JP4948252B2 - シャシーダイナモメータ - Google Patents

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Description

本発明は、車両の駆動輪のトルクを検出するシャシーダイナモメータに関する。
シャシーダイナモメータは、一般的に車両の動的な走行性能試験を室内で行うために用いられる。より具体的には、路面の代わりに回転自在なローラ上に車両の駆動輪を乗せて走行状態におき、駆動輪のトルクをローラに伝えることでトルク測定を行うと共に、各種加速試験や排ガスモード試験のような動的試験において、車輪が路面から受ける所定の抵抗(走行抵抗)を付与することができるようになっている(特許文献1参照)。
特開平6−50850号公報
従来技術のシャシーダイナモメータとしては、例えば図1に示すものがある。図1において、地面或いは床面に設置された架台B上にモータMが設置されている。モータMの片側から突出する回転軸Sには2つのローラR1,R2が連結されており、回転軸Sの端部は柱Pにより回転自在に支持されている。
一方、別な従来技術のシャシーダイナモメータとしては、特許文献1に掲げるものがあり、それの概略図を図2に示す。図2において、地面或いは床面に設置された架台B上にモータMが設置されている。モータMの両側から突出する片持ち状の回転軸Sには、それぞれ2つのローラR1,R2が連結されている。
かかるシャシーダイナモメータによれば、車両Vの駆動輪T、TがローラR1,R2上に載せられ、その駆動力でローラR1,R2を回転させることで、トルクメータによりトルク計測を行うことができる。又、モータMが回転軸Sを回転させることで、ローラR1,R2を介して駆動輪T、Tに動力を伝達することにより、車両の駆動系の抵抗などを測定することができる。
ところで、シャシーダイナモメータにおいて、ローラはモータの回転子に連結されているため電源をオフとすると、自由に回転することとなる。かかる場合に、各部のメンテナンスの際には、安全確保の観点からローラをロックさせたいという要求がある。又、トルクメータの検量を、どのようにして行うかという問題もある。ところが、ローラは大径であるため、これをロックする構成は大がかりなものとなる。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、ローラを簡便にロック可能なシャシーダイナモメータを提供することを目的とする。
本発明のシャシーダイナモメータは、車両の車輪を載せるローラと一体的に回転するように取り付けられた回転子と、台座に取り付けられた固定子とを備えたモータと、
前記固定子と前記回転子とを機械的に連結する連結手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、前記固定子と前記回転子とを機械的に連結する連結手段を有するので、前記連結手段により前記固定子と前記回転子とを機械的に連結すれば、前記台座に対して前記ローラをロックすることができ、メンテナンス時の安全を確保すると共に、トルクメータ等の検量を容易に行うことができる。
更に、前記ローラの半径方向内方に、前記ローラを駆動するモータの少なくとも一部を配置すれば、モータの回転軸を短く、場合によっては不要とすることができ、それにより省スペースを図りながらも、回転系のねじり剛性を高め、重量物を集中させることにより回転バランスを向上させることができる。又、ローラを支持するベアリングには、半径方向外方から車両の荷重を付与することができるため、従来技術のように回転軸を支持する場合と異なり曲げモーメントが作用せず、ベアリングの寿命を長く確保することができる。更に、ローラの内方にモータを設けているために、ローラ間の距離を任意に設定できる。従って同様のシャシーダイナモメータを、車両の車輪個々の位置に合わせて設置することで、ローラ幅を短くでき、慣性質量を小さく抑えることができるため、低μ路の試験などをベンチ上で再現することが可能となる。
更に、前記連結手段は、前記固定子を保持する固定子ブラケットに形成された孔に螺合され、前記回転子を保持する回転子ブラケットに形成された孔もしくは切欠に先端が侵入可能となっているボルトを含むと、簡素な構成で前記ローラのロックを実現できる。
更に、前記ローラから半径方向内方に延在するフランジ部と、前記回転子ブラケットとを、トルクメータを介して連結したので、トルク測定の際に軸受の影響を回避することができる。したがって、トルク計測の誤差はローラの風損が主となる。風損はローラの構造により決定されるので、これを極力減少させることは可能であり、また構造が決定した後は、温度などに左右されず安定した値となることから正確に補正することが可能になる。即ち、本発明によれば、従来にない精密な計測が実現できる。更に、モータの回転軸に軸トルク計を設ける必要がないため、そのねじり剛性を機械構造上きわめて高剛性設計とすることが可能であり、これにより高速応答のトルク計測評価が実現できる。
