JP2512470Y2 - 渦電流式動力計 - Google Patents

渦電流式動力計

Info

Publication number
JP2512470Y2
JP2512470Y2 JP5918590U JP5918590U JP2512470Y2 JP 2512470 Y2 JP2512470 Y2 JP 2512470Y2 JP 5918590 U JP5918590 U JP 5918590U JP 5918590 U JP5918590 U JP 5918590U JP 2512470 Y2 JP2512470 Y2 JP 2512470Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
rotor
dynamometer
eddy current
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5918590U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0418333U (ja
Inventor
清風 田中
Original Assignee
東京プラント株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東京プラント株式会社 filed Critical 東京プラント株式会社
Priority to JP5918590U priority Critical patent/JP2512470Y2/ja
Publication of JPH0418333U publication Critical patent/JPH0418333U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2512470Y2 publication Critical patent/JP2512470Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車載状態でエンジンの出力測定を行なう
のに適した渦電流式動力計に関する。
(従来の技術) 車載状態でのエンジンの出力測定は、第4図に例示し
たようなシャシダイナモメータにより行なっていた。
第4図は自動二輪車のエンジンの出力測定を行なう場
合を例示するが、四輪自動車の場合も同様にして行なわ
れる。
このシャシダイナモメータは、床面1から堀込んだピ
ット2の上部に、床面1から少し突出させて横軸3を中
心に回転自在なローラ4を設け、ピット内には動力計5
を定置し、ローラに固着したスプロケット6と、動力計
5の回転軸に固着したスプロケット7とをチェン8で連
結したものである。この伝動はベルト及びプレーにより
行なうこともできる。
このシャシダイナモメータにより車載状態のエンジン
9の出力を測定するには、自動二輪車10の駆動輪11をロ
ーラ4の上に載せ、前車輪を止具12で挟んで車体を固定
し、エンジンを運転して駆動輪11を回転させる。これに
よりローラ4が回転しチェン8を介して動力計5が駆動
され、エンジン9の出力を測定できるのである。
13は冷却装置で、ケーシング14内に設けたファン15を
モータ16により駆動し、自動二輪車10に向けて風を吹付
けてエンジン9を冷却するものである。
(考案が解決しようとする課題) このような従来のシャシダイナモメータによる車載状
態のエンジンの出力測定では、ローラ4、スプロケット
6、7、チェン8等を介してエンジン出力が動力計5に
伝達されるため、機械的損失による測定誤差が大きく、
設備も簡単でなかった。
(課題を解決するための手段) この考案の渦電流式動力計は、動力計の外周部を、内
方の固定子に対して回転できる回転子として、車輌の駆
動輪が直接動力計の回転子を駆動できるようにしたもの
である。
(作用) エンジンにより駆動輪11を回転させると、この回転は
直接、動力計の回転子を回転させ、内方の固定子との間
で渦電流を発生して動力を吸収し、エンジン出力を測定
することができる。
駆動輪が直接動力計を駆動するから、ローラ、スプロ
ケット、チェン等による動力損失がなく、エンジン出力
測定の正確度を向上させることができると共に設備が簡
単になる。
(実施例) 第1〜3図は本考案の実施例を示す。第4図の従来例
と同等部分は同符号を以て示すと共に説明を省略して、
次にこれを説明する。
ピット2内には、外周部を形成する円輪状の回転子を
内方の固定子に対して回転自在とした渦電流式動力計A
が装置されている。28は固定子に加わるトルク測定用の
腕、29は秤である。
回転子及び固定子は第2〜3図のように構成される。
第2図は第3図のII-II断面図、第3図は第2図のIII-I
II断面図である。
架台30には支軸17が小角度の回動自由に支承されてお
り、肉厚円筒形の固定子18が支軸17を中心にしてこれに
結合されている。固定子18は低カーボン鋼で造られ、そ
の外周面中央部には輪形コイル溝19を形成し、この中に
支軸17を中心とするコイル20を埋込んでいる。
円輪状の回転子21は固定子同様の低カーボン鋼で両端
を塞いだ円筒形に造られ、左右の玉軸受22、22を介して
支軸17に回転自在に支承されている。回転子21の内周面
には、複数の隆条23を等間隔に内方に突出させて形成し
ている。
支軸17には給水路24、排水路25を形成し、固定子18、
回転子21の内部に冷却水を流通させるようにしている。
即ち給水路24は放射方向の第一の通路24aにより固定子1
8内の円筒形空洞26に通じ、この空洞26は放射方向の第
二の通路25aにより排水路25に通じている。又、給水路2
4は放射方向の第三の通路24bにより回転子21内に形成し
た円筒形の空洞27を通じ、この空洞27は放射方向の第四
の通路25bにより排水路25に通じている。支軸17は、小
角度回動するだけであるから、給水、排水のためには支
持端にゴムホースを接続しておけばよく、例えば支持端
にねじ込んだ通水プラグ32、支持端にフランジで取付け
た短管31等にゴムホース33を嵌着すればよい。第2図に
は上記の2構造を示している。
支軸17の一端には、トルク測定のための腕28の基端を
固着し、腕28の先端は秤29に連結する。
以上のように構成するから、駆動輪11を回転子21の上
に載せて自動二輪車10を第1図のように固定し、コイル
20に通電し、給水路24に給水し排水路25から排水しつつ
エンジン9を運転すると、駆動輪11のため回転子21が回
転し、コイル20により生じる磁束を金属の隆条23が横ぎ
ることによって従来の渦電流式動力計と同様に渦電流を
生じ、回転子21に抵抗トルクを生じ、その大きさは腕2
8、秤29により測定できるから、回転子21の回転速度と
トルクの大きさとから、エンジン9の出力を知ることが
できる。
回転子21を駆動して費消されたエンジンのエネルギ
は、熱となって給水路24から空洞26、27、排水路25を流
れる水により運び去られる。
(考案の効果) 本考案の渦電流式動力計は、車載状態でエンジン出力
を測定できるものであるが、従来のように増速機構、伝
動機構を介在させないで、動力計を直接駆動するから、
次のような効果を生じる。
(1) 従来のような伝動の途中での動力損失が少な
く、計測精度が向上する。
(2) 装置の保守、点検が簡単になる。
(3) 設備費が安価になる。
(4) 駆動輪と接触する回転子は外径を大きくするこ
とが容易なので平坦路での走行状態に近づけることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の実施例を示し、第1図は自動二輪
車の車載エンジンの出力測定状態を略示する側面図、第
2〜3は渦電流式動力計の構成を示し、第2図は第3図
のII-II断面図、第3図は第2図のIII-III断面図、第4
図は従来のシャシダイナモメータによる車載エンジンの
出力測定状態を略示する側面図である。 A:渦電流式動力計、1:床面、2:ピット、3:横軸、4:ロー
ラ、5:動力計、6、7:スプロケット、8:チェン、9:エン
ジン、10:自動二輪車、11:駆動輪、12:止具、13:冷却装
置、14:ケーシング、15:ファン、16:モータ、17:支軸、
18:固定子、19:コイル溝、20:コイル、21:回転子、22:
玉軸受、23:隆条、24:給水路、24a、24b:通路、25:排水
路、25a、25b:通路、26、27:空洞、28:腕、29:秤、30:
架台、31:短管、32:通水プラグ、33:ホース。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トルク測定用の腕(28)を固着し、架台
    (30)に小角度の回動自在に支承された支軸(17)を円
    筒形の固定子(18)の中心部に固着し、固定子(18)の
    外周面に内周面を近接させ両端を塞いだ円筒形の回転子
    (21)を固定子(18)を覆って支軸(17)に回転自在に
    取付け、固定子(18)の外周面にはコイル溝(19)を形
    成してコイル(20)を埋込み、回転子(21)の内周面に
    は軸方向の複数の突条(23)を形成し、固定子及び回転
    子の内部に、支軸に形成した給水路(24)、排水路(2
    5)を介して冷却水を流通させられる空洞(26)(27)
    を形成して成る渦電流式動力計。
JP5918590U 1990-06-06 1990-06-06 渦電流式動力計 Expired - Lifetime JP2512470Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5918590U JP2512470Y2 (ja) 1990-06-06 1990-06-06 渦電流式動力計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5918590U JP2512470Y2 (ja) 1990-06-06 1990-06-06 渦電流式動力計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0418333U JPH0418333U (ja) 1992-02-17
JP2512470Y2 true JP2512470Y2 (ja) 1996-10-02

