中であつてもフアン用固定子
に通電しさえすればフアンが回転してローラフレ
ームに形成した冷却空気導入口から外気をローラ
フレーム内に導き、ダイナモメータ用回転子及び
ダイナモメータ用固定子を通過させて冷却空気排
出口から排出させることが可能であり、自由に冷
却を行うことができる。
〈実施例〉 本実施例の概略断面構造を表す第1図及びその
右側面形状の一部を表す第2図に示すように、左
右一対のベツド11上に設けられた軸受台12に
は揺動軸13の両端部がそれぞれ揺動軸受14を
介して回動自在に支持されており、この揺動軸1
3の一端部に固定されたトルク検出アーム15と
ベツド11との間には、揺動軸13に発生するね
じりトルクの大きさを検知するロードセル16が
介装されている。なお、揺動軸13のねじりトル
クの大きさを検出できさえすれば、ロードセル1
6以外の測定機器を使用することも当然可能であ
る。揺動軸13には円筒状をなすローラフレーム
17の両端部がそれぞれ軸受18を介して回転自
在に支持されており、揺動軸13はこのローラフ
レーム17の左右の端枝19を貫通した状態とな
つている。図示しない供試体の駆動輪が載置され
る左右一対の環状をなすローラ20は、ローラフ
レーム17の両端部にそれぞれボルト21等を介
して交換可能に取付けられており、従つてボルト
21等を操作することで任意の外径のローラ20
をローラフレーム17に装着することができる。
これら一対のローラ20の間のローラフレーム1
7の内周面にはダイナモメータ用回転子22がブ
ラケツト23を介して固設されており、このダイ
ナモメータ用回転子22と対向する円筒状のダイ
ナモメータ用固定子24は揺動軸13と一体に嵌
着され、その図示しないリード線が揺動軸13に
穿設されたリード線通路25から外部に導かれた
状態となつている。従つて、このリード線を介し
てダイナモメータ用固定子24に通電する一方、
ローラ20を駆動回転してダイナモメータ用回転
子22とダイナモメータ用固定子24との間に電
磁力を発生させ、揺動軸13に作用する連れ回り
の回転トルクをロードセル16によつて検出す
る。ダイナモメータ用固定子24とローラフレー
ム17の端枝19との間の揺動軸13には、ダイ
ナモメータ用回転子22及びダイナモメータ用固
定子24に冷却風を流すフアン26が軸受27を
介して回転自在に嵌合されており、このフアン2
6のホルダ28にはフアン用回転子29が一体的
に嵌着されている。フアン用回転子29と対向す
るフアン用固定子30は、揺動軸13にブラケツ
ト31を介して固設されており、このフアン用固
定子30の図示しないリード線は前述したリード
線通路25から外部に導き出された状態となつて
いる。従つてフアン用固定子30に通電し、この
フアン用固定子30とフアン用回転子29とを誘
導電動機として働かせることにより、フアン26
が回転を始めてローラフレーム17内に冷却風を
発生させる。ローラフレーム17の端枝19には
冷却空気をローラフレーム17内へ導く冷却空気
導入口32が形成されており、ダイナモメータ用
回転子22が装着されたローラフレーム17の周
面には、このダイナモメータ用回転子22及びダ
イナモメータ用固定子24を通過した冷却風をロ
ーラフレーム17外へ排出させる冷却空気排出口
33が形成されている。つまり、フアン26の回
転によつて外気が冷却空気導入口32からローラ
フレーム17内へ導かれ、ダイナモメータ用回転
子22及びダイナモメータ用固定子24にそれぞ
れ径方向及び軸方向に形成された隙間を通つて冷
却空気排出口33からローラフレーム17外へ排
出されるようになつている。なお、フアン26の
構造は本実施例のような軸流形に限らず、種々の
構造を採用することが可能であり、又、このモー
タの構造も直流形のものを使用することができ
る。更に、本実施例ではフアン26を一対設けた
が、いずれか一方だけ設けると共に冷却空気排出
口を他方の端枝19に形成するようにしても良
い。
〈考案の効果〉 本考案のシヤシダイナモメータ用冷却装置によ
ると、ローラと無関係に回転可能なフアンをロー
ラフレーム内に設置したことにより、フアンのた
めの特別な設置スペースを新たに確保する必要が
なく、騒音も小さく抑えることができる。又、ロ
ーラの停止中であつてもフアンを作動させて強制
的な冷却を行うことが可能であり、ダイナモメー
タの信頼性向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるシヤシダイナモメータ用
冷却装置の一実施例の概略構造を表す破断図、第
2図はその右側面形状を表す破断図であり、図中
の符号で11はベツド、13は揺動軸、14は揺
動軸受、15はトルク検出アーム、16はロード
セル、17はローラフレーム、18,27は軸
受、20はローラ、21はボルト、22はダイナ
モメータ用回転子、24はダイナモメータ用固定
子、26はフアン、29はフアン用回転子、30
はフアン用固定子、31はブラケツト、32は冷
却空気導入口、33は冷却空気排出口である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベツド上に回動自在に設置された揺動軸と、こ
    の揺動軸とベツドとの間に介装されて当該揺動軸
    に負荷するトルクを検出する測定機器と、前記揺
    動軸に対してこれと同軸に回転自在に支持された
    円筒状をなすローラフレームの両端部に一体的に
    形成され且つ供試体の駆動輪がそれぞれ載置され
    る一対のローラと、これら一対のローラの間の前
    記ローラフレームの内周面に固設された環状をな
    すダイナモメータ用回転子と、前記揺動軸に嵌着
    されてこのダイナモメータ用回転子と対向する環
    状のダイナモメータ用固定子とを具えたシヤシダ
    イナモメータにおいて、前記揺動軸に軸受を介し
    て回転自在に嵌合され且つ前記ダイナモメータ用
    回転子及び前記ダイナモメータ用固定子に冷却風
    を流すフアンと、このフアンと一体に設けられた
    環状のフアン用回転子と、ブラケツトを介して前
    記揺動軸に固設され且つこのフアン用回転子と対
    向する環状のフアン用固定子と、前記ローラフレ
    ームに形成されてこのローラフレーム内に冷却空
    気を導く冷却空気導入口と、前記ローラフレーム
    に形成されて前記ダイナモメータ用回転子及び前
    記ダイナモメータ用固定子を通過した前記冷却風
    をこのローラフレーム外へ排出させる冷却空気排
    出口とを具えたことを特徴とするシヤシダイナモ
    メータ用冷却装置。
JP229684U 1984-01-13 1984-01-13 シヤシダイナモメ−タ用冷却装置 Granted JPS60114938U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP229684U JPS60114938U (ja) 1984-01-13 1984-01-13 シヤシダイナモメ−タ用冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP229684U JPS60114938U (ja) 1984-01-13 1984-01-13 シヤシダイナモメ−タ用冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60114938U JPS60114938U (ja) 1985-08-03
JPH0212591Y2 true JPH0212591Y2 (ja) 1990-04-09

Family

ID=30475836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP229684U Granted JPS60114938U (ja) 1984-01-13 1984-01-13 シヤシダイナモメ−タ用冷却装置

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JP (1) JPS60114938U (ja)

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JPS60114938U (ja) 1985-08-03

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