前記トルクメータを6分力計とすると、前記ローラに加わる外周接線力即ち前記車両の進行方向以外の分力を計測できるので好ましい。
前記ローラと前記モータは複数個設けられ、独立して動作すると、総輪駆動車の各駆動輪ごとに前記シャシーダイナモメータを設けて、それぞれについて試験を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図3は、本実施の形態にかかるシャシーダイナモメータをベンチに設置した状態で示す斜視図である。図3において、同様のシャシーダイナモメータ100が2基、回転軸線を共通にして配置されている。シャシーダイナモメータ100のローラ上に、車両のVの駆動輪T、Tが載置されている。シャシーダイナモメータ100は、L字状の台座101を介して床面にボルトで固定されている。
図4は、本実施の形態にかかるシャシーダイナモメータ100を軸線方向から見た図である。図5(a)は、図4の構成をVA-VA線で切断して矢印方向に見た図であり、ロック状態を示している。図5(b)は、図5(a)の構成をVB-VB線で切断して矢印方向に見た図である。
図5(a)において、台座101の上部側面には、円盤状のベース102がボルト固定されている。ベース102には、固定軸103が軸線を水平にしてボルト固定されている。固定軸103は、ベース102に固定される円板部103aと、円板部103aから延在する中空軸103bとを有している。中空軸103bの周囲には、一対の円錐ころ軸受104,105を介して、回転基部106が回転自在に支持されている。軸受104,105は、中空軸103bの端部に螺合するナット110により予圧を与えられ、内部のガタが排除されている。
回転基部106は、軸受104,105により支持される中空円筒部106aと、中空円筒部106aから半径方向外方に延在するフランジ部106bとを有する。フランジ部106bの内側(ベース102側)面に、回転子ブラケット107が固定されている。断面がL字状の回転子ブラケット107は、フランジ部106bに取り付けられ且つ半径方向外方に延在するフランジ部107aと、フランジ部107aの外周縁から軸線方向内側(ベース102側)に延在する円筒状の回転子保持部107bと、回転子保持部107bの端部にボルト止めされるドーナツ板状の回転子抑え107cと、フランジ部107aと回転子保持部107bとにかけて形成された複数の補強リブ107cとからなっている。回転子保持部107bの外周面に、永久磁石からなる回転子114が周方向に並んで配置され、フランジ部107aと回転子抑え107cとで軸線方向に挟持され保持されている。
一方、フランジ部106bの外側には、環状のトルクメータ108が、回転子ブラケット107とボルトを共通として共締めされる形で取り付けられている。トルクメータ108の外周には、ローラ109が多数のボルトSBにより取り付けられている。トルクメータ108は、ローラ109が受けたトルクを歪み等で検出するものであり、詳細は後述する。
図5(a)に示すように、ローラ109は、2つの円錐面を突き合わせて中央で同軸に接合したような形状を有し、より具体的には、トルクメータ108に固定されて半径方向外方に且つ軸線方向内側に延在するフランジ部109aと、フランジ部109aの外周に形成された円筒状の外周部109bと、フランジ部109aの円錐面同士を内側で接合した補強部109cとからなる。尚、ローラ109は、アルミニウムや繊維強化プラスチックで形成されていても良く、また別体に限らず一体物として形成されることもできる。図5(a)から明らかなように、ローラ109は、軸線方向断面において線対称な構造を有し、且つ軸線方向からみて点対称な構造を有しており、その重心位置Gpは、軸線上におけるローラ109の幅中央の位置となる。本実施の形態では、ローラ109の重心位置Gpをトルクメータ108の中心に配置しているが、トルクメータ108の軸線方向範囲(幅)内に含まれれば良い。
図6は、トルクメータ108の正面図であり、図7は、図6の構成をVII-VII線で切断して矢印方向に見た図である。図6,7において、トルクメータ108は、ボルト孔108bに挿通された6本の大ボルトLB(図5)により回転基部106及び回転子ブラケット107に固定される基部108aと、ボルト孔108dに挿通された小ボルトSB(図5)によりローラ109のフランジ部109aに固定される鍔部108cとを有する。基部108aおいて、隣接するボルト孔108bの間に形成されたブロック状の被測定部108e上には、ストレインゲージSGが貼り付けられている。各ストレインゲージSGは、不図示の測定回路に接続されている。