Family

ID=31585461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5918590U Expired - Lifetime JP2512470Y2 (ja) 1990-06-06 1990-06-06 渦電流式動力計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2512470Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4488619B2 (ja) * 2000-12-07 2010-06-23 株式会社小野測器 二輪車用シャシーダイナモメータ
JP4830392B2 (ja) * 2005-08-03 2011-12-07 シンフォニアテクノロジー株式会社 シャーシダイナモ装置
JP4681462B2 (ja) * 2006-01-26 2011-05-11 株式会社小野測器 シャーシダイナモメータの自動二輪車固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0418333U (ja) 1992-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4600934B2 (ja) シャシーダイナモメータ
US4077255A (en) Roller type chassis dynamometer
JP4827114B2 (ja) 磁気ベース・トルク/速度センサー
CN102804555B (zh) 具有驱动马达的车辆
JP2512470Y2 (ja) 渦電流式動力計
ATE231448T1 (de) Radantriebsvorrichtung
CN109490779A (zh) 轮毂电机负载检测装置
US20010042401A1 (en) Device for the measurement of speeds and torques and for the simulatio of driving conditions on a driven shaft for a motor vehicle wheel
JPH07260815A (ja) 回転速度検出装置付円すいころ軸受
JP4232612B2 (ja) シャシーダイナモメータ
KR100206448B1 (ko) 차륜 회전 속도 검출 장치 및 픽업 센서
JPS6011134A (ja) タイヤの転がり抵抗測定装置
JP2007333406A (ja) シャシーダイナモメータ
JP2007040835A (ja) シャーシダイナモ装置
KR101267568B1 (ko) 전기 자전거
JP2003294560A (ja) 車輪用回転検出装置
JP4948252B2 (ja) シャシーダイナモメータ
CN219737529U (zh) 一种轮毂式永磁无刷电机生产用检测装置
CN213899648U (zh) 一种滚筒和电涡流缓速器的连接结构以及一种汽车底盘测功机
JP4999532B2 (ja) シャシーダイナモメータ
CN214383388U (zh) 车轮组件及多角度行驶车
KR101907056B1 (ko) 체인링과 결합된 부하와 파워센서를 이용한 자전거 연습기
CN206863049U (zh) 一种车辆测速用监测探头调节机构
JPS5779427A (en) Chassis dynamometer
JPH0212594Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term