各被測定部108eの半径方向外方部は、それから接線方向両方向に延在する薄板状の連結部108fにより、鍔部108cに連結されている。尚、ボルト孔108bの半径方向外方から被測定部108eの側面にかけてスリット状の開口108gが形成され、且つそれとは独立して被測定部108eの半径方向外方にはスリット状の開口108hが形成され、トルクを受けたときに被測定部108eがある程度変形できるようにしている。
図8は、測定時にローラ109と車輪Tとの間に作用する力を示す図である。図8において、ローラ109と車輪Tとの接点に対して、車両の進行方向をX軸、車両の幅方向をY軸、ローラ109の法線方向をZ軸としたときに、ローラ109は、車輪TからX軸方向の力(外周接線力)FX、Y軸方向の力FY、Z軸方向の力FZ、X軸回りのモーメントθX、Y軸回りのモーメントθY、Z軸回りのモーメントθZを受けることとなる。これを6分力といい、従って6分力全てを測定できる装置を6分力計という。トルクメータ108は、従来の軸トルク計と異なり、ローラ109に加わる車両Vの進行方向(X軸方向)以外の分散力を含む6分力を測定することができるので、車両Vの高精度な動的解析を行える。
図5(a)において、トルクメータ108の半径方向内側に、カバーを兼ねた支持部材111が、回転基部106の端面にボルト止めされている。固定軸103の中空軸103b内を延在する連結軸112の図で右端は、支持部材111に一体的に回転するように係合している。連結軸112の他端は、中空軸103bの根元に形成された凹部内に配置されたレゾルバ113に連結されている。レゾルバ113は、固定軸103に取り付けられたステータと、連結軸112に取り付けられたロータとの相対変位を磁気的に検出し、それに基づいて固定軸103と連結軸112の相対回転、即ちローラ109の回転速度を検出できるものであり、例えば多摩川精機株式会社より商標名「Singlsyn」として上市されている。このように、レゾルバ113を固定軸103の根元側に設けたのは、トルクメータ108との磁気的干渉を回避するためであるが、適切なシールドを用いれば、トルクメータ108の近傍に設けることもできる。尚、ローラ109の回転速度を検出する手段としては、レゾルバに限らず磁気式又は光学式エンコーダなど種々の回転検出器を用いることができる。
図5(a)において、固定軸103の円板部103aに、固定子ブラケット115がボルト固定されている。断面が略L字状の固定子ブラケット115は、円板部103aに取り付けられ且つ半径方向外方に延在するフランジ部115aと、フランジ部115aの外周縁から軸線方向外側に向いて回転子保持部107bの半径方向外方を延在する円筒状の固定子保持部115bと、回転子114の外方をおうように固定子保持部115bの端部から半径方向内方に延在するカバー部115cとからなっている。固定子保持部115bの内周面に、回転子114に対して僅かなスキマを持って、固定子116が取り付けられている。回転子114と、固定子116とでモータを構成する。
不図示の配線が、固定子116のコイルから固定子ブラケット115の表面を伝わって、外部インバータユニット(不図示)に接続されている。固定子116のコイルは駆動時に発熱するので、放熱効果を高めるために、フランジ部115aに、等間隔に複数のフィン115dを形成すると好ましい。かかるフィン115dは、補強用のリブとして固定子ブラケット115の剛性向上にも貢献する。
更に、固定子保持部115bを二重円筒状として、外壁と内壁との間に形成される閉鎖空間内を冷却水を通過させることで、冷却機能を持たせている。
本実施の形態においては、図5(a)に示すように、フランジ部115aに、軸線方向に貫通した雌ねじ孔115eが形成されている。機械的な連結手段であるロックボルト120は、不図示の工具により回転可能な頭部120aと、雄ねじ部120bと、先端側の円筒部120cと、円筒部120cに形成された面取り部120dとを有する。一方、回転子ブラケット107の回転子抑え107cは、その内周に半円形状の切欠107eを形成している。切欠107eには、ロックボルト120の円筒部120cが侵入可能となっている。
本実施の形態の動作について説明する。ローラ109の回転時には、ロックボルト120は、雌ねじ115eから抜き出される。図3に示すように、ローラ109の上に車両Vの駆動輪T、Tを載せた状態で、不図示のスイッチを投入すると、インバータユニットから高周波電流が配線を介して固定子116に伝達され、それにより回転子114との間に磁力が生じ、かかる磁力を用いて回転基部106を介してローラ109を回転駆動させることができる。このとき、トルクメータ108の基部108aと鍔部108bとの間に、トルクに応じて微小な回転ズレが生じるので、被測定部108eが弾性変形し、ストレインゲージSGに歪みが生じるから、その抵抗値変化よりトルク値を検出できる。従って車両がエンジンブレーキをかけたときの抵抗などを、トルクメータ108により高精度に測定することができる。
即ち、本実施の形態のシャシーダイナモメータ100によれば、車両の車輪を載せるローラ109のフランジ部109aと、モータの回転子114の回転子ブラケット107とをトルクメータ108を介して連結したので、トルク測定の際に軸受の影響を回避することができる。したがって、トルク計測の誤差はローラ109の風損が主となる。風損はローラ109の構造により決定されるので、これを極力減少させることは可能であり、また構造が決定した後は、温度などに左右されず安定した値となることから、実験値などを用いて正確に補正することが可能になる。更に、軸トルク計を用いないため回転基部106を機械構造上きわめて高剛性設計とすることが可能であり、これにより高速応答でのトルク計測評価が実現できる。
一方、エンジンからの動力で駆動輪T、Tを回転させると、それによりローラ109が回転駆動される。このとき、回転基部106を介して回転子114が回転するので、固定子116側に電力が発生する。即ち、モータを発電機として用いることで、駆動輪T、Tから供給される駆動力を電気に変換して吸収できることとなる。このときの駆動力はトルクメータで測定できる。特に、本実施の形態においては、ローラ109の重心位置Gpをトルクメータ108の中心に配置しているので、トルクメータ108に、ローラ109からの荷重が印加されたときに、軸線方向に傾くモーメントを抑制できるため、ストレインゲージSGの歪みに悪影響を及ぼすことが抑制され、高精度なトルク測定を行うことができる。更に、個々のトルクメータ108を用いて駆動輪T、Tに発生する駆動力をそれぞれ測定できるので、例えばデファレンシャル機構により各駆動輪に分配される動力の配分を確認できる。又、4WDなどいわゆる総輪駆動車において、各輪にシャシーダイナモメータ100を配置することで、その駆動力を独立して測定できる。
シャシーダイナモメータ100において、固定子116のコイルに発熱が生じた場合でも、固定子ブラケット115の固定子保持部115bが冷却水により冷却されているので、各部への熱の影響を回避できる。
更に、本実施の形態のシャシーダイナモメータ100によれば、車両Vの車輪T、Tを載せるローラ109,109の半径方向内方に、モータを配置したので、省スペースを図りながらも、トルクメータ108と回転基部106からなるボックス状の高剛性構造により回転系のねじり剛性を高め、重量物を集中させることにより回転バランスを向上させることができる。又、ローラ109を支持する円錐ころ軸受104,105には、半径方向外方から車両の荷重を付与することができるため、従来技術のように回転軸を支持する場合と異なり曲げモーメントが作用せず、円錐ころ軸受の寿命を長く確保することができる。更に、ローラ109の内方にモータを設けているために、ローラ109,109間の距離を任意に設定できる。従ってシャシーダイナモメータ100,100を、車両Vの車輪T、T個々の位置に合わせて設置することができるので、ローラ109の幅を短くでき、慣性質量を小さく抑えることができるため、省スペースを図りつつ、低μ路の試験などをベンチ上で再現することが可能となる。
ところで、トルクメータ108の精度が正しいか、定期的に検量を行うことがある。かかる場合、図4に示すように、ローラ109の外周にワイヤで既知の重りWをつり下げて、トルクメータ108の出力を測定し、必要な校正を行うことができる。この際、ローラ109が台座101に対して回転することを阻止する必要がある。
本実施の形態においては、以下のようにしてローラ109の回転をロックする。まず、固定子ブラケット105の雌ねじ孔115eと、回転子ブラケット107の切欠107eが重合するように、互いの位相を合わせた上で、ロックボルト120の先端側を雌ねじ115eに挿通する。先端側の円筒部120cが、面取り部120dに支援されて切欠107eに侵入すれば、雌ねじ115eに雄ねじ部120bが螺合可能な状態になる。その後、不図示の工具を用いて頭部120aを回転させれば、雌ねじ115eに対して雄ねじ部120bが螺進して、円筒部120cが切欠107eにしっかり係合し、台座101に対してローラ109の回転を確実にロックできる。これにより容易にトルクメータ108の検量を行うことができる。かかる状態では、不用意にロックボルト120に触れても抜け出ることがなく、安全確保の観点から好ましい。又、ロックボルト120によりローラ109の回転をロックできれば、安全にメンテナンスを行うことができる。
尚、通常は、回転子ブラケット107の切欠107eは固定子ブラケット105により隠れて見えないので、固定子ブラケット105の雌ねじ孔115eと、回転子ブラケット107の切欠107eの位相合わせを容易とすべく、例えば切り欠き107eの半径方向におけるローラ109の外周の位置にマークMを付与しても良い。更に、連結手段として図示しないロックピン等を、エアシリンダやソレノイドなどによって駆動して切欠107eに対して抜き差し可能としても良い。この場合、電源オフ時には不図示のばねなどにより、ロックピンが切欠107eに挿入される構成が望ましい。又、切欠107eにロックボルト120等が嵌合していることを検出するセンサ(不図示)を設けることは任意である。更に、切欠に限らず、ロックボルト等が係合可能であれば開口等を設けても良いし、ロックボルト120は半径方向に抜き差し可能な構成でも良い。
以上、実施の形態を参照して本発明を詳細に説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきでなく、その趣旨を損ねない範囲で適宜変更、改良可能であることはもちろんである。例えば、モータの一部はロータの軸線方向端部からはみ出していても良い。
従来例のシャシーダイナモメータを示す概略図である。 従来例のシャシーダイナモメータを示す概略図である。 本実施の形態にかかるシャシーダイナモメータをベンチに設置した状態で示す斜視図である。 本実施の形態にかかるシャシーダイナモメータ100の軸線方向から見た図である。 図5(a)は、図4の構成をVA-VA線で切断して矢印方向に見た図であり、図5(b)は、図5(a)の構成をVB-VB線で切断して矢印方向に見た図である。 トルクメータ108の正面図である。 図6の構成をVII-VII線で切断して矢印方向に見た図である。 測定時にローラ109と車輪Tとの間に作用する力を示す図である。
符号の説明
100 シャシーダイナモメータ
101 台座
101a アイボルト
102 ベース
103 固定軸
103a 円板部
103b 中空軸
103c 凹部
104,105 軸受
106 回転基部
106a 中空円筒部
106b フランジ部
107 回転子ブラケット
107a フランジ部
107b 回転子保持部
107e 切欠
108 トルクメータ
109 ローラ
109a フランジ部
109b 外周部
109c リブ
110 ナット
111 支持部材
112 連結軸
113 レゾルバ
114 回転子
115 固定子ブラケット
115a フランジ部
115b 固定子保持部
115c カバー
115d フィン
116 固定子
120 ロックボルト

Claims (6)

  1. 車両の車輪を載せるローラと一体的に回転するように取り付けられた回転子と、台座に取り付けられた固定子とを備えたモータと、
    前記固定子と前記回転子とを機械的に連結する連結手段とを有することを特徴とするシャシーダイナモメータ。
  2. 前記ローラの半径方向内方に、前記モータの少なくとも一部を配置したことを特徴とする請求項1に記載のシャシーダイナモメータ。
  3. 前記連結手段は、前記固定子を保持する固定子ブラケットに形成された孔に螺合され、前記回転子を保持する回転子ブラケットに形成された孔もしくは切欠に先端が侵入可能となっているボルトを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のシャシーダイナモメータ。
  4. 前記ローラから半径方向内方に延在するフランジ部と、前記回転子ブラケットとを、トルクメータを介して連結したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシャシーダイナモメータ。
  5. 前記トルクメータは6分力計であることを特徴とする請求項4に記載のシャシーダイナモメータ。
  6. 前記ローラと前記モータは複数個設けられ、独立して動作することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のシャシーダイナモメータ。